中央管理配置に関する Cisco ACNS ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Release 5.5
はじめに
はじめに
発行日;2012/02/02 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 10MB) | フィードバック

目次

はじめに

概要

初期デバイス設定の概要

初期ネットワーク設定の概要

初期設定作業の概要

Content Distribution Manager のイネーブル化

Content Router のイネーブル化(任意)

Content Engine のイネーブル化

Content Engine のディスク スペースの設定

すべてのデバイスのアクティブ化

ソフトウェア サービスのイネーブル化

1つまたは複数の要求ルーティング方法の設定

簡略セットアップ方法の使用

自動登録を使用したデバイスの簡略設定

セットアップ ユーティリティを使用したデバイスの簡略設定

スタティック IP アドレスの選択またはインターフェイス レベル DHCP の使用について

Quick Start ツールを使用したネットワークの簡略設定

標準 CLI を使用した初期デバイス設定

デバイス モードの設定

デバイスのネットワーク設定

Content Distribution Manager の設定

ディスク スペースの設定

Content Distribution Manager へのデバイス登録

初期デバイス設定のまとめ

標準 Content Distribution Manager GUI を使用した初期ネットワーク設定

Content Distribution Manager GUI を使用したデバイスのアクティブ化

すべての非アクティブ Content Engine のアクティブ化

次の作業

はじめに

この章では、ACNS ネットワークを構成するデバイスに対して行う初期デバイス設定、および基本 ACNS ネットワーク設定について解説します。また、中央管理環境内での運用および通信のために ACNS デバイスを設定する方法について説明します。この章の構成は、次のとおりです。

「概要」

「簡略セットアップ方法の使用」

「標準 CLI を使用した初期デバイス設定」

「標準 Content Distribution Manager GUI を使用した初期ネットワーク設定」

「次の作業」

概要

はじめに、次の 2 つの初期設定をする必要があります。

1. デバイス

2. ネットワーク

デバイスの初期設定値とネットワーク要素を設定するために、次の 2 つの設定方法のいずれかを選択できます。

簡略な方法

標準的な方法

いずれの方法でも最初の作業として、デバイスの初期設定を行います。デバイスの初期設定では、IP アドレス、ネットマスク、DNS ホスト、ゲートウェイ IP アドレスなどのデバイスのネットワーク値の設定が必要です。

デバイスを起動したあとに、個々のデバイスを Content Distribution Manager という中央管理デバイスに登録して、Content Distribution Manager GUI からそのデバイスをオンラインにする必要があります。その後、デバイスは Content Distribution Manager GUI を介して 1 つの中央ロケーションから設定および管理できます。

初期デバイス設定の概要

ACNS ネットワークに組み込む前に、最初にすべての ACNS デバイスを設定する必要があります。デバイスの初期設定方法として、次の 3 つ方法があります。

自動登録 -- 簡略な方法

自動登録方法では、最初にデバイスの電源が投入されたとき、Content Distribution Manager で初期デバイス設定とネットワーク登録が自動的に実行されます。(自動登録を使用したデバイスの簡略設定を参照)。

セットアップ ユーティリティ -- 簡略な方法

コンソール接続により CLI(コマンドライン インターフェイス)ベースの対話型セットアップ ユーティリティを使用して、初期デバイス設定とネットワーク登録を行います。(セットアップ ユーティリティを使用したデバイスの簡略設定を参照)。

CLI -- 標準的な方法

初期デバイス設定、およびネットワーク登録は、デバイスの標準 CLIを使用して実行することができます(標準 CLI を使用した初期デバイス設定を参照)。

図2-1 に、デバイスを初期設定するためのタスク フローを示します。

図2-1 中央管理 ACNS ネットワークにおけるデバイスの初期設定

 

初期ネットワーク設定の概要

ACNS デバイスを初期設定したあと、アクティブにし、その後基本 ACNS ネットワークを設定する必要があります。デバイスのアクティブ化は、Content Distribution Manager GUI を介して行います。これにより、適切と判断したデバイスのみを ACNS ネットワークに参加させ、他のアクティブなノードと通信させることができます。

ネットワークをアクティブにし、初期設定するには、次の 2 つの方法があります。

Quick Start ツール -- 簡略な方法

Content Distribution Manager GUI -- 標準的な方法

GUI ベースの Quick Start ツールを使用して、デバイスをアクティブにし、基本 ACNS ネットワークを設定することを推奨します。標準 Content Distribution Manager GUI または CLI を使用して、あとからこの初期設定を変更することができます(Quick Start ツールを使用したネットワークの簡略設定を参照)。

図2-2 に、Content Distribution Manager GUI の Quick Start ツールを使用した基本 ACNS ネットワークを設定するためのタスク フローを示します。

図2-2 基本 ACNS ネットワークの設定

 

初期設定作業の概要

ここでは、簡略な設定方法と標準的な設定方法の両方について、ACNS ネットワークをセットアップおよび設定するための初期設定作業の概要を示します。また、これらの作業について詳細に説明している節や他の章も示します。

Content Distribution Manager のイネーブル化

1. WAE アプライアンスの電源を入れ、ブートアップ中の最初の 30 秒以内に何かキーを押して自動登録をバイパスします。

2. 対話型セットアップ ユーティリティ、または CLI から device mode グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、デバイス モードを設定します。

(セットアップ ユーティリティを使用するには、セットアップ ユーティリティを使用したデバイスの簡略設定を参照。)

(CLI 設定については、デバイス モードの設定を参照。)

3. 対話型セットアップ ユーティリティ、または CLI を使用して、プライマリ Content Distribution Manager を設定し、管理サービスをイネーブルにします。

(セットアップ ユーティリティを使用するには、セットアップ ユーティリティを使用したデバイスの簡略設定を参照。)

(CLI 設定については、Content Distribution Manager の設定を参照。)

4. スタンバイ Content Distribution Manager を設定します(任意)。

Content Router のイネーブル化(任意)

1. Content Router または Content Engine の電源を入れます。

2. 対話型セットアップ ユーティリティ、または CLI から device mode グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、デバイス モードを設定します。

(セットアップ ユーティリティを使用するには、セットアップ ユーティリティを使用したデバイスの簡略設定を参照。)

(CLI 設定については、デバイス モードの設定を参照。)

3. DHCP サーバの有無に応じて次のいずれかを実行します。

DHCP サーバが設定されている場合。ブートアップするとすぐに、自動登録によってネットワークの設定と Content Distribution Manager への Content Router の登録が自動的に行われます。

自動登録を使用したデバイスの簡略設定を参照。)

DHCP サーバが設定されていない場合。自動登録をディセーブルにして手動でネットワーク設定を指定し、対話型セットアップ ユーティリティまたは CLI を使用してデバイスを Content Distribution Manager に登録します。

(セットアップ ユーティリティを使用するには、セットアップ ユーティリティを使用したデバイスの簡略設定を参照。)

(CLI 設定については、デバイスのネットワーク設定およびContent Distribution Manager へのデバイス登録を参照。)

4. Content Router 用の DNS サーバを設定します。

Content Router またはルーティング Content Engine を使用したコンテンツ要求ルーティングの設定を参照)。

Content Engine のイネーブル化

1. Content Engine の電源を入れます。

2. DHCP サーバの有無に応じて次のいずれかを実行します。

DHCP サーバが設定されている場合。ブートアップするとすぐに、自動登録によってネットワークの設定と Content Distribution Manager への Content Engine の登録が自動的に行われます。

自動登録を使用したデバイスの簡略設定を参照。)

DHCP サーバが設定されていない場合。自動登録をディセーブルにして手動でネットワーク設定を指定し、デバイスを Content Distribution Manager に登録します。

対話型 セットアップ ユーティリティか CLI のどちらかを使用して、次のネットワーク設定を指定します。

イーサネット インターフェイス

IP ドメイン名

ホスト名

IP ネーム サーバ

デフォルト ゲートウェイ

プライマリ インターフェイス

(セットアップ ユーティリティを使用するには、セットアップ ユーティリティを使用したデバイスの簡略設定を参照。)

(CLI 設定については、デバイスのネットワーク設定およびContent Distribution Manager へのデバイス登録を参照。)

Content Engine のディスク スペースの設定

1. どのソフトウェア サービスをイネーブルにするかを決定します。

イネーブルにしたソフトウェア サービスによって、設定に必要なファイル システムのタイプと、個々のサービスのタイプに適したディスク スペースが決まります。

2. 従来のキャッシング(cfs)、事前配信(cdnfs)、ストリーミング サービス(mediafs)、およびシステム(sysfs)用にそれぞれディスク スペースを作成します。

Quick Start ツールを使用して、基本ディスク設定を選択します。

Quick Start ツールを使用したネットワークの簡略設定を参照。)

CLI を使用してディスク スペースを設定します。

ディスク スペースの設定を参照。)

Content Distribution Manager GUI の File System Configuration ウィンドウを使用してディスク スペースを設定します。

(『 Cisco ACNS Software Update and Maintenance Guide 』を参照。)

3. ディスク設定を有効にするために、デバイスをリブートします。

すべてのデバイスのアクティブ化

Content Distribution Manager GUI から、Quick Start ツールまたは標準の Device Activation ウィンドウを使用して、Content Distribution Manager に登録されたすべてのデバイスをアクティブにしてください。

(Quick Start ツールを使用するには、Quick Start ツールを使用したネットワークの簡略設定を参照してください。)

(Device Activation ウィンドウを使用するには、Content Distribution Manager GUI を使用したデバイスのアクティブ化を参照してください。)

ソフトウェア サービスのイネーブル化

Quick Start ツールで基本ソフトウェア サービスを選択するか、または Content Distribution Manager GUI を使用してソフトウェア サービスをイネーブルにします。

キャッシング、ストリーミング、事前配信設定の詳細については、このマニュアルのの該当する章や項を参照してください。

1つまたは複数の要求ルーティング方法の設定

1. 最初にネットワークでの要求ルーティング方法を設定します。

Quick Start ツールを使用します(ACNS ネットワークを構成して、迅速に稼働させる推奨方法)。

標準 Content Distribution Manager GUI を使用して、Content Engine に要求ルーティングを設定します。

2. 他のデバイスを設定し、ネットワーク内で使用するルーティング方法に従って要求をルーティングするようにネットワーク インフラストラクチャを設定します。

3. 詳細については、「ACNS ネットワークのコンテンツ要求ルーティング設定」を参照してください。

簡略セットアップ方法の使用

ここでは ACNS デバイスと基本 ACNS ネットワークを迅速に設定する方法について説明します。次の簡略デバイス設定方法から 1 つを選択してください。

「自動登録を使用したデバイスの簡略設定」

「セットアップ ユーティリティを使用したデバイスの簡略設定」

初期デバイス設定が完了したあとで、基本 ACNS ネットワークを迅速に設定するには、次の簡略ネットワーク設定方法を使用してください。

「Quick Start ツールを使用したネットワークの簡略設定」

自動登録を使用したデバイスの簡略設定

自動登録機能を使用すると、自動的にネットワーク設定を指定し、Content Engine をContent Distribution Manager に登録することができます。

ACNS 5.x ソフトウェアを実行するデバイス(Content Distribution Manager 自体を除く)は、ブートアップ時に、自動的に Content Distribution Manager から検出され、登録されます。管理者は、手動でデバイス上に設定を行う必要は一切ありません。デバイスが登録されると、管理者は Content Distribution Manager GUI を使用して、リモートからそのデバイスを承認し、設定することができます(Content Distribution Manager GUI を使用したデバイスのアクティブ化を参照)。

自動登録では、Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP; ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル)の形式が使用されます。自動登録を使用するには、Content Distribution Manager のホスト名を使用して設定されていて、ベンダー クラス オプション 43 を処理できる DHCP サーバが必要です。


) 自動登録に使用される DHCP の形式は、ip address dhcp インターフェイス設定コマンドを介して設定可能なインターフェイス レベル DHCP と異なります(インターフェイス レベル DHCP については、スタティック IP アドレスの選択またはインターフェイス レベル DHCP の使用についてを参照)。


ベンダー クラス オプション(オプション 43)情報は、RFC 2132 に規定されているカプセル化ベンダー固有オプションの形式で、ACNS ネットワーク デバイスに送信される必要があります。参考として、RFC 2132 セクション 8.4 では、次のように記述されています。

カプセル化ベンダー固有オプション フィールドは、DHCP オプション フィールドと同一の構文、つまりコード、長さ、および値フィールドの順にエンコードする必要があります。ただし、次の例外があります。

1. カプセル化ベンダー固有拡張フィールドには、「マジック クッキー」フィールドが存在してはならない。

2. 0 または 255 以外のコードは、カプセル化されたベンダー固有拡張フィールド内でベンダーによって再定義される場合には、セクション 2 で定義されている tag-length-value 構文に準拠する必要がある。

3. コード 255(END)が存在する場合、このコードは、ベンダー拡張フィールドの終わりではなく、カプセル化されたベンダー拡張の終わりを示す。コード 255 が存在しない場合、含まれているベンダー固有情報フィールドの終わりは、カプセル化されたベンダー固有拡張フィールドの終わりとみなされる。

RFC 標準規格に従って、DHCP サーバは、Content Distribution Manager のホスト名情報をコード/長さ/値の形式(コードと長さは単一オクテット)で送信する必要があります。Content Distribution Manager のホスト名のコードは 0x01 です。DHCP サーバの管理と設定は、自動登録機能の対象外です。

ACNS ネットワーク デバイスは、カスタマーによるデバイスのグループ化を容易にするために、オプション 60 でベンダー クラス ID として「CISCOCDN」を送信します。

また、自動登録 DHCP を機能させるには、DHCP サーバが提供する情報に次のオプションが含まれている必要があります。

サブネット マスク(オプション 1)

ルータ(オプション 3)

ドメイン ネーム(オプション 15)

ドメイン ネーム サーバ(オプション 6)

ホスト名(オプション 12)

一方、インターフェイス レベル DHCP については、サブネット マスク(オプション 1)とルータ(オプション 3)だけを指定します。ドメイン ネーム(オプション 15)、ドメイン ネーム サーバ(オプション 6)、およびホスト名(オプション 12)の指定は任意です。ドメイン ネーム サーバ(オプション 6)を除いて、前述のオプションはすべて、システム上の既存の設定に置き換わります。ドメイン ネーム サーバ オプションは、既存のネーム サーバ リストに追加されます。ただし、ネームサーバの最大数は 8 台までです。

デフォルトでは、自動登録がデバイスの最初のインターフェイス上でイネーブルになっています。最初のインターフェイスは、次のように Content Engine のモデルによって異なります。

CE-507、CE-507AV、CE-560、CE-560AV、CE-590、および CR-4430 の場合:FastEthernet 0/0

CE-510、CE-511、CE-565、CE-566、CE-7305、CE-7325、および CE-7320 の場合:GigabitEthernet 1/0

DHCP サーバを使用していない場合、デバイスは自動登録を完了できないので、最終的にタイムアウトになります。デバイスがブートしたあと、任意の時点で自動登録をディセーブルにし、手動による設定と登録の作業に進むことができます。

自動登録をディセーブルにする場合、または別のインターフェイスからの自動登録を設定する場合は、グローバル コンフィギュレーション モードから no auto-register enable コマンドを使用します。


) スタティック IP アドレスが設定されている場合、またはインターフェイス レベルの DHCP が自動登録と同一インターフェイス上で設定されている場合、自動登録は自動的にディセーブルになります(スタティック IP アドレスの選択またはインターフェイス レベル DHCP の使用についてを参照)。


次の例では、Fast Ethernet port 0/0 で自動登録をディセーブルにしています。

CE(config)# no auto-register enable FastEthernet 0/0
 

自動登録の状況は、次の show コマンドを使用して表示できます。

CE# show status auto-register
 

自動登録機能を使用した初期デバイス設定において必要な処理が完了しました。次に、Content Distribution Manager GUI で Content Engine と Content Router をアクティブにして、すべての追加のネットワーク インターフェイスを設定する必要があります。Quick Start ツールを使用して Content Engine をアクティブにするか(Quick Start ツールを使用したネットワークの簡略設定を参照)あるいは「標準 Content Distribution Manager GUI を使用した初期ネットワーク設定」に記述されている手順に従って、インターフェイスを設定することができます。

セットアップ ユーティリティを使用したデバイスの簡略設定

セットアップ ユーティリティは、フラッシュ メモリのスタートアップ設定エリアが空のとき(工場出荷時の状態)、システムがブートアップされると自動的に起動されます。また、このツールは EXEC モードの setup コマンドを使用して起動することもできます。

CLI ではなく対話型ダイアログを使用する、このセットアップ ユーティリティでネットワーク値を設定し、Content Distribution Manager に登録することができます。必要に応じて、自動登録をディセーブルにすることができます。自動登録を無効にするには、セットアップ ユーティリティのプロンプトに応答し、スタティック IP アドレスかインターフェイス レベル DHCP のいずれかを使用して、デバイス上で最初のインターフェイス(Ethernet 0/0 または GigabitEthernet 1/0)を設定します(スタティック IP アドレスの選択またはインターフェイス レベル DHCP の使用についてを参照)。自動登録を使用するインターフェイス上でこの設定を指定すると、自動登録は自動的にディセーブルになります。また複数のデバイスがある場合、このセットアップ ユーティリティを使用して他のインターフェイスを設定することもできます。


) 管理者用パスワード プロンプトは、スタートアップ設定エリアが空のときだけ、ブートアップ時に表示されます。このユーティリティは、デバイス モードを変更できる Content Engine モデルでのみ、デバイス モード設定するプロンプトが表示されます。


セットアップ ユーティリティを使用する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 デバイスの電源を入れると、コンソール接続が始まります。

オペレーティング システムがブートすると、次のプロンプトが表示されます。

ACNS boot:detected no saved system configuration
Do you want to enter basic configuration now?
hit RETURN to enter basic configuration:0028
 

このプロンプトが表示されると、30 秒間のカウントダウンが始まります。30 秒以内に、プロンプトに応答すると、セットアップ ユーティリティを開始することができます。応答しない場合、システムはブートを続行し、自動的に Content Distribution Manager に対する登録を行います。

ステップ 2 Enter を押してから、次に表示されるプロンプトに従って応答を入力してください。

次のセットアップ ユーティリティの例では、管理者が入力した内容は、ボールド体で表示されています。この例では、管理者は DHCP をイネーブルにしていません。

admin password:
re-enter password:
 
What is the mode of the device (CE/CR/CDM/PM) [CE]:CE
 
Is this CE going to be managed by a
CDM (Content Distribution Manager) (y/n) [y]: y
 
Please choose an interface to configure from the following list:
1: GigabitEthernet 1/0
2: GigabitEthernet 2/0
 
Enter choice: 1
 
Do you want to enable DHCP on this interface (y/n) [n]: n
 
Please enter the IP address of this interface [209.165.200.231]: <Enter>
 
Please enter the netmask of this interface [255.255.255.224]: <Enter>
 
Please enter the default gateway [209.165.200.225]: <Enter>
 
Please enter the domain name server ip [172.30.2.133]: <Enter>
 
Please enter the domain name [cisco.com]: <Enter>
 
Please enter the hostname [CE565]: <Enter>
 
Please enter CDM (Content Distribution Manager) IP or Host name [172.16.226.212]: <Enter>
 
Do you want to apply the configurations (y/n) [y]: y
 

ステップ 3 設定を保存するか、しないかを選択します。次のメッセージが表示されます。

This may take few moments. Please wait..
 
For your reference, configuration generated
during this setup session is available at /local1/setup_gen_config.txt.
You can view this file with the command, "type /local1/setup_get_config.txt".
 
Press any key to continue..
 

設定の保存を選択すると、デバイスではハードウェアとソフトウェアの両方の初期化が行われます。次に、ログイン プロンプトが表示されます。これに正しく応答すると、CLI が起動します。これで、初期設定は完了です。

ステップ 4 プライマリ インターフェイスが設定されたことを確認するには、 show running-config EXEC コマンドを使用します。プライマリ インターフェイスは、初期スタートアップ時に自動的に選択されているはずです。もし選択されていない場合は、グローバル コンフィギュレーション モードから primary-interface コマンドを使用して、手動でプライマリ インターフェイスを設定してください。

セットアップ ユーティリティを使用した初期デバイス設定において必要な処理が完了しました。次に、Content Distribution Manager GUI で Content Engine と Content Router をアクティブにして、すべての追加のネットワーク インターフェイスを設定する必要があります。Quick Start ツールを使用して Content Engine をアクティブにできます(Quick Start ツールを使用したネットワークの簡略設定または標準 Content Distribution Manager GUI を使用した初期ネットワーク設定を参照してください)。


 

スタティック IP アドレスの選択またはインターフェイス レベル DHCP の使用について

初期設定時に、デバイスに対してスタティック IP アドレスを設定するか、DHCP を選択することができます。ここでは、これら 2 つのオプションについて説明します。

DHCP は通信プロトコルであるため、DHCP を使用すると、ネットワーク管理者はネットワークを集中的に管理することが可能になり、自社ネットワークで使用する IP アドレスの割り当てを自動化することができます。企業では、コンピュータ ユーザがインターネットに接続する場合、ユーザの PC に IP アドレスを割り当てる必要があります。DHCP を使用しないと、コンピュータごとに手動で IP アドレスを入力しなければなりません。また、コンピュータをネットワークのあるロケーションから別のロケーションに移動した場合、別の IP アドレスを入力する必要があります。DHCP を使用した場合、ネットワーク内の別のサイトにコンピュータを接続すると、自動的に新しい IP アドレスが割り当てられます。

次のセットアップ ユーティリティの例では、管理者が DHCP をイネーブルにしています。管理者が入力した内容は、ボールド体で表示されています( DHCP 用のインターフェイスの設定 も参照)。

BOOT-100:sw-filesystems mounted, applying pending upgrades...
SW up-to-date
 
ACNS boot:detected no saved system configuration
Do you want to enter basic configuration now?
hit RETURN to enter basic configuration:0019
admin password:
re-enter password:
Is this CE going to be managed by a
CDM (Content Distribution Manager) (y/n) [y]: y
 
Please choose an interface to configure from the following list:
1: FastEthernet 0/0
2: FastEthernet 0/1
 
Enter choice: 1
 
Do you want to enable DHCP on this interface (y/n) [n]: y
Please enter CDM (Content Distribution Manager) IP or Host name [172.16.226.212]: <Enter>
 
Do you want to apply the configurations (y/n) [y]: y
 

Quick Start ツールを使用したネットワークの簡略設定

Content Distribution Manager GUI の Quick Start ツールは、小規模でシンプルな ACNS ネットワークを最少の時間と労力でセットアップするのに役立ちます。Quick Start ツールから一連の Content Engine を選択し、コンテンツのキャッシング、ストリーミング、および事前配信に割り当てることができます。これらのサービスは、オプションのサブセットを使用して設定できます。詳細オプションは、メインのユーザ インターフェイスから設定可能です。さらに Quick Start ツールでは、コンテンツのルーティングを指定するために、1 つまたは複数の方法を選択することができます。コンテンツ サービスの場合と同様に、このツールで使用できるコンテンツのルーティングを指定するためのオプションのサブセットには限りがあります。

表2-1 に、Content Distribution Manager の Quick Start ツールを使用して行える設定作業を示します。

 

表2-1 Content Distribution Manager の Quick Start ツールの使用

作業
説明

デバイスのリストから Content Engine を選択する。

このツールは 1 つのデバイス グループとロケーションを作成します。すべてのアクティブでないデバイスをアクティブにします。

目的のキャッシング、ストリーミング、および事前配信されるコンテンツ サービスを選択する。

このツールはキャッシング、ストリーミング、事前配信サービスのプロトコルをイネーブルにし、選択されたサービスのタイプに基づいてディスク スペースの割り当てを設定します。

コンテンツ要求ルーティング方法を選択する。

選択項目には WCCP バージョン 2 ルーティング、直接プロキシ ルーティング、コンテンツ ルーティングがあります(最後の項目には Content Router が必要)。

中央管理配置では、Quick Start ツールを使用する前に、前述のように初期デバイス設定とセットアップを最初に完了させておく必要があります。


) Content Distribution Manager GUI にアクセスするには、事前に CLI を使用して、ユーザ自身を登録しておく必要があります。username グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、GUI アクセス用の名前とパスワードを設定してください。


Quick Start ツールにアクセスする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Web ブラウザで、Content Distribution Manager の URL または IP アドレスを入力します。たとえば、次のように URL を入力します。

https://Name_of_Content_Distribution_Manager:8443

あるいは、次のように IP アドレスを入力します。

https://IP_address_of_Content_Distribution_Manager:8443

Security Alert ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 Yes をクリックして、セキュリティ証明書に同意します。Login ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 Username フィールドにユーザ名を入力します。Password フィールドにパスワードを入力し、 Login をクリックします。


) デフォルトのユーザ名は adminで、デフォルトのパスワードは default です。Content
Distribution Manager の管理者がこれらのデフォルト値を変更している場合は、正しいユーザ名とパスワードを入手する必要があります。


System Home ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 ウィンドウの右上の隅にある Quick Start ボタンをクリックします。別のウィンドウで Quick Start ツールが開きます。

ステップ 5 Quick Start ダイアログ ボックスの指示に従って、簡略設定を完了させてください。


 

標準 CLI を使用した初期デバイス設定

ここでは標準 CLI を使用した初期デバイス設定について説明します。簡略デバイス設定方法を使用するのではなく、この方法を使用してデバイスの初期設定をすることができます。また、デバイスのネットワーク設定のトラブルシューティングを行う必要があるときにもこれらの手順を参照することができます。

次の手順は、物理的にハードウェアを設置し、デバイスの電源が投入されていることを想定しています。ハードウェアを設置しデバイスに電源を入れると、コンソール接続、または Telnet セッションを介して ACNS ソフトウェアにアクセスできるようになります。デバイスを初期設定するためにこの方法を選択した場合、ここに記述されている順序で作業を完了させることを推奨します。


) 使用しているソフトウェアを以前の ACNS ソフトウェア リリースから ACNS 5.x ソフトウェアにアップグレードしても、ネットワークの設定は保持されます。ネットワーク設定を再指定する必要はありません。


デバイス モードの設定

すべての ACNS デバイスは Content Engine として工場から出荷されます。CLI を使用して Content Distribution Manager と Content Router にネットワーク設定を指定する前に、まずそのデバイスを Content Engine から正しいデバイス モードに変更する必要があります。


) デバイスが ACNS ネットワークに統合されてすでに動作している場合、そのデバイス モードを変更するには、追加作業が必要になります。詳細は、「ACNS ネットワーク デバイスのモード変更」を参照してください。


デバイス モードの設定は、すべてのハードウェア モデルでサポートされているオプションではありません。しかし、一部のハードウェア モデルでは、3 つのコンテンツ ネットワーキング デバイス タイプのいずれかとして動作するように設定できます。出荷時のデフォルトで Content Engine に設定されているデバイスは、 device mode グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して再設定可能です。

次のハードウェア モデルは、デバイス モードの設定をサポートしています。

CE-7305

CE-7326

CE-565

CE-566

WAE-611

WAE-612

適切な Content Engine のデバイス モードに変更するには、変更後のデバイス モードで必要となる分のディスク スペースの割り当てを設定し、新しい設定を有効にするためにデバイスをリブートする必要があります(ディスク スペースの設定を参照)。

Content Engine のデバイス モードを Content Router または Content Distribution Manager に変更する場合は、システム ファイル システム(sysfs)を設定する必要があります。Content Router または Content Distribution Manager については、sysfs を 100% で設定することを推奨します。次に例を示します。

CR# disk config sysfs 100% cfs 0% mediafs 0% cdnfs 0%
 

ただし、Content Router または Content Distribution Manager のデバイス モードを再び Content Engine に戻す場合は、Content Engine で使用する キャッシング(cfs)、事前配信(cdnfs)、ストリーミング(mediafs)、およびシステム(sysfs)の各ファイル システム用にディスク スペースの割り当てを設定する必要があります(『 Cisco ACNS Software Update and Maintenance Guide 』を参照)。

次に例を示します。

DeviceName# disk config sysfs 10% cfs 20% mediafs 10% cdnfs 60%
 

デバイス モードを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 デバイスをブートし、コンソールまたは Telnet セッションからデバイス CLI にアクセスします。

ステップ 2 現在のデバイス モードを表示するために show device-mode current EXEC コマンドを入力します。

DeviceName# show device-mode current
Current device mode: content-engine
 

ステップ 3 グローバル コンフィギュレーション モードから device mode コマンドを使用して、新しいデバイス モードを設定します。

DeviceName# configure
DeviceName(config)# device mode content-router
 

ステップ 4 write memory EXEC コマンドまたは copy running-config startup-config EXEC コマンドを使用して設定を保存します。

DeviceName# write memory
 
DeviceName# copy running-config startup-config
 

ステップ 5 restore factory-default preserve basic-config EXEC コマンドを使用して、ソフトウェアをリロードし、デバイス モードの設定を適用します。ネットワーク設定は保存されます。

DeviceName# restore factory-default preserve basic-config
 

ステップ 6 新しい設定を確認します。現在のデバイス モードと設定されているデバイス モードが同じであることを確認します。

DeviceName# show device-mode configured
Configured Device mode: content-router
DeviceName# show device-mode current
Current device mode: content-router
 

ステップ 7 disk config EXEC コマンドを使用して、新しいデバイス モードとネットワークのニーズに基づいてディスク スペースの割り当てを設定します。

ステップ 8 デバイスをリロードして、ディスク設定を有効にします。

DeviceName# reload
 

デバイスをリロードして、デバイス モード設定を確認してから、ネットワーク設定を指定することができます(次の「デバイスのネットワーク設定」を参照)。最初に Content Distribution Manager を設定することを推奨します。


 

デバイスのネットワーク設定

CLI を使用してネットワーク設定を指定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 デバイスの電源を入れ、コンソールを使用してログインします。ログイン プロンプトで、ユーザ名 admin およびパスワード default を入力します。

CLI にログインする際には、スーパーユーザ権限を持つ ACNS システム アカウントを使用する必要があります。

この初期設定を行うには、コンソール接続を使用する必要があります。この初期設定が完了したあと、ディスク設定などの以後の設定作業のために、Telnet セッションを使用して CLI にアクセスできます。

ステップ 2 デバイス CLI から、グローバル コンフィギュレーション モードに入ります。

CE-507# config
CE-507(config)#
 

ステップ 3 グローバル コンフィギュレーション モードから、次のコマンドを使用してデバイスのネットワーク設定を指定します。

DHCP を使用する Ethernet インターフェイスを設定する。

CE-507(config)# interface {FastEthernet | GigabitEthernet} slot/port ip address dhcp
 

残りのネットワーク設定は自動的に指定されます。これでネットワーク設定の指定が終了です。

または、イーサネット インターフェイスのスタティック IP アドレスを設定する。

CE-507(config)# interface {FastEthernet | GigabitEthernet} slot/port ip address ip-address netmask
 

ステップ 4 引き続き、残りのネットワーク設定の指定を行います。

a. IP ドメイン名を設定します。

CE-507(config)# ip domain-name name1 name2 name3
 

b. ホスト名を設定します。

CE-507(config)# hostname name
 

c. IP ネームサーバを設定します。

CE-507(config)# ip name-server ip-address

d. IP デフォルト ゲートウェイを設定します。

CE-507(config)# ip default-gateway ip-address
 

e. プライマリ インターフェイスを設定します。

CE-507(config)# primary-interface {FastEthernet | GigabitEthernet} slot/port [dhcp]
 

ネットワーク設定の指定が完了しました。引き続き Content Distribution Manager の設定を行う場合、次の「Content Distribution Manager の設定」へ進みます。


 

Content Distribution Manager の設定

Content Distribution Manager には、複数の固有のセットアップ要件があります。このデバイスは自動登録できません。ただし、対話型セットアップ ユーティリティ、または CLI を使用して初期設定を行うことができます。ここでは CLI を使用して Content Distribution Manager を初期設定する方法について説明します。Content Engine または Content Router を Content Distribution Manager に登録するには、事前に、Content Distribution Manager を設定しておく必要があります。

ACNS 5.x ソフトウェアでは、Content Distribution Manager は、2 つの異なるモード(プライマリとスタンバイ)で動作することができます。デフォルトはプライマリ モードです。ネットワーク内で、プライマリ モードの Content Distribution Manager は 1 台しかアクティブにすることができません。ただし、フェールオーバーと冗長性の確保のために、Content Ditribution Manager をスタンバイ モードで任意の数だけ動作させることができます。最初にプライマリ Content Distribution Manager を設定することを推奨します。


) プライマリとスタンバイの Content Distribution Manager は、同じバージョンの ACNS ソフトウェアを実行する必要があります。バージョンが異なっている場合、スタンバイ Content Distribution Manager がこれを検出し、問題が解決されるまで Centralized Management System(CMS)をシャットダウンします。まず、スタンバイ Content Distribution Manager をアップグレードしてから、プライマリ Content Distribution Manager をアップグレードすることを推奨します。


CLI を使用して Content Distribution Manager をプライマリに設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 cms enable グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、管理データベースを作成して初期化し、ACNS サービスをイネーブルにします。

CDM-4630(config)# cms enable
 

ステップ 2 show cms processes EXEC コマンドを使用して、サービスがイネーブルになっていることを確認します。

CDM-4630# show cms processes
Service cms_httpd is running
Service cms_cdm is running
CDM-4630#
 

ステップ 3 show running-config EXEC コマンドを使用して、現在の実行コンフィギュレーションを確認します。

CDM-4630# show running-config
 
A message similar to the following should appear:
--------------------------------------------------------------------------------
...
cms enable
!
...
--------------------------------------------------------------------------------
 

ステップ 4 copy running-config startup-config EXEC コマンドを使用して、設定を保存します。

CDM-4630# copy running-config startup-config
 


 

Content Distribution Manager をスタンバイ モードに設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 cdm role グローバル設定コマンドを使用して、Content Distribution Manager をスタンバイ モードに設定します。

CDM-4630# cdm role standby
 

ステップ 2 cdm ip { ip-address | hostname } グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、スタンバイ Content Distribution Manager に、プライマリ Content Distribution Manager の IP アドレスを設定します。

CDM-4630# cdm ip 10.1.1.90
 

このコマンドは、デバイスがネットワークの一部として承認されるように、そのデバイスをプライマリ Content Distribution Manager に関連付けます。

ステップ 3 cms enable グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、管理データベースを作成して初期化し、ACNS サービスを有効にします。

CDM-4630(config)# cms enable
 

ステップ 4 show cms processes EXEC コマンドを使用して、サービスがイネーブルになっていることを確認します。

CDM-4630# show cms processes
Service cms_httpd running
Service cms_ui running
Service cms_cdm running
 

ステップ 5 show running-config EXEC コマンドを使用して、現在の実行コンフィギュレーションをチェックします。

CDM-4630# show running-config
 
A message similar to the following should appear:
--------------------------------------------------------------------------------
...
cms enable
!
...
--------------------------------------------------------------------------------
 

ステップ 6 copy running-config startup-config EXEC コマンドを使用して、設定を保存します。

CDM-4630# copy running-config startup-config
 

ステップ 7 新規に登録した Content Engine または Content Router の場合と同様に、プライマリ Content Distribution Manager GUI で、新規に登録した Content Distribution Manager をアクティブにします(Content Distribution Manager GUI を使用したデバイスのアクティブ化を参照)。

スタンバイ Content Distribution Manager をアクティブにすると、プライマリ Content Distribution Manager は、登録済みの Content Engine および Content Router に、スタンバイ Content Distribution Manager がシステム内に存在しているということを通知します。さらに、プライマリ Content Distribution Manager に障害が発生したか、非アクティブになったときに、これらのデバイスがスタンバイ Content Distribution Manager と通信するために必要な情報を送信します。


) スタンバイ Content Distribution Manager GUI にはログインできません。また、スタンバイ Content Distribution Manager は、登録済みの Content Engine または Content Router に設定更新情報を送信しません。スタンバイ Content Distribution Manager として動作している場合、その唯一の機能はプライマリ Content Distribution Manager データベースの最新のコピーを保持することです。スタンバイは、最新の設定が変更されていないかを確認するために、プライマリ Content Distribution Manager を定期的にポーリングします。


プライマリ Content Distribution Manager とスタンバイ Content Distribution Manager(任意)の設定が終了しました。これですべての Content Engine と Content Router のネットワーク設定を指定することができます(デバイスのネットワーク設定を参照)。


 

スタンバイ Content Distribution Manager をプライマリ Content Distribution Manager に切り替える手順は、次のとおりです。


ステップ 1 プライマリ Content Distribution Manager が、まだ動作している場合、コンソール セッションまたは Telnet Secure Shell(SHH; セキュア シェル)セッションから、プライマリ Content Distribution Manager にアクセスし、次のグローバル コンフィギュレーション コマンドを発行します。

CDM1(config)# cdm role standby
 

) ハードウェアの障害などの理由で、プライマリ Content Distribution Manager が動作していない場合、ステップ 1 は省略可能です。


ステップ 2 コンソール セッションからまたは Telnet SHH セッションから、スタンバイ Content Distribution Manager をアクセスし、次のグローバル コンフィギュレーション コマンドを発行します。

CDM1(config)# cdm role primary
 

Content Engine または Content Router 上では、特別な操作は不要です。これらのデバイスは、自動的に、新規のプライマリ Content Distribution Manager を検出し、この Content Distribution Manager からの設定更新の受信を開始します。


) 最近、設定変更をプライマリ Content Distribution Manager に対して行った場合、スタンバイ Content Distribution Manager が、設定に加えられた最近の変更を記録できるように、少なくとも、1 ポーリング間隔分(System.datafeed.pollRate)待ってから、その役割を変更することを推奨します。



) NAT ファイアウォールの背後にスタンバイ Content Distribution Manager を配置できないのは、そのスタンバイ Content Distribution Manager が管理する Content Engine および Content Router がファイアウォールの反対側に配置されているためです。



 

ディスク スペースの設定

Content Engine を初めて設定する場合、EXEC モードで disk config コマンドを使用して、Content Engine 上にシステム(sysfs)、キャッシング(cfs)、ストリーミング(mediafs)、および事前配信(cdnfs)用のディスク スペースを作成する必要があります。sysfs のディスク スペースは、3 GB 以上必要です。


) Content Router または Content Distribution Manager のデバイス モードについては、sysfs にディスク スペースを 100% 割り当てることを推奨します。


CLI を使用してディスク スペースを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 まだ設定モードを終了していない場合は、設定モードを終了します。

CE-507(config)# exit
CE-507#
 

ステップ 2 disk config EXEC コマンドを入力します。次に例を示します。

CE-507# disk config sysfs 10% cfs 20% mediafs 10% cdnfs 60%
 

ステップ 3 ディスク設定を有効にするために、Content Engine をリロードします。

CE-507# reload

ヒント 新しく設定したディスク スペースを有効にするには、まずデバイスをリブートする必要があります。ただし、ここでデバイス モードの変更も行う場合は、デバイス モードを変更したあとでリブートすることができます。


Content Distribution Manager GUI を使用してディスク設定を更新するには、『Cisco ACNS Software Upgrade and Maintenance Guide』の「Updating Storage Capacity on Your Content Engines」に記述されている手順に従ってください。


 

ファイバ チャネル ストレージ アレイを取り付けおよび設定する場合、『Cisco ACNS Software Upgrade and Maintenance Guide』の「Using a Fibre Channel Storage Array」を参照してください。Content Engine へのファイバ チャネル ストレージの割り当てと、ファイル システムの設定の両方を 1 回の Content Engine のリロードで行わないでください。両方とも設定した場合、ファイバ チャネル ストレージの割り当ては認識されますが、ディスクの設定は適用されません。ブート時に、次のようなエラー メッセージが表示されます。

----------------------------------------------------------------------------
ruby_disk:physical disk setup appears to have changed
ruby_disk:not applying 'disk config' changes. Please re-enter via CLI.
----------------------------------------------------------------------------
 

このエラー メッセージが表示された場合は、ディスク設定を再入力し、Content Engine 上で reload コマンドを使用してディスク設定を適用してください。

Content Distribution Manager へのデバイス登録

Content Engine または Content Router を新規に設置した場合、そのデバイスを Content Distribution Manager に認識させるには、事前に、Content Distribution Manager にデバイスを登録しておく必要があります。ここでは、標準 CLI を使用してデバイスを登録する方法を説明します。


) デバイスの登録を解除する方法については、「Content Router の削除」 または 「Content Engine の削除」を参照してください。


ネットワークで DHCP サーバを使用していない場合、または何らかの理由で DHCP サーバの設定に誤りがある場合、デバイスを手動で設定し、登録することができます。手動で ACNS ネットワーク デバイスを登録するには、まず、自動登録をディセーブルにする必要があります。これは、セットアップ ユーティリティをイネーブルにするか、あるいはグローバル コンフィギュレーション モードで no auto-register enable コマンドを使用してデバイスをブートしたあとで、CLI を使用して行うことができます。

CLI を使用して新規デバイスを登録する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 cdm ip グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、デバイスを関連付ける Content Distribution Manager の IP アドレスまたはホスト名を設定します。

CE-507# config
CE-507(config)# cdm ip {ip-address | hostname}
 

このコマンドは、デバイスがネットワークの一部として受け入れられるように、そのデバイスを Content Distribution Manager に関連付けます。

デバイスに Content Distribution Manager の IP アドレスを設定すると、デバイスは、自己署名セキュリティ証明書をその他の重要な情報(たとえば、IP アドレス、ホスト名、ディスク スペースの割り当てなど)と一緒に、Content Distribution Manager に渡します。

ステップ 2 デバイスを登録するには、管理データベースを作成して初期化し、ACNS サービスをイネーブルにして cms enable グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

CE-507(config)# cms enable
 

CMS データベース テーブルには、デバイス ノード設定が保存されるので、Content Distribution Manager からノードを集中管理できるようになります。

ステップ 3 show cms info EXEC コマンドを使用して、デバイスが登録されていることを確認します。

CE-507# show cms info
 

次のようなメッセージが表示されます。

Registration information :
CDM address = 10.1.1.90
Device Mode = ce
Model = CE507
Node Id = 84
ce507#
 

ステップ 4 CMS が動作していることを確認するには、 show cms processes EXEC コマンドを使用します。

CE-507# show cms processes
 

次のようなメッセージが表示されます。

Service cms_ce running
ce507#
 

ステップ 5 show running-config EXEC コマンドを使用して、現在の実行コンフィギュレーションを確認します。

CE-507# show running-config
 

次のようなメッセージが表示されます。

--------------------------------------------------------------------------------
...
cms enable
!
...
--------------------------------------------------------------------------------
 

ステップ 6 copy running-config startup-config EXEC コマンドを使用して、設定を保存します。

CE-507# copy running-config startup-config
 

このあと、「Content Distribution Manager GUI を使用したデバイスのアクティブ化」で説明するように、Content Distribution Manager GUI 内でデバイスが承認されると、そのデバイスは ACNS ネットワークの一部を構成することになります。


 

初期デバイス設定のまとめ

ここでは下記のことを行いました。

1 台以上の Content Distribution Manager を使用できるようにするために Content Engine のデバイス モードを変更した。

1 台以上の Content Router(任意)を使用できるようにするために Content Engine のデバイス モードを変更した。

Content Distribution Manager、Content Engine、および Content Router のためのネットワーク設定を指定した。

1 台のプライマリ Content Distribution Manager と、1 台または複数のスタンバイ Content Distribution Manager を設定した。

種々のファイル システム用のディスク スペースを設定した。

Content Engine と Content Router を Content Distribution Manager に登録した。

初期デバイス設定において必要な処理を完了しました。次に Content Distribution Manager GUI で Content Engine と Content Router をアクティブにして、すべての追加のネットワーク インターフェイスを設定する必要があります。次の「標準 Content Distribution Manager GUI を使用した初期ネットワーク設定」で、その手順について説明します。

標準 Content Distribution Manager GUI を使用した初期ネットワーク設定

Quick Start ツールを使用しないで、基本 ACNS ネットワークを初期設定している場合、デバイスの初期設定後に最初に行う必要がある作業は、Content Distribution Manager GUI を使用してデバイスをアクティブにすることです。

ここでは、中央管理環境でデバイスをアクティブにする手順について説明します。標準 Content Distribution Manager GUI を使用して、他の ACNS ネットワーク要素を設定する手順は、このマニュアルの後半の章にあります(設定が必要な箇所については、初期設定作業の概要を参照)。

Content Distribution Manager GUI を使用したデバイスのアクティブ化

ACNS ネットワークに新規に Content Engine と Content Router を追加するには、ネットワーク管理者の承認が必要です。ネットワーク管理者は Content Distribution Manager GUI でそれぞれのデバイスをアクティブにして、そのデバイスを承認します。このセキュリティ機能により、不正デバイスがネットワークに接続されることを防止できます。ここでは、標準 Content Distribution Manager GUI を使用してデバイスをアクティブにする方法について説明します。


) Content Distribution Manager GUI にアクセスするには、事前に CLI を使用して、ユーザ自身を登録しておく必要があります。username グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、GUI アクセス用の名前とパスワードを設定してください。


Content Distribution Manager GUI を使用して Content Engine または Content Router をアクティブにする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager の URL または IP アドレスを入力して、Web ブラウザから Content Distribution Manager GUI を表示します。たとえば、ブラウザに次の URL のいずれかを入力します。

https://name_of_Content_Distribution_Manager:8443

または

https://IP_address_of_Content_Distribution_Manager:8443

ユーザ名とパスワードを要求するウィンドウが表示されます。

ステップ 2 管理者ユーザ名 admin およびパスワード default を入力してから、OK をクリックします。Cisco Application and Content Networking System Home ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 Devices > Devices の順に選択します。登録されているすべての Content Engine と Content Router のリストが表示されます。

ステップ 4 デバイス名の横にある Edit アイコンを選択します。Device Home ウィンドウが表示されます。

ステップ 5 コンテンツのテーブル全体を表示するために、Contents ペインの上にある Show All ボタンをクリックします。

ステップ 6 Contents ペインから、Device Activation を選択します。Device Activation ウィンドウが表示されます(図2-3 を参照)。

図2-3 Device Activation ウィンドウ

 

ステップ 7 Create a new Location チェック ボックスにチェックマークを付けて、この Content Engine 用のデフォルト ロケーションを作成します。Content Engine と Content Router をアクティブにし、ACNS ネットワーク内でオンラインにするには、事前にロケーションを設定しておく必要があります。


) このフィールドが表示されるのは、Content Engine が Inactive 状態である場合だけです。チェックマークが付いているときは、非アクティブ Content Engine 用のデフォルト ロケーションが作成されます。このオプションは、<CE-name>-location という名前の新しいロケーションを自動的に作成し、そのロケーションに Content Engine を割り当てます。


別の方法として、Location ドロップダウン リストからロケーションを選択します。Locations ウィンドウを使用して作成されたロケーションのリストが、このドロップダウン リストに表示されます。Content Engine 用に選択されたロケーションに、親ロケーションが含まれていない場合は、同じロケーション ツリー階層がその Content Engine に適用されます。

このオプションを使用すると、すでに作成済みのロケーションを選択できます。まだロケーションを作成していない場合は、「デバイス ロケーションの操作」を参照してください。

ステップ 8 Parent of the new Location ドロップダウン リストから、デフォルト ロケーションの親ロケーションを選択します。

このオプションを使用すると、すでに作成済みのロケーションを、新規に作成されたデフォルト ロケーションの親として選択できます。

ステップ 9 Activate チェックボックスにチェックマークを付けて、Content Engine または Content Router をアクティブにします。

ステップ 10 この設定を保存するには、 Submit をクリックします。デバイスがアクティブになると、ステータスが「Inactive」から「Online」に変わります。

その他の Content Engine プロパティは、ここで設定することもあとから設定することもできます。ルーティングをイネーブルにするか、またはデフォルトの帯域幅設定値を変更するには、「Content Engine のプロパティの変更」を参照してください。


 

すべての非アクティブ Content Engine のアクティブ化

アクティブになっていないすべての Content Engine を 1つのグループとしてアクティブにする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Devices > Devices の順に選択します。Devices Listing ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 Activate all inactive CEs アイコンをクリックします(図2-4 を参照)。Activate All Inactive Content Engines ウィンドウが表示されます。

図2-4 Devices Listing ウィンドウ

 

ステップ 3 すべての非アクティブ Content Engine 用として 1 つの既存ロケーションを選択するには、Activate All Inactive Content Engines ウィンドウ(図2-5を参照)から、Select an existing location for all inactive CEs オプション ボタンをクリックします。次に、ドロップダウン リストからロケーションを選択します。

別の方法として、非アクティブ Content Engine ごとに新しいロケーションを作成するには、Create a new location for each inactive CE オプション ボタンをクリックします。次に、Select a parent location for all newly created locations ドロップダウン リストからロケーションを選択して、新たに作成されたすべてのロケーションに対して親ロケーションを 1 つ指定します。

図2-5 Activate All Inactive Content Engines ウィンドウ

 

ステップ 4 この設定を保存するには、 Submit をクリックします。


 

次の作業

初期 ACNS デバイス設定を完了し、基本 ACNS ネットワークをセットアップしました。Content Engine と Content Router(任意)はネットワーク上で識別され、Content Distribution Manager と通信しています。通常のキャッシング、キャッシングおよびストリーミング、および事前配信コンテンツのための基本ソフトウェア サービスはイネーブルになっていて、ディスク ファイル システムは Content Engine 上に種々のタイプのコンテンツを保存できるように設定されています。次に、コンテンツのクライアント要求が、コンテンツが存在するオリジン サーバにルーティングされるように、要求ルーティング インフラストラクチャを設定する必要があります。次の「ACNS ネットワークのコンテンツ要求ルーティング設定」に進んでください。