発行日;2012/01/09 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

ブート、ログイン、および起動

ブートとログインのクイック スタート

CSS の初回ブート

ソフトウェア ライセンス キーの入力

イーサネット管理ポートの設定

デフォルトのユーザ名とパスワードの変更

Offline DM メニューの保護パスワード

初回以降の CSS のブート

CSSへのログイン

設定スクリプトの使用

レイヤ 3 ロード バランシングの設定

レイヤ 5 ロード バランシングの設定

プロキシ キャッシュの設定

透過キャッシュの設定

CSS のリブート

CSS のシャット ダウン

以降の内容について

ブート、ログイン、および起動

この章では、初回とそれ以降の CSS のブート方法、およびログイン方法について説明します。また設定スクリプトの使用方法についても説明します。このスクリプトは、CSS へのログイン時に既存の起動設定ファイルが検出されない場合に自動起動されます。 この章の内容は、特に指示のない限り、すべての CSS モデルに適用されます。

この章の主な内容は次のとおりです。

ブートとログインのクイック スタート

初回以降の CSS のブート

CSSへのログイン

設定スクリプトの使用

CSS のリブート

CSS のシャット ダウン

ブートとログインのクイック スタート

表 1-1 に、CSS のブートとログインを簡単に行うための設定手順を示します。各手順の詳細については、 表 1-1 以降の項を参照してください。

 

表 1-1 ブートとログインのクイック スタート

作業とコマンドの例

1. CSS を初めてブートする場合は、ハードウェアの初期化とパワーオン診断が実行され、次の操作を行うようにプロンプトが表示されます。

イーサネット管理ポートの IP アドレス、サブネット マスク、およびデフォルト ゲートウェイの設定

デフォルトの管理者用ログイン名( admin )とパスワード( system )の変更

パスワードによる Offline Diagnostic Monitor(Offline DM) メニューの保護

2. 日常業務で CSS の電源を投入する場合は、ブート プロセスにより次の処理が行われます。

ソフトウェア バージョンとビルド番号の表示

ハードウェアの初期化と電源投入時自己診断テストの実行

Offline DM メニューにアクセスするプロンプトの表示

CSS へのログイン プロンプトの表示

3. 管理者のデフォルトのユーザ名( admin )とパスワード( system )、または指定したユーザ名とパスワードを使用して CSS にログインします。

4. ユーザが CSS にログインしたときに起動設定(startup-config)ファイルが検出されないと、設定スクリプトが自動的に起動します。設定スクリプトの実行時は、次の情報の入力が求められます。

回線 VLAN1 の IP アドレスとサブネット マスク(インターフェイスはすべて、デフォルトで VLAN1 に割り当てられています)

デフォルト ゲートウェイの IP アドレス

サーバの IP アドレス

コンテンツ ルールの Virtual IP address(VIP; 仮想 IP アドレス)

詳細については、「設定スクリプトの使用」を参照してください。

CSS の初回ブート

起動の際、CSS は最初に次のように動作します。

ハードウェアの初期化とパワーオン診断(「初回以降の CSS のブート」参照)。

次の設定の要求

イーサネット管理ポートの IP アドレス、サブネット マスク、およびデフォルト ゲートウェイの設定。イーサネット管理ポートは CSS の設定とイーサネット管理専用であり、トラフィックのルーティングは行いません。

デフォルトの管理者用ログイン名( admin )とパスワード( system )の変更

パスワードによる Offline Diagnostic Monitor(Offline DM) メニューの保護

次の手順について説明します。

ソフトウェア ライセンス キーの入力

イーサネット管理ポートの設定

デフォルトのユーザ名とパスワードの変更

Offline DM メニューの保護パスワード

ソフトウェア ライセンス キーの入力

CSS によるハードウェアの初期化とパワーオン診断が終了すると、ライセンス許諾書への同意を求めるプロンプトが表示されます。ライセンス許諾書に同意しない場合は、CSS にログインできません。

最初に CSS を発注した際に、拡張機能セット、セキュア管理オプション(Device Management ソフトウェアに Secure Shell Host(SSH; セキュア シェル ホスト)と SSL 高度暗号化がある)、または、プロキシミティ データベース ソフトウェア オプションを購入している場合は、アクセサリ キットの中にソフトウェア権利証明書があります。権利証明書に記載の手順に従って、シスコからその他のソフトウェア機能のライセンス キーを取得します。

ソフトウェア ライセンス キーを取得したら、 license コマンドでライセンス キーを入力します。プロンプトでライセンス キーを入力します。拡張機能セットのライセンス キーをインストールするには、次の操作を行います。

1. CSS にログインして、 license コマンドを実行します。

# license
 

2. 12 桁の拡張機能セット ソフトウェア ライセンス キーを入力します。たとえば、次のように入力します。

Enter the Software License Key (q to quit): nnnnnnnnnnnn
 

拡張機能セット ライセンス キーは適切にインストールされ、機能セットがアクティブになります。


) プロキシミティ データベース ソフトウェア オプションのソフトウェア ライセンス キーを入力した後には、CSS を再度ブートしないとライセンス キーが有効になりません。


イーサネット管理ポートの設定

ブート プロンプトで有効なライセンス キーを入力すると、次のメッセージとプロンプトが表示されます。

Use the Ethernet management port IP address to access the Content Services Switch for configuration and management only. This port does not route traffic and is not associated with VLAN circuits.
 
The current address setting (0.0.0.0) disables the Ethernet Management port.
 
Do you wish to configure a valid address for the Ethernet management port [y/n]?
 

次のいずれかを入力します。

イーサネット管理ポートの IP アドレス、サブネット マスク、およびデフォルト ゲートウェイを設定する場合は、 y を入力します。この場合、次のように、IP アドレスの入力、サブネット マスク、およびデフォルト ゲートウェイの入力が求められます。有効な IP アドレスを入力してください。有効な IP アドレスを入力するまで、プロンプトが表示されます。

Enter IP Address [0.0.0.0]:
Enter Subnet Mask [0.0.0.0]:
Enter Default Gateway [0.0.0.0]:
 

) イーサネット管理ポートの IP アドレスは、他の CSS VLAN 回線のサブネットと異なるサブネットの IP アドレスにする必要があります。このポートの IP アドレスが一意でない場合、ポートにアクセスできません。


デフォルトの IP アドレス(0.0.0.0)、サブネット マスク(0.0.0.0)、およびゲートウェイ(0.0.0.0)をそのまま使用し、ポートを無効にする場合は、 n を入力します。この場合、IP アドレス、サブネット マスク、およびデフォルト ゲートウェイの入力は求められません。

イーサネット管理ポートのデフォルト IP アドレス 0.0.0.0 では、管理ポートは無効になります。イーサネット管理ポートを有効にするには、ブート モードで ip address コマンドを指定する( CSS の基本事項の設定 」参照)か、 Offline DM メニューを使用します(『 Cisco Content Services Switch Administration Guide 』参照)。

デフォルトのユーザ名とパスワードの変更

次のメッセージが表示され、ここでデフォルトのユーザ名とパスワードを変更することができます。CSS への不正なログインを防止するために、ユーザ名とパスワードを変更することをお勧めします。

Access to this device is allowed using the default username and password. For enhanced security we recommend that you change the defaults. Do you want to change the defaults now (yes,no):
 

次のいずれかを入力します。

ユーザ名とパスワードを変更する場合は、 yes を入力します。次のように、ユーザ名とパスワードの入力、およびパスワードの確認を求められます。

Enter <administrator> username:
Enter <administrator> password:
Confirm <administrator> password:
 

デフォルトのユーザ名とパスワードを保持する場合は、 no を入力します。

CLI からデフォルトのユーザ名とパスワードを変更する場合は、 CSS の基本事項の設定 」を参照してください。

Offline DM メニューの保護パスワード

次のように、 Offline DM メニューをパスワードで保護するように求められます。

Set Password Protection for Offline Diagnostic Monitor menu (yes,no)
 

注意 Offline DM メニューをパスワード保護する場合には注意が必要です。必ず新しいパスワードを記録してください。設定したパスワードは、いったん紛失すると復元できないため、Offline DM のメイン メニューにアクセスできなくなります。この場合は、製品をお買い上げの弊社販売代理店にお問い合せください。

次のいずれかを入力します。

Offline DM メニューをパスワードで保護する場合は、 yes を入力します。
Offline DM
メニューをパスワードで保護すると、 Offline DM メニューにアクセスするたびに管理者用のユーザ名とパスワードを入力する必要があります。

The administrative username and password are required to access the Offline Diagnostic Monitor menu.
Initializing the disk...........OK
 

Offline DM メニューの各オプションについては、『 Cisco Content Services Switch Administration Guide 』を参照してください。

Offline DM メニューをパスワードで保護しない場合は、 no を入力します。

次のように、 Offline DM メニューへのアクセスを求められます。

Would you like to access the Offline Diagnostic Monitor? (Y <cr>)

y を入力すると、 Offline DM メニューにアクセスできます。このメッセージが表示された後、 Offline DM メニューにアクセスしたくない場合は、CSS がブートするのを待ちます。

初回以降の CSS のブート

CSS の電源を投入すると、ブート プロセスにより次の処理が行われます。

ソフトウェア バージョンとビルド番号の表示

ハードウェアの初期化と電源投入時自己診断テストの実行

Offline DM メニューにアクセスするプロンプトの表示

CSS へのログイン プロンプトの表示

ブート プロセスに要する時間は、CSS の起動設定、およびシャーシ内のモジュール数(CSS 11503 と CSS 11506 の場合)によって異なります。

CSS をブートすると、ハードウェアの初期化と電源投入時自己診断テストが行われます。次のメッセージ(CSS 11503 と CSS 11506 について示す)が表示されます。

Locked boot flash.
Validating operational boot flash, please wait...
Operational boot flash valid. Jumping to operational boot flash.
Copyright 2002(c), Cisco Systems, Inc.
 
Operational boot flash.
Attaching interrupt handlers...Done.
Master SCM.
Built Jun 22 2002 @ 15:14:20
Version x.xx Build xx
 

) CSS がブートを始めると(約 15 秒)、Offline DM メニューにアクセスできるようになります。Offline DM Main Menu 画面では、ブートの設定と設定の表示、高度なオプションの選択、またはシステムのリブートを行うことができます。Offline DM メニューの使用方法の詳細については、『Cisco Content Services Switch Administration Guide』を参照してください。


次にハードウェアが一連の電源投入時自己診断テストを行います。表示されるアスタリスクは各テストが完了したことを示します。

Press <ESC> to enter the Diagnostic Monitor
* * * * * * * * * * * * * *...
Ran 1 times, x tests. Detected 0 errors.
 

電源投入時自己診断テストの際は、ステータス LED が点滅し、ブート プロセスの段階に合わせて色が変化します。左側のステータス LED は、緑と赤の二色式です。右側のステータス LED は橙色です。

CSS 11501 のイーサネット コネクタ、および CSS 11503 または CSS 11506 の 8 ポートと 16 ポートのファースト イーサネット モジュールには、ステータス LED は付いていません。各イーサネット コネクタには Link LED と Duplex LED があり、接続の状態が表示されます。

表 1-2 に、ブートの状態とステータス LED の点滅パターンを示します。

 

表 1-2 ステータス LED のブート定義

状態の変化の流れ
LED の色
LED の状態

1.

CSS の電源投入、フラッシュのスキャン、および電源投入時自己診断テスト実行

すばやく点滅

CSS の電源投入と自己診断テストでの障害の検出

点灯

2.

CSS 11501(CSS11503 または CSS11506 の場合は内部のモジュール)がオンラインでアクティブ

ゆっくり点滅

3.

CSS 11501(あるいは CSS 11503 または
CSS 11506 のモジュール)がオンラインで非アクティブ

CSS 11506 では、パッシブ SCM の LED はこの状態のままで色は変わらない。

点灯

4.

CSS 11501、あるいは CSS 11503 または
CSS 11506 のモジュールがオンラインでアクティブ

点灯

CSS 11501、あるいは CSS 11503 または
CSS 11506 のモジュール(ファースト イーサネット モジュールは除く)で障害が発生

CSS 11503 または 11506 の場合

ファースト イーサネット モジュールで障害が発生した場合、Link と Duplex LED がすべて同時に点滅する。

スロット 1 のマスター SCM がモジュールの障害を検出し、そのステータス LED が緑色になりゆっくり点滅する。

スロット 1 のマスター SCM で障害が発生し、スロット 2 にパッシブ SCM がない限り、CSS はブートしない。

点滅

5.

ディスク アクティビティ

不規則に点滅

電源投入時自己診断テスト中にエラーが発生した場合は、コンソールにエラーメッセージが表示され、エラー検出カウンターの値が増え、電源投入時自己診断テストがすべて完了するまで順次テストが続けられます。ブート時のエラーとメッセージの詳細については、 ブート プロセスのトラブルシューティング 」を参照してください。

CSSへのログイン

ブート プロセスが完了すると、ログイン バナー、著作権、およびログイン プロンプトが表示されます。

起動設定ファイルが存在する場合は、 Press CTRL-C to abort running the startup-config というメッセージが表示されます。


) 既存の起動設定ファイルが見つからない場合は、自動的に設定スクリプトが実行されます(「設定スクリプトの使用」参照)。設定スクリプトにより、設定情報の入力が求められます。次回のログインから、設定スクリプトは実行されません。


起動設定の実行を中断すると、CSS は既存の起動設定を使用しません。起動設定ファイルの使用を中止すると、CSS にログインして再設定を行い、新しい実行設定ファイルを作成できます。起動設定ファイルの設定を誤ったために、CSS を使用できない状態になった場合は、この機能を使用してください。

ログインする場所に応じて、次のようにログインします。

コンソールでログインすると、Press any key to log in. というメッセージが表示されます。

Telnet セッションでログインすると、上記のメッセージは表示されません。

次のように、ユーザ名とパスワードの入力を求められます。

User Access Verification
Username:
Password
 

CSS のブート後にコンソールを CSS に接続した場合は、画面に何も表示されません。 Enter キーを押して、ユーザ名とパスワードの入力プロンプトを表示します。

最初に CSS にログインするには、デフォルトのユーザ名( admin )とパスワード( system )を小文字で入力するか、または、ブート時に設定した管理者のユーザ名とパスワードを入力します。機密保護のため、入力したパスワードは表示されません。デフォルトのユーザ名( admin )を使用すると、SuperUser ステータスでログインできます。

デフォルトの管理ユーザ名とパスワードを変更していない場合は、不正なログインから CSS を守るために変更することをお勧めします。CLI からデフォルトのユーザ名とパスワードを変更する場合は、 CSS の基本事項の設定 」を参照してください。

設定スクリプトの使用

ユーザが CSS にログインしたときに起動設定(startup-config)ファイルが検出されないと、設定スクリプトが自動的に起動します。設定スクリプトの実行時は、次の情報の入力が求められます。

回線 VLAN1 の IP アドレスとサブネット マスク(インターフェイスはすべて、デフォルトで VLAN1 に割り当てられています)

デフォルト ゲートウェイの IP アドレス

サーバの IP アドレス

コンテンツ ルールの VIP アドレス

設定スクリプトにより、エントリに基づいてサービス、所有者、コンテンツ ルールを作成できます。サービス、所有者、およびコンテンツ ルールの設定に関する基本情報については、『 Cisco Content Services Switch Content Load-Balancing Configuration Guide 』を参照してください。

スクリプトのデフォルト値を使用するには、設定スクリプトに表示される各プロンプトで Enter キーを押します。スクリプトを終了するには、いずれかのプロンプトで q キーを押します。スクリプトの実行を中止する場合は、 CSS の基本事項の設定 」に進んで CSS の初期設定を続けることができます。CSS でスティッキ クッキーを設定する方法については、 スティッキ クッキーの設定 」を参照してください。


script play setup コマンドを入力すると、設定スクリプトを手動で起動することもできます。


既存の実行設定(running-config)ファイルを消去するには、スーパーユーザ モードで clear running-config コマンドを使用します。既存の起動設定(startup-config)ファイルを消去するには、スーパーユーザ モードで clear startup-config コマンドを使用します。

次の例は、設定スクリプトです。次のように表記されています。

ボールド体 は、ユーザの入力例を示します。

スクリプトを使用する上で役立つように説明を加えています。

 

##############################################
#Setup Script for the Content Services Switch#
##############################################

Checking for Existing Config...
 
No startup-config was found, continue with the setup script [y/n]? y
 
Note: Pressing “q” after any prompt quits setup. Pressing <CR> after any [y/n] defaults to “y”.
 
Warning: All circuit VLAN IP addresses must be on a different subnet than the Ethernet Mgt port IP address. The existing Ethernet Mgt port IP address is: 10.0.4.251
 
Add an IP address to VLAN1: [default = 192.168.10.1] 192.168.3.6
 
Add an IP subnet mask to VLAN1: [default = 255.255.255.0]
 
Warning: The default gateway IP address must be on the same subnet as VLAN1. VLAN1 IP address is: 192.168.3.6
 
Add IP address for default gateway: [default = 192.168.3.2] 192.168.3.3
 
Pinging the default gateway: 100% Success.
 
Which feature do you want to configure?
 
[1] Layer3 load balancing
[2] Layer5 load balancing
[3] Proxy cache
[4] Transparent cache
[5] Exit script
 

表 1-3 Configuration Script の各メニュー項目の説明です。

 

表 1-3 Configuration Script メニューのオプション

メニュー オプション
機能

Layer3 Load Balancing

レイヤ 3 ロード バランシングを設定することにより、CSS は仮想 IP アドレス(VIP)を使用し、IP アドレスに基づいて Web サーバ間で Web トラフィックの負荷を分散できます。

Layer5 Load Balancing

レイヤ 5 を設定することにより、CSS は VIP アドレスを使用し、URL に基づいて Web サーバ間で Web トラフィックの負荷を分散できます。

Proxy Cache

プロキシ キャッシュを設定することにより、CSS は VIP アドレスを使用し、ドメイン名に基づいてプロキシ キャッシュ サーバ間で Web トラフィックの負荷を分散できます。

Transparent Cache

透過キャッシュを設定することにより、CSS は、IP アドレスとポート(80)に基づいて、キャッシュに保存できる HTTP トラフィックを透過キャッシュ サーバに転送できます。

Exit Script

スクリプトを終了して、入力された情報を実行設定(running-config)ファイルに保存します。実行設定ファイルが表示されます。

Configuration Script メニューの各項目の詳細については、次の項を参照してください。

レイヤ 3 ロード バランシングの設定

レイヤ 5 ロード バランシングの設定

プロキシ キャッシュの設定

透過キャッシュの設定

レイヤ 3 ロード バランシングの設定

レイヤ 3 ロード バランシング設定を使用すると、CSS では仮想 IP(VIP)アドレスを使用し、IP アドレスに基づいて Web サーバ間で Web トラフィックのロード バランスを取ることができます。

Layer3 load balancing を選択すると、スクリプトにより自動的に次の処理が行われます。

所有者(L3_Owner)の作成

レイヤ 3 コンテンツ ルール(L3_Rule)の作成と、ロード バランシング方式 ArrowPoint Content Awareness(ACA)の定義

サービスの有効化

コンテンツ ルールの有効化

実行設定の起動設定ファイルへの保存

スクリプトでは、次の項目を設定できます。

サービス名(デフォルト名は Server1)

サービスの IP アドレス

コンテンツ ルールの VIP

レイヤ 3 ロード バランシングを設定するには、 Configuration Script メニューで 1 を入力します。

Which feature do you want to configure?
 
[1] Layer3 load balancing
[2] Layer5 load balancing
[3] Proxy cache
[4] Transparent cache
 
Enter the number for the feature you want to configure: 1
 

スクリプトのデフォルト値を使用するには、各プロンプトで Enter キーを押します。

Creating Layer3 load balancing
 
Enter service name: [default = Server1]
 
Enter service IP address: [default = 192.168.10.3] 192.168.3.58
 
Create another service? [y/n]? y
 
Enter service name: [default = Server2]
 
Enter service IP address: [default = 192.168.10.3] 192.168.3.59
 
Create another service? [y/n]? n
 
Enter Virtual IP address for L3_Rule: [default = 192.168.10.4] 192.168.3.6
 

設定を指定すると、スクリプトによって自動的に次の処理が行われます。

実行設定ファイルの表示

実行設定の起動設定ファイルへの保存

Showing the Running Config
 
!Generated MAR 6 17:53:49
 
!**************** GLOBAL *****************
ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 192.168.3.3
!**************** CIRCUIT ****************
circuit VLAN1
ip address 192.168.3.6 255.255.255.0
!**************** SERVICE ****************
service Server1
ip address 192.168.3.58
active
service Server2
ip address 192.168.3.59
active
!**************** OWNER ******************
owner L3_Owner
content L3_Rule
add service Server1
add service Server2
vip address 192.168.3.6
balance aca
active
##########################################
## Setup Completed Successfully!!! ##
##########################################

レイヤ 5 ロード バランシングの設定

レイヤ 5 ロード バランシング設定を使用すると、CSS では VIP アドレスを使用し、URL に基づいて Web サーバ間で Web トラフィックのロード バランスを取ることができます。

Layer 5 load balancing を選択すると、スクリプトにより自動的に次の処理が行われます。

所有者(L5_Owner)の作成

レイヤ 3 コンテンツ ルール(L3_Rule)の作成

レイヤ 5 コンテンツ ルール(L5_Rule)の作成と次の項目の定義

プロトコル TCP

ポート 80

URL "/*"

ロード バランシング方式を ACA に設定

サービスを有効化

コンテンツ ルールを有効化

実行設定の起動設定ファイルへの保存

スクリプトでは、次の項目を設定できます。

サービス名(デフォルト名は Server1)

コンテンツ ルールの VIP

レイヤ 5 ロード バランシングを設定するには、 Configuration Script メニューで 2 を入力します。

Which feature do you want to configure?
 
[1] Layer3 load balancing
[2] Layer5 load balancing
[3] Proxy cache
[4] Transparent cache
 
Enter the number for the feature you want to configure: 2
 

スクリプトのデフォルト値を使用するには、各プロンプトで Enter キーを押します。

Creating Layer5 load balancing
 
Enter service name: [default= Server1]
Enter service IP address: [default = 192.168.10.3] 192.168.3.58
 
Create another service? [y/n]? n
 
Enter Virtual IP address for L5_Rule: [default = 192.168.10.4] 192.168.3.8
 

設定を指定すると、スクリプトによって自動的に次の処理が行われます。

実行設定ファイルの表示

実行設定の起動設定ファイルへの保存

Showing the Running Config
 
!Generated MAR 6 17:53:49
!**************** GLOBAL *****************
ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 192.168.3.3
!**************** CIRCUIT ****************
circuit VLAN1
ip address 192.168.3.6 255.255.255.0
!**************** SERVICE ****************
service Server1
ip address 192.168.3.58
active
!**************** OWNER ******************
owner L5_Owner
content L3_Rule
add service Server1
vip address 192.168.3.8
balance aca
active
content L5_Rule
add service Server1
vip address 192.168.3.8
protocol tcp
port 80
url "/*"
balance aca
active
##########################################
## Setup Completed Successfully!!! ##
##########################################

プロキシ キャッシュの設定

プロキシ キャッシュ設定を使用すると、CSS で VIP を使用し、ドメイン名に基づいてプロキシ キャッシュ サーバ間で Web トラフィックのロード バランスを取ることができます。

Proxy Cache を選択すると、スクリプトにより自動的に次の処理が行われます。

所有者(Proxy_Owner)の作成

コンテンツ ルール(Proxy_Rule)の作成と次の項目の定義

サービス タイプを proxy-cache に設定

プロトコル TCP

ポート 8080

URL "/*"

ロード バランシング方式を domain に設定

アプリケーション タイプを HTTP に設定

サービスを有効化

コンテンツ ルールを有効化

スクリプトでは、次の項目を設定できます。

サービス名(デフォルト名は Proxy_Cache1)

コンテンツ ルールの VIP

プロキシ キャッシュ設定を設定するには、 Configuration Script メニューで 3 を入力します。

Which feature do you want to configure?
 
[1] Layer3 load balancing
[2] Layer5 load balancing
[3] Proxy cache
[4] Transparent cache
 
Enter the number for the feature you want to configure: 3
 

スクリプトのデフォルト値を使用するには、各プロンプトで Enter キーを押します。

Creating Proxy Cache Configuration
 
Enter service name: [default=Proxy_Cache1]
 
Enter service IP address: [default = 192.168.10.3] 192.168.3.60
 
Create another service? [y/n]? n
 
Enter Virtual IP address for Proxy_Rule: [default = 192.168.10.4] 192.168.3.9
 

設定を指定すると、スクリプトによって自動的に次の処理が行われます。

実行設定ファイルの表示

実行設定の起動設定ファイルへの保存

Showing the Running Config
!Generated MAR 6 17:53:49
!**************** GLOBAL *****************
ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 192.168.3.3
!**************** CIRCUIT ****************
circuit VLAN1
ip address 192.168.3.6 255.255.255.0
!**************** SERVICE ****************
service Proxy_Cache1
ip address 192.168.3.60
type proxy-cache
port 8080
protocol tcp
active
!**************** OWNER ******************
owner Proxy_Owner
content Proxy_Rule
add service Proxy_Cache1
vip address 192.168.3.9
port 8080
protocol tcp
url "/*"
balance domain
application http
active
 
##########################################
## Setup Completed Successfully!!! ##
##########################################

透過キャッシュの設定

透過キャッシュ設定を使用すると、CSS は、IP アドレスとポート(80)に基づいて、キャッシュに保存できる HTTP トラフィックを透過キャッシュ サーバに転送します。キャッシュに保存できない HTTP トラフィックは、元のサーバへ送信されます。

Transparent Cache を選択すると、スクリプトにより自動的に次の処理が行われます。

所有者(Transparent_Owner)の作成

コンテンツ ルール(Transparent_Rule)の作成と、次の項目の定義

サービス タイプを transparent-cache に設定

プロトコル TCP

ポート 80

Cacheable という名前の Extension Qualifier List(EQL; 拡張子修飾子リスト)。この EQL には、サンプルの running-config ファイルで表示されるファイル タイプが含まれています。

URL "/*" を eql cacheable に設定

ロード バランシング方式を domain に設定

フェールオーバー タイプを bypass に設定

アプリケーション タイプを HTTP に設定

サービスを有効化

コンテンツ ルールを有効化

スクリプトでは、次の項目を設定できます。

サービス名(Transparent_Cache1)の設定

キャッシュ サーバへ送信するコンテンツを定義(キャッシュに保存可能なコンテンツだけ、または、すべてのコンテンツ)

透過キャッシュ設定を設定するには、 Configuration Script メニューで 4 を入力します。

Which feature do you want to configure?
 
[1] Layer3 load balancing
[2] Layer5 load balancing
[3] Proxy cache
[4] Transparent cache
 
Enter the number for the feature you want to configure: 4
 

スクリプトのデフォルト値を使用するには、各プロンプトで Enter キーを押します。

Creating Transparent Cache Configuration
 
Enter service name: [default = Transparent_Cache1]
 
Enter service IP address: [default = 0.0.0.0] 192.168.3.7
Create another service? [y/n]? n
 
Transparent caching can be configured to direct only cacheable content to the cache server. Non-cacheable content is sent directly to the origin server.
 
The alternative is to direct all traffic to the cache server regardless of whether the content is cacheable.
Should only cacheable content be directed to the cache server? [y/n]?
 

次のいずれかを入力します。

コンテンツ ルールで URL「/*」 を eql-cacheable に設定し、キャッシュに保存可能なコンテンツだけをキャッシュ サーバに送信する場合は、 y

コンテンツ ルールに URL「/*」 を設定し、すべてのコンテンツをキャッシュ サーバに送信する場合は、 n

設定を指定すると、スクリプトによって自動的に次の処理が行われます。

実行設定ファイルの表示

実行設定の起動設定ファイルへの保存

Showing the Running Config
 
!Generated MAR 6 17:53:49
 
!**************** GLOBAL *****************
ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 192.168.3.3
!**************** CIRCUIT ****************
circuit VLAN1
ip address 192.168.3.6 255.255.255.0
!**************** SERVICE ****************
service Transparent_Cache1
ip address 192.168.3.7
type transparent-cache
port 80
protocol tcp
active
!****************** EQL ******************
eql Cacheable
description "This EQL contains
extensions of cacheable content"
extension pdf "Acrobat"
extension fdf "Acrobat Forms Document"
extension au "Sound audio/basic"
extension bmp "Bitmap Image"
extension z "Compressed data
application/x-compress"
extension gif "GIF Image image/gif"
extension html "Hypertext Markup
Language text/html"
extension htm
extension js "Java script
application/x-javascript"
extension mocha
extension jpeg "JPEG image image/jpeg"
extension jpg
extension jpe
extension jfif
extension pjpeg
extension pjp
extension mp2 "MPEG Audio audio/x-mpeg"
extension mpa
extension abs
extension mpeg "MPEG Video video/mpeg"
extension mpg
extension mpe
extension mpv
extension vbs
extension m1v
extension pcx "PCX Image"
extension txt "Plain text text/plain"
extension text
extension mov "QuickTime video/quicktime"
extension tiff "TIFF Image image/tiff"
extension tar "Unix Tape Archive
application/x-tar"
extension avi "Video for Windows
video/x-msvideo"
extension wav "Wave File audio/x-wav"
extension gz "application/x-gzip"
extension zip "ZIP file
application/x-zip-compressed"
!***************** OWNER *****************
owner Transparent_Owner
content Transparent_Rule
add service Transparent_Cache1
port 80
protocol tcp
url "/*" eql Cacheable or url "/*"
balance domain
failover bypass
application http
active
##########################################
## Setup Completed Successfully!!! ##
##########################################

CSS のリブート

CSS を再度ブートするには、 reboot コマンドを使用します。このコマンドは、ブート モードで実行できます。

スーパーユーザ モードで copy running-config startup-config コマンドを使用して既存の running-config ファイルを保存した後で、 reboot コマンドを入力して CSS を再度ブートします。 エキスパート モードでない場合は、プロファイルと設定への変更を保存してから再度ブートするようにプロンプトが表示されます。

CSS を再度ブートするには、ブート モードで reboot コマンドを入力します。たとえば、次のように入力します。

(config)# boot
(config-boot)# reboot
 

再度ブートするかどうかを確認するプロンプトが表示されます。

Are you sure you want to reboot the system, [y/n]
 

Y を入力して CSS を再度ブートします。

 

) CSS には、reboot エイリアスがあります。この別名を使用すると、ユーザ モード以外のどのモードからも CSS を再度ブートできます。reboot エイリアスを入力すると、現在のモードがブート モードに変更され、reboot コマンドが実行されます。

このコマンドを実行するには、reboot エイリアス全体を入力する必要があります。reboot エイリアスの一部をコマンド行に入力しても、この別名全体に自動変換されません。たとえば、グローバル設定モードで reb と入力すると、コマンドが無効であることを表すメッセージが表示されます。


CSS のシャット ダウン

CSS をシャット ダウンするには、 shutdown コマンドを使用します。このコマンドを実行すると CSS のすべてのプロセスが停止するので、電源を安全に遮断(および再投入)できる状態になります。 shutdown コマンドはブート モードで使用可能です。

CSS をシャットダウンするには、ブート モードで次のように入力します。

(config-boot)# shutdown
 

シャットダウンするかどうかを確認するプロンプトが表示されます。

Are you sure you want to shutdown the system, [y/n]:
 

Y を入力して CSS をシャットダウンします。


) CSS には、shutdown エイリアスがあります。この別名を使用すると、ユーザ モード以外のどのモードからも CSS をシャットダウンできます。shutdown エイリアスを入力すると、現在のモードがブート モードに変更され、shutdown コマンドが実行されます。

このコマンドを実行するには、shutdown エイリアス全体を入力する必要があります。shutdown エイリアスの一部をコマンド行に入力しても、この別名全体に自動変換されません。たとえば、グローバル設定モードで shutd を入力すると、コマンドが無効であることを表すメッセージが表示されます。


以降の内容について

CSS の基本事項の設定 」では、管理者のユーザ名とパスワードの変更、ユーザ名とパスワードの作成、イーサネット管理ポートの設定、スタティック IP アドレスとサブネット マスクの指定、日付時刻の設定など CSS の初期設定手順について説明します。