Cisco ACE XML ゲートウェイ スタートアップ ガイド Software Version 5.1
XML Gateway へのトラフィック送信
XML Gateway へのトラフィック送信
発行日;2012/01/08 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 637KB) | フィードバック

XML Gateway へのトラフィック送信

  • ポリシーの導入後、ACE XML Gateway に Order サービス要求を送信して設定のテストを行うことができます。ACE XML Manager Web コンソールにはテスト用ブラウザが用意されており、単純な要求を ACE XML Gateway のサービスに送信するために利用できます。
  • テスト用ブラウザから要求を送信すると、その要求は実際には ACE XML Gateway で始まります。サービス プロキシにアクセス要件が必要な場合、クライアントと同様に、この ACE XML Gateway もそれらを満たしている必要があります(ポリシーが特定のクライアントの IP アドレスへのアクセスを制限している場合、覚えておく必要があります)。
  • テスト用ブラウザは本来、ACE XML Gateway とバックエンド サービス間の接続をチェックするためのものですが、新規のサービス プロキシに対して最初に行うテストにも使えます。

テスト用ブラウザの使用

  • サービス プロキシをテスト用ブラウザから試す手順は次のとおりです。
  • [Routing Browser] で retrieveQuote サービス プロキシの名前をクリックします。
  • サービス プロキシ情報のページが表示されます。
  • [Test] メニューが現れるまでページを最下部へスクロールします(このメニューにはデフォルトの選択肢 -- Send Test Message -- が入っています)。
  • [Test] メニューから [Test Consumer Interface] を選択し、 [Test] ボタンをクリックします。
  • Send Test Message ウィンドウが表示されます。このサービス プロキシに適した SOAPAction ヘッダと本文があらかじめテキスト入力欄に記述されています。XML Manager が、スキーマから取り出した値を使用して要求の本文を記述します。次に例を示します。
  • <ord:year>3</ord:year>
  • 自動的に生成された値は、より実際的な値へ任意に変更できます。ただし、このサービスはテスト用ブラウザが生成した値で機能するので、ここでは不要です。
  • 準備ができたら [Send Test Message] をクリックします。
  • 正常に終了すると、正常終了の応答メッセージが HTTP 応答コード 200 として Response ページに表示されます。応答の中に retrieveQuoteResponse という名前のエレメントが現れることに注意してください。正常に終了できなかった場合は、応答ウィンドウにエラー メッセージが表示されます。

クライアント用テスト ツール

  • テスト用ブラウザは、XML Gateway サービスの最初のテスト ツールとしては役立ちますが、より実際的なテスト シナリオについては、HTTP クライアント用テスト ツールを使用する必要があります。無料で利用できる Microsoft WFetch、soapUI、Curl など、多数のテスト ツールがあります。
  • Curl はコマンドライン ツールですが、次のサイトから入手できます。
  • http://curl.planetmirror.com/
  • Parasoft SOAtest は、自動テストおよび負荷テストをサポートする SOAP クライアントのテスト ツールです。詳細は、次のサイトを参照してください。
  • http://www.parasoft.com
  • 次に、Microsoft の WFetch を使用してサービスをテストする手順を紹介します。WFetch は IIS Diagnostics Toolkit の一部ですが、Microsoft Download Center で「WFetch」を検索して、入手できます。次のサイトを参照してください。
  • http://www.microsoft.com/downloads/search.aspx

WFetch を使用したポリシーのテスト

  • 最初に WFetch をダウンロードしてインストールし、WFetch でサービスをテストします。詳細については、Microsoft の資料を参照してください。
  • Web コンソールのテスト用ブラウザが要求メッセージを生成しました。別のクライアントを使用する場合、テスト メッセージを手作業で作成する必要があります。テスト メッセージは、サービス例示サイトで公開されているメッセージ テンプレートを利用して作成することができます。
  • 要求のテンプレート サイト: http://example.reactivity.com/
  • 例示ページで Retrieve quote サービス オペレーションの名前をクリックします。
サービス オペレーションの情報
 
  • 要求メッセージ テンプレートが応答例とともに表示されます。要求メッセージ テンプレートを利用してメッセージを作成し、HTTP クライアント ツールから ACE XML Gateway へ送信します。手順は次のとおりです。
  • WFetch を開き、メッセージ構成ページで [Verb] オプションを [POST] に設定します。
  • [Host] 欄に ACE XML Gateway のホスト名を入力します(xmlgateway.organization.com など)。
  • [Port] 欄に 80 と入力します。
  • [Path] 欄に、テストのために公開するサービスのローカル パスを入力します。 WSDL 文書のインポートによる Web サービスの定義 サービスの仮想化で設定したように、 [Path] 欄は /orders とします。
  • [Ver] [Auth] [Connect] は、それぞれデフォルト値の 1.1、Anonymous、http でかまいません。
  • [Advanced Request] オプションでは [Add Headers&Body] を選択します。
  • テキスト入力欄にテスト メッセージのヘッダと本文を追加します。SOAP メッセージ を参照してください。HTTP ヘッダと本文は必ず空白行で区切ってください。
 
SOAP メッセージ

SOAPAction: "http://oakinsurance.com/order/retrieveQuote"
Content-Type: text/xml

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<soap:Envelope
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"
xmlns:soap="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/">
<soap:Body>
<retrieveQuote xmlns="http://oakinsurance.com/order/">
<policy>
<dateOfBirth>
<month>January</month>
<day>1</day>
<year>1960</year>
</dateOfBirth>
<zipCode>94002</zipCode>
<height>52</height>
<weight>150</weight>
<coverage>402</coverage>
</policy>
</retrieveQuote>
</soap:Body>
</soap:Envelope>

  • メッセージ テンプレートを example.reactivity.com からコピーする場合は、テンプレートのテキストをリストに示したサンプル値に必ず置き換えてください。
  • WFetch メッセージの設定ページが次のように表示されます。
WFetch メッセージ設定ページ
 
  1. [Go!] ボタンをクリックして要求を送信します。
  2. 図 10-3 にあるような応答が [Log Output] 欄に表示されるはずです。
WFetch の応答
 
  • この応答にはサンプルの価格、有効期限などともに、retrieveQuoteResult エレメントが含まれていることに注意してください。

WSDL 文書の自動生成と公開

  • XML Manager は、ポリシーで定義した SOAP サービスに対応する WSDL 文書を自動生成できます。WSDL 文書は様々なアプリケーションで便利に利用できます。一部の開発環境では、たとえばサービスのクライアント コードの生成に使用できます。テスト ツールの場合なら、テスト フレームワークの実装に使用できます。XML Manager から生成された WSDL 文書では、ポート定義において ACE XML Gateway をサービスの配置先として指定します。
  • WSDL 文書は、ポリシー内ではハンドラ グループに相当します。ハンドラ グループには任意の数のサービス プロキシ、ハンドラ、またはサービス記述を含めることができます。ただし、自動生成する WSDL 文書の中では SOAP ベースのサービスのみが記述されます。
  • ハンドラ グループとして WSDL 文書を作成する手順は次のとおりです。
  • ルーティング ブラウザ上で、発注サービスを要求するハンドラ グループ の横にある [generate WSDL] リンクをクリックします。
  • ブラウザのウィンドウに WSDL 文書が表示されます。
  • ブラウザの [Back] ボタンをクリックして、ルーティング ブラウザに戻ります。
  • ハンドラ グループとして WDSL 文書が生成されたあと、ルーティング ブラウザで [generate WSDL] リンクを右クリックし、メニューから [Save Target As] を選択すると、この WSDL ファイルをファイルシステムに保存できます。
  • 新規のサービス定義では、ポリシーを導入するか、上述のように WSDL 文書を手作業で作成しないかぎり、WSDL 文書を利用できません。
  • パートナーや顧客が WSDL 文書を利用できるように、制限付きの公開(ACE XML Gateway のサービス ディレクトリを利用)、または一般公開(ACE XML Gateway を通過して到達できる URL)が可能です。一般公開の場合、特定のハンドラ グループに対応する WSDL 文書は次のパスで公開できます。
  • http://<gateway_hostname>:<port>/<service_path>?WSDL
  • 複数の WSDL 文書を 1 つの URL で公開するには、 System Management > Gateway Settings ページで [WSDL Publishing] を設定します。特に、オプション [Serve WSDL Files from the Gateway] は有効にしてください。
  • 次回以降のポリシー導入では、ACE XML Gateway が毎回自動的に、ポリシー内のすべてのハンドラ グループに対応する WSDL 文書を一般からアクセス可能な URL に公開します。