Cisco Global Site Selector コマンド リファレンスSoftware Version 2.0
CLI の使用方法
CLI の使用方法
発行日;2012/02/03 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

CLI の使用方法

コマンドライン処理の使用方法

コマンド モード

コマンド モードの構造

EXEC モード

グローバル コンフィギュレーション モード

DDoS コンフィギュレーション モード

DRP エージェント コンフィギュレーション モード

インターフェイス コンフィギュレーション モード

グローバル サーバ負荷バランシング コンフィギュレーション モード

コマンド構文の確認

コマンド出力の制御

パイプ(|)文字の使用方法

grep の使用方法

sort の使用方法

wc の使用方法

monitor の使用方法

CLI の使用方法

CLI(コマンドライン インターフェイス)は、GSS を設定、管理、監視するための一連のコマンドを提供する、テキスト行ベースのユーザ インターフェイスです。この章は、これらのコマンドの使用に役立つように、次のセクションから構成されています。

コマンドライン処理の使用方法

コマンド モード

コマンド構文の確認

システム ヘルプの使用方法

設定変更の保存

コマンド構文の確認

コマンド出力の制御

システム ヘルプの使用方法

設定変更の保存

コンソール ポートから GSS に直接アクセスする方法、または Telnet か Secure Shell(SSH; セキュア シェル)を使用してリモートで GSS にアクセスする方法については、『Cisco Global Site Selector Getting Started Guide』の第 2 章「Accessing the GSS CLI」を参照してください。

コマンドライン処理の使用方法

GSSソフトウェア コマンドでは大文字と小文字が区別されません。現在使用可能なその他のコマンドやパラメータと区別できる十分な文字がコマンドおよびパラメータに含まれる場合は、コマンドおよびパラメータを短縮できます。履歴バッファに保存されている最後の 20 個のコマンドをスクロールし、プロンプトにコマンドを入力したりコマンドを編集したりすることができます。GSS CLI でサポートされるキーの組み合わせの概要については、 表1-1 を参照してください。

 

表1-1 コマンドライン処理のキーの組み合わせ

キーの組み合わせ
内容

Ctrl-A

コマンドラインの第 1 文字にジャンプします。

Ctrl-B または←

カーソルを 1 文字左に移動します。

Ctrl-C

エスケープしてプロンプトおよびタスクを終了します。

Ctrl-D

カーソル位置の文字を削除します。

Ctrl-E

現在のコマンドラインの末尾にジャンプします。

Ctrl-F または→ 1

カーソルを 1 文字右に移動します。

Ctrl-K

カーソルの位置からコマンドラインの末尾までを削除します。

Ctrl-L

現在のコマンドラインを新しいラインで繰り返します。

Ctrl-N または↓ 1

履歴バッファの次のコマンドラインを入力します。

Ctrl-P または↑ 1

履歴バッファの直前のコマンドラインを入力します。

Ctrl-T

カーソル位置の文字を、カーソルの左側の文字と置き換えます。

Ctrl-U ; Ctrl-X

カーソルの位置からコマンドラインの先頭までを削除します。

Ctrl-W

最後に入力した単語を削除します。

Esc-B

カーソルを 1 単語左に移動します。

Esc-D

カーソルの位置から単語の末尾までを削除します。

Esc-F

カーソルを 1 単語右に移動します。

Delete キーまたは BackSpace キー

コマンドの入力時に間違いを消去し、このキーの使用後にコマンドを再入力します。

1.矢印キーは、VT100 などの ANSI 互換端末のみで機能します。

コマンド モード

GSS CLI では、次の主要コマンド モードがサポートされます。

EXEC モード

グローバル コンフィギュレーション モード

インターフェイス コンフィギュレーション モード

グローバル サーバ負荷バランシング コンフィギュレーション モード

この 4 つの主要コマンド モードに加えて、グローバル サーバ負荷バランシング コンフィギュレーション モードから下位コマンド モードにアクセスできます。詳細については、次の「コマンド モードの構造」の図を参照してください。

コマンド モードの構造

次の図は GSS コマンド モード構造を示しています。

 

EXEC モード

EXEC アクセス レベルには、特権とユーザという 2 つのレベルがあります。enable コマンドおよび disable コマンドにより、この 2 つのレベルを切り替えます。ユーザは、有効なパスワードを入力した場合、ユーザレベル EXEC コマンド ラインを使用できます。ユーザレベル EXEC コマンドは、特権レベル EXEC コマンドのサブセットです。ユーザレベル EXEC プロンプトでは、ホスト名に続けて右かぎカッコ(>)が表示されます。特権レベル EXEC コマンド ラインのプロンプトはポンド記号(#)です。EXEC コマンドを実行するには、EXEC システム プロンプトにコマンドを入力して Return キーを押します。

次の例では、ユーザがユーザ レベルから特権レベル EXEC コマンド ラインにアクセスしています。

gssm1.example.com> enable
gssm1.example.com#

 

EXEC プロンプトにコマンドを入力するときは、 Delete キーまたは BackSpace キーのシーケンスを使用してコマンドを編集してください。

ショートカットとして、一意となる最少文字にコマンドを短縮できます。たとえば、 show コマンドの代わりに sho と入力できます。

特定の EXEC コマンドでは、次のプロンプトが画面の最下部に表示された状態で複数の画面が表示されます。

--More--

 

出力を続けるには スペースバー を押し、次の行を表示するには Return キーを押します。その他のキーを押すと、プロンプトに戻ります。--More-- プロンプトでは、 ? を押してヘルプ メッセージを表示することもできます。

EXEC モードを終了するには、次のようにシステム プロンプトに exit コマンドを入力します。

gssm1.example.com# exit

 

EXEC レベルのコマンドの詳細については、「一般コマンド」を参照してください。

グローバル コンフィギュレーション モード

グローバル コンフィギュレーション モードを開始するには、 configure 特権 EXEC コマンドを入力します。グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力するには、グローバル コンフィギュレーション モードを開始する必要があります。

gssm1.example.com# configure
gssm1.example.com(config)#

 

グローバル コンフィギュレーション モードを終了するには、 end グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力します。

gssm1.example.com(config)# end

 

exit コマンドを入力するか Ctrl-Z を押すことでも、グローバル コンフィギュレーション モードを終了できます。

グローバル コンフィギュレーション レベルのコマンドの詳細については、「グローバル コンフィギュレーション モード コマンド」を参照してください。

DDoS コンフィギュレーション モード

Distributed Denial of Service(DDoS)コンフィギュレーション モードを開始するには、次のように ddos グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力します。

gssm1.example.com# config
gssm1.example.com(config)# ddos
gssm1.example.com(config-ddos)#

 

DDoS コンフィギュレーション モードを終了するには、次のように exit コマンドを入力してグローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

gssm1.example.com(config-ddos)# exit
gssm1.example.com(config)#

 

DDoS コンフィギュレーション レベルのコマンドの詳細については、「DDoS モジュール コンフィギュレーション モード コマンド」を参照してください。

DRP エージェント コンフィギュレーション モード

Director Response Protocol(DRP)エージェント コンフィギュレーション モードを開始するには、次のように drp グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力します。

gssm1.example.com# config
gssm1.example.com(config)# drp
gssm1.example.com(config-drp)#

 

DRP エージェント コンフィギュレーション モードを終了するには、次のように exit コマンドを入力してグローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

gssm1.example.com(config-drp)# exit
gssm1.example.com(config)#

 

DRP エージェント コンフィギュレーション レベルのコマンドの詳細については、「DDoS モジュール コンフィギュレーション モード コマンド」を参照してください。

インターフェイス コンフィギュレーション モード

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始するには、次のように interface グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力します。

gssm1.example.com# config
gssm1.example.com(config)# interface ethernet 0
gssm1.example.com(config-eth0)#

 

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了するには、次のように exit コマンドを入力してグローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

gssm1.example.com(config-eth0)# exit
gssm1.example.com(config)#

 

インターフェイス コンフィギュレーション レベルのコマンドの詳細については、「Cisco GSS の CLI コマンド」を参照してください。

グローバル サーバ負荷バランシング コンフィギュレーション モード

グローバル サーバ負荷バランシング コンフィギュレーション モードを開始するには、次のように gslb 設定コマンドを入力します。

gssm1.example.com# config
gssm1.example.com(config)# gslb
gssm1.example.com(config-gslb)# proximity group ProxyGroup1 ip 192.168.9.0 255.255.255.0

 

グローバル サーバ負荷バランシング コンフィギュレーション モードを終了するには、次のように exit コマンドを入力してグローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

gssm1.example.com(config-gslb)# exit
gssm1.example.com(config)#
 

グローバル サーバ負荷バランシング コンフィギュレーション レベルのコマンドの詳細については、「グローバル サーバ負荷バランシング コンフィギュレーション モード コマンド」を参照してください。

コマンド構文の確認

ユーザ インターフェイスでは、エラー インジケータのキャレット記号(^)の形式でエラーが示されます。 ^ 記号は、コマンド文字列で正しくないコマンド、キーワード、引数を入力した場所に表示されます。

次の例では、デバイス クロックを設定する過程で構文エラーが発生しています。この場合は状況依存ヘルプを使用し、クロックを設定する場合の構文を確認して間違いを訂正します。

gssm1.example.com#clock 20:06:00 26 july 2003
^
% Invalid input detected at '^' marker.
 
gssm1.example.com#clock ?
set Set the time and date
timezone Set timezone
 

ヘルプ出力には、 set キーワードが必要であることが示されています。 上矢印キー を押して、前のコマンドを自動的に繰り返してください。スペースと疑問符(?)を追加して、次のようにその他の引数を表示します。

gssm1.example.com#clock set ?
<0-23>: Current Time (hh:mm:ss)
 
gssm1.example.com#clock set 20:00:00
% Incomplete command.
gssm1.example.com#clock set 20:00:00?
<0-59>
gssm1.example.com#clock set 20:00:00 ?
<1-31> Day of Month
april
august
december
february
january Month of the Year
july
june
march
may
november
october
september
gssm1.example.com#clock set 20:00:00 july ?
<1-31> Day of Month
gssm1.example.com#clock set 20:00:00 july 26 ?
<1993-2035> Year
gssm1.example.com#clock set 20:00:00 july 26 2004

コマンド出力の制御

特別な演算子をコマンド構文に追加して、GSS CLI コマンドの出力を制御できます(フィルタ処理またはファイルへの保存)。GSS コマンドの出力を制御するさまざまなコマンド オプションに関する情報を、次の表で説明します。

CLI 出力コマンドの使用時には次のガイドラインに従ってください。

|(パイプ)コマンドまたは >(リダイレクト)コマンドの使用時には、特定の記号(‘、;、<など)を使用できません。

1 つの |(パイプ)コマンドまたは 1 つの >(リダイレクト)コマンドのみを使用できます。GSS ソフトウェアでは、両方の出力コマンドの同時使用をサポートしていません。

パイプ(|)文字の使用方法

grep sort wc monitor という短縮リストの演算子に GSS コマンドの出力を送るには、パイプ(|)文字を使用します。たとえば、GSS キープアライブ機能に関するすべてのログを表示するには、次のように入力します。

show logs | grep -i KALE

 

次のセクションでは、 grep sort wc monitor 演算子をパイプ(|)文字と併用する方法について説明します。

grep の使用方法

| grep 演算子では CLI コマンド出力がフィルタ処理され、指定テキストと一致するテキストの行を含む出力のみが表示されます。次の例では、ディレクトリに[log]が含まれるファイルのみが表示されます。

gssm1.example.com> ls
platform.cfg
props.cfg
props.cfg.startup
runmode-comment
running.cfg
squid
sysMessages.log
syslog-messages.log
sysmsg
sysout
system.log
tmp
tomcat
trace.log
 
gssm1.example.com> ls |grep log
sysMessages.log
syslog-messages.log
system.log
trace.log
 

grep 演算子でサポートされるオプションの詳細については、Linux オペレーティング システムに付属のマニュアルを参照してください。

sort の使用方法

| sort 演算子では、CLI コマンドに関連するすべてのファイルがソートされます。次の例では、ディレクトリにあるすべてのファイルの逆ソートが実行されます。

gssm1.example.com> ls
platform.cfg
props.cfg
props.cfg.startup
runmode-comment
running.cfg
squid
sysMessages.log
syslog-messages.log
sysmsg
sysout
system.log
tmp
tomcat
trace.log
 
gssm1.example.com> ls | sort -r
trace.log
system.log
sysout
sysmsg
syslog-messages.log
sysMessages.log
squid
tmp
tomcat
running.cfg
runmode-comment
props.cfg.startup
props.cfg
platform.cfg
 

sort 演算子でサポートされるオプションの詳細については、Linux オペレーティング システムに付属のマニュアルを参照してください。

wc の使用方法

| wc 演算子では、ファイルの総バイト数、ワード数、行数が表示されます。次の例では、メイン ログ ファイル(gss.log)に現在含まれるログ メッセージ数が表示されます。

gssm1.example.com> show logs | wc -l
2236
 

wc 演算子でサポートされるオプションの詳細については、Linux オペレーティング システムに付属のマニュアルを参照してください。

monitor の使用方法

| monitor 演算子では、 show コマンドの出力が継続して表示されます。 monitor 演算子では Linux の watch コマンドが呼び出されて 2 秒ごとに画面が更新されるので、時間の経過に伴う show コマンド出力の変化を確認できます。次の例では、 show statistics keepalive answer type コマンドの出力が表示され、2 秒ごとに最新出力で画面が更新されます。

gssm1.example.com> show statistics keepalive answer type vip 192.168.200.1 | monitor
EEvery 2s: cli-stat kalestat ip-address answer vip 0x101010b
Wed Feb 8 10:01:43 2006
IP: 192.168.200.1
GID: 17728 LID: 1
Status: ONLINE
No of Keepalives Configured: 1
Keepalive => 10.1.1.1
Status: ONLINE
Keepalive Type: kalap, Shared, Standard
Primary Circuit: 10.1.1.1
Load: 10
Circuit Transitions: 0
VIP Failovers: 0
Packets Sent: 1279
Packets Received: 26
Positive Probe: 26
Negative Probe: 940
Transitions: 4
 

リダイレクト(>)文字の使用方法

コマンドの出力をファイルにリダイレクトするには、リダイレクト(>)演算子を使用できます。 pwd コマンドによって決定した現行作業ディレクトリ内のファイルのみにリダイレクトすることができます。

たとえば次のようにコマンドを入力できます。

gssm1.example.com# show running-config>running-config.txt

システム ヘルプの使用方法

次の方法により、CLI コマンドの入力時にヘルプを表示できます。

状況依存ヘルプ システムの簡易説明を表示するには、 help と入力します。

コマンド モードのすべてのコマンドをリスト表示するには、システム プロンプトに疑問符( ? )を入力します。

特定文字セットで始まるコマンドのリストを表示するには、短縮したコマンドの直後に疑問符( ? )を入力します。

gssm1.example.com# cl?
clear clock
 

コマンドのキーワードまたは引数をリスト表示するには、コマンドの後にスペースと疑問符( ? )を入力します。

gssm1.example.com# clock ?
clear Clear the current time from the battery-backed clock
save Save the current time into the battery-backed clock
set Set the local time and date

設定変更の保存

新しい設定の損失を防ぐには、次の例のように copy コマンドまたは write コマンドを使用して NVRAM(不揮発性 RAM)に設定を保存します。

gssm1.example.com# copy running-config startup-config
 

または

gssm1.example.com# write memory
 

詳細については、「Cisco GSS の CLI コマンド」 copy running-config startup-config コマンドの説明を参照してください。