Cisco ACNS ソフトウェア デプロイメント コンフィギュレーション ガイド
ディスク スペースの設定
ディスク スペースの設定
発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

ディスク スペースの設定

ディスク ストレージの概要

ディスク スペースの割り当てガイドライン

Content Engine のディスク スペース割り当てガイドライン

Content Router のディスク スペース割り当てガイドライン

Content Distribution Manager のディスク スペース割り当てガイドライン

ディスク ファイル ストレージのタイプに関連したコマンド

sysfs 関連コマンド

cfs 関連コマンド

mediafs 関連コマンド

cdnfs 関連コマンド

Content Engine のストレージ容量の更新

ファイバ チャネル ストレージ アレイの使用

Content Distribution Manager GUI を使用したストレージ容量の更新

ストレージ容量更新後の Content Engine 上での再設定

Network Attached Storage デバイスへのマウント

Content Distribution Manager GUI を使用した NAS 共有の接続と切り離し

CLI を使用した NAS 共有の接続と切り離し

エラーが発生した場合

NAS 共有の切り離し時のシステムの同期

NAS デバイス障害の処理

NAS デバイスの設定と統計情報の表示

ディスク スペースの設定

この付録では、ACNS ネットワーク デバイスのタイプ、およびデバイスの最も一般的な用途に基づいて、ディスク スペースを割り当てる際のガイドラインを説明します。

ACNS ソフトウェアで使用されるディスク スペースは、ディスク単位ではなく、ファイル システム単位で割り当てられます。ディスク ストレージの割り当ては、使用するクライアント プロトコルの種類、および 表A-1 で説明する機能に必要なストレージ容量を加えた総容量を設定する必要があります。

この付録の構成は、次のとおりです。

「ディスク ストレージの概要」

「ディスク スペースの割り当てガイドライン」

「ディスク ファイル ストレージのタイプに関連したコマンド」

「Content Engine のストレージ容量の更新」

「Network Attached Storage デバイスへのマウント」

ディスク ストレージの概要

ACNS ソフトウェアでは、4 つのタイプのディスク ストレージを使用しています。 表A-1 で示されているように、各タイプにはそれぞれの機能があります。

 

表A-1 Cisco ACNS ソフトウェア用 ディスク ストレージ

ディスク ストレージのタイプ
機能

sysfs(system file system)

トランザクション ログ、syslog、および内部デバッグ ログを含むログ ファイルが保存されます。またイメージ ファイル、および設定ファイルも保存されます。

cfs(cache file system)

HTTP オブジェクト、および FTP オブジェクトがキャッシュに保存されます。

mediafs(media file system)

WMT や RealProxy など、ストリーミング プロキシ サーバからのコンテンツがキャッシュに保存されます。

cdnfs(CDN file system)

事前配信コンテンツがすべて保存されます。

ディスク ストレージの設定と表示には、 表A-2 に示されているコマンドを使用します。

 

表A-2 ディスク関連コマンド

コマンド
構文
説明

disk

disk add diskname [ sysfs { remaining | disk-space }] [ cdnfs { remaining | disk-space }] [ cfs { remaining | disk-space }] | [ mediafs { from-unused-cdnfs | remaining | disk-space }]

disk cancel-config

disk config sysfs { remaining | disk-space } [ cdnfs { remaining | disk-space }] [ cfs { remaining | disk-space }] | [ mediafs { from-unused-cdnfs | remaining | disk-space }]

disk raid-array add-array

disk raid-array repair diskname

disk recover

Content Engine、Content Router、および
Content Distribution Manager 用のディスク リソースを設定します( disk raid-array コマンドは、CDM-4650 専用です)。

show disks

show disks configured

show disks current

show disks details

show disks raid-info

show disks storage-array

show disks storage-array [ detail ]

ディスク設定についての情報を表示します。

ディスク スペースの割り当てガイドライン

ここでは、ディスク関連コマンドについて説明します。また、ACNS ソフトウェアを使用するハードウェア構成のタイプごとに、ディスク スペースを割り当てる際のガイドラインについても説明します。

現在設定されているディスク スペースを表示するには、 show disks current EXEC コマンドを使用します。

ContentEngine# show disks current
SYSFS 1.0GB 3.5%
CFS 0.0GB 0.0%
MEDIAFS 0.0GB 0.0%
CDNFS 28.2GB 96.5%
FREE 0.0GB 0.0%
 

show disks details コマンドは、「System use」項目に割り当てられているディスク スペース容量を表示します。CE7325 および CE7305 はそれぞれ、10.5 GB を使用します。CE565 は 8.2 GB、CE510 は 6 GB を使用します。また、レガシー システムでシステムが使用するスペースは 3 ~ 4 GB です。show disks current コマンドでは、この「System use」項目は表示されません。


ディスク割り当てを設定するには、 disk config EXEC コマンドを使用します。このコマンドは、パラメータとしてファイル システム タイプおよびサイズを必要とします。サイズは、MB、GB、またはシステムの合計ストレージ容量に対するパーセントで指定できます。また、使用可能な残りのディスク スペースを使用する remaining を指定することもできます。mediafs を from-unused-cdnfs と指定して、大部分のストレージ スペースを cdnfs に割り当て、残りの未使用の cdnfs ストレージ スペースを mediafs に指定することができます。

ディスク設定には、次の要件が適用されます。

1 GB 以上の sysfs を設定しなければならない。

sysfs に割り当てる推奨値は、合計ディスク スペースの 10% 以下である。

0 または 1 つのファイルシステム タイプを remaining として設定しておく。

指定する cdnfs の容量は、登録チャネルで使用される合計ディスク割り当て量以上でなければならない(Content Engine の初回設定時には、登録チャネルはありません)。

disk config コマンドを有効にするには、再起動が必要である。

ACNS ネットワークにディスク スペースを割り当てる場合、通常は、cdnfs に対して他のファイル システム サポートよりも多くを割り当てるはずです。cfs と mediafs の場合、コンテンツは要求時にロードされ、新しいコンテンツにスペースを提供するために、古いコンテンツは自動的に削除されます。したがって、ディスク スペース容量が少なくても、比較的良好なパフォーマンスが得られます。しかし、cdnfs に割り当てるストレージ スペースが少な過ぎて、使い果たした場合、事前配信コンテンツを獲得し、配信するには、 disk config コマンド(または GUI で相当する機能)を実行し、既存のコンテンツを削除するか、cdnfs を増やした後で、デバイスを再起動する必要があります。


注意 disk config コマンドを使用すると、リブート時にディスク設定が有効になる際に、既存の sysfs、mediafs、および cfs のコンテンツがすべて削除されてしまいます。ただし、cdnfs のコンテンツは保持されます。このコマンドを使用する際は、注意が必要です。

Content Engine がエッジまたは事業所環境で使用される場合、特定の要件が他になければ、デフォルトとして次のディスク設定が安全に使用できます。

disk config sysfs 5% cfs 25% cdnfs remaining

ここでは、合計ストレージの 5 パーセントが sysfs に割り当てられ、25 パーセントが cfs に割り当てられ、残りのディスク スペースが cdnfs に割り当てられます。

ディスク設定は、次回リブートすると有効になります。リブート後の設定を表示するには、 show disks configured コマンドを使用します。

ContentEngine# show disks configured
SYSFS 5%
CFS 25%
MEDIAFS 0%
CDNFS remaining
 

ディスク設定を取り消すには、 disk cancel-config コマンドを使用します。

ContentEngine# disk cancel-config
Disk configuration canceled successfully
 

disk cancel-config コマンドは、リブート前だけが有効です。リブート後は、割り当てがすでに有効になっているため、割り当てを変更するには、再度 disk config コマンドから始める必要があります。


ディスクの詳細情報を表示するには、 show disks details コマンドを使用します。

ContentEngine# show disks details
disk00:Normal (h00 c00 i00 l00) 17499MB( 17GB)
disk00/03:CDNFS 9044MB ( 8GB) mounted at/sonoma/state
disk00/04:SYSFS 2047MB ( 1GB) mounted at/local/local1
disk00/05:CFS 2047MB ( 1GB)
disk00/06:MEDIAFS 1023MB ( 0GB) mounted at/media/media1
System use: 3317MB ( 3GB)
FREE: 16MB ( 0GB)
disk01:Not present
 

) 前述のshow disks details コマンドの例では、システム用(System use)に 3 ~ 4 GB のディスク スペースが割り当てられていることを示しています。show disks current コマンドでは、この「System use」項目は表示されません。


各ファイル システム タイプのスペース割り当てを表示するには、対応する show コマンドを使用します。次に例を示します。

ContentEngine# show statistics cdnfs
 
CDNFS Statistics:
------------------
Volume on disk00/04:
size of physical filesystem: 13152364 KB
space assigned for CDNFS purposes: 13152364 KB
number of CDNFS entries: 3 entries
space reserved for CDNFS entries: 122664 KB
available space for new entries: 13029700 KB
ACNS 4.x legacy ECDN files: 0 KB
physical filesystem space in use: 113976 KB
physical filesystem space free: 13038388 KB
physical filesystem percentage in use: 1 %
 
Volume on disk01/00:
size of physical filesystem: 17358696 KB
space assigned for CDNFS purposes: 17358696 KB
number of CDNFS entries: 7659 entries
space reserved for CDNFS entries: 1000784 KB
available space for new entries: 16357912 KB
ACNS 4.x legacy ECDN files: 0 KB
physical filesystem space in use: 1001524 KB
physical filesystem space free: 16357172 KB
physical filesystem percentage in use: 6 %

Content Engine のディスク スペース割り当てガイドライン

汎用 Content Engine として使用される、Content Engine 500 シリーズや Content Engine 7300 シリーズなどの Content Engine モデルは、ネットワーク上のトラフィックのタイプに応じて設定できます。

ローエンド モデル、特に AV-Out のあるモデルは、多くの場合、各地の事業所に配置され、事前配信コンテンツを保存しています。これらのモデルは、次のように設定します。

ContentEngine# disk config sysfs 10% cfs 10% mediafs 0% cdnfs 80%
 

) CE-507 では、メモリ制限のために、cfs へのディスク ストレージ割り当ては最大で 6 GB です。たとえば、次のように CE-507 のディスク ストレージ割り当てを調整します。
ce-507# disk config sysfs 2GB cfs 6GB mediafs 2GB cdnfs remaining


RealProxy または WMT キャッシングを使用する場合は、次のように、未使用の cdnfs ストレージ スペースから mediafs ストレージを割り当て、cfs および cdnfs のストレージを調整します。

ContentEngine# disk config sysfs 5% cfs 25% cdnfs 70% mediafs from-unused-cdnfs
 

ここで、cdnfs には、大部分のディスク スペースが割り当てられ、mediafs には、残りの未使用の cdnfs ストレージ スペースから動的に割り当てられます。一般的な事業所または小売店に配置される大部分の Content Engine は、何千人ものユーザにはサービスを提供しないことを前提としているため、この例では、意図的に、cfs に割り当てるストレージ スペースを少なくしています。

mediafs ストレージは、静的に設定することもできます。次に例を示します。

ContentEngine# disk config sysfs 10% cfs 10% mediafs 10% cdnfs 70%
 

) RealProxy ファイルまたは WMT ファイルをキャッシュに保存する場合に限り、mediafs ストレージ スペースを設定する必要があります。


専用 HTTP キャッシュまたは RealProxy キャッシュとして使用される CE-7320 のような、より高性能なモデルの場合は、cfs ストレージまたは mediafs ストレージのディスク スペースを増やすことができます。次に例を示します。

ContentEngine# disk config sysfs 10% cfs 80% mediafs 10% cdnfs 0%
 
ContentEngine# disk config sysfs 10% cfs 10% mediafs 80% cdnfs 0%
 

最初の例は、Content Engine ごとに多数のユーザ(200 以上)にサービスを提供する、ISP 配置またはエンタープライズ データ センターを想定しています。このような場合は、cfs ストレージ スペースを増やす必要があります。このようなタイプの配置では、cfs ストレージ スペースを追加することで、HTTP キャッシングが改善されます。また、Content Engine が ACNS ネットワーク(旧称 CDN)の一部として配置されていない場合、cdnfs ストレージを設定する必要はありません。

RealProxy キャッシングまたは WMT キャッシング、および HTTP キャッシングの両方が重要である場合、cfs ストレージと mediafs ストレージ間で、均等にディスク スペースを割り当てることができます。次に例を示します。

ContentEngine# disk config sysfs 10% cfs 45% mediafs 45% cdnfs 0%
 

) RealProxy ファイルが mediafs ストレージ スペース内でキャッシュに保存される前に、mediafs ストレージを設定し、RealProxy Real Time Streaming Protocol(RTSP)のプロキシ サービスをイネーブルにしておく必要があります。RealProxy をイネーブルにする方法については、『Cisco ACNS Software Caching and Streaming Configuration Guide, Release 5.1』の第 12 章を参照してください。


Content Distribution Manager GUI からディスク スペース割り当てを設定する場合、未使用の cdnfs ストレージ スペースから mediafs ストレージ スペースを動的に割り当てることが、デフォルトの設定となります。File System Configuration ウィンドウのチェックボックスにチェックマークを付けると、デフォルトを変更して、mediafs を静的に設定することができます(Content Distribution Manager GUI から、 Devices > Content Engines > Platform > File System の順に選択します)。

旧リリースの ACNS ソフトウェアから ACNS 5.1 ソフトウェアにアップグレードした後も、ディスク スペース割り当ては、以前の設定と同じままです。未使用の cdnfs ストレージ スペースを使用するように mediafs を設定したい場合は、CLI または Content Distribution Manager GUI からこのオプションを設定した後、ソフトウェアをリロードして、変更を有効にする必要があります。

Content Router のディスク スペース割り当てガイドライン

ACNS 5.x ソフトウェアでは、Content Router は、代理 DNS ゾーンの DNS サーバとして簡易ハイブリッド ルーティングで使用されます。Content Router はコンテンツを保存することも、事前配信コンテンツの獲得または配信に関わることもありません。Content Router で設定する必要があるディスク スペースは sysfs だけです。

CR4430# disk config sysfs 100% cfs 0% mediafs 0% cdnfs 0%

Content Distribution Manager のディスク スペース割り当てガイドライン

Content Distribution Manager は、CDN のコンテンツ配信の管理に使用されます。Content Distribution Manager にはコンテンツが保存されないので、設定する必要があるファイル システムは sysfs だけです。次に例を示します。

CDM4630# disk config sysfs 5GB

 

ディスク ファイル ストレージのタイプに関連したコマンド

ここでは、4 種類のディスク ストレージ領域の表示、操作、および保守に関連したコマンドを説明しています。

sysfs 関連コマンド

システム ファイル システム(sysfs; system file system)のストレージ スペースには、システム イメージ ファイルが保存されます。sysfs には、1 GB 以上のストレージを割り当てる必要があります。ただし、ネットワーク要件によっては、sysfs に割り当てるストレージを増やすことができます。sysfs ストレージの内容は、 表A-3 に示されているコマンドを使用して、表示したり操作したりすることができます。

 

表A-3 sysfs 関連コマンド

sysfs
関連コマンド
構文
説明

cd

cd directoryname

現行ディレクトリを変更します。

copy

copy cdrom install filedir filename

copy compactflash install filename

copy disk ftp { hostname | ipaddress } remotefiledir remotefilename localfilename

copy disk startup-config filename

copy ftp disk { hostname | ipaddress } remotefiledir remotefilename localfilename

copy ftp install { hostname | ipaddress } remotefiledir remotefilename

copy running-config disk filename

copy running-config startup-config

copy running-config tftp { hostname | ipaddress } remotefilename

copy startup-config disk filename

copy startup-config tftp { hostname | ipaddress } remotefilename

copy system-status disk filename

copy tech-support disk filename

copy tech-support tftp { hostname | ipaddress } remotefilename

copy tftp disk { hostname | ipaddress } remotefilename localfilename

設定ファイルまたはイメージ ファイルを、ディスク、フラッシュ メモリ、またはリモート サーバにコピーします。

cpfile

cpfile sourcefile destinationfile

ファイルをコピーします。

delfile

del filename

ファイルを削除します。

deltree

deltree directory

ディレクトリとすべてのサブディレクトリを削除します。

dir

dir [ directory ]

ディレクトリにあるファイルの長いリストを表示します。

find-pattern

find-pattern { binary reg-express filename | case { binary reg-express filename | count reg-express filename | lineno reg-express filename | match reg-express filename | nomatch reg-express filename | recursive reg-express filename } | count reg-express filename | lineno reg-express filename | match reg-express filename | nomatch reg-express filename | recursive reg-express filename }

ファイル内の特定のパターンを検索します。

install

install imagefilename

イメージ ファイルをインストールします。

lls

lls [ directory ]

ディレクトリ内のファイルを長いリスト形式で表示します。

logging

logging console enable

logging console priority loglevel

logging disk { enable | filename filename | priority loglevels | recycle size }

logging facility facility

logging host { hostname | ipaddress | priority loglevel }

システム ロギング(syslog)を設定します。ログ ファイルは、最初にマウントされた sysfs ボリューム(/local1)に書き込まれます。

デフォルト ファイル名は /local1/syslog.txt です。 filename オプションを使用して、デフォルト ファイル名を上書きできます。

ls

ls [ directory ]

ディレクトリ内のファイル リストまたはサブディレクトリ名を表示します。

mkdir

mkdir directory

ディレクトリを作成します。

mkfile

mkfile filename

0 バイトの新規ファイルを作成します(テスト用)。

pwd

pwd

現在の作業ディレクトリのパス名を表示します。

rename

rename oldfilename newfilename

ファイルの名前を変更します。

rmdir

rmdir directory

ディレクトリを削除します。

show statistics

show statistics http usage

show statistics transaction-logs

sysfs ストレージに関連した統計情報を表示します。

transaction-log force

transaction-log force { archive | export }

強制的に作業ログ ファイルをアーカイブして、トランザクション ログ ファイルを作成します。

transaction-logs

transaction-logs archive interval every-day { at hour : minute | every hour }

transaction-logs archive interval every-hour { at minute | every minute }

transaction-logs archive interval every-week [ on weekdays at hour : minute ]

transaction-logs archive max-file-size filesize

transaction-logs enable

transaction-logs export enable

transaction-logs export ftp-server { hostname | servipaddrs } login passw directory

transaction-logs file-marker

transaction-logs format { apache | custom | extended-squid | squid }

transaction-logs sanitize

トランザクション ロギングを設定します。

type

type filename

ファイルを表示します。

cfs 関連コマンド

キャッシュ ファイル システム(cfs; cache file system)のストレージ スペースには、HTTP オブジェクト、および FTP オブジェクトがキャッシュに保存されます。cfs ストレージの内容を調べたり、変更したりすることはできません。 表A-4 では、cfs ストレージの保守に関連したコマンドを示しています。

 

表A-4 cfs 関連コマンド

cfs
関連コマンド
構文
説明

cfs

cfs clear partition [ force ]

cfs format partition

cfs mount partition

cfs reset partition

cfs sync partition

cfs unmount partition

Content Engine の cfs を操作します。

show cfs

show cfs { statistics | volumes }

cfs の状況を表示します。

show statistics

show statistics cfs

show statistics http usage

cfs に関連した統計情報を表示します。

mediafs 関連コマンド

メディア ファイル システム(mediafs; media file system)のストレージ スペースには、RealProxy ファイルがキャッシュに保存されます。ACNS ソフトウェアは、mediafs ストレージ スペースの内容を調べることはできません。 表A-5 では、mediafs ストレージの保守に関連したコマンドを示しています。

 

表A-5 mediafs 関連コマンド

mediafs
関連コマンド
構文
説明

mediafs-division

mediafs | mediafs-division { wmt-cache-space percent_space real-cache-space percent_space }

WMT キャッシュと RealProxy キャッシュの間でパーセントを指定して mediafs スペースを分割します。

show mediafs

show mediafs volumes

メディア ファイル システムのボリュームを表示します。

show statistics

show statistics mediafs

show statistics mediacache real requests

show statistics mediacache real savings

mediafs に関連した統計情報を表示します。

cdnfs 関連コマンド

Content Delivery Network ファイル システム(cdnfs)のストレージ スペースには、事前配信されたストリーミング メディア コンテンツが保存されます。 表A-6 では、cdnfs ストレージの保守に関連したコマンドを示しています。

 

表A-6 cdnfs 関連コマンド

cdnfs
関連コマンド
構文
説明

cdnfs browse

cdnfs browse

事前配信されたファイルおよびディレクトリをブラウズします。

cdnfs cleanup

cdnfs cleanup { info | start | stop }

cdnfs から、削除されたチャネルの孤立コンテンツをクリーンアップします。

cdnfs delete-
unused-ecdnfs-files

cdnfs delete-unused-ecdnfs-files

E-CDN レガシー アプリケーションのデータ ファイル(データ ファイルのみ)を削除します。

cdnfs lookup

cdnfs lookup URL

cdnfs 内で指定 URL を検索し、ファイルが存在すればそのファイルに関する情報を表示します。

copy cdnfs

copy cdnfs disk { url sysfs-filename }

今後の処理のために、cdnfs から sysfs にデータ ファイルをコピーします。

show cdnfs

show cdnfs volumes

cdnfs ボリュームの情報を表示します。

show statistics

show statistics cdnfs

cdnfs に関連した統計情報を表示します。


) ACNS 4.2 ソフトウェアから ACNS 5.0 ソフトウェアにアップグレードすると、ecdnfs ファイル システムが、すべて cdnfs ファイル システムに自動的に変更されます。管理者が特にファイルを削除しない限り、ファイルは削除されません。未使用の ecdnfs ファイルを削除するには、cdnfs delete-
unused-ecdnfs-files
コマンドを使用します。


Content Engine のストレージ容量の更新

ハード ディスク ドライブや外部ストレージ デバイス(Cisco Storage Array など)を追加または取り外したり、ストレージ設定要件を変更した場合は、ファイル システムの設定を更新する必要があります。


) Storage Array の取り付けまたは取り外しの方法については、ストレージ デバイスに付属のハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。


ファイバ チャネル ストレージ アレイの使用

一部のハードウェア モデルはファイバ チャネル インターフェイスを備えており、ファイバ チャネル ストレージ アレイをサポートします。ファイバ チャネル ストレージ アレイを取り付けた後、ファイバ チャネル ストレージ アレイの GUI を使用してファイバ チャネル ストレージを割り当てる必要があります(ファイバ チャネル ストレージ アレイの製造元から提供される資料を参照してください)。

ストレージ アレイ GUI を使用してファイバ チャネルを割り当てた後、ファイバ チャネル ストレージの割り当てを認識させるために、Content Engine をリロードする必要があります。別のファイル システムにストレージを割り当てる場合は、割り当てる前に Content Engine をリロードしてください。その後、再度 Content Engine をリロードして、ファイル システムのディスク設定を有効にする必要があります。

ファイバ チャネル ストレージの Content Engine への割り当てとファイル システムの設定を同時に行い、Content Engine を 1 回だけリロードするようなことはしないでください。このようにすると、ファイバ チャネル ストレージの割り当ては認識されても、ディスク設定は適用されません。ブート時に、次のようなエラー メッセージが表示されます。

----------------------------------------------------------------------------
ruby_disk:physical disk setup appears to have changed
ruby_disk:not applying 'disk config' changes.Please re-enter via CLI.
----------------------------------------------------------------------------
 

このエラー メッセージが表示された場合は、ディスク設定を再入力し、Content Engine をリロードしてディスク設定を適用してください(CLI の操作方法については、「ディスク スペースの設定」を参照してください)。

Content Distribution Manager GUI を使用したストレージ容量の更新

ハードディスクを追加または取り外したり、ハードウェアにストレージ アレイを追加、またはハードウェアから取り外したりすることで、Content Engine のストレージ容量が変更したら、システムを更新して、新しいストレージ容量を認識させる必要があります。

システムを更新して新しいストレージ容量を有効にする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Devices > Content Engines の順に選択します。

ステップ 2 更新する Content Engine 名の横にある Edit アイコンをクリックします。

ステップ 3 現在のディスク設定を確認します。

a. Contents ペインから、 Show/Clear Commands > Show Commands の順に選択します。Show
Commands ウィンドウが表示されます。

b. ドロップダウン リストから disks を選択し、Arguments フィールドに current または details と入力します。

c. 別の方法として、デバイス CLI で show disks コマンドを使用することもできます。

ステップ 4 ハードディスクやストレージ アレイを追加または取り外す前の使用可能ストレージ容量を、次の式を使用して計算します。

前回の使用可能ストレージ容量 = 追加または取り外し前のデバイスの全ストレージ容量 - チャネルに対して予約された全ストレージ容量


) Content Distribution Manager、または Content Engine に付属のマニュアルには、これらのデバイスの出荷時に組み込まれているストレージ容量が記述されており、追加または取り外し前の全ストレージ容量を参照できます。

チャネルに対して予約されている全ストレージの総容量は、デバイスがサブスクライブされているチャネルの容量を加算することによって計算できます。


Content Engine のサブスクライブ先のチャネルごとに予約されているストレージの総容量を調べる手順は、次のとおりです。

a. Devices > Content Engines の順に選択します。

b. 更新する Content Engine の名前の横にある Edit アイコンをクリックします。

c. Contents ペインから、 CDN Settings > Channels の順に選択します。View Channels subscribed to Content Engine ウィンドウが表示されます。

d. Printer アイコンをクリックして表を印刷するか、Content Engine に登録されているチャネル名をメモします。

e. Channels > Channels の順に選択します。

f. Content Engine に登録されている最初のチャネルの名前の横にある Edit アイコンをクリックします。チャネル割り当て情報が、Channel Quota フィールドの Manifest 見出しの下に表示されます。

g. 登録リスト内のそれぞれのチャネルをクリックし、各チャネルに割り当てられているディスク容量を加算します。

ステップ 5 Modifying Content Engine ウィンドウに戻ります( Devices > Content Engines > CDN Settings >
Activation
)。

ステップ 6 Contents ペインから、 Platform > File System の順に選択します。File System Configuration ウィンドウが表示されます(図 A-1 を参照)。

図 A-1 File System Configuration ウィンドウ

 

ステップ 7 更新するファイル システムごとに、Configured Size フィールドに値を入力します。

ステップ 8 ドロップダウン リストから容量の単位を選択します。

ステップ 9 Submit をクリックします。

ステップ 10 Content Engine をリブートして、ディスク設定を有効にします。

a. Devices > Content Engines の順に選択します。

b. リブートする Content Engine 名の横にある Edit アイコンをクリックします。Modifying Content Engine ウィンドウが表示されます。

c. Reboot アイコンをクリックします。リブートを確認するメッセージが表示されます。

d. OK をクリックして Content Engine のリブートを開始します。

ステップ 11 新しいストレージ容量が認識されていることを確認します。

a. Contents ペインから、 Show/Clear Commands > Show Commands の順に選択します。Show
Commands ウィンドウが表示されます。

b. ドロップダウン リストから disks を選択し、Arguments フィールドに configured と入力します。

c. 別の方法として、デバイス CLI で show disks コマンドを使用することもできます。

d. ストレージ アレイを追加または取り外す前のストレージ容量と、新しく使用可能になったストレージ容量を比較して、新しいストレージ容量が認識されているかどうか確認します。

e. ストレージ アレイの追加または取り外しが新しい使用可能ストレージ量に反映されていない場合は、CLI のモードに入り、 add または delete disk のコマンドを再実行してから、もう一度更新の手順を行います。


 

ストレージ容量更新後の Content Engine 上での再設定

Content Engine のストレージ容量は、サブスクライブ先のチャネルすべてが必要とするスペースの総量より多く割り当てる必要があります。ストレージ アレイを取り外した結果、Content Engine のストレージ容量が必要量を下回るような場合は、Content Engine からチャネルの一部を除去するようプロンプトが表示されます。

ストレージ ディスクを取り外したときに失われたコンテンツを復元するために、Content Engine は、親に当たる Content Engine からコンテンツを自動的に複製します。失われたコンテンツだけが複製されます。

チャネルから Content Engine を除去する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Channels > Channels の順に選択します。

ステップ 2 変更するチャネル名の横にある Edit アイコンをクリックします。Modifying Channel ウィンドウが表示されます。

ステップ 3 Contents ペインから、 Assign content engines をクリックします。Assigning Content Engines to Channel ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 リストから削除する Content Engine 名の横にあるチェックボックスにチェックマークを付けて、 Remove Selected CEs をクリックします。

ステップ 5 Submit をクリックします。ブラウザ ウィンドウが更新され、最新のチャネルが表示されます。チャネル内の Content Engine のリストに、最新のカウントが示されます。


 

Network Attached Storage デバイスへのマウント

ACNS 5.1 ソフトウェアは、Content Engine が NAS(Network Attached Storage)デバイスと通信するための CIFS(Common Interface File System)クライアントと NFS(Network File System)クライアントを提供します。

Content Engine を NAS デバイスに接続することで、ストレージ スペースを増やすことができます。このような Content Engine は、NAS サーバへのアクセス時に NFS または CIFS のクライアントとして機能します。NAS サーバには、UNIX モードの NFS サーバ、または CIFS 共有用の Microsoft Windows システムが含まれます。

NAS サーバは、Content Engine の cdnfs および mediafs をサポートします。保存の必要があるのが、キャッシングされた WMT、Real、およびその他のストリーミング コンテンツであるか、事前配信コンテンツであるかに応じて、NAS に接続するファイル システムのタイプを選択できます。

NFS サーバおよび CIFS サーバは、ファイル システム全体を、Content Engine またはファイル システム上の指定ディレクトリにエクスポートします。どちらの場合も、Content Engine に割り当てるディスク スペース容量を指定する必要があります。それぞれの Content Engine は、NFS サーバ上と CIFS サーバ上とで異なるディレクトリに接続します。複数の Content Engine 間で同じディレクトリを共有することはできません。

NFS サーバは、ホスト ベースの認証、および UNIX ファイル システム アクセス制御をサポートします。NFS サーバが信頼するホストのリストと一致する、クライアント IP アドレスを指定する必要があります。クライアントは、割り当てられている許可に基づいて、ファイルのマウントおよびアクセスが許可されます。一方、CIFS サーバは、認証のためにデータをクライアントにエクスポートするのではなく、サーバ自体でファイルを共有し、ユーザを認証します。CIFS サーバは、NTLM、平文パスワード、および LDAP 認証をサポートします。


) Content Engine は、ルート ID を使用した NFS ファイル アクセスを要求します。したがって、サーバ上で十分な読み取り/書き込み権限を持つユーザ ID に、リモート ルート ユーザをマップするように、NFS サーバを設定する必要があります。


NAS 共有を Content Engine にマウントするには、CLI または Content Distribution Manager GUI から行うことができます。

Content Distribution Manager GUI を使用した NAS 共有の接続と切り離し


) Content Engine をネットワーク接続ストレージとして、共有に接続する場合、共有コンテンツの変更も、他の目的での共有の使用もできません。たとえば、共有の下で任意のサブディレクトリを作成し、それにコンテンツを入れることはできません。さらに、ACNS Content Engine または任意の NFS/CIFS クライアントによって、共有のサブディレクトリをエクスポートし、共有することもできません。これを行うと、Content Engine 上での NAS 共有の使用が中断する可能性があります。


NAS 共有が Content Engine に接続されないうちに、その共有内で無関係なコンテンツを削除する必要があります。しかし、Content Engine に接続する前に、NAS を空にする必要はありません。NAS 共有から無関係のコンテンツを削除するために、NAS サーバ管理者は NAS サーバにログインし、ファイルを直接削除する必要があります。

NFS クライアントまたは CIFS Windows ファイル共有クライアントをイネーブルにし、Content Engine GUI を使用して NAS 共有を Content Engine に接続する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Devices > Content Engines の順に選択します。Content Engines ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 対象とする Content Engine の横にある Edit アイコンをクリックします。Contents ペインが左側に表示されます。

ステップ 3 Contents ペインで、 Platform > Network Attached Storage を選択します。Network Attached Storage for Content Engine ウィンドウが表示され、NAS サーバの詳細情報をリストします。

ステップ 4 タスクバーの Create New Network Attached Storage アイコンをクリックします。Creating New Network Attached Storage for Content Engine ウィンドウが表示されます(図 A-2 を参照)。

図 A-2 Creating New Network Attached Storage ウィンドウ

 

ステップ 5 Protocol ドロップダウン リストからオプションを選択して、Content Engine を、リモート NAS サーバに対して NFS クライアントとして接続するか、CIFS クライアントとして接続するかを指定します(必須)。2 つのオプション(NFS または CIFS)のいずれかを選択できます。

ステップ 6 Remote Server Name フィールドに、NFS サーバまたは CIFS サーバのホスト名または IP アドレスを入力します(必須)。

ステップ 7 Remote Directory Path フィールドに、NFS サーバまたは CIFS サーバのファイル システムに接続するディレクトリに対して有効な完全パスを入力します(必須)。


) Content Engine を CIFS クライアントとして機能するように設定する場合にのみ、ステップ 8ステップ 11 を実行してください。NFS クライアントとして設定する場合は、ステップ 12 に進みます。


ステップ 8 User Name フィールドに、CIFS サーバにアクセスできるユーザのログイン ID を入力します(ステップ 5 で選択したプロトコルが CIFS である場合は、必須。NFS の場合はディセーブル)。このフィールドがイネーブルになるのは、Content Engine が CIFS クライアントとして設定されている場合だけです。

ステップ 9 Domain フィールドに、CIFS サーバが置かれているドメインを入力します(オプション)。このフィールドは、CIFS クライアントに対してだけイネーブルになります。

ステップ 10 Password フィールドに、CIFS サーバにログインするユーザの認証に使用されるパスワードを入力します(ステップ 5 で選択されたプロトコルが CIFS である場合は、必須。NFS の場合はディセーブル)。このフィールドは、CIFS クライアントに対してだけイネーブルになります。

ステップ 11 確認のために、Confirm Password フィールドにパスワードを再度入力します(ステップ 5 で選択したプロトコルが CIFS である場合は、必須。NFS の場合はディセーブル)。

ステップ 12 File System フィールドで、NFS サーバ上または CIFS サーバ上に付加されるファイル システムのタイプを選択します(必須)。CDNFS 共有、MEDIAFS 共有のいずれかの付加を選択できます。

ステップ 13 Reserved Space フィールドに、NFS サーバ上または CIFS サーバ上で各 Content Engine に予約されているディスク スペース容量を入力します(必須)。ドロップダウン リストから、単位として GB (ギガバイト)または MB (メガバイト)を選択します。

ステップ 14 Submit をクリックして設定値を保存します。


 

Content Engine から NAS 共有を切り離す手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Devices > Content Engines の順に選択します。Content Engines ウィンドウが表示されます。

ステップ 2 対象とする Content Engine の横にある Edit アイコンをクリックします。Contents ペインが左側に表示されます。

ステップ 3 Contents ペインで、 Platform > Network Attached Storage を選択します。Network Attached Storage for Content Engine ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 削除する NAS の横にある Edit アイコンをクリックします。Modifying Network Attached Storage ウィンドウが表示されます。

ステップ 5 Trash アイコンをクリックして、NAS を削除します。削除の確認を求められます。削除する場合は、 OK をクリックします。


 

CLI を使用した NAS 共有の接続と切り離し

NFS クライアントまたは CIFS Windows のファイル共有クライアントを使用可能にし、Content Engine に NAS 共有を接続するには、グローバル設定モードで network-filesystem コマンドを使用します。このコマンドの ACNS 5.1 構文は次のとおりです。

(config)# [ no ] network-filesystem client nfs remote_server remote_dir [ mediafs | cdnfs ] reserved-disk-space reserved-disk-space

(config)# [ no ] network-filesystem client cifs remote_server remote_dir [ mediaf | cdnfs ] reserved-disk-space reserved-disk-space username username password pswd [ domain domain ]

NAS 共有の接続が有効になるのは、このコマンドの起動後です。獲得と配信システムは、新たに追加されたディスク スペースをそのまま利用しますが、新しいディスク スペースを受け入れるために、ストリーミング サービスが再始動されます。

具体的には、NAS mediafs 共有が付加されるときに次のサービスが動作していると、そのサービスが再始動されます。

WMT proxy

Real proxy

このコマンドの no 形式は、NAS 共有を Content Engine から切り離します。NAS 共有の切り離しは、コマンドの実行後ただちに有効になり、影響を受けるアプリケーションとサービスが再始動されます。


) 事前配信関連のアプリケーションが、切り離される特定の NAS 共有を使用している場合、その NAS 共有が切り離されると、アプリケーションは実行を停止します。事前配信関連のアプリケーションが、切り離される特定の NAS 共有を使用していない場合、その NAS 共有が切り離されても、影響を受けません。


NAS mediafs が切り離されると、次のサービスが再始動されます。

WMT proxy

RealProxy


) NAS mediafs ストレージを切り離すと、WMT proxy と Real proxy サービスは、切り離される特定の NAS 共有を使用しているかどうかに関係なく、再始動されます。


NAS 共有を複数の Content Engine 間で移動することができます。たとえば、NAS 共有を Content
Engine A に接続し、NAS にコンテンツを書き込むとします。その後、NAS を Content Engine A から切り離し、Content Engine B に接続することができます。Content Engine B は、NAS 上のコンテンツを検証し、可能であればそのコンテンツを利用します。

次に、 network-filesystem コマンドの構文と使用法の例を示します。

次の例では、NFS サーバ 128.197.162.144 上のリモート ディレクトリ「/pub/cemedia1」は、Content Engine 上の mediafs ストレージとして接続します。

CE1(config)# network-filesystem client nfs 128.197.162.44 /pub/cemedia1/ mediafs reserved-disk-space 10.5GB
 

次の例では、NFS サーバ上のディレクトリ「/pub/cemedia2」は、Content Engine 上の別 mediafs ストレージ共有として接続します。

CE2(config)# network-filesystem client nfs 128.197.162.44 /pub/cemedia2/ mediafs reserved-disk-space 20GB
 

次の例では、ディレクトリ「/pub/cecdn1」は、Content Engine 上の cdnfs ストレージとして接続します。

CE3(config)# network-filesystem client nfs 128.197.162.44 /pub/cecdn1/ cdnfs reserved-disk-space 30GB
 

次の例では、mediafs と cdnfs ストレージを、それぞれ CIFS サーバ 128.107.162.55 から接続し、認証のためにユーザ名とパスワードを指定します。

CE4(config)# network-filesystem client cifs 128.197.162.55 /pub/cemedia/ mediafs reserved-disk-space 40.5GB username cifs_ceusr password a#%^%&*
 
CE5(config)# network-filesystem client cifs 128.197.162.55 /pub/cecdn/ cdnfs reserved-disk-space 50.5GB username cifs_ceusr password a#%^%&*
 

エラーが発生した場合

NAS デバイスが CLI または Content Distribution Manager GUI を使用して正しく切り離されずに、Content Engine から取り外されると、エラーが発生する場合があります。その後、その NAS デバイスが別の Content Engine に接続されると、NAS 接続は失敗し、「this NAS share is being used by another CE: <CE-name> from date <date>」というエラー メッセージが表示されます。NAS との接続を再試行する前に、EXEC network-filesystem preempt コマンドを使用するように求められます。

もう 1 つのエラーが起きるのは、Content Engine ハードウェアが交換され、Content Engine が、NAS 共有が別の Content Engine によって使用されていると誤認識する場合です。

上記の 2 つのエラー状態(発生するのはまれです)から回復するには、 network-filesystem preempt EXEC コマンド オプションを使用して、誤認識された「他の」 Content Engine からの NAS 共有を優先使用してください。Content Engine 自体がすでに NAS 共有を所有している場合、preempt コマンドは無効です。

次に例を示します。

CE# network-filesystem client nfs 128.107.162.44 /pub/cecdn1/ preempt
 
CE# network-filesystem client cifs 128.107.162.55 /pub/cemedia1/ username cifs_ceusr password a#2as$ domain MYGROUP preempt
 

) 複数の Content Engine 間で同時に NAS を共有することはできません。したがって、CE2 が NAS を優先使用したときに CE1 が NAS を使用しようとすると、CE1 はこの所有権の変更を通知し、NAS を放棄します。


NFS サーバ上または CIFS サーバ上のディレクトリが、複数の Content Engine に割り当てられるというエラー状態では、最初の Content Engine だけがそのディレクトリを正常に使用できます。

NAS 共有の切り離し時のシステムの同期

NAS 共有を Content Engine から切り離す場合、獲得と配信サブシステムは、そのデータベース レコードを、ディスク上の事前配信コンテンツと同期させる必要があります。この同期を行うことができるのは、NAS 共有が Content Engine から切り離される直前、または NAS 共有が切り離された後です。獲得と配信の切り離し前の同期が必須であるのは、NAS CDNFS が切り離される場合です。この同期が実行されるのは、 no network-filesystem コマンドを使用して NAS 共有を切り離すときです。獲得と配信の切り離し前の同期が、何らかの理由で失敗した場合は、EXEC モードの acquisition-
distribution database-cleanup
コマンドを使用して、切り離し後の同期を実行できます。

NAS 共有の切り離し前の同期に要する時間は、NAS 共有内の事前配信オブジェクト数に比例します。NAS 共有の切り離し後の同期に要する時間は、ローカル ディスク上の事前配信オブジェクト数に比例します。おおよその見積もり速度は、10K オブジェクト当たり 1 時間です。NAS 共有をほんの一時的に切り離す必要がある場合は、同期は必要ありません。


) Content Engine 上に多数の事前配信ファイルがある場合、同期に数時間以上要する場合があります。このタスクを実行するには、オフピーク時を選ぶことをお勧めします。同期中には、通常の獲得と配信ジョブを停止するのが最善策です。このタスクを実行中でも、ストリーミング サービスには影響ありません。


NAS デバイス障害の処理

ACNS 5.1 ソフトウェアは、NAS ヘルス プローブ機能を使用して、NAS オンライン状況をモニタします。NAS ヘルス プローブ機能は、NAS 供給が比較的長い時間(CDNFS の場合は約 5 分、MEDIAFS の場合は約 10 分)オフラインだと、その NAS 共有に「failed」状況を割り当てます。また、ACNS 5.1 ネットワークは、その NAS 共有の使用を停止します。NAS 共有が障害後にオンラインに戻った後、システムは、自動的に NAS 共有の使用を再開します。

さらに、NAS ヘルス プローブ機能は、NAS 共有が別の Content Engine によって優先使用されたかどうかもモニタします。NAS 共有が優先使用された場合、NAS ヘルス プローブ機能は、優先使用された共有を自動的に切り離します。

NAS デバイスの設定と統計情報の表示

NAS デバイスの設定は、Content Engine ごとの View Network Configuration ウィンドウに表示されます。デバイスの設定を表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Devices > Content Engines の順に選択します。

ステップ 2 表示対象の Content Engine 名の横にある Edit アイコンをクリックします。

ステップ 3 Contents ペインから、 CDN Settings > Status の順に選択します。View Network Configuration ウィンドウが表示されます。

ステップ 4 CLI からデバイスの設定を表示するには、次の show コマンドを使用します。

CE# show disks network-attached
 
CE# show network-filesystem client
 
CE# show disks details
 


 

NAS デバイスの使用状況に関する統計情報を表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Content Distribution Manager GUI から、 Devices > Content Engines の順に選択します。

ステップ 2 表示対象の Content Engine 名の横にある Edit アイコンをクリックします。

ステップ 3 Contents ペインから、 Show/Clear Commands > Show Commands の順に選択します。

ステップ 4 Show ドロップダウン リストで statistics を選択し、Arguments フィールドに cdnfs または mediafs を入力します。

ステップ 5 Submit をクリックします。ポップアップ ウィンドウに情報が表示されます。

ステップ 6 CLI から NAS デバイスの統計情報を表示するには、次の show コマンドを使用します。

CE# show statistics cdnfs
 
CE# show statistics mediafs