Cisco Content Services Switch ルーティング/ブリッジング コンフィギュレーション ガイド Software Version 8.20
RIP の設定
RIP の設定
発行日;2012/01/11 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

RIP の設定

RIP 設定のクイック スタート

RIP アドバタイズの設定

RIP 再配布の設定

等価コスト RIP ルートの設定

RIP 設定の表示

RIP の設定

CSS では、CSS のルートのアドバタイズに使用する Routing Information Protocol(RIP; ルーティング情報プロトコル)のグローバル アトリビュートを設定できます。デフォルトで、RIP は RIP ルートと、RIP を実行するインターフェイスのローカル ルートをアドバタイズします。 rip コマンドを実行すると、他のルートもアドバタイズされます。

CSS の RIP で使用されるタイマーのデフォルト値は、次のとおりです。CSS では、ユーザがこれらの RIP タイマー値を設定することはできません。

送信(Tx)タイマー:。15~45 秒の間のランダムな値。ルータで同期の問題が発生するのを防ぐために使用します。

ルート期限切れタイマー:180 秒。CSS でネクストホップ ルータとの間のリンクが失われると、そのルートはすぐに削除されます。

ホールド ダウン タイマー:120 秒。CSS が無限のメトリックで送信する合計時間です。

この章の主な内容は次のとおりです。

RIP 設定のクイック スタート

RIP アドバタイズの設定

RIP 再配布の設定

等価コスト RIP ルートの設定

RIP 設定の表示


) CSS に RIP ではなく OSPF を設定する場合は、OSPF の設定について第 3 章「OSPF の設定」を参照してください。


RIP 設定のクイック スタート

表5-1 に、CSS に RIP アトリビュートをグローバルに設定するために必要な手順の概要を説明します。それぞれの手順に、作業を行うために必要な CLI コマンドも示します。CLI コマンドに関する各機能とすべてのオプションの詳細については、 表5-1 以降の各項を参照してください。

 

表5-1 RIP 設定のクイック スタート

作業とコマンドの例

1. RIP を使用してルートをアドバタイズするように、CSS を設定します。

(config)# rip advertise 192.168.1.0/24 9

2. RIP を使用して他のプロトコルからのルート(ファイアウォール ルート、OSPF ルート、イーサネット インターフェイス ポート用に設定されたスタティック ルートなど)をアドバタイズするように CSS を設定します。

(config)# rip redistribute static 3

3. RIP でルーティング テーブルに挿入できる最大ルート数を設定します。

(config)# rip equal-cost 4

4. (推奨)CSS に設定されている 1 つの IP アドレスまたはすべての IP アドレスに対する RIP 設定を表示します。

(config)# show rip

次の実行設定の例は、 表5-1 に示すコマンドの入力結果を示しています。

!*************************** GLOBAL ***************************
rip advertise 192.168.1.0 255.255.255.0 9
rip redistribute static 3
rip equal-cost 4

RIP アドバタイズの設定

CSS で RIP を使用してルートをアドバタイズするには、 rip advertise コマンドを使用します。このコマンドのシンタックスは次のとおりです。

rip advertise ip_address subnet_mask { metric }

このコマンドの変数は次のとおりです。

ip_address :ルート プレフィクスの IP アドレス。IP アドレスは、ドット付き 10 進表記(192.168.10.0 など)で指定します。

subnet_mask :CIDR ビット数表記(たとえば、/24)またはドット付き 10 進表記(たとえば、255.255.255.0)で示される IP プレフィクス長。

metric :(オプション)このルートをアドバタイズするときに使用するメトリック。1~15 の数値を入力します。デフォルト値は 1 です。

たとえば、次のように入力します。

(config)# rip advertise 192.168.1.0/24 9
 

) ネットワークは、ルーティング テーブル内になくてもアドバタイズされます。VIP アドレスのアドバタイズには、SNTP ip advertise コマンドを使用します。


CSS で RIP によるルートのアドバタイズを停止するには、次のように入力します。

(config)# no rip advertise 192.168.1.0/24

RIP 再配布の設定

デフォルトで、RIP は RIP ルートと、RIP を実行するインターフェイスのローカル ルートをアドバタイズします。RIP を使用して他のプロトコルからのルートをアドバタイズするには、 rip redistribute コマンドを使用します。このコマンドは、ファイアウォール ルート、OSPF ルートなどの他のルートをアドバタイズするように、RIP に指示します。

このコマンドのシンタックスは次のとおりです。

rip redistribute [firewall|local|ospf|static] { metric }

このコマンドのオプションと変数は次のとおりです。

firewall : RIP でファイアウォール ルートをアドバタイズする。

local :ローカル ルート(RIP が動作していないインターフェイス)をアドバタイズする。

static :イーサネット インターフェイス ポート用に設定されたスタティック ルートをアドバタイズする。

ospf :RIP で OSPF ルートをアドバタイズする。

metric :(オプション)このルートをアドバタイズするときに使用するメトリック。1~15 の数値を入力します。デフォルト値は 1 です。

たとえば、次のように入力します。

(config)# rip redistribute static 3
 

RIP による他のプロトコルからのルートのアドバタイズを停止するには、このコマンドの no 形式を使用し、local、static、 または firewall オプションのいずれかを指定します。

次のコマンドを実行すると、それぞれのスタティック ルートのアドバタイズが停止します。

(config)# no rip redistribute firewall
(config)# no rip redistribute local
(config)# no rip redistribute static
(config)# no rip redistribute ospf

等価コスト RIP ルートの設定

RIP でルーティング テーブルに挿入できる最大ルート数を設定するには、 rip equal-cost コマンドを使用します。1~15の数値を入力します。デフォルト値は 1 です。たとえば、次のように入力します。

(config)# rip equal-cost 4
 

ルート数をデフォルト値の 1 に戻すには、次のように入力します。

(config)# no rip equal-cost

RIP 設定の表示

CSS に設定されている 1 つの IP アドレスまたはすべての IP アドレスに対する RIP 設定を表示するには、 show rip コマンドを使用します。このコマンドには、次のオプションと変数があります。

show rip :すべてのインターフェイスについて RIP 設定を表示します。

show rip ip_address :1 つの RIP インターフェイス エントリを表示します。

show rip globals :RIP のグローバル統計情報を表示します。

show rip statistics :すべてのインターフェイスについて RIP インターフェイス統計情報を表示します。

show rip statistics ip_address :特定のインターフェイスの RIP インターフェイス統計情報を表示します。

表5-2 に、 show rip コマンドで表示されるフィールドを示します。

 

表5-2 show rip コマンドのフィールド

フィールド
説明

IP Address

アドバタイズされる RIP インターフェイスのアドレス

State

RIP インターフェイスの動作状態

RIP Send

インターフェイスから送信する RIP バージョン。設定可能な値は次のとおりです。

none :RIP パケットを送信しない。

RIPv1 :RIP バージョン 1 のパケットだけを送信する。

RIPv2 :RIP バージョン 2 のパケットだけを送信する(デフォルト)。

RIP Recv

インターフェイスが受信する RIP バージョン。設定可能な値は次のとおりです。

both :バージョン 1 とバージョン 2 の両方を受信する(デフォルト)。

none :RIP パケットを受信しない。

Ripv1 :RIP バージョン 1 のパケットだけを受信する。

Ripv2 :RIP バージョン 2 のパケットだけを受信する。

Default Metric

RIP インターフェイスをアドバタイズするときに使用するデフォルトのメトリック

Tx Log

送信 RIP パケットのロギング設定(enabled または disabled)。デフォルトの設定は disabled です。

Rx Log

受信 RIP パケットのロギング設定(enabled または disabled)。デフォルトの設定は disabled です。

グローバルな RIP 統計情報を表示するには、次のように入力します。

# show rip globals
 

表5-3 に、 show rip globals コマンドで表示されるフィールドを示します。

 

表5-3 show rip globals コマンドのフィールド

フィールド
説明

RIP Route Changes

IP ルート データベースに対して RIP により行われたルート変更の総数

RIP Query Responses

他のシステムからの RIP クエリーに対して送信した応答の総数

すべての RIP インターフェイス エントリについて RIP インターフェイスの統計情報を表示するには、次のように入力します。

# show rip statistics
 

表5-4 に、 show rip statistics コマンドで表示されるフィールドを示します。

 

表5-4 show rip statistics コマンドのフィールド

フィールド
説明

System Route Changes

IP ルート データベースに対して RIP により行われたルート変更の総数

System Global Query Responses

他のシステムからの RIP クエリーに対して送信した応答の総数

IP Address

RIP インターフェイスの IP アドレス

Triggered Updates Sent

インターフェイスから送信された RIP トリガード アップデートの数

Bad Packets Received

インターフェイスで受信した不正な RIP 応答パケットの数

Bad Routes Received

インターフェイスで受信した有効な RIP パケットの中に見つかった不適切なルートの数