Cisco Content Services Switch アドミニストレーション ガイド Software Version 8.20
CSS ブート設定の指定
CSS ブート設定の指定
発行日;2012/01/13 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

CSS ブート設定の指定

ブート設定のクイック スタート

ブート モードへのアクセス

プライマリ ブート設定の指定

プライマリ ブート ファイルの指定

プライマリ ブート タイプの指定

プライマリ ブート設定についての考慮事項

プライマリ設定パスの指定

セカンダリ ブート設定の指定

セカンダリ ブート ファイルの指定

セカンダリ ブート タイプの指定

セカンダリ ブート設定についての考慮事項

セカンダリ設定パスの指定

パッシブ SCM のブート設定レコードの設定

パッシブ SCM のゲートウェイ アドレスの設定

パッシブ SCM の IP アドレスの設定

パッシブ SCM のプライマリ ブート ファイルの設定

パッシブ SCM のプライマリ ブート タイプの設定

パッシブ SCM のプライマリ設定パスの設定

パッシブ SCM のセカンダリ ブート ファイルの設定

パッシブ SCM のセカンダリ ブート タイプの設定

パッシブ SCM のセカンダリ設定パスの設定

パッシブ SCM のサブネット マスクの設定

アクティブ SCM からパッシブ SCM への設定情報のコピー

ブート設定の表示

ネットワーク ドライブからの CSS のブート

プライマリ SCM のネットワーク ブート設定

パッシブ SCM のネットワーク ブート設定

ネットワーク ブート設定の表示

以降の内容について

CSS ブート設定の指定

この章では、CSS のブート設定の設定方法、およびプライマリとセカンダリのブート ファイルについて説明します。この章の内容は、特に指示のない限り、すべての CSS モデルに適用されます。

この章の主な内容は次のとおりです。

ブート設定のクイック スタート

ブート モードへのアクセス

プライマリ ブート設定の指定

セカンダリ ブート設定の指定

パッシブ SCM のブート設定レコードの設定

ブート設定の表示

ネットワーク ドライブからの CSS のブート

コマンドラインで CSS ブート設定を管理する方法のほか、 Offline DM メニューを使用する方法もあります。詳細については、 付録B「Offline Diagnostic Monitor メニューの使用方法」 を参照してください。

ブート設定のクイック スタート

表2-1 に、プライマリ/セカンダリ ブート ファイルからブートするように CSS を設定するために必要な手順の概要を示します。それぞれの手順に、作業を行うために必要な CLI コマンドも示します。CLI コマンドに関する各機能とすべてのオプションの詳細については、 表2-1 以降の項を参照してください。

 

表2-1 ブート設定のクイック スタート

作業とコマンドの例

1. CSS から File Transfer Protocol (FTP; ファイル転送プロトコル)サーバにアクセスする際に使用される FTP レコード ファイルを作成します。この手順は省略しても構いません。

# ftp-record arrowrecord 192.168.19.21 bobo “secret” /outgoing
 

) FTP レコード作成の詳細については、第 1 章「CSS ソフトウェアの管理」を参照してください。


2. ブート モードに入ります。

(config)# boot

3. プライマリ ブート設定を指定します。

(config-boot)# primary boot-file ap0720002
(config-boot)# primary boot-type boot-via-ftp arrowrecord

4. セカンダリ ブート設定を指定します。

(config-boot)# secondary boot-file ap0720001
(config-boot)# secondary boot-type boot-via-disk

5. ブート モードを終了します

(config-boot)# exit

6. 設定の変更内容を startup-config ファイルに保存します(推奨)。実行設定を保存しないと、リブート時に設定の変更内容がすべて失われます。

(config)# copy running-config startup-config

ブート モードへのアクセス

ブート設定モードには、CSS のブートと、ソフトウェア リビジョンの保守に必要なコマンドがすべて用意されています。このモードに入るには、グローバル設定モードで boot コマンドを実行します。

ブート モードに入るには、次のように入力します。

(config)# boot
 

CSS がブート モードに切り替わります。

(config-boot)#

プライマリ ブート設定の指定

CSS がブート イメージにアクセスするプライマリ ロケーションを設定できます。プライマリ ブート設定を指定するには、 primary コマンドを使用します。このブート モード コマンドには次のオプションがあります。

primary boot-file :プライマリ ブート ファイルを指定する。

primary boot-type :プライマリ ブートの方式(ローカル ディスク、FTP サーバからのダウンロード、またはネットワークマウントしたファイル システムから FTP 経由でブート)を指定する。

primary config-path :ネットワーク CSS 設定へのパスを指定する。

ここでは、次の内容について説明します。

プライマリ ブート ファイルの指定

プライマリ ブート タイプの指定

プライマリ設定パスの指定

プライマリ ブート ファイルの指定

プライマリ ブート ファイルを指定するには、 primary boot-file コマンドを使用します。プライマリ ブート ファイルは、スペースを含めない 64 文字以内のテキスト文字列を引用符で囲まずに入力します。

プライマリ ブート ファイルの名前を指定するには、次のように入力します。

(config-boot)# primary boot-file ap0720002
 

ブート ファイル名のリストを表示するには、次のように入力します。

(config-boot)# primary boot-file ?
 

プライマリ ブート ファイルを削除するには、次のように入力します。

(config-boot)# no primary boot-file

プライマリ ブート タイプの指定

システムのリブート時や、新しいソフトウェアのダウンロード時に CSS がプライマリ ブート イメージにアクセスする場所を指定するには、 primary boot-type コマンドを使用します。

このブート モード コマンドのシンタックスは次のとおりです。

primary boot-type [boot-via-disk|boot-via-ftp ftp_record| boot-via-network ftp_record]

このコマンドのオプションと変数は次のとおりです。

boot-via-disk :CSS ディスクに存在するソフトウェア バージョンから CSS をブートする。

boot-via-ftp ftp_record :CSS ディスクにインストールする CSS ソフトウェアを格納する ADI ファイルをダウンロードする。CSS は FTP サーバにアクセスし、CSS ソフトウェアを格納する ADI ファイルまたは GZIP ファイルをディスクにコピーして展開します。CSS はディスクからブートします。

boot-via-network ftp_record :FTP を使用して、リモート システムのネットワーク マウントしたファイル システムにあるソフトウェアから CSS をブートする。この場合、CSS ソフトウェアは CSS ディスク上ではなく、指定したネットワーク ファイル システムにあります。CSS は、このファイル システムからブートし、設定情報をメモリにロードします。


) ネットワーク ブートを実行するには、CSS に使用可能なディスクが必要です。


ftp_record には FTP サーバの IP アドレス、ユーザ名およびパスワードを含む FTP レコード ファイルの名前を指定します。スペースを含まないテキスト文字列を引用符で囲まずに入力します。FTP レコード作成の詳細については、 第 1 章「CSS ソフトウェアの管理」 を参照してください。

たとえば、プライマリ ブート タイプを boot-via-disk に設定するには、次のように入力します。

(config-boot)# primary boot-type boot-via-disk
 

プライマリ ブート タイプを削除するには、次のように入力します。

(config-boot)# no primary boot-type

プライマリ ブート設定についての考慮事項

primary boot-type boot-via-ftp または primary boot-type boot-via-network を選択する場合には、次に示す CSS のイーサネット管理ポートがネットワークに正しく接続されているかどうかを確認してください。CSS のイーサネット管理ポートの場所を次に示します。

CSS 11503 および CSS 11506:SCM の 10MBps イーサネット管理ポート

CSS 11501:前面パネルの 10MBps イーサネット管理ポート

primary boot-type boot-via-network を選択する場合は、次の作業を行います。

ネットワーク上で、CSS ソフトウェアをコピーするリモート システムを特定する。

CSS が FTP を使用してそのリモート システムにアクセスできることを確認する。

選択したネットワーク サーバに、www.cisco.com から CSS ソフトウェアの Zip ファイルをコピーする。

ディレクトリを作成し、そこにファイルを展開する。このディレクトリ内に、すべてのブート ファイルとディレクトリが生成されます。

CSS で、ネットワーク ドライブ上の CSS ソフトウェアを格納するディレクトリにアクセスするための FTP レコードを作成する。FTP レコード作成の詳細については、 第 1 章「CSS ソフトウェアの管理」 を参照してください。


) ネットワーク ブートでは、次の点に注意してください。UNIX ワークステーションでは、ネットワーク ブートはサポートされません。また、War-FTP デーモンは、システム ソフトウェアのネットワーク ブートに使用できません。

ネットワーク ブートを実行するには、CSS に使用可能なディスクが必要です。


プライマリ設定パスの指定

代替設定パスを使用すれば、複数の CSS でそれぞれの設定情報を別のディレクトリに保持したまま、ネットワーク上の同じブート イメージを使用できます。ネットワーク ブート用のネットワーク設定への代替パスを指定するには、 primary config-path コマンドを使用します。CSS は、ネットワーク ブート用の FTP レコードで定義した設定パスに、FTP サーバ経由でアクセスできる必要があります。

代替設定パスを使用する場合は、そのパスが script、log、information の各サブディレクトリと startup-config ファイルを格納するディレクトリを指していることを確認してください。これらのサブディレクトリには、展開したブート イメージの該当サブディクトリ内のファイルが存在している必要があります。最初にこれらのサブディレクトリを FTP サーバ上に作成し、ブート イメージからサブディレクトリにファイルをコピーします。

設定パス名として、スペースを含まない 64 文字以内のテキスト文字列を引用符で囲まずに入力します。

プライマリ ネットワーク設定パスを設定するには、次のように入力します。

(config-boot)# primary config-path f:/bootdir/
 

プライマリ ネットワーク設定パスを削除するには、次のように入力します。

(config-boot)# no primary config-path

セカンダリ ブート設定の指定

プライマリ ブート設定でブートできない場合に、CSS がブート イメージにアクセスするセカンダリ ロケーションを設定できます。セカンダリ ブート設定を指定するには、 secondary コマンドを使用します。CSS は、プライマリ ブート設定でブートできないときに、セカンダリ ブート設定を使用します。このブート モード コマンドには次のオプションがあります。

secondary boot-file :セカンダリ ブート ファイルを指定する。

secondary boot-type :ブート方式(ローカル ディスクまたは FTP)を指定する。

secondary config-path :FTP を使用するネットワーク設定のパスを指定する。

ここでは、次の内容について説明します。

セカンダリ ブート ファイルの指定

セカンダリ ブート タイプの指定

セカンダリ設定パスの指定

セカンダリ ブート ファイルの指定

プライマリ ブート設定でブートできないときに使用されるセカンダリ ブート ファイルを指定するには、 secondary boot-file コマンドを使用します。ブート ファイル名として、スペースを含まない 64 文字以内のテキスト文字列を引用符で囲まずに入力します。

セカンダリ ブート ファイル名を指定するには、次のように入力します。

(config-boot)# secondary boot-file ap0720001
 

セカンダリ ブート ファイル名のリストを表示するには、次のように入力します。

(config-boot)# secondary boot-file ?
 

セカンダリ ブート ファイルを削除するには、次のように入力します。

(config-boot)# no secondary boot-file

セカンダリ ブート タイプの指定

セカンダリ ブート設定を指定するには、 secondary boot-type コマンドを使用します。

このブート モード コマンドのシンタックスは次のとおりです。

secondary boot-type [boot-via-disk|boot-via-ftp ftp_record| boot-via-network ftp_record]

このコマンドのオプションと変数は次のとおりです。

boot-via-disk :CSS ディスクに存在するソフトウェア バージョンから CSS をブートする。

boot-via-ftp ftp_record :CSS ディスクにインストールする CSS ソフトウェアを格納する ADI ファイルをダウンロードする。CSS は FTP サーバにアクセスし、CSS ソフトウェアを格納する ADI ファイルまたは GZIP ファイルをディスクにコピーして展開します。CSS はディスクからブートします。

boot-via-network ftp_record :FTP を使用して、リモート システムのネットワーク マウントしたファイル システムにあるソフトウェアから CSS をブートする。この場合、CSS ソフトウェアは CSS ディスク上ではなく、指定したネットワーク ファイル システムにあります。CSS は、このファイル システムからブートし、設定情報をメモリにロードします。


) ネットワーク ブートを実行するには、CSS に使用可能なディスクが必要です。


ftp_record には FTP サーバの IP アドレス、ユーザ名およびパスワードを含む FTP レコード ファイルの名前を指定します。スペースを含まないテキスト文字列を引用符で囲まずに入力します。FTP レコード作成の詳細については、 第 1 章「CSS ソフトウェアの管理」 を参照してください。

たとえば、セカンダリ ブート タイプを boot-via-disk として指定するには、次のように入力します。

(config-boot)# secondary boot-type boot-via-disk
 

セカンダリ ブート タイプを削除するには、次のように入力します。

(config-boot)# no secondary boot-type

セカンダリ ブート設定についての考慮事項

secondary boot-type boot-via-ftp または secondary boot-type boot-via-network を選択する場合には、次に示す CSS のイーサネット管理ポートがネットワークに正しく接続されているかどうかを確認してください。CSS のイーサネット管理ポートの場所を次に示します。

CSS 11503 および CSS 11506:SCM の 10MBps イーサネット管理ポート

CSS 11501:前面パネルの 10MBps イーサネット管理ポート

secondary boot-type boot-via-network を選択する場合は、次の作業を行います。

ネットワーク上で、CSS ソフトウェアをコピーするリモート システムを特定する。

CSS が FTP を使用してそのリモート システムにアクセスできることを確認する。

選択したネットワーク サーバに、www.cisco.com から CSS ソフトウェアの Zip ファイルをコピーする。

ディレクトリを作成し、そこにファイルを展開する。このディレクトリ内に、すべてのブート ファイルとディレクトリが生成されます。

CSS で、ネットワーク ドライブ上の CSS ソフトウェアを格納するディレクトリにアクセスするための FTP レコードを作成する。


) ネットワーク ブートでは、2 つの点に注意してください。
UNIX ワークステーションでは、ネットワーク ブートはサポートされません。また、War-FTP デーモンは、システム ソフトウェアのネットワーク ブートに使用できません。

ネットワーク ブートを実行するには、CSS に使用可能なディスクが必要です。


セカンダリ設定パスの指定

代替設定パスを使用すれば、複数の CSS でそれぞれの設定情報を別のディレクトリに保持したままで、ネットワーク上の同じブート イメージを使用できます。ネットワーク ブート用のネットワーク設定への代替パスを指定するには、
secondary config-path コマンドを使用します。CSS は、ネットワーク ブート用の FTP レコードによって定義した設定パスに、FTP サーバ経由でアクセスできる必要があります。

代替設定パスを使用する場合は、そのパスが script、log、information の各サブディレクトリと startup-config ファイルを格納するディレクトリを指していることを確認してください。これらのサブディレクトリには、展開したブート イメージの該当サブディクトリ内のファイルが存在している必要があります。最初にこれらのサブディレクトリを FTP サーバ上に作成し、ブート イメージからサブディレクトリにファイルをコピーします。

設定パス名として、スペースを含まない 64 文字以内のテキスト文字列を引用符で囲まずに入力します。

セカンダリ ネットワーク設定パスを設定するには、次のように入力します。

(config-boot)# secondary config-path f:/bootdir/
 

セカンダリ ネットワーク設定パスを削除するには、次のように入力します。

(config-boot)# no secondary config-path

パッシブ SCM のブート設定レコードの設定

CSS 11506 シャーシに取り付けたパッシブ SCM のブート設定レコードのコンポーネントは、個別に設定することができます。パッシブ モジュールは、アクティブ モジュールに障害が起きた場合のスタンバイ モジュールです。現在のパッシブ SCM のブート設定レコードを設定するには、 passive コマンドを使用します。ブート設定レコードは、IP アドレス、サブネット マスク、ブート方式、およびブート ファイルで構成されます。

passive コマンドの sync オプションを使用して、ブート設定レコードをアクティブ SCM からパッシブ SCM にコピーします。通常の CSS 設定では、アクティブ SCM とパッシブ SCM のブート レコードを同一にします。

passive コマンドを使用すると、パッシブ SCM にブート設定レコードの構成要素を個別に設定することもできます。たとえば、アクティブ SCM とは異なるバージョンのソフトウェアがインストールされているパッシブ SCM に、ブート レコードを設定することができます。ブート設定レコードによって、パッシブ SCM で古いバージョンのソフトウェアを保持したまま、アクティブ SCM で新しいバージョンのソフトウェアを実行できます。

パッシブ SCM に別の IP アドレスを設定し、SCM 間のアクティブからパッシブへの状態変化を監視することもできます。アクティブからパッシブへの状態変化は、SNMP ホストのトラップを受信できるネットワーク管理ステーションを通じて追跡できます。

passive コマンドとそのオプションが影響を与えるのは、現在のパッシブ SCM だけです。パッシブ SCM を設定すると、その SCM の NVRAM (不揮発性 RAM)に設定値が書き込まれます。パッシブ SCM がアクティブ状態に切り替わっても、これらの値はそのまま保持されますが、SCM はこのコマンドによって影響を受けなくなります。これは、ブート コマンドが running-config ファイルに保存されないためです。

ここでは、次の内容について説明します。

パッシブ SCM のゲートウェイ アドレスの設定

パッシブ SCM の IP アドレスの設定

パッシブ SCM のプライマリ ブート ファイルの設定

パッシブ SCM のプライマリ ブート タイプの設定

パッシブ SCM のプライマリ設定パスの設定

パッシブ SCM のセカンダリ ブート ファイルの設定

パッシブ SCM のセカンダリ ブート タイプの設定

パッシブ SCM のセカンダリ設定パスの設定

パッシブ SCM のサブネット マスクの設定

アクティブ SCM からパッシブ SCM への設定情報のコピー

パッシブ SCM のゲートウェイ アドレスの設定

異なるサブネットからパッシブ SCM 用のブート ファイルを CSS にロードできるように、イーサネット管理ポートのデフォルト ゲートウェイを設定するには、 passive gateway address コマンドを使用します。CSS のブート時に使用されるパッシブ SCM の IP アドレスを入力します。すべてが 0 の IP アドレスは入力しないでください。

たとえば、次のように入力します。

(config-boot)# passive gateway address 172.16.3.6
 

パッシブ SCM ブートのゲートウェイ アドレスを変更するには、 passive gateway address コマンドを実行します。

パッシブ SCM の IP アドレスの設定

パッシブ SCM のブート IP アドレスを設定するには、 passive ip address コマンドを使用します。CSS のブート時に使用されるパッシブ SCM の IP アドレスを入力します。すべてが 0 の IP アドレスは入力しないでください。

たとえば、次のように入力します。

(config-boot)# passive ip address 172.16.3.6
 

パッシブ SCM ブートの IP アドレスを変更するには、 passive ip address コマンドを実行します。

パッシブ SCM のプライマリ ブート ファイルの設定

パッシブ SCM のプライマリ ブート イメージを指定するには、 passive primary boot-file コマンドを使用します。プライマリ ブート イメージのファイル名として、スペースを含まない 64 文字以内の文字列を、引用符で囲まずに指定します。ブート ファイル名のリストを表示するには、 passive primary boot-file ? を実行します。

たとえば、次のように入力します。

(config-boot)# passive primary boot-file ap0720002
 

プライマリ ブート ファイルをパッシブ SCM から削除するには、次のように入力します。

(config-boot)# no passive primary boot-file

パッシブ SCM のプライマリ ブート タイプの設定

システムのリブート時、または新しいソフトウェアのダウンロード時に CSS がパッシブ SCM のプライマリ ブート イメージにアクセスする場所を指定するには、 passive primary boot-type コマンドを使用します。

このブート モード コマンドのシンタックスは次のとおりです。

passive primary boot-type [ boot-via-disk|boot-via-ftp ftp_record| boot-via-network ftp_record]

passive primary boot-type コマンドのオプションと変数は次のとおりです。

boot-type boot-via-disk :現在 CSS ディスクに存在するソフトウェア バージョンから CSS をブートする。

boot-type boot-via-ftp ftp_record :CSS ディスクにインストールする CSS ソフトウェアを格納する ADI ファイルをダウンロードする。CSS は FTP サーバにアクセスし、CSS ソフトウェアを格納する ADI ファイルまたは GZIP ファイルをディスクにコピーして展開します。その後、CSS はディスクからブートします。

boot-type boot-via-network ftp_record :FTP を使用して、リモート システムのネットワーク マウントしたファイル システムにあるソフトウェアから CSS をブートする。この場合、CSS ソフトウェアは CSS ディスク上ではなく、指定したネットワーク ファイル システムにあります。CSS は、このファイル システムからブートし、設定情報をメモリにロードします。


) ネットワーク ブートを実行するには、CSS に使用可能なディスクが必要です。


ftp_record には FTP サーバの IP アドレス、ユーザ名およびパスワードを含む FTP レコード ファイルの名前を指定します。スペースを含まないテキスト文字列を引用符で囲まずに入力します。FTP レコード作成の詳細については、 第 1 章「CSS ソフトウェアの管理」 を参照してください。

たとえば、次のように入力します。

(config-boot)# passive primary boot-type boot-via-ftp arecord
 

プライマリ ブート タイプをパッシブ SCM から削除するには、次のように入力します。

(config-boot)# no passive primary boot-type

パッシブ SCM のプライマリ設定パスの設定

代替設定パスを使用すれば、複数の CSS でそれぞれの設定情報を別のディレクトリに保持したままで、ネットワーク上の同じブート イメージを使用できます。パッシブ SCM ネットワーク ブート用のネットワーク設定への代替パスを指定するには、 passive primary config-path コマンドを使用します。CSS は、ネットワーク ブート用の FTP レコードによって定義した設定パスに、FTP サーバ経由でアクセスできる必要があります。

代替設定パスを使用する場合は、そのパスが script、log、information の各サブディレクトリと startup-config ファイルを格納するディレクトリを指していることを確認してください。これらのサブディレクトリには、展開したブート イメージの該当サブディレクトリ内のファイルが存在している必要があります。最初にこれらのサブディレクトリを FTP サーバ上に作成し、ブート イメージからサブディレクトリにファイルをコピーします。

ネットワーク設定の設定パスを入力します。スペースを含まない 64 文字以内のテキスト文字列を、引用符で囲まずに入力します。たとえば、次のように入力します。

(config-boot)# passive primary config-path c:/bootdir/
 

プライマリ ネットワーク設定パスを削除するには、次のように入力します。

(config-boot)# no passive primary config-path

パッシブ SCM のセカンダリ ブート ファイルの設定

パッシブ SCM のセカンダリ ブート イメージを指定するには、 passive secondary boot-file コマンドを使用します。セカンダリ ブート イメージのブート ファイル名は、スペースを含まない 64 文字以内のテキスト文字列を引用符で囲まずに入力します。既存のブート ファイルの名前をリスト表示するには、 passive secondary boot-file ? を使用します。たとえば、次のように入力します。

(config-boot)# passive secondary boot-file ap0720001
 

セカンダリ ブート ファイルをパッシブ SCM から削除するには、次のように入力します。

(config-boot)# no passive secondary boot-file

パッシブ SCM のセカンダリ ブート タイプの設定

パッシブ SCM のセカンダリ ブート設定を指定するには、 passive secondary boot-type コマンドを使用します。セカンダリ ブート設定は、プライマリ設定でブートできなかった場合に使用されます。

このブート モード コマンドのシンタックスは次のとおりです。

passive secondary boot-type [boot-via-disk|boot-via-ftp ftp_record| boot-via-network ftp_record]

passive secondary boot-type コマンドのオプションと変数は次のとおりです。

boot-type boot-via-disk :CSS ディスクに存在するソフトウェア バージョンから CSS をブートする。

boot-type boot-via-ftp ftp_record :CSS ディスクにインストールする CSS ソフトウェアを格納する ADI ファイルをダウンロードする。CSS は FTP サーバにアクセスし、CSS ソフトウェアを格納する ADI ファイルまたは GZIP ファイルをディスクにコピーして展開します。その後、CSS はディスクからブートします。

boot-type boot-via-network ftp_record :FTP を使用して、リモート システムのネットワーク マウントしたファイル システムにあるソフトウェアから CSS をブートする。この場合、CSS ソフトウェアは CSS ディスク上ではなく、指定したネットワーク ファイル システムにあります。CSS は、このファイル システムからブートし、設定情報をメモリにロードします。


) ネットワーク ブートを実行するには、CSS に使用可能なディスクが必要です。


ftp_record には FTP サーバの IP アドレス、ユーザ名およびパスワードを含む FTP レコード ファイルの名前を指定します。スペースを含まないテキスト文字列を引用符で囲まずに入力します。FTP レコード作成の詳細については、 第 1 章「CSS ソフトウェアの管理」 を参照してください。

たとえば、次のように入力します。

(config-boot)# passive secondary boot-type boot-via-disk
 

セカンダリ ブート タイプをパッシブ SCM から削除するには、次のように入力します。

(config-boot)# no passive secondary boot-type

パッシブ SCM のセカンダリ設定パスの設定

代替設定パスを使用すれば、複数の CSS でそれぞれの設定情報を別のディレクトリに保持したままで、ネットワーク上の同じブート イメージを使用できます。CSS は、ネットワーク ブート用の FTP レコードで定義した設定パスに、FTP サーバ経由でアクセスできる必要があります。パッシブ SCM のネットワーク ブート用ネットワーク設定へのセカンダリ代替パスを指定するには、 passive secondary config-path コマンドを使用します。

代替設定パスを使用する場合は、そのパスが script、log、information の各サブディレクトリと startup-config ファイルを格納するディレクトリを指していることを確認してください。これらのサブディレクトリには、展開したブート イメージの該当サブディクトリ内のファイルが存在している必要があります。最初にこれらのサブディレクトリを FTP サーバ上に作成し、ブート イメージからサブディレクトリにファイルをコピーします。

設定パス名として、スペースを含まない 64 文字以内のテキスト文字列を引用符で囲まずに入力します。

たとえば、次のように入力します。

(config-boot)# passive secondary config-path c:/bootdir/
 

プライマリ ネットワーク設定パスを削除するには、次のように入力します。

(config-boot)# no passive secondary config-path

パッシブ SCM のサブネット マスクの設定

パッシブ SCM のシステム ブート サブネット マスクを設定するには、 passive subnet mask コマンドを使用します。

たとえば、次のように入力します。

(config-boot)# passive subnet mask 255.255.0.0

アクティブ SCM からパッシブ SCM への設定情報のコピー

アクティブ SCM の NVRAM からパッシブ SCM にプライマリとセカンダリのブート設定レコードをコピーするには、 passive sync コマンドを使用します。CSS 11506 の場合には、 passive sync コマンドは、アクティブ SCM からパッシブ SCM への起動設定ファイルのコピーとクロック時刻の同期も行います。このコマンドは、ブート モードで実行します。

CSS 11506 内のアクティブ SCM とパッシブ SCM の間で、特定のブート設定や起動設定、またはクロック時刻情報を同期するには、次のコマンドを使用します。

passive sync boot-config :ブート設定レコードをアクティブ SCM からパッシブ SCM にコピーする。

passive sync startup-config :startup-config ファイルをアクティブ SCM からパッシブ SCM にコピーする。

passive sync image :ブート イメージ ファイルの ADI をアクティブ SCM からパッシブ SCM にコピーする。

passive sync time :パッシブ SCM のクロック時刻をアクティブ SCM のクロック時刻に同期させる。

CSS 11506 のプライマリとセカンダリのブート設定レコード、起動設定、およびクロック時刻をコピーするには、次のように入力します。

(config-boot)# passive sync
 

CSS 11506 内のアクティブ SCM からパッシブ SCM にブート設定レコードをコピーするには、次のように入力します。

(config-boot)# passive sync boot-config

ブート設定の表示

ブート設定を表示するには、 show boot-config コマンドを使用します。たとえば、次のように入力します。

(config-boot)# show boot-config
 
!*********************** BOOT CONFIG ***********************
ip address 172.16.36.58
subnet mask 255.0.0.0
primary boot-file ap0720001
primary boot-type boot-via-disk

ネットワーク ドライブからの CSS のブート

ネットワーク ブートを使用すると、www.cisco.com にある CSS ソフトウェア バージョンの .zip ファイルを使用して、ネットワーク ドライブから CSS をブートできます。CSS のネットワーク ブートを設定するには、CSS にハードディスクまたはフラッシュ ディスクなどの使用可能なディスクが必要です。

www.cisco.com へのアクセスにはユーザ ログインとパスワードを使用します。この Web サイトでは、CSS ソフトウェアのネットワーク ブート用 .zip ファイルのバージョンを一覧表示したページにアクセスできます。イメージをクリックしてソフトウェアをダウンロードします。


) ネットワーク ブートでは、次の点に注意してください。
UNIX ワークステーションでは、ネットワーク ブートはサポートされません。また、War-FTP デーモンは、システム ソフトウェアのネットワーク ブートに使用できません。また、ネットワーク ブートでは CSS からのコア ダンプを使用できません。


複数の CSS でそれぞれの設定情報を保持しながら、同じブート イメージを使用する場合に、ネットワーク ブートを実行します。設定情報が格納されている場所への代替パスを指定します。この情報は、ブート イメージと同じネットワーク ファイル システムに存在する必要があります。

代替設定パスを使用する場合は、そのパスが script、log、information の各サブディレクトリを含むディレクトリを指していることを確認してください。これらのサブディレクトリには、ブート イメージの該当サブディクトリ内のファイルが存在している必要があります。これらのサブディレクトリを作成して、ブート イメージからファイルをコピーしてください。

ここでは、次の内容について説明します。

プライマリ SCM のネットワーク ブート設定

パッシブ SCM のネットワーク ブート設定

ネットワーク ブート設定の表示

プライマリ SCM のネットワーク ブート設定

CSS 11503 または 11506 のプライマリ SCM をネットワーク ブートするように設定するには、次の手順を実行します。

1. SCM 管理ポートが、CSS をブートするネットワーク ドライブにアクセスできることを確認します。SCM はドライブをマウントし、ネットワーク ドライブに読み取りと書き込みを行います。

2. FTP を使用して、FTP レコードで指定したネットワーク ドライブのベース ディレクトリにソフトウェアの .zip ファイルをインストールします。このネットワーク ディレクトリは、CSS のブートに使用するディレクトリと同じにする必要があります。

3. .zip ファイルを展開します。ネットワーク経由でロードする場合には、.zip フォーマットの配布ファイルを使用する必要があります。

4. FTP レコードを設定します。FTP レコード作成の詳細については、 第 1 章「CSS ソフトウェアの管理」 を参照してください。ネットワーク ブート関連の FTP レコードに含まれる config-path (設定パス)とベース ディレクトリ パスには、ネットワーク ドライブ以外のドライブの名前(c:、host: など)と競合するパス名を使用しないでください。

たとえば、次のように入力します。

# ftp-record bootrecord 192.168.19.21 bobo encrypted-password “secret” e:/adi_directory/
 

このディレクトリには、展開したファイルを格納する必要があります。

5. CSS がネットワーク ドライブからブートされるように設定します。たとえば、次のように入力します。

(config-boot)# primary boot-type boot-via-network bootrecord
 

6. 必要であればプライマリ設定パスを設定し、複数の CSS でそれぞれの設定情報を別のディレクトリに保持しながら、同じブート イメージを使用することもできます。CSS は FTP サーバを経由して、FTP レコードで定義された設定パスにアクセスできる必要があります。たとえば、次のように入力します。

(config-boot)# primary config-path e:/adi_directory/

パッシブ SCM のネットワーク ブート設定

CSS 11503 または 11506 のパッシブ SCM をネットワーク ブートするように設定するには、次の手順を実行します。

1. 未設定の場合は、パッシブ SCM の FTP レコードを設定します(「パッシブ SCM のブート設定レコードの設定」参照)。

2. パッシブ SCM 管理ポートが、CSS をブートするネットワーク ドライブにアクセスできることを確認します。プライマリ SCM が故障すると、パッシブ SCM がリモート ディスクに接続し、ソフトウェア設定をロードします。

3. CSS がネットワーク ドライブからブートされるように設定します。たとえば、次のように入力します。

(config-boot)# passive primary boot-type boot-via-network bootrecord
 

設定済みの FTP レコードのリストを表示するには、末尾に ? 文字を付けてコマンドを実行します。たとえば、次のように入力します。

(config-boot)# passive primary boot-type boot-via-network bootrecord ?
 

4. 必要であればプライマリ設定パスを設定し、複数の CSS でそれぞれの設定情報を別のディレクトリに保持しながら、同じブート イメージを使用することもできます。使用している FTP デーモンが、ドライブのマッピングに対応していることが条件です。また、CSS が FTP サーバ経由で、FTP レコードで定義された設定パスにアクセスできる必要があります。たとえば、次のように入力します。

(config-boot)# primary config-path e:/adi_directory/

ネットワーク ブート設定の表示

ネットワーク ブート設定を表示するには、 show version コマンドを使用します。たとえば、次のように入力します。

(config)# show version
 
Version: sg0730002 (7.30.0.02)
Network Path: e:/adi_directory/
Config Path: e:/adi_directory/
Flash (Locked): 7.20.0.03
Flash (Operational):7.30.0.02
Type: PRIMARY
Licensed Cmd Set(s):Standard Feature Set
Enhanced Feature Set
Secure Management
 

) スーパーユーザ モードでネットワーク ブート設定を表示するには、 version コマンドを使用します。


ネットワーク ブート設定情報を表示するには、 show boot-config コマンドを使用します。たとえば、次のように入力します。

(config)# show boot-config
 
!*********************** BOOT CONFIG ***********************
secondary config-path e:/adi_directory/
secondary boot-type boot-via-network Secondary-Boot
primary boot-file sg0730002
primary boot-type boot-via-network
subnet mask 255.0.0.0
ip address 192.168.4.226

以降の内容について

第 3 章「ユーザ プロファイルの設定」 では、デフォルトプロファイル ファイルに CSS ユーザ プロファイルを設定する方法について説明します。