中央管理配置に関する Cisco ACNS ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Release 5.5
ACNS ネットワークのコンテンツ配信 設定
ACNS ネットワークのコンテンツ配信設定
発行日;2012/02/02 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 10MB) | フィードバック

目次

ACNS ネットワークのコンテンツ配信設定

コンテンツのチャネル配信の準備

ロケーションの作成と変更

チャネル エレメントの設定

コンテンツ プロバイダーの作成と変更

コンテンツ プロバイダーの削除

Web サイトの作成と変更

Web サイトの削除

チャネル配信を行うチャネルの設定

チャネルの作成と変更

チャネルの作成

チャネルの変更

ルート Content Engine の指定

Content Engine のチャネルへの追加と削除

デバイス グループのチャネルへの追加と削除

チャネル インターフェイスを使用したライブ チャネルのプライミング

チャネルの削除

チャネルの表示

ユニキャスト複製を介したコンテンツ配信

ロケーション リーダーのプライオリティおよび転送側の選択確率の設定

転送側の検索レベルの設定

コンテンツ メタデータのポーリング間隔乗数の設定

NAT ファイアウォールを経由したユニキャスト コンテンツ配信の設定

配信設定に関連するコマンド

マルチキャスト複製を介したコンテンツ配信

IP マルチキャストの概要

マルチキャスト クラウドの概要

カルーセル送信の設定の概要

拡張されたマルチキャスト ロギングの概要

NACK インターバル乗数の概要

ファイル再送信および停止機能の概要

マルチキャスト FEC 設定の概要

マルチキャスト送信側遅延間隔の設定概要

マルチキャスト エキスパート モードを使用した PGM およびファイル送信パラメータの設定

コンテンツ複製に関するチャネル オプションの設定概要

Content Engine でのマルチキャストのイネーブル化

マルチキャスト クラウドのプロパティの設定

マルチキャスト クラウド設定の変更

マルチキャスト クラウドの削除

マルチキャスト クラウドの表示

Content Engine のマルチキャスト クラウドへの割り当て

マルチキャスト クラウドのチャネルへの割り当てと削除

マルチキャスト設定の確認

マルチキャスト関連コマンド

次の作業

ACNS ネットワークのコンテンツ配信設定

ACNS ネットワークを構成するハードウェア デバイスを適切に配置し、設定したあと、この章の説明に従って、ACNS ネットワークにそれらのデバイスを組み込み、事前配信されたコンテンツやライブ メディアをエンド ユーザに配信できるようにします。

ACNS ネットワークでは、チャネル配信アーキテクチャを使用してコンテンツが複製されます。チャネル内のコンテンツは、ユニキャスト プル、またはマルチキャスト プッシュ(マルチキャストがイネーブルになっている場合)によって送信できます。この章では、チャネル配信とマルチキャスト用のネットワーク要素の設定について説明します。この章の構成は、次のとおりです。

「コンテンツのチャネル配信の準備」

「チャネル エレメントの設定」

「チャネル配信を行うチャネルの設定」

「ユニキャスト複製を介したコンテンツ配信」

「マルチキャスト複製を介したコンテンツ配信」

「次の作業」

図5-1 に、ユニキャストまたはマルチキャストのコンテンツ配信のためのチャネルを設定するタスク フローを示します。

図5-1 ACNS ネットワーク内でのコンテンツの配信

 

コンテンツのチャネル配信の準備

チャネル配信設定では、コンテンツがオリジン Web サーバから、そのコンテンツ(より具体的にはコンテンツ オブジェクトのグループを表すチャネルに割り当てられたコンテンツ)をサブスクライブしたすべての Content Engine に配信する方法を指定します(チャネル配信アーキテクチャの概要については、 コンテンツの取得と配信アーキテクチャ を参照)。

コンテンツのチャネル配信を準備する際に、次のネットワーク要素をこの順序で設定しなくてはなりません。

1. ロケーション -- ロケーションの作成と変更

2. コンテンツ プロバイダー -- コンテンツ プロバイダーの作成と変更

3. Web サイト -- Web サイトの作成と変更

4. チャネル -- チャネルの作成と変更

ロケーションの作成と変更

ロケーションは、Content Distribution Manager GUI を使用してセットアップします。Content Engine は、ロケーションによって構成およびグループ化されて仮想ネットワークを構築し、チャネルを介してコンテンツを配信します。

Content Engine と Content Router をアクティブにし、ACNS ネットワーク内でオンラインにするには、事前にロケーションを設定しておく必要があります。デバイスをアクティブにするために Content Distribution Manager Quick Start ツールを使用すると、デフォルトのロケーションが自動的に作成されます。新規にロケーションを作成したり、デフォルトのロケーションを変更する場合、この項の手順に従ってください。


) ロケーションの操作方法の詳細については、「デバイス ロケーションの操作」を参照してください。


新しいロケーションを作成する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Devices > Locations の順に選択します。Locations ウィンドウが表示されます。( 図5-2 を参照)。

図5-2 Locations ウィンドウ

 

ステップ 2 タスクバーから Create New Location アイコンをクリックします。Creating New Location ウィンドウが表示されます(図5-3 を参照)。

図5-3 Creating New Location ウィンドウ

 

ステップ 3 Name フィールドにロケーションの名前を入力します。

ステップ 4 Parent Location ドロップダウン リストから親ロケーションまたは、 None を選択します。

親ロケーションが割り当てられていないロケーションは、レベル 1 ロケーションです。レベル 1 の親があるロケーションはレベル 2 ロケーションになり、以下同様です。親ロケーションまたは None を選択し、 Submit をクリックして設定を保存したあと、ロケーション レベルが表示されます。

ステップ 5 必要に応じて、Comments フィールドにロケーションに対するコメントを入力します。

ステップ 6 Submit をクリックします。


 

既存のロケーションを変更する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Devices > Locations の順に選択します。Locations ウィンドウが表示されます( 図5-2 を参照)。

ステップ 2 変更するロケーション名の横にある Edit アイコンをクリックします。

ステップ 3 必要に応じてロケーション名、親ロケーション、または説明を変更します。

ステップ 4 この変更内容を保存するには、 Submit をクリックします。


 

チャネル エレメントの設定

ここでは、コンテンツ プロバイダーおよび Web サイトを作成し、変更する方法を説明します。会社の名前をその会社の Web サイトと関連付ける場合、コンテンツ プロバイダーのディレクトリ リストを作成する必要があります。チャネルを作成する前に、ACNS ネットワークに Web サイトをセットアップする必要があります。

コンテンツ プロバイダーの作成と変更

チャネルを作成する時、Content Provider ドロップ ダウン リストからコンテンツ プロバイダーの名前を選択する必要があります( None を選択することもできます)。このリストを実装するために、コンテンツ プロバイダーの名前、アドレス、および連絡先情報を使用してディレクトリ リストを作成します。コンテンツ プロバイダー リストは Content Distribution Manager GUI 内に作成されます。

コンテンツ プロバイダー リストを作成する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Services > Web > Content Provider の順に選択します。

ステップ 2 タスクバーから Create New Content Provider アイコンをクリックします。Creating New Content Provider ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 会社名を入力します。アドレスと連絡先情報を入力するオプションもあります。

ステップ 4 Submit をクリックします。


 

 

コンテンツ プロバイダー リストを変更する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Services > Web > Content Provider の順に選択し、変更するコンテンツ プロバイダーの名前の横にある Edit アイコンをクリックします。Modifying Content Provider ウィンドウが表示されます( 図5-4 を参照)。

図5-4 Modifying Content Provider ウィンドウ

 

ステップ 2 会社名とアドレス、第 1 連絡先情報、または任意の第 2 連絡先情報を入力または変更します。


Cancel をクリックすると、Modifying Channel ウィンドウに戻ります。


ステップ 3 Submit をクリックします。


 

コンテンツ プロバイダーの削除

必要に応じて、コンテンツ プロバイダーを削除できます。


) コンテンツ プロバイダーを削除すると、そのコンテンツ プロバイダーに対して追加されたすべての Web サイトとチャネルもまた削除されます。


コンテンツ プロバイダーを削除する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Services > Web > Content Provider の順に選択し、削除するコンテンツ プロバイダーの名前の横にある Edit アイコンをクリックします。Modifying Content Provider ウィンドウが表示されます( 図5-4 を参照)。

ステップ 2 Trash アイコンをクリックします。確認メッセージが表示されます。

ステップ 3 OK をクリックして要求を実行します。


 

Web サイトの作成と変更

チャネルを作成するには事前に、ACNS ネットワークに Web サイトを定義しておく必要があります。次に、チャネルによって Web サイト コンテンツを ACNS ネットワーク内の Content Engine にマップします。Content Distribution Manager GUI を使用すると ACNS ネットワーク内に Web サイトを定義することができます。Web サイト リストには、Web サイト コンテンツが格納されるオリジン Web サーバの URL が含まれていなくてはなりません。

Web サイトを作成する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Services > Web > Websites の順に選択します。

ステップ 2 タスクバーから Create New Web Site アイコンをクリックします。Creating New Web Site ウィンドウが表示されます(図5-5 を参照)。

図5-5 Creating New Web Site ウィンドウ

 

ステップ 3 Web サイトの名前、コンテンツ プロバイダー、およびオリジン サーバを入力します。コンテンツ プロバイダーについては None を選択することもできます(Web サイトのプロパティの説明については、 表5-1 を参照)。

 

 

表5-1 Web サイトのプロパティ

プロパティ
説明

Name* 1

Web サイト固有の名前。

Content Provider*

コンテンツを提供する会社の名前。デフォルトは None です。


) コンテンツ プロバイダーは、Creating New Content Provider ウィンドウであらかじめ定義されていなければなりません(コンテンツ プロバイダーの作成と変更を参照)。


Origin Server*

コンテンツが保存されているオリジン サーバの Fully Qualified Domain Name(FQDN; 完全修飾ドメイン名)。

Request Routed FQDN

Content Router を使用するときに要求をルート指定するための完全修飾ドメイン名。

WMT Authentication Type

基本認証または NTLM 認証。


) ストリームを正しく再生するために、この設定はオリジン サーバ上の設定と一致させる必要があります


Pure DNS Routing

チェックマークが付いている場合、DNS 要求に対して着信パケットで指定された DNS サーバだけを使用します。これにより、DNS キャッシング ネーム サービスはオリジナルの宛先 IP アドレスを判別するようになります。

チェックマークが付いていない(デフォルト)場合、DNS キャッシング ネーム サービスが Content Engine に設定されたサーバを使用することを許可し、DNS 要求の WCCP 代行受信を可能にします。

Ignore case of URLs during playback

チェックマークが付いている場合、事前配信コンテンツ再生時に、大文字と小文字を区別しないで URL を照合できるようにします。

1.* = 入力必須フィールド。その他のフィールドはすべて任意です。

ステップ 4 必要に応じて、 WMT Authentication Type ドロップダウン リストから WMT 認証タイプを選択します。


) ストリームを正しく再生するために、この設定はオリジン サーバ上の設定と一致させる必要があります


ステップ 5 DNS 要求に対して着信パケットで指定された DNS サーバだけを使用する場合は、 Pure DNS Routing チェックボックスにチェックマークを付けます。これにより、DNS キャッシング ネーム サービスはオリジナルの宛先 IP アドレスを判別するようになります。

ステップ 6 取得する URL と公開する URL の間で大文字と小文字を区別しないで URL を照合できるようにする場合は、 Ignore case of URLs during playback チェックボックスにチェックマークを付けます。

ステップ 7 この設定を保存するには、 Submit をクリックします。


 

Web サイトを変更する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Services > Web > Websites の順に選択します。

ステップ 2 変更する Web サイトの Edit アイコンをクリックします。Modifying Web Site ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 必要に応じて、Web サイトのデータの変更内容を入力します。

ステップ 4 この変更内容を保存するには、 Submit をクリックします。


 

Web サイトの削除


) Web サイトを削除すると、その Web サイトに対して追加されたすべてのチャネルも削除されます。


Web サイトを削除する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Web サイトを削除するには、Modifying Web Site ウィンドウへ移動します。

ステップ 2 Trash アイコンをクリックします。確認メッセージが表示されます。

ステップ 3 要求を実行するには、 OK をクリックします。


 

チャネル配信を行うチャネルの設定

チャネル配信には、コンテンツがオリジン Web サーバから、そのコンテンツ(より具体的にはコンテンツ オブジェクトのグループを表すチャネルに割り当てられたコンテンツ)をサブスクライブしたすべての Content Engine に配信する方法が含まれます(チャネル配信アーキテクチャの概要については、 コンテンツの取得と配信アーキテクチャ を参照)。

チャネルの作成と変更

チャネルは、Web サイトからのコンテンツを ACNS ネットワーク内のデバイスにマップします。チャネルを作成するときは、まずコンテンツ プロバイダーのディレクトリを作成してから、Web サイトに URL を指定します(コンテンツ プロバイダーの作成と変更 および Web サイトの作成と変更を参照)。

Content Distribution Manager を使用して、チャネルの作成と変更、または ACNS ネットワークからの削除を行うことができます。チャネルを変更すると、ACNS ネットワーク上のコンテンツのアベイラビリティに影響を与えることに注意してください。

チャネルを作成するには、次の項目を定義します。

名前

コンテンツ プロバイダー

Web サイト

チャネルの割り当て量

チャネルのプロパティ(チャネルのプライオリティ、マルチキャスト)

チャネルの作成

チャネルを作成する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Services > Web > Channels の順に選択します。Channels ウィンドウに、ACNS ネットワーク内のすべてのチャネルが表示されます。

ステップ 2 タスクバーから Create New Channel アイコンをクリックします。Creating New Channel ウィンドウが表示されます(図5-6 を参照)。

図5-6 Creating New Channel --チャネル プロパティ

 

ステップ 3 Channel Information の項目の下にあるフィールドを使用して、チャネル名、およびそのチャネルが関連付けられる Web サイトを設定します。

ステップ 4 Acquisition and Distribution Properties の項目の下にあるフィールドを使用して、チャネルのプライオリティを設定するか、マルチキャストをイネーブルにするか、または暗号化をディセーブルにします(チャネル プロパティのフィールドについては、 表5-2 を参照。GUI および 表5-2 では、入力必須フィールドにアスタリスクが付いています)。

 

表5-2 チャネル プロパティ

プロパティ
説明

Channel information

 

Name* 2

チャネル固有の名前。

Request Routed FQDN

要求をルーティングするための FQDN。読み取り専用。

このフィールドは Creating New Web Site ウィンドウで設定され(Web サイトの作成と変更を参照)、ネットワーク内に Content Router がある場合に使用されます。

Origin Server

オリジン サーバの FQDN。読み取り専用。

このフィールドは Creating New Web Site ウィンドウで設定されます(Web サイトの作成と変更を参照)。

Content Provider*

このチャネルに関連付けられるコンテンツ プロバイダーの名前。デフォルトは None です。

このドロップダウン リストに新しいコンテンツ プロバイダーを追加するには、「コンテンツ プロバイダーの作成と変更」を参照してください。

WebSite*

このチャネルに関連付けられるコンテンツ プロバイダーに属する Web サイトの名前。


) Web サイトは、Creating New Web Site ウィンドウで事前に定義されていなければなりません。


Live Channel

チェックマークが付いている場合、このチャネルに関連付けられた Content Engine にライブまたはスケジュールされたプログラムを配信するためのライブ チャネルを作成します。このチャネルには関連付けられているマニフェスト ファイルがなく、レギュラー チャネルのように、ファイル ベースのコンテンツを配信するために使用することはできません。ライブ チャネルはライブ プログラムについて、そのプログラムの属性が記述されているプログラム ファイルを介して学習します。

このチェックボックスにチェックマークを付けると、Channel Quota フィールドと Acqusition and Distribution Propaerty セクションのフィールドが使用不可能になります。

Channel Quota*

このチャネルの事前配信コンテンツに対する最大のコンテンツ ストレージ サイズ(メガバイト単位)

詳細は、「チャネルの割り当て量」を参照してください。

Acquisition and Distribution Properties

 

Distribution Priority*

コンテンツ配信のプライオリティ設定。選択肢は High、Normal、および Low です。デフォルトは Normal です。

「配信のプライオリティ」を参照してください。

Multicast only、Multicast/Unicast、または Unicast only*

マルチキャストのみ、ユニキャストへのフェールオーバー付きマルチキャスト送信、またはユニキャストのみの送信をイネーブルにします。

詳細は、「IP マルチキャストの概要」を参照してください。

Use null cipher for Distribution

チェックマークが付いている場合は、配信の暗号化がディセーブルになります。

Root CE failover/fallback grace period*

ルート Content Engine のフェールオーバーまたは、一時的にルート Content Engine のフォールバックが発生するまでの時間(分数)。範囲は、20 ~ 120 分です(ルート Content Engine のフェールオーバーおよびフォールバック猶予期間設定の概要を参照)。

Never

チェックマークが付いていると、Content Engine のフェールオーバーまたはフォールバックは発生しません。

Use system-wide settings for QoS for unicast data

チェックマークが付いていると、チャネルへのユニキャスト データに対して、システム全体の QoS 設定値が適用されます( チャネル プライオリティに基づくシステム全体の配信 QoS の設定を参照)。

システム全体の QoS 設定値の代わりに、チャネル固有の QoS 値を適用するにはこのチェックボックスのチェックマークを外し、QoS value for unicast data フィールドに、チャネル固有の QoS 値を設定します。

QoS value for unicast data*

QoS に対する Differentiated Services Code Point(DSCP)値を設定します( 表5-3 を参照)。

Other を選択した場合は、対応するフィールドに 10 進値を入力します。


) Cisco ACNS ソフトウェアを使用すると、チャネルごとの、またはシステム全体にわたる QoS 設定値を指定できます。チャネル設定値は、グローバル設定値より優先されます。


2.* = 入力必須フィールド。その他のフィールドはすべて任意です。

ステップ 5 他の Content Distribution Manager ユーザのために、そのチャネルに関するコメントを追加する場合は、Comments フィールドに入力します。

ステップ 6 このチャネル コンフィギュレーションを保存するには、 Submit をクリックします。


 

表5-3 に、ユニキャスト QoS の DSCP 値を示します。

 

表5-3 DSCP 値

DSCP 値
説明

af11

パケットを AF11 DSCP(001010)で設定します。

af12

パケットを AF12 DSCP(001100)で設定します。

af13

パケットを AF13 DSCP(001110)で設定します。

af21

パケットを AF21 DSCP(010010)で設定します。

af22

パケットを AF22 DSCP(010100)で設定します。

af23

パケットを AF23 DSCP(010110)で設定します。

af31

パケットを AF31 DSCP(011010)で設定します。

af32

パケットを AF32 DSCP(011100)で設定します。

af33

パケットを AF33 DSCP(011110)で設定します。

af41

パケットを AF41 DSCP(100010)で設定します。

af42

パケットを AF42 DSCP(100100)で設定します。

af43

パケットを AF43 DSCP(100110)で設定します。

cs1

パケットを CS1(優先順位 1)DSCP(001000)で指定します。

cs2

パケットを CS2(優先順位 2)DSCP(010000)で指定します。

cs3

パケットを CS3(優先順位 3)DSCP(011000)で指定します。

cs4

パケットを CS4(優先順位 4)DSCP(100000)で指定します。

cs5

パケットを CS5(優先順位 5)DSCP(101000)で指定します。

cs6

パケットを CS6(優先順位 6)DSCP(110000)で指定します。

cs7

パケットを CS7(優先順位 7)DSCP(111000)で指定します。

デフォルト

パケットをデフォルト DSCP(000000)で設定します。

ef

パケットを EF DSCP(101110)で設定します。

ルート Content Engine のフェールオーバーおよびフォールバック猶予期間設定の概要

Cisco ACNS ソフトウェアでは、ルート Content Engine がダウンするか、機能していない場合、ルート Content Engine がネットワーク内の別の Content Engine へフェールオーバーすることができます。

セカンダリ Content Engine は、ルート Content Engine をプリセットされた間隔でポーリングして、ルート Content Engine が正常に機能していることを確認します。ルート Content Engine が、正常な応答を返さない場合、セカンダリ Content Engine は、猶予期間の間待機し、猶予期間が終了すると、ルート Content Engine の機能を引き継ぎます。Content Engine がルート Content Engine としての機能を引き継ぐまでの期間は、Create a New Channel ウィンドウ内にある Root CE failover/fallback grace period オプションを使用して設定します。期間は、20 ~ 120 分の間で、10 分単位の時間を選択できます。

ルート Content Engine から機能を引き継いだ Content Engine は、元のルート Content Engine をポーリングして、オンラインに戻ったかどうかを確認します。元のルートの Content Engine から正常な応答が返った場合、ルートの機能を引き継いだ Content Engine は、フォールバック猶予期間の間待機し、正常な応答が一貫して返るようになると、元のモードに戻ります。ルートとして動作していた Content Engine が元のモードに戻ると、元のルート Content Engine は、ルート Content Engine としての本来の機能を引き継ぎます。フェールオーバーおよびフォールバック猶予期間の値は両方とも、同一フィールド内で同一の値を使用します。


) チャネルのマニフェスト ファイルおよびマニフェスト プロキシ情報を設定する場合は、「チャネルのマニフェスト ファイルとプロキシに関する情報の設定」を参照してください。


チャネルの変更

チャネルを変更する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Services > Web > Channels の順に選択して、Channels ウィンドウを表示します。

ステップ 2 変更するチャネル名の横にある Edit アイコンをクリックします。Modifying Channel ウィンドウが表示されます(図5-7 を参照)。

図5-7 Modifying Channel ウィンドウ

 

ステップ 3 必要に応じて、チャネル設定を変更します。

Content Provider または WebSite フィールドを変更するには、 Edit Content Provider または Edit Website ボタンをクリックします(チャネル エレメントの設定を参照)。

ステップ 4 そのチャネル設定に行ったすべての変更を有効にするには、 Submit をクリックします。Content Distribution Manager がチャネル情報を更新します。


 

新しいチャネルを作成したあとで、そのチャネルのルート Content Engine を指定し、そのあとで Content Engine またはデバイス グループをそのチャネルに割り当てる必要があります。ルート Content Engine の指定、およびチャネルに対するデバイスの割り当ては、同じ GUI ウィンドウで実行できますが、以降ではこれらの手順を別々の手順に分けています。

ルート Content Engine の指定

ルート Content Engine は、コンテンツのオリジン Web サーバに直接アクセスする権限が与えられた 1 つの Content Engine です。ルート Content Engine は、そのチャネル内の他の Content Engine にコンテンツを公開します。コンテンツを配信するには、ルート Content Engine を指定する必要があります。

Content Engine を特定のチャネルのルート Content Engine に指定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Services > Web > Channels の順に選択します。

ステップ 2 ルート Content Engine を割り当てるチャネルの名前の横にある Edit アイコンをクリックします。Modifying Channel ウィンドウが表示されます( 図5-7 を参照)。

ステップ 3 ルート Content Engine を指定できるのは、チャネルにデバイス グループを割り当てる際、またはチャネルに Content Engine を割り当てる際です。

Contents ペインから、 Assign Content Engines をクリックします。Content Engine assignment to Channel ウィンドウが表示されますContent Engine の名前の横にある Assign ボタンをクリックするか、タスクバーから Assign All Content Engines アイコンをクリックし、ステップ 4に進みます。

または、 Assign device groups をクリックします。Device Group assignments for Channel ウィンドウが表示されます。Content Engine の名前の横にある Assign ボタンをクリックするか、タスクバーから Assign All Device Groups アイコンをクリックし、ステップ 4に進みます。

ステップ 4 Root CE ドロップダウン リストから Content Engine を選択します。このリストには、このチャネルに現在割り当てられているすべての Content Engine が表示されます。


) チャネルに Content Engine またはデバイス グループが割り当てられていない場合、Root CE ドロップダウン リストには何も表示されません。Content Engine をチャネルに追加するには、次の「Content Engine のチャネルへの追加と削除」および「デバイス グループのチャネルへの追加と削除」を参照してください。


ステップ 5 Submit をクリックします。


 

Content Engine のチャネルへの追加と削除

Content Engine をチャネルへ追加または削除する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Services > Web > Channels の順に選択します。

 

ステップ 2 変更するチャネル名の横にある Edit アイコンをクリックします。Modifying Channel ウィンドウが表示されます( 図5-7 を参照)。

ステップ 3 Contents ペインから Assign Content Engines をクリックします。Content Engine assignment for Channel ウィンドウが表示されます。

このウィンドウには、すべてのロケーションにすでに割り当て済みの Content Engine のリストに加えて、個々の Content Engine の cdnfs パーティションにある、予約されていないディスク スペースと合計のディスク スペースが表示されます。Content Engine を、複数のロケーションが関連するチャネルに追加することができます。

ステップ 4 そのチャネルに関連付ける Content Engine の名前の横にある Assign アイコン(ブルーの十字マーク)をクリックします。あるいは、タスクバーから Assign all Content Engines アイコンをクリックして、複数のロケーションにあるすべての Content Engine をそのチャネルに対して一括追加することも可能です。

ステップ 5 Content Engine をチャネルに追加するには、 Submit をクリックします。送信すると、割り当てられた Content Engine の横に、グリーンのチェックマークが表示されます。

ステップ 6 Content Engine を削除するには、チャネルから削除する Content Engine の名前の横にある Unassign アイコン(グリーンのチェックマーク)をクリックします。または、タスクバーから Unassign all Content Engines アイコンをクリックし、選択したチャネルからすべての Content Engine を一括削除します。

ステップ 7 Content Engine をチャネルから削除するには、 Submit をクリックします。チャネル内の Content Engine のリストには、削除された Content Engine の名前の横にブルーの十字マークが表示されます。

削除した Content Engine がルート Content Engine で、なおかつ、まだ少なくとも1つの Content Engine がそのチャネルに割り当てられている場合、新しいルート Content Engine を指定する必要があります(ルート Content Engine の指定を参照)。


 

デバイス グループのチャネルへの追加と削除

デバイス グループは、Content Distribution Manager GUI を使用してチャネルに割り当てられます。チャネルが作成され、さらにデバイス グループが追加されるか、またはデバイス グループに対するチャネル割り当てが変更されるときはいつでも、そのグループ内のデバイスには、関連付けられたチャネルに対する割り当てが通知されます。

デバイス グループとチャネルの関係は、多対多です。1 つのチャネルには複数のデバイス グループを割り当てることができ、デバイス グループは複数のチャネルに属することができます。

チャネルにデバイス グループを追加する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Services > Web > Channels の順に選択します。

ステップ 2 デバイス グループを割り当てるチャネル、またはデバイス グループを削除するチャネルの名前の横にある Edit アイコンをクリックします。Modifying Channel ウィンドウが表示されます( 図5-7 を参照)。

ステップ 3 Contents ペインから Assign Device Groups を選択します。cdnfs パーティション内で予約されていない最小のディスク スペースを表示する Device Group assignments for Channel ウィンドウが表示されます。Note カラムの下にあるアスタリスク(*)は、このチャネルへの割り当てが可能な空きスペースがないことを示しています。Note カラムの下にある二重アスタリスク(**)は、このデバイス グループに関連付けられた Content Engine がすでに、このチャネルに割り当てられていることを示しています。

ステップ 4 チャネルに関連付けるデバイス グループの名前の横にある Assign アイコン(ブルーの十字マーク)をクリックします。 Submit をクリックすると、割り当てられたデバイス グループの横に緑のチェック マークが表示されます。または、タスクバーから Assign all Device Groups アイコンをクリックして、複数のロケーションにあるすべてのデバイス グループを、そのチャネルに対して一括追加することも可能です。

ステップ 5 デバイス グループをチャネルに追加するには、 Submit をクリックします。


 


) デバイス グループをチャネルから削除すると、そのデバイス グループに含まれていた Content Engine もそのチャネルから削除されます。元のチャネル割り当てを含むデバイス グループからデバイスを削除すると、このデバイスの割り当てもチャネルから解除されます。同様に、チャネルがデバイス グループから削除されると、関連付けられたデバイスの割り当ても解除されます。


チャネルからデバイス グループを削除する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Services > Web > Channels の順に選択します。

ステップ 2 デバイス グループを割り当てるチャネル、またはデバイス グループを削除するチャネルの名前の横にある Edit アイコンをクリックします。Modifying Channel ウィンドウが表示されます( 図5-7 を参照)。

ステップ 3 Contents ペインから Assign Device Groups を選択します。cdnfs パーティション内で予約されていない最小のディスク スペースを表示する Device Group assignments for Channel ウィンドウが表示されます。Note カラムの下にあるアスタリスク(*)は、このチャネルへの割り当てが可能な空きスペースがないことを示しています。Note カラムの下にある二重アスタリスク(**)は、このデバイス グループに関連付けられた Content Engine がすでに、このチャネルに割り当てられていることを示しています。

ステップ 4 チャネルから削除するデバイス グループの名前の横にある Unassign アイコン(グリーンのチェックマーク)をクリックします。または、タスクバーから Unassign all Device Groups アイコンをクリックして、選択されたチャネルからすべてのデバイス グループを一括削除することも可能です。

ステップ 5 チャネルからデバイス グループを削除するには、 Submit をクリックします。ブラウザのウィンドウが更新され、割り当てが解除されたデバイス グループの横にブルーの十字マークが付いた、更新済みチャネルのリストが表示されます。


 

チャネル インターフェイスを使用したライブ チャネルのプライミング

最初にクライアントがプログラムを要求する場合、プログラムが再生を開始するまでにしばらく時間がかかることがあります。この原因の 1 つは、ソースからのライブ ストリームを取得するのに必要なフル RSTP ネゴシエーションです。また、プログラムの要求時にメディア プレーヤのバッファを満たすのに十分なストリーム データがエッジ Content Engine にバッファされていない場合にも遅延が発生します。バッファが埋まっていないと、クライアントへのデータが一部 Fast Start レートではなく最適ではない回線レートで送信されてしまう可能性があります。

ACNS 5.5 ソフトウェア リリースでは、ユニキャスト管理ライブ プログラム用チャネルで、より迅速な開始時間をプライミングすることができます。ライブ チャネルがプライミングされると、クライアントがストリームを要求する前であってもユニキャスト出力ストリームがオリジンサーバから Content Engine へ送信されます。ストリーミングの最初の要求が送信される時には、ストリームがすでにチャネル内に用意されています。

プライミングされているチャネルのステータスを確認するには、 show programs EXEC コマンドを使用します。ノンストップで再生するように設定されたライブ ユニキャスト プログラムは、チャネルがプライミングされていない場合に現在のステータスを「Scheduled」と表示します。チャネル プライミングをサポートしていない前のリリースの場合は、ステータスは「Playing」と表示されます。ACNS 5.5 ソフトウェア リリースでは、プライミングされているチャネル プログラムとプライミングされていないものを区別するようにステータス出力が変更されました。詳細については、「プログラム インターフェイスを使用したライブ チャネルのプライミング」を参照してください。

チャネル プライミングを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Services > Web > Channels の順に選択します。

ステップ 2 ライブ チャネルの名前の横にある Edit アイコンをクリックします。Modifying Channel ウィンドウが表示されます( 図5-7 を参照)。

ステップ 3 Contents ペインから Assign Content Engines を選択します。Content Engine assignments for Channel ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 または、 Assign Device Groups を選択します。Device Group assignments for Channel ウィンドウが表示されます。

ステップ 5 まだこれを行っていない場合は、タスクバーの Root CE ドロップダウン リストから、ルート Content Engine を選択します。

ステップ 6 そのチャネルに関連付ける Content Engine またはデバイス グループの名前の横にある Assign アイコン(ブルーの十字マーク)をクリックします。

ステップ 7 Primed というカラムの下のチェックボックスにチェックマークを付けます。デバイスまたはデバイス グループがチャネルに割り当てられたあとでチェック ボックスがアクティブになります。

ステップ 8 この割り当てを保存するには、 Submit をクリックします。


 

また、Content Distribution Manager GUI の以下のウィンドウのいずれかに移動して、チャネルをプライミングするためのチェック ボックスを検索することもできます。

Devices > Devices > Assignments > Channels

Devices > Device Groups> Asssignments > Channels

チャネルの削除

チャネルを削除する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Services > Web > Channels の順に選択します。

ステップ 2 削除するチャネルの名前の横にある Edit アイコンをクリックします。Modifying Channel ウィンドウが表示されます( 図5-7 を参照)。

ステップ 3 Trash アイコンをクリックします。チャネルの削除を確認するプロンプトが表示されます。

ステップ 4 内容を確認したら、 OK をクリックします。チャネルが ACNS ネットワークから削除されます。


 

チャネルの表示

ACNS ネットワーク全体のすべてのチャネルを表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Services > Web > Channels の順に選択します。

Channels ウィンドウに、ACNS ネットワーク内のすべてのチャネルが表示されます。

個々のチャネルに関連付けられているチャネル タイプと Web サイトは、チャネルごとのカラムに表示されます。

ステップ 2 表示されているチャネルをタイプ、Web サイト、状態、または状況で分類するには、対応するカラム ヘッダーをクリックします。

ステップ 3 チャネルの表を印刷するには、 Printer アイコンをクリックします。


 

チャネルに割り当てられたすべての Content Engine の表示

Content Distribution Manager GUI では、チャネルに直接割り当てられているデバイスと、デバイス グループを通じて割り当てられているデバイスとが区別されます。割り当ては別々に追跡されます。追跡のために、直接またはデバイス グループから割り当てられているかどうかに関係なく、View all Content Engines assigned to Channel ウィンドウに、チャネルに割り当てられているすべての Content Engine が表示されます。

チャネルに割り当てられているすべての Content Engine のリストを表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、Services > Web > Channels の順に選択します。

ステップ 2 表示するチャネルの名前の横にある Edit アイコンをクリックします。Modifying Channel ウィンドウが表示されます

ステップ 3 Contents ペインから、List all assigned Content Engines を選択します。View all Content Engines assigned to Channel ウィンドウに、指定されたチャネルに割り当てられているすべての Content Engine のリストが表示されます。 表5-4 に、このウィンドウに表示される情報を示します。

.

表5-4 Content Engine のチャネル割り当て情報

カラム見出し
説明

Content Engine

チャネルに割り当てられている Content Engine の名前。

Directly Assigned

Content Engine がそのチャネルに直接割り当てられたのかどうかを示します(Yes または No)。

Assigned through device group

Content Engine がデバイス グループを通じて割り当てられたのかどうかを示します。Yes の場合、このカラムにはそのデバイス グループの名前が表示されます。No の場合、このカラムには Not Applicable(N/A)が表示されます。


 

ユニキャスト複製を介したコンテンツ配信

チャネルのルート Content Engine がオリジン サーバからコンテンツを取得すると、ユニキャストまたはマルチキャスト送信のいずれかにより、チャネルを介してそのコンテンツを複製することができます。基本チャネル配信アーキテクチャでは、手動で設定されたロケーション階層に基づいて体系的に選択された転送側 Content Engine により、ホップ バイ ホップで行うストア アンド フォワード方式を使用してユニキャスト コンテンツ複製を提供します。

コンテンツをユニキャストで配信するために、ACNS ネットワークはチャネルごとに単方向性の配信ツリーを自動的に作成します。このツリーのルート ノードがチャネルのルート Content Engine であり、そのチャネルにサブスクライブしている各 Content Engine はツリー上のノードです。

各ノードの親ノードは、そのノードの転送側 Content Engine とも呼ばれます。転送側 Content Engine を自動的に指定するためのアルゴリズムは、チャネル ルーティング アルゴリズムと呼ばれます。

現在のチャネル ルーティング アルゴリズムには、次の 3 つの一般的な規則があります。

1. チャネルごとの各ロケーションで、1 つの Content Engine だけがそのチャネル用に別のロケーションからコンテンツを取得します。この Content Engine をチャネルのロケーション リーダーと呼びます。このロケーション内にある他の Content Engine はすべて、このチャネルのための転送用としてロケーション リーダーを使用します。各ロケーションのチャネルごとに1つだけ、ロケーション リーダーが存在します。1 つのロケーション内で、チャネルが異なれば、ロケーション リーダーも異なる可能性があることに注意してください。

ロケーション リーダーはチャネル ルーティング アルゴリズムにより自動的に計算されます。ACNS 5.5 ソフトウェアでは、そのロケーションにある個々の Content Engine に対してプライオリティ レベルを設定することにより、任意の Content Engine がロケーション リーダーとして選定されるように操作することが可能です。デフォルトでは Content Engine は最も低いプライオリティにすべて設定されています。最もプライオリティが高い Content Engine がロケーション リーダーとして選ばれる可能性が高くなります(次の「ロケーション リーダーのプライオリティおよび転送側の選択確率の設定」を参照)。

チャネルの現在の転送側 Content Engine を確認するには、 show distribution channel コマンドを使用します。コマンド出力にある reason/status フィールドには、Content Engine が転送側を確認できない理由が表示されます。チャネルに対する転送側 Content Engine の選択順を調べるには、 show distribution forwarder-list EXEC コマンドを使用します。

2. ロケーション リーダーは、ルート Content Engine へのパス上で最も近いロケーションから、サブスクライブされた Content Engine を転送側として検出します。親ロケーションにあるすべての潜在的な転送側 Content Engine の候補がダウンしている(コンタクトできない)場合、ロケーション リーダーは転送側を見つけるために、ロケーション階層の次のレベル(ルート Content Engine ロケーション方向)で検出を試みます。

ACNS 5.5 ソフトウェアでは、ロケーション リーダーが転送側を見つけるために、探索可能な複数のレベルを設定することが可能です(転送側の検索レベルの設定を参照)。

Content Engine に配信重み値を設定するか、最終手段としてのみ使用されるように設定するか、あるいは転送側のリストから完全に取り除くことにより、どの Content Engine が選択されるかを操作することができます。最大重み値を設定された Content Engine が、最も高い確率で転送側になります(次の「ロケーション リーダーのプライオリティおよび転送側の選択確率の設定」を参照)。

3. ロケーション リーダーである Content Engine に、ある期間、障害が発生すると、そのロケーション内の別の Content Engine がロケーション リーダーの機能を引き継ぎます。ルート Content Engine に障害が発生すると、ロケーション内の別の Content Engine が一時的にルート Content Engine の機能を引き継ぎます。

マルチキャスト送信が必要な場合、チャネルと Content Engine のマルチキャスト機能をイネーブルにすることができます。

ライブ ストリーム 分割のための重み付け負荷分散の設定 も参照)。

ロケーション リーダーのプライオリティおよび転送側の選択確率の設定

ロケーション リーダーのプライオリティ、およびフォワーダの選択確率を設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Devices > Devices の順に選択します

ステップ 2 設定する Content Engine の名前の横にある Edit アイコンをクリックします。

ステップ 3 Contents ペインから、 Prepositioning > Location Leader and Forwarder の順に選択します。Location Leader and Forwarder Settings for Content Engine ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 ロケーション リーダーに値を設定するには、目盛りの上にあるコントロール ボタンをクリックし、目的のプライオリティ レベル(1~20)にスライドさせます。数字を低くすると、プライオリティが低くなります。最もプライオリティが高い Content Engine がロケーション リーダーとして選ばれることになります。

ステップ 5 転送側に値を設定するには、Forwarder Probability オプション ボタンをクリックして、オプション( Weighted Last Resort Never Use )を選択します。

Weighted を選択した場合、目盛りの上にあるコントロール ボタンをクリックし目的の重み値(1~20)までスライドします。最も大きな重み値のある Content Engine が転送側として選ばれることになります。

ステップ 6 この設定を保存するには、 Submit をクリックします。


 

転送側の検索レベルの設定

転送側の検索レベルを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Devices > Devices の順に選択します

ステップ 2 設定する Content Engine の名前の横にある Edit アイコンをクリックします。

ステップ 3 Contents ペインから、 Prepositioning > Distribution を選択します。Distribution Settings for Content Engine ウィンドウが表示されます(図5-8 を参照)。

図5-8 配信設定パラメータ

 

ステップ 4 Forwarder Lookup オプション ボタンで1つのオプションをクリックします。 Unlimited または
Maximum を選択して、転送側を見つけるためにロケーション リーダーが探索できる、ロケーション レベル数を制限するための数値を入力してください。

ステップ 5 この設定を保存するには、 Submit をクリックします。


 

コンテンツ メタデータのポーリング間隔乗数の設定

送信側と受信側の Content Engine は、実際のコンテンツを送信する前に情報を交換します。この情報は メタデータ と呼ばれます。メタデータに含まれているのは、送信側 Content Engine が受信側に送信するコンテンツ更新の間の待ち時間(メタデータ ポーリング間隔)です。送信側は多数の要素(ACNS ネットワーク内のデバイスの数、または転送側のキューにある受信側の数など)に基づいてこの待ち時間を計算します。受信側 Content Engine のコンテンツ メタデータのポーリング間隔乗数を設定することにより待ち時間を長くしたり短くしたりすることができます。この乗数により、受信側 Content Engine がコンテンツ内の変化を検出する頻度を制御できます。送信側 Content Engine により計算されるポーリング間隔は、設定するコンテンツ メタデータの間隔乗数によって変わります。

受信側 Content Engine は送信側から待ち時間を入手すると、その乗数に指定された値と待ち時間を掛けます。次のユニキャスト受信側 Content Engine のメタデータ ポーリング間隔を、標準の 10% にまで縮小、あるいは標準の 10 倍まで拡大することができます。たとえば、更新ポーリング間の待ち時間が 120 秒で、乗数を標準の 10% に設定すると、有効なポーリング間隔は 12 秒に短縮されます(標準の 10%、あるいは 0.1 × 120 = 12 秒)。

乗数を大きくすると、コンテンツ内の変化を受信側が検出するまでの時間が長くなり、ポーリングによるネットワーク トラフィックが減少します。その一方で、乗数を小さくすると、コンテンツ内の変化を受信側が検出するまでの時間が短くなり、ポーリングによるネットワーク トラフィックが増加します。


) コンテンツ メタデータのポールリング間隔乗数は、転送側からの新しいコンテンツ メタデータがないかどうかを定期的にポーリングするユニキャスト受信側 Content Engine だけに適用します。


コンテンツ メタデータのポーリング間隔を設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Devices > Devices の順に選択します

ステップ 2 設定する Content Engine の名前の横にある Edit アイコンをクリックします。

ステップ 3 Contents ペインから、 Prepositioning > Distribution を選択します。Distribution Settings for Content Engine ウィンドウが表示されます(図5-8 を参照)。

ステップ 4 Distribution Setteings の項目の下の Content Metadata Poll Interval Multiplier コントロールをスライドし、次のユニキャスト受信側 Content Engine のメタデータ ポーリング間隔を縮小または拡大します。

ステップ 5 この設定を保存するには、 Submit をクリックします。


 

NAT ファイアウォールを経由したユニキャスト コンテンツ配信の設定

ACNS 5.5 ソフトウェアは、別々の NAT デバイスの背後に配置されている 2 台の Content Engine 間の通信をサポートします。Content Engine には、プライマリ IP アドレスおよびポートだけでなく、NAT アドレスおよびポートを使用するユニキャスト配信を設定できます。

たとえば、転送側 Content Engine が NAT デバイスの背後にある場合、その NAT アドレスを Content Distribution Manager GUI に設定できます。Content Distribution Manager が転送側 Content Engine の NAT アドレスを ACNS ネットワーク内のすべてのデバイスに伝播するので、受信側 Content Engine は、NAT アドレスを使用して転送側との接続をセットアップできます。

NAT アドレスの設定では、中央管理ネットワーク内にある Content Engine と他のデバイス間では、次のタイプの通信もサポートされています。

送信側からのコンテンツ メタデータに対する受信側 Content Engine によるポーリング

ユニキャスト送信側からのデータ ファイルに対するユニキャストの受信側によるポーリング

マルチキャスト送信側へのマルチキャスト受信側の Negative Acknowledgment(NACK)送信

Content Engine および Content Router からの設定更新に対する Content Distribution Manager によるポーリング


) ACNS 5.5 ソフトウェアは、プライマリ マルチキャスト送信側とバックアップ マルチキャスト送信側間の NAT ファイアウォールを介した通信をサポートしていません。


NAT の設定ロジックは、次のように機能します。受信側 Content Engine は、最初、Content Engine のプライマリ IP アドレスを使用して、転送側 Content Engine と通信します。受信側がプライマリ IP アドレスを使用して転送側 Content Engine と通信できない場合、受信側は Content Engine の NAT IP アドレス(NAT IP アドレスが設定されている場合)を使用して、転送側 Content Engine と通信します。受信側が NAT IP アドレスを使用して、正常に転送側と通信を開始することができた場合、受信側は定期的にプライマリ IP アドレスを使用した通信を試みます。この試みに成功した時点で、プライマリ IP アドレスを使用した通信にフォールバックします。

Content Engine の NAT IP アドレスを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Devices > Devices の順に選択します。

ステップ 2 NAT IP アドレスを設定する Content Engine の名前の横にある Edit アイコンをクリックします。Device Home ウィンドウが表示されます。

Contents ペインから、 Device Activation を選択します。Device Activation ウィンドウに、選択した Content Engine のプロパティを編集するためのフィールドが表示されます

ステップ 3 NAT Configuration 見出しの下で、NAT 設定を行います。

管理 IP アドレスとして、Content Engine のプライマリ インターフェイス上に設定されている IP アドレスを使用するには、 Use CE's primary IP Address チェックボックスにチェックマークを付けます。

Content Distribution Manager が明示的に IP アドレスを使用して、NAT ファイアウォールの背後にある ACNS ネットワーク内のデバイスと通信できるようにするには、NAT Address フィールド内の Content Engine の NAT アドレスを入力します。

Port フィールドに、NAT アドレスのポート番号を入力します。


) Content Distribution Manager が、プライマリ IP アドレスを使用してデバイスと交信できない場合は、NAT IP アドレスを使用して通信することはありません。


ステップ 4 この設定を保存するには、 Submit をクリックします。


 

配信設定に関連するコマンド

表5-5 に、配信設定に関連する CLI コマンドを示します。使用上のガイドラインや例など、コマンドの詳細については、『 Cisco ACNS Software Command Reference 』Release 5.5を参照してください。

 

表5-5 配信に関連したコマンド

コマンド
構文
説明

show distribution

show distribution location-leader-preference channel-id channel-id

チャネルにサブスクライブしている Content Engien に設定されているロケーション リーダー プライオリティを表示します。

show distribution

show distribution forwarder-load-weight channel-id channel-id

チャネルに加入している Content Engine に設定されている転送側負荷重み値を表示します。

show distribution

show distribution channel

チャネルの現在の転送側 Content Engine を表示します。

show distribution

show distribution forwarder-list

チャネルの転送側の選択順序を表示します。

マルチキャスト複製を介したコンテンツ配信

マルチキャストでは、コンテンツを複数の Content Engine に効率よく配信できるので、多数のエンド ユーザが同じコンテンツを要求する場合に有効です。ACNS ソフトウェアは、衛星またはマルチキャスト対応の地上インフラストラクチャを使用した、Pragmatic General Multicast(PGM)ベースのマルチキャスト複製をサポートします。

コンテンツのマルチキャスト送信を準備するには、次の順序でこれらの作業を行う必要があります。

1. Content Engine でのマルチキャストのイネーブル化

2. マルチキャスト クラウドのプロパティの設定

3. Content Engine のマルチキャスト クラウドへの割り当て

4. マルチキャスト クラウドのチャネルへの割り当てと削除

IP マルチキャストの概要

マルチキャスト配信は、IP マルチキャストにおいて、Content Engine からのメディア コンテンツの単一ストリームを、複数の受信側デバイスが同時に受信できるようにすることで、ストリーミング メディアの配信を実現します。このタイプの配信では、ストリームが要求されるたびに単一のストリームが単一のデバイスに送信されるのではなく、単一のストリームが多数のデバイスに送信されるため、ネットワーク帯域幅の消費量を大幅に節約できます。

このマルチキャスト配信機能をイネーブルにするには、同一チャネルからのコンテンツを受信するように設定された、異なったデバイスがサブスクライブできる Content Engine にマルチキャスト アドレスを設定します。配信側のデバイスは、Content Engine にセットアップされているマルチキャスト アドレスにコンテンツを送信します。このアドレスから、サブスクライブされている受信側のデバイスのすべてにコンテンツが配信されます。

マルチキャストを利用するには、クライアント側だけでなく、Content Engine とルータを含むすべてのデバイスがマルチキャスト対応でなければなりません。このため、マルチキャストはほとんどの場合、ルータにマルチキャストを設定できるローカル ネットワークで使用されます。インターネット経由でのマルチキャスト配信は、マルチキャストに参加するすべてのデバイスがマルチキャスト対応になってはじめて可能になります。

マルチキャスト クラウドの概要

マルチキャスト コンテンツ複製の場合、Content Engine はマルチキャスト クラウドにグループ化されます。 マルチキャスト クラウド は、1 台の送信側 Content Engine、1 台の送信側バックアップ Content Engine(任意)、および少なくとも 1 台の受信側 Content Engine により、ハブ アンド スポーク トポロジで構成されます。1 つのマルチキャスト クラウド内のすべての Content Engine は、マルチキャスト セッション情報の伝達を可能にする一意のアドバタイズメント アドレスを共有します。さらに、マルチキャスト クラウドは 1 つまたは複数のマルチキャスト対応チャネルに関連付けられます。

プルベースのユニキャスト コンテンツ配信では、ユニキャスト受信側は、クライアントがコンテンツを要求すると、適切な転送側(またはルート Content Engine)からファイル データをプルします。その一方で、マルチキャスト コンテンツ配信では、マルチキャスト クラウド内の送信側 Content Engine は、あらかじめ設定されたスケジュールに従って、クラウドにコンテンツをプロアクティブにプッシュします。

受信側 Content Engine は、送信側からの複製コンテンツ情報に対するアドバタイズメント IP アドレスを待ち受け、受信側 Content Engine がアドバタイズメントを受け入れるか、対応するコンテンツを受信するかどうかを決定します。

コンテンツ メタデータ (コンテンツの特性を示す、マシンが読み取り可能な情報)は、コンテンツが複製される前に、まず受信側に配信されなくてはなりません。コンテンツ メタデータは、取得するコンテンツは何か、どのようにコンテンツを取得するのか、最近いつコンテンツを更新したのか、どのようにコンテンツは事前配信されるのか(たとえば、期限満了時間など)などを定義するのに役立ちます。メタデータは、常にユニキャストを使用して配信されます。ただし、コンテンツは、マルチキャストとユニキャストのいずれを使用しても複製できます。適切なコンテンツ メタデータがまだ着信していない場合、マルチキャスト受信側は、マルチキャスト送信側によるファイルのアドバタイズメントを拒否します。

Content Distribution Manager GUI では、Creating New Multicast Cloud ウィンドウでマルチキャスト クラウド パラメータを設定できます。以降では、これらのパラメータについて説明します。

図5-9 に、マルチキャスト クラウドを設定するためのタスク フローを示します。

図5-9 マルチキャスト クラウド設定のタスク フロー

 

カルーセル送信の設定の概要

カルーセル送信設定により、送信側 Content Engine が欠落したファイルのマルチキャストを再送信できる最大の回数を定義します。プライマリ送信側が自動的に最初のカルーセル送信を行います。第 1 ラウンドのあと、マルチキャスト受信側 Content Engine は、欠落したコンテンツを識別する送信側に Negative Acknowledgement(NACK)を送信することにより、欠落したコンテンツを要求します。マルチキャスト送信側は、受信側から NACK を受信すると、要求されたコンテンツを送信します。すべての受信側 Content Engine がすべてのマルチキャスト コンテンツの受信を完了したか、あるいは送信側のカルーセル送信回数が最大数に達すると、送信側はコンテンツの送信を停止します。

プライマリ送信側で障害が発生し、バックアップ送信側がアクティブになると、バックアップ送信側が NACK 処理を行います。送信側バックアップのカルーセル送信は、常に NACK によってトリガーされます。現在アクティブな送信側でファイルに対するカルーセル送信の回数が最大値に達した場合、必要に応じて、ファイル配信方法をユニキャストにフォールバックさせることができます(詳細は、コンテンツ複製に関するチャネル オプションの設定概要を参照)。

マルチキャスト送信の進行を調整するために、Content Distribution Manager GUI の Modifying Multicast Cloud ウィンドウ( Devices > Multicast Clouds > Modifying Multicast Cloud )で、欠落したファイルを再送信するまでの経過時間(Delay between passes フィールド)を指定できます。

拡張されたマルチキャスト ロギングの概要

ACNS 5.3.5 ソフトウェア リリースではマルチキャスト ロギング機能が強化され、再送信要求(NACK)を送信する受信側 Content Engine およびファイルがマルチキャストで送信される理由を識別できるようになりました。ロギングの拡張により、次の機能が追加されました。

マルチキャスト送信側 Content Engine で受信した NACK は、マルチキャスト送信側 Content Engine にある dist-meta-sender エラー ログのトレースレベルに記録されます。

スケジュールするファイルの準備に関連した NACK は送信ログに記録されます。

マルチキャスト送信をスケジュールするファイルは、そのスケジュール理由が詳細に記述されます。ユーザは、時間ベースのキューまたはプライオリティベースのキューから詳細内容を入手できます。

NACK インターバル乗数の概要

欠落したコンテンツを識別し、ファイルの再送をトリガーするために、受信側 Content Engine は送信側 Content Engine に NACK メッセージを送信します。多数の受信側 Content Engine によって生成される NACK メッセージは、送信側が処理可能な範囲を超えるトラフィックをもたらすことがあります。ACNS 5 x ソフトウェアでは、個々の受信側 Content Engine の NACK 間隔乗数設定により、NACK 間の平均間隔を調整することができます。この値(0.1 ~ 10 の整数)は、間隔乗数として設定された値によって、デフォルトの平均 NACK 間隔(デフォルトは 20 分)を調整します。たとえば、NACK 間隔乗数を 3 に設定すると、NACK 間の間隔は、20 分 × 3、つまり 60 分になります。

この調整は、Content Distribution Manager GUI 内で Devices > Devices > Prepositioning > Distribution の順に選択することにより、必要に応じて行うことができます。

スケジュールされた間隔ではなく、即時に NACK 要求を送信するには、マルチキャスト 受信側 Content Engine で distribution multicast send-nack-now EXEC コマンドを発行します。

NACK 間隔乗数を設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Devices > Devices の順に選択します。

ステップ 2 設定する Content Engine の名前の横にある Edit アイコンをクリックします。

ステップ 3 Contents ペインから、 Prepositioning > Distribution を選択します。Distribution Settings for Content Engine ウィンドウが表示されます(図5-8 を参照)。

ステップ 4 NACK メッセージ間のインターバルを調整には、目盛り付きルーラー上で Content NACK Interval Multiplier スライダをクリックし、ドラッグします。目盛りの範囲は、標準の 10% ~標準の 10 倍です。「標準」に対応する目盛りの中心は、デフォルト値の 20 分を示しています。スライダの位置に対応する値が、横のフィールドに表示されます。

ステップ 5 この設定を保存するには、 Submit をクリックします。


 

ファイル再送信および停止機能の概要

特定のファイル、または特定のチャネルかすべてのチャネルで再送信をトリガーするには、マルチキャスト送信側で、 distribution multicast resend EXEC CLI コマンドを発行します。このコマンドが発行されると、任意のターゲットに対して完了したカルーセル送信の回数が、内部的にゼロにリセットされます。コンテンツの最初の再送信は、NACK によってトリガーされず常に自動的に発生するので、カルーセル送信回数がゼロにリセットされることにより、コンテンツの再送信がトリガーされます。ただし、 on-demand-only オプションがさらに指定されている場合、コマンドが発行されたあとで行われる最初のカルーセル送信は、関係したコンテンツに対する NACK によってのみトリガーされます。

特定のファイル、特定のチャネル、またはすべてのチャネルの送信を停止するには、マルチキャスト送信側で distribution multicast stop EXEC コマンドを発行します。このコマンドは内部的に、最大整数値まで完了カルーセル回数を増やします。これにより、以降カルーセル送信のトリガーが防止されます。

マルチキャスト FEC 設定の概要

Forward Error Correction(FEC; 転送エラー修正)は、再送信を必要としない、エラーから送信を保護するデータ符号化の 1 つのタイプです。FEC 数は、1 つの FEC 送信グループに符号化されるパケット数を示します。FEC 数が増えると、伝送グループのサイズは大きくなり、その結果、マルチキャストのエラー耐性が向上します。ただし、マルチキャストの送信側および受信側の計算に要するオーバーヘッドが増えます。ただし、FEC に関連する帯域幅のオーバーヘッドは発生しないことに注意してください。

ACNS 5.0.1 ソフトウェアでは、FEC のデフォルト値は 8 です。これに対して、ACNS 5.0.3 以降のソフトウェアでは、FEC のデフォルトは 16 です。マルチキャスト送信側デバイスがハイエンドの Content Engine モデル(CE-7325 など)の場合、特にネットワーク接続の損失率が一様に高い場合、マルチキャストの信頼性向上のために、この数値を大きく設定することができます。ただし、この数値を 64 より大きい値に設定しないことを推奨します。64 より大きく設定すると、すべての受信側 Content Engine に大きな負荷をかけることになります。

これとは別に、PGM コンフィギュレーション ファイル(Content Engine CLI から
/local1/multicast-expert-config/ディレクトリ内でアクセス可能なテキスト ファイル)を使用して、予防的 FEC を設定することもできます(マルチキャスト エキスパート モードを使用した PGM およびファイル送信パラメータの設定を参照)。プロアクティブな FEC とは、マルチキャスト送信側がデータ パケットのすべての FEC 番号に対して予防的に送出する余分なパケットの数です。プロアクティブな FEC のデフォルト値は 0 です。マルチキャストの信頼性を高めるために、この値を大きく設定できます(16 FEC パケットごとに 2 つのプロアクティブ パケットなど。この場合、トラフィック オーバーヘッドは 12.5% [2 ÷ 16]になります)。

プロアクティブな FEC により、標準 FEC より高い信頼性が確保されます。標準 FEC には帯域幅オーバーヘッドは発生しませんが、予防的な FEC には発生します。プロアクティブな FEC は、主に全体的な損失からマルチキャストを保護します。たとえば、ネットワークの全体的な損失率が 15% の場合、16 FEC パケットごとにプロアクティブな FEC が 2 つのパケットを追加する(12.5% の帯域幅オーバーヘッド)と、実効損失率が 2.5% まで下がります。大部分のネットワーク損失は完全に一様であるとは限りません。しかし、バースト時にも、プロアクティブな FEC は同様に実効バースト損失率を下げます。たとえば、バースト損失率が 20%、平均の損失率が 2% であり、予防的な FEC 設定での損失率が12.5% である場合、受信側 Content Engine のバースト損失率は 7.5% に、平均損失率はほぼ 0% になります。

マルチキャスト送信側遅延間隔の設定概要

マルチキャスト送信側遅延間隔は、個々のマルチキャスト送信が始まるまでの時間です。実際のマルチキャスト送信が始まるまでの遅延期間に、受信側 Content Engine にコンテンツ メタデータを伝播します。メタデータには、コンテンツ ファイルの送信を成功させるために必要なコンテンツ ファイルおよび設定情報が含まれています。デフォルトの送信側遅延間隔は 16 分です。送信側遅延パラメータは、マルチキャスト送信を始める前に必要な追加遅延を設定するために使用します。

送信側遅延間隔を設定する場合、マルチキャスト送信の開始前に、コンテンツ メタデータがまず受信側に伝播されなければならないことを考慮する必要があります。マルチキャスト セッション中、受信側 Content Engine は、まだ受信していないファイルに対して定期的に要求を送信します。送信側は受信側 Content Engine から要求されたときだけファイルを再送信します。関連付けられているコンテンツ メタデータがまだ到着していない場合、マルチキャスト受信側はマルチキャスト送信側のファイルのアドバタイズメントを拒否します。送信側の遅延を使用すると、メタデータを受信側に伝播できる十分な時間を設定することにより、マルチキャスト送信側によるファイルのアドバタイズメントを受信側が拒否しないようにできます。

送信側遅延間隔を設定するには、送信側 Content Engine 上で multicast sender-delay グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。メタデータが伝播するために必要な遅延時間を期待値、または最も妥当と思われる値に基づいて設定することができます。システムは、ユーザが設定したこの送信側遅延値を使用して、マルチキャスト送信をその時間分遅らせます。


) 送信側遅延間隔の設定は、Content Distribution Manager GUI ではできません。送信側遅延間隔は、送信側 Content Engine の CLI を使用して設定する必要があります。


マルチキャスト エキスパート モードを使用した PGM およびファイル送信パラメータの設定

PGM は IETF RFC 3208 で規定されている信頼できるマルチキャスト プロトコルです。このプロトコルは、順序付きまたは順序なしの重複のないマルチキャスト データの配信を複数の送信元から複数の受信者へ行う必要のあるアプリケーション用に設計されています。Cisco ACNS ソフトウェア(ACNS 5.2 リリースから)に統合された TIBCOSmartPGM FX ツールセットにより、信頼できるマルチキャストとファイル送信のサポートが提供されています。アドバタイズメント IP アドレス、マルチキャスト送信帯域幅、TTL、FEC 送信グループなどのいくつかの PGM およびファイル送信(FX)パラメータは、Content Distribution Manager GUI で設定できます。

エキスパート ユーザはマルチキャスト環境によっては、マルチキャスト ファイル転送をより堅固で効率のよいものにするために他の PGM および FX パラメータの変更が必要な場合があります。ACNS ソフトウェアでは、Content Engine のマルチキャスト エキスパート モードを使用して、TIBCOSmartPGM FX コンフィギュレーション ファイルの設定パラメータを手動で変更することができます。


注意 PGM マルチキャストとその設定パラメータの調整方法を十分に理解していないかぎり、TIBCOSmartPGM FX コンフィギュレーション ファイルを変更しないことを推奨します。

ACNS ソフトウェアには、マルチキャスト送信側 Content Engine と、マルチキャスト受信側 Content Engine のためのデフォルトの TIBCOSmartPGM FX コンフィギュレーション ファイルが含まれています。マルチキャスト送信側 Content Engine と、マルチキャスト受信側 Content Engine はマルチキャスト クラウドの設定を調べることにより、マルチキャストに使用するメディアを決定し、その後、マルチキャストに使用するメディア(地上または衛星)に対応する PGM コンフィギュレーション ファイルから設定パラメータを読み込みます。

ACNS 5.5 ソフトウェアは、次のデフォルトの TIBCOSmartPGM FX コンフィギュレーション ファイルを使用します。

fxd.conf.src

fxd.conf.rcv

Content Engine の /local1/multicast-expert-config/ ディレクトリに、デフォルト TIBCOSmartPGM FX コンフィギュレーション ファイルのサンプルが格納されています。これらのサンプル コンフィギュレーション ファイルの 1 つを修正し、名前を変更し、マルチキャスト送信側 Content Engine か、マルチキャスト受信側 Content Engine に保存することができます。カスタマイズしたコンフィギュレーション ファイルを作成し、デフォルトのコンフィギュレーション ファイル名に変更して /local1/multicast-expert-config/ にコピーすると、Content Engine はデフォルトのコンフィギュレーション ファイルではなくカスタマイズしたコンフィギュレーション ファイルを使用するようになります。このカスタマイズされたコンフィギュレーション ファイルは、Content Engine のリブート後に有効になります。

ACNS 5.5 ソフトウェアを実行している Content Engine に格納されているサンプル コンフィギュレーション ファイルは、次のとおりです。

fxdSatellite.conf.src.sample -- 衛星ネットワークの送信側 Content Engine 用。

fxdSatellite.conf.rcv.sample -- 衛星ネットワークの受信側 Content Engine 用。

fxdTerra.conf.src.sample -- 地上ネットワークの送信側 Content Engine 用。

fxdTerra.conf.rcv.sample -- 地上ネットワークの受信側 Content Engine 用。

デフォルト TIBCOSmartPGM FX コンフィギュレーション ファイルの設定パラメータを変更する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 FTP(ファイル転送プロトコル)を使用して、マルチキャスト送信側 Content Engine にログインします。

a. Windows を実行している PC で、 Start > Run の順に選択します。

b. Open フィールドに、マルチキャスト送信側 Content Engine または、マルチキャスト受信側 Content Engineの IP アドレスを使用して、 ftp ipaddress を入力します。

c. User プロンプトで、管理者レベルのユーザ名を入力します。

d. パスワード プロンプトで、パスワードを入力します。FTP プロンプト(ftp>)が表示されます。

ステップ 2 FTP プロンプトで、multicast-expert-config ディレクトリを開きます。

ftp> cd multicast-expert-config
250 CWD command is successful.
ftp>
 

ステップ 3 ディレクトリ内のサンプル コンフィギレーション ファイルをすべて表示します。

ftp> ls
200 PORT command successful.
150 Opening ASCII mode data connection for file list.
fxdSatellite.conf.rcv.sample
fxdSatellite.conf.src.sample
fxdTerra.conf.rcv.sample
fxdTerra.conf.src.sample
226 Transfer complete.
ftp: 297 bytes received in 0.01Seconds 29.70Kbytes/sec.
 

マルチキャスト送信側またはマルチキャスト受信側のどちらを設定するのか、また送信メディアが地上または衛星のどちらであるかによって、どのサンプル ファイルを使用するのかを決定します。

ステップ 4 ASCII モードからバイナリ モードに戻ります。

ftp> bin
200 Type set to I.
 

ステップ 5 コンフィギュレーション ファイルをデスクトップにコピーします。

ftp> get fxdSatellite.conf.rcv.sample
200 PORT command successful.
Opening BINARY mode data connection for fxdSatellite.conf.rcv.sample (5607 bytes).
226 Transfer complete.
ftp: 5607 bytes received in 0.00Seconds 5607000.00Kbytes/sec.
ftp>
 

ステップ 6 FTP セッションを終了します。

ftp> quit
 

ステップ 7 PC 上のコンフィギュレーション ファイルを、テキスト エディタで開きます。

ステップ 8 サンプル コンフィギュレーション ファイルを、必要に応じて変更します。

ステップ 9 Save As を選択し、デフォルトのコンフィギュレーション ファイルと同じ名前を付けて保存します。たとえば、fxdSatellite.conf.rcv.sample という名前のファイルを fxd.conf.rcv として保存します。

ステップ 10 保存したファイルをマルチキャスト送信側 Content Engine またはマルチキャスト受信側 Content Engine の multicast-expert-config ディレクトリに転送します。

a. FTP を使用して、Content Engine にログインします。

b. multicast-expert-config ディレクトリを開きます。

c. バイナリ モードを開始します。

d. 開いたディレクトリにファイルを転送します。次に例を示します。

C:\>ftp 128.19.220.79
Connected to 128.19.220.79.
220 CONTENTENGING FTP server (Version wu-2.7.0(2) Tue Sep 7 17:20:20 P
DT 2004) ready.
User (128.19.220.79:(none)):admin
331 Password required for admin.
Password:
230 User admin logged in. Access restrictions apply.
ftp> cd multicast-expert-config
250 CWD command successful.
ftp> bin
200 Type set to I.
ftp> put fxd.conf.rcv
200 PORT command successful.
150 Opening BINARY mode data connection for fxd.conf.src.
226 Transfer complete.
ftp:5607 bytes sent in 0.01Seconds 560.70Kbytes/sec.
ftp> quit
 

ステップ 11 新しい設定を有効にするために、マルチキャスト送信側 Content Engine またはマルチキャスト受信側 Content Engine をリブートします。


 

コンテンツ複製に関するチャネル オプションの設定概要

マルチキャスト クラウド設定後に、コンテンツのマルチキャスト複製をチャネル内で行うには、マルチキャスト クラウドを 1 つまたは複数のマルチキャスト対応チャネルに関連付ける必要があります。チャネル設定には、コンテンツを複製するためのさまざまな送信オプションが用意されています。チャネルはユニキャスト付きマルチキャスト(ユニキャストへのフェールオーバーのあるマルチキャスト)、マルチキャスト専用、または ユニキャスト専用送信に設定できます。

ユニキャスト付きマルチキャスト

チャネルがユニキャスト付きマルチキャストに設定されている場合、受信側 Content Engine がコンテンツをダウンロードするためにユニキャストを使用するのは、カルーセル送信回線が最大に達したあとと、事前設定されたマルチキャスト送信が失敗したあとだけです。バックアップ送信側を使用しているマルチキャスト クラウド設定で、チャネルがマルチキャストとユニキャストで動作可能な場合は、現在のアクティブなマルチキャスト送信側のファイルのカルーセル送信回線が最大に達した時に、ユニキャストへのフェールオーバーが発生します。

Content Engine のユニキャストへのフォールバックが必要な場合(たとえば、地上マルチキャスト メディアを使用した多層ユニキャスト配置で)、マルチキャスト クラウドのカルーセル送信回数は少なく(たとえば、1、2、または 3)設定します。

マルチキャスト専用

ただし、マルチキャスト複製のみ必要な場合(たとえば、衛星マルチキャスト メディアを使用するハブ アンド スポークまたはスター トポロジ配置)、マルチキャスト専用としてチャネルを設定し、マルチキャスト クラウドのカルーセル送信回数を大きく(たとえば、10 以上)設定する必要があります。

チャネルがマルチキャスト専用に設定されている場合(チャネルがマルチキャスト クラウドに関連付けられ、サブスクライブしている受信側 Content Engine のマルチキャスト サービスがライセンス供与されてイネーブル化されている場合)は、コンテンツの複製はマルチキャストを通してのみ行われます。ユニキャストでの再送信はまったく行われません。これにより、バックグラウンド ユニキャスト ポーリングによる帯域幅の消費を防止します。ただし、マルチキャスト専用チャネル内の Content Engine にマルチキャストのライセンスがなく、マルチキャストがイネーブルになっていない場合、マルチキャスト専用チャネルからすべてのコンテンツを、ユニキャストで要求し続けます。

Content Engine でのマルチキャストのイネーブル化

マルチキャスト クラウドを作成するには、事前にマルチキャスト配信ライセンス キーをシスコから購入し、Content Engine でマルチキャストをイネーブルにする必要があります。このようなマルチキャスト対応の Content Engine は、マルチキャスト クラウドを設定する際に送信側 Content Engine または受信側 Content Engine として割り当てることができます。

マルチキャスト対応 Content Engine は、マルチキャスト クラウドに割り当てる必要があります。マルチキャスト クラウドは、マルチキャスト対応チャネルに割り当てます。また、そのクラウドの各送信側および受信側 Content Engine を、特定のマルチキャスト対応チャネルに割り当てる必要があります。たとえ、そのマルチクラウド がチャネルに割り当てられていても、この追加の作業は必要です。


) マルチキャスト クラウドを最初にあるチャネルに割り当て、その後、そのチャネルに個々の Content Engine を割り当てる必要があります。


Content Engine でマルチキャストをイネーブルにする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Devices > Devices の順に選択します。

ステップ 2 マルチキャストをイネーブルにする Content Engine の名前の横にある Edit アイコンをクリックします。Content Engine Device Home ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 Contents ペインから、 Prepositioning > Multicast Distribution License の順に選択します。Multicast Distribution License Agreement ウィンドウが表示されます。

Multicast Distribution Agreement for Content Engine ウィンドウが表示されるのは、デバイスのマルチキャスト配信ライセンス条件が未読で同意されていない場合だけです。ライセンス条件に同意する手順は、次のとおりです。

a. この契約の契約条件を読みます。

b. Accept License チェックボックスにチェックマークを付けます。

c. Submit をクリックします。

ウィンドウが更新され、Multicast Distribution License Settings for Content Engine ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 Enable チェックボックスにチェックマークを付けて、License Key フィールドにライセンス キーを入力します。

または、評価期間の間、評価ライセンス キーを有効にするために、 Evaluate チェックボックスにチェックマークを付けます。

ステップ 5 Submit をクリックします。

ステップ 6 Modifying Content Engine ウィンドウに戻り、ステップ 1ステップ 5 を繰り返し、ACNS ネットワーク内の他の Content Engine でマルチキャストをイネーブルにします。

ステップ 7 次の方法で、マルチキャスト配信ライセンスの設定値を変更または削除できます。

デバイスの設定を削除するには、タスクバーから Remove Device Settings アイコンをクリックします。

デバイスの出荷時のデフォルト値を適用するには、タスクバーから Apply Defaults アイコンをクリックします。

デバイスが関連付けられているデバイス グループから適用されたデバイス グループの設定を変更するには、タスクバーからOverride Group Settings アイコンをクリックします。

あるデバイスを、このウィンドウに表示される値で設定された 1 つまたは複数のデバイス グループに関連付ける場合、デバイスに適用する設定を持つデバイス グループ名を、ドロップダウン リストから選択できます。

ステップ 8 次の「マルチキャスト クラウドのプロパティの設定」に進んで、マルチキャスト クラウドを作成します。


 

マルチキャスト クラウドのプロパティの設定

マルチキャスト クラウドを設定するには、転送されるデータをアドバタイズするための IP マルチキャスト アドレス、データを転送するための IP マルチキャスト アドレス範囲、プライマリ マルチキャスト送信側 Content Engine と任意のバックアップ送信側 Content Engine、受信側 Content Engine 群、およびデータの最大送信速度を指定します。


) x.0.0.y の形式(たとえば、238.0.0.1)のマルチキャスト アドレスを使用しないことを強く推奨します。このようなアドレスは、ローカル マルチキャストを行うルータおよびスイッチによって使用されることが多い、224.0.0.x と同じイーサネット アドレス スペースにハッシュされます。これらのアドレスに対するトラフィックが増えると、これらのネットワーク要素の負荷も増えてしまいます。


マルチキャスト クラウドを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Services > Web > Multicast Clouds の順に選択します。Multicast Clouds ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 タスクバーから Create New Multicast Cloud アイコンをクリックします。Creating New Multicast Cloud ウィンドウが表示されます(図5-10 を参照)。マルチキャスト クラウドのパラメータについては、 表5-6 を参照してください。

図5-10 Creating New Multicast Cloud ウィンドウ

 

ステップ 3 基本的なマルチキャスト クラウド情報を設定します。

a. Name フィールドに、マルチキャスト クラウドの名前を入力します。

b. Advertisement IP address フィールドに、アドバタイズメント アドレスを入力します。

マルチキャスト クラウドを作成するには、固有のアドバタイズメント アドレスを割り当てる必要があります。固有のアドバタイズメント アドレスを割り当てると、1 つのクラウド内のすべての Content Engine に同じアドバタイズメント アドレスが設定され、マルチキャスト セッション情報を伝達することが可能になります。

c. Port フィールドに、ポート番号を入力します(ファイル転送アドレスに使用されるポート)。デフォルトのポートは 7777 です。

ステップ 4 マルチキャスト アドレスを設定します。

a. 表示されたフィールドに開始 IP アドレスと終了 IP アドレスを入力します。

マルチキャスト クラウドが設定され、そのマルチキャスト クラウドを 1 つまたは複数のマルチキャスト対応チャネルに関連付けると、このマルチキャスト アドレス範囲は関連付けられた各チャネルに、固有のデータ チャネル マルチキャスト アドレスを提供するのに使用されます。マルチキャスト クラウドにチャネルを割り当てるときに、アドレスが 1 つのチャネルだけで、かつ 1 つのマルチキャスト クラウドだけで使用されることを保証するために、未使用の IP アドレスがこの範囲内で自動的に選択されます。

b. Default Multicast-out Bandwidth フィールドに、マルチキャスト最大速度をキロビット/秒(kbps)で入力します。この値は、送信側 Content Engine に適用されます。


ヒント マルチキャスト送出帯域幅は現実的な値でなくてはなりません(最大で 102,400 kbps [100 mbps])。ネットワークがギガビット イーサネット接続とファスト イーサネット接続の両方に対応していて、マルチキャスト クラウド内にローエンドの Content Engine モデルがある場合、デフォルトのマルチキャスト送出帯域幅は 10,240 kbps(10 mbps)以内の値にします。ネットワーク内の Content Engine がすべてハイエンド モデル(CE-732x)で、ネットワークがすべてギガビット イーサネット接続の場合、デフォルトのマルチキャスト送出帯域幅は最大で 102,400 kbps(100 mbps)に設定できます。これよりも大きな値を設定すると、受信側はファイル全体を受信できなくなにる可能性があります。


c. バックアップ送信側が設定されている場合、Backup CE Default Multicast-out Bandwidth フィールドに、マルチキャストの最大速度をキロビット/秒(kbps)で入力します。

ステップ 5 必要に応じて、マルチキャスト クラウドの詳細を設定します。

a. 使用するマルチキャスト送信方法に基づいて、Multicast medium ドロップダウン リストから Satellite または Terrestrial を選択します。

b. IP TTL フィールドに、Time to Live(TTL)のホップ数を入力します。

パケットが宛先に到達したかどうかに関係なく、パケットが破棄される前に通過するホップ数を TTL フィールドに指定します。

c. # of Carousel passes フィールドに、カルーセル送信数を入力します。

このカルーセル送信数は、マルチキャスト送信側が、割り当てられたチャネルのコンテンツを送信できる最大回数です。カルーセル送信数がこの最大回数に到達したあとで、送信側マルチキャストをユニキャストにフォールバックするように設定できます。

Content Engine をユニキャストにフォールバックする場合(たとえば、地上マルチキャスト メディアを使用した多層ユニキャスト配置)、マルチキャスト クラウドのカルーセル送信回数を少なく(たとえば、1、2、または 3 など)設定する必要があります。

一方、マルチキャスト複製が適切な場合(たとえば、衛星マルチキャスト メディアを使用した、ハブ アンド スポークまたはスター トポロジ配置)、カルーセル送信数を大きくしてください(たとえば、10 以上)。


) チャネルがマルチキャスト専用に設定され、受信側がマルチキャスト対応の場合、設定可能なカルーセル送信の最大数は 1,000,000,000 です。設定されたカルーセル送信の数に達すると、Syslog は警告メッセージを表示します。


d. FEC transmission group の値をドロップダウン リストから選択します。

FEC データ符号化は、再送信を必要とせず、エラーから送信を保護します。FEC 数は、1 つの FEC 送信グループに符号化されるパケット数を示します。数が大きいほど、送信グループのサイズは大きくなり、その結果、マルチキャストのエラー耐性が向上しますが、マルチキャスト送信側および受信側の計算にかかるオーバーヘッドが増えることになります。ただし、FEC に関連する帯域幅のオーバーヘッドは発生しないことに注意してください。

e. Delay between passes フィールドに、値を分単位で入力します。これは、ファイル送信間の間隔です。

f. Pragmatic Group Multicasting(PGM)パケットの IP ルータ アラート オプションをイネーブルにするために、 PGM Router-assist チェックボックスにチェックマークを付けます。

このオプションは、コンテンツの配信のために IP ルータを使用すべきかどうかを指定します。

g. Primary-to-backup failover grace period に値を分単位で入力します。範囲は 5 ~ 7200 分です。デフォルトは 30 分です。

これは、プライマリ送信側がアクティブであるかどうかをバックアップ送信側が検出するために割り当てる時間です。

h. Backup-to-primary fallback grace period に値を分単位で入力します。範囲は 5 ~ 7200 分です。デフォルトは 30 分です。

これは、バックアップがアクティブであるかどうかをプライマリ送信側が検出するために割り当てる時間です。

ステップ 6 必要に応じて、Comments フィールドにコメントを入力します。

ステップ 7 この設定を保存するには、 Submit をクリックします。

これでマルチキャスト クラウドの設定が保存され、「Content Engine のマルチキャスト クラウドへの割り当て」にあるステップ 3 に進むことができます。


) 受信側 Content Engine を割り当てていない場合、受信側 Content Engine をマルチキャスト クラウドに割り当てるまで、トランザクションが完了しないことを知らせるメッセージが表示されます。


表5-6 に、マルチキャスト クラウドの設定時に Content Distribution Manager GUI で指定する必要があるパラメータを示します。GUI およびこの表では、必須フィールドにアスタリスクが付いています。

 

表5-6 マルチキャスト クラウドのパラメータ

フィールド
説明

Multicast Cloud Information

Name* 3

マルチキャスト クラウドの識別子。この名前は、システム全体で一意でなければなりません。

Advertisement IP address*

通信チャネルを実装するために、マルチキャスト クラウドによって集合的に認識されて使用されるマルチキャスト アドレス。

アドバタイズメント IP アドレスは、次の注意事項に適合する必要があります。

システム全体で一意であること。

各マルチキャスト クラウドは 1 つのアドバタイズメント アドレスを持つ必要がある。

このアドレスは別のマルチキャスト クラウドで使用できない。

RFC マルチキャスト範囲(224.0.0.0~239.255.255.255)内にあること。

このクラウドによって指定される開始と終了の範囲内にないこと。

プログラム用のユーザ指定のマルチキャスト アドレスではないこと。

プログラム マルチキャスト プールの開始と終了の範囲( System > Program Addresses で指定)内にないこと。

マルチキャスト アドレスの制約事項については、 付録 B「IP マルチキャスト アドレッシング」 を参照してください。

Port*

ファイル アドレスに使用するポート。デフォルトのポートは 7777 です。

Multicast Address Settings

Start IP address*

IP アドレス範囲の開始値(224.0.0.0 ~ 239.255.255.255 の範囲内)。

IP アドレスの範囲は、次の規則に適合する必要があります。

IP アドレスの範囲は、プログラム用マルチキャスト プール アドレスと重複しないこと。

IP アドレスの範囲には、関連付けられたチャネルと共にこのクラウドが使用するすべてのマルチキャスト アドレスが含まれていること。


) 1 つのマルチキャスト クラウドの IP アドレス範囲は、別のマルチキャスト クラウドの範囲と重複させることができます。警告メッセージが表示されますが、入力値は受け入れられます。マルチキャスト アドレスの制約事項については、付録 B「IP マルチキャスト アドレッシング」を参照してください。


End IP address*

IP アドレス範囲の終了値。開始 IP アドレスより大きくする必要があります。終了 IP アドレスの範囲は、224.0.0.0 ~ 239.255.255.255 です。

マルチキャスト アドレスの制約事項については、 付録 B「IP マルチキャスト アドレッシング」 を参照してください。

Default Multicast-out Bandwidth*

キロビット/秒(kbps)単位のマルチキャスト最高速度。最低速度は 10 kbps です。

これは、デフォルトのマルチキャスト送出帯域幅で、1 日 24 時間、週 7 日間適用されます。マルチキャスト送出帯域幅は、送信側 Content Engine にのみ適用されます。

曜日ごとに帯域幅をカスタマイズするには、A&D Bandwidth
Settings ウィンドウを使用します。これらの設定値は、指定する期間の間、デフォルト値より優先されます( 取得と配信のデフォルト帯域幅の設定を参照)。

Synchronize Primary and Backup CE Multicast-out Bandwidth

チェックマークが付いている場合、バックアップ送信側が設定されていると、デフォルトのマルチキャスト送出帯域幅の設定パラメータがプライマリ送信側とバックアップ送信側の両方で使用されます。

Backup CE Default Multicast-out Bandwidth

バックアップ送信側のキロビット/秒(kbps)単位のマルチキャスト最高速度。最低速度は 10 kbps です。

Advanced Settings

Multicast medium

マルチキャストを送信する手段。Satellite(衛星)または Terrestrial(地上)。デフォルトは Satellite です。

TTL

ホップ数(1~255)で TTL を指定します。デフォルトは 255 です。

FEC transmission group

FEC ブロックのサイズ(パケット数)(詳細については、RFC 3208 『 PGM Reliable Transport Protocol Specification 』を参照)。許容入力値は、2、4、8、16、32、64、および 128 です。デフォルトは 16 です。

# of Carousel passes

マルチキャスト送信側がオンデマンド カルーセルに応じて欠落コンテンツを送信しようとする最大回数(1~1000000000)。デフォルトは 5 です。


) マルチキャスト送信側が時刻 t にオブジェクト上で最後のカルーセルを終了し、マルチキャスト送信側が t + carousel_delay 内に NACK を受信すると、マルチキャスト送信側は時刻 t + carousel_delay にこのオブジェクトの次のカルーセルを開始します。つまり、カルーセルの遅延がゼロ(0)より大きい場合、マルチキャスト カルーセルは NACK の受信直後にはトリガーされません。


Delay between passes

分単位のファイル送信間の遅延(0~10080 [7 日 × 24 時間 × 60 分])。デフォルトは 0 分です。

PGM Router-assist

コンテンツの配信に IP ルータを使用するかどうかを指定します。このチェックボックスにチェックマークを付けると、PGM パケットの IP ルータ アラート オプションがイネーブルになります。


) PGM パケット ルーティングは、Cisco IOS 12.0(5)T およびそれ以降の 12.0 T リリースでサポートされます。


Primary-to-backup failover grace period

プライマリ送信側がアクティブであるかどうかを、バックアップ送信側が検出するために割り当てる時間。バックアップ送信側がこの猶予期間内にプライマリ送信側からハートビートを受信しない場合、バックアップ送信側はアクティブ ロールを引継ぎます。

範囲は、5~7200 分です。デフォルトは 30 分です。

Backup-to-primary fallback grace period

バックアップ送信側がアクティブであるかどうかをプライマリ送信側が検出するために割り当てる時間。バックアップ送信側がこの猶予期間内に応答しない場合、プライマリ送信側はアクティブ ロールを引継ぎます。

範囲は、5~7200 分です。デフォルトは 30 分です。

説明

マルチキャスト クラウドに関するコメント。

3.* = 入力必須フィールド。その他のフィールドはすべて任意です。

 


 

マルチキャスト クラウド設定の変更

マルチキャスト クラウド設定を変更する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Services > Web > Multicast Clouds の順に選択します。Multicast Clouds ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 変更するマルチキャスト クラウドの名前の横にある Edit アイコンをクリックします。Modifying Multicast Cloud ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 必要に応じて、情報または設定値を変更します。

ステップ 4 この変更内容を保存するには、 Submit をクリックします。


 

マルチキャスト クラウドの削除

マルチキャスト クラウドを削除する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Services > Web > Multicast Clouds の順に選択します。Multicast Clouds ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 削除するマルチキャスト クラウドの名前の横にある Edit アイコンをクリックします。Modifying Multicast Cloud ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 タスクバーから Trash アイコンをクリックします。削除を確認するメッセージが表示されます。

ステップ 4 OK をクリックします。マルチキャスト クラウドが削除されます。


 

マルチキャスト クラウドの表示

ネットワーク内で設定されているすべてのマルチキャスト クラウドのリストを表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Services > Web > Multicast Clouds の順に選択します。Multicast Clouds ウィンドウに、ACNS ネットワーク内のすべてのマルチキャスト クラウドが表示されます。

この表には、各マルチキャスト クラウドの送信側 Content Engine も表示されます。

ステップ 2 この表を印刷するには、 Printer アイコンをクリックします。


 

Content Engine のマルチキャスト クラウドへの割り当て


) Content Engine をマルチキャスト クラウドに追加するには、事前に、マルチキャスト配信ライセンスを取得した Content Engine のマルチキャスト機能をイネーブルにしておく必要があります(Content Engine でのマルチキャストのイネーブル化を参照)。


Content Engine をマルチキャスト クラウドに追加する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Services > Web > Multicast Clouds の順に選択します。Multicast Clouds ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 受信側 Content Engine を追加するマルチキャスト クラウドの名前の横にある Edit アイコンをクリックします。Modifying Multicast Cloud ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 Contents ペインから、 Assign Content Engines をクリックします。CE assignments for Multicast Cloud ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 マルチキャスト受信側 Content Engine、マルチキャスト送信側 Content Engine、およびバックアップ送信側 Content Engine を割り当てます。 表5-7 では、マルチクラウドに対する Content Engine ロールの割り当てを説明しています。

a. Role ドロップダウン リストから Receiver を選択して、受信側ロールに割り当てる Content Engine の名前の横にある Assign アイコン(ブルーの十字マーク)をクリックします。Submit をクリックします。このマルチキャスト クラウドに複数の受信側 Content Engine の割り当てる場合、この手順を繰り返します。

または、複数のロケーションにあるすべての Content Engine をそのマルチキャスト クラウドに対して一括して追加することもできます。その場合は、タスクバーから Assign all Content Engines アイコンをクリックし、Submit をクリックします。

b. Role ドロップダウン リストから Primary Sender を選択して、プライマリ送信側ロールに割り当てる Content Engine の名前の横にある Assign アイコンをクリックして、Submit をクリックします。

c. 必要に応じて、Role ドロップダウン リストから Backup Sender を選択して、バックアップ送信側ロールに割り当てる Content Engine の名前の横にある Assign アイコンをクリックして、Submit をクリックします。


) Content Distribution Manager GUI では、マルチキャストがイネーブルになっていない Content Engine も割り当てることができます。ただし、マルチキャスト クラウドに割り当てるすべての Content Engine は、マルチキャスト ライセンスを持ち、マルチキャストがイネーブルになっていることを確認する必要があります(Content Engine でのマルチキャストのイネーブル化を参照)。


 

表5-7 マルチキャスト クラウドに対する Content Engine ロールの割り当て

ロール割り当て
説明

受信側

プライマリ送信側からコンテンツを受信する Content Engine。機能するマルチキャスト クラウドを作成するには、少なくとも 1 台の受信側 Content Engine を加える必要があります。

受信側 Content Engine を追加する場合には、次の注意事項に従います。

少なくとも受信側にする 1 台の Content Engine を選択する必要がある。

追加可能な受信側の最大数は、システム内にある Content Engine の合計数(ただし、送信側 Content Engine を除く)。

受信側は別のマルチキャスト クラウドの受信側になることはできない。

受信側は同じマルチキャスト クラウドの送信側になることはできない。別のマルチキャスト クラウドに割り当てられて いない Content Engine だけが、Content Distribution Manager GUI 内で選択肢として表示されます。

マルチキャスト機能をイネーブルにするためにチャネルに関連付けることができるのは、完全に設定されたマルチキャスト クラウド(少なくとも 1 つの受信側 Content Engine を持つ)だけ。

Content Engine の選択肢リストは、ロケーション別に分類される。このマルチキャスト クラウドに追加する個々の Content Engine を、1 つまたは複数のロケーションから選択できる。


) Content Distribution Manager GUI で選択肢として表示されるのは、別のマルチキャスト クラウドに受信側 Content Engine として割り当てられていない Content Engine、およびこのクラウドに送信側 Content Engine として割り当てられていない Content Engine だけです。


プライマリ送信側

マルチキャストを使用する一連の受信側 Content Engine に、コンテンツをプッシュするプライマリ Content Engine の転送側。

プライマリ送信側は、次のルールに従う必要があります。

プライマリ送信側は、同じクラウドのバックアップ送信側にすることはできない。

プライマリ送信側は、同じクラウドの受信側にすることはできない。

プライマリ送信側は、別のクラウドのプライマリ送信側にすることはできない。

プライマリ送信側は、別のクラウドのバックアップ送信側にすることはできない。

送信側 Content Engine は、ネットワークから削除できません。送信側 Content Engine を削除するには、事前にそのマルチキャスト クラウドの送信側として別の Content Engine を選択する必要があります。

バックアップ送信側

プライマリ送信側 Content Engine の障害時におけるバックアップ用に設定された Content Engine。

バックアップ送信側は、次のルールに従う必要があります。

バックアップ送信側は、同じクラウドのプライマリ送信側にすることはできない。

バックアップ送信側は、同じクラウドの受信側にすることはできない。

バックアップ送信側は、別のクラウドのプライマリ送信側にすることはできない。

バックアップ送信側は、別のクラウドのバックアップ送信側にすることはできない。

1 つのマルチキャスト クラウドのプライマリおよびバックアップ送信側は、一連の同じマルチキャスト対応チャネルにサブスクライブする必要があります。

 


 

マルチキャスト クラウドから Content Engine を削除する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Devices > Multicast Clouds の順に選択します。Multicast Clouds ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 受信側 Content Engine を削除するマルチキャスト クラウドの名前の横にある Edit アイコンをクリックします。Modifying Multicast Cloud ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 Contents ペインから、 Assign Content Engines をクリックします。CE assignments for Multicast Cloud ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 削除する Content Engine の名前の横にある Unassign アイコンをクリックします。または、タスクバーから Unassign all Content Engines アイコンをクリックして、マルチクラウドから複数のロケーションにあるすべての Content Engine を一括削除することも可能です。

ステップ 5 Content Engine をマルチキャスト クラウドから削除するには、Submit をクリックします。 Submit をクリックすると、割り当てが解除された Content Engine の横にブルーの十字マークが表示されます。


 

マルチキャスト クラウドのチャネルへの割り当てと削除

マルチキャスト対応チャネルに対してのみ、マルチキャスト クラウドを割り当て、または削除することができます。チャネルを作成または変更する際に、Multicast/Unicast オプション ボタンか、Multicast-only オプション ボタンをクリックすると、そのチャネルがマルチキャスト対応になります(新しいチャネルを作成するには、チャネルの作成と変更を参照)。


) マルチキャスト クラウドがチャネルに割り当てられている場合、そのマルチキャスト クラウドに含まれている Content Engine も、個別にマルチキャスト用のチャネルに割り当てる必要があります。Content Engine をチャネルに割り当てるには、「Content Engine のチャネルへの追加と削除」の手順に従ってください。


マルチキャスト対応チャネルにマルチキャスト クラウドを割り当てる手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Services > Web > Channels の順に選択します。Channels ウィンドウに、ACNS ネットワーク内のすべてのチャネルが表示されます。

ステップ 2 マルチキャスト クラウドを割り当てるチャネルの名前の横にある Edit アイコンをクリックします。Modifying Channel ウィンドウが表示されます( 図5-7 を参照)。

ステップ 3 チャネル上でマルチキャストがイネーブルになっていない場合、マルチキャストをディセーブルにします。

a. Multicast only または Multicast/Unicast オプション ボタンをクリックします。

b. Submit をクリックします。

ステップ 4 Contents ペインから、 Assign Multicast Cloud を選択します。Assigning Multicast Clouds to Channel ウィンドウが表示されます(図5-11 を参照)。

図5-11 Assigning Multicast Clouds to Channel ウィンドウ

 

ステップ 5 タスクバーから Assign Multicast Cloud to Channel アイコンをクリックします。Assign Multicast Cloud to Channel Assignment ウィンドウが表示されます。

ステップ 6 ドロップダウン リストからマルチキャスト クラウドを選択します。ウィンドウが更新され、そのマルチキャスト クラウドの IP アドレス範囲が表示されます。IP address to use for this Channel フィールドに、このチャネルを割り当てるために、この範囲内の使用可能な IP アドレスを入力します(割り当て可能なアドレスが自動的にこのフィールドに表示されますが、このアドレスは変更できます)。

図5-12 に、マルチキャスト クラウド選択後に更新され、クラウドの IP アドレス範囲が表示されたウィンドウを示します。

図5-12 Assign Multicast Cloud to Channel Assignment ウィンドウ

 

ステップ 7 この設定を保存するには、 Submit をクリックします。


 

チャネルからマルチクラウドを削除する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Services > Web > Channels の順に選択します。Channels ウィンドウに、ACNS ネットワーク内のすべてのチャネルが表示されます。

ステップ 2 マルチキャスト クラウドを削除するチャネルの名前の横にある Edit アイコンをクリックします。Modifying Channel ウィンドウが表示されます( 図5-7 を参照)。

ステップ 3 削除するマルチキャスト クラウドの名前の横にある Edit アイコンをクリックします。Assign Multicast Cloud to Channel Assignment ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 Trash アイコンをクリックします。削除を確認するプロンプトが表示されます。

ステップ 5 OK をクリックします。チャネルが削除されます。


 

マルチキャスト設定の確認

次のチェック事項に従って、マルチキャスト設定を確認します。

1. show multicast EXEC コマンドを使用して、マルチキャスト クラウドに追加されている Content Engine がすべてオンラインで、かつマルチキャスト対応になっていることを確認します。

2. マルチキャストの接続を確認したあと、マルチキャスト クラウドのパラメータ(送信側、アドバタイズメント アドレス、転送アドレス、範囲、マルチキャスト送出帯域幅、マルチキャスト メディア(衛星または地上)、カルーセル送信数、および受信側 Content Engine)を設定します。

3. 送信側 Content Engine に対しては show distribution mcast-data-sender EXEC コマンド、受信側 Content Engine に対しては show distribution mcast-data-receiver EXEC コマンドを使用して、マルチキャスト クラウドのプロパティを確認します。

4. マルチキャストを行うチャネルを設定し、そのチャネルにマルチキャスト クラウドを割り当てます。

5. マルチキャストの送信側 Content Engine と、目的の受信側 Content Engine を、割り当てられたマルチキャスト クラウドからチャネルに割り当てます。

6. マルチキャスト チャネルを Content Distribution Manager 上で設定したあと、データ転送の進行状況を表示するには、 show statistics distribution mcast-sender EXEC コマンドと show statistics distribution mcast-receiver EXEC コマンドを使用します。

マルチキャスト関連コマンド

表5-8 に、マルチキャストに関連するコマンドを示します。使用上のガイドラインや例など、コマンドの詳細については、『 Cisco ACNS Software Command Reference 』Release 5.5を参照してください。

 

表5-8 マルチキャスト関連コマンド

コマンド
構文
説明

distribution multicast

distribution multicast send-nack-now

欠落したオブジェクトについて NACK を生成し、それらをマルチキャスト受信側に送信します。

 

distribution multicast resend

個々のオブジェクトを再送信する( object オプション)か、カルーセル送信の最初のラウンドが NACK によってトリガーされる( on-demand-only オプション)ことを指定します。

 

distribution multicast stop

マルチキャスト カルーセルがこれ以上トリガーされないように、完了したカルーセル送信の数を最大値に設定します。

multicast

multicast {accept-license-agreement | enable | evaluate | license-key key | sender-delay delay}

ライセンス条件への同意やキーの入力を含め、マルチキャストをイネーブルにするか、ディセーブルにするかを制御します。


) マルチキャストを設定するには、CLI ではなく Content Distribution Manager GUI を使用することを推奨します。


 

distribution multicast connectivity-test

送信側と 1 つまたは複数の受信側間でのマルチキャスト接続を検査します。

 

multicast fixed-carousel enable

受信側のフィードバックに関係なく、固定されたカルーセル送信をイネーブルにし、NACK によるカルーセル送信のトリガーをイネーブルにします。プライマリ送信側にだけ適用され、Content Engine がバックアップ送信側になると、このコマンドはディセーブルになります。

 

multicast priority-weight

プライオリティ ベースのスケジューリングのためのマルチキャスト帯域幅の割合を設定します。残りの帯域幅は、キューにあるジョブの時間ベースのスケジューリング用になります。

デフォルトは 50% です。

 

multicast back-version-compatibility

マルチキャスト送信側が、指定されたソフトウェア バージョンの受信側と下位互換を持つようにします。

show multicast

show multicast [license-agreement]

マルチキャスト クライアントの現在のステータスを表示します。コマンド ストリングにlicense-agreement オプションを指定すると、マルチキャストのライセンス契約書の全文が表示されます。

show distribution

show distribution mcast-data-receiver

show distribution mcast-data-sender

show distribution location

マルチキャスト受信側または送信側に関する情報を表示します。マルチキャスト クラウドに関する情報を表示します。

show statistics distribution

show statistics distribution mcast-data-receiver

show statistics distribution mcast-data-sender

マルチキャスト データの受信側または送信側のコンテンツ配信の統計情報を表示します。

clear statistics distribution

clear statistics distribution mcast-data-receiver

clear statistics distribution mcast-data-sender

マルチキャスト統計情報を消去します。

次の作業

この章では、次の作業行いました。

ロケーションを作成し、変更することにより配信トポロジを設定しました。

Web サイト コンテンツを保持する、オリジン Web サーバのための URL を準備して Web サイトを定義しました。

ACNS ネットワーク内の Content Engine に、オリジン サーバのコンテンツをマップするためにチャネルを作成しました。

ユニキャストとマルチキャスト送信の一方、あるいは両方のためのチャネルをイネーブルにしました。

チャネルに Content Engine を割り当てました。

マルチキャスティング用のマルチキャスト クラウドを作成しました。

これで、事前配信コンテンツを取得するためにデバイスを追加設定したり、取得するコンテンツを定義したりする準備ができました。次の「ACNS ネットワークのコンテンツ取得設定」に進んでください。