Cisco Global Site Selector CLI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド Software Version 2.0
用語集
発行日;2012/02/03 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

 


C
Cisco Network Registrar(CNR; シスコ ネットワーク レジストラ)
GSS で使用されると、製品機能が拡張され、GSS が DNS 階層の最上位に移行できるようになります。これにより、GSS は DNS アプライアンスのように動作し、DNS インフラストラクチャの管理および設定プロセスが簡素化されます。
Content Routing Agent(CRA)
Content Delivery Network(CDN)またはサーバ ロードバランシング装置上で稼働し、コンテンツのルーティングを決定できるように GSS に情報を提供し、GSS からのコンテンツ ルーティング要求を処理するソフトウェア
Content Services Switch(CSS)
レイヤ 4 ~レイヤ 7 のコンテンツに対応するシスコのサーバ ロードバランシング装置
Content Switching Module(CSM)
Catalyst 6500 シリーズ スイッチ製品用のサーバ ロードバランシング コンポーネント
CRA(キープアライブ)
テスト中の GSS 回答が GSS のブーメラン サーバ コンポーネントに関連付けられた Content Routing Agent(CRA)である場合に使用されるキープアライブ。CRA キープアライブ タイプでは、指定するアドレスの CRA に ping して、装置のオンライン状況が戻されます。

 


D
Distributed Denial of Serice(DDoS)
特定のコンピュータまたはネットワーク リソースに対して正当なユーザ アクセスを拒否するように設計された攻撃タイプ。このような攻撃では、数千のスプーフィングされた DNS 要求をターゲット装置に送信します。次に、ターゲットはこれらの要求を有効なものとして処理し、スプーフィングされた受信者(つまり、感染者)に DNS 応答を戻します。
ターゲットが攻撃への応答でビジーとなるため、正当な D プロキシからの有効な DNS 要求を廃棄してしまいます。要求数が千単位となると、攻撃では潜在的に DNS 応答のマルチギガビット フラッディングを生成できるため、ネットワークの輻輳がもたらされます。これに対抗するため、GSS では DDoS の検出および防止モジュールを備えています。
DNS 規則
GSS の中心になるコンフィギュレーションおよびルーティングの概念。個々の要求がリソース、方法、およびオプションのバランスを図って送信元アドレス/ドメインのペアに適用されるようにします。
DNS レース
2 ~ 20 サイト間に負荷を分散するよう設計された GSS の Boomerang Server コンポーネントにより開始される分散方式。DNS レースでは、複数のサイト間で 1 つの「レース」を使用して、すべての可能な CRA に DNS 要求を解決する均等な機会を与えます。
domain list
ホストに割り当てられ、管理およびルーティング目的で論理上グループ化された 1 つまたは複数のドメイン
DRP
Director Response Protocol(DRP)。GSS は DRP を使用して、DRP エージェントと呼ばれる各ゾーンのプローブ装置と通信します。DRP は、シスコ システムズにより開発された一般的な UDP ベースのクエリーと応答の情報交換プロトコルです。ゾーン内のプローブ装置と同様に、DRP エージェント ソフトウェアをサポートする任意のシスコ製ルータを使用して、ICMP エコーベースの Round-Trip Time(RTT; ラウンドトリップ時間)を測定できます。GSS は、DRP ICMP エコーベースの RTT クエリーおよび応答方法を使用して、Cisco IOS ベースのルータと通信します。
D プロキシ
クライアントのローカル ネーム サーバ。クライアントに代わって DNS クエリーを繰り返します。クライアントが再帰型クエリーを 1 回出すと、D プロキシからクエリーが何度も繰り返される可能性があります。Local Domain Name Server(LDNS; ローカル ドメイン ネーム サーバ)ともいいます。

 


F
Fully Qualified Domain Name(FQDN; 完全修飾ドメイン名)
Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)階層構造の DNS ルートとの関係で、特定のノードの絶対位置を指定するドメイン名

 


G
Global Server Load Balancing(GSLB; グローバル サーバ ロードバランシング)
Content Services Switch(CSS)ベースのシステム。Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)からさまざまなサイトへ、負荷およびアベイラビリティに基づいてクライアントを振り分けます。現在、次の 2 つの形式の GSLB があります。

ルールベース GSLB

ゾーンベース GSLB

Global Site Selector(GSS)
インテリジェントな方式で Domain Name System(DNS;ドメイン ネーム システム)クエリーに応答する、シスコのコンテンツ ルーティング装置。ユーザが作成した DNS 規則に基づいて、クエリーの処理に最適なコンテンツ ロケーションを選択します。
Global Site Selector Manager(GSMM)
GSS 装置の設定情報および統計情報を保管して、GSS ネットワークを管理する装置。GSS 管理者は、CLI(コマンドライン インターフェイス)コマンドまたは GUI(グラフィカル ユーザ インターフェイス)を使用して、GSS ネットワークのパフォーマンスを再設定およびモニタリングできます。
GSS ネットワーク
拡張性のある冗長構成で Global Site Selector(GSS)を配置した GSS の集合

 


H
Hosted Domain List(HDL)
GSS が管理する 1 つまたは複数のドメインのグルーピング。これらのドメインは、管理上の目的および負荷分散の目的によりグループ化されます。
HTTP-Head
テスト中の GSS 回答が CSS または CSM などの SLB 装置に関連付けられた VIP である場合に使用されます。HTTP HEAD キープアライブ タイプでは、指定されたアドレスの Web サーバに TCP 形式の HTTP HEAD 要求を送信すると、装置のオンライン状況(200 応答形式)とともに Web ページの状況およびコンテンツ サイズの情報が戻されます。

 


I
ICMP
テスト中の GSS 回答が CSS または CSM などの SLB 装置に関連付けられた VIP である場合に使用されるキープアライブ タイプ。ICMP キープアライブ タイプでは、設定された VIP アドレス(または共有キープアライブ アドレス)に ping します。オンライン状況(ネットワークに接続されているかどうか)は、対象アドレスからの応答によって判別されます。

 


K
KAL-AP
テスト中の GSS 回答が CSS または CSM などの SLB 装置に関連付けられた VIP である場合に使用されるキープアライブ タイプ。KAL-AP キープアライブ タイプでは、指定したプライマリ(マスター)およびセカンダリ(バックアップ)VIP アドレスの両方に詳細なクエリーを送信して、各インターフェイスのオンライン状況とともにマスター VIP として動作するいずれかのアドレスの負荷情報を戻します。GSS ネットワーク設定に応じて、VIP アドレスを直接問い合わせたり、英数値タグ(KAL-AP By Tag)によってアドレスを問い合わせるために KAL-AP キープアライブを使用することができます。KAL-AP By Tag は、Network Address Translation(NAT; ネットワーク アドレス変換)を実行しているファイアウォールの背後に配置された装置のオンライン状況を判別する場合に、特に便利です。

L
LDNS
クライアントの Local Domain Name Server。

 


N
None(キープアライブ)
キープアライブが None に設定されている場合(GUI を使用して)または回答にキープアライブが指定されていない場合(CLI を使用して)、GSS では名前指定された回答が常にオンラインであると想定します。キープアライブ タイプを None に設定すると、GSS はルーティング要求時にオンライン ステータスまたは負荷を考慮しなくなります。ただし、これにより、GSS がリモート キャッシュ、アプリケーション サーバ、および SLB などの負荷分散を実行できる装置タイプが拡張されます。
NS(キープアライブ)
テストする GSS 回答が Name Server(NS)である場合に使用されるキープアライブ。NS キープアライブ タイプは、指定するドメインに対するクエリーを所定のアドレスのネーム サーバに送信します。オンライン状況は、ネーム サーバがアドレスに対するドメインを解決する能力によって判別されます。

 


P
PDB
GSS のすべてのプロキシミティベースの決定のためのコア インテリジェンスを提供する Proximity Database(PDB; プロキシミティ データベース)。DNS 規則が一致した場合、または対応付けられた句にイネーブルなプロキシミティ オプションがある場合に、プロキシミティ ルックアップが行われます。GSS が D プロキシから要求を受信して、近接な回答を返すことを決定すると、GSS メモリに常駐する PDB から最も近接な回答(RTT 時間が最短である)を識別して、要求元の D プロキシに回答を送信します。PDB プロキシミティ プロセスで近接な回答を決定できない場合、GSS は、プロキシミティ ネットワーク内のすべてのゾーンのプローブ装置から測定されたゾーン固有の RTT 結果を収集して、GSS メモリ内の PDB に追加します。GSS は、PDB で最大 500,000 のエントリをサポートします。

R
RTT
Round-Trip Time(RTT; ラウンドトリップ時間)GSS は DRP クエリーを GSS ネットワーク内の 1 つまたは複数のプローブ装置に送信して、プローブ装置の DRP エージェントに特定の D プロキシの IP アドレスをプローブするよう指示します。各プローブ装置は、ICMP または TCP などの標準プロトコルを使用してクエリーに応答し、ゾーン内の DRP エージェントと要求元クライアントの D プロキシ装置の IP アドレス間の RTT を測定します。GSS は PDB 内の RTT 値から、クライアントの D プロキシ要求への回答を含む最も近接なゾーンとして最小の RTT 値を持つゾーンを選択します。

 


S
Scripted キープアライブ

テスト中の GSS 回答が CSS または CSM などの SLB 装置に関連付けられた VIP である場合に使用されるキープアライブ タイプ。Scripted キープアライブ タイプは、サードパーティ製の装置をプローブして負荷情報を取得するのに使用されます。Scripted キープアライブ タイプでは、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)GET 要求を使用して、ターゲット装置からの負荷情報を取得します。

Secure Socket Layer(SSL)
Web 通信を保護し、暗号化するための標準方式
Server Load-Balancer(SLB; サーバ ロードバランサ)
コンテンツ ルールと各ネットワーク装置から集められたリアルタイムの負荷およびアベイラビリティ データに基づいて、コンテンツ要求とネットワーク リソースの均衡を図るネットワーク装置。シスコの Content Services Switch(CSS)、Content Switching Module(CSM)、LocalDirector などのサーバ ロードバランサは、パブリックにルーティング可能な VIP(仮想 IP)アドレスを提供するとともに、コンテンツ サーバ、ファイアウォール、Secure Socket Layer(SSL)終端、およびキャッシュのフロントエンドとして機能します。GSS ネットワークでは、Internet Message Control Protocol(ICMP)、TCP、および HTTP-HEAD キープアライブによって、サードパーティの SLB をサポートします。

 


T
TCP
TCP キープアライブは、テスト中の GSS 回答が CSS または CSM 以外の GSLB 装置に対する場合に使用されます。GSLB リモート装置には、Web サーバ、LocalDirectors、WAP ゲートウェイ、および TCP キープアライブを使用して確認できるその他の装置などがあります。TCP キープアライブは、3 ウェイ ハンドシェーク シーケンスを実行することにより、リモート装置への TCP 接続を開始します。
Time To Live(TTL)
回答がキャッシュに格納され、要求側 D プロキシによって有効とみなされる時間

 


V
Video on Demand(VoD)
ビデオ、オーディオ、プレゼンテーション、およびプログラムの実行ファイルなどのリッチ メディア コンテンツに対する略語。
Virtual IP Address(VIP)
Cisco CSS および CSM など SLB 装置で使用され、これらの装置が制御する 1 つまたは複数のサーバでホスティングされるコンテンツを表します。コンテンツへの VIP 要求を使用すると、この装置の内部アドレスを外部ユーザに知らせることなく、適切なホストに効率的にルーティングされます。GSS によって VIP に転送されたクライアントの D プロキシは、次に、最適なホストを SLB 装置に問い合わせます。SLB 装置は、D プロキシにその装置の A レコードを応答として返します。

W
Web Cache Control Protocol(WCCP)
パケットの代行受信をする Cisco IOS 機能。
Web Network Services(WebNS)
Content Services Switch(CSS)上で稼働する、VxWorks ベースのオペレーティング システム
Weight Round-Robin:重み付けラウンドロビン
ラウンドロビンと同様に、定義済みの回答リストを実行して、定義済みの負荷スレッシュホールドに基づいて、使用可能な回答をそれぞれ順に選択します。ただし、WRR を使用する場合、各回答にさらに重み因子が割り当てられ、特定のサーバに対する GSS が優遇されて、使用頻度が高まります。

 


重み
回答グループの分散方式が、ラウンドロビンまたは最小負荷に設定されている場合に使用される分散方式。重みは 1 ~ 10 の数値で指定され、次のとおり要求に応答する回答の容量を示します。

ラウンドロビン分散方式と組み合わせて使用した場合、GSS はリストされた数値を使用して、リストの次の回答が実行されるまでに応答に使用される回数の比率を作成します。

最小負荷分散方式と組み合わせて使用した場合、GSS は回答に関連づけられた負荷値を計算するときに、リストされた数値を除数として使用します。この値は、より大きな容量を持つ回答を優先させるバイアスを作成するために使用されます。

オリジンサーバ
オリジナルまたは複製コンテンツ プロバイダーのコンテンツを提供するマシン

 


回答
ユーザのクエリーに回答するネットワーク リソース。ドメインおよび送信元アドレスと同様に、回答は、クエリーの転送先であり、ユーザの D プロキシに有効なホストのアドレスを提供して要求を処理する GSS ネットワーク上の特定タイプのリソースを識別することにより、プライマリ GSSM で設定されます。GSS ネットワークでは、次の 3 つのタイプの回答が可能です。

Virtual IP(VIP) ― Cisco Content Services Switch(CSS)、Content Switching Module(CSM)などの Server Load Balancer(SLB)、または他のCisco IOS ソフトウェア準拠 SLB に関連づけられた IP アドレス

Name Server(NS) ― ネットワークで設定済みの Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)のネーム サーバ

CRA ― GSS ブーメラン サーバに関連付けられた Content Routing Agent(CRA)。

回答グループ
ユーザが定義した一組の Virtual IP(VIP)アドレス、Name Server(NS)、または Content Routing Agent(CRA)アドレス。その中から個々の回答が選択されてコンテンツ要求への回答として使用されます。回答は、リソース プールとしてグループ化されます。GSS は、多数の使用可能な分散方式のいずれかを使用して、最適なリソースを選択し、回答グループの回答からの各ユーザ要求を処理します。
カスタマー
GSS のハードウェア、ソフトウェア、またはサービスを購入するシスコのお客様。通常、Internet Service Provider(ISP; インターネット サービス プロバイダー)、Application Service Provider(ASP; アプリケーション サービス プロバイダー)、または企業ユーザです。
加入者
一定の様式の Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)ルーティングを受信するクライアントまたはクライアントの集合。加入者は、GSS カスタマーのアプリケーション サービスに料金を支払う場合がよくあります。

 


キープアライブ(KAL)
さまざまな方式を使用して特定のアドレスに断続的にクエリーを送信することによって、コンテンツ サービスのアベイラビリティおよび状況を定期的にテストすること。
GSS では、プライマリ キープアライブおよびセカンダリ キープアライブの両方の IP アドレスを使用します。
キープアライブ方式のエントリを参照してください。
キープアライブ方式
装置がオンラインかどうかを判別するのに使用されるプロトコルまたは方法。例として、ICMP、TCP、KAL-AP、HTTP HEAD、および CRA RTT などがあります。

 


クライアント
コンテンツ コンシューマ。GSS が管理しているドメインを Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)要求で求める Web ブラウザまたはマルチメディア ストリーム プレーヤなどがあります。
グローバルなスティッキ
グローバルな DNS スティッキがイネーブルである場合、ネットワーク内の各 GSS 装置はこのネットワークの他の GSS 装置と回答を共有して、ピア メッシュとして動作します。メッシュ内の個々の GSS 装置は、自身のローカル データベース内のクライアント D プロキシからの要求をそれぞれに保管します。メッシュ内の 1 つの GSS 装置がクライアントから同一のホステッド ドメインまたはドメイン リストに対するクエリーを受信すると、グローバルなスティッキにより、ネットワーク内の各 GSS は要求元のクライアントに同じ回答を戻そうとします。このアクションは、ネットワーク内のどの GSS が最初の要求およびそれ以降の要求に回答するよう選択されるかに関係なく、実行されます。個々の GSS 装置は連携して、ネットワーク間のグローバルなスティッキ データベースを維持します。ピア メッシュ内の各 GSS は他のピアからアップデートを受信すると、そのリモート ピアにローカル変更を送信します。

 


コンテンツ プロバイダー
Content Delivery Network(CDN)にコンテンツを配置する、またはサービス プロバイダー/Web ホスティング サービスからホスティング サービスを購入するカスタマー
コンテンツ ルータ
Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)レコードによってコンテンツ要求をルーティングするマシン

 


サービス プロバイダー
Content Delivery Network(CDN)の基盤を提供する、シスコ カスタマー。ISP(インターネット サービス プロバイダー)、ASP(アプリケーション サービス プロバイダー)ともいいます。

 


順序
回答グループへの分散方式が Ordered List と設定された場合に使用される分散方式の設定オプション。要求に応答する場合は、リスト内の回答の位置に基づいて、リストの回答に優先順位が設定されます。
順序リスト
回答グループ内の各リソースが 1 ~ X の番号(X は、グループ内のリソース数)を割り当てられる分散方式。各番号は、グループ内の装置のランクに対応します。番号が小さい装置は、番号が大きい装置より上位にランクされます。GSS はランキングを使用して、各リソースを GSS 管理者に確立された順序に並べ替えようとします。そのために、最初にユーザ要求を処理する使用可能な回答を選択します。リストのメンバーは優先付けされていて、順番に試行されます。メンバーが使用されるのは、その前のすべてのメンバーで最適な結果が得られなかった場合に限られます。順序リスト方式により、スタンドアロン配置またはスタンバイ SLB が受動で、要求を処理するのに使用されない冗長配置など、単一のコンテンツ サイトでリソースを管理できるようになります。
所有者
ドメイン リスト、回答グループなどの GSS リソースグループに対応づけられた社内部門、社内リソース、または外部カスタマー

 


スタティック プロキシミティ
要求ルーティングのタイプ。特定の D プロキシからの着信要求が、送信元 D プロキシに近接しているとみなされる、スタティックに定義されたリソースにルーティングされます。
スティッキ
クライアントがトランザクションを完了できるよう、D プロキシを介してクライアントを一定時間特定のサーバにバインディングするプロセス。スティッキ性(または固定回答、回答キャッシング)により、GSS はクライアントの D プロキシに返された DNS 応答を記憶して、後でクライアントの D プロキシが同じ要求をした場合に同じ回答を返すことができます。DNS 規則でスティッキ性をイネーブルにすると、元の VIP が使用可能である限り、GSS は要求元のクライアントの D プロキシに同一の A レコード応答を返そうとします。GSS では、ローカルおよびグローバルなスティッキ動作をサポートしています。
スティッキ データベース
GSS がローカルまたはグローバル レベルで行うすべての DNS スティッキベースの決定に対してコア インテリジェンスを提供するデータベース。GSS はクライアントの D プロキシからの要求を収集して、これらの要求をスティッキ データベースとしてメモリに保管します。要求は、クライアント D プロキシの IP アドレスまたは D プロキシの IP アドレスのリスト(D プロキシ グループとして設定される)を表すデータベース ID である場合があります。スティッキ データベースには、DNS 規則が一致する各ホステッド ドメイン(ワイルドカード表現を含む単一のホステッド ドメインまたはホステッド ドメインの設定済みリスト)が保管されます。これらのコンポーネントにより、GSS がルックアップ、保管、および DNS 応答のスティッキ性の持続に使用する個々のスティッキ データベース キーが作成されます。GSS は、スティッキ データベース内で最大 400,000 のエントリをサポートします。

 


送信元アドレス リスト
システム管理者が論理上グループにまとめた送信元 IP または送信元 IP ブロックのリスト
ゾーン
装置の配置およびネットワーク分割の特性に基づいて、カスタマー ネットワークを論理的に「ゾーン」に分割することができます。1 つのゾーンを、大陸、国、または主要な都市のデータセンターに地理的に関連付けることができます。データセンター内の Web サーバなど、同じゾーン内に位置するすべての装置では、インターネットの他のエリアと通信する際のプロキシミティ値が同じになります。GSS のプロキシミティ ネットワークは、最大 32 のゾーンで設定できます。各ゾーン内では、アクティブなプローブ装置が任意の GSS 装置からのプローブ命令を受け取るよう設定されます。プローブとは、1 つのプローブ装置から要求元の D プロキシ装置までの RTT を測定するプロセスを意味します。

 


データセンター
中央に配置された装置(コンテンツ サーバ、トランザクション サーバ、または Web キャッシュ)の集合

 


トランザクション
単一のアクティビティ(大きな VoD ファイルの表示またはセキュアな財務トランザクションなど)に論理的に接続された特定のクライアントおよびサーバの一連の相互作用。

 


ネーム サーバ(NS)
DNS 名を IP アドレスに解決する、パブリックまたはプライベートなアドレス指定が可能な DNS サーバ。ネーム サーバは GSS がネーム サーバ転送を行うために使用します。GSS が解決できないクエリーは、解決可能な指定のネーム サーバに転送されます。
ネーム サーバ転送
ネーム サーバ転送は公式な分散方式ではありませんが、GSS を使用するサーバ ロードバランシングで極めて重要な役割をしています。ネーム サーバ転送機能は、ドメインへの要求が GSS ネットワークに設定されたいずれのネーム サーバによっても処理されない場合に使用され、設定済みの既知のネーム サーバに回答できない要求を転送します。このネーム サーバの応答は、GSS を介して戻されるため、GSS 装置から送信されたように認識されます。

 


負荷スレッシュホールド
VIP 回答タイプで使用される分散方式のオプション。回答デバイスから報告される負荷値と比較する 0 ~ 255 の数値を指定します。回答の負荷が指定されたスレッシュホールドを超えている場合、回答はオフラインであるとみなされ、これ以上要求を処理できなくなります。
ブーメラン
GSS のサーバ ロードバランシング コンポーネント。ネットワーク遅延を計算し、その値を使用して要求側 D プロキシに「最も近い」サイトが選択されます。最も近いかどうかは、各ホスト サーバの Content Routing Agent(CRA)間の DNS レースを算出して判別します。要求側 D プロキシに最初に応答した CRA が、要求に応答するものとして選択されます。
プロキシミティ
要求元 D プロキシに関連する最も近接な回答によって DNS 要求に回答する機能。プロキシミティは、要求元クライアントの D プロキシとその回答間の、地理的な距離ではなくネットワーク トポロジーという観点での距離または遅延を意味します。最も近接な回答を判別するために、GSS は各プロキシミティ ゾーンに位置するプローブ装置、Cisco IOS ベースのルータと通信して、要求元クライアントの D プロキシとゾーン間で測定される Round-Trip Time(RTT; ラウンドトリップ時間)メトリック情報を収集します。各 GSS は、クライアント要求を RTT 値が最短の使用可能なサーバに振り分けます。
プローブ
1 つのプローブ装置(DRP エージェント)から要求元 D プロキシ装置までの RTT 測定プロセス。プローブ管理とは、各 GSS とゾーン内のプローブ装置との相互作用の背後にあるインテリジェンスです。各ゾーンには、最低 1 つのプローブ装置およびオプションでバックアップのプローブ装置が必要です。プライマリ プローブ装置に障害がある場合、そのプローブはバックアップ装置にリダイレクトされます。プライマリ プローブ装置が使用可能になれば、プローブはプライマリ プローブ装置に再度リダイレクトされます。GSS では、ダイレクトおよびリフレッシュ プローブの 2 つのプローブ方式をサポートしています。
分散方式
最適なサーバを選択するためのアルゴリズム。回答グループとともに DNS 規則の句を構成するのに使用されます。DNS 規則ごとに最大 3 つの回答グループおよび分散方式が使用できます。

 


ホステッド ドメイン
GSS により管理されるドメイン。代行(foo.com など)には、最低限 2 つのレベルが必要です。ドメイン ワイルドカードを使用できます。

 


ラウンド ロビン
回答グループ内の各リソースを特定の順序でなくリストに表す分散方式。要求が受信されると、GSS はリソースのリストを循環させて、グループから最初の使用可能な回答を選択します。GSS は、ローカルおよびリモートの両方のコンテンツ サイトの使用可能な回答に負荷を均等に分散することにより、要求を解決できます。この分散方式により、同一コンテンツをホスティングしている複数のアクティブなデータセンター間(プライマリ サイトの SLB と、要求を処理するアクティブなスタンバイ サイトの SLB 間など)で要求を分散できます。

 


リージョン
共通の地理的特性を備え、GSS リソースの整理に使用される GSS ロケーションの集まり。

 


ローカル スティッキ
ローカル DNS スティッキにより、GSS 装置は同一のドメイン名に今後送信されるクライアントの D プロキシ要求を最初の要求と同じ場所に「スタック」します。DNS スティッキでは、クライアントの D プロキシから特定のホステッド ドメインまたはドメイン リストへのすべての要求に対して、GSS がユーザ設定可能なスティッキ無活動時間の間に同一の回答(回答がまだ有効である場合)を送信することを保証します。各 GSS は、要求元クライアントの D プロキシに送信する回答に基づいて、ローカル スティッキ データベースを確立および維持します。後続の要求が同じクライアント D プロキシから送信される場合、GSS はこのクライアント D プロキシにキャッシュされた回答(回答が有効である場合)を戻します。
ロケーション
共通の地理的特性を備えた装置を集めてグループにすること。データセンターまたはコンテンツ サイトと同様、管理のためだけに使用されます。
データセンターのエントリを参照してください。