Cisco Content Services Switch グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド Software Version 7.50
DNS スティッキ機能の設定
DNS スティッキ機能の設定
発行日;2012/01/13 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

DNS スティッキ機能の設定

DNS スティッキの概要

GSDB を使用しない DNS スティッキ

GSDB を使用する DNS スティッキ

ネットワーク プロキシミティ環境内の DNS スティッキ

DNS スティッキのクイック スタート手順

GSDB を使用しない DNS スティッキ

GSDB を使用する DNS スティッキの設定

グローバル スティッキ データベース設定のクイック スタート

DNS サーバ設定のクイック スタート

ネットワーク プロキシミティでの DNS スティッキの設定

グローバル スティッキ データベース設定のクイック スタート

DNS サーバ設定のクイック スタート

コンテンツ ルール ベースの DNS をゾーンベースの DNS に変更

DNS スティッキ パラメータの設定

グローバル スティッキ データベースの有効化

グローバル スティッキ データベース統計情報のリセット

グローバル スティッキ データベース インターフェイスの設定

グローバル スティッキ データベース インターフェイス統計情報のリセット

グローバル スティッキ データベース エントリへの TTL の設定

スティッキ ドメイン レコードの設定

DNS スティッキでのサーバ ゾーンの設定

DNS スティッキ統計情報の表示

グローバル スティッキ データベース統計情報の表示

GSDB インターフェイス統計情報の表示

DNS スティッキ ドメイン レコード統計情報の表示

ドメイン負荷統計情報の表示

DNS レコード統計情報の表示

DNS レコードのキープアライブの表示

プロキシミティおよび GSDB メトリックの表示

DNS スティッキでのサーバ ゾーンの表示

DNS スティッキ機能の設定

この章では、CSS の Domain Name Service(DNS; ドメイン ネーム サービス)スティッキ機能の概要と、運用のための設定方法を説明します。この章の内容は、特に指示のない限り、すべての CSS モデルに適用されます。


) DNS スティッキ機能には、CSS 拡張機能セットのライセンスが必要です。


この章の主な内容は次のとおりです。

DNS スティッキの概要

DNS スティッキのクイック スタート手順

コンテンツ ルール ベースの DNS をゾーンベースの DNS に変更

DNS スティッキ パラメータの設定

DNS スティッキ統計情報の表示

DNS スティッキの概要

トランザクションの処理中に、e- コマース クライアントのブラウザが DNS マッピングをリフレッシュした場合でも、そのクライアントを特定のサーバに接続したままにするには、CSS に DNS スティッキを設定します。ブラウザによっては、ブラウザ インスタンスが存在する間または数時間、クライアント接続を維持するものや、接続の上限を 30 分に設定し、その時間が経過すると DNS の再解決を行うものがあります。30 分では、クライアントが e-コマース トランザクションを完了できないことがあります。トランザクション中に DNS が再解決されると、クライアントが最初のサーバとは異なるサーバに接続され、トランザクションが中断されることがあります。DNS スティッキは、DNS の再解決が行われても、クライアントのトランザクションを確実に完了させる機能です。

DNS スティッキは、次の機能によって、global server load balancing(GSLB; グローバル サーバのロード バランシング)ネットワーク プロキシミティの機能を拡張しています。

ドメイン単位のスティッキ機能 :必要なドメインだけについて DNS スティッキを設定できる。

ゾーンベースの DNS :ラウンドロビン、ローカル優先、最小負荷、あるいは、srcip(発信元 IP アドレス)のいずれかのロード バランシング方式によって、最大 256 ゾーンの設定済みドメインにサービスを提供する。

Global Sticky Database (GSDB; グローバル スティッキ データベース):スティッキ マッピングのデータベースを保持し、権威ある DNS サーバとして設定されている CSS からの DNS スティッキ クエリーに対して適切な応答を返す。GSDB は、256 MB の RAM を内蔵する、スティッキ データベース専用として設定された CSS 11150 です。各 GSLB ゾーンで Proximity Database(PDB; プロキシミティ データベース)として設定されている CSS を、GSDB として機能させます。

DNS スティッキは、現状の設定と業務上の必要に応じて、次のような 3 通りの設定が可能です。

GSDB を使用しない DNS スティッキ

GSDB を使用する DNS スティッキ

ネットワーク プロキシミティ環境内の DNS スティッキ

GSDB を使用しない DNS スティッキ

GSLB 環境での GSDB を使用しない DNS スティッキは、DNS スティッキの問題に対して、対費用効果が高く静的で簡易なソリューションとなります。このソリューションによって、次のことが可能になります。

必要なドメインに DNS スティッキを設定できる。

特定のゾーンへのクライアント接続を、srcip ハッシュに基づく srcip ロード バランシング方式によって維持する。

2 層構造の 2 レベルを使って、最大 256 ゾーンのドメインにサービスを提供する。

専用の GSDB の設定を必要としない。

GSDB を使用しない DNS スティッキ設定では、権威ある DNS サーバとして設定された CSS が、srcip ハッシュ(デフォルトのロード バランシング方式が何であっても)とゾーン メッシュ内のドメインのアベイラビリティに基づいて、スティッキ ドメイン要求用のサーバを選択します。srcip ハッシュを使用することで、発信元 IP アドレスに対して整合性のあるゾーンを選択することができます。

GSDB を使用する DNS スティッキ

GSLB 環境で GSDB を使用する DNS スティッキは、GSDB を使用しない構成に比べて、より確実なスティッキ ロード バランシング ソリューションを提供します。このソリューションでは、GSDB を使用しない DNS スティッキの特長に加えて、次の特長もあります。

GSDB により、スティッキ マッピングを記録し、スティッキが有効になっているドメインに対する要求に応答することが可能

権威ある CSS DNS サーバに最大 2 つの GSDB インターフェイスを設定し、冗長化が可能

最小負荷バランシング方式を使用することにより、ドメイン サイト全体での効率の良いスティッキ負荷分散が可能


) 特定のゾーンに GSDB とスティッキ ドメインを設定する場合には、ピア メッシュに属するすべてのスティッキ ドメインを同じゾーンに設定する必要があります。設定しなかった場合、スティッキ ゾーン インデックスのスラッシングによって、DNS スティッキが失敗します。スティッキ ドメインの設定の詳細については、 「ドメイン ネーム システム サーバとしての CSS の設定」「ドメイン レコードの設定」を参照してください。


GSDB を使用する GSLB スティッキ設定では、権威ある DNS サーバとして設定された CSS が、クライアントが要求したスティッキ ドメインのルックアップ要求を、GSDB に送信します。GSDB のスティッキ データベース内にそのクライアントのローカル DNS サーバの IP アドレスのエントリが見つかると、CSS にスティッキ ゾーン インデックスが返されます。CSS はスティッキ ゾーン インデックスとキープアライブ情報を使って、クライアントに適切な IP アドレスを返します。GSDB にそのクライアントのローカル DNS サーバの IP アドレスのエントリがない場合、または GSDB から返されたスティッキ ゾーン インデックスのゾーンが使用できない場合は、CSS は設定されているロード バランシング方式に従ってメッシュ内のゾーンを選択し、GSDB に選択したゾーンを通知します。


) GSDB を設定するには、同一 CSS に PDB を前もって設定しておく必要があります。PDB 設定の詳細については、 「ネットワーク プロキシミティの設定」「プロキシミティ データベースの設定」の項を参照してください。


ネットワーク プロキシミティ環境内の DNS スティッキ

ネットワークにスティッキ機能を追加するには、ネットワーク プロキシミティ環境に DNS スティッキを設定します。このソリューションを使うと、既存のプロキシミティ設定に対し、GSDB を使用する DNS スティッキの特長をすべて追加できます。この場合、クリティカルな e- コマース サイトをスティッキ ドメインに指定し、その他のドメインにプロキシミティを使うことが可能になります。

ネットワーク プロキシミティ環境では、PDB として設定された CSS に GSDB を設定し、各ゾーンのプロキシミティ ドメイン ネーム サーバ(PDNS)に少なくとも 1 つの GSDB インターフェイスを設定します。プライマリ GSDB インターフェイス の IP アドレスは、通常、PDB の IP アドレスと同一です。これに加えて、 dns-record コマンドを使って、スティッキ ドメイン レコードを設定します。

PDNS として設定された CSS がスティッキ ドメインに対するクライアント要求を受信した場合、PDNS は最初に GSDB を検索します。スティッキ データベースにクライアントのローカル DNS サーバ の IP アドレスのエントリがある場合、PDNS はクライアントに GSDB が返したゾーン インデックスに基づく正確な IP アドレスを送信します。クライアントのローカル DNS サーバの IP アドレスのエントリが、スティッキ データベースに検出できない場合、PDNS は PDB に対してプロキシミティに基づく応答を要求します。PDNS は、PDB から返された番号順のゾーン インデックスとキープアライブ情報に基づいて、クライアントに応答します。PDNS は GSDB に選択したゾーンについて報告します。

GSDB も PDB も適切な応答を返さなかった場合、PDNS は設定されているデフォルトのロード バランシング方式に基づいてゾーンを選択し、クライアントに対する適切な応答を構築し、選択したゾーンを GSDB に通知します。

ネットワーク プロキシミティ設定の詳細については、 「ネットワーク プロキシミティの設定」 を参照してください。

DNS スティッキのクイック スタート手順

以降の項で、CSS に DNS スティッキを設定する手順を説明します。

GSDB を使用しない DNS スティッキ

表 2-1 に、GSDB を使用しない CSS に DNS スティッキ機能を設定するために必要な手順の概要を説明します。それぞれの手順に、作業を行うために必要な CLI コマンドも示します。CLI コマンドの機能とオプションについては、この章で後述する DNS スティッキ コマンドを参照してください。

 

表 2-1 GSDB を使用しない DNS スティッキ設定のクイック スタート

作業とコマンドの例

1. GSDB を使用しない DNS スティッキを設定する CSS で、設定モードに入ります。

# config
(config)#

2. Application Peering Protocol(APP)を有効にします。 「ドメイン ネーム システム サーバとしての CSS の設定」 html?bid=0900e4b1825298bf#31864" CLASS="cXRef_Color">「Application Peering Protocol の設定」を参照してください。

(config)# app

3. DNS サーバ ゾーンを設定します。ゾーン、層番号、およびオプションの説明文を指定します。PDB の IP アドレスは指定しないでください。 「ドメイン ネーム システム サーバとしての CSS の設定」 html?bid=0900e4b1825298bf#70613" CLASS="cXRef_Color">「DNS サーバ ゾーンの設定」を参照してください。

(config)# dns-server zone 0 tier1 “usa”

4. ピア メッシュに属している DNS サーバが他にもある場合は、APP セッションを設定します。入力する IP アドレスは、他のゾーンの DNS サーバ上のローカル インターフェイス アドレス(回線アドレス)です。 「ドメイン ネーム システム サーバとしての CSS の設定」 html?bid=0900e4b1825298bf#31864" CLASS="cXRef_Color">「Application Peering Protocol の設定」を参照してください。

(config)# app session 172.27.16.5

5. スティッキ ドメイン レコードを設定します。この章で後述する「スティッキ ドメイン レコードの設定」を参照してください。

(config)# dns-record a www.home.com 192.168.1.5 15 single kal-ap 172.27.25.4 50 sticky-enabled
(config)# dns-record ns www.work.com 192.168.12.7 15 single kal-ap 172.27.33.3 100 default sticky-enabled

6. CSS を、DNS サーバとして機能するように設定します。 「ドメイン ネーム システム サーバとしての CSS の設定」 html?bid=0900e4b1825298bf#32323" CLASS="cXRef_Color">「DNS サーバの設定」を参照してください。

(config)# dns-server

次の実行設定例は、 表 2-2 のコマンドを実行した結果を示しています。

!*************************** GLOBAL ***************************
dns-server zone 0 tier1 "usa"
dns-record a www.home.com 192.168.1.5 15 single kal-ap 172.27.25.4 50 sticky-enabled
dns-record ns www.work.com 192.168.12.7 15 single kal-ap 172.27.33.3 100 default sticky-enabled
dns-server
 
app
app session 172.27.16.5

GSDB を使用する DNS スティッキの設定

以降の項で、GSDB を使用する DNS スティッキを設定する手順を説明します。GSDB と DNS サーバを設定する順序は、どちらが先でも構いません。

グローバル スティッキ データベース設定のクイック スタート

表 2-2 に、CSS に GSDB を設定するために必要な手順の概要を説明します。それぞれの手順に、作業を行うために必要な CLI コマンドも示します。CLI コマンドの機能とオプションについては、この章で後述する DNS スティッキ コマンドを参照してください。

 

表 2-2 グローバル スティッキ データベース設定のクイック スタート

作業とコマンドの例

1. グローバル スティッキ データベースとして設定する 256 MB の RAM を備えた専用の CSS 11150 で、設定モードに入ります。

# config
(config)#

2. Application Peering Protocol-User Datagram Protocol(APP-UDP)を有効にして、GSDB が同一ゾーンの権威ある CSS DNS サーバと通信できるようにします。 「ネットワーク プロキシミティの設定」 html?bid=0900e4b1825298bf#58009" CLASS="cXRef_Color">「APP-UDP および APP の設定」を参照してください。

(config)# app-udp

3. Application Peering Protocol(APP)を有効にして、GSDB が別の GSDB と通信できるようにします。 「ドメイン ネーム システム サーバとしての CSS の設定」 html?bid=0900e4b1825298bf#31864" CLASS="cXRef_Color">「Application Peering Protocol の設定」を参照してください。

(config)# app

4. この GSDB を使用してピア メッシュに属している他の GSDB に APP セッションを設定します。入力する IP アドレスは他の GSDB のローカル インターフェイス アドレスです。 「ドメイン ネーム システム サーバとしての CSS の設定」 html?bid=0900e4b1825298bf#31864" CLASS="cXRef_Color">「Application Peering Protocol の設定」を参照してください。

(config)# app session 172.27.16.3

5. PDB をまだ設定していない場合は、ここで設定します(GSDB を設定する場合は、最初に PDB を設定する必要があります)。PDB 設定の詳細については、 「ネットワーク プロキシミティの設定」 html?bid=0900e4b1825298bf#13118" CLASS="cXRef_Color">「プロキシミティ データベースの設定」の項を参照してください。

(config)# proximity db 0 tier1 “usa”

6. GSDB を有効にします。

(config)# gsdb

7. オプションとして、GSDB スティッキ エントリに time-to-live(TTL; 存続可能時間)を秒単位で設定できます。300~1000000 の整数を入力します。デフォルトは 7200 秒(2 時間)です。

(config)# gsdb ttl 14400

次の実行設定の例は、 表 2-2 のコマンドを実行した結果を示しています。

!*************************** GLOBAL ***************************
app-udp
 
proximity db 0 tier1 "usa"
gsdb
gsdb ttl 14400
 
app
app session 172.27.16.3

DNS サーバ設定のクイック スタート

表 2-3 に、権威ある DNS サーバとして動作し、GSDB を使用する CSS に DNS スティッキ機能を設定するのに必要な手順の概要を説明します。それぞれの手順に、作業を行うために必要な CLI コマンドも示します。CLI コマンドの機能とオプションについては、この章で後述する DNS スティッキ コマンドを参照してください。

 

表 2-3 DNS サーバ設定のクイック スタート

作業とコマンドの例

1. 同一ゾーンにあり、GSDB ではない CSS で、設定モードに入ります。

# config
(config)#

2. APP-UDP を有効にして、CSS が GSDB と通信できるようにします。 「ネットワーク プロキシミティの設定」 html?bid=0900e4b1825298bf#58009" CLASS="cXRef_Color">「APP-UDP および APP の設定」を参照してください。

(config)# app-udp

3. Application Peering Protocol(APP)を有効にします。 「ドメイン ネーム システム サーバとしての CSS の設定」 html?bid=0900e4b1825298bf#31864" CLASS="cXRef_Color">「Application Peering Protocol の設定」を参照してください。

(config)# app

4. CSS に GSDB と通信を行うインターフェイスを最大 2 つ設定します。この章で後述する「グローバル スティッキ データベース インターフェイスの設定」を参照してください。

(config)# gsdb-interface primary 192.168.68.12
(config)# gsdb-interface secondary 192.168.68.13

5. ゾーンベースの DNS に DNS サーバ ゾーンを設定します。ゾーン、層番号、およびオプションの説明文を指定します。PDB の IP アドレスは 入力しない でください。 html#17514" CLASS="cXRef_Color"> 「ドメイン ネーム システム サーバとしての CSS の設定」 html?bid=0900e4b1825298bf#70613" CLASS="cXRef_Color">「DNS サーバ ゾーンの設定」を参照してください。

(config)# dns-server zone 0 tier1 “usa”

6. CSS を、DNS サーバとして機能するように設定します。 「ドメイン ネーム システム サーバとしての CSS の設定」 html?bid=0900e4b1825298bf#32323" CLASS="cXRef_Color">「DNS サーバの設定」を参照してください。

(config)# dns-server

7. このゾーンにピア メッシュに属している DNS サーバが他にもある場合は、APP セッションを設定します。入力する IP アドレスは、他のゾーンの DNS サーバ上のローカル インターフェイス アドレスです。 「ドメイン ネーム システム サーバとしての CSS の設定」 html?bid=0900e4b1825298bf#31864" CLASS="cXRef_Color">「Application Peering Protocol の設定」を参照してください。

(config)# app session 172.27.16.5

8. CSS の A レコードと NS レコードを設定します。e- コマース アプリケーションやスティッキ機能が必要なアプリケーションをクライアントが使うドメインに、 sticky-enabled オプションを指定します。この章で後述する「スティッキ ドメイン レコードの設定」を参照してください。

(config)# dns-record a www.home.com 192.168.1.1 15 single kal-ap 172.27.25.4 50 sticky-enabled
(config)# dns-record ns www.work.com 192.172.12.1 15 single kal-ap 172.27.33.3 100 default sticky-enabled

次の実行設定の例は、 表 2-3 のコマンドを実行した結果を示しています。

!*************************** GLOBAL ***************************
app-udp
 
dns-server zone 0 tier1 "usa"
dns-record a www.home.com 192.168.1.1 15 single kal-ap 172.27.25.4 50 sticky-enabled
dns-record ns www.work.com 192.168.12.1 15 single kal-ap 172.27.33.3 100 default sticky-enabled
gsdb-interface primary 192.168.68.12
gsdb-interface secondary 192.168.68.13
dns-server
 
app
app session 172.27.16.5

ネットワーク プロキシミティでの DNS スティッキの設定

以降の項で、既存のネットワーク プロキシミティ設定に DNS スティッキを設定するのに必要な手順の概要を示します。ネットワーク プロキシミティ設定の詳細については、 「ネットワーク プロキシミティの設定」 を参照してください。

グローバル スティッキ データベース設定のクイック スタート

表 2-4 に、PDB に GSDB を設定するために必要な手順の概要を説明します。それぞれの手順に、作業を行うために必要な CLI コマンドも示します。CLI コマンドの機能とオプションについては、この章で後述する DNS スティッキ コマンドを参照してください。

 

表 2-4 グローバル スティッキ データベース設定のクイック スタート

作業とコマンドの例

1. グローバル スティッキ データベースの PDB(プロキシミティ データベースとして設定された 256 MB の RAM を備えた CSS 11150)で、設定モードに入ります。

# config
(config)#

2. GSDB を有効にします。

(config)# gsdb

3. オプションとして、GSDB スティッキ エントリに TTL を秒単位で設定できます。300~1000000 の整数を入力します。デフォルトは 7200(2 時間)です。

(config)# gsdb ttl 14400

DNS サーバ設定のクイック スタート

表 2-5 に、PDNS に DNS スティッキ機能を設定するために必要な手順の概要を説明します。それぞれの手順に、作業を行うために必要な CLI コマンドも示します。CLI コマンドの機能とオプションについては、この章で後述する DNS スティッキ コマンドを参照してください。

 

表 2-5 DNS サーバ設定のクイック スタート

作業とコマンドの例

1. DNS スティッキを設定する CSS で、設定モードに入ります。

# config
(config)#

2. CSS に GSDB と通信を行うインターフェイスを最大 2 つ設定します。この章で後述する「グローバル スティッキ データベース インターフェイスの設定」を参照してください。

(config)# gsdb-interface primary 192.168.68.1
(config)# gsdb-interface secondary 192.168.68.2

3. CSS の A レコードと NS レコードを設定します。e- コマース アプリケーションやスティッキ機能が必要なアプリケーションをクライアントが使うドメインに、 sticky-enabled オプションを指定します。この章で後述する「スティッキ ドメイン レコードの設定」を参照してください。

(config)# dns-record a www.home.com 192.168.1.1 15 single kal-ap 172.68.25.1 50 sticky-enabled
(config)# dns-record ns www.work.com 192.168.12.1 15 single kal-ap 172.92.33.1 100 default sticky-enabled

コンテンツ ルール ベースの DNS をゾーンベースの DNS に変更

DNS スティッキにはゾーンベースの DNS 設定が必要です。現在コンテンツ ルール ベースの DNS を使っている場合には、次の手順で、 DNS 設定をゾーンベースの DNS 設定に変更してください。

1. コマンドの「no」形式を実行して、既存の設定からすべてのルールベース DNS コマンドを削除します。たとえば、次のように入力します。

(config)# no dns-peer interval
(config)# no dns-peer receive-slots
(config)# no dns-peer send-slots
 
(config-owner)# no dns
 
(config-owner-content)# remove dns
(config-owner-content)# no dns-balance
 

2. 各ネットワーク ロケーションにゾーン情報を設定するために、 dns-server zone コマンドを使用します。 html#67673" CLASS="cXRef_Color"> 「DNS スティッキ機能の設定」 html?bid=0900e4b1825298bf#70613" CLASS="cXRef_Color">「DNS サーバ ゾーンの設定」を参照してください。

次のことに注意してください。

zone_index の値は、各ゾーンで異なる必要がある。

階層 2 では最大 16 ゾーンが選択できる(階層 1 では 6 ゾーン)。

任意のロード バランシング方式を選択する。

3. DNS 名に現在関連付けられている VIP を指示する DNS レコードを作成します。 「ドメイン ネーム システム サーバとしての CSS の設定」 html?bid=0900e4b1825298bf#68213" CLASS="cXRef_Color">「ドメイン レコードの設定」を参照してください。

たとえば、所有者が次のように設定されているとします。

!*************************** OWNER ***************************
owner GLB
 
content rule1
add service s1
vip address 5.5.5.5
add dns www.work.com
active
 

この場合、次のようなレコードを追加する必要があります。

(config)# dns-record a www.work.com 5.5.5.5 0 single kal-ap 1.1.1.1
 

ゾーンベースの DNS の設定の詳細については、 「ドメイン ネーム システム サーバとしての CSS の設定」 「DNS サーバの設定」を参照してください。

コンテンツ ルール ベースの DNS の設定の詳細については、 「ドメイン ネーム システム サーバとしての CSS の設定」 「CSS でのコンテンツ ルールベース DNS の設定」を参照してください。

DNS スティッキ パラメータの設定

以降の項で、DNS スティッキを設定するときのコマンドとオプション、および変数について説明します。

グローバル スティッキ データベースの有効化

グローバル スティッキ データベースは次のもので構成されます。

クライアントのローカル DNS サーバのレコード

スティッキ エントリの TTL 値

スティッキ ゾーン インデックス

スティッキ ゾーン インデックスは、設定されたスティッキ ゾーンと IP アドレスのリストからなります。GSDB に、要求を行っているクライアントのローカル DNS サーバのエントリがある場合、GSDB はルックアップ要求を行った CSS DNS サーバにスティッキ ゾーン インデックスを送信します。CSS はこのスティッキ ゾーン インデックスとキープアライブ情報を使って、適切なスティッキ ゾーンを選択し、そのゾーンの IP アドレスをクライアントのローカル DNS サーバに送ります。


) グローバル スティッキ データベースにはプロキシミティ データベースが必要なので、同じ CSS の GSDB を有効にする前に PDB を設定しておく必要があります。PDB 設定の詳細については、 「ネットワーク プロキシミティの設定」「プロキシミティ データベースの設定」の項を参照してください。


GSDB を使用する GSLB を設定する場合(この章で前述した「GSDB を使用する DNS スティッキ」参照)、またはネットワーク プロキシミティ設定で DNS スティッキを使用する場合(この章で前述した「ネットワーク プロキシミティ環境内の DNS スティッキ」参照)、256 MB の RAM を備えた専用の CSS 11150 の GSDB を有効にするには、 gsdb コマンドを使用します。


gsdb コマンドとその show および no バージョンは PDB 機能の一部であるため、PDB のライセンス キーが必要です。



) GSLB 環境で基本 DNS スティッキ機能を使用する場合には GSDB を設定する必要はありません。ただし、GSDB を使用すると、より確実な DNS スティッキとロード バランシング設定が行えます。使用可能な DNS スティッキの設定タイプについては、この章で前述した「DNS スティッキの概要」を参照してください。


このグローバル設定モードのコマンドのシンタックスは次のとおりです。

gsdb

GSDB を無効にするには、次のように入力します。

(config)# no gsdb

グローバル スティッキ データベース統計情報のリセット

show gsdb コマンドで表示されるスティッキ ルックアップ統計情報とスティッキ セット統計情報をリセットするには、 gsdb zero コマンドを実行します。このグローバル設定モードのコマンドのシンタックスは次のとおりです。

gsdb zero

グローバル スティッキ データベース インターフェイスの設定

CSS に GSDB と通信するインターフェイスを作成するために、CSS DNS サーバで gsdb-interface コマンドを実行します。GSDB は CSS DNS サーバからのスティッキ クエリーに対し、ゾーン インデックスを返します。ピア メッシュに存在するすべての GSDB は、APP 全体でスティッキ TTL とスティッキ ゾーン情報を共有します。


gsdb-interface コマンドとその no バージョンは拡張機能セットの一部です。


このグローバル設定モードのコマンドのシンタックスは次のとおりです。

gsdb-interface [primary|secondary] ip_address

このコマンドのオプションと変数は次のとおりです。

primary|secondary :プライマリまたはセカンダリ GSDB へのインターフェイスを指定する。CSS はスティッキ要求に対して、プライマリ GSDB が存在すれば、それを使用します。存在しない場合は、セカンダリ GSDB を使用します。

ip_address :GSDB の IP アドレス。アドレスはドット付き 10 進表記(たとえば、192.168.11.1)で入力します。


) ネットワーク プロキシミティ設定では、プライマリ GSDB インターフェイスの IP アドレスは、通常、PDB の IP アドレスと同一です。


たとえば、次のように入力します。

(config)# gsdb-interface primary 192.168.11.1
 

プライマリ GSDB インターフェイスを削除するには、次のように入力します。

(config)# no gsdb-interface primary

グローバル スティッキ データベース インターフェイス統計情報のリセット

show gsdb-interface コマンドにより表示される GSDB インターフェイス統計情報をリセットするには、 gsdb-interface zero コマンドを使用します。このグローバル設定モードのコマンドのシンタックスは次のとおりです。

gsdb-interface zero

グローバル スティッキ データベース エントリへの TTL の設定

GSDB で gsdb ttl コマンドを実行して、GSDB スティッキ ドメイン エントリに TTL を指定します。GSDB のエントリが有効な期間を秒単位で入力します。その時間が経過する前に、スティッキ ドメイン用の D プロキシから新しい要求を受信すると、タイマーはリセットされます。

このグローバル設定モードのコマンドのシンタックスは次のとおりです。

gsdb ttl ttl_value

変数は ttl_value で、GSDB のエントリが有効な期間を秒単位で示します。300~1000000 の整数を入力します。デフォルトは 7200 秒(2 時間)です。

たとえば、次のように入力します。

(config)# gsdb ttl 7200

スティッキ ドメイン レコードの設定

dns-record コマンドを実行して DNS サーバとして設定されている CSS にスティッキ ドメイン レコードを設定します。 sticky-enabled というラベルが付けられたドメイン レコードは、クライアントからの DNS クエリーに応答する前にスティッキに応答する必要があることを示します。


) 特定のゾーンに GSDB とスティッキ ドメインを設定する場合には、ピア メッシュに属するすべてのスティッキ ドメインを同じゾーンに設定する必要があります。設定しなかった場合、スティッキ ゾーン インデックスのスラッシングによって、DNS スティッキが失敗します。


ドメイン レコードの設定の詳細については、 「ドメイン ネーム システム サーバとしての CSS の設定」 「ドメイン レコードの設定」を参照してください。

DNS スティッキでのサーバ ゾーンの設定

dns-server zone コマンドを実行して、CSS の DNS サーバ ゾーンを設定します。この機能によって、CSS は DNS 要求に対して、ゾーン内またはロケーション内の異なるバランシング基準とドメインのアベイラビリティに基づいて応答することが可能になります。ゾーン設定の詳細については、 「ドメイン ネーム システム サーバとしての CSS の設定」 「DNS サーバ ゾーンの設定」を参照してください。

DNS スティッキ統計情報の表示

GSDB、GSDB インターフェイス、ドメイン レコードおよび DNS サーバ ゾーンなどの DNS スティッキ統計情報を表示するには、この項の show コマンドを実行します。

グローバル スティッキ データベース統計情報の表示

GSDB 統計情報を表示するには、 show gsdb コマンドを使用します。このコマンドは PDB 機能の一部であり、すべてのモードで使用可能です。このコマンドのシンタックスは次のとおりです。

show gsdb

表 2-6 に、 show gsdb コマンドで表示されるフィールドについて説明します。

 

表 2-6 show gsdb コマンドのフィールド

フィールド
説明

Sticky Lookups

CSS DNS サーバから受信したスティッキ要求の数

Sticky Sets

DNS サーバがスティッキ ゾーンを選択したときに、GSDB がデータベース内にゾーン情報を持っていなかったために、DNS サーバが GSDB に通知した回数

Sticky BLKs Present

現在 GSDB の中に存在するスティッキ ブロックの数。スティッキ ブロックには、スティッキが有効なドメインのゾーン情報と TTL 情報が格納されています。

Sticky TTL

GSDB 内のスティッキ エントリの秒単位の TTL。値の範囲は 300~1000000 秒です。デフォルト値は 7200 秒(2 時間)です。

GSDB インターフェイス統計情報の表示

CSS DNS サーバの GSDB インターフェイスに関する統計情報を表示するには、 show gsdb-interface コマンドを使用します。 このコマンドは拡張機能の一部であり、すべてのモードで使用可能です。


) このコマンドは、PDB または GSDB では使用できません。


このコマンドのシンタックスは次のとおりです。

show gsdb-interface

表 2-7 に、 show gsdb-interface コマンドで表示されるフィールドについて説明します。

 

表 2-7 show gsdb-interface コマンドのフィールド

フィールド
説明

Active GSDB

現在使われている GSDB(プライマリまたはセカンダリ)

Primary Trans

プライマリ GSDB が Up または Down に状態遷移した回数

Primary Req

プライマリ GSDB が DNS サーバからの要求を受信した回数

Primary Rsp

プライマリ GSDB から DNS サーバに応答を送信した回数

Secondary Trans

セカンダリ GSDB が Up または Down に状態遷移した回数

Secondary Req

セカンダリ GSDB が DNS サーバからの要求を受信した回数

Secondary Rsp

セカンダリ GSDB から DNS サーバに応答を送信した回数

Total Req

DNS サーバから GSDB へ送信された要求の総数

Total Rsp

DNS サーバが GSDB から受信した応答の総数

DNS スティッキ ドメイン レコード統計情報の表示

スティッキ ドメイン レコードに関連する統計情報を表示するには、 show dns-record sticky コマンドを使用します。 このコマンドは拡張機能の一部であり、すべてのモードで使用可能です。このコマンドのシンタックスは次のとおりです。

show dns-record sticky { dns_name }

変数は dns_name で、スティッキ ドメイン統計情報を表示するドメイン レコードにマップされている DNS 名を指定します。名前には、スペースを含まない 63 文字以内の小文字のテキスト文字列を引用符で囲まずに入力します。

表 2-8 に、 show dns-record sticky コマンドで表示されるフィールドについて説明します。

 

表 2-8 show dns-record sticky コマンドのフィールド

フィールド
説明

Name

レコードに関連付けられたスティッキ ドメインの名前

Last Zone

GSDB または DNS サーバのいずれかのロード バランシング方式によって選択された最後のゾーンのゾーン インデックス

Last IP Used

スティッキ判定を行うためのキーとして使われた最後の発信元(D-プロキシ)IP アドレス

Sets

DNS サーバがスティッキ ゾーンを選択したときに、GSDB がデータベース内にゾーン情報を持っていなかったために、DNS サーバが GSDB に通知した回数

GSDB Lookups

DNS サーバが指定されたドメインの GSDB に、スティッキ ルックアップ要求を送信した回数

GSDB Responses

DNS サーバが指定されたドメインの GSDB に送信したルックアップ要求に対して、GSDB が応答した回数

ドメイン負荷統計情報の表示

ドメインに関連付けられた負荷情報を表示するには、 show dns-record load コマンドを使用します。この全設定モード コマンドのシンタックスは次のとおりです。

show dns-record load { dns_name }

変数は dns_name で、これは負荷統計情報を表示するドメイン レコードにマップされている DNS 名を表わします。名前は、スペースを含まない 63 文字以内の小文字のテキスト文字列を引用符で囲まずに入力します。

表 2-9 に、 show dns-record load コマンドで表示されるフィールドについて説明します。

 

表 2-9 show dns-record load コマンドのフィールド

フィールド
説明

Name

レコードに関連付けられたドメインの名前

LeastLoaded

ピア メッシュ内の現在の最小負荷ゾーンのゾーン インデックス

Zone

レコードが存在するゾーンのゾーン インデックス。アスタリスク(*)は、ローカル ゾーンのゾーン インデックスを表します。

Description

ゾーンのテキスト説明文

Type

レコードタイプ:

A :アドレス レコード

NS :ネームサーバ レコード

IP Address

返されたゾーンのレコードに関連付けられた IP アドレス

Load

指定されたドメインについて、ゾーンの現在の負荷を 2~255 の整数で表現した負荷数値。負荷が 255 の場合、サービスがオフラインであることを意味します。ダッシュ(-)は、未定義の負荷を意味します。この場合、負荷レポートは受信されません。

MinRespTime

ゾーンに対応した最速のサーバの応答時間。このパラメータは、負荷数値が類似している場合に、判定に使われます。ダッシュは未定義の MinRespTime を表します。

DNS レコード統計情報の表示

ローカルに設定され、CSS がピアから取得したドメイン レコードに関連する統計情報を表示するには、 show dns-record statistics コマンドを使用します。DNS レコード統計情報表示の詳細については、 「ドメイン ネーム システム サーバとしての CSS の設定」 「DNS レコード情報の表示」 を参照してください。

DNS レコードのキープアライブの表示

show dns-record keepalive コマンドを使用して、DNS レコードに関連付けられたキープアライブに関する情報を表示します。DNS レコード キープアライブの表示の詳細については、 「ドメイン ネーム システム サーバとしての CSS の設定」 「DNS レコード キープアライブ情報の表示」を参照してください。

プロキシミティおよび GSDB メトリックの表示

show proximity metric コマンドを使用して、クライアントのローカル DNS サーバの IP アドレスに関連付けられた GSDB または PDB メトリック(ミリ秒単位)を表示します。このコマンドは、GSDB、PDB、および PDNS で使用できます。

このグローバル設定モードのコマンドのシンタックスは次のとおりです。

show proximity metric ip_address { ip_prefix { aggregate } }

このコマンドのオプションと変数は次のとおりです。

ip_address :プロキシミティ メトリックを表示するクライアントのローカル DNS サーバの IP アドレス。アドレスはドット付き 10 進表記(たとえば、192.168.11.1)で入力します。

ip_prefix :(省略可)IP プレフィックスを IP アドレスにマップするパラメータ。このオプションを使用すれば、指定したアドレス範囲内の各 IP アドレスのメトリックを表示できます。プレフィックスは次のいずれかのフォーマットで入力します。

CIDR ビット数表記でのプレフィックス長(たとえば、/24)

ドット付き 10 進表記のサブネットマスク(たとえば、255.255.255.0)

aggregate :(省略可)/16 および /8 の両方のサブネット マスクで使用できる集約されたメトリックを表示する。


) プローブされたメトリックの統計は、/8 および /16 のプレフィックス レベルで集約されます。


GSDB では、メトリックはスティッキ ゾーン インデックスで分類されます。PDB では、round-trip time(RTT; ラウンドトリップ時間)メトリックはプロキシミティ ゾーンで分類されます。PDNS では、メトリックは RTT で分類されます。ゾーンの横に示されるアスタリスクは、コマンドが実行されたローカル ゾーンを示します。


) RTT メトリックの最大値は 3968 ミリ秒です。4095 ミリ秒の値はクライアントのローカル ネーム サーバが到達不能か、RTT 値が 4 秒を超える値であることを示します。


たとえば、クライアントの IP アドレス 172.23.5.7 と IP プレフィックス 24 に関連付けられた PDB または GSDB メトリックを表示するには、次のように入力します。

(config)# show proximity metric 172.23.5.7/24
 

表 2-10 に、 show proximity metric コマンドで表示されるフィールドについて説明します。

 

表 2-10 show proximity metric コマンドのフィールド

フィールド
説明

IP Address

メトリックを表示するクライアントのローカル DNS サーバの IP アドレス

IP Prefix

IP アドレスに関連付けられた IP プレフィックス長またはサブネット マスク

Index

DNS ゾーンに関連付けられているゾーン インデックス番号。アスタリスク(*)は、コマンドが実行されたローカル ゾーンを示します。

Description

ゾーンの論理名または説明

Metric

PDB と referral-DNS サーバ間の RTT。DNS サーバは RTT を、ロード バランシング判定のプロキシミティ メトリックとして使います。

Sticky Value

GSDB に格納されているスティッキ ゾーン インデックスであり、スティッキ ルックアップ後に PDNS に返されます。

TTL

DNS スティッキ設定の場合、この GSDB エントリの残りの TTL(秒単位)です。

DNS スティッキでのサーバ ゾーンの表示

show zone command コマンドを使用して、ゾーン メッシュ内で通信する DNS サーバ ゾーンに関する情報を表示します。DNS サーバ ゾーンの表示についての詳細は、 「ドメイン ネーム システム サーバとしての CSS の設定」 「DNS サーバ ゾーンの表示」を参照してください。