中央管理配置に関する Cisco ACNS ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Release 5.4
SNMP を使用したモニタリング
SNMP を使用したモニタリング
発行日;2012/01/08 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 9MB) | フィードバック

目次

SNMP を使用したモニタリング

サポートされている SNMP バージョン

SNMP トラップの設定

CLI を使用した SNMP トラップの設定

SNMP コミュニティの設定

SNMP グループの設定

SNMP ユーザの設定

SNMPv2 ビューの設定

SNMP ホストの設定

SNMP アセット タグの設定

サポートされる MIB

主要な SNMP CLI コマンド

SNMP を使用したモニタリング

ACNS 5.x ソフトウェアは、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)をサポートします。このプロトコルは、相互運用可能な標準ベースのプロトコルであり、SNMP エージェントを介した Content Engine の外部モニタリングを可能にします。

この章では、SNMP トラップ、受信者、コミュニティ ストリングとグループ アソシエーション、ユーザ セキュリティ モデル グループ、およびユーザのアクセス権の設定方法を説明します。この章の構成は、次のとおりです。

「サポートされている SNMP バージョン」

「SNMP トラップの設定」

「SNMP コミュニティの設定」

「SNMP グループの設定」

「SNMP ユーザの設定」

「SNMPv2 ビューの設定」

「SNMP ホストの設定」

「SNMP アセット タグの設定」

「サポートされる MIB」

「主要な SNMP CLI コマンド」

「CLI を使用した SNMP トラップの設定」

サポートされている SNMP バージョン

ACNS 5.x ソフトウェアは、次のバージョンの SNMP をサポートします。

バージョン 1(SNMPv1) ― これは、SNMP を最初に実装したリリースです。機能の詳細については、RFC 1157 を参照してください。

バージョン 2(SNMPv2c) ― これは、2 番めのリリースの SNMP であり、RFC 1902 で説明されています。データ タイプ、カウンタ サイズ、およびプロトコル オペレーションの部分に機能が追加されています。

バージョン 3(SNMPv3) ― これは、最新バージョンの SNMP であり、RFC 2271 ~ RFC 2275 で定義されています。

SNMPv1 と SNMPv2c には、伝送路上の SNMP パケット トラフィックの機密を保持するセキュリティ(つまり認証またはプライバシー)メカニズムがありません。その結果、伝送路上のパケットが検出され、SNMP コミュニティ ストリングが危険にさらされる可能性があります。

SNMPv1 と SNMPv2c のセキュリティ上の欠点を補うために、SNMPv3 は、ネットワーク上のパケットの認証と暗号化を行って、Content Engine へのセキュアなアクセスを確保します。ACNS 5.x ソフトウェアでは、SNMPv1 と SNMPv2c 機能に加えて、SNMPv3 機能が SNMP エージェントに追加されています。


) 新規に SNMP エージェントを ACNS ネットワークに登録したり、登録済みの SNMP エージェントの変更または削除を行うと、設定の変更内容を登録するときに、それぞれの ACNS ノードの再始動を引き起こします。ACNS デバイスを再始動すると、各デバイスがオンラインに戻るまでの間(通常は数分間)、ACNS ネットワーク全体のサービスが一時的に中断します。


ACNS 5.x ソフトウェアを実行する各シスコ製デバイスには、SNMP プロトコルを使用してデバイスの設定とアクティビティに関する情報を通信するために必要なソフトウェアが組み込まれています。SNMP データのロギングを開始するには、ACNS ネットワークと組み合わせて使用する SNMP マネージャ アプリケーションを事前に入手し、使用しておく必要があります。

SNMP トラップの設定

Content Engine による SNMP トラップの送信をイネーブルにする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Devices > Devices の順に選択します。Devices ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 イネーブルにする Content Engine の横にある Edit アイコンをクリックします。Content Engine Device Home ウィンドウが表示され、左側に Contents ペインが表示されます。

ステップ 3 Contents ペインから、 General Settings > Notification and Tracking > SNMP > General Settings の順に選択します。SNMP General Settings for Content Engine ウィンドウが表示されます(図22-1 を参照)。 表22-1 に、このウィンドウ内のフィールドを示します。

図22-1 SNMP General Settings ウィンドウ

 

 

表22-1 SNMP 一般設定

GUI パラメータ
機能
CLI コマンド

Traps

Content Engine

SNMP Content Engine トラップをイネーブルにします。

Disk-Read ― ディスク読み取りエラー トラップをイネーブルにします。

Disk-Write ― ディスク書き込みエラー トラップをイネーブルにします。

Disk Fail ― ディスク障害エラー トラップをイネーブルにします。

Overload-Bypass ― WCCP 過負荷バイパス エラー トラップをイネーブルにします。

Transaction-Logging ― トランザクション ログ書き込みエラー トラップをイネーブルにします。

snmp-server enable traps content-engine

SNMP

SNMP 固有のトラップをイネーブルにします。

Authentication ― 認証トラップをイネーブルにします。

Cold-Start ― コールド スタート トラップをイネーブルにします。

snmp-server enable traps snmp authentication

snmp-server enable traps snmp cold-start

CE Alarm

Enables Content Engine アラーム トラップをイネーブルにします。

Raise Critical ― raise-critical アラーム トラップをイネーブルにします。

Clear Critical ― clear-critical アラーム トラップをイネーブルにします。

Raise Major ― raise-major アラーム トラップをイネーブルにします。

Clear Major ― clear-major アラーム トラップをイネーブルにします。

Raise Minor ― raise-minor アラーム トラップをイネーブルにします。

Clear Minor ― clear-minor アラーム トラップをイネーブルにします。

snmp-server enable traps alarm [ clear-critical | clear-major | clear-minor | raise-critical | raise-major | raise-minor ]

Entity

SNMP エンティティ トラップをイネーブルにします。

snmp-server enable traps entity

Event

Event MIB をイネーブルにします。

snmp-server enable traps event

Config

CiscoConfigManEvent エラー トラップをイネーブルにします。

snmp-server enable traps config

Miscellaneous Settings

Contact

MIB-II オブジェクト sysContact のストリングを指定します。名前は、この管理対象ノードの担当者を識別します。

snmp-server contact line

Location

MIB-II オブジェクト sysLocation のストリングを指定します。名前は、ノードの物理的なロケーションを識別します。

snmp-server location line

MIB Persistent Event

SNMP イベント MIB の永続性をイネーブルにします。

snmp-server mib persist event

Notify Inform

SNMP notify inform 要求をイネーブルにします。

snmp-server notify inform

ステップ 4 SNMP トラップをイネーブルにするには、適切なチェックボックスにチェックマークを付けます。

ステップ 5 この設定を保存するには、 Submit をクリックします。

デフォルトまたはデバイス グループの設定を適用したあとに、保存する必要のある変更内容が保留されている場合、「Click Submit to Save」というメッセージが現在の設定の横に赤で表示されます。また、 Reset をクリックすると、以前の設定に戻すこともできます。Reset ボタンが表示されるのは、デフォルトまたはデバイス グループ設定を適用して現在のデバイス設定を変更したにもかかわらず、その設定がまだ更新されていない場合だけです。


 

CLI を使用した SNMP トラップの設定

Content Engine による SNMP トラップの送信をイネーブルにするには、 snmp-server enable traps グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。 snmp-server enable traps コマンドを入力しないと、トラップは送信されません。このコマンドの no 形式を使用して、すべての SNMP トラップ、または SNMP 認証トラップだけをディセーブルにします。

snmp-server enable traps コマンドは、 snmp-server host コマンドと一緒に使用されます。 snmp-server host コマンドを使用して、SNMP トラップを受信するホストを指定します。トラップを送信するには、少なくとも 1 つのホストを設定する必要があります。

ホストがトラップを受信するには、そのホストに対する snmp-server enable traps コマンド、および snmp-server host コマンドの両方を使用する必要があります。

さらに、 snmp-server community コマンドを使用して SNMP をイネーブルにしておく必要もあります。

MIB-II SNMP 認証トラップの送信をディセーブルにするには、 no snmp-server enable traps snmp authentication コマンドを入力する必要があります。

Content Engine による、コミュニティ ストリング public を使用した、すべてのトラップのホスト 172.31.2.160 への送信をイネーブルにする例を次に示します。

ContentEngine(config)# snmp-server enable traps
ContentEngine(config)# snmp-server host 172.31.2.160 public
 

すべてのトラップをディセーブルにする例を次に示します。

Content Engine (config)# no snmp-server enable traps
 

SNMP コミュニティの設定


) コミュニティ ストリングは、作成された順に表示されます。作成できる SNMP コミュニティの最大数は、10 です。デフォルトでは、SNMP エージェントはディセーブルで、コミュニティ ストリングは設定されていません。コミュニティ ストリングが設定されると、デフォルトで、すべてのエージェントへの読み取り専用アクセスが許可されます。


SNMP エージェントをイネーブルにし、SNMP エージェントへのアクセスを許可するようにコミュニティ ストリングを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Devices > Devices の順に選択します。Devices ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 SNMP コミュニティを設定する Content Engine の横にある Edit アイコンをクリックします。Contents ペインが左側に表示されます。

ステップ 3 Contents ペインから、 General Settings > Notification and Tracking > SNMP > Community の順に選択します。SNMP Community Strings for Content Engine ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 タスクバーから、 Create New SNMP Community String アイコンをクリックします。Creating New SNMP Community String for Content Engine ウィンドウが表示されます。 表22-2 に、このウィンドウ内のフィールドを示します。

 

表22-2 SNMP コミュニティの設定

GUI パラメータ
機能

Community*1

Content Engine の SNMP エージェントにアクセスするときに、認証用のパスワードとして使用されるコミュニティ ストリング。Content Engine へ送信される SNMP メッセージの「Community Name」フィールドは、認証のためにここで定義するコミュニティ ストリングと一致する必要があります。コミュニティ ストリングを入力すると、SNMP エージェントがイネーブルになります。このフィールドに入力可能な最大文字数は、 256 です。

Groupname/rw*

コミュニティ ストリングが属するグループ。 rw オプションを使用すると、読み取りまたは書き込みグループをこのコミュニティ ストリングに関連付けることができます。 rw オプションは、MIB サブツリーの一部だけへのアクセスを許可します。ドロップダウン リストから、次の 3 つのオプションのいずれかを選択してください。

None ― このオプションを選択するのは、このコミュニティ ストリングに関連付けるグループ名を指定しない場合です。このオプションを選択したあとにグループ名を入力すると、エラー メッセージが表示されます。Group Name フィールドをディセーブルにしておくのは、このオプションを選択する場合です。

Rw ― このオプションを選択するのは、コミュニティ ストリングに関連付けられたグループへの読み取りと書き込みアクセスを許可する場合です。Group Name フィールドをディセーブルにしておくのは、このオプションを選択する場合です。

Group ― このオプションを選択するのは、グループ名を指定する場合です。

Group Name*

コミュニティ ストリングが属するグループ。このフィールドに入力可能な最大文字数は、256 です。このフィールドが使用可能になるのは、上記のフィールドで group オプションを選択した場合のみです。

1.* = 入力必須フィールド。

ステップ 5 適切なフィールドに、コミュニティ ストリングを入力し、グループに対する読み取りと書き込みアクセスを許可するかどうかを選択し、グループ名を入力します。

ステップ 6 この設定を保存するには、 Submit をクリックします。


 

SNMP エージェントをイネーブルにし、CLI からのコミュニティ ストリングを設定するには、次のグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

snmp-server community string [ group groupname | rw ]

SNMP グループの設定


) グループは、作成された順に表示されます。作成できる SNMP グループの最大数は 10 です。


ユーザ セキュリティ モデル グループを定義する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Devices > Devices の順に選択します。Devices ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 SNMP グループを作成する Content Engine の横にある Edit アイコンをクリックします。Device Home ウィンドウが表示され、左側に Contents ペインが表示されます。

ステップ 3 Contents ペインから、 General Settings > Notification and Tracking > SNMP > Group の順に選択します。SNMP Group Strings for Content Engine ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 タスクバーから、 Create New SNMP Group String アイコンをクリックします。Creating New SNMP Group String for Content Engine ウィンドウが表示されます。 表22-3 に、このウィンドウ内のフィールドを示します。

 

表22-3 SNMP グループ設定

GUI パラメータ
機能

Name

SNMP グループの名前。入力可能な最大文字数は、256 です。

Sec Model

グループのセキュリティ モデル。ドロップダウン リストから、次のオプションのいずれかを選択してください。

v1 ― バージョン 1 セキュリティ モデル(SNMP バージョン 1 [noAuthNoPriv])

v2c ― バージョン 2c セキュリティ モデル(SNMP バージョン 2 [noAuthNoPriv])

v3-auth ― ユーザ セキュリティ レベル SNMP バージョン 3 AuthNoPriv

v3-noauth ― ユーザ セキュリティ レベル SNMP バージョン 3 noAuthNoPriv

v3-priv ― ユーザ セキュリティ レベル SNMP バージョン 3 AuthPriv

Read View

エージェントのコンテンツの表示だけを可能にするビューの名前(最大 64 文字)。デフォルトでは、ビューは定義されていません。グループのユーザに読み取りアクセス権を提供するには、ビューを指定する必要があります。

Write View

データの入力、およびエージェントのコンテンツの設定を可能にするビューの名前(最大 64 文字)。デフォルトでは、ビューは定義されていません。

Notify View

notify、inform、または trap を指定できるようにするビューの名前(最大 64 文字)。デフォルトでは、ビューは定義されていません。

ステップ 5 適切なフィールドに、SNMP グループ設定名、セキュリティ モデル、読み取り、書き込み、通知の各ビューの名前を入力します。

ステップ 6 この設定を保存するには、 Submit をクリックします。


 

CLI からユーザ セキュリティ モデル グループを指定するには、次のグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

snmp-server group name { v1 [ notify name ] [ read name ] [ write name ] | v2c [ notify name ] [ read name ] [ write name ] | v3 { auth [ notify name ] [ read name ] [ write name ] | noauth [ notify name ] [ read name ] [ write name ] | priv [ notify name ] [ read name ] [ write name ]}}

SNMP ユーザの設定


) ユーザは、作成された順に表示されます。作成できる最大ユーザ数は、10 です。


SNMP エンジンにアクセスできるユーザを指定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Devices > Devices の順に選択します。Devices ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 SNMP ユーザを作成する Content Engine の横にある Edit アイコンをクリックします。Contents ペインが左側に表示されます。

ステップ 3 Contents ペインから、 General Settings > Notification and Tracking > SNMP > User の順に選択します。SNMP Users for Content Engine ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 タスクバーから、 Create New SNMP User アイコンをクリックします。Creating New SNMP User ウィンドウが表示されます。 表22-4 に、このウィンドウ内のフィールドを示します。

 

表22-4 SNMP ユーザ設定

GUI パラメータ
機能

Name

Content Engine にアクセスできるユーザの名前を表すストリング(最大 256 文字)

Group

ユーザが属するグループの名前(最大 256 文字)

Remote SNMP ID

リモート SNMP エンティティのグローバル固有 ID。SNMPv3 メッセージを Content Engine に送信するには、リモート SnmpID を持つ一人以上のユーザを、Content Engine 上で設定しておく必要があります。SnmpID は、オクテット ストリング形式で入力する必要があります。

Authentication Algorithm

送信中に SNMP パケットの完全性を確保する認証アルゴリズム。ドロップダウン リストから、次の 3 つのオプションのいずれかを選択してください。

No-auth ― SNMP パケット用にセキュリティ メカニズムを有効にする必要はありません。

MD5 ― Hash-based Message Authentication Code Message Digest 5(HMAC-MD5)アルゴリズムに基づく認証を行います。

SHA ― Hash-based Message Authentication Code Secure Hash(HMAC-SHA)アルゴリズムに基づく認証を行います。

Authentication Password

ユーザ認証(HMAC-MD5 または HMAC-SHA)パスワードを設定するストリング(最大 256 文字)。表示制限を超えると、表示領域に合わせて文字数が調整されます。

no-auth オプションが認証アルゴリズムに選択されている場合、このフィールドはオプションです。それ以外の場合、このフィールドには値が必要です。

Confirmation Password

確認用認証パスワード。再入力されたパスワードは、上記のフィールドで入力したパスワードと同じでなければなりません。

Private Password

SNMP エージェントが SNMP ホストからパケットを受信するための、認証(HMAC-MD5 または HMAC-SHA)パラメータを設定するストリング(最大 256 文字)。表示制限を超えると、表示領域に合わせて文字数が調整されます。

Confirmation Password

確認用認証プライベート パスワード。再入力されたパスワードは、上記のフィールドで入力したパスワードと同じでなければなりません。

ステップ 5 適切なフィールドに、ユーザ名、ユーザが所属するグループ、ユーザが所属するリモート エンティティのエンジン ID、SNMP トラフィックを改ざんから保護するために使用する認証アルゴリズム、ユーザ認証パラメータ、およびパケットの認証パラメータを入力します。

ステップ 6 この設定を保存するには、 Submit をクリックします。


 

CLI から SNMP エンジンへアクセス可能なユーザを指定するには、次のグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

snmp-server user name group [ auth { md5 password [ priv password ] | sha password [ priv password ]} | remote octetstring [ auth { md5 password [ priv password ] | sha password [ priv password ]}]]

SNMPv2 ビューの設定


) ビューは、作成された順に表示されます。作成できる最大ビュー数は、10 です。


SNMP バージョン 2(SNMPv2)MIB ビューを指定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Devices > Devices の順に選択します。Devices ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 SNMPv2 ビューを作成する Content Engine の横にある Edit アイコンをクリックします。Contents ペインが左側に表示されます。

ステップ 3 Contents ペインから、 General Settings > Notification and Tracking > SNMP > View の順に選択します。SNMP Views for Content Engine ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 タスクバーから、 Create New View アイコンをクリックします。Creating New SNMP View ウィンドウが表示されます。 表22-5 に、このウィンドウ内のフィールドを示します。

 

表22-5 SNMPv2 ビューの設定

GUI パラメータ
機能
CLI コマンド

Name

このファミリーのビュー サブツリーの名前を表すストリング(最大 256 文字)。ファミリー名は、有効な MIB 名(たとえば、ENTITY-MIB など)である必要があります。

snmp-server view viewname

Family

MIB のサブツリーを識別するオブジェクト ID(最大 256 文字)

snmp-server view viewname MIBfamily

View Type

MIB ファミリーの包含、またはビューからの MIB ファミリーの除外を決定するビュー オプション。ドロップダウン リストから、次の 2 つのオプションのいずれかを選択してください。

Included ― MIB ファミリーは、ビューに含まれます。

Excluded ― MIB ファミリーはビューから除外されます。

snmp-server view viewname MIBfamily { excluded | included }

ステップ 5 適切なフィールドに、ビュー名、ファミリー名、およびビュー タイプを入力します。

ステップ 6 この設定を保存するには、 Submit をクリックします。


 

SNMP ホストの設定


) ホストは、作成された順に表示されます。作成できる SNMP ホストの最大数は、4 です。


SNMP ホストを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Devices > Devices の順に選択します。Devices ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 SNMP ホストを指定する Content Engine の横にある Edit アイコンをクリックします。Device Home ウィンドウが表示され、左側に Contents ペインが表示されます。

ステップ 3 Contents ペインから、 General Settings > Notification and Tracking > SNMP > Host の順に選択します。SNMP Hosts for Content Engine ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 タスクバーから、 Create New SNMP Host アイコンをクリックします。Creating New SNMP Host ウィンドウが表示されます。 表22-6 に、このウィンドウ内のフィールドを示します。

 

表22-6 SNMP ホストの設定

GUI パラメータ
機能
CLI コマンド

Trap Host

Content Engine から SNMP トラップメッセージに送信される SNMP トラップホストのホスト名または IP アドレス

snmp-server host { hostname | ipaddress }

Community/User

Content Engine から SNMP トラップ メッセージ内に送信される SNMP コミュニティの名前またはユーザ(最大 256 文字)

snmp-server host { hostname | ipaddress } communitystring

Authentication

SNMP トラップ動作の受信者に通知を送信するのに使用するセキュリティ モデル。ドロップダウン リストから、次のオプションのいずれかを選択してください。

No-auth ― セキュリティ メカニズムなしに通知を送信します。

v2c-noauth ― バージョン 2c セキュリティを使用して、通知を送信します。

Model v3-auth ― SNMP バージョン 3 AuthNoPriv を使用して、通知を送信します。

Security Level v3-noauth ― SNMP バージョン 3 NoAuthNoPriv セキュリティを使用して、通知を送信します。

Level v3-priv ― SNMP バージョン 3 AuthPriv セキュリティを使用して、通知を送信します。

snmp-server host { hostname | ipaddress } communitystring [ v2c [ retry num ] [ timeout seconds ] | v3 { auth [ retry num ] [ timeout seconds ] | noauth [ retry num ] [ timeout seconds ] | priv [ retry num ] [ timeout seconds ]}]

Retry

通知要求の許容リトライ回数(1 ~ 10)。デフォルトは、2 回です。

Timeout

通知要求のタイムアウト(秒単位)(1 ~ 1000)。デフォルト値は 15 秒です。

ステップ 5 SNMP トラップ ホストのホスト名または IP アドレス、SNMP コミュニティまたはユーザ名、通知を送信するセキュリティ モデル、通知要求のリトライ数とタイムアウトを入力します。

ステップ 6 この設定を保存するには、 Submit をクリックします。


 

SNMP アセット タグの設定

SNMP アセット タグを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Devices > Devices の順に選択します。Devices ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 SNMP アセット タグを指定する Content Engine の横にある Edit アイコンをクリックします。Contents ペインが左側に表示されます。

ステップ 3 Contents ペインから、 General Settings > Notification and Tracking > SNMP > Asset Tag の順に選択します。SNMP Asset Tag Settings for Content Engine ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 Asset Tag Name フィールドに、アセット タグの名前を入力します。

ステップ 5 この設定を保存するには、 Submit をクリックします。


 

CLI から SNMP アセット タグを設定するには、 asset tag グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

サポートされる MIB

SNMP エージェントは、次の MIB をサポートしています。

CISCO-CDP-MIB

ENTITY-MIB

CISCO-ENTITY-ASSET-MIB

MIB-II

CISCO-CONFIG-MAN-MIB

CISCO-CONTENT-ENGINE-MIB(ストリーミング メディア関連の MIB オブジェクトをサポートする)

HOST-RESOURCES-MIB

EVENT-MIB

EVENT-MIB は、ACNS 5.x ソフトウェアによってサポートされる任意の MIB 変数に対してスレッシュホールドを設定し、そのスレッシュホールドをディスクに永続的に保存できます。
HOST-RESOURCES-MIB は、システム リソースに関する統計情報を提供します。

CISCO-CONTENT-ENGINE-MIB は拡張され、ストリーミング関連の MIB オブジェクトが組み込まれています。WMT、Cisco Streaming Engine、RealProxy MIB グループは、WMT サーバまたはプロキシ、Cisco Streaming Engine、および Real Proxy に関する統計情報を組み込みます。それぞれの 64 ビット カウンタ MIB オブジェクトごとに、32 ビット カウンタ MIB オブジェクトが実装されているので、SNMPv1 プロトコルを使用する SNMP クライアントは、64 ビット カウンタ MIB オブジェクトに関連付けられたデータを取得できます。これらの各グループの MIB オブジェクトは、読み取り専用です。

WMT MIB グループは、WMT プロキシとサーバのパフォーマンスに関する統計情報を提供します。28 の MIB オブジェクトがこのグループに実装されています。これらの MIB オブジェクトのうち 6 つは、64 ビット カウンタとして実装されています。

Cisco Streaming Engine MIB グループは、RTSP ストリーミング エンジンのパフォーマンスに関する統計情報を提供します。7 つの MIB オブジェクトがこのグループに実装されています。これらの MIB オブジェクトのうち 2 つは、64 ビット カウンタとして実装されています。

RealProxy MIB group は、RealProxy パフォーマンスに関する統計情報を提供します。14 の MIB オブジェクトがこのグループに実装されています。

前述の MIB にアクセスするには、次のリンクを使用してください。

ftp://ftp.cisco.com/pub/mibs/v2/


) 使用するブラウザがファイアウォールの背後に置かれている場合、または DSL モデムでインターネットに接続していてこのファイル フォルダにアクセスできない場合、Web ブラウザの互換性設定を変更する必要があります。Internet Explorer(IE)Web ブラウザの場合、Tools > Internet options > Advanced の順に選択して、「Use Passive FTP」チェックボックスにチェックマークを付けます。


主要な SNMP CLI コマンド

snmp-server group グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、3 つの SNMP バージョン(SNMPv1、SNMPv2c、または SNMPv3)の中から 1 つ選択します。指定したバージョンを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。 このコマンドや他の SNMP コマンドの使用方法の詳細については、『Cisco ACNS Software Command Reference』Release 5.4 を参照してください。

snmp-server community string コマンドは、SNMPv1、SNMPv2c、および SNMPv3 に対するビュー ベースのアクセス制御を行いますが、各バージョン間の下位互換性も引き続き維持します。このコマンドの旧バージョンには、SNMP メッセージが MIB オブジェクト上で一連の動作を実行できるようにするコミュニティ ストリングを作成するオプションがありませんでした。そのため、 rw オプションが導入されました。また、旧バージョンの SNMP エージェントは、MIB オブジェクトへの選択的なアクセス制御も備えておらず、どの MIB オブジェクトへのアクセスも、SNMP コミュニティ ストリングの認証に基づいて拒否または許可されていました。ビュー ベースのアクセス制御を導入することにより、MIB サブツリーの一部だけへのアクセスを許可するコミュニティ ストリングを設定できるようになりました。このコマンドの旧バージョンとの下位互換性を確保するために、グループ名が指定されない場合には、デフォルトの読み取りグループ、またはデフォルトの書き込みグループ( rw オプションがコマンド ラインで指定される場合)が、コミュニティ ストリングに関連付けられます。これらのデフォルト グループはどちらも、ユーザには非表示になっていて、コンフィギュレーション ファイルまたは show snmp group コマンドに表示されませんが、これらのデフォルト グループは、SNMP エージェントの初期化時に作成されます。


) SNMP エージェントは、デフォルトではディセーブルで、コミュニティ ストリングは設定されていません。


SNMP エージェントをイネーブルにし、コミュニティ ストリング comaccess を SNMP に割り当てる例を次に示します。

507-1(config)# snmp-server community comaccess
 

上記の例では、Content Engine の SNMP エージェントにアクセスするときに、認証用のパスワードとして使用されるコミュニティ ストリング comaccess を定義しています。Content Engine に送信されるすべての SNMP メッセージでは、メッセージの「Community Name」フィールドが、認証のためにここで定義されたコミュニティ ストリングと一致する必要があります。コミュニティ ストリングを入力すると、SNMP エージェントがイネーブルになります。

SNMP エージェントをディセーブルにし、以前に定義されたコミュニティ ストリングを削除する例を次に示します。

507-1(config)# no snmp-server community