Cisco Content Services Switch コマンド リファレンス Software Version 8.20
コマンドライン インターフェ イスの使用方法
コマンドライン インターフェイスの使用方法
発行日;2012/01/11 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

コマンドライン インターフェイスの使用方法

CLI のモード

User モード

SuperUser モード

設定モード

CLI へのログインと終了

CLI コマンドの使用方法

シンタックスの表記

変数引数の表記法

複数のコマンドの入力

CLI コマンドのキーボード ショートカット

grep の使用

CLI の構文チェックとエラー メッセージ

ヘルプの利用方法

疑問符(?)

Tab キー

Help コマンド

ユーザ定義変数

CSS のスクリプト

CLI スクリプトの作成と実行

CSS が提供するスクリプト

プロファイル スクリプト

コマンドライン インターフェイスの使用方法

command-line interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)は、CSS を設定、管理、監視するための一連のコマンドを持つ、テキスト行ベースのユーザ インターフェイスです。この章では、これらのコマンドの使用方法について説明します。具体的な内容は、次のとおりです。

CLI のモード

CLI へのログインと終了

CLI コマンドの使用方法

ヘルプの利用方法

ユーザ定義変数

CSS のスクリプト

各コマンドの詳細については、 第2章「CLI コマンド」 を参照してください。

CLI のモード

CLI には、次のモードがあります。

User(ユーザ)

SuperUser(スーパーユーザ)

設定モードとその下位モード

ここでは、これらのモードについて説明します。

User モード

SuperUser モード

User モード

CSS の管理者がユーザ名に User 権限を割り当てると、この権限レベルではそのユーザが CSS に User モードでログインできます。このモードは、プロンプトが不等号記号(>)で終わることから確認できます。このモードでは、一部のコマンド群を使って CSS パラメータの監視や表示を実行できますが、CSS パラメータを変更することはできません。

User モードで使用できるコマンドについては、 第2章「CLI コマンド」 「一般コマンド」を参照してください。

SuperUser モード

CSS の管理者がユーザ名に SuperUser 権限を割り当てると、この権限レベルではそのユーザが CSS に SuperUser モードでログインできます。このモードは、プロンプトがシャープ記号(#)で終わることから確認できます。

このモードでは、CSS を保守するコマンドや、CSS を設定するためのグローバル設定モードにアクセスするコマンドを使用することができます。SuperUser モードでは、User モードのコマンドも使用することができます。

SuperUser モードで使用できるコマンドについては、 第2章「CLI コマンド」 「一般コマンド」を参照してください。

設定モード

CSS に SuperUser としてログインすると、 configure コマンドを使用してグローバル設定モードにアクセスできます。このモードは、(config)プロンプトによって示されます。このモードでは、CSS を設定するコマンド セットを使用でき、下位の設定モードにアクセスできます。

 

下位モードのいずれかにアクセスすると、(config) プロンプトにそのモード名が追加されて表示されます。たとえば、グローバル設定モードから所有者モードにアクセスすると、プロンプトが (config-owner [ owner_name ]) に変わります。

各モードには独自のコマンド セットがあります。モードの多くには、他の関連モードにアクセスできるコマンドがあります。モードを変更すると、現在のモードを終了し、新しいモードに入ることができます。たとえば、インターフェイス設定モードから ACL、回線、DQL、EQL、グループ、所有者、RMON アラーム、RMON イベント、RMON 履歴、サービス、または URQL 設定モードに直接移ることができます。

どの設定モードでも、その設定モードを終了して SuperUser モードに戻るには、 Ctrl+Z キーを押します。

configure などの、グローバル設定モードとその下位モードで使用できるコマンドについては、 第2章「CLI コマンド」 を参照してください。

CLI へのログインと終了

CSS のシステム ブートが終了すると、CLI が自動的に開始され、使用できるようになります。CSS にログインし、CLI にアクセスするには、CSS のコンソール ポートに接続された端末装置を使用します。

コンソール ポートを使用する代わりに Telnet を使用することもできます。Telnet 使用の際は、端末設定について、CSS 11500 シリーズの『 Cisco 11500 Series Content Services Switch Hardware Installation Guide 』を参照してください。

CLI は、ANSI、VT52、または VT100 と互換性のある任意の端末装置から使用することができます。ANSI および VT100 装置ではカーソル制御キーとカーソル移動キー(←、↑、↓、→、Del、および Back Space キー)を使用します。CLI はカーソル制御キーを検出し、装置の最適な特性を自動的に使用します。


) 初めて WebNS Device Management ユーザ インターフェイスにログインするときは、デフォルトのユーザ名 admin とデフォルトのパスワード system を使用します。


CLI セッションを終了するには、SuperUser モードで exit コマンドを使用します。各設定モードのうちのいずれかを使用している場合に CLI を終了するには、 Ctrl+Z を押して SuperUser モードに戻り、 exit コマンドを使用します。

CLI コマンドの使用方法

ここでは、次の内容について説明します。

このマニュアルで使用するコマンド シンタックスと変数引数の表記

複数のコマンドの入力

CLI 使用の際のキーボード ショートカット

grep の使用方法

CLI の構文チェックとエラー メッセージ

シンタックスの表記

CLI コマンドの要素を識別できるように、 第2章「CLI コマンド」 では、特定の表記法を使用してコマンド シンタックスを示しています。 表1-1 にシンタックスの表記法とその説明を示します。

 

表1-1 シンタックスの表記法

シンタックスの表記法
説明

太字

ユーザが表示どおり入力するコマンドおよびオプション

イタリック体

ユーザが値を指定する引数。変数引数の詳細については、次の項を参照してください。

... (省略記号)

コマンドが続くことを示す

|(縦棒)

相互に排他的な選択肢。| 記号は、 grep でパイプとしても使用できます。 grep の詳細については、「grep の使用」を参照してください。

[ ](角カッコ)

必須のキーワードと変数を囲む

{ }(波カッコ)

オプションと変数を囲む


) コマンドラインでは省略記号、角カッコ、縦棒、波カッコは使用できません。このマニュアルでは、エントリのタイプを示すだけのためこれらの記号を使用します。


CLI コマンドとオプションには小文字を使用します。大文字と小文字は区別されます。たとえば、 configure コマンドを使用する場合、すべて小文字で入力します。CONFIGURE や Configure は使用できません。ユーザが入力するテキストも、大文字小文字を区別します。たとえば、ユーザ名 Sys1 を設定する場合は、正確にそのとおり入力します。sys1 や SYS1 のようには入力しません。


) シスコが既存のコマンドについてシンタックスの変更を行った場合は、CSS 上でソフトウェアをアップグレードすると自動的に startup-config ファイルが最新の状態に更新されます。たとえば、web-mgmt state enabled コマンドは no restrict xml コマンドに変更されています。


変数引数の表記法

コマンドによっては、情報を入力するために変数引数が必要な場合があります。CLI コマンドの変数引数は、通常、整数、引用符で囲った文字列と囲っていない文字列、IP アドレス、およびサブネットマスク、ホスト名、Media Access Control(MAC; メディア アクセス制御)アドレス、インターフェイス、スタック レイヤ、タイムスロットから成ります。

表1-2 に、引数のタイプとこの情報を入力する規則を示します。

 

表1-2 変数引数

変数引数
表記

ホスト名

ホスト名は、ニーモニック名形式で入力します。たとえば、次のように入力します。

myhost.mydomain.com

整数

小数点のつかない数字を入力します。たとえば、次のように入力します。

200

Internet Protocol(IP; インターネット プロトコル)アドレスとサブネット マスク

インターフェイス

MAC アドレス

2 桁の 16 進数の 6 つのグループをハイフンで区切った MAC アドレス。英字は、大文字と小文字が区別されます。たとえば、次のように入力します。

07-77-25-C9-af-13

スタック レイヤ

インターフェイス スタック内のレイヤ。次のいずれかを入力します。

circuit: CSS 回線

mlppp:ポイントツーポイント マルチリンク バンドル

physical:物理インターフェイス

テキスト文字列: 引用符で囲む場合

テキスト文字列は引用符で囲み、スペースは疑問符で囲みます。たとえば、次のように入力します。

"Server lab A-3"

テキスト文字列: 引用符で囲まない場合

英字文字列は引用符で囲まず、スペースや疑問符を挿入することはできません。たとえば、次のように入力します。

Sys_1
MyLink

タイムスロット

チャネル化されたシリアル インターフェイスのチャネルを指定します。タイムスロットを用いてシリアル インターフェイスのそれぞれ個別に使用するスロットを任意に指定できます。スペースを入れないでコンマかハイフンで数字を区切って入力します。たとえば、次のように入力します。

1,2,4-8,9,20

複数のコマンドの入力

コマンドラインに複数のコマンドを入力するには、セミコロン(;)で区切ります。たとえば、次のように入力します。

copy running-config startup-config;archive startup-config

CLI コマンドのキーボード ショートカット

表1-3 に、コマンドラインを入力したり、編集したりするのに役立つ CLI のキーボード ショートカットを示します。

 

表1-3 CLI コマンドのキーボード ショートカット

動作
キーボード ショートカット

現在の操作を取り消し、MORE 出力の追加を表示、または現在の行を削除

Ctrl+C

カーソル位置の文字を大文字にする

Esc+C

変更:

カーソル位置の単語を小文字にする

Esc+L

カーソルの単語を大文字にする

Esc+U

削除:

カーソル位置の文字

Ctrl+D

カーソルの左側の文字

Ctrl+H、Del、または Back Space

カーソルからコマンドラインの先頭までの文字

Ctrl+U または Ctrl+X

カーソルからコマンドラインの最後までの文字

Ctrl+K

カーソル位置から単語の末尾までのすべての文字

Esc+D

カーソルの左側の単語を削除

Ctrl+W または Esc+Back Space

バッファを表示:

新しい行

Ctrl+N または↓

前の行

Ctrl+P または↑

MORE の出力を表示:

現在の行番号

l または L

MORE の出力を終了

q、Q、または Ctrl+C

バッファの行番号に移動。デフォルトは最後の行です。特定の行に移るには、その番号を入力してから G キーを押します。たとえば、3G と入力するとバッファの 3 行目に移ることができます。

g または G

Help 画面

h または H

次の追加画面。デフォルトは 1 画面です。複数の画面を表示するには、その数を入力してから Space バーを押します。

Space バー

新しい行。デフォルトは 1 行です。複数の行を表示するには、その数を入力してから Enter キーを押します。

Enter

前の行。複数の行を表示するには、その数を入力してから↑キーを押します。

以前の画面。デフォルトは 1 画面です。複数の画面を表示するには、その数を入力してから b、B、または Ctrl+B キーを押します。

b、B、または Ctrl+B

画面の再描画

r、R、または Ctrl+L

regular_expression を前方に検索

/ regular_expression

regular_expression を後方に検索

? regular_expression

Enter キー文字を入力

Ctrl+M

任意のモードからグローバル設定モードの command を入力

@ command

コマンドまたは省略形を展開

Ctrl+I または Tab

カーソルの移動

1 文字左(後方)に移動

Ctrl+B または←

1 文字右(前方)に移動

Ctrl+F または→

左(後方)へ 1 単語、現在の単語または前の単語の先頭へ

Esc+B

右(前方)へ 1 単語、現在の単語または次の単語の最後へ

Esc+F

行の先頭に移動

Ctrl+A

行の終わりに移動

Ctrl+E

現在の行をコピー

Ctrl+L または Ctrl+R

いずれかの設定モードを終了し、SuperUser モードに戻る

Ctrl+Z

トグル:

行のロギングを抑制

Esc+S

MORE のサポート

Esc+M

カーソル位置の文字を、カーソルの左側の文字と置き換えます。

Ctrl+T

grep の使用

(|) パイプ文字を使用して、任意の CLI コマンドに grep を使用できます。たとえば、次のように入力します。

show running-config | grep IP

show log log.file | grep -i ip

grep はたとえば次のように使用します。

grep [ - [ i | v | s ]] keyword

オプションは、次のとおりです。

i :大文字小文字を区別しないで検索します。

v :キーワードを含まない行をすべて表示します。

s :一致以降の行をすべて表示します。

CLI の構文チェックとエラー メッセージ

無効または不完全なコマンドを入力すると、ポインタ (^) とエラー メッセージが表示されます。次の例は、無効なコマンドを入力したときの応答です。

# bobo
^
%% Invalid input detected at '^' marker.
 

次の例は、不完全なコマンドを入力したときの応答です。

(config)# service
^
%% Insufficient arguments to form command.

ヘルプの利用方法

CLI には次の種類のコンテキスト ヘルプがあります。

疑問符

Tab キー

Help コマンド

疑問符(?)

疑問符(?)では、コマンドラインのコマンドについての次のようなヘルプを利用できます。

 

疑問符での使用
コマンド ヘルプのタイプ

コマンド プロンプトの ?

このモードのすべてのコマンド

コマンド ?

コマンドのすべてのオプション

コマンド オプション ?

コマンドのすべての引数とそのオプション

コマンド省略形 ?

特定の文字で始まるすべてのコマンド

CLI で疑問符のサポートが利用できない場合は、キーを入力したときにベル音が鳴ります。

Tab キー

一意のコマンドまたはオプションの省略形の後ろに Tab キーか Ctrl+I を押すと、そのコマンドまたはオプションが補完されて表示されます。たとえば、次のように入力します。

#al<Tab>
#alias
 

Tab キーか Ctrl+I を押すとまた、オプションが一意のところまで補完されます。入力した省略形に複数のコマンドが該当する場合、それらのすべてのコマンドがリストされます。


) Tab キーのサポートが利用できない場合は、キーを入力したときにベル音が鳴ります。


Help コマンド

CLI のコマンド プロンプトで help コマンドを入力することで、一連のヘルプ トピックを表示することができます。また、次のような特定のヘルプ情報を表示することもできます。

コマンドの入力: help commands コマンドを使用します。

設定ファイル: help configuration コマンドを使用します。

キーボード ショートカット: help keys コマンドを使用します。

モード間のナビゲート: help modes コマンドを使用します。

変数: help variables コマンドを使用します。

ユーザ定義変数

CLI では、コマンドラインからの、またはスクリプトからのユーザ定義変数の使用をサポートしています。変数には、文字と数値の 2 つのタイプがあります。すべてが整数でスペースを含まない変数を割り当てると、それは数値変数になります。文字とスペースからなる変数を割り当てると、それは文字変数になります。

変数を作成し操作する方法については、 第2章「CLI コマンド」 set input modify 、および var-shift コマンドを参照してください。

CSS のスクリプト

CSS のスクリプトには、CLI コマンドを使用してユーザが作成したスクリプト、CSS に用意されているスクリプト、およびユーザ プロファイル情報を含むスクリプトがあります。スクリプト作成の詳細については、『 Content Services Switch Basic Configuration Guide 』を参照してください。

CLI スクリプトの作成と実行

スクリプト ファイルにコマンド エントリを記録するには、CLI script record コマンドを使用します。ASCII テキスト エディタ(たとえば、Microsoft メモ帳、MS-DOS Edit、UNIX PICO、または EMACS など)を使用して CLI スクリプトを書くこともできます。Microsoft Word や WordPad のようなワープロソフトは使用しないでください。

CLI には、次のスクリプト コマンドがあります。

echo

input

endbranch

modify

exit

pause

function

set

if

while

これらのコマンドとそのオプションの詳細については、 第2章「CLI コマンド」 を参照してください。

ファイルを作成したら、 Ctrl+C を押して script record コマンド モードを終了します。テキスト エディタを使用した場合、32 文字以内のファイル名と拡張子を使用してファイルを保存します。次に copy コマンドを使用して、このスクリプト ファイルを CSS に移動します。

CLI スクリプトを実行するには、 script play コマンドを使用します。

CSS が提供するスクリプト

CSS には CLI のセットアップやアップグレードなどの作業を簡単にするスクリプトが用意されています。CSS に用意されているスクリプトのリストを表示するには、 show script コマンドを使用します。CLI スクリプトを実行するには、 script play コマンドを使用します。

CSS にはスクリプトを実行するためのエイリアスもあります。エイリアスのリストを表示するには、 show aliases コマンドを使用します。

プロファイル スクリプト

ユーザが CSS にログインすると、プロファイル スクリプトが実行されます。これらのスクリプトには現在の CLI セッションにのみ適用されるコマンドが含まれます。CSS は次のタスクを実行します。

すべてのユーザのためのデフォルト プロファイル スクリプト

ユーザ名に一致するユーザのためのユーザ プロファイル スクリプト

CSS にログインした後に、CLI プロンプト、端末パラメータ、モード設定を変更するか、エイリアス コマンドを追加することによって、自分のプロファイルを変更することができます。この変更はユーザが CLI を終了するまで一時的な実行プロファイルに保存されます。

実行中のすべてのプロファイルの変更をユーザ プロファイルに一時的に保存するには、次の手順のいずれかを行います。

copy profileuser-profile コマンドで、実行中のプロファイルをユーザ プロファイル スクリプトにコピーします。

CLI が終了するまで待ち、プロンプトとクエリに y で答えてプロファイルの変更を保存します。 n で答えた場合、プロファイルの変更は廃棄されます。

プロファイル変更の詳細については、『 Content Services Switch Administration Guide 』を参照してください。