Cisco Content Services Switch ルーティング/ブリッジング コンフィギュレーション ガイド Software Version 8.20
DHCP リレー エージェントの 設定
DHCP リレー エージェントの設定
発行日;2012/01/11 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

DHCP リレー エージェントの設定

DHCP リレー エージェント設定のクイック スタート

回線への DHCP 宛先の追加

回線での DHCP の有効化と無効化

DHCP メッセージ転送に関するホップ フィールド値の定義

DHCP リレー設定の表示

DHCP リレー エージェントの設定

Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP; ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル)サーバは、DHCP クライアントに設定パラメータを渡します。DHCP クライアントと関連の DHCP サーバが、異なる IP ネットワークまたはサブネットに存在する場合は、DHCP リレー エージェントを使用すると、クライアントとサーバ間で DHCP メッセージを転送できます。CSS で DHCP リレー エージェントを設定するには、回線で DHCP サーバの宛先を定義し、その回線で DHCP リレー エージェントを有効にします。

まず、回線に IP アドレスを割り当ててから、その回線に DHCP リレー エージェントを設定します。IP アドレスとサブネット マスクを割り当てるには、特定の回線モードで ip address コマンドを使用します。たとえば、次のように入力します。

(config-circuit[VLAN2])# ip address 178.3.6.53/8
 

この章の主な内容は次のとおりです。

DHCP リレー エージェント設定のクイック スタート

回線での DHCP の有効化と無効化

DHCP メッセージ転送に関するホップ フィールド値の定義

DHCP リレー設定の表示

DHCP リレー エージェント設定のクイック スタート

表8-1 に、回線に対して DHCP リレー エージェントを設定するために必要な手順の概要を説明します。それぞれの手順に、作業を行うために必要な CLI コマンドも示します。CLI コマンドに関する各機能とすべてのオプションの詳細については、 表8-1 以降の各項を参照してください。

 

表8-1 DHCP リレー エージェント設定のクイック スタート

作業とコマンドの例

1. DHCP リレーの宛先 IP アドレスをドット付き 10 進表記で指定します。

(config-circuit[VLAN2])# dhcp relay-to 192.168.22.25

2. CSS 回線で DHCP リレー エージェントを有効にします。

(config-circuit[VLAN2])# dhcp-relay-agent

3. BOOTP ヘッダーのホップ フィールドで許容される最大値を設定します。

(config)# dhcp-agent max-hops 10

4. (オプション)DHCP の設定を確認します。

(config)# # show dhcp-relay-agent global

次の実行設定の例は、 表8-1 に示すコマンドの入力結果を示しています。

!*************************** GLOBAL ***************************
dhcp-agent max-hops 10

 

!************************** CIRCUIT **************************
circuit VLAN2
dhcp relay-to 192.168.22.25
dhcp-relay-agent

回線への DHCP 宛先の追加

CSS の回線は、DHCP リレー エージェントして機能します。CSS の回線ごとに、最大 5 つの DHCP 宛先を設定できます。最初の DHCP ブロードキャスト要求は、設定されている宛先すべてに送信されます。

回線のポートの 1 つからからリレーの宛先に直接接続する場合、または宛先に到達可能な場合は、その回線にリレーの宛先を設定しないでください。この場合、DHCP パケットは通常のブロードキャストによってリレーの宛先に到達するため、リレー エージェントは必要ありません。

DHCP リレーの宛先アドレスを指定するには、 dhcp relay-to コマンドを使用します。このコマンドは、回線設定モードで実行します。IP アドレスはドット付き 10 進表記で入力します。

たとえば、DHCP サーバに宛先アドレス 192.168.22.25 を追加するには、次のように入力します。

(config-circuit[VLAN2])# dhcp relay-to 192.168.22.25
 

リレーの宛先アドレスを削除するには、次のように入力します。

(config-circuit[VLAN2])# no dhcp relay-to 192.168.22.25

回線での DHCP の有効化と無効化

CSS の回線で DHCP リレー エージェントを有効にすると、DHCP クライアントとサーバの間で DHCP メッセージが転送されます。回線でエージェントを有効にするには、 dhcp-relay-agent コマンドを使用します。このコマンドは、回線設定モードで実行します。

たとえば、次のように入力します。

(config-circuit[VLAN2])# dhcp-relay-agent
 

回線で DHCP リレー エージェントを無効にするには、次のように入力します。

(config-circuit[VLAN2])# no dhcp-relay-agent

DHCP メッセージ転送に関するホップ フィールド値の定義

CSS では、BOOTP ヘッダーのホップ フィールド値に基づいて DHCP メッセージを転送または廃棄します。メッセージに設定されている値が、CSS で設定されている最大値を超えている場合、そのメッセージは廃棄されます。ホップ フィールドの最大許容値を設定するには、 dhcp-agent max-hops グローバル設定コマンドを使用します。デフォルトの最大許容値は 4 です。1~15 の数値を設定できます。

たとえば、最大許容値を 10 に設定するには、次のように入力します。

(config)# dhcp-agent max-hops 10
 

ホップ フィールドの最大許容値をデフォルトの 4 に戻すには、次のように入力します。

(config)# no dhcp-agent max-hops
 

DHCP リレー設定の表示

CSS で DHCP の設定情報を表示するには、 show dhcp-relay-agent global コマンドを使用します。このコマンドは、すべてのモードで使用可能です。たとえば、次のように入力します。

# show dhcp-relay-agent global
 

表8-2 に、 show dhcp-relay-agent global コマンドで表示されるフィールドを示します。

 

表8-2 show dhcp-relay-agent global コマンドのフィールド

フィールド
説明

Max Hops

BOOTP ヘッダーのホップ フィールドで許容される最大値。この値よりも大きい値がヘッダーに含まれるパケットは転送されません。

Number of circuits configured for DHCP

DHCP に設定されている CSS の回線数

Circuit

DHCP に設定されている回線

IfAddress

回線のインターフェイス アドレス

DHCP State

回線上の DHCP リレー エージェントの状態(Enabled または Disabled)

Relay destination

サーバへの DHCP リレーの宛先アドレス。各回線には 5 つの宛先アドレスを指定できます。