ローカル管理配置に関する Cisco ACNS ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Release 5.2
はじめに
はじめに
発行日;2012/02/02 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

はじめに

スタンドアロン Content Engine の設定、監視、トラブルシューティングの概要

スタンドアロン Content Engine の設定、監視、トラブルシューティングのフローチャート

スタンドアロン Content Engine の設定、監視、トラブルシューティングのチェックリスト

Setup ユーティリティを使用したスタンドアロン Content Engine の基本コンフィギュレーション設定

Setup ユーティリティを使用して設定可能な一般的に使用される キャッシング サービス

Setup ユーティリティの使用

Setup ユーティリティのメニュー オプションと対応する CLI コマンド

Setup ユーティリティで使用できる矢印とキー

スタンドアロン Content Engine のアドレッシング方式の決定

スタンドアロン Content Engine のデバイス ネットワーク設定パラメータの概要

CLI コマンド方式を使用したスタンドアロン Content Engine の一般設定値の指定

Setup ユーティリティの起動

手作業による Setup ユーティリティの起動

自動的な Setup ユーティリティの起動

Setup ユーティリティを使用したスタンドアロン Content Engine 上の基本コンフィギュレーションの設定

直接プロキシ ルーティングを使用可能にするクライアント ブラウザとメディア プレーヤーの設定

クライアント ブラウザに直接スタンドアロン Content Engine を指定

PAC ファイルを使用したクライアント ブラウザの直接スタンドアロン Content Engine の指定

クライアント ブラウザをスタンドアロン Content Engine に対して手作業で指向

Windows Media Player をスタンドアロン Content Engine に対して直接指向

RealMedia Player に直接スタンドアロン Content Engine を指定

透過リダイレクトを行う WCCP ルータの設定

基本コンフィギュレーションの確認

Setup ユーティリティを使用した基本コンフィギュレーションの変更

他の基本タスクの実行

スタンドアロン Content Engine へのログイン

Telnetまたはコンソール セッションを使用したスタンドアロン Content Engine へのログイン

Secure Shell Version 1 または Version 2 を使用したスタンドアロン Content Engine へのログイン

Content Engine GUI を使用したスタンドアロン Content Engine へのログイン

Content Engine GUI へのアクセスの有効化と無効化

Content Engine GUI へのログイン

Content Engine GUI のログアウト

管理者ログイン アカウントの管理

管理者ログイン アカウントの追加と変更

スタンドアロン Content Engine の事前コンテンツ ロードの設定

事前ロード URL リスト ファイルの作成

スタンドアロン Content Engine 上でのコンテンツ事前ロードの有効化と設定

スタンドアロン Content Engine 上でのコンテンツ事前ロードの停止と再開

スタンドアロン Content Engine 上の現在のコンフィギュレーションの保存

スタンドアロン Content Engine 上の透過キャッシング サービスの無効化

スタンドアロン Content Engine のシャットダウン

コマンド ラインからのスタンドアロン Content Engine のシャットダウン

Content Engine GUI からスタンドアロン Content Engine のシャットダウンとリブート

Content Engine の取り外しまたは交換

はじめに

この章では、ACNS ソフトウェア リリース 5.2 を実行しているスタンドアロン Content Engine の設定、監視、およびトラブルシューティングを行う方法について説明します。また ACNS ソフトウェア Setup ユーティリティを使用して、一般設定(デバイス ネットワーク設定およびディスク設定)と通常使用されるキャッシング サービスのセット(表 3-2 を参照)をスタンドアロン Content Engine に設定する方法も説明します。

この章の構成は、次のとおりです。

「スタンドアロン Content Engine の設定、監視、トラブルシューティングの概要」

「Setup ユーティリティを使用したスタンドアロン Content Engine の基本コンフィギュレーション設定」

「直接プロキシ ルーティングを使用可能にするクライアント ブラウザとメディア プレーヤーの設定」

「透過リダイレクトを行う WCCP ルータの設定」

「基本コンフィギュレーションの確認」

「Setup ユーティリティを使用した基本コンフィギュレーションの変更」

「他の基本タスクの実行」

「スタンドアロン Content Engine」という用語は、このマニュアル全体で、ACNS 管理者が意図的に Content Distribution Manager に登録していない Content Engine という意味で使用しています。したがって、ACNS 管理者は Content Engine をスタンドアロン デバイスとして、設定、管理、監視を行うことができます。スタンドアロン Content Engine を複数配置できます(たとえば、スタンドアロン Content Engine クラスタ構成で配置することもできます)。


) この章で使用される CLI コマンドの構文と使用法については、『Cisco ACNS Software Command Reference, Release 5.2』を参照してください。Content Distribution Manager に登録されている Content Engine の設定方法については、『中央管理配置に関する Cisco ACNS ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Release 5.2』を参照してください。


スタンドアロン Content Engine の設定、監視、トラブルシューティングの概要

ここでは、スタンドアロン Content Engine をキャッシングおよびストリーミング エンジンとして使用する場合の設定、監視、およびトラブルシューティング方法の概要について説明します。ここの構成は次のとおりです。

スタンドアロン Content Engine の設定、監視、トラブルシューティングのフローチャート

スタンドアロン Content Engine の設定、監視、トラブルシューティングのチェックリスト

スタンドアロン Content Engine の設定、監視、トラブルシューティングのフローチャート

図 3-1 では、スタンドアロン Content Engine の設定、監視、およびトラブルシューティングを行う場合の一般的なワークフローのハイ レベル ビューを示しています。表 3-1 では、図 3-1 に示されているワークフローを完了するのに必要なタスクのチェックリストを説明します。


図 3-1 に示されているように、詳細なフローチャートを使用して、従来のキャッシング サービス(図 3-2)、WMT ストリーミングとキャッシング サービス(図 3-3 および 図 3-4)、および RTSP ストリーミングとキャッシング サービス(図 3-5)が説明されています。


図 3-1 スタンドアロン Content Engine の設定、監視、トラブルシューティングのハイ レベル ビュー

 

図 3-2 スタンドアロン Content Engine で従来のキャッシング サービスを設定する場合の詳細ビュー

 

この章では、Setup ユーティリティを使用して、次の 3 つの一般的に使用される従来のキャッシング サービスをスタンドアロン Content Engine に設定する方法を説明します。HTTP リバース プロキシ キャッシング、WCCP Version 2 を使用した HTTP 透過キャッシング、および HTTP フォワード キャッシング。従来のキャッシング サービス(たとえば、DNS キャッシングと FTP キャッシングなど)と同じように、これらの 3 つのサービスを設定する、Content Engine CLI 方式(Setup ユーティリティの代わりに)を使用する方法については、「スタンドアロン Content Engine に おける従来のキャッシング サービスの設定」を参照してください。

図 3-3 スタンドアロン Content Engine で WMT ストリーミングとキャッシング サービスを設定する場合の詳細ビュー(第 1 部)

 

図 3-4 スタンドアロン Content Engine で WMT ストリーミングとキャッシング サービスを設定する場合の詳細なビュー(第 2 部)

 

この章では、Setup ユーティリティを使用して、次の 2 つの一般的に使用される WMT キャッシング サービス(WMT 透過キャッシングと WMT プロキシ キャッシング)をスタンドアロン Content Engine に設定する方法を説明します。Content Engine CLI(Setup ユーティリティの代わりに)を使用して、これらのキャッシング サービスまたは他の WMT サービス(たとえば、WMT ストリーミング)をスタンドアロン Content Engine に設定する方法については、「スタンドアロンContent Engine上の WMT ストリーミング メディア サービスの設定」を参照してください。

図 3-5 スタンドアロン Content Engine で RTSP ストリーミングとキャッシング サービスを設定する場合の詳細ビュー

 

この章では、Setup ユーティリティを使用して、次の 2 つの一般的に使用される RTSP キャッシング サービスをスタンドアロン Content Engine に設定する方法を説明します。RealMedia 透過キャッシングと RealMedia プロキシ キャッシング。Content Engine CLI(Setup ユーティリティの代わりに)を使用して、これらのキャッシング サービスまたは他の RTSP サービス(たとえば、RealProxy ライブ分割)をスタンドアロン Content Engine に設定する方法については、「スタンドアロンContent Engine の RTSP メディア サービスの設定」を参照してください。

スタンドアロン Content Engine の設定、監視、トラブルシューティングのチェックリスト

表 3-1 は、ACNS ソフトウェア リリース 5.2 またはそれ以降を実行しているスタンドアロン Content Engine の設定、監視、およびトラブルシューティングに関するタスクのチェックリストです。

 

表 3-1 スタンドアロン Content Engine の設定、監視、トラブルシューティングのチェックリスト

タスク
追加情報と説明
基本コンフィギュレーションの開始

 

1. このスタンドアロン Content Engine の初期設定に使用するアドレッシング方式を決める。

次の 2 つのサポートされているアドレッシング方式は、相互に排他的です。

スタティック IP アドレスとネットワーク マスクを手作業で指定する。

インターフェイス レベルの DHCP アドレッシング方式を使用して、IP アドレスを動的に割り当てる。

「スタンドアロン Content Engine のアドレッシング方式の決定」を参照してください。

2. このスタンドアロン Content Engine を設定するときに使用する方式を決める。

Setup ユーティリティ

CLI コマンド

この章では、Setup ユーティリティを使用して、スタンドアロン Content Engine の基本コンフィギュレーションを迅速に行う方法を説明します。「Setup ユーティリティを使用したスタンドアロン Content Engine 上の基本コンフィギュレーションの設定」を参照してください。

CLI 方式を使用して、一般設定パラメータを設定する方法の概要は、「CLI コマンド方式を使用したスタンドアロン Content Engine の一般設定値の指定」で説明します。一般設定パラメータを設定するために使用する CLI コマンドの詳細については、『Cisco ACNS Software Command Reference, Release 5.2』を参照してください。

スタンドアロン Content Engine で実行する、1 つまたはそれ以上の、より一般的に使用される キャッシング サービスと他の多数のサービス(たとえば、DNS キャッシング、FTP キャッシング、WMT ストリーミング、および RTSP ストリーミング)を設定または変更するために CLI 方式を使用する方法については、このマニュアルの次の章を参照してください。

「スタンドアロン Content Engine に おける従来のキャッシング サービスの設定」

「スタンドアロンContent Engine上の WMT ストリーミング メディア サービスの設定」

「スタンドアロンContent Engine の RTSP メディア サービスの設定」

3. この Content Engine に電源を入れて、シリアル ポートの 1 つでコンソール接続を開始する。

物理的にハードウェアを取り付け、Content Engine に電源を入れると、このスタンドアロン(未登録)Content Engine(Content Distribution Manager に登録されている Content Engine ではない)の基本コンフィギュレーションを行うためにACNSソフトウェア(Setup ユーティリティまたは CLI コマンド)にアクセスできます。

4. Setup ユーティリティまたは CLI コマンドを使用して、このスタンドアロン Content Engine で使用可能な次の一般設定パラメータを設定する。

デバイス ネットワーク設定パラメータ

ディスク設定

Setup ユーティリティを使用して、一般設定パラメータを設定するには、「Setup ユーティリティを使用したスタンドアロン Content Engine 上の基本コンフィギュレーションの設定」を参照してください。

CLI コマンド方式を使用して、一般設定パラメータを設定するには、「CLI コマンド方式を使用したスタンドアロン Content Engine の一般設定値の指定」を参照してください。

5. このスタンドアロン Content Engine 上に配置するサービスを選択する。

従来のキャッシング サービス(DNS、HTTP、FTP、および HTTPS キャッシング)

WMT ストリーミングおよびキャッシング サービス

RTSP ストリーミングおよびキャッシング サービス

「従来のキャッシング サービスの設定の概要」を参照してください。

「スタンドアロンContent Engine 上の WMT ストリーミングおよびキャッシング サービスの設定」を参照してください。

「Content Engine の RealProxy ストリーミングおよびキャッシング サービスの設定」を参照してください。

6. コンテンツ要求をこのスタンドアロン Content Engine に宛先を指示するために、次のルーティング方式のうち 1 つまたは複数の方式を設定する。

直接プロキシ ルーティング(非透過)

透過リダイレクト(WCCP ルーティングまたはレイヤ 4 スイッチ)

直接プロキシ ルーティングについては、「直接プロキシ ルーティングを使用可能にするクライアント ブラウザとメディア プレーヤーの設定」を参照してください。

WCCP ルーティングについては、「ルータでの WCCP サービスの設定」を参照してください。

レイヤ 4 スイッチについては、「リダイレクション方式としての レイヤ 4 スイッチングの設定」を参照してください。

7. 直接プロキシ ルーティングを使用する場合、*.pac ファイルを使用するか。

「No」を選択した場合、ダイレクト プロキシ サーバとしてスタンドアロン Content Engine を直接指すように手作業で各クライアント ブラウザを設定します。設定方法は、「クライアント ブラウザをスタンドアロン Content Engine に対して手作業で指向」を参照してください。

「Yes」を選択した場合、プロキシ 自動コンフィギュレーション(PAC)ファイルを使用するようにスタンドアロン Content Engine とクライアント ブラウザを設定します。設定方法は、「PAC ファイルを使用したクライアント ブラウザの直接スタンドアロン Content Engine の指定」を参照してください。

8. 選択したキャッシングおよびストリーミング サービスをスタンドアロン Content Engine に設定する。

Setup ユーティリティを使用すると、一般に使用されるキャッシング サービスのセット( 表 3-2 を参照)をスタンドアロン Content Engine に設定できます。このユーティリティを使用して、これらのキャッシング サービスのうち 1 つまたは複数のサービスをご使用の Content Engine に設定することをお勧めします。これにより、Content Engine が立ち上がり、キャッシング サービスの基本セットの実行が可能になります。詳細については、「Setup ユーティリティを使用したスタンドアロン Content Engine 上の基本コンフィギュレーションの設定」を参照してください。

9. 基本コンフィギュレーションを検査する。

基本コンフィギュレーションが完了したら、これらのキャッシング サービスが正常に機能しているか確認してください。「基本コンフィギュレーションの確認」を参照してください。

10. この時点で、次のタスクのいずれかを実行できる。

コンテンツ サービスを設定する。

この Content Engine 上で拡張コンフィギュレーションを実行する。

監視とトラブルシューティングを行う。

この表内の タスク 11 ~ 23 を参照してください。

コンテンツ サービスの設定(オプション)

キャッシングおよびストリーミング サービスをスタンドアロン Content Engine に設定すると、アクセス コントロール、URL フィルタリング、ICAP、およびルールなどのコンテンツ サービスを設定できます。

11. エンド ユーザのインターネットへのアクセス コントロール(HTTP、HTTPS、および FTP-over-HTTP 要求に対するアクセス コントロール)を行うかどうか決定する。

「No」の場合は、タスク 12. に進みます。

「Yes」の場合は、認証と許可を設定します。設定方法は、「スタンドアロンContent Engine のコンテンツ認証および許可の設定」を参照してください。

12. URL フィルタリングを使用するかどうかを決定する。

「No」の場合は、タスク 13. に進みます。

「Yes」の場合は、HTTP、HTTPS、および FTP 要求に関する URL フィルタリングを設定します。設定方法は、「スタンドアロンContent Engine 上での URL フィルタリングの設定」を参照してください。

13. 外部 ICAP サーバがあるかどうかを決定する。

「No」の場合は、タスク 14. に進みます。

「Yes」の場合は、HTTP および FTP-over-HTTP 要求に関する ICAP(Internet Content Adaptation Protocol)を設定します。設定方法は、「スタンドアロンContent Engine の ICAP サービスの設定」を参照してください。

14. コンテンツ要求を処理するための、特別な要件があるかどうかを判別する。

「No」の場合は、タスク 15. に進みます。

「Yes」の場合、HTTP、HTTPS、FTP-over-HTTP、WMT、および RTSP 要求に関するルールを設定します。設定方法は、「スタンドアロンContent Engine の Rules Template の設定」を参照してください。

拡張コンフィギュレーション タスクの実行(オプション)

 

15. 拡張透過キャッシング機能(たとえば、トラフィック バイパス、過負荷バイパス、フロー保護、および IP スプーフィングなど)を設定する。

「スタンドアロンContent Engine の WCCP サービスの設定」

16. スタンドアロン Content Engine 上に、ネットワーク インターフェイスを追加し、セットアップする。

「スタンドアロンContent Engine での追加のネットワーク インターフェイスと帯域幅の設定」

17. スタンドアロン Content Engine 上のインターフェイスの帯域幅とコンテンツ サービスを設定する。

「スタンドアロンContent Engine での追加のネットワーク インターフェイスと帯域幅の設定」

18. このスタンドアロン Content Engine のログイン認証と許可をセットアップする。

「スタンドアロンContent Engine での管理ログイン認証と許可の設定」

19. TACACS+ を使用したシステム アカウンティングに関して、このスタンドアロン Content Engine を設定する。

「スタンドアロンContent Engine での AAA アカウンティングの設定」

20. このスタンドアロン Content Engine の IP アクセス コントロール リスト(ACL)を設定する。

「スタンドアロンContent Engine での IP アクセス コントロール リストの作成と管理」

21. このスタンドアロン Content Engine の TCP スタック パラメータを表示するか、変更する。

「スタンドアロンContent Engine での TCP スタック パラメータの表示と変更」

22. このスタンドアロン Content Engine のシステム ロギング設定を表示するか、変更する。

「システム ロギング機能の使用」を参照してください。

監視とトラブルシューティング

 

23. SNMP または ACNS ソフトウェア アラームを使用して、このスタンドアロン Content Engine を監視する。

「モニタリングおよびトラブルシューティング」

24. ACNS ソフトウェア ログを使用して、トラブルシューティングのトレースルートを行う。

「モニタリングおよびトラブルシューティング」

Setup ユーティリティを使用したスタンドアロン Content Engine の基本コンフィギュレーション設定

ここでは、Setup ユーティリティの概要を説明し、このツールを使用して、次のいずれかの状況にあるスタンドアロン Content Engine を設定する方法についても説明します。

ケース 1:Content Engine をはじめて(たとえば、Content Engine を ACNS 5.2 ソフトウェアとともに購入した場合など)起動する場合、Setup ユーティリティを使用して、基本コンフィギュレーション設定パラメータ(一般設定[デバイス ネットワーク設定とディスク設定]、および一般に使用されているキャッシング サービス[ 表 3-2 を参照])を設定できます。

ケース 2:このデバイスはいくつかの基本コンフィギュレーションをもったスタンドアロン Content Engine(たとえば、Content Engine を ACNS 5.2 ソフトウェアにアップグレードして、すでにデバイス ネットワーク設定値、ディスク設定、および HTTP プロキシ キャッシング設定が終了しているなど)です。Setup ユーティリティを使用して、このスタンドアロン Content Engineの基本コンフィギュレーションを完了することが必要です(たとえば、まだ設定を終了していない、他の一般に使用されているキャッシング サービスの一部を設定するなど)。

ケース 1 の場合、デバイスを最初に起動したとき、Setup ユーティリティは自動的に起動します。このような場合に初期基本コンフィギュレーションを完了するには、次のタスクが必要です。

スタンドアロン Content Engine のアドレッシング方式の決定

Setup ユーティリティを使用したスタンドアロン Content Engine 上の基本コンフィギュレーションの設定

ケース 2 の場合、 setup 特権 EXEC コマンドを使用して、手作業で Setup ユーティリティを起動します。このトピックに関する詳細は、「手作業による Setup ユーティリティの起動」を参照してください。

この基本コンフィギュレーションを完了すると、直接プロキシ ルーティングにクライアント ブラウザとメディア プレーヤー(「直接プロキシ ルーティングを使用可能にするクライアント ブラウザとメディア プレーヤーの設定」を参照)を設定し、透過リダイレクト(「透過リダイレクトを行う WCCP ルータの設定」を参照)のために WCCP ルータを設定する必要があります。この基本コンフィギュレーションが正常に機能していることを検査してから、CLI コマンドまたは Content Engine GUI を使用して、キャッシング サービス(たとえば、DNS キャッシング、FTP キャッシング、および HTTPS キャッシングなど)、ストリーミング サービス(WMT ストリーミングおよび RTSP ストリーミング)、またはコンテンツ サービスを追加設定することができます。また、拡張コンフィギュレーションを実行するか、この Content Engine を監視することもできます。


) この章の後半では、「WCCP Version 2 対応ルータ」という用語は、WCCP Version 2 を実行しているルータを示します。


Setup ユーティリティを使用して設定可能な一般的に使用される キャッシング サービス

表 3-2 では、Setup ユーティリティを使用して、スタンドアロン Content Engine 上ですぐに設定可能な一般的に使用されているキャッシング サービスを示しています。

 

表 3-2 Setup ユーティリティを使用して設定可能な一般に使用される キャッシング サービス

キャッシング サービス
説明

HTTP フォワード プロキシ キャッシング

スタンドアロン Content Engine は、HTTP 要求に対して非透過フォワード プロキシ サーバとして機能します。Content Engine はクライアント ブラウザから直接 HTTP 要求を受信すると、要求されたコンテンツがローカルのキャッシュに保存されていない場合、そのコンテンツを取得し、キャッシュします。それから、要求されたコンテンツを要求元(クライアント ブラウザ)に送信します。

HTTP 透過 キャッシング

スタンドアロン Content Engine は、HTTP 要求に対して透過プロキシ サーバとして機能します。Content Engine はリダイレクトされた HTTP 要求を受信すると、要求されたコンテンツがローカルのキャッシュに保存されていない場合、そのコンテンツを取得し、キャッシュします。それから、要求されたコンテンツを要求元(クライアント ブラウザ)に送信します。Setup ユーティリティを使用して、Content Engine を設定すると、WCCP Version 2 対応ルータからのリダイレクトされた HTTP 要求を受け入れることができます。Content Engine CLI を使用して、Content Engine を設定すると、WCCP Version 2 対応ルータまたはレイヤ 4 スイッチからリダイレクトされた HTTP 要求を受け入れることができます。

HTTP リバース プロキシ キャッシング

スタンドアロン Content Engine は、特定の Web サーバ(たとえば、Web サーバ ファーム内の Web サーバなど)に対する透過プロキシ サーバとして、機能します。これはエンドユーザ(Web クライアント)に対してプロキシとして動作するのとは逆の動作です。Content Engine はリダイレクトされたリバース プロキシ要求を受信すると、要求されたコンテンツがローカルのキャッシュに保存されていない場合、そのコンテンツを取得し、キャッシュします。それから、要求されたコンテンツを要求元(クライアント ブラウザ)に送信します。Setup ユーティリティを使用して、Content Engine を設定すると、WCCP Version 2 対応ルータからリダイレクトされたリバース プロキシ要求を受け入れることができます。Content Engine CLI を使用して、Content Engine を設定すると、WCCP Version 2 対応ルータまたはレイヤ 4 スイッチからのリダイレクトされたリバース プロキシ要求を受け入れることができます。

WMT プロキシ キャッシング

スタンドアロン Content Engine は、WMT コンテンツを要求する Windows Media Player を使用しているエンド ユーザに対して非透過プロキシ サーバとして機能します。Content Engine はクライアントの Windows Media Player から直接 WMT 要求を受信すると、要求されたコンテンツがローカルのキャッシュに保存されていない場合、そのコンテンツを取得し、可能な時はいつでも、そのコピーをローカルに保存します。それから、要求されたコンテンツを要求元(クライアント Windows Media Player)に送信します。

WMT 透過キャッシング

スタンドアロン Content Engine は、コンテンツを要求するために Windows Media Player を使用しているエンド ユーザに対して透過プロキシ サーバとして機能します。Content Engine は透過的にリダイレクトされた WMT 要求を受信すると、要求されたコンテンツがローカルのキャッシュに保存されていない場合、そのコンテンツを取得し、可能な時はいつでもそのコピーをローカルに保存します。それから、要求されたコンテンツを要求元(クライアントの Windows Media Player)に送信します。Setup ユーティリティを使用して、Content Engine を設定すると、WCCP Version 2 対応ルータからリダイレクトされた WMT 要求を受け入れることができます。Content Engine CLI を使用して、Content Engine を設定すると、WCCP Version 2 対応ルータまたはレイヤ 4 スイッチからリダイレクトされた WMT 要求を受け入れることができます。

RealMedia プロキシ キャッシング

スタンドアロン Content Engine は、RTSP コンテンツを要求するために RealMedia Player を使用しているエンド ユーザに対して非透過プロキシ サーバとして機能します。Content Engine は RealMedia Player(たとえば、RealPlayer など)から直接 RTSP 要求を受信すると、要求されたコンテンツがローカルのキャッシュに保存されていない場合、そのコンテンツを取得し、可能な時はいつでもそのコピーをローカルに保存します。それから、要求されたコンテンツを要求元(RealMedia Player)に送信します。

RealMedia 透過キャッシング

スタンドアロン Content Engine は、コンテンツを要求するために RealMedia Player を使用しているエンド ユーザに対して透過プロキシ サーバとして機能します。リダイレクトされた RTSP 要求を受信すると、Content Engine は要求されたコンテンツを取得し、可能な時はいつでもそのコピーをローカルに保存します。それから、要求されたコンテンツを要求元(RealMedia Player)に送信します。Setup ユーティリティを使用して、Content Engine を設定すると、WCCP Version 2 対応ルータからリダイレクトされた RTSP 要求を受け入れることができます。Content Engine CLI を使用して、Content Engine を設定すると、WCCP Version 2 対応ルータまたはレイヤ 4 スイッチからリダイレクトされた RTSP 要求を受け入れることができます。

Setup ユーティリティの使用

Setup ユーティリティを使用する場合のいくつかの重要事項は、次のとおりです。

デバイス モードの変更(たとえば、CE-565 または CE-7306 など)をサポートする Content Engine 上で Setup ユーティリティを起動すると、特別なデバイスのためのデバイス モードを指定するようにプロンプトが表示されます。表示内容に従って、 Enter を押すか、または CE と入力して、このスタンドアロン Content Engine に対する Content Engine のデバイス モードを指定します。

What is the mode of the device (CE/CR/CDM/PM) [CE]: CE
 

プロンプトが表示された時、 no と入力して、この Content Engine は Content Distribution Manager で管理する予定がないということを指定します。

Is this CE going to be managed by a CDM (Content Distribution Manager)
(y/n) [y]: no
 

一連の基本コンフィギュレーションに関する質問が表示された時、 Enter を押すか、または y と入力して、このスタンドアロン Content Engine で特定のキャッシング サービスを設定することを明らかにします (これらのサービスの説明については 表 3-2 を参照)。

一連の基本コンフィギュレーションに関する質問に答えると、メニューベースのインターフェイスが表示されます(下記参照)。Setup ユーティリティ メニューのリストについては、 表 3-3 を参照してください。

 
+-----------------------------------------------------+
¦ Main Menu ¦
+-----------------------------------------------------¦
¦ -General Settings :Incomplete ¦
¦ Caching Related Configurations :Incomplete ¦
¦ Print Configuration ¦
¦ Exit (e) ¦
+-----------------------------------------------------+
Main Menu
Configure network settings, disks, etc
Press '?' to see why this item is incomplete
 
 

特定のコンフィギュレーション 設定パラメータのためのプロンプトが表示された時、デフォルト値が表示されます。デフォルト値を選択するには、 Enter を押します。たとえば、次のように表示された場合、 Enter を押して、デフォルトの WCCP ルータ(10.0.1.1 という IP アドレスをもつデフォルト ゲートウェイ)を使用することを指定します。

Please enter the IP addresses of WCCP routers [10.0.1.1]:
 

特定の設定パラメータの設定をするかどうかを指定した後、対応するメニュー オプションが「Complete」または「Incomplete」とマークされます。これは、どの基本コンフィギュレーションの設定パラメータを設定終了したのか、またはこのスタンドアロン Content Engine 上でまだどの項目を設定する必要があるのはどれかを、追跡するのに便利です。

Setup ユーティリティのメニュー オプションを選択して、特定の設定パラメータを設定すると、対応する CLI コマンドが設定されます( 表 3-3 を参照)。Setup ユーティリティを使用して、特定の基本コンフィギュレーション設定パラメータを指定した後で、設定された CLI コマンドのリストが表示されます(下記参照)。このコンフィギュレーションを保存するメッセージが表示されたら、 Enter を押して、表示されたコンフィギュレーションを保存します。

NOTE: Please remember to configure web-cache service on the router.
Based on the input, the following CLIs will be configured:
 
wccp router-list 1 10.0.1.1
wccp version 2
wccp web-cache router-list 1
 
Do you accept these configs (y/n) [y]:
 

作成された CLI コマンドのリストを Setup ユーティリティ セッションの間でいつでも表示するために、Setup ユーティリティ メニューから Print Configurations オプションを選択します。

コンフィギュレーション設定パラメータを指定した後、Setup ユーティリティは、指定オプション間の相互依存性または非互換性を報告します。たとえば、ストリーミング キャッシング サービスのいずれかを有効にすると、ディスク設定時に、mediafs 用のディスク スペースを割り当てなければならないことを通知されます。

Setup ユーティリティが指定されたコンフィギュレーションの設定パラメータ(たとえば、ディスク設定と対応する CLI コマンドなど)を適用するときに、何らかの故障が発生した場合、Setup ユーティリティはどの特定の設定パラメータを適用できないのかを示すメッセージを表示します。また、エラー メッセージが、/local1/errorlog/setup_(clildisk)_config_error に書き込まれます。

基本コンフィギュレーション(下記参照)は、Setup ユーティリティを使用して指定した情報に基づき構成されます。一般に使用されるキャッシング サービス(7 タイプ)をすべて設定する場合のスタンドアロン Content Engine の基本コンフィギュレーションの例を次に示します。

Here is the current profile of this device
 
CDN device : No
HTTP Proxy Caching : Yes
HTTP Tranparent Caching : Yes
HTTP Reverse Proxy Caching : Yes
WMT Proxy Caching : Yes
WMT Transparent Caching : Yes
Real Media Proxy Caching : Yes
Real Media Transparent Caching: Yes
 
Do you want to change this (y/n) [n]:
 
Press the ESC key at any time to quit this session
 

この基本コンフィギュレーションはキャッシュされます。Setup ユーティリティを使用して生成された、コンフィギュレーションのコピーはディスク(/local/local1/setup_gen_config.txt)に保存されます。

Setup ユーティリティの起動方法については、「Setup ユーティリティの起動」を参照してください。

Setup ユーティリティのメニュー オプションと対応する CLI コマンド

Setup ユーティリティのメニュー構造は、階層的です。たとえば、メイン メニューから General Settings オプションを選択すると、General Settings サブメニューが表示されます。次の例で示されているように、メニュー構造の中の現在のロケーションは、メニュー オプションの後に表示されています。

 
+---------------------------------------------+
¦ General Settings ¦
+---------------------------------------------¦
¦-> Network Configurations :Incomplete ¦
¦ Disk Configurations :Incomplete ¦
¦ Print Configuration ¦
¦ Previous Menu (p) ¦
¦ Main Menu (m) ¦
¦ Exit (e) ¦
+---------------------------------------------+
 
Main Menu
---> General Settings
 

表 3-3 では、Setup ユーティリティ メニュー オプションと対応する Content Engine CLI コマンドを示しています。ネットワーク設定パラメータとディスク設定を指定するために使用する CLI コマンドの詳細については、『Cisco ACNS Software Command Reference, Release 5.2』を参照してください。CLI 方式(Setup ユーティリティではなく)を使用して、一般に使用されるキャッシング サービス(表 3-2 を参照)を設定する方法と他の機能については、このマニュアルの後の章で説明します。

 

表 3-3 Setup ユーティリティ メニュー オプションとスタンドアロン Content Engine に対応する CLI コマンド

Setup ユーティリティ メニュー
オプション
Content Engine CLI コマンド
一般設定

 

ネットワーク設定

ip address { ip address netmask | dhcp }

ip default-gateway

hostname

ip name-servers

ip domain-name

ディスク設定

disk config sysfs { remaining | disk-space }
[cfs {
remaining | disk-space }] |
[mediafs {
remaining | disk-space }]

キャッシュ関連設定

 

HTTP プロキシ キャッシング

http proxy incoming

HTTP 透過キャッシング

wccp router list

wccp web-cache router-list

wccp version 2

HTTP リバース プロキシ キャッシング

wccp router list

wccp reverse-proxy router-list

wccp version 2

WMT プロキシ キャッシング

wmt license-key

wmt evaluate

wmt accept-license-agreement

wmt enable

WMT 透過キャッシング

wccp router list

wccp wmt router-list

wccp version 2

wmt license-key

wmt evaluate

wmt accept-license-agreement

wmt enable

RealMedia プロキシ キャッシング

rtsp proxy media-real license-key

rtsp proxy media-real evaluate

rtsp proxy media-real accept-license-agreement

rtsp proxy media-real enable

RealMedia 透過キャッシング

wccp router list

wccp rtsp router-list

wccp version 2

rtsp proxy media-real license-key

rtsp proxy media-real evaluate

rtsp proxy media-real accept-license-agreement

rtsp proxy media-real enable

Setup ユーティリティで使用できる矢印とキー

表 3-4 では、Setup ユーティリティで使用できるキーと矢印を説明しています。

 

表 3-4 Setup ユーティリティで使用できるキーと矢印

キー
説明

?

特別なメニュー項目(たとえば、ネットワーク設定など)が現在、「Incomplete」を示している理由に関する情報を表示します。

ESC

現在の対話セッションを終了し、直前のメニューに戻ります。

e

あるメニューから、このホット キーを使用して、メニュー インターフェイスを終了します(現在の Setup ユーティリティ セッションを終了するため)。

 
+---------------------------------------------+
¦ General Settings ¦
+---------------------------------------------¦
¦-> Network Configurations :Incomplete ¦
¦ Disk Configurations :Incomplete ¦
¦ Print Configuration ¦
¦ Previous Menu (p) ¦
¦ Main Menu (m) ¦
¦ Exit (e) ¦
+---------------------------------------------+
 

要求されたオプションのいずれかが不十分な場合は、次の内容が表示されます。

Some of the configurations are still incomplete.
Do you want to go back and complete them (y/n) [y]:
 

Enter を押して、メイン メニューに戻り、要求されたオプションの設定を完了するか、 n と入力して、要求されたオプションを完了しないまま Setup ユーティリティ セッションを終了します。

m

サブメニューからメイン メニューに戻ります。

p

サブメニューから直前のメニューに戻ります。

Enter

強調表示されたメニュー オプションを選択するか、または表示されているデフォルト オプションを選択します。

上矢印

カーソルを 1 行上に移動します。

下矢印

カーソルを 1 行下に移動します。

スタンドアロン Content Engine のアドレッシング方式の決定

スタンドアロン デバイスとして Content Engine の初期設定を開始するときは、事前にこの Content Engine で使用されるアドレッシング方式を決めておくことが必要です。ACNS 5.x ソフトウェアを実行しているスタンドアロン Content Engine でサポートされる 2 つのアドレッシング方式は、相互に排他的です。

スタティック IP アドレスとネットワーク マスクを手作業で指定する。

インターフェイス レベルの DHCP アドレッシング方式を使用して、IP アドレスを動的に割り当てる。


) インターフェイス レベルの DHCP またはスタティック IP アドレスを使って、Content Engine のインターフェイスを設定する前に、Content Engine で自動登録を無効にしておく必要があります。Setup ユーティリティを使用して自動登録を無効にする方法については、「Setup ユーティリティを使用したスタンドアロン Content Engine 上の基本コンフィギュレーションの設定」ステップ 1 を参照してください。


Content Engine 上でインターフェイス レベルの DHCP を使用可能にしていない場合には、Content Engine のスタティック IP アドレスとネットワーク マスクを指定する必要があります。Content Engine がネットワークの別の部分にある別ロケーションに移動した場合には、この Content Engine の新しい スタティック IP アドレスとネットワーク マスクを手作業で入力する必要があります。

DHCP を有効にして、Setup ユーティリティを使用して、スタンドアロン Content Engine を設定するには、表示内容に従って、y と入力します(「Setup ユーティリティを使用したスタンドアロン Content Engine 上の基本コンフィギュレーションの設定」ステップ 7 を参照)。

Do you want to enable DHCP on this interface? (y/n) [y]:y
 

スタンドアロン Content Engine を設定するために、CLI 方式(Setup ユーティリティではなく)を使用している場合は、 ip address dhcp インターフェイス設定を使用して、インターフェイス レベルの DHCP をスタンドアロン Content Engine 上で有効にします。

スタンドアロン Content Engine のデバイス ネットワーク設定パラメータの概要

ご使用のネットワーク上にスタンドアロン Content Engineを配置するためには、最初に Content Engine 上で一連のネットワーク パラメータを設定しておく必要があります。これらの設定は、まとめて「デバイス ネットワーク設定パラメータ」と呼ばれます。デバイス ネットワーク設定パラメータは、スタンドアロン Content Engine 用に定義され、ネットワーク上でアクティブになります。

基本コンフィギュレーションを行う前の、デバイス ネットワーク設定パラメータには、次の内容が含まれています。

Content Engine のホスト名(たとえば、Content Engine に CE7305 という名前を割り当てた場合には、プロンプトに CE7305(config)# と表示されます)

インターネット プロトコル(IP)ドメイン名(たとえば、 cisco.com

管理者パスワード

Content Engine の IP アドレス

スタティック IP アドレスをこの Content Engine に割り当てた場合(たとえば、図 3-6 に示す 10.0.1.2 )、IP アドレス ネットワーク マスク(たとえば、 255.255.255.0 )も割り当てる必要があります。


ヒント また、手作業によってスタティック IP アドレス、およびネットワーク マスクを Content Engine に割り当てる方法ではなく、インターフェイス レベルの DHCP を使用して、動的に IP アドレスを割り当てるオプションがあります。

デフォルトのゲートウェイ(たとえば、アドレスが 10.0.1.1 のルータは、図 3-6 に示す Content Engine のデフォルトのゲートウェイです)

DNS ネーム サーバ(たとえば、図 3-6 に示すように、Content Engine は、ドメイン名解決にアドレスが 172.16.0.2 の DNS サーバを使用します)

図 3-6 スタンドアロン Content Engine のデバイス ネットワーク設定パラメータの設定

.


) この章の後半では、「一般設定値」という用語は、まとめてデバイス ネットワーク設定パラメータとディスク設定を示すために使用されます。


ACNS 5.x ソフトウェアには、Common Interface File System(CIFS)クライアントと Network File System(NFS)クライアントがあり、これにより Content Engine はNetwork Attached Storage(NAS)デバイスと通信できます。Content Engine を NAS デバイスに接続して、Content Engine のストレージ スペースを増やすことができます。それらの Content Engine は、NAS サーバにアクセスしているときには、NAS または CIFS のクライアントとして機能します。NAS サーバには、UNIX モードの NFS サーバ、または CIFS と共有するための Microsoft Windows が組み込まれています。ACNS CLI コマンドを使用して、Content Engine (スタンドアロンと同様に登録されているもの)を NAS デバイスに接続できます。CLI を使用して、Content Engine をNAS デバイスに接続する方法については、『中央管理配置に関する Cisco ACNS ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Release 5.2』を参照してください。

CLI コマンド方式を使用したスタンドアロン Content Engine の一般設定値の指定

CLI コマンド方式(Setup ではなく)を使用して、スタンドアロン Content Engine の一般設定値を指定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Engine のコンソール接続を開き、スーパーユーザ特権をもつACNS システム アカウントを使用して、Content Engine CLI にログインします(「スタンドアロン Content Engine へのログイン」を参照)。

ステップ 2 特権 EXEC モードから、グローバル設定モードを入力して、このスタンドアロン Content Engine の一般設定値を指定します。

CE# config
 

ステップ 3 ip address { ip address netmask | dhcp } グローバル設定コマンドを使用して、このContent Engine のイーサネットを設定します。次のうちのいずれかを実行します。

スタティック IP アドレスとネットワーク マスクを指定する(このインターフェイス上で DHCP を有効にしない)には、次のコマンドを入力します。

CE(config)# interface {FastEthernet | GigabitEthernet} slot/port
ip address ip-address netmask
 

インターフェイス レベル DHCP を有効にするには、次のコマンドを入力します。

CE(config)# interface {FastEthernet | GigabitEthernet}
slot/port ip address dhcp
 

インターフェイス レベル DHCP を使用して、ご使用のイーサネット インターフェイスを設定すると、このスタンドアロン Content Engine のデバイス ネットワーク設定パラメータの残りが自動的に設定され、デバイス ネットワーク設定パラメータの設定が終了します。手作業でスタティック IP アドレスを割り当てる場合には、 ip default-gateway ip name-server hostname ip domain-name primary-interface グローバル設定コマンドを使用して、残っているデバイス ネットワーク設定パラメータを指定します。ディスク スペースを設定するには、Content Engine CLI コマンド方式の disk config sysfs グローバル設定コマンドを使用します。


 

Setup ユーティリティの起動

Setup ユーティリティは、次の方法で起動できます。

手作業で、CLI プロンプトから setup 特権 EXEC コマンドを入力することでいつでも起動する

デバイスの初期起動時に自動的に起動する


) ACNS ソフトウェアを実行する Content Engine には、1 つのスーパーユーザ アカウント(ルート管理者)が事前に定義されています。この事前定義済みのアカウントは、Setup ユーティリティを起動するために使用されます。この事前に定義されているスーパーユーザのユーザ アカウントのユーザ名は admin、デフォルトのパスワードは default です。ACNS システム管理者がこれらのデフォルトを変更している場合は、変更後のユーザ名とパスワードを入手する必要があります。


手作業による Setup ユーティリティの起動

デバイス ネットワーク設定パラメータを定義しているスタンドアロン Content Engine 上で Setup ユーティリティを手作業で起動する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 スーパーユーザ特権をもつログイン アカウントを使用して、Telnet または Secure Shell (SSH) Version 1 または Version 2 を使用して、Content Engine にログインします。


) Content Engine CLI へのログインの詳細は、「スタンドアロン Content Engine へのログイン」を参照してください。CLI モードの詳細は、「スタンドアロンContent Engine のための ACNS ソフトウェア CLI コマンド モード」 を参照してください。


ステップ 2 特権 EXEC モードから、setup コマンドを入力して、Setup ユーティリティを手作業で起動し、一般的に使用されているキャッシング サービス(表 3-2 を参照)のうち 1 つまたは複数のサービスを設定します。

ContentEngine# setup
 

このスタンドアロン Content Engine の現在の基本コンフィギュレーションが表示されます。

また、表示された基本コンフィギュレーションでは、一般的に使用されているキャッシング サービスのうち、どのサービスがこのContent Engine で設定されているのかも示します。この場合、HTTP プロキシ キャッシング サービスだけが、現在、この Content Engine に設定されています。

Here is the current profile of this device
 
CDN device : No
HTTP Proxy Caching : Yes
HTTP Tranparent Caching : No
HTTP Reverse Proxy Caching : No
WMT Proxy Caching : No
WMT Transparent Caching : No
Real Media Proxy Caching : No
Real Media Transparent Caching: No

) 表示された基本コンフィギュレーションでは、この Content Engine が「CDN デバイス」ではないことを示しています。これは、スタンドアロン Content Engine が意図的に Content Distribution Manager に登録されていないからです。


このスタンドアロン Content Engine の基本コンフィギュレーション変更するには、次のように表示されたときに、 y と入力します。

Do you want to change this (y/n) [n]:y
 

Setup ユーティリティを使用して、この Content Engine の基本コンフィギュレーションを設定または変更する方法の詳細は、「Setup ユーティリティを使用したスタンドアロン Content Engine 上の基本コンフィギュレーションの設定」を参照してください。


 

自動的な Setup ユーティリティの起動

デバイスの初期起動時に、Setup ユーティリティを自動的に起動する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Engine の電源を入れると、コンソール接続が始まります。

Content Engine 上でこれらのデバイス ネットワーク設定パラメータを初期設定するには、Telnet セッションではなくコンソール接続を使用する必要があります。ただし、一度コンソール接続を使用して、デバイス ネットワーク設定パラメータを指定すると、その後 Telnet セッションを使用して、この Content Engine 上の以後のコンフィギュレーション タスクを実行できるようになります。

ステップ 2 オペレーティング システムのブートが終わると、次のプロンプトが表示されます。

ACNS boot:detected no saved system configuration
Do you want to enter basic configuration now?
hit RETURN to enter basic configuration:0019
 

このプロンプトが表示されると、30 秒のカウント ダウンがはじまりますが、その間に、Setup ユーティリティを起動できます。

ステップ 3 Enter を押します。

ステップ 4 次のプロンプトが表示されたときに、管理者パスワードを入力して、 Enter を押します。

admin password:
 

これは、事前に定義されたスーパーユーザ アカウントのための、大文字小文字の区別があるパスワードです。このパスワードには、任意の印刷可能文字を含めることができます。デフォルトでは、ユーザ名は admin 、パスワードは default です。管理者パスワードは 20 文字まで設定でき、大文字小文字を区別します。ファームの各 Content Engine にはパスワードを設定しておく必要があります。 Enter を押す前に、パスワードを入力する必要があります。

ステップ 5 次のプロンプトが表示されたときは、管理者パスワードを再度入力して、 Enter を押します。

re-enter password:
 

Setup ユーティリティが自動的に起動して、この特定のデバイスにデバイス モードを指定することを促すプロンプトが表示されます。デバイス モードの変更をサポートする Content Engine(たとえば、CE-565 など)上で Setup ユーティリティを起動すると、特別なデバイスの場合にはデバイス モードを指定するプロンプトが表示されます。

ステップ 6 表示内容に従って、 Enter を押すか、または CE と入力して、このスタンドアロン Content Engine に対する Content Engine のデバイス モードを指定します。

What is the mode of the device (CE/CR/CDM/PM) [CE]: CE
 

ステップ 7 表示内容に従って、 no と入力して、この Content Engine は Content Distribution Manager 管理する予定がないということを指定します。

Is this CE going to be managed by a CDM (Content Distribution Manager)
(y/n) [y]: no
 

はじめてデバイスを起動した後に、Setup ユーティリティを使用する方法については、「Setup ユーティリティを使用したスタンドアロン Content Engine 上の基本コンフィギュレーションの設定」を参照してください。


 

Setup ユーティリティを使用したスタンドアロン Content Engine 上の基本コンフィギュレーションの設定

Setup ユーティリティを使用して、スタンドアロン Content Engine 上の基本コンフィギュレーションを設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Setup ユーティリティを起動します。

デバイスを起動するのがはじめての場合の手順は、次のとおりです。

デバイスの電源を入れて、コンソール接続を開くと、自動的に Setup ユーティリティが起動します (操作方法の詳細は、「自動的な Setup ユーティリティの起動」 を参照)。

デバイス モードの変更(たとえば、CE-565 など)をサポートする Content Engine 上で Setup ユーティリティを起動すると、特定のデバイスのデバイス モードを指定することを促すプロンプトが表示されます。プロンプトが表示された時、 Enter を押すか、または CE と入力して、このスタンドアロン Content Engine に対する Content Engine のデバイス モードを指定します。

What is the mode of the device (CE/CR/CDM/PM) [CE]: CE
 

プロンプトが表示された時、 n と入力すると、この Content Engine は Content Distribution Manager 管理する予定がないということを指定します。

Is this CE going to be managed by a CDM (Content Distribution Manager)
(y/n) [y]:n
 

デフォルトでは、自動登録は Content Engine 上で有効です。Content Engine は、自動登録が有効になっている場合、自動的に検索を行って、ネットワーク上の Content Distribution Manager に自身を登録します。この Content Engine は Content Distribution Manager には登録しない「スタンドアロン」デバイスとして運用するので、 n と指定して、この Content Engine 上での自動登録を無効にする必要があります。


) スタンドアロン Content Engine を設定するために CLI 方式(Setup ユーティリティではなく)を使用している場合には、no auto-register enable グローバル設定コマンドを使用して、手作業で自動登録を無効にする必要があります。


下記の ステップ 2 に進みます。

スタンドアロン Content Engine が ACNS 5.2 ソフトウェアを実行していて、すでに一部の基本コンフィギュレーション設定パラメータが設定されている場合の手順は、次のとおりです。

手作業で Setup ユーティリティを起動します。起動方法は、「手作業による Setup ユーティリティの起動」を参照してください。

下記の ステップ 2 に進みます。

 

ステップ 2 プロンプトが表示された時、 Enter を押すか、または y と入力して、このスタンドアロン Content Engine で使用可能な、一般的に使用されているキャッシング サービス(7 タイプ)のうちの 1 つまたは複数のサービスを設定することを明らかにします。

Do you want to configure this CE for doing HTTP Proxy Caching (y/n) [y]:y
 
Do you want to configure this CE for doing HTTP Transparent Caching
using WCCP (y/n) [y]:
y
 
Do you want to configure this CE for doing HTTP Reverse Proxy Caching
using WCCP (y/n) [y]:
y
 
Do you want to configure this CE for doing WMT Proxy Caching (y/n) [y]:y
 
Do you want to configure this CE for doing WMT Transparent Caching
using WCCP (y/n) [y]:
y
 
Do you want to configure this CE for doing Real Media Proxy Caching (y/n) [y]:y
 
Do you want to configure this CE for doing Real Media Transparent Caching
using WCCP (y/n) [y]:
y
 

スタンドアロン Content Engine の Setup ユーティリティのメイン メニューが表示され、このメニューの General Settings メニュー オプションが強調表示されています。次の例では、General Settings および Caching Related Configurations が現在、「Incomplete」になっていることを示しています。

 
+-----------------------------------------------------+
¦ Main Menu ¦
+-----------------------------------------------------¦
¦-> General Settings :Incomplete ¦
¦ Caching Related Configurations :Incomplete ¦
¦ Print Configuration ¦
¦ Exit (e) ¦
+-----------------------------------------------------+
 
Main Menu
 
Configure network settings, disks, etc
Press '?' to see why this item is incomplete
 

) Content Engine の設定パラメータ(たとえば、デバイス ネットワーク設定パラメータ、ディスク設定、および HTTP プロキシ キャッシングなど)の一部がすでに設定されているので、手作業で、このスタンドアロン Content Engine 上の Setup ユーティリティを起動しても、これらのコンフィギュレーションのステータスは「Incomplete」と表示されます。設定パラメータが Setup メニューで「Complete」と表示される前に、Setup ユーティリティを最初に使用して、このデフォルト(現在、設定済み)値を受け入れる必要があります (値を入力するように表示される場合には、デフォルト値として、現在設定されている値が表示されます。すぐにこのデフォルト値を受け入れるには、Enter を押してください)。


ステップ 3 一般設定値(デバイス ネットワーク設定パラメータおよびディスク設定)がすでにこの Content Engine に設定されている場合、ステップ 10 に進んで、この Content Engine で使用可能な一般的に使用されているキャッシング サービスのうち 1 つまたは複数のサービスを設定します。それ以外の場合は、ステップ 4ステップ 9 を完了させて、このスタンドアロン Content Engine の一般設定を指定します。

ステップ 4 メイン メニューで、 Enter を押して、強調表示されている General Settings メニュー オプションを選択します。General Settings サブメニューが表示され、このメニューの Network Configurations オプションが強調表示されています。

 
+---------------------------------------------+
¦ General Settings ¦
+---------------------------------------------¦
¦-> Network Configurations :Incomplete ¦
¦ Disk Configurations :Incomplete ¦
¦ Print Configuration ¦
¦ Previous Menu (p) ¦
¦ Main Menu (m) ¦
¦ Exit (e) ¦
+---------------------------------------------+
 
Main Menu
---> General Settings
 
Configure IP address, default gateway, name servers, domain name, etc
Press '?' to see why this item is incomplete
 

ステップ 5 Enter を押して、強調表示されている Network Configurations メニュー オプションを選択します。

次の警告が表示されます。

WARNING: Changing any of the network settings from a
telnet session may render the device inaccessible on
the network. Therefore it is suggested that you have
access to the console before modifying the network settings.
 

ステップ 6 警告表示後に、この Content Engine を初期設定する場合にはインターフェイス識別子を選択するようプロンプトが表示されます。インターフェイス識別子(たとえば、 1 と入力して、ギガビット イーサネット 1/0 インターフェイスを指定するなど)を入力します。

Please choose an interface to configure from the following list:
1: GigabitEthernet 1/0
2: GigabitEthernet 2/0
 
Enter choice:1
 
Press the ESC key at any time to quit this session
 

) あとで、CLI コマンドを使用して、この Content Engine のインターフェイスを追加設定できます。設定方法は、「追加のネットワーク インターフェイスの設定」を参照してください。


ステップ 7 インターフェイス ID を指定した後、この特定のインターフェイス上でインターフェイス レベルの DHCP を有効にするかどうかが尋ねられます。

このインターフェイスで DHCP を有効にしない場合には、ステップ 8 に進みます。

このインターフェイスで DHCP を有効にする場合には、次のプロンプトが表示されたら、 y と入力します。

Do you want to enable DHCP on this interface? (y/n) [y]:y
 
Based on the input, the following CLIs will be configured:
 
interface GigabitEthernet 1/0
ip address dhcp
exit
 
Do you accept these configs (y/n) [y]:y
 

この設定を受け入れるために、もう一度入力すると、デバイス ネットワーク設定パラメータの残りがこの Content Engine 用に自動的に設定されます。Setup ユーティリティのメイン メニューが表示され、これでこの Content Engine のデバイス ネットワーク設定パラメータ(ネットワーク設定)が「Complete」になります。ステップ 9 に進みます。

ステップ 8 また、スタティック IP アドレス方式を使用して設定プロセスを続行する(およびこの Content Engine 上でインターフェイス レベルの DHCP を有効にしない)手順は、次のとおりです。

a. 次のプロンプトが表示されたら、 n と入力します。

Do you want to enable DHCP on this interface? (y/n) [y]:n
 

b. 次のようにローカル IP アドレスのプロンプトが表示されたら、スタティック IPアドレスを指定します(たとえば、 10.0.1.2 )。

Please enter the IP address of this interface:10.0.1.2
 

c. 次のプロンプトが表示されたら、ネットワーク マスクを指定します(たとえば、 255.255.255.0 )。

Please enter the netmask of this interface:255.255.255.0
 

d. 次のプロンプトが表示されたら、ゲートウェイの IP アドレスを指定します(たとえば、 10.0.1.1 )。

Please enter the default gateway:10.0.1.1
 

e. 次のプロンプトが表示されたら、DNS サーバの IP アドレスを指定します(たとえば、 172.16.0.2 )。

Please enter the domain name server IP:172.16.0.2
 

f. 次のプロンプトが表示されたら、この Content Engine の IP ドメイン名を指定します(たとえば、 cisco.com )。

Please enter the domain name:cisco.com
 

g. 次のプロンプトが表示されたら、この Content Engine のホスト名を指定します(たとえば、 CE7305 )。

Please enter the hostname:CE7305
 

CLI コマンドが入力に基づいて設定されたことを示すメッセージが表示されます。

Based on the input, the following CLIs will be configured:
 
interface GigabitEthernet 1/0
ip address 10.0.1.2 255.255.255.0
exit
ip default-gateway 10.0.1.1
ip name-server 172.16.0.2
ip domain-name cisco.com
hostname CE7305
 

h. 次のプロンプトが表示されたら、 y と入力して、このスタンドアロン Content Engine のネットワーク設定を保存します。

Do you accept these configs (y/n) [y]:y
 

メイン メニューが表示されます。これで、デバイス ネットワーク設定パラメータ(ネットワーク設定)の設定が完了したことを示します。


) これで、この Content Engine に対してデバイス ネットワーク パラメータの設定が完了し、Content Engine がスタンドアロンになります。次のステップでは、このスタンドアロン Content Engine のディスク スペースを設定します。ステップ 9 に進みます。


ステップ 9 このスタンドアロン Content Engine のディスク設定を指定する手順は、次のとおりです。

a. メイン メニューから、General Settings オプションを選択します。表示された General Settings から、Disk Configurations オプションを選択します。このスタンドアロン Content Engine に割り当てられている現在のストレージは、次の例のように表示されます。

Here is the current storage allocation scheme:
 
SYSFS 1.0GB
CFS 0.0GB
MEDIAFS 0.5GB
CDNFS 15.6GB
 

ACNS ソフトウェアで使用されるディスク スペースは、ディスク単位ではなく、ファイル システム単位で割り当てられます。ディスク ストレージの割り当ては、使用するクライアント プロトコルの種類、および以下に説明する各機能に必要なストレージ容量に応じて、全体的に設定できます。

 

ディスク ストレージのタイプ
機能

sysfs(システム ファイル システム)

トランザクション ログ、syslog、および内部デバッグ ログを含むログ ファイルが保存されます。またイメージ ファイル、およびコンフィギュレーション ファイルも保存されます。

cfs(キャッシュ ファイル システム)

HTTP オブジェクト、および FTP オブジェクトをキャッシングします。

mediafs(メディア ファイル システム)

2 つのストリーミング プロトコル(RTSP および WMT)を使用して取得したキャッシング コンテンツ。デフォルトでは、mediafs ディスク スペースの 30 パーセントが RTSP ストリーミング コンテンツに、70 パーセントが WMT ストリーミング コンテンツに予約されています。

b. 次のプロンプトが表示されたら、 y と入力して、このスタンドアロン Content Engine の現在のストレージの割り当てを変更します。

Do you want to change this (y/n) [n]:y
 
The following questions will prompt you how the available
storage is to be allocated to different file systems.
You can either enter an absolute amount of storage in
GB or MB, or a percentage of the available storage.
In the former case, the desired amount should be entered
followed by either 'GB' or 'MB', and in the latter case,
the number should be followed by '%'
 

c. 次のプロンプトが表示されたら、システム ファイル システム(sysfs)に割り当てるストレージの量を入力します。たとえば、 2GB と入力します。

Please enter the amount of storage to be allocated
to SYSFS (This file system is used for storing user
and logging files; at least 1GB required):2GB
 

d. 次のプロンプトが表示されたら、キャッシュ ファイル システム(cfs)に割り当てるストレージの量を入力します。たとえば、 20MB と入力します。

Please enter the amount of storage to be allocated
to CFS (This file system is used for storing HTTP
objects):20MB
 

e. 次のプロンプトが表示されたら、 0GB または 0% と入力して、cdnfs に割り当てないストレージの量を指定します。

Please enter the amount of storage
to CDNFS (This file system is use
prepositioned content):0GB
 

) cdnfs には、ストレージを割り当てる必要はありません。これは、このファイル システムは登録されている Content Engine の事前配信コンテンツを保存するために使用されるからです。スタンドアロン Content Engine のコンテンツは事前配信できません。ただし、スタンドアロン Content Engine のコンテンツはあとで事前ロードできます。事前ロードの方法は、「スタンドアロン Content Engine の事前コンテンツ ロードの設定」を参照してください。


f. 次のプロンプトが表示されたら、メディア ファイル システム(mediafs)に割り当てるストレージの量を入力します。このスタンドアロン Content Engine 上で WMT キャッシングまたは RTSP キャッシングを有効にする予定がある場合には、mediafs 用のストレージを割り当てる必要があります。たとえば、 10MB と入力します。

Please enter the amount of storage to be allocated
to MEDIAFS (This file system is used for storing WMT
and Real media content):10MB
 

このスタンドアロン Content Engine に割り当てられている新しいディスク設定は、次の例のように表示されます。

Here is the new disk configuration:
 
SYSFS 2GB
CFS 20MB
CDNFS 0GB
MEDIAFS 10MB
 

g. 次のプロンプトが表示されたら、 y と入力して、新しいディスク設定を受け入れます。

Do you accept these configs (y/n) [y]:y
 

General Settings サブメニューが表示され、Disk Configurations オプションがこれで「Complete」と表示されます。

 
+---------------------------------------------+
¦ General Settings ¦
+---------------------------------------------¦
¦-> Network Configurations :Complete ¦
¦ Disk Configurations :Complete ¦
¦ Print Configuration ¦
¦ Previous Menu (p) ¦
¦ Main Menu (m) ¦
¦ Exit (e) ¦
+---------------------------------------------+
 
Main Menu
---> General Settings
 
Configure IP address, default gateway, name servers, domain name, etc
 

ステップ 10 このスタンドアロン Content Engine で使用可能な一般的に使用されているキャッシング サービス(表 3-2 のリストを参照)のうち 1 つまたは複数のサービスを設定します。

a. 次の方式のいずれかを使用して、Caching Related Configurations サブメニューを表示します。

General Settings サブメニューから、 Main Menu オプションを選択して、メイン メニューに戻ります。Caching Related Configurations メニュー オプションは現在「Incomplete」と表示されています。これは、この Content Engine のキャッシング サービスをいずれもまだ設定していないからです。

メイン メニューから、 Caching Related Configurations オプションを選択して、この Content Engine で使用可能な一般的に使用されているキャッシング サービスのうち 1 つまたは複数のサービスを設定します。Caching Related Configurations サブメニューが前回選択したキャッシング サービスのリストとともに表示されます。次の例では、これらのキャッシング サービスのすべてが「Incomplete」と表示されていることに注意してください。これは、これらのサービスのどれも設定していないからです。

 
+-----------------------------------------------------+
¦ Caching Related Configurations ¦
+-----------------------------------------------------¦
¦-> HTTP Caching :Incomplete ¦
¦ WMT Caching :Incomplete ¦
¦ Real Media Caching :Incomplete ¦
¦ Print Configuration ¦
¦ Previous Menu (p) ¦
¦ Main Menu (m) ¦
¦ Exit (e) ¦
+-----------------------------------------------------+
 
Main Menu
---> Caching Related Configurations
Configure HTTP Caching
 

b. このスタンドアロン Content Engine の HTTP キャッシングを設定するには、ステップ 11 を完了します。

c. このスタンドアロン Content Engine の WMT キャッシングを設定するには、ステップ 15 を完了します。

d. このスタンドアロン Content Engine の RealMedia キャッシングを設定するには、ステップ 18 を完了します。

ステップ 11 HTTP キャッシングを設定する手順は、次のとおりです。

a. Caching Related Configurations サブメニューから、HTTP Caching オプションを選択します。

HTTP Caching サブメニューが、使用可能な HTTP キャッシング サービスごとにオプションとともに表示されます。次の例では、3 つの HTTP キャッシング サービス(HTTP プロキシ キャッシング、HTTP 透過キャッシング、および HTTP リバース プロキシ キャッシング)がすべてこの Content Engine 上で設定されます。

 
+-------------------------------------------------+
¦ HTTP Caching ¦
+-------------------------------------------------¦
¦-> HTTP Proxy Caching :Incomplete ¦
¦ HTTP Transparent Caching :Incomplete ¦
¦ HTTP Reverse Proxy Caching :Incomplete ¦
¦ Print Configuration ¦
¦ Previous Menu (p) ¦
¦ Main Menu (m) ¦
¦ Exit (e) ¦
+-------------------------------------------------+
 
Main Menu
---> Caching Related Configurations
---> HTTP Caching
 
Configure this CE for doing HTTP Proxy caching
 

b. HTTP プロキシ キャッシングを設定するには、ステップ 12 を完了させておく必要があります。

c. WCCP を使用して、HTTP 透過キャッシングを設定するには、ステップ 13 を完了させておく必要があります。

d. HTTP リバース プロキシ キャッシングを設定するには、ステップ 14 を完了させておく必要があります。

ステップ 12 HTTP プロキシ キャッシングを設定する手順は、次のとおりです。

a. HTTP Caching サブメニューから、HTTP Proxy Caching オプションを選択します。

b. 次のプロンプトが表示されたら、クライアント ブラウザからのプロキシ スタイルの HTTP 要求を受信する着信プロキシ ポートを指定します。このスタンドアロン Content Engine が着信プロキシ スタイルの HTTP 要求を受け入れるポート番号は複数あります。Content Engine が要求されたコンテンツを要求元(クライアント ブラウザ)に配信するために使用するポートも複数あります。HTTP プロキシ キャッシングの場合、このスタンドアロン Content Engine はクライアント ブラウザから HTTP 要求を直接受信する、非透過フォワード プロキシ サーバとして機能しています。

着信プロキシ ポート番号は、1 ~ 65535 です。着信プロキシ ポート番号は、スペースで区切ることにより、最大 8 つまで指定できます。着信プロキシ ポートはこのスタンドアロン Content Engine で使用可能な透過モード サービス(たとえば、HTTP 透過キャッシングなど)が使用するポートと同一です。

Please enter all the HTTP Proxy incoming ports
(up to 8, separated by spaces) [80 8080]:80 8080 8081
 

設定済みの CLI コマンドのリストが表示され、この設定を保存するプロンプトが表示されます。y と入力して、この設定を受け入れます。

Based on the input, the following CLIs will be configured:
http proxy incoming 80 8080 8081
 

c. 次のプロンプトが表示されたら、y と入力して、この設定を受け入れます。

Do you accept these configs (y/n) [y]:y
 

指定した設定パラメータが保存され、HTTP キャッシング サブメニューが再表示されます。これで、HTTP Proxy Caching オプションが「Complete」と表示されます。HTTP プロキシ サーバとしてこの Content Engine を直接指定するように、クライアント ブラウザを設定する必要があることに注意してください。設定方法は、「クライアント ブラウザに直接スタンドアロン Content Engine を指定」を参照してください。

ステップ 13 WCCP を使用して、HTTP 透過キャッシングを設定する手順は、次のとおりです。

a. HTTP Caching サブメニューから、HTTP Transparent Caching オプションを選択します。

b. 次のプロンプトが表示されたら、HTTP 要求をポート 80 でのみ受信する、この スタンドアロン Content Engine に透過的にリダイレクトする WCCP Version 2 対応ルータの IP アドレスを指定するか、または Enter を押して、デフォルト ゲートウェイを使用します。この場合、デフォルト ゲートウェイ(この Content Engine のデフォルト ゲートウェイとして指定されている WCCP Version 2 対応ルータ)は、10.0.1.1 という IP アドレスがあります。

Please enter the IP addresses of WCCP routers [10.0.1.1]:
 

c. y と入力して、この Content Engine の HTTP 透過キャッシングを有効にします。

Do you accept these configs (y/n) [y]:y
 

設定済みの CLI コマンドのリストが表示されますが、WCCP Version 2 対応ルータ上の web-cache サービス(WCCP サービス 0)を設定する必要があることに注意してください。

NOTE: Please remember to configure web-cache service on the router.
Based on the input, the following CLIs will be configured:
 
wccp router-list 1 10.0.1.1
wccp version 2
wccp web-cache router-list 1
 

d. y と入力して、この設定を受け入れます。

Do you accept these configs (y/n) [y]:y
 

指定した設定パラメータが保存され、HTTP キャッシング サブメニューが再表示されます。これで、HTTP Transparent Caching オプションが「Complete」と表示されますが、まだ WCCP Version 2 対応ルータ上の web-cache サービス(WCCP サービス 0)を設定する必要があることに注意してください。設定方法は、「ルータでの WCCP サービスの設定」を参照してください。

ステップ 14 WCCP を使用して、HTTP リバース プロキシ キャッシングを設定する手順は、次のとおりです。

a. HTTP Caching サブメニューから、HTTP Reverse Proxy Caching オプションを選択します。

b. 次のプロンプトが表示されたら、リバース プロキシ パケットをこの Content Engine にリダイレクトする WCCP Version 2 対応ルータの IP アドレスを指定するか、または Enter を押して、デフォルト ゲートウェイ(たとえば、10.0.1.1 という IP アドレスをもつ WCCP Version 2 対応ルータ)を使用します。

Please enter the IP addresses of WCCP routers [10.0.1.1]:
 

c. y と入力して、この Content Engine の HTTP リバース プロキシ キャッシングを有効にします。

Do you want to enable HTTP reverse proxy caching (y/n) [y]:y
 

設定済みの CLI コマンドのリストが表示されますが、まだ WCCP Version 2 対応ルータ上の WCCP サービス 99(リバース プロキシ キャッシング)を設定する必要があることに注意してください。

NOTE: Please remember to configure service 99 on the router.
Based on the input, the following CLIs will be configured:
 
wccp router-list 1 10.0.1.1
wccp version 2
wccp reverse-proxy router-list 1
 

d. y と入力して、この設定を受け入れます。

Do you accept these configs (y/n) [y]:y
 

指定した設定パラメータが保存され、HTTP キャッシング サブメニューが再表示されます。これで、HTTP Reverse Proxy Caching オプションが「Complete」と表示されますが、まだ WCCP Version 2 対応ルータ上のリバース プロキシ キャッシング サービス(WCCP サービス 99)を設定する必要があることに注意してください。設定方法は、「ルータでのリバース プロキシ サービス(サービス 99)の設定」を参照してください。

ステップ 15 WMT キャッシングを設定する手順は、次のとおりです。

a. 次の方式のいずれかを使用して、WMT Caching サブメニューを表示します。

HTTP Caching サブメニューから Previous Menu オプションを選択してから、Caching Related Configurations サブメニューから WMT Caching オプションを選択します。

Caching Related Configurations サブメニューから、WMT Caching オプションを選択します。

メイン メニューから Caching Related Configurations オプションを選択してから、Caching Related Configurations サブメニューから WMT Caching オプションを選択します。

次の例では、WMT キャッシング サービス(WMT プロキシ キャッシングと WMT 透過キャッシング)は両方ともこのスタンドアロン Content Engine 上で設定されます。

 
+----------------------------------------------+
¦ WMT Caching ¦
+----------------------------------------------¦
¦-> WMT Proxy Caching :Incomplete ¦
¦ WMT Transparent Caching :Incomplete ¦
¦ Print Configuration ¦
¦ Previous Menu (p) ¦
¦ Main Menu (m) ¦
¦ Exit (e) ¦
+----------------------------------------------+
 
Main Menu
---> Caching Related Configurations
---> WMT Caching
 
Configure this CE for doing WMT Proxy caching
 

b. WMT プロキシ キャッシングを設定するには、ステップ 16 を完了させておく必要があります。

c. WCCP Version 2 を使用して、WMT 透過キャッシングを設定するには、ステップ 17 を完了させておく必要があります。

ステップ 16 WMT プロキシ キャッシングを設定する手順は、次のとおりです。

a. WMT Caching サブメニューから、WMT Proxy Caching オプションを選択します。

b. この Content Engine に、WMT ライセンスがすでにインストールされている場合は、次のプロンプトが表示されたら、n と入力してください。

WMT license key is already installed. Do you want to install
a different license key (y/n) [n]:n
 

それ以外は、次のプロンプトが表示されたら、ライセンス キーを持っているかどうかを指定します。WMT 製品の Cisco ライセンス キーを持っている場合は、y と入力してください。それ以外は、n と入力して、このスタンドアロン Content Engine 上で WMT 機能の評価版ライセンスを使用します(下記参照)。

Do you have the license key for WMT (y/n) [y]:n
Do you want to evaluate WMT (y/n) [y]:y
 

) Setup ユーティリティを使用して、WMT プロキシ キャッシングを設定すると、Content Engine は着信 WMT 要求を待ち受けるために、デフォルト ポート(ポート 1755)を使用するように自動的に設定されます。


設定済みの CLI コマンドのリストが表示され、この設定を保存するプロンプトが表示されます。評価版ライセンスを使用して、この Content Engine の WMT を有効にすると、wmt evaluate コマンドは作成された CLI コマンドのリストに組み込まれます。Cisco WMT ライセンスを使用した場合、wmt evaluate ではなく、wmt license-key コマンドが表示されます。

Based on the input, the following CLIs will be configured:
wmt evaluate
wmt accept-license-agreement
wmt enable
 

c. 次のプロンプトが表示されたら、y と入力して、この設定を受け入れます。

Do you accept these configs (y/n) [y]:y
 

指定した設定パラメータが保存され、WMT キャッシング サブメニューが再表示されます。これで、WMT Proxy Caching オプションが「Complete」と表示されます。プロキシ サーバとしてこの Content Engine を直接指定するように、エンド ユーザ のデスクトップ上の Windows Media Player を設定する必要があることに注意してください。設定方法は、「Windows Media Player をスタンドアロン Content Engine に対して直接指向」を参照してください。


ヒント また、Content Engine CLI を使用して、あとでこの Content Engine で使用可能な WMT ストリーミングを設定することもできます。設定方法は、「スタンドアロンContent Engine上の WMT ストリーミング メディア サービスの設定」を参照してください。

ステップ 17 WMT 透過キャッシングを設定する手順は、次のとおりです。

a. WMT Caching サブメニューから、WMT Transparent Caching オプションを選択します。

b. 次のプロンプトが表示されたら、WMT 要求をこの Content Engine にリダイレクトする WCCP Version 2 対応ルータの IP アドレスを指定します。Enter を押して、デフォルト ゲートウェイを使用するか、または WMT 要求をこの Content Engine にリダイレクトする他の WCCP Version 2 対応ルータの IP アドレスを入力します。この場合、デフォルト ゲートウェイ(この Content Engine のデフォルト ゲートウェイとして指定されている WCCP Version 2 対応ルータ)は、10.0.1.1 という IP アドレスをもっています。

Please enter the IP addresses of WCCP routers [10.0.1.1]:
 

c. この Content Engine に、WMT ライセンスがすでにインストールされている場合は、次のプロンプトが表示されたら、n と入力してください。

WMT license key is already installed. Do you want to install
a different license key (y/n) [n]:n
 

それ以外は、次のプロンプトが表示されたら、ライセンス キーを持っているかどうかを指定します。WMT 製品の Cisco ライセンス キーを持っている場合は、y と入力してください。それ以外は、n と入力して、このスタンドアロン Content Engine 上で WMT 機能の評価版ライセンスを使用します(下記参照)。

Do you have the license key for WMT (y/n) [y]:n
Do you want to evaluate WMT (y/n) [y]:y
 

d. 次のプロンプトが表示されたら、y と入力して、この Content Engine の WMT 透過キャッシングを有効にします。

Do you want to enable WMT transparent caching (y/n) [y]:y
 

設定済みの CLI コマンドのリストが表示されますが、まだ WCCP Version 2 対応ルータ上の mmst サービス(WCCP サービス 81)および mmsu サービス(WCCP サービス 82)を設定する必要があることに注意してください。評価版ライセンスを使用して、この Content Engine の WMT を有効にすると、wmt evaluate コマンドは、設定済みの CLI コマンドのリストに組み込まれます。Cisco WMT ライセンスを使用した場合、wmt evaluate ではなく、wmt license-key コマンドが表示されます。

NOTE: Please remember to configure services 81 and 82 on the router.
Based on the input, the following CLIs will be configured:
wmt evaluate
wmt accept-license-agreement
wmt enable
wccp router-list 1 10.0.1.1
wccp version 2
wccp wmt router-list 1
 

e. 次のプロンプトが表示されたら、 y と入力して、この設定を受け入れます。

Do you accept these configs (y/n) [y]:y
 

指定した設定パラメータが保存され、WMT キャッシング サブメニューが表示されます。これで、WMT Transparent Caching オプションが「Complete」と表示されますが、まだ WCCP Version 2 対応ルータ上の WCCP サービス 81(mmst サービス)および 82(mmsu サービス)を設定する必要があることに注意してください。設定方法は、「ルータでの MMST サービス(サービス 81)の設定」および「ルータでの MMSU サービス(サービス 82)の設定」をそれぞれ参照してください。

ステップ 18 RealMedia キャッシングを設定する手順は、次のとおりです。

a. 次の方式のいずれかを使用して、RealMedia Caching サブメニューを表示します。

WMT Caching サブメニューから Previous Menu オプションを選択してから、Caching Related Configurations サブメニューから WMT Caching オプションを選択します(下記参照)。

Caching Related Configurations サブメニューから、Real Media Caching オプションを選択します。

メイン メニューから Caching Related Configurations オプションを選択してから、Caching Related Configurations サブメニューから Real Media Caching オプションを選択します。

次の例では、RealMedia キャッシング サービス(RealMedia プロキシ キャッシングと WCCP Version 2 を使用する Real Media 透過キャッシング)は両方ともこのスタンドアロン Content Engine 上で設定されます。

 
+-----------------------------------------------+
¦ Real Media Caching ¦
+-----------------------------------------------¦
¦-> Caching :Incomplete ¦
¦ Real Transparent Caching :Incomplete ¦
¦ Print Configuration ¦
¦ Previous Menu (p) ¦
¦ Main Menu (m) ¦
¦ Exit (e) ¦
+-----------------------------------------------+
 
Main Menu
---> Caching Related Configurations
---> Real Media Caching
 
Configure this CE for doing Real Proxy caching
Press '?' to see why this item is incomplete
 

b. RealMedia プロキシ キャッシングを設定するには、ステップ 19 を完了させておく必要があります。

c. WCCP Version 2 を使用して、RealMedia 透過キャッシングを設定するには、ステップ 20 を完了させておく必要があります。

ステップ 19 RealMedia プロキシ キャッシングを設定する手順は、次のとおりです。

a. RealMedia Caching サブメニューから、Real Proxy Caching オプションを選択します。

b. この Content Engine に、RealProxy ライセンスがすでにインストールされている場合は、次のプロンプトが表示されたら、 n と入力してください。

Real Proxy license key is already installed. Do you
want to install a different license key (y/n) [n]:n
 

それ以外は、RealProxy ライセンス キーを持っているかどうかを指定します。Cisco RealProxy ライセンス キーを持っている場合は、y と入力します。それ以外は、n と入力して、このスタンドアロン Content Engine 上の RealProxy 評価版ライセンスを使用します(下記参照)。

Do you have the license key for Real Proxy (y/n) [y]:n
Do you want to evaluate Real Proxy (y/n) [y]:y
 

設定された CLI コマンドのリストが表示され、この設定を保存するプロンプトが表示されます。評価版ライセンスを使用して、RealMedia 要求に対して RTSP プロキシを有効にすると、rtsp proxy media-real evaluate コマンドは、設定済みの CLI コマンドのリストに組み込まれます。

Based on the input, the following CLIs will be configured:
rtsp proxy media-real accept-license-agreement
rtsp proxy media-real enable
rtsp proxy media-real evaluate
 

c. 次のプロンプトが表示されたら、y と入力して、この設定を受け入れます。

Do you accept these configs (y/n) [y]:y
 

) Setup ユーティリティを使用して、RealMedia プロキシ キャッシングを使用すると、Content Engine は自動的に設定され、標準 RTSP ポート(デフォルト ポート 554)を使用して、着信 RealMedia 要求を待ち受けます。RTSP ゲートウェイは RTSP メッセージを受信するスタンドアロン Content Engine上の単一のエントリー ポイントです。RTSP ゲートウェイは、Content Engine 上で動作し、自動的に有効になります。デフォルトで、RTSP ゲートウェイは着信 RTSP 要求をポート 554 で待ち受けます。RTSP ゲートウェイを設定して、着信 RTSP 要求をデフォルト ポート(ポート 554)以外のポートで待ち受ける場合には、着信 RTSP ポートを変更する必要があります。Content Engine CLI(rtsp port incoming rtsp-gateway-incoming-port-number グローバル設定コマンド)を使用して、スタンドアロン Content Engine の RTSP 着信ポートを変更する必要があります。詳細については、「RTSP ゲートウェイの基本設定値の設定」を参照してください。


指定した設定パラメータが保存され、RealMedia キャッシング サブメニューが再表示されます。これで、RealProxy Caching オプションが「Complete」と表示されます。プロキシ サーバとしてこの Content Engine を直接指すように、クライアント デスクトップ上の RealMedia Player を設定する必要があることに注意してください。設定方法は、「RealMedia Player に直接スタンドアロン Content Engine を指定」を参照してください。


ヒント また、あとからこの Content Engine で使用可能な RealMedia ストリーミング(VOD ファイルおよびライブ分割)を設定することもできます。設定方法は、「スタンドアロンContent Engine の RTSP メディア サービスの設定」を参照してください。

ステップ 20 WCCP を使用して、RealMedia 透過キャッシングを設定する手順は、次のとおりです。

a. RealMedia Caching サブメニューから、Real Transparent Caching オプションを選択します。

b. 次のプロンプトが表示されたら、RealMedia 要求をこの Content Engine にリダイレクトする WCCP Version 2 対応ルータの IP アドレスを指定します。Enter を押して、デフォルト ゲートウェイを使用するか、または RealMedia 要求をこの Content Engine にリダイレクトする他の WCCP Version 2 対応ルータの IP アドレスを入力します。この場合、デフォルト ゲートウェイ(この Content Engine のデフォルト ゲートウェイとして指定されている WCCP Version 2 対応ルータ)は、10.0.1.1 という IP アドレスをもっています。

Please enter the IP addresses of WCCP routers [10.0.1.1]:
 

c. この Content Engine に、RealProxy ライセンスがすでにインストールされている場合は、次のプロンプトが表示されたら、n と入力してください。

Real Proxy license key is already installed. Do you
want to install a different license key (y/n) [n]:n
 

それ以外は、RealProxy ライセンス キーを持っているかどうかを指定します。Cisco RealProxy ライセンス キーを持っている場合は、y と入力します。それ以外は、n と入力して、このスタンドアロン Content Engine 上の RealProxy 評価版ライセンスを使用します(下記参照)。

Do you have the license key for Real Proxy (y/n) [y]:n
Do you want to evaluate Real Proxy (y/n) [y]:y
 

d. y と入力して、この Content Engine の RealMedia 透過キャッシングを有効にします。

Do you want to enable Real Media transparent caching (y/n) [y]:y
 

設定済みの CLI コマンドのリストが表示されますが、まだ WCCP Version 2 対応ルータ上の rtsp サービス(サービス 80)を設定する必要があることに注意してください。評価版ライセンスを使用して、RealMedia 要求に対して RTSP プロキシを有効にすると、rtsp proxy media-real evaluate コマンドは、設定済みの CLI コマンドのリストに組み込まれます。

NOTE: Please remember to configure service 80 on the router.
Based on the input, the following CLIs will be configured:
 
rtsp proxy media-real accept-license-agreement
rtsp proxy media-real enable
wccp router-list 1 10.0.1.1
wccp version 2
wccp rtsp router-list 1
 

e. 次のプロンプトが表示されたら、y と入力して、この設定を受け入れます。

Do you accept these configs (y/n) [y]:y
 

指定した設定パラメータが保存され、RealMedia キャッシング サブメニューが再表示されます。これで、Real Transparent Caching オプションが「Complete」と表示されますが、まだ WCCP Version 2 対応ルータ上の rtsp サービス(サービス 80)を設定する必要があることに注意してください。設定方法は、「ルータでの RTSP サービス(サービス 80)の設定」を参照してください。


) Content Engine が NAT(Network Address Translation)対応ルータの背後に配置されている場合、RTSP ゲートウェイの IP アドレスも指定する必要があります。Setup ユーティリティを使用して、Content Engine の基本コンフィギュレーションを完了させてから、Setup ユーティリティを終了し、Content Engine を使用して、RTSP ゲートウェイの IP アドレスを指定できます。RTSP ゲートウェイの IP アドレスを指定するには、rtsp ip- address rtsp-gateway-ip-address を使用します。使用方法は、「RTSP ゲートウェイの基本設定値の設定」を参照してください。



 

直接プロキシ ルーティングを使用可能にするクライアント ブラウザとメディア プレーヤーの設定

非透過(プロキシ)キャッシングに対応するようにスタンドアロン Content Engine を設定してから、コンテンツ要求を直接このContent Engine にルーティングするようにクライアント ブラウザとメディア プレーヤーを設定する必要があります(直接プロキシ ルーティング)。クライアント ブラウザまたはメディア プレーヤーに、これらのクライアントの非透過プロキシ サーバとして機能しているスタンドアロン Content Engine を指定する方法については、表 3-5 を参照してください。

 

表 3-5 コンテンツ要求の直接プロキシ ルーティングをサポートするクライアント ブラウザとメディア プレーヤーの設定

非透過キャッシングのタイプ
追加情報と説明

HTTP プロキシ キャッシング

「クライアント ブラウザに直接スタンドアロン Content Engine を指定」を参照してください。

HTTPS プロキシ キャッシング

「クライアント ブラウザに直接スタンドアロン Content Engine を指定」を参照してください。

WMT プロキシ キャッシング

「Windows Media Player をスタンドアロン Content Engine に対して直接指向」を参照してください。

RealMedia proxyキャッシング

「RealMedia Player に直接スタンドアロン Content Engine を指定」を参照してください。

クライアント ブラウザに直接スタンドアロン Content Engine を指定

非透過キャッシングが、コンテンツ要求を非透過プロキシ サーバとして機能しているスタンドアロン Content Engine に送信するために使用される場合、直接この Content Engine を指定するようにクライアント ブラウザを設定する必要があります。クライアント ブラウザに Content Engine を指定するには、プロキシ自動設定(PAC)ファイルを使用するか、または手作業で特定のスタンドアロン Content Engine を指定するようにブラウザを設定する必要があります。

これらの 2 種類のアクセス方法については、次の項を参照してください。

PAC ファイルを使用したクライアント ブラウザの直接スタンドアロン Content Engine の指定

クライアント ブラウザをスタンドアロン Content Engine に対して手作業で指向

PAC ファイルを使用したクライアント ブラウザの直接スタンドアロン Content Engine の指定

ACNS 5.x ソフトウェアは PAC ファイルをサポートしているので、クライアント ブラウザに直接スタンドアロン Content Engine(これらのクライアント ブラウザには、非透過フォワード プロキシ サーバ)を指定できます。PAC ファイルは、JavaScript で記述された設定ファイルで、ご使用の イントラネット内の FTP サーバに保存されています。PAC ファイルを使用して、クライアント ブラウザに直接スタンドアロン Content Engine を指定する手順は、次のとおりです。

1. PAC ファイルを作成して、FTP サーバに保存します。

2. PAC ファイルを FTP サーバから、クライアント ブラウザのプロキシ サーバとして動作する Content Engine にダウンロードします。

毎回、新しい PAC ファイルをスタンドアロン Content Engine にダウンロードする手順は、次のとおりです。

a. Content Engine 上のプロキシ自動設定を無効にします( no proxy-auto-config enable コマンド)。

b. 新しい PAC ファイルを Content Engine にダウンロードします。


) 自動設定ファイルをディスク /local1 または /local2 のいずれかにダウンロードする前に、これら 2 つのディスク ロケーションを Content Engine の sysfs ボリュームとして設定する必要があります。


c. proxy-auto-config enable コマンドを入力して、自動プロキシ設定機能を再度有効にします。

3. 手作業で、ブラウザに自動プロキシ設定を指定するには、明示的に、Content Engine の IP アドレス、着信ポート番号、ファイルのディレクトリ、および PAC ファイル名をブラウザ内で指定します。


) Microsoft Internet Explorer および Netscape ブラウザは、PAC ファイルを使用可能です。


4. ブラウザに自動プロキシ設定が指定されている場合には、ブラウザ起動時に、ブラウザは必要なプロキシ情報(たとえば、プロキシ サーバの IP アドレスおよびポート設定情報など)を PAC ファイル(.pac ファイル)から入手します。

次の例では、PAC ファイルを使用して、クライアント ブラウザに Content Engine を指定する手順を示しています。


ステップ 1 PAC ファイルを作成して、FTP サーバに保存します。

次の例では、proxyfile.pac という名前の付いた、非常にシンプルな PAC ファイルを示しています。この場合、1 台だけのプロキシ(1 台のスタンドアロン Content Engine)が配置されていて、「cisco.com」が宛先でないトラフィックはすべてのインターネット要求のためのプロキシ サーバ(Content Engine)に送信されます。

ó· 1ÅF ÉçÅ[ÉJÉã ÉzÉXÉgÇšèúǦDzÇÞǃÇà PC ÇÝÉvÉçÉLÉVÇšégópDzÇÈ
This would work in Netscape's environment. All hosts which aren't fully
qualified, or the ones that are in local domain, will be connected to
directly. Everything else will go through w3proxy:8080. If the proxy goes
down, connections become automatically direct.
function FindProxyForURL(url, host)
{
if (isPlainHostName(host) ||
dnsDomainIs(host, ".cisco.com"))
return "DIRECT";
else
return "PROXY ce1.cisco.com:8080; DIRECT";
}Note: This is the simplest and most efficient autoconfig file for cases
where there's only one proxy.
 

ステップ 2 proxy-auto-config download EXEC コマンドを使用して、PAC ファイルを指定された FTP サーバから Content Engine にダウンロードします。デフォルトでは、PAC ファイルは Content Engine の現在の作業ディレクトリにダウンロードされます。

この例では、 proxyfile.pac という名前の PAC ファイルを 172.16.10.10 という IP アドレスをもつ FTP サーバから Content Engine にダウンロードする方法を示しています。この Content Engine は、PAC ファイル サーバとして機能しています。これは、ブラウザが起動したときに、クライアント ブラウザはこの PAC ファイルを指すからです。

ContentEngine# proxy-auto-config download 172.16.10.10 remotedirname proxyfile.pac
 

ステップ 3 proxy-auto-config enable グローバル設定コマンドを使用して、このスタンドアロン Content Engine 上でブラウザの自動設定機能を有効にします。

ContentEngine(config)# proxy-auto-config enable
 

ステップ 4 手作業で、各クライアント ブラウザに自動プロキシ設定を指定します。ブラウザに自動プロキシ設定が指定されている場合には、ブラウザは起動時に毎回、必要な情報を指定された .pac ファイルから入手します。明示的に Content Engine の IP アドレス、着信ポート番号、ファイルのディレクトリ、および .pac ファイルをブラウザに指定する必要があります。

次の例では、Internet Explorer Version 6.0 でこのタスクを実行する方法を示しています。

a. Internet Explorer GUI から、 Tools > Internet Options の順に選択します。Internet Options ウィンドウが表示されます (図 3-7 を参照)。

図 3-7 Internet Options ウィンドウ

 

b. Internet Options ウィンドウの上部にある、 Connections タブをクリックして、このタブを表示します(図 3-8 を参照)。

図 3-8 Connections タブ ウィンドウ

 

c. Connections タブから、 Settings ボタンをクリックします。Settings ウィンドウが表示されます (図 3-9 を参照)。

図 3-9 Settings ウィンドウ

 

d. Use automatic configuration script チェックボックスにチェックマークを付けます。

e. Address フィールドに、このブラウザがコンテンツ要求の宛先を指示しなければならないプロキシ サーバ(Content Engine)を決定するために使用する .pac ファイルの URL を入力します。

http://ContentEngine-IPaddress:portnumber/pac filename
 

次の例では、.pac ファイルの URL は、.pac ファイルが proxyfile.pac という名前が付けられて、Content Engine に保存されることを指定します。この場合、Content Engine には、172.16.10.10 という IP アドレスがあり、着信ポートとして 8080 が機能します。

http://172.16.10.10:8080/proxyfile.pac
 

) .pac ファイルの URL に、ポート番号を指定する場合、プロキシの着信ポート番号と同一ポート番号を使用します(http proxy incoming portnumber グローバル設定コマンドと Setup ユーティリティの使用方法は、「Setup ユーティリティを使用したスタンドアロン Content Engine 上の基本コンフィギュレーションの設定」ステップ 12 を参照)。たとえば、ポート 8080 を http proxy incoming 8080 コマンドで指定する場合は、.pac ファイルの URL のポート番号に 8080 を使用してください。


f. OK をクリックして、設定パラメータを保存し、Settings ウィンドウを閉じます。

ステップ 5 ユーザのインターネットアクセスを制御するために、NTLM がこの環境で使用されている場合は、クライアント ブラウザでユーザ認証を行うためのデフォルト設定を変更する必要があります。設定を変更しないと、ユーザが新しい Web サイトにアクセスしてログインするたびに、ポップアップ ウィンドウが表示されてしまいます。次の例では、Internet Explorer Version 6.0 でこのデフォルト設定を変更する方法を示しています。

a. Internet Options ウィンドウ(図 3-7 を参照)で、 Security タブをクリックします。Internet を Web コンテンツ ゾーンとして選択した状態で、Security タブが開きます (図 3-10 を参照)。

図 3-10 Security タブ

 

b. Custom Level ボタンをクリックします。Security Settings ウィンドウが表示されます。

c. Security Settings ウィンドウで、User Authentication までスクロールします (図 3-11 を参照)。

図 3-11 Security Settings ウィンドウ

 

図 3-11 では、デフォルトのユーザ認証設定は、イントラネット ゾーンにのみ自動的にログオンするようになっています。

d. デフォルト ユーザ認証設定を変更するには、Automatic logon with current username and password オプション ボタンをクリックします (図 3-12 を参照)。

図 3-12 デフォルト ユーザ認証設定の変更

 

e. OKをクリックして、Security Settings ウィンドウを閉じます。


 

クライアント ブラウザをスタンドアロン Content Engine に対して手作業で指向

プロキシ自動設定(PAC)ファイルではなく、手作業で、クライアント ブラウザがスタンドアロン Content Engine を指し示すように、明示的に Content Engine(このクライアント ブラウザの非透過プロキシ サーバ)の IP アドレスとポート番号をブラウザに指定する必要があります。

次の例では、Internet Explorer Version 6.0 でこのタスクを実行する方法を示しています。


ステップ 1 Internet Explorer GUI から、 Tools > Internet Options の順に選択します。Internet Options ウィンドウが表示されます (図 3-7 を参照)。

ステップ 2 Internet Options ウィンドウの上部にある、Connections タブをクリックして、このタブを表示します (図 3-8 を参照)。

ステップ 3 Connections タブから、 Settings ボタンをクリックします。Settings ウィンドウが表示されます(図 3-9 を参照)。

ステップ 4 Settings ウィンドウで、 Use a proxy server for this connection チェックボックスにチェックマークを付けて、手作業でブラウザが直接 Content Engine を指し示すようにします (図 3-13 を参照)。

図 3-13 ブラウザを Content Engine に手作業で直接指向

 

ステップ 5 Address フィールドに、このブラウザが指し示す Content Engine の IP アドレスを入力します。

この Content Engine は、このクライアント ブラウザのダイレクト プロキシ サーバとして動作し、ブラウザはこの Content Engine にコンテンツ要求を直接送信します。たとえば、172.16.10.10 という IP アドレスをもつ Content Engine をダイレクト プロキシ サーバとして指し示すには、 172.16.10.10 をAddress フィールドに入力します。

ステップ 6 Port フィールドで、このブラウザのプロキシ サーバになっているスタンドアロン Content Engine のポート番号を入力します。


) スタンドアロン Content Engine の HTTP プロキシ キャッシングを設定した場合、着信プロキシ ポートとして指定したポート番号の 1 つを使用します。この設定には、Setup ユーティリティ(「Setup ユーティリティを使用したスタンドアロン Content Engine 上の基本コンフィギュレーションの設定」ステップ 12 を参照)または http proxy incoming portnumber グローバル設定コマンドを使用します。たとえば、ポート 8080 を着信プロキシ ポート(http proxy incoming 8080 コマンド)として指定する場合は、ご使用になるポート番号として 8080 を Port フィールドに入力します。


ステップ 7 OK をクリックします。

ステップ 8 ユーザのインターネットアクセスを制御するために、NTLM がこの環境で使用されている場合は、クライアント ブラウザでユーザ認証を行うためのデフォルト設定を変更する必要があります。設定を変更しないと、ユーザが新しい Web サイトにアクセスしてログインするたびに、ポップアップ ウィンドウが表示されてしまいます。

Internet Explorer Version 6.0 で、このデフォルト設定を変更する方法の例については、ステップ 5 を参照してください。


 

Windows Media Player をスタンドアロン Content Engine に対して直接指向

WMT コンテンツのクライアント要求がスタンドアロン Content Engine に直接宛先を指定するために、WMT 透過リダイレクションではなく、直接プロキシ ルーティングを使用している場合、クライアント デスクトップの Windows Media Player が直接 Content Engine(これらの Web クライアントに対する非透過 WMT プロキシ サーバ)を指す示すように設定する必要があります。

特定のスタンドアロン Content Engine を直接指定するために、クライアント デスクトップ上の Windows Media Player を明示的に設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 クライアント デスクトップ上の Windows Media Player を開きます。

ステップ 2 Windows Media Player のメニューバーで、 Tools > Options の順に選択します。Options ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 Options ウィンドウで、Network タブをクリックします (図 3-14 を参照)。

ステップ 4 Network タブの Streaming protocols 下で Multicast UDP TCP 、および HTTP のチェックボックスにチェックマークがついていない場合には、チェックマークを付けます。

図 3-14 Network Options タブ

 

a. Network タブの Streaming proxy settings の下で、 MMS を選択し、 Configure をクリックします。Configure Protocol ウィンドウが表示されます(図 3-15 を参照)。

図 3-15 Configure Protocol ウィンドウ

 

b. Use the following proxy server オプション ボタンをクリックします。

c. Address フィールドで、Content Engine(この Windows Media Player に対する非透過 WMT プロキシ サーバ)の IP アドレスを入力します。

d. Port フィールドで、Content Engine が WMT 着信要求を受け入れるポート番号を入力します。ポート 1755 は WMT 着信要求を受け入れるデフォルト ポートです。


) Setup ユーティリティを使用して、WMT プロキシ キャッシングを設定すると、Content Engine は着信 WMT 要求を受け入れるためにデフォルト ポート(ポート 1755)を使用するように自動的に設定されます。


e. OK をクリックして、Configure Protocol ウィンドウを閉じます。

f. OK をクリックして、Options ウィンドウを閉じます。


 

RealMedia Player に直接スタンドアロン Content Engine を指定

RTSP コンテンツのクライアント要求がスタンドアロン Content Engine に直接宛先を指示するために、RTSP 透過リダイレクトではなく、直接プロキシ ルーティングを使用している場合、クライアント デスクトップ上の RealMedia Player(RealPlayer または RealOne Player)を設定して、この Content Engine(これらの Web クライアントに対する非透過 RealProxy サーバ)を直接指し示す必要があります。

明示的に、クライアント デスクトップ上の RealMedia Player(RealPlayer Version 8.02 または 9.0)を設定して、特定のスタンドアロン Content Engine を RTSP プロキシ サーバとして指定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 クライアント デスクトップ上の RealPlayer をオープンします。

ステップ 2 RealPlayer メニューから、 View > Preferences の順に選択します。

ステップ 3 Category settings の Proxy オプションをクリックします。

ステップ 4 Streaming Settings の下で、 Change Settings をクリックします。

ステップ 5 Use proxies オプション ボタンをクリックします。

ステップ 6 RTSP Proxy アドレス フィールドで、RealMedia プロキシ キャッシングを設定したスタンドアロン Content Engine の IP アドレスを入力します。

ステップ 7 Port フィールドで、Content Engine が RTSP 着信要求を受け入れるポート番号を入力します。

ポート 554 は RTSP 着信要求を受け入れるデフォルト ポートです。Setup ユーティリティを使用して、RealMedia プロキシ キャッシングを設定すると、Content Engine は着信 RTSP 要求を受け入れるために、デフォルト ポート(ポート 554)を使用するように自動的に設定されます。

ステップ 8 OK をクリックします。


 

透過リダイレクトを行う WCCP ルータの設定

透過プロキシ キャッシングを行うスタンドアロン Content Engine を設定してから、WCCP Version 2 対応ルータを設定して、コンテンツ要求を透過的に代行受信し、この Content Engine にリダイレクトする必要があります。WCCP Version 2 対応ルータ上で必要な WCCP サービスを設定する方法については、表 3-6 を参照してください。

 

表 3-6 コンテンツ要求の透過プロキシ ルーティングをサポートする WCCP ルータの設定

WCCP を使用した
透過キャッシングのタイプ
追加情報と説明

HTTP 透過キャッシング

「ルータでの標準 Web キャッシュ サービス(サービス 0)の設定」を参照してください。

「ルータでのカスタム Web キャッシュ サービス(サービス 98)の設定」を参照してください。

HTTP リバース プロキシ キャッシング

「ルータでのリバース プロキシ サービス(サービス 99)の設定」を参照してください。

WMT 透過キャッシング

「ルータでの MMSU サービス(サービス 82)の設定」を参照してください。

「ルータでの MMST サービス(サービス 81)の設定」を参照してください。

RealMedia 透過キャッシング

「ルータでの RTSP サービス(サービス 80)の設定」を参照してください。

基本コンフィギュレーションの確認

ここでは、スタンドアロン Content Engine 上の基本コンフィギュレーションを確認する方法の一例を説明します。これは、スタンドアロン Content Engine の web-cache サービス(WCCP を使用する HTTP 透過キャッシング)の設定を確認する方法を示すシナリオの一例です。このシナリオで適用される前提条件は、次のとおりです。

WCCP Version 2 対応しているスタンドアロン Content Engine がある。

単一の WCCP Version 2 対応ルータ(ルータ A)があり、HTTP 要求を Content Engine A(透過プロキシ サーバ)にリダイレクトするように設定されている。

HTTP 透過キャッシング サービスが Content Engine A 上で有効になっていて、Content Engine A はルータ A からリダイレクトされた HTTP 要求を受け入れるように設定されている。

クライアント A および クライアント B のブラウザは、Content Engine A を直接指定するように設定されていない。

クライアント A および クライアント B は両方とも同一サブネットに配置されている。

web-cache サービス(WCCP を使用する HTTP 透過キャッシング)が正常に機能していることを確認するための手順は、次のとおりです。


ステップ 1 クライアント A から、クライアント ブラウザを使用して、インターネットまたは社内のイントラネットのいくつかの Web ページを開きます。2 回以上、それらのページを要求します。接続先の Web サーバは、クライアント A とは異なるサブネット上に配置されているので、クライアント A のブラウザが発行する HTTP 要求は、ルータ A にルーティングされます。

ステップ 2 管理者権限をもつ(特権レベル 15)ログイン アカウントを使用して、Content Engine A 上の Content Engine CLI にログインします。

Content Engine CLI を使用して、スタンドアロン Content Engine にログインする方法の詳細は、「スタンドアロン Content Engine へのログイン」を参照してください。

ステップ 3 Content Engine A から、 show statistics http savings EXEC コマンドを入力して、この Content Engine の HTTP キャッシング節約統計情報を表示します。

ContentEngineA# show statistics http savings
 
Statistics - Savings
Requests Bytes
-----------------------------------------------------------
Total: 525980242 79047534484
Hits: 1966223 19865155481
Miss: 524014019 59182379003
Savings: 0.4 % 25.1 %
 

ヒント それらの統計情報を表示するには、Content Engine GUI から Reporting > Savings の順に選択します。Content Engine GUI にログインする方法については、「Content Engine GUI へのログイン」 を参照してください。

ステップ 4 Content Engine A から、 show statistics http requests EXEC コマンドを入力して、この Content Engine が受信した HTTP 要求数を表示します。

ContentEngineA# show statistics http requests
 

ステップ 5 クライアント B から、ブラウザを使用して、クライアント A から要求した Web ページと同じ Web ページを要求します。

この手順を使用して、Content Engine A がオリジン サーバから Web ページを再度取得するのではなく、要求された Web ページのコピーをローカル キャッシュに保存しているかどうかをチェックできます。

show statistics http savings コマンドの出力に表示されるキャッシュ ヒット数は、クライアント B ブラウザを使用して、クライアント A から要求した Web ページと同じ Web ページを要求すると増加します。

show statistics http requests コマンドの出力に表示される HTTP 要求数は、クライアント B ブラウザを使用して、クライアント A から要求した Web ページと同じ Web ページを要求すると増加します。

ステップ 6 ルータ A 上で、コンソールまたは Telnet セッションを開きます。

ステップ 7 ルータ A 上で、 show ip wccp EXEC コマンドを入力して、ルータ A の統計情報とステータス情報を表示します。

統計情報では、リダイレクトされたパケットについて、0 より大きい数値が表示されているはずです。また、ハッシュ割り当てもチェックします。これは、少なくとも Content Engine A がルータ A に登録され、ルータ A と通信していることを示します。

ステップ 8 ルータ A でパケットが Content Engine A にリダイレクトされていることを示しているかどうかを検査します。

ルータ A で Content Engine A にパケットがリダイレクトされていることを示す場合、サービス(HTTP 要求の透過リダイレクト)が Content Engine A およびルータ A 上で正常に機能しています。

ルータ A で、パケットが Content Engine A にリダイレクトされていないことを示す場合には、Web キャッシュ サービスは正常に機能していません。この場合、Web キャッシュ サービスの設定に関する問題のトラブルシューティングを行う必要があります。次に、トラブルシューティングを行う例を示します。

Content Engine A から、 show wccp services EXEC コマンドを入力して、現在、Content Engine A 上に設定されている WCCP サービスのリストを表示します。標準 web-cache サービス(Web キャッシュ)が表示されているかどうかを確認します。次に、出力例の一部を示します。

ContentEngineA# show wccp services
Services configured on this Content Engine
Web-cache
RTSP
FTP
ContentEngine#
 

Content Engine A から、 show wccp routers EXEC コマンドを入力して、Content Engine A を認識する WCCP 対応ルータのリストを表示します。コマンドの出力をチェックして、ルータ A が Content Engine A を認識する WCCP 対応ルータのリストに表示されているかどうかを判別します。次に、出力例の一部を示します。

ContentEngineA# show wccp routers
Routers Seeing this Content Engine
Router Id Sent To
10.0.0.0 10.1.1.1
Routers not Seeing this Cache Engine
10.1.1.1
Routers Notified of but not Configured
-NONE-
 

Content Engine A から、 show wccp gre EXEC コマンドを入力して、Content Engine の WCCP(Generic Routing Encapsulation)パケット関連情報を表示します。コマンド出力をチェックして、Content Engine A が拒否または受け入れた、リダイレクトされたパケット数を表示します。要求しているクライアントとは異なるサブネット上に配置されている Web サーバ上の Web ページを連続して要求した場合、受け入れたパケットが増加しているかどうかを確認します。

ContentEngineA# show wccp gre
 

) トラブルシューティングを行うために ACNS ソフトウェアのログを使用する方法については、「モニタリングおよびトラブルシューティング」を参照してください。



 

Setup ユーティリティを使用した基本コンフィギュレーションの変更

既に、Setup ユーティリティを Content Engine 上で実行した場合、あとで Setup ユーティリティを手作業で(setup 特権 EXEC コマンドを使用して)起動すると、現在のスタンドアロン Content Engine の基本コンフィギュレーションが表示されます。Setup ユーティリティを使用して、現在の基本コンフィギュレーションを変更するには、次のプロンプトが表示されたときに y と入力します。

Here is the current profile of this device
CDN device
No
HTTP Proxy Caching : Yes
HTTP Tranparent Caching : Yes
HTTP Reverse Proxy Caching : Yes
WMT Proxy Caching : Yes
WMT Transparent Caching : Yes
Real Media Proxy Caching : Yes
Real Media Transparent Caching: Yes
Do you want to change this (y/n) [n]:y

他の基本タスクの実行

スタンドアロン Content Engine の基本コンフィギュレーションを実行した後で、次のような基本タスクを実行できます。

スタンドアロン Content Engine へのログイン

管理者ログイン アカウントの管理

スタンドアロン Content Engine の事前コンテンツ ロードの設定

スタンドアロン Content Engine 上の現在のコンフィギュレーションの保存

スタンドアロン Content Engine 上の透過キャッシング サービスの無効化

スタンドアロン Content Engine のシャットダウン

Content Engine の取り外しまたは交換

スタンドアロン Content Engine へのログイン

ここでは、スタンドアロン Content Engine にログインするための、次の方法の概要について説明します。

Telnetまたはコンソール セッションを使用したスタンドアロン Content Engine へのログイン

Secure Shell Version 1 または Version 2 を使用したスタンドアロン Content Engine へのログイン

Content Engine GUI を使用したスタンドアロン Content Engine へのログイン

ACNS ソフトウェアには、事前に定義されている 1 つのログイン アカウント(ルート管理者)があります。そのアカウントを使用して、最初に Content Engine にアクセスし、他のユーザをシステムに追加できます。このログイン アカウントはスーパーユーザ特権をもっています(特権レベル 15)。この事前に定義されているログイン アカウントのユーザ名は admin 、デフォルトのパスワードは default です。ACNS システム管理者がこれらのデフォルトを変更している場合は、変更後のユーザ名とパスワードを入手する必要があります。

Telnetまたはコンソール セッションを使用したスタンドアロン Content Engine へのログイン

Telnet またはコンソール セッションを使用して、スタンドアロン Content Engine にログインする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Engine シリアル ポートに接続された Telnet またはコンソールを使用して、Content Engine にログインします。たとえば、Telnet セッションを開始した後、 open コマンドを使用してログイン先の Content Engine を指定します。

Microsoft Telnet> open IP_address_of_Content_Engine
 

ステップ 2 ログインのプロンプト画面が表示されたら、ユーザ名とパスワードを入力します (図 3-16 を参照)。

図 3-16 Telnet Session Login ウィンドウの例

 

ステップ 3 正常にログインした後、Content Engine CLI には、ログイン アカウントの特権レベルに応じて、次のいずれかのプロンプトが 1 つ表示されます。

特権 EXEC モード(特権レベル 15)

ContentEngine#
 

ユーザ EXEC モード(特権レベル 0)

ContentEngine>
 

ここで、 ContentEngine は、Content Engine のホスト名です。

図 3-17 では、特権 EXEC モードのシステム プロンプトの例を示しています。

図 3-17 特権 EXEC モードの CLI システム プロンプト

 

ステップ 4 Content Engine CLI コマンドを使用して Setup ユーティリティ(setup 特権 EXEC コマンドを入力)を起動するか、CLI コマンドを使用してこのスタンドアロン Content Engine の設定または監視を行います。

ACNS ソフトウェアの CLI を使用して、スタンドアロン Content Engine の設定または監視を行う場合に、作業可能なそれぞれのコマンド モードの説明については、「スタンドアロンContent Engine のための ACNS ソフトウェア CLI コマンド モード」 を参照してください。オンライン ヘルプとキーボードのショットカットの使用方法については、「ACNS ソフトウェアの CLI オンライン ヘルプおよびキーボード ショートカット」を参照してください。


) ACNS ソフトウェアのデバイス モードは、デバイスが Content Engine、Content Distribution、Content Router、または IP/TV Program Manager のいずれかで機能するかを決定します。特定の CLI モードから使用できるコマンドは、有効な ACNS ソフトウェアのデバイス モードによって決定されます。デフォルトのデバイス動作モードは、Content Engine です。


ステップ 5 任意の時点で CLI セッションを終了するには、 logout または exit EXEC コマンドを入力します。


 

Secure Shell Version 1 または Version 2 を使用したスタンドアロン Content Engine へのログイン

Secure Shell(SSH)は、安全で暗号化されたチャネルを介した Content Engine へのログイン アクセスを可能にします。SSH は、サーバ プログラムとクライアント プログラムから構成されています。Telnet の場合のように、クライアント プログラムを使用して、SSH サーバを実行している装置にリモートからログオンできます。しかし、Telnet の場合と異なり、クライアントとサーバ間に伝送されるメッセージは、暗号化されます。SSH の機能には、ユーザ認証、メッセージ暗号化、およびメッセージ認証が含まれます。

sshd コマンドを使用可能にする場合は、事前に、 ssh-key-generate グローバル設定コマンドを使用して、秘密キーおよび公開ホスト キーを生成します。これらのキーは、クライアント プログラムがサーバの ID を確認するために使用します。

ユーザが SSH クライアントを実行し、Content Engine にログインしたとき、Content Engine 上で実行される SSH デーモン用の公開キーは、クライアント マシン上のユーザのホーム ディレクトリにある known_hosts ファイルに記録されます。Content Engine の管理者が、これ以降に ssh-key-generate コマンドを実行してホスト キーを再生成する場合、ユーザは、SSH クライアント プログラムを実行して Content Engine にログインする前に、known_hosts ファイル内の、Content Engine に関連付けられている古い公開キー エントリを削除しておく必要があります。 ユーザがこの古いエントリを削除後に SSH クライアント プログラムを実行するときには、known_hosts ファイルは、Content Engine 用の新しい SSH 公開キーに更新されます。


) Telnet デーモンは、Content Engine で引き続き使用できます。SSH は Telnet を置き換えません。


次の例では、SSH 公開キーを生成した後、SSH サービスを使用可能にしています。

Console(config)# ssh-key-generate
Ssh host key generated successfully
Saving the host key to box...
Host key saved successfully
 
Console(config)# sshd enable
Starting ssh daemon ..
Ssh daemon started successfully

Content Engine GUI を使用したスタンドアロン Content Engine へのログイン

Content Engine GUI(図 3-18)は、スタンドアロン Content Engine をキャッシング エンジンおよびストリーミング エンジンとして設定するための Web ポータルです。

図 3-18 Content Engine GUI

 


) Content Engine GUI を使用すると、この GUI にログインする特定のユーザがアクセスできるすべての管理用およびオペレータ機能にアクセスできます。


Content Engine に ACNS ソフトウェアをインストールした後、標準の Web ブラウザを使用して、Content Engine GUI にログインしてアクセスします。

Content Engine GUI にログインする前に、次の情報を入手していることを確認します。

ログイン先の Content Engine の名前または IP アドレス。

設定、監視、およびトラブルシューティングを目的として、Content Engine にログインするためのログイン アカウント(ユーザ名とパスワード)。ログイン アカウントがない場合には、ACNS システム管理者にログイン アカウントの作成を依頼する必要があります。

Content Engine GUI で使用可能なアクセスのタイプ(保護された、または保護されていない)。


) Content Engine GUI への保護された、または保護されていないアクセスの詳細は、「Content Engine GUI へのアクセスの有効化と無効化」を参照してください。


Content Engine GUI へのアクセスの有効化と無効化

Content Engine GUI への保護された、または保護されていないアクセスを設定できます。保護されたアクセスがデフォルトです。Content Engine GUI への保護された、または保護されていないアクセスのいずれかを選択できますが、それらの両方を選択することはできません。たとえば、保護された Content Engine GUI が使用可能な場合(たとえば、 ポート 8003 上の https:// アクセス )、保護されていない Content Engine GUI(たとえば、 ポート 8001 上の http:// アクセス )は使用できません。

Content Engine GUI サーバのポート番号を有効にする、または指定するには、 gui-server グローバル設定コマンドを使用します。

ContentEngine(config)# gui-server {enable | port port |
secure {enable | port port}}
 

Content Engine GUI への保護されたアクセスを使用可能にするには、 gui-server secure enable port グローバル設定コマンドを使用します。

ContentEngine(config)# gui-server secure enable port 8003

 

ポート番号は、1 ~ 65535 です。GUI への保護されたアクセスの場合、デフォルト ポートは 8003 です。この例では、Content Engine GUI への保護されたアクセスは、デフォルト ポート番号 8003 で使用できます。

Content Engine GUI への保護されていないアクセスを使用可能にするには、 gui-server enable port グローバル設定コマンドを使用します。

ContentEngine(config)# gui-server enable port 8001
 

ポート番号は、1 ~ 65535 です。GUI への保護されていないアクセスの場合、デフォルト ポートは 8001 です。この例では、Content Engine GUI への保護されていないアクセスは、デフォルト ポート番号 8001 で使用できます。


) Content Engine GUI への保護された、または保護されていないアクセスのいずれかが使用可能な場合、GUI をアクセスできます(「Content Engine GUI へのログイン」を参照)。


Content Engine GUI を無効にするには、次のように no gui-server グローバル設定コマンドを使用します。

no gui-server { enable | port | secure { enable | port port }}

たとえば、Content Engine GUI への保護されたアクセスがポート 8003 で有効になっている場合、次のコマンドを使用して、Content Engine GUI を無効にします。

ContentEngine(config)# no gui-server secure enable port 8003
 

次の例では、Content Engine 上のポート 8001 への保護されていないアクセスが無効になります。

ContentEngine(config)# no gui-server enable port 8001

Content Engine GUI へのログイン

Content Engine GUI にログインする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Engine が置かれているネットワークにアクセスできるデバイス上で、Web ブラウザを始動します。


ヒント Microsoft Internet Explorer(IE)を使用している場合、IE で Java、JavaScript、および Cascading Style Sheets が使用可能であることを確認します。Netscape を使用している場合には、バージョン 4.0 以降を使用してください。

ステップ 2 Web ブラウザで、Content Engine の URL または IP アドレスを入力します。ポート番号を付加します。

Content Engine の URL(ロケーション)は、ACNS ソフトウェアのインストール時に指定されます。現在使用中のネットワークが DNS をサポートしており、Content Engine の IP アドレスが DNS テーブルに追加されている場合、Content Engine の DNS 名を使用して、Content Engine GUI にアクセスできます。

Content Engine GUI のポート番号は、Content Engine に ACNS ソフトウェアをインストールするときに指定されます。保護されていないアクセスの場合のデフォルト ポート番号は、8001 です。保護されたアクセスの場合のデフォルト ポート番号は、8003 です。Content Engine GUI への保護されたアクセスは、デフォルト ポート番号 8003 で有効になります。HTTP が保護されていないアクセスに使用され、HTTPS が保護されたアクセスに使用されます。

次の例では、保護されていないモードがデフォルト ポート(ポート 8001)で有効になっている場合に、Content Engine GUI に保護されていないモードでアクセスするときの URL を示しています。

http://ContentEngine-name:8001
 

または、次のように IP アドレスを入力します。

http://ContentEngine-IP-address:8001
 

次の例では、保護されたモードがデフォルト ポート(ポート 8003)で有効になっている場合に、Content Engine GUI に保護されたモードでアクセスするときの URL を示しています。

https://ContentEngine-name:8003
 

または、次のように IP アドレスを入力します。

https://ContentEngine-IP-address:8003
 

ステップ 3 保護されたアクセスを指定した場合、Security Alert ウィンドウが表示されます。 Yes をクリックして、セキュリティ証明書を受け入れます。Enter Network Password ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 Username フィールドにユーザ名を入力します。Password フィールドにパスワードを入力し、 OK をクリックします。

Username: admin
Password: password
 

ステップ 5 指定されたログイン情報をシステムが確認した後、Content Engine GUI のメイン ウィンドウが Web ブラウザに表示されます。デフォルト管理者の場合、設定、監視、またはトラブルシューティングの目的で Content Engine にアクセスする必要のある ACNS システム管理者または他の ACNS 管理担当者用のログイン アカウントを作成する必要があります。

Content Engine GUI にアクセスすると、Content Engine メイン ウィンドウと呼ばれるウィンドウ(ページ)が表示されます (図 3-19 を参照)。

図 3-19 Content Engine GUI メイン ウィンドウ

 

図 3-19 で示すように、Content Engine GUI には、一連のタブとボタンがあります。メニュー オプションの記述リストについては、 付録 A「Content Engine GUI のメニュー オプション」 を参照してください。


ヒント ブラウザ ウィンドウの右下隅にあるロック アイコンは、Content Engine GUI が保護されていないモードではなく、保護されたモードでアクセスされていることを示します。Content Engine GUI への保護された、または保護されていないアクセスを有効にする方法については、「Content Engine GUI へのアクセスの有効化と無効化」を参照してください。


表 3-7 では、Content Engine GUI の主なボタン、およびそれらに関連する機能を説明します。

 

表 3-7 Content Engine GUI のボタン

ボタン
説明

Clear

Content Engine のメモリおよびハード ディスクから、キャッシュ可能なオブジェクトをすべて削除します。

Reboot

Content Engine をリブートします。

Save Config

現在実行中のシステム設定をスタートアップ システム設定に保存します。

Update

現在の Content Engine GUI ウィンドウで指定した変更内容を、実行中のシステム設定に適用します。

Help

特定の Content Engine GUI ウィンドウに対する状況依存ヘルプを表示します。Help ウィンドウの Back ボタンをクリックして、状況依存ヘルプを開始した場所から Content Engine GUI ウィンドウに戻ります。

ステップ 6 メイン ウィンドウに戻るには、Content Engine ウィンドウ(図 3-20 を参照)の左上隅に表示されている「 Content Engine 」をクリックします。

図 3-20 Content Engine GUI のナビゲーション バー

 

ステップ 7 Content Engine GUI で別のウィンドウにナビゲーションするには、いずれか 1 つのタブをクリックしてそのサブタブを表示します。サブタブを選択して、クリックします(図 3-21 を参照)。

図 3-21 Content Engine GUI のタブとサブタブ

 


 

Content Engine GUI のログアウト

Content Engine GUI からログアウトする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Update ボタンをクリックして、現在の Content Engine ウィンドウで加えた変更を保存するか、または Cancel ボタンをクリックして、変更を取り消します。

ステップ 2 Content Engine のメイン ウィンドウ(図 3-18)に戻るには、現在の Content Engine ウィンドウの左上隅に表示されている「Content Engine」をクリックします。

ステップ 3 このセッション時に変更した内容を保存してからログアウトする場合には、Content Engine メイン ウィンドウの Save Config ボタンをクリックします。

ステップ 4 File > Close の順に選択するか、ブラウザの Close ボタンをクリックします。


 

管理者ログイン アカウントの管理

ACNS ソフトウェアを実行する Content Engine には、1 つの事前に定義されたスーパーユーザ ログイン アカウント(ルート管理者)があります。この事前に定義されている管理者アカウントを使用して、最初に Content Engine GUI にアクセスし、スタンドアロン Content Engine の基本コンフィギュレーションを実行できます。その後で他のログイン アカウントを追加できます。


) この事前に定義されているスーパーユーザ アカウントのユーザ名は admin、デフォルトのパスワードは default です。ACNS システム管理者がこれらのデフォルトを変更している場合は、変更後のユーザ名とパスワードを入手する必要があります。


スタンドアロン Content Engine 上で作成した、各管理者ログイン アカウントに特権プロファイルを割り当てる必要があります。特権プロファイルを使用して、ACNS ソフトウェア管理者が実行できるタスクと、Content Engine にログインするために使用される管理者ログイン アカウントに基づき承認するアクセス レベルを決定します。

事前に定義されるプロファイルには、次の 2 つのタイプがあります。

標準レベルの管理者:権限レベル 0。読み取りアクセス権限を持って、Content Engine のコンフィギュレーション設定パラメータの一部を参照できる。

スーパーユーザ管理者:権限レベル 15。Setup ユーティリティの実行、管理者ログイン アカウントの作成、Content Engine のコンフィギュレーション設定パラメータの一部を変更するなどの管理者権限を持つ。

Content Engine GUI または CLI を使用して、この事前に定義されたスーパーユーザ アカウントのパスワードを変更したり、他の ACNS システム管理者用のログイン アカウントを追加作成できます。事前に定義されたスーパーユーザのログイン アカウントを使用して、スタンドアロン Content Engine の基本コンフィギュレーションを実行後に、このスーパーユーザのログイン アカウントのパスワードを変更することをお勧めします。管理者ログイン アカウントの追加または変更については、次の「管理者ログイン アカウントの追加と変更」を参照してください。

また、ACNS 5.x ソフトウェアは、いくつかのログイン認証方式(ローカル、RADIUS、または TACACS+ 認証)もサポートしています。これにより、スタンドアロン Content Engine が管理者ログイン要求を処理する場合に、これらの認証方式のうち 1 つまたは複数の方式を使用するようにスタンドアロン Content Engine を設定できます。詳細については、「スタンドアロンContent Engine での管理ログイン認証と許可の設定」を参照してください。


) コンテンツの認証と許可は、要求されたコンテンツに対するエンド ユーザのアクセスを制御します。また、設定、監視、トラブルシューティングの目的で Content Engine にログインするユーザのアクセス レベルを制御するContent Engine の管理者ログイン認証と許可とは関係ありません。コンテンツ認証と許可については、「スタンドアロンContent Engine のコンテンツ認証および許可の設定」を参照してください。


管理者ログイン アカウントの追加と変更

事前に定義されたスーパーユーザ ログイン アカウントを使用して、スタンドアロン Content Engine の基本コンフィギュレーションを実行後に、このスーパーユーザ ログイン アカウントのパスワードを変更することをお勧めします。

Content Engine GUI から、 System >Users の順に選択します。表示された Users ウィンドウを使用して、この事前に定義されたスーパーユーザ ログイン アカウントのパスワードを変更します。また、Users ウィンドウを使用して、管理者ログイン アカウント(標準管理者ユーザまたはスーパーユーザ アカウント)を作成することもできます。Users ウィンドウの使用方法については、 HELP ボタンをクリックして、状況依存ヘルプを表示してください。Content Engine GUI へのアクセスの詳細は、「Content Engine GUI へのログイン」を参照してください。

Content Engine CLI を使用して、ACNS システム管理者ログイン アカウントの追加または変更を行う手順は、次のとおりです。


ステップ 1 グローバル設定モードで Content Engine CLI にアクセスします。

ステップ 2 username グローバル設定コマンドを使用して、グループ名ベースのアクセス リストのエントリを設定します。

ContentEngine(config)# username name {cifs-password {0 plainword |1 lancrypto ntcrypto}| password {0 plainword | 1 cryptoword} uid uid} | privilege {0|15}}
 

表 3-8 では、 username グローバル設定コマンドに関するパラメータについて説明しています。

 

表 3-8 username CLI コマンドのパラメータ

パラメータ
説明

username

管理者ログイン アカウントのユーザ名を設定します。

name

管理者ログイン アカウントのユーザ名。

cifs-password

Windows ファイル共有ユーザのパスワードを設定します。

0

暗号化されていない Windows ファイル共有パスワードをこのあとに入力することを指定します。

plainword

クリアテキスト形式のWindows ファイル共有ユーザのパスワード。

1

暗号化された Windows ファイル共有パスワードをこのあとに入力することを指定します。

lancrypto

LAN Manager ネットワークの暗号化パスワード。

ntcrypto

Windows NT ネットワークの暗号化パスワード。

password

管理者ログイン アカウントのユーザ パスワードを設定します。

0

暗号化されていないユーザ パスワードをこのあとに入力することを指定します。

1

暗号化されたユーザ パスワードをこのあとに入力することを指定します。

cryptoword

ユーザの暗号化パスワード。

uid

パスワードのユーザ ID を設定します。

uid

テキスト形式のパスワードのユーザ ID(2001 ~ 65535)。

uid

暗号化パスワードのユーザ ID を設定します。

uid

暗号化パスワードのユーザ ID(2001 ~ 65535)。

privilege

ACNS ネットワーク管理者ログイン アカウントのユーザ権限レベルを設定します。

0

標準レベルの管理者のユーザ権限レベル(スーパーユーザではない、ACNS システム管理者ユーザ)。

15

スーパーユーザ アクセス権限を持つ ACNS システム管理者のユーザ権限レベル。

次の例では、 username EXEC コマンドを使用して、スタンドアロン Content Engine の管理者ログイン アカウントのパスワードおよび権限レベルを変更する方法について示しています。

ContentEngine# show user username jrdoe
Uid : 2003
Username: jrdoe
Password: ghQ.GyGhP96K6
Privilege : normal user
 
ContentEngine(config)# username jrdoe privilege 15
User's privilege changed to super user (=15)
 
ContentEngine# show user username jrdoe
Uid : 2003
Username: jrdoe
Password: ghQ.GyGhP96K6
Privilege : super user
 


 

スタンドアン Content Engine の事前コンテンツ ロードの設定

ここでは、ACNS ソフトウェア(リリース 5.2)を実行しているスタンドアロン Content Engine のコンテンツ事前ローディングの概要について説明します。また、スタンドアロン Content Engine の事前ローディング機能の設定方法も説明します。

事前ロードされたコンテンツとは、Content Engine の管理者が、ユーザのコンテンツ要求を予測して特定のコンテンツの取得をスケジュールすることにより、取得され、スタンドアロン Content Engine に保存されるコンテンツです。コンテンツの事前ロードを行うには、プライマリ コンテンツを保存するオリジン Web サーバにあるすべてのコンテンツに対するキャッシュ要求を作成するように、スタンドアロン Content Engine を設定します。

事前ロード プロセスの帯域幅制限を指定して、事前ロード プロセス時に指定された帯域幅制限を超えて帯域幅が消費されないことを保証します。事前ロード プロセス時に、スタンドアロン Content Engine は、コンテンツを取得するために、Web サイトを数リンク レベル下方までスキャンし、特定のコンテンツを取得し、特定の要求のためにローカルに保存します。Content Engine は、指定された時刻に、Web サイトのいくつかのレベルをスキャンして、そのコンテンツが最新の状態であることを確認し、変更されているコンテンツを更新します。

ACNS 5.x ソフトウェアは、URL のファイルを読み取り、指定された URL をスタンドアロン Content Engine に事前ロードできます。次のタイプのコンテンツは、スタンドアロン Content Engine に事前ロードされます。HTTP URL、FTP-over-HTTP URL、および MMS URL(WMT ストリーミング メディア ファイル)。この URL リストは、「事前ロード URL リスト ファイル」と呼ばれます。


) 設定済みのすべての HTTP、FTP-over-HTTP、および MMS のパラメータとルールが、事前ロードされるオブジェクトに適用されます。


ACNS 5.1 ソフトウェアでは、事前ロード NTLM 認証オブジェクトのサポートが追加されました。この機能を使用すると、NTLM 認証オブジェクト(NTLM 認証だけを行うサーバに置かれる認証オブジェクト)を Content Engine に事前ロードできます。

URL リスト ファイル内のエントリの形式を次に示します。

URL [ depth ] [ domain-name : host-name : host-domain-name ]

hostname および host-domain-name は、null にも設定できます。ただし、NTLM クレデンシャル(証明書)が設定されている場合には、 domain name は指定する必要があります(区切りが必要です)。

http//www.cisco.com 3 apac::
 

事前ロード URL リスト ファイル エントリに NTLM 関連情報が存在しない場合には、認証方式は基本認証方式に機能が低下してしまいます。

デフォルトでは、Content Engine は基本認証オブジェクトと NTLM 認証オブジェクトをキャッシュしません。スタンドアロン Content Engine を有効にして、特定のオブジェクトを取得し、何らかの認証方式(基本認証または NTLM 認証)によって認証されているこれらのオブジェクトをキャッシュするには、 http cache-authenticated all グローバル設定コマンドを実行します。

ContentEngine(config)# http cache-authenticated all
 

Content Engine を設定して、NTLM 認証オブジェクトだけをキャッシュするには、
http cache-authenticated ntlm
グローバル設定コマンドを実行します。キャッシュされたオブジェクトは、「NTLM 保護」とタグが付いているので、これらの同一オブジェクトに対する以後の要求は、Content Engine がコンテンツをクライアントに配信する前に、認証の対象になります。

WMT ストリーミング メディア ファイルを Content Engine に事前ロードする場合は事前に、Content Engine のWMT 機能を有効にしておく必要があります。Setup ユーティリティを使用して、Content Engine の WMT キャッシング(「Setup ユーティリティを使用したスタンドアロン Content Engine 上の基本コンフィギュレーションの設定」ステップ 15 を参照)を設定した場合、WMT は Content Engine ですでに有効になっています。それ以外の場合、スタンドアロン Content Engine 上で WMT を有効にする Content Engine CLI(Setup ユーティリティではなく)の使用方法の説明について、「スタンドアロンContent Engine を有効化」を参照してから、この Content Engine WMT ストリーミング メディア ファイルの事前ロードを有効にしてください。

事前ロード URL リスト ファイルの作成

事前ロード URL リスト ファイルには、Content Engine 上に事前ロードされている URL(HTTP、FTP-over-HTTP、or MMS URL)がリストされています。このファイルの保守は管理者が行い、リモート システム上に作成される必要があります。このファイルは事前ロード アクセスを制御するスタンドアロン Content Engine に転送されるか、またはリモート サーバからアクセスされます。 pre-load url-list-file path グローバル設定コマンドがこのファイルのパスを指定します。


pre-load url-list-file path グローバル設定コマンドで、path の値は、URL またはローカルのファイル パスになります。


URL のリストをローカル ディスク上のファイルに置くことができます。また、mkdir EXEC コマンドを使用して、事前ロード URL リスト ファイルに含まれているサブディレクトリを作成することもできます。たとえば、 mkdir /local1/preload-directory コマンドを使用すると、 preload-directory と呼ばれるサブディレクトリをローカル ディスク上に作成できます。

事前ロード URL リスト ファイル内の各 URL には、オプションの depth パラメータがあります。depth パラメータは、事前ローディングが実行されるレベル数を指定します。たとえば、
http://www.espn.com 3 は、http://www.espn.com と 3 つのレベルのすべてのコンテンツをダウンロードします。depth レベルが指定されない場合、事前ロードのデフォルトの depth レベル 3 が使用されます。URL は、次のように改行で区切られます。

<cr>
. . .
http://www.cnn.com 3 <cr>
ftp://ftp.lehigh.edu/ 2 <cr>
mms://www.aol.com/<dir>/<streaming-file>
http://www.yahoo.com <cr>
. . .
<cr>
 

システム管理者が認証済みのコンテンツを、Content Engine に事前ロードする場合、URL リスト ファイルのエントリには、次のように書き込む必要があります。

http://username:password@www.authenticatedsite.com/ depth level
 

 

Content Engine CLI を使用して事前ロード URL リスト ファイルを作成する場合、リリース 5.1.5 よりも前の ACNS 5.1.x ソフトウェアには、pre-load url-list-file グローバル設定コマンドだけに、HTTP または FTP オプションがあります。事前ロード URL リスト ファイルを安全に取得するメカニズムを代替するものはありませんでした。

ACNS 5.1.5 ソフトウェアでは、HTTPS 経由で事前ロード URL リスト ファイルを取得する機能が追加されました。事前ロード URL リスト ファイルに、ユーザ名とパスワードが含まれている場合、組織は、HTTPS 経由で事前ロード URL リスト ファイルを取得できます。実際には、HTTPS リンクの事前ロードはサポートされていないことに注意してください。HTTPS プロトコルを使用して、事前ロード URL リスト ファイルのダウンロードだけがサポートされています。

スタンドアロン Content Engine 上でのコンテンツ事前ロードの有効化と設定

Content Engine GUI または CLI のいずれかを使用して、スタンドアロン Content Engine のコンテンツ事前ロードの有効化と設定ができます。


) Content Engine GUI から、Caching > Content Preload の順に選択します。表示された Content Preload ウィンドウを使用して、このスタンドアロン Content Engine 上のコンテンツ事前ロード機能を有効にして設定します。このタスクを実行する Content Preload ウィンドウの使用方法の詳細は、このウィンドウの HELP ボタンをクリックします。


Content Engine CLI を使用して、スタンドアロン Content Engine 上でコンテンツ事前ロードを有効にし設定する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 pre-load enable グローバル設定コマンドを使用して、このスタンドアロン Content Engine 上でコンテンツ事前ロードを有効にします。

ContentEngine(config)# pre-load enable
 

ステップ 2 事前ロード URL リスト ファイルを作成します。作成方法は、「事前ロード URL リスト ファイルの作成」を参照してください。

ステップ 3 pre-load concurrent-requests グローバル設定コマンドを使用して、URL 検索のための最大同時要求数を指定します。1 ~ 30(たとえば、24 など)までの値を指定できます。デフォルトは 10 です。事前ロード URL リスト ファイル内の URL 数が、指定された同時要求数より少ない方の場合、少ない方の数の URL がアクティブになります。

ContentEngine(config)# pre-load concurrent-requests 24
 

ステップ 4 pre-load depth-level-default グローバル設定コマンドを使用して、URL 取得に対するデフォルトの depth レベルを指定します(たとえば、深さ 4 レベルなど)。0 ~ 20 の値を指定できます。デフォルトは、3 です。URL を preload.txt ファイルに指定し、Content Engine が他の URL の事前ロードを試行することを望まない場合、depth レベルをデフォルトから 0 に設定すると便利です。

ContentEngine(config)# pre-load depth-level-default 4
 

ステップ 5 pre-load url-list-file グローバル設定コマンドを使用して、URL リストまたは URL を含むファイルのパスを指定します。

ContentEngine(config)# pre-load url-list-file path
 

ここで、path は、URL リストまたは URL を含むファイルのパスです。

次に例を示します。

pre-load url-list-file /local1/myurllist
pre-load url-list-file ftp://ftpserver/ftpdirectory/urllist.txt
pre-load url-list-file http://server/directory/urllist.txt
pre-load url-list-file https://httpsserver/directory/urllist.txt
 

) 実際には、HTTPS リンクの事前ロードはサポートされていません。HTTPS プロトコルを使用して、事前ロード URL リスト ファイルのダウンロードだけがサポートされています(前述の例を参照)。


ステップ 6 pre-load fetch domain グローバル設定コマンドを使用して、事前ロード プロセス時に取得されるドメインを指定します(たとえば、cisco.com など)。

ContentEngine(config)# pre-load fetch domain cisco.com
 

ステップ 7 pre-load traverse-other-domains グローバル設定コマンドを使用して、HTML ページにある他のドメインを検索することを指定します。デフォルトでは、HTML ページにある他のドメインは、コンテンツ事前ロード時には検索されません。

ContentEngine(config)# pre-load traverse-other-domains
 

ステップ 8 pre-load no-fetch suffix グローバル設定コマンドを使用して、事前ロード オペレーションから除外するサフィックスを指定します。次の例では、除外されるオブジェクト用のフィルタを作成します。

ContentEngine(config)# pre-load no-fetch suffix .mil .su .ca
 

ステップ 9 pre-load max-bandwidth グローバル設定コマンドを使用して、事前ロード プロセスの最大帯域幅を設定します(たとえば、50,000 kbps など)。

ContentEngine(config)# pre-load max-bandwidth 50000

) ACNS 5.x ソフトウェアでは、コンテンツ事前ローディング用の URL に、異なるビットレートを指定する、WMT ストリーミング メディア ファイルも事前ロードできるようになりました。wmt max-bandwidth および wmt max-bitrate グローバル設定コマンドを使用して、 WMT 帯域幅、およびビットレートも管理できます。


ステップ 10 コンテンツ事前ロードをただちに実行するには、 pre-load force EXEC コマンドを入力します。

ステップ 11 Content Engine を設定して、特定のコンテンツを今後に備えて事前ロードするには、 pre-load schedule グローバル設定コマンドを使用します。Content Engine は指定された事前ロード スケジュール( pre-load schedule グローバル設定コマンドまたは Content Engine GUI[ Caching > Content Preloading の順に]を使用して設定される)による頻度で、指定されている事前ロード URL リスト ファイルにアクセスします。

事前ロード オペレーションのデフォルト開始時刻は、00:00(つまり、深夜 0 時)です。終了時刻が指定されない場合、すべてのオブジェクトがダウンロードされた後、事前ロード操作が完了します。このデフォルトを変更する場合には、次の事項について注意してください。

a. 毎日または毎週の事前ロードに開始時刻と終了時刻を指定するには、 hh : mm (ここで、 hh は時、 mm は分です。たとえば、01:00 など)を使用します。時間ごとの事前ロードの場合には、 mm を使用して開始時刻と終了時間を指定します。次の例では、コンテンツ事前ロードをスケジュールする場合の、毎日の時間間隔を指定する方法を示しています。この例では、事前ロード オペレーションは毎日午前 1:00 に開始し、毎日午前 2:00 に終了します。

ContentEngine(config)# pre-load schedule every-day
start-time 01:00 end-time 02:00
 

b. 時間ごとの事前ロードの場合、開始時刻と終了時刻を指定するには、開始時刻は 0 、終了時刻は 59 になります。毎日および毎週の事前ロードの場合、開始時刻は 0 ~ 23、終了時刻は 0 ~ 59 になります。終了時刻が指定されない場合、事前ロード オペレーションは完了するまで行われます。

事前ロードを毎週 2 日以上設定するには、 pre-load schedule every-week グローバル設定コマンドを使用します。次の例では、事前ロード オペレーションを毎週日曜日と水曜日の午前 1:00 ~ 午前 6:00 にスケジュールする方法を示しています。

ContentEngine#(config)# pre-load schedule every-week Sun Wed
start-time 01:00 end-time 06:00:00
 

ステップ 12 pre-load dscp グローバル設定コマンドを使用して、すべての事前ロード トラフィック用のDSCP(Differentiated Services Code Point)コード ポイントと同様に、ToS(Type of Service)値を設定します。

ToS または DSCP の設定は、パケット マーキングと呼ばれます。これを使用すると、ネットワーク データを複数の優先レベルまたはサービス タイプに分割できます。URL の照合、ファイル タイプ、ドメイン、宛先 IP アドレス、発信元 IP アドレス、または宛先ポートに基づいて、IP パケット内に ToS または DSCP の値を設定できます。

ACNS 5.x ソフトウェアには、HTTP、FTP、および MMS の事前ロード トラフィックに対する ToS、または DSCP のサポートが含まれます。コンテンツ事前ローディングは、オリジン サーバに接続されたとき要求クライアントによってではなく、Content Engine によって開始されるため、オリジン サーバと通信する前に、サーバへ向かうトラフィック上の ToS、または DSCP のコードポイントを設定する必要があります。

この例では、Type of Service サポートを normal に設定する方法を示します。

ContentEngine(config)# pre-load set-tos normal
 

pre-load dscp グローバル設定コマンドの使用は、DSCP サーバ設定に関係する Rules Template 設定コマンドの使用より優先します。


表 3-9 では、DSCP 値について説明しています。

 

表 3-9 DSCP 値

DSCP 値
説明

<0-63>

有効な DSCP 値の範囲

af11

AF11 dscp(001010)を指定したパケット

af12

AF12 dscp(001110)を指定したパケット

af13

AF13 dscp(001110)を指定したパケット

af21

AF21 dscp(011010)を指定したパケット

af22

AF22 dscp(010110)を指定したパケット

af23

AF23 dscp(010110)を指定したパケット

af31

AF31 dscp(011010)を指定したパケット

af32

AF32 dscp(011110)を指定したパケット

af33

AF33 dscp(011110)を指定したパケット

af41

AF41 dscp(110010)を指定したパケット

af42

AF42 dscp(110110)を指定したパケット

af43

AF43 dscp(110110)を指定したパケット

cs1

CS1(優先順位 1) dscp(001100)を指定したパケット

cs2

CS2(優先順位 2) dscp(011000)を指定したパケット

cs3

CS3(優先順位 3) dscp(011100)を指定したパケット

cs4

CS4(優先順位 4) dscp(110000)を指定したパケット

cs5

CS5(優先順位 5) dscp(101100)を指定したパケット

cs6

CS6(優先順位 6) dscp(111000)を指定したパケット

cs7

CS7(優先順位 7) dscp(111100)を指定したパケット

default

デフォルト dscp(000000)を指定したパケット

ef

EF dscp(101110)を指定したパケット

表 3-10 では、TOS 値について説明しています。

 

表 3-10 ToS 値

ToS 値
説明

<0-127>

有効な ToS 値の範囲

critical

クリティカルの優先順位(110)を指定したパケット

flash

フラッシュの優先順位(48)を指定したパケット

flash-override

フラッシュ上書きの優先順位(64)を指定したパケット

immediate

即時の優先順位(32)を指定したパケット

internet

インターネットワーク制御の優先順位(96)を指定したパケット

max-reliability

最高の信頼性 ToS(2)を指定したパケット

max-throughput

最大スループット ToS(4)を指定したパケット

min-delay

最小遅延 ToS(8)を指定したパケット

min-monetary-cost

最小金銭コスト ToS(1)を指定したパケット

network

ネットワーク制御の優先順位(112)を指定したパケット

normal

通常の ToS(0)を指定したパケット

priority

高い優先順位(16)を指定したパケット

ステップ 13 show pre-load EXEC コマンドを使用して、現在の事前ローディング オペレーションのステータスを表示します。

この例では、 pre-load set-tos および pre-load max-bandwidth コマンドを使用した後の、現在の事前ローディング オペレーションの状況を示します。

ContentEngine# show pre-load
Preloading is enabled
Number of concurrent sessions: 10
Depth level: 4
URL List File: /local1/url.txt
DSCP: set-tos normal
Max Bandwidth: 50000 Kbps
Previous preloading operation will be continued.
Preload will not traverse other domains.
Fetch Domains:
Fetch Suffix:
Fetch Directory:
No-fetch Domain:
No-Fetch Suffix:
No-Fetch Directory:
Scheduling on all days
Start Time: 00:00
End Time : Till completion
 

ステップ 14 事前ロードが開始したら、 show statistics pre-load EXEC コマンドを使用して、現在の事前ローディングに関連付けられている統計情報を表示します。

ContentEngine# show statistics pre-load
Statistics of last Preloading operation
---------------------------------------
 
Preloading is in progress.
List of preloaded URLs are in /local1/preload_dir/downloaded_urls.
 
83 objects downloaded, 2842292 bytes transferred.
 

ステップ 15 エンド ユーザに事前ロードされたファイルの URL の状況を知らせることにより、エンド ユーザはブラウザまたはメディア プレーヤーを使用して、事前ロードされたコンテンツにアクセスできます。


 

事前ロードされた VOD ファイルキャッシュされて、クライアントに正常に配信されているかどうかを確認する方法については、「事前ロードされた WMT VOD ファイルがキャッシュされクライアントに適切に配信されたことの確認」を参照してください。

スタンドアロン Content Engine 上でのコンテンツ事前ロードの停止と再開

no pre-load enable グローバル設定コマンドを使用して、スタンドアロン Content Engine 上で現在進行中の事前ロード プロセスを停止します。

コンテンツ事前ローディングがスケジュールされた終了時刻までに完了しなかった場合、 pre-load resume グローバル設定コマンドを使用して、コンテンツを取得する事前ローディング プロセスを再開できます。このコマンドを使用すると、URL リスト ファイルの最初から事前ローディングを再度はじめるのではなく、事前ローディングを前回中断した部分からダウンロードを再開できます。


pre-load resume グローバル設定コマンドが Content Engine 上で設定されてなく、コンテンツ事前ローディングがスケジュールされた終了時刻以前に中断された場合、次のスケジュールされたコンテンツ事前ローディングは、URL リスト ファイルの最初からはじまります。


スタンドアロン Content Engine 上の現在のコンフィギュレーションの保存

スタンドアロン Content Engine Content Engine には、2 つのタイプのシステム設定があります。

不揮発性メモリに格納される始動システム設定

実行システム設定

Content Engine CLI を使用して、現在の実行設定を始動設定として保存するには、
copy running-config
グローバル設定コマンドを使用します。実行システム設定は、sysfs パーティション、フラッシュ メモリ、または TFTP サーバに保存できます。たとえば、次のコマンドを入力して、実行設定をフラッシュ メモリに保存します。

ContentEngine (config)# copy running-config startup-config

copy running-config startup-config コマンドは、write memory コマンドに相当します。


Setup ユーティリティ セッション時に現在のコンフィギュレーションを保存するには、保存に関するプロンプトが表示されたら、y と入力します。

スタンドアロン Content Engine 上の透過キャッシング サービスの無効化

WCCP 環境のスタンドアロン Content Engine 上で電源をオフにせずに透過キャッシングを無効にするには、no wccp version グローバル設定コマンド(たとえば、 no wccp version 2 コマンドを使用して、WCCP Version 2を無効にする)を入力して、Content Engine で実行している WCCP バージョンを無効にします。WCCP の実行バージョンを無効にしても、Content Engine は、プロキシ スタイルの要求を処理し(そのように設定されている場合)、その設定パラメータを保存します。

スタンドアロン Content Engine のシャットダウン

デバイスの電源をオフにすることなく、正常に Content Engine をシャットダウンするプロセスを適用するために、制御シャットダウンが使用されます。制御シャットダウンでは、スタンドアロン Content Engine 上のすべてのアプリケーション アクティビティとオペレーティング システムを、正常に停止します。ただし、電源はオンのままです。スタンドアロン Content Engine の制御シャットダウンを使用して、各種サービスのダウンタイムを最小限にすることができます。


注意 制御シャットダウンを実行しないと、Content Engine のファイル システムは損傷することがあります。また、Content Engine で正常にシャットダウンが行われないと、Content Engine のリブートにより時間がかかるようになります。

ACNS リリース 5.2 では、 shutdown EXEC コマンドが追加されました。このコマンドを使用すると、Content Engine をシャットダウンして、必要に応じて電源をオフにすることができます。

「シャットダウン」とは、すべてのアプリケーション アクティビティ(アプリケーションおよびオペレーティング システム)が停止しても、電源がオンのままの状態のことです。これはシャットダウンを示しています。Linux の halt コマンドによく似ています。

「シャットダウンによる電源オフ」とは、ACNS ソフトウェア(リリース 5.2 またはそれ以降)でシャットダウンが行われた後に、Content Engine の電源がオフになることです。このオペレーションは「ソフトウェアによる電源オフ」と呼ばれることもあります。シャットダウンによる電源オフ機能の実装は、ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)を使用しています。

シャットダウンによる電源オフがスタンドアロン Content Engine 上で実行される場合、次の 3 つの状態のいずれかになります。

すべてのアプリケーション アクティビティは Content Engine 上で停止し、Content Engine は ACNS を使用してシャットダウンされる。

ソフトウェアによる電源オフを使用して、電源がオフになる。

ファンが動作しない。ただし、Content Engine の Power LED は明滅しています。


) Content Engine はソフトウェアによる電源オフが行われると、電源がオンになることはありません。Content Engine の電源ボタンを一回押して、これらの Content Engine をオンライン状態に戻す必要があります。


表 3-11 では、スタンドアロン Content Engine のシャットダウン専用オペレーションとシャットダウンによる電源オフ オペレーションについて説明しています。

 

表 3-11 CLI コマンドを使用したスタンドアロン Content Engine のシャットダウン

アクティビティ
ACNS 5.2 ソフトウェアでサポートされている Content Engine のモデル
ACNS リリース 5.2 の電源管理機能が搭載されている Content Engine

ユーザが Content Engine 上でシャットダウン オペレーションを実行する

シャットダウンのみ

ContentEngine# shutdown

シャットダウンによる電源オフ

ContentEngine# shutdown poweroff
 

Content Engine をオンライン状態に戻す、ユーザの介在

シャットダウン オペレーションが行われた後で、Content Engine の背面にオン / オフ スイッチを背面に備える Content Engine(たとえば、CE-507、CE-507AV、CE-560、CE-560AV、CE-590 など)をオンライン状態に戻すには、オン / オフ スイッチを 2 回押します。

シャットダウン オペレーション後に、電源ボタン(背面のオン / オフ スイッチではなく)を備える Content Engine をオンライン状態に戻すには、 これらのモデルの電源をオフにするために、最初、電源ボタンを押して、そのまま数秒間ボタンを押しつづけます。それから、もう一度電源ボタンを 1 回押します。

シャットダウンによる電源オフの後で、電源ボタンを 1 回押して、Content Engine をオンライン状態に戻す必要があります。

ファイル システムのチェック

もう一度 Content Engine の電源をオンにして、リブートするまで、実行されません。

もう一度 Content Engine の電源をオンにして、リブートするまで、実行されません。

ACNS 5.2 リリースでサポートされている Content Engine のモデルはすべて、この新しいシャットダウン機能(shutdown EXEC コマンド)をサポートしています。ただし、シャットダウンによる電源オフ機能(shutdown poweroff EXEC コマンド)がサポートされているのは、電源管理機能をサポートしている比較的新しい Content Engine モデル(たとえば、CE-510、CE-510A、CE-511、CE-511A、CE-565、CE-565A、CE-566、CE-566A、CE-7305、CE-7305A、CE-7320、および CE-7325 など)です。


) ACNS ソフトウェア リリース 5.2 でサポートされているハードウェア プラットフォームのリストについては、『Release Notes for Cisco ACNS Software, Release 5.2』を参照してください。


shutdown EXEC コマンドは、すべてのデバイス モード(Content Distribution Manager、Content Engine、Content Router、および IP/TV Program Manager)でサポートされています。スタンドアロン Content Engine(Content Distribution Manager に登録されていない Content Engine)での shutdown EXEC コマンドの使用方法の説明については、次の「コマンド ラインからのスタンドアロン Content Engine のシャットダウン」を参照してください。他のタイプのデバイス(たとえば、Content Distribution Manager 、Content Distribution Manager に登録されている Content Engine、または Content Router)での shutdown EXEC コマンドの使用方法については、『Cisco ACNS Software Command Reference, Release 5.2』を参照してください。

コマンド ラインからのスタンドアロン Content Engine のシャットダウン

shutdown EXEC コマンドをコンソール セッションから、またはリモート セッション(Telnet または SSH Version 1 または Version 2)から入力して、スタンドアロン Content Engine をシャットダウンできます。

スタンドアロン Content Engine をシャットダウンする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Engine CLI コマンド ラインから、 shutdown EXEC を入力します。

ContentEngine# shutdown
 

ステップ 2 システム設定の保存を確認するプロンプトが表示されたら、yes と入力します。

System configuration has been modified. Save?[yes]:yes
 

ステップ 3 シャットダウンに進むことを確認するプロンプトが表示されたら、 Enter を押してシャットダウン オペレーションを実行します。

Device can not be powered on again through software after shutdown.
Proceed with shutdown?[confirm]
 

この Content Engine 上のすべてのサービスがシャットダウン中であることを示すメッセージが表示されます。

Shutting down all services, will timeout in 15 minutes.
shutdown in progress ..System halted.
 

ステップ 4 システムがシャットダウン(システムが停止)して、ACNS ソフトウェア シャットダウン シェルがシステムの現在の状態(たとえば、「System has been shut down」など)をコンソールに表示しています。ソフトウェアによる電源オフ( Power down system by software オプション)を実行するか、またはソフトウェアによるシステムのリブートを確認するプロンプトが表示されます。

================= SHUTDOWN SHELL =================
System has been shut down.
 
 
You can either
Power down system by pressing and holding power button
or
1. Reload system through software
2. Power down system through software
 

ステップ 5 Content Engine の電源をオフにするには、Content Engine の電源ボタンを押して、数秒間押しつづけるか、次のいずれかの方法を使用してシャットダウンによる電源オフを実行します。

コンソールのコマンド ラインから、次のプロンプトが表示されたら、 2 と入力します。

================= SHUTDOWN SHELL =================
System has been shut down.
 
 
You can either
Power down system by pressing and holding power button
or
1. Reload system through software
2. Power down system through software
 

Content Engine CLI から、次の手順で実行します。

a. shutdown poweroff EXEC コマンドを入力します。

ContentEngine# shutdown poweroff

b. システム設定の保存を確認するプロンプトが表示されたら、 yes と入力します。

System configuration has been modified. Save?[yes]:yes
 

c. 内容を確認するプロンプトが表示されたら、 Enter を押します。

Device can not be powered on again through software after poweroff.
Proceed with poweroff?[confirm]
Shutting down all services, will timeout in 15 minutes.
poweroff in progress ..Power down.
 


 

Content Engine GUI からスタンドアロン Content Engine のシャットダウンとリブート

Content Engine GUI を使用して、制御シャットダウンをスタンドアロン Content Engine 上で実行できます。Content Engine は制御シャットダウンを実行してから、Content Engine 上のオペレーティング システムを再始動します。

Content Engine は、次の状況の場合、リブート プロセス時にすべての WCCP 接続をルータに解放します。

Content Engine GUI のメイン ウィンドウの Clean WCCP shutdown チェックボックスにチェックマークが付いている場合。

Content Engine 上で WCCP Version 2 を有効になっている場合。

Content Engine CLI を使用して、スタンドアロン Content Engine 上で制御シャットダウンを実行する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Engine GUI から、Content Engine のメイン ウィンドウ(図 3-18)の Reboot ボタンをクリックします。

ステップ 2 Content Engine は制御シャットダウンを実行してから、Content Engine 上のオペレーティング システムを再始動します。

ステップ 3 このスタンドアロン Content Engine をリブートするには、Content Engine GUI から、Content Engine のメイン ウィンドウの Reboot ボタンをクリックします。


ヒント Content Engine のメイン ウィンドウ(図 3-18)がブラウザに表示されない場合、
Content Engine GUI ウィンドウの左上隅に表示された「Content Engine」をクリックすると、Content Engine のメイン ウィンドウに戻ります。

ステップ 4 内容を確認するプロンプトが表示されたら、 OK をクリックして、このスタンドアロン Content Engine のリブートを開始します。


 

Content Engine の取り外しまたは交換

アクティブ ネットワークから Content Engine を物理的に取り外す方法については、Content Engine のハードウェア資料を参照してください。

WCCP が使用可能であるときは、ルータと Content Engine は常に通信しています。したがって、ルータはContent Engine が応答しなくなったことを感知すると、その時点で Content Engine への要求の送信を停止します。この機能は、ユーザには透過的に行われます。他にもルータに Content Engine が接続されている場合、ルータは、通信可能な他の Content Engine に引き続き要求を送信します。