Cisco Global Site Selector CLI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド Software Version 2.0
キープアライブの設定
キープアライブの設定
発行日;2012/02/03 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

キープアライブの設定

CLI へのログインおよび特権 EXEC モードのイネーブル化

グローバル キープアライブ プロパティの変更

デフォルト グローバル キープアライブのプロパティおよび設定

ICMP グローバル キープアライブ設定の変更

TCP グローバル キープアライブ設定の変更

HTTP HEAD グローバル キープアライブ設定の変更

KAL-AP グローバル キープアライブ設定の変更

ICMP グローバル キープアライブ設定の変更

スクリプト キープアライブ グローバル キープアライブ設定の変更

CRA グローバル キープアライブ設定の変更

ネーム サーバ グローバル キープアライブ設定の変更

グローバル キープアライブ プロパティの表示

共有 VIP キープアライブの設定

ICMP 共有キープアライブの設定

TCP 共有キープアライブの設定

HTTP HEAD 共有キープアライブの設定

KAL-AP 共有キープアライブの設定

スクリプト キープアライブ共有キープアライブの設定および変更

共有キープアライブの削除

共有キープアライブ プロパティの表示

次の作業

キープアライブの設定

この章では GSS ネットワークでのキープアライブの設定方法について説明します。キープアライブは、回答に関連付けられているリソースがまだアクティブであるかどうか確認するために、GSS が定期的にチェックする方法です。

GSS はキープアライブを使用して、VIP の簡単なオンライン ステータスから、サーバ上で稼働しているサービスおよびアプリケーションにいたる情報を収集および追跡します。キープアライブを設定して、絶えずリソースのオンライン ステータスをモニタし、その情報をプライマリ GSSM に報告するようにすることができます。

また、追跡中の回答タイプに応じて、GSS は Server Load Balancer(SLB; サーバ ロード バランサ)の負荷および接続情報をモニタし、負荷ベースのリダイレクションを実行するためにこの情報を使用することもできます。

この章の内容は、次のとおりです。

CLI へのログインおよび特権 EXEC モードのイネーブル化

グローバル キープアライブ プロパティの変更

グローバル キープアライブ プロパティの表示

共有 VIP キープアライブの設定

スクリプト キープアライブ共有キープアライブの設定および変更

共有キープアライブの削除

共有キープアライブ プロパティの表示

次の作業

CLI へのログインおよび特権 EXEC モードのイネーブル化


) GSS にログインし、特権 EXEC モードをイネーブルにする場合、ユーザは、管理者権限を持つ設定済みのユーザである必要があります。ユーザ アカウントの作成および管理の詳細については、『Cisco Global Site Selector Administration Guide』を参照してください。


プライマリ GSSM にログインし、CLI で特権 EXEC モードをイネーブルする手順は、次のとおりです。

1. Telnet または SSH を介してプライマリ GSSM にリモートでログインする場合は、GSSM のホスト名または IP アドレスを入力して CLI にアクセスします。

端末と GSSM 間で直接シリアル接続を使用する場合は、端末エミュレーション プログラムを使用して CLI にアクセスします。専用の端末を使用して GSS 装置に直接接続を確立する手順、および SSH または Telnet を使用してリモート接続を確立する手順については、『 Cisco Global Site Selector Getting Started Guide 』を参照してください。

2. GSSM にログインするための GSS 管理ユーザ名およびパスワードを指定します。CLI のプロンプトが表示されます。

gssm1.example.com>
 

3. CLI プロンプトで、特権 EXEC モードを次のようにイネーブルにします。

gssm1.example.com> enable
gssm1.example.com#

 

グローバル キープアライブ プロパティの変更

GSS には、GSS によって使用される一連のデフォルト(または最小)値として機能するグローバル キープアライブ プロパティが格納されています。必要に応じて、グローバル サーバ ロードバランシング設定モードで CLI コマンドを入力して、 GSS のグローバル キープアライブ プロパティを変更することができます。グローバル キープアライブ プロパティを変更して適用すると、GSS によって現在使用されているキープアライブのデフォルト値がただちに変更されます。たとえば、VIP 回答がそれと関連付けられたデフォルト値のすべてを持つ TCP キープアライブを使用し、デフォルト ポート値をポート 80 からポート 23 に変更した場合、ポート 23 が自動的に TCP キープアライブのデフォルトになります。


) また、回答設定モードでキープアライブ プロパティを変更することによって、回答に関連付けられているキープアライブ プロパティを変更できます。詳細については、「回答および回答グループの設定」「回答の設定および変更」を参照してください。


キープアライブ プロパティを変更するには、グローバル サーバ ロードバランシング設定モードで keepalive-properties コマンドを使用します。このコマンドの構文は、次のとおりです。

keepalive-properties { cra | http-head | icmp | kalap | scripted-kal | ns | tcp }

該当するキープアライブ オプション タイプ(cra、http-head、icmp、kalap、scripted-kal、 ns 、および tcp )を指定して、キープアライブ設定を変更します。ここでは、グローバル キープアライブ設定を変更および表示する手順について説明します。ここで説明する内容は次のとおりです。

デフォルト グローバル キープアライブのプロパティおよび設定

ICMP グローバル キープアライブ設定の変更

TCP グローバル キープアライブ設定の変更

HTTP HEAD グローバル キープアライブ設定の変更

KAL-AP グローバル キープアライブ設定の変更

スクリプト キープアライブ グローバル キープアライブ設定の変更

CRA グローバル キープアライブ設定の変更

ネーム サーバ グローバル キープアライブ設定の変更

デフォルト グローバル キープアライブのプロパティおよび設定

表5-1 に、すべてのキープアライブ タイプごとの GSS キープアライブ プロパティおよびこれらのデフォルト グローバル設定を記載します。適用可能な場合は、標準障害検出モードと高速障害検出モードの両方のデフォルト設定を示します。デフォルトの標準設定では、キープアライブ障害検出時間は 60 秒で、デフォルトの高速設定では、キープアライブ障害検出時間は 4 秒です。

 

表5-1 デフォルト グローバル キープアライブのプロパティおよび設定

ICMP グローバル キープアライブ プロパティ ― 標準障害検出モード
プロパティ
デフォルト グローバル設定

min-interval

40 秒

ICMP グローバル キープアライブ プロパティ ― 高速障害検出モード
プロパティ
デフォルト グローバル設定

retries

1

successful probes

1

TCP グローバル キープアライブ プロパティ ― 標準障害検出モード
プロパティ
デフォルト グローバル設定

port

80

termination

reset

timeout

20 秒

min-interval

40 秒

TCP グローバル キープアライブ プロパティ ― 高速障害検出モード
プロパティ
デフォルト グローバル設定

port

80

termination

reset

retries

1

successful probes

1

HTTP HEAD グローバル キープアライブ プロパティ ― 標準障害検出モード
プロパティ
デフォルト グローバル設定

port

80

path

/

termination

reset

timeout

20 秒

min-interval

40 秒

HTTP HEAD グローバル キープアライブ プロパティ ― 高速障害検出モード
プロパティ
デフォルト グローバル設定

port

80

path

“/”

termination

reset

retries

1

successful probes

1

KAL-AP グローバル キープアライブ プロパティ ― 標準障害検出モード
プロパティ
デフォルト グローバル設定

capp-key

hash-not-set

min-interval

40 秒

KAL-AP グローバル キープアライブ プロパティ ― 高速障害検出モード
プロパティ
デフォルト グローバル設定

capp-key

hash-not-set

retries

1

successful probes

1

スクリプト キープアライブ グローバル キープアライブ プロパティ ― 標準障害検出モード
プロパティ
デフォルト グローバル設定

min-interval

40 秒

スクリプト キープアライブ グローバル キープアライブ プロパティ ― 高速障害検出モード
プロパティ
デフォルト グローバル設定

retries

1

successful probes

1

CRA グローバル キープアライブ プロパティ
プロパティ
デフォルト グローバル設定

cra-timing-decay

2

min-interval

10 秒

ネーム サーバ グローバル キープアライブ プロパティ
プロパティ
デフォルト グローバル設定

query-domain

“.”

min-interval

10 秒

ICMP グローバル キープアライブ設定の変更

ICMP グローバル キープアライブ設定の設定値を変更する手順は、次のとおりです。すべてのデフォルト グローバル キープアライブ設定のリストについては、「デフォルト グローバル キープアライブのプロパティおよび設定」を参照してください。

1. show gslb-config keepalive-properties コマンドを入力して、既存のキープアライブに関する現行のプロパティ設定および障害検出モードを表示します。詳細については、「グローバル キープアライブ プロパティの表示」を参照してください。

ICMP キープアライブ プロパティは、標準または高速障害検出モード プロパティのいずれかを変更することによって変更できます。ネットワーク要件に応じて、変更する障害検出モード(高速または標準)プロパティを決定してください。


) GSS では、標準検出方法の使用時に最大 750 の ICMP キープアライブを、高速検出方法の使用時に最大 150 の ICMP キープアライブをサポートします。


キープアライブ検出時間に関する詳細については、「GSS の導入」「キープアライブ」を参照してください。

2. グローバル サーバ ロードバランシング設定モードで keepalive-properties icmp standard min-interval コマンドを入力して、ICMP 標準設定を変更します。

このコマンドの構文は、次のとおりです。

keepalive-properties icmp standard min-interval number

min-interval number キーワードおよび引き数により、GSS が ICMP キープアライブのスケジュールを試みる最小頻度を指定します。有効な入力値は、40 ~ 255 秒で、デフォルト値は 40 秒です。

次のように入力します。

gssm1.example.com(config)# gslb
gssm1.example.com(config-gslb)# keepalive-properties icmp standard min-interval 60
 

キープアライブ プロパティをデフォルト設定にリセットする場合は、次のように入力します。

gssm1.example.com(config-gslb)# no keepalive-properties icmp standard min-interval 60
 

3. グローバル サーバ ロードバランシング設定モードで keepalive-properties icmp fast コマンドを入力して、ICMP 高速設定を変更します。

このコマンドの構文は、次のとおりです。

keepalive-properties icmp fast { retries number | successful-probes number }

キーワードおよび引数は、次のとおりです。

retries number ― 装置がオフラインであると宣言されるまでに、GSS が ICMP エコー要求パケットを再送信する回数を指定します。リトライ値を調整する場合、GSS によって決定された検出時間を変更します。リトライ回数を増やすと、検出時間が長くなり、リトライ回数を減らすと、検出時間が短縮されます。有効な入力値は、1 ~ 10 回で、デフォルト値は 1 回です。

successful-probes number ― 回答がオンラインに戻るまでに、GSS によって認識される必要がある ICMP キープアライブ試行(プローブ)の連続成功回数を指定します。有効な入力値は、1 ~ 5 回で、デフォルト値は 1 回です。

次のように入力します。

gssm1.example.com(config)# gslb
gssm1.example.com(config-gslb)# keepalive-properties icmp fast retries 3 successful-probes 2
 

キープアライブ プロパティをデフォルト設定にリセットする場合は、次のように入力します。

gssm1.example.com(config-gslb)# no keepalive-properties icmp fast retries 3 successful-probes 2

TCP グローバル キープアライブ設定の変更

TCP グローバル キープアライブ設定の設定値を変更する手順は、次のとおりです。すべてのデフォルト グローバル キープアライブ設定のリストについては、「デフォルト グローバル キープアライブのプロパティおよび設定」を参照してください。

1. show gslb-config keepalive-properties コマンドを入力して、既存のキープアライブに関する現行のプロパティ設定および障害検出モードを表示します。詳細については、「グローバル キープアライブ プロパティの表示」を参照してください。

TCP キープアライブ プロパティは、標準または高速障害検出モード プロパティのいずれかを変更することによって変更できます。ネットワーク要件に応じて、変更する障害検出モード(高速または標準)プロパティを決定してください。


) GSS では、標準検出方法の使用時に最大 1500 の TCP キープアライブを、高速検出方法の使用時に最大 150 の TCP キープアライブをサポートします。


キープアライブ検出時間に関する詳細については、「GSS の導入」「キープアライブ」を参照してください。

2. グローバル サーバ ロードバランシング設定モードで keepalive-properties tcp standard コマンドを入力して、TCP 標準設定を変更します。

このコマンドの構文は、次のとおりです。

keepalive-properties tcp standard { min-interval number } | port number | termination { graceful | reset } | timeout number }

キーワードおよび引数は、次のとおりです。

min-interval number ― GSS が TCP キープアライブのスケジュールを試みる最小頻度を指定します。有効な入力値は、40 ~ 255 秒で、デフォルト値は 40 秒です。

port number ― GSS からの TCP タイプ キープアライブ要求を受信するリモート装置のポートを指定します。有効な入力値は、1 ~ 65535 で、デフォルト ポートは 80 です。

termination ― 次の TCP キープアライブ接続終了方法のいずれかを指定します。

graceful ― GSS は、標準的なスリーウェイ接続終了方法を使用して、TCP 接続のグレースフル クローズを開始します。

reset ― GSS は、ハード リセットを使用して、ただちに TCP 接続を終了します。接続終了方法が指定されていない場合、GSS はこのタイプの方法を使用します。

timeout number ― 要求に応答しない装置に GSS がデータを再送信できるようになるまでの時間長を指定します。有効な入力値は、20 ~ 60 秒で、デフォルト値は 20 秒です。

次のように入力します。

gssm1.example.com(config)# gslb
gssm1.example.com(config-gslb)# keepalive-properties tcp standard min-interval 60 timeout 25
 

キープアライブ プロパティをデフォルト設定にリセットする場合は、次のように入力します。

gssm1.example.com(config-gslb)# no keepalive-properties tcp standard min-interval 60 timeout 25
 

3. グローバル サーバ ロードバランシング設定モードで keepalive-properties tcp fast コマンドを入力して、TCP 高速設定を変更します。

このコマンドの構文は、次のとおりです。

keepalive-properties tcp fast { port number | retries number | successful-probes number | termination { graceful | reset }}

キーワードおよび引数は、次のとおりです。

port number ― GSS からの TCP タイプ キープアライブ要求を受信するリモート装置のポートを指定します。有効な入力値は、1 ~ 65535 で、デフォルト ポートは 80 です。

retries number ― 装置がオフラインであると宣言されるまでに、GSS が TCP パケットを再送信する回数を指定します。リトライ値を調整する場合、GSS によって決定された検出時間を変更します。リトライ回数を増やすと、検出時間が長くなり、リトライ回数を減らすと、検出時間が短縮されます。

それらのインスタンスで、GSS がポート 23 を使用して多数の TCP キープアライブを送信するときは、必ず retries オプションの値を変更してください。有効な入力値の範囲は 1 ~ 10 で、デフォルトは 1 です。


) グレースフル終了を使用するときは、SYN と FIN の 2 つのパケットで確認応答が必要になります。


successful-probes number ― 回答がオンラインに戻るまでに、GSS によって認識される必要がある TCP キープアライブ試行(プローブ)の連続成功回数を指定します。有効な入力値は、1 ~ 5 回で、デフォルト値は 1 回です。

termination ― 次の TCP キープアライブ接続終了方法のいずれかを指定します。

graceful ― GSS は、標準的なスリーウェイ接続終了方法を使用して、TCP 接続のグレースフル クローズを開始します。

reset ― GSS は、ハード リセットを使用して、ただちに TCP 接続を終了します。接続終了方法が指定されていない場合、GSS はこのタイプの方法を使用します。

次のように入力します。

gssm1.example.com(config)# gslb
gssm1.example.com(config-gslb)# keepalive-properties tcp fast retries 3 successful-probes 2 termination graceful
 

キープアライブ プロパティをデフォルト設定にリセットする場合は、次のように入力します。

gssm1.example.com(config-gslb)# no keepalive-properties tcp fast retries 3 successful-probes 2 termination graceful

 

HTTP HEAD グローバル キープアライブ設定の変更

HTTP HEAD グローバル キープアライブ設定の設定値を変更する手順は、次のとおりです。すべてのデフォルト グローバル キープアライブ設定のリストについては、「デフォルト グローバル キープアライブのプロパティおよび設定」を参照してください。

1. show gslb-config keepalive-properties コマンドを入力して、既存のキープアライブに関する現行のプロパティ設定および障害検出モードを表示します。詳細については、「グローバル キープアライブ プロパティの表示」を参照してください。

HTTP HEAD キープアライブ プロパティは、標準または高速障害検出モード プロパティのいずれかを変更することによって変更できます。ネットワーク要件に応じて、変更する障害検出モード(高速または標準)プロパティを決定してください。


) GSS では、標準検出方法の使用時に最大 500 の HTTP HEAD キープアライブを、高速検出方法の使用時に最大 100 の HTTP HEAD キープアライブをサポートします。


キープアライブ検出時間に関する詳細については、「GSS の導入」「キープアライブ」を参照してください。

2. グローバル サーバ ロードバランシング設定モードで keepalive-properties http-head standard コマンドを入力して、HTTP HEAD 標準設定を変更します。

このコマンドの構文は、次のとおりです。

keepalive-properties http-head standard { min-interval number } | path path | port number | termination { graceful | reset } | timeout number

キーワードおよび引数は、次のとおりです。

min-interval number ― GSS が HTTP HEAD キープアライブのスケジュールを試みる最小頻度を指定します。有効な入力値は、40 ~ 255 秒で、デフォルト値は 40 秒です。

path path ― HTTP HEAD 要求(/company/owner など)で問い合わせを受けるサーバの Web サイトを指定します。デフォルト パス / は Web サーバの仮想ルートを指定します。

port number ― GSS からの HTTP HEAD タイプ キープアライブ要求を受信するリモート装置のポートを指定します。有効な入力値は、1 ~ 65535 で、デフォルト ポートは 80 です。

termination ― 次の HTTP HEAD キープアライブ接続終了方法のいずれかを指定します。

graceful ― GSS は、標準的なスリーウェイ接続終了方法を使用して、HTTP HEAD 接続のグレースフル クローズを開始します。

reset ― GSS は、ハード リセットを使用して、ただちに TCP 形式の HTTP HEAD 接続を終了します。接続終了方法が指定されていない場合、GSS はこのタイプの方法を使用します。

timeout number ― 要求に応答しない装置に GSS がデータを再送信できるようになるまでの時間長を指定します。有効な入力値は、20 ~ 60 秒で、デフォルト値は 20 秒です。

次のように入力します。

gssm1.example.com(config)# gslb
gssm1.example.com(config-gslb)# keepalive-properties http-head standard min-interval 60 path /COMPANY/OWNER
 

キープアライブ プロパティをデフォルト設定にリセットする場合は、次のように入力します。

gssm1.example.com(config-gslb)# no keepalive-properties http-head standard min-interval 60 path /COMPANY/OWNER
 

3. グローバル サーバ ロードバランシング設定モードで keepalive-properties http-head fast コマンドを入力して、HTTP HEAD 高速設定を変更します。

このコマンドの構文は、次のとおりです。

keepalive-properties http-head fast { path path | port number | retries number | successful-probes number | termination { graceful | reset }}

キーワードおよび引数は、次のとおりです。

path path ― HTTP HEAD 要求(/company/owner など)で問い合わせを受けるサーバの Web サイトを指定します。デフォルト パス "/" は Web サーバの仮想ルートを指定します。

port number ― GSS からの HTTP HEAD タイプ キープアライブ要求を受信するリモート装置のポートを指定します。有効な入力値は、1 ~ 65535 で、デフォルト ポートは 80 です。

retries number ― 装置がオフラインであると宣言されるまでに、GSS が HTTP HEAD パケットを再送信する回数を指定します。リトライ値を調整する場合、GSS によって決定された検出時間を変更します。リトライ回数を増やすと、検出時間が長くなり、リトライ回数を減らすと、検出時間が短縮されます。有効な入力値は、1 ~ 10 回で、デフォルト値は 1 回です。


) グレースフル終了を使用するときは、SYN、HEAD、および FIN の 3 つのパケットで確認応答が必要になります。


successful-probes number ― 回答がオンラインに戻るまでに、GSS によって認識される必要がある HTTP HEAD キープアライブ試行(プローブ)の連続成功回数を指定します。有効な入力値は、1 ~ 5 回で、デフォルト値は 1 回です。

termination ― 次の HTTP HEAD キープアライブ接続終了方法のいずれかを指定します。

graceful ― GSS は、標準的なスリーウェイ接続終了方法を使用して、HTTP HEAD 接続のグレースフル クローズを開始します。

reset ― GSS は、ハード リセットを使用して、ただちに TCP 形式の HTTP HEAD 接続を終了します。接続終了方法が指定されていない場合、GSS はこのタイプの方法を使用します。

次のように入力します。

gssm1.example.com(config)# gslb
gssm1.example.com(config-gslb)# keepalive-properties http-head fast path /COMPANY/OWNER retries 2 successful-probes 2
 

キープアライブ プロパティをデフォルト設定にリセットする場合は、次のように入力します。

gssm1.example.com(config-gslb)# no keepalive-properties http-head fast path /COMPANY/OWNER retries 2 successful-probes 2
 

KAL-AP グローバル キープアライブ設定の変更

KAL-AP グローバル キープアライブ設定の設定値を変更する手順は、次のとおりです。すべてのグローバル キープアライブ設定のリストについては、「デフォルト グローバル キープアライブのプロパティおよび設定」を参照してください。

1. show gslb-config keepalive-properties コマンドを入力して、既存のキープアライブに関する現行のプロパティ設定および障害検出モードを表示します。詳細については、「グローバル キープアライブ プロパティの表示」を参照してください。

KAL-AP キープアライブ プロパティは、標準または高速障害検出モード プロパティのいずれかを変更することによって変更できます。ネットワーク要件に応じて、変更する障害検出モード(高速または標準)プロパティを決定してください。


) GSS は、標準検出方法の使用時に最大 128 のプライマリおよび 128 のセカンダリ KAL-AP キープアライブをサポートし、高速検出方法の使用時に、最大 40 のプライマリおよび 40 のセカンダリ KAL-AP キープアライブをサポートします。


キープアライブ検出時間に関する詳細については、「GSS の導入」「キープアライブ」を参照してください。

2. グローバル サーバ ロードバランシング設定モードで keepalive-properties kalap standard コマンドを入力して、KAL-AP 標準設定を変更します。

このコマンドの構文は、次のとおりです。

keepalive-properties kalap standard { capp-key key | min-interval number }

キーワードおよび引数は、次のとおりです。

capp-key key ― Content and Application Peering Protocol(CAPP)暗号化で使用される秘密鍵を指定します。入力した英数字の文字列は、CAPP を使用してボックス間通信を暗号化するために使用されます。Cisco CSS または CSM でも同じ暗号化値を設定する必要があります。

min-interval number ― GSS が KAL-AP キープアライブのスケジューリングを試みる最小頻度を指定します。有効な入力値は、40 ~ 255 秒で、デフォルト値は 40 秒です。

次のように入力します。

gssm1.example.com(config)# gslb
gssm1.example.com(config-gslb)# keepalive-properties kalap standard capp-key SECRET-KEY-101 min-interval 80
 

キープアライブ プロパティをデフォルト設定にリセットする場合は、次のように入力します。

gssm1.example.com(config-gslb)# no keepalive-properties kalap standard capp-key SECRET-KEY-101 min-interval 80
 

3. グローバル サーバ ロードバランシング設定モードで keepalive-properties kalap fast コマンドを入力して、KAL-AP 高速設定を変更します。

このコマンドの構文は、次のとおりです。

keepalive-properties kalap fast { capp-key key | retries number | successful-probes number }

キーワードおよび引数は、次のとおりです。

capp-key key ― Content and Application Peering Protocol(CAPP)暗号化で使用される秘密鍵を指定します。入力した英数字の文字列は、CAPP を使用してボックス間通信を暗号化するために使用されます。Cisco CSS または CSM でも同じ暗号化値を設定する必要があります。

retries number ― 装置がオフラインであると宣言されるまでに、GSS が KAL-AP パケットを再送信する回数を指定します。リトライ値を調整する場合、GSS によって決定された検出時間を変更します。リトライ回数を増やすと、検出時間が長くなり、リトライ回数を減らすと、検出時間が短縮されます。有効な入力値は、1 ~ 10 回で、デフォルト値は 1 回です。

successful-probes number ― 回答がオンラインに戻るまでに、GSS によって認識される必要がある KAL-AP キープアライブ試行(プローブ)の連続成功回数を指定します。有効な入力値は、1 ~ 5 回で、デフォルト値は 1 回です。

次のように入力します。

gssm1.example.com(config)# gslb
gssm1.example.com(config-gslb)# keepalive-properties kalap fast capp-key SECRET-KEY-101 retries 5 successful-probes 2

キープアライブ プロパティをデフォルト設定にリセットする場合は、次のように入力します。

gssm1.example.com(config-gslb)# no keepalive-properties kalap fast capp-key SECRET-KEY-101 retries 5 successful-probes 2

ICMP グローバル キープアライブ設定の変更

ICMP グローバル キープアライブ設定の設定値を変更する手順は、次のとおりです。すべてのデフォルト グローバル キープアライブ設定のリストについては、「デフォルト グローバル キープアライブのプロパティおよび設定」を参照してください。

1. show gslb-config keepalive-properties コマンドを入力して、既存のキープアライブに関する現行のプロパティ設定および障害検出モードを表示します。詳細については、「グローバル キープアライブ プロパティの表示」を参照してください。

ICMP キープアライブ プロパティは、標準または高速障害検出モード プロパティのいずれかを変更することによって変更できます。ネットワーク要件に応じて、変更する障害検出モード(高速または標準)プロパティを決定してください。


) GSS では、標準検出方法の使用時に最大 750 の ICMP キープアライブを、高速検出方法の使用時に最大 150 の ICMP キープアライブをサポートします。


キープアライブ検出時間に関する詳細については、「GSS の導入」「キープアライブ」を参照してください。

2. グローバル サーバ ロードバランシング設定モードで keepalive-properties icmp standard min-interval コマンドを入力して、ICMP 標準設定を変更します。

このコマンドの構文は、次のとおりです。

keepalive-properties icmp standard min-interval number

min-interval number キーワードおよび引き数により、GSS が ICMP キープアライブのスケジュールを試みる最小頻度を指定します。有効な入力値は、40 ~ 255 秒で、デフォルト値は 40 秒です。

次のように入力します。

gssm1.example.com(config)# gslb
gssm1.example.com(config-gslb)# keepalive-properties icmp standard min-interval 60
 

キープアライブ プロパティをデフォルト設定にリセットする場合は、次のように入力します。

gssm1.example.com(config-gslb)# no keepalive-properties icmp standard min-interval 60

3. グローバル サーバ ロードバランシング設定モードで keepalive-properties icmp fast コマンドを入力して、ICMP 高速設定を変更します。

このコマンドの構文は、次のとおりです。

keepalive-properties icmp fast { retries number | successful-probes number }

キーワードおよび引数は、次のとおりです。

retries number ― 装置がオフラインであると宣言されるまでに、GSS が ICMP エコー要求パケットを再送信する回数を指定します。リトライ値を調整する場合、GSS によって決定された検出時間を変更します。リトライ回数を増やすと、検出時間が長くなり、リトライ回数を減らすと、検出時間が短縮されます。有効な入力値は、1 ~ 10 回で、デフォルト値は 1 回です。

successful-probes number ― 回答がオンラインに戻るまでに、GSS によって認識される必要がある ICMP キープアライブ試行(プローブ)の連続成功回数を指定します。有効な入力値は、1 ~ 5 回で、デフォルト値は 1 回です。

次のように入力します。

gssm1.example.com(config)# gslb
gssm1.example.com(config-gslb)# keepalive-properties icmp fast retries 3 successful-probes 2
 

キープアライブ プロパティをデフォルト設定にリセットする場合は、次のように入力します。

gssm1.example.com(config-gslb)# no keepalive-properties icmp fast retries 3 successful-probes 2

スクリプト キープアライブ グローバル キープアライブ設定の変更

スクリプト キープアライブ グローバル キープアライブ設定の設定値を変更する手順は、次のとおりです。すべてのデフォルト グローバル キープアライブ設定のリストについては、「デフォルト グローバル キープアライブのプロパティおよび設定」を参照してください。

1. show gslb-config keepalive-properties コマンドを入力して、既存のキープアライブに関する現行のプロパティ設定および障害検出モードを表示します。詳細については、「グローバル キープアライブ プロパティの表示」を参照してください。

スクリプト キープアライブ プロパティは、標準または高速障害検出モード プロパティのいずれかを変更することによって変更できます。ネットワーク要件に応じて、変更する障害検出モード(高速または標準)プロパティを決定してください。


) 標準検出方法では、スクリプト キープアライブがスカラーである場合、GSS は 256 個のスクリプト キープアライブをサポートし、スカラーでない場合は、128 個のスクリプト キープアライブをサポートします。高速検出方法では、スクリプト キープアライブがスカラーである場合、GSS は 60 個のスクリプト キープアライブをサポートし、スカラーでない場合は、30 個のスクリプト キープアライブをサポートします。


キープアライブ検出時間に関する詳細については、「GSS の導入」「キープアライブ」を参照してください。

2. グローバル サーバ ロードバランシング設定モードで keepalive-properties scripted-kal standard コマンドを入力して、スクリプト キープアライブ標準設定を変更します。

このコマンドの構文は、次のとおりです。

keepalive-properties scripted-kal standard min-interval number

キーワードおよび引数は、次のとおりです。

min-interval number ― GSS がスクリプト キープアライブのスケジューリングを試みる最小頻度を指定します。有効な入力値は 40 ~ 255 秒で、デフォルトは 40 秒です。

次のように入力します。

gssm1.example.com(config)# gslb
gssm1.example.com(config-gslb)# keepalive-properties scripted-kal standard min-interval 60
 

キープアライブ プロパティをデフォルト設定にリセットする場合は、次のように入力します。

gssm1.example.com(config-gslb)# no keepalive-properties scripted-kal standard min-interval 60
 

3. グローバル サーバ ロードバランシング設定モードで keepalive-properties scripted-kal fast retries コマンドを入力して、スクリプト キープアライブ高速設定を変更します。

このコマンドの構文は、次のとおりです。

keepalive-properties scripted-kal fast retries number | successful-probes number

キーワードおよび引数は、次のとおりです。

fast retries number ― 装置がオフラインであると宣言されるまでに、GSS がスクリプト キープアライブ パケットを再送信する回数を指定します。リトライ値を調整する場合、GSS によって決定された検出時間を変更します。リトライ回数を増やすと、検出時間が長くなり、リトライ回数を減らすと、検出時間が短縮されます。有効な入力値は 1 ~ 5 回で、デフォルトは 1 回です。

successful-probes number ― 回答がオンラインに戻るまでに、GSS によって認識される必要があるスクリプト キープアライブ試行(プローブ)の連続成功回数を指定します。有効な入力値は 1 ~ 5 回で、デフォルトは 1 回です。

次のように入力します。

gssm1.example.com(config)# gslb
gssm1.example.com(config-gslb)# keepalive-properties scripted-kal fast retries 3 successful-probes 2
 

キープアライブ プロパティをデフォルト設定にリセットする場合は、次のように入力します。

gssm1.example.com(config-gslb)# no keepalive-properties scripted-kal fast retries 3 successful-probes 2

CRA グローバル キープアライブ設定の変更

CRA グローバル キープアライブ設定の設定値を変更する手順は、次のとおりです。すべてのグローバル キープアライブ設定のリストについては、「デフォルト グローバル キープアライブのプロパティおよび設定」を参照してください。

1. show gslb-config keepalive-properties コマンドを入力して、既存のキープアライブの現行のプロパティ設定を表示します。詳細については、「グローバル キープアライブ プロパティの表示」を参照してください。

2. グローバル サーバ ロードバランシング設定モードで keepalive-properties cra コマンドを入力して、CRA 設定を変更します。

このコマンドの構文は、次のとおりです。

keepalive-properties cra { min-interval number } | timing-decay number }

キーワードおよび引数は、次のとおりです。

min-interval number ― GSS が CRA キープアライブのスケジューリングを試みる最小頻度を指定します。有効な入力値は、1 ~ 60 秒で、デフォルト値は 10 回です。

timing-decay number ― 以前の RTT メトリックスと比較して、最近の DNS ラウンドトリップ時間(RTT)のプローブ結果が GSS によってどの程度重視されるかを指定します。設定値が 1 の場合、最近の結果が以前の RTT 結果より重視されることがないことを示します。有効な入力値は 1 ~ 10 で、デフォルト値は 2 です。

次のように入力します。

gssm1.example.com(config)# gslb
gssm1.example.com(config-gslb)# keepalive-properties cra min-interval 60 timing-decay 1
 

キープアライブ プロパティをデフォルト設定にリセットする場合は、次のように入力します。

gssm1.example.com(config-gslb)# no keepalive-properties cra min-interval 60 timing-decay 1
 

ネーム サーバ グローバル キープアライブ設定の変更

ネーム サーバ(NS)グローバル キープアライブ設定の設定値を変更する手順は、次のとおりです。すべてのグローバル キープアライブ設定のリストについては、「デフォルト グローバル キープアライブのプロパティおよび設定」を参照してください。

1. show gslb-config keepalive-properties コマンドを入力して、既存のキープアライブの現行のプロパティ設定を表示します。詳細については、「グローバル キープアライブ プロパティの表示」を参照してください。

2. グローバル サーバ ロードバランシング設定モードで keepalive-properties ns コマンドを入力して、NS 設定を変更します。

このコマンドの構文は、次のとおりです。

keepalive-properties ns { min-interval number } | query-domain domain_name }

キーワードおよび引数は、次のとおりです。

min-interval number ― GSS が NS キープアライブのスケジューリングを試みる最小頻度を指定します。有効な入力値は、40 ~ 255 秒で、デフォルト値は 40 秒です。

query-domain domain_name ― NS タイプ キープアライブの送信先となるドメイン ネーム サーバの名前を指定します。このサーバ名には、最大 100 文字までのスペースを含まないテキスト文字列を、引用符で囲まずに入力します。デフォルト ドメイン "." は、ドメイン ネーム サーバのルートを指定します。

次のように入力します。

gssm1.example.com(config)# gslb
gssm1.example.com(config-gslb)# keepalive-properties ns min-interval 60 query-domain WWW.HOME.COM
 

キープアライブ プロパティをデフォルト設定にリセットする場合は、次のように入力します。

gssm1.example.com(config-gslb)# no keepalive-properties ns min-interval 60 query-domain WWW.HOME.COM

グローバル キープアライブ プロパティの表示

キープアライブ タイプすべての現行のプロパティ設定を表示するには、 show gslb-config keepalive-properties コマンドを使用します。

このコマンドの構文は、次のとおりです。

show gslb-config keepalive-properties

次のように入力します。

gssm1.example.com# config
gssm1.example.com(config)# gslb
gssm1.example.com(config-gslb)# show gslb-config keepalive-properties
 
keepalive-properties scripted-kal standard min-interval 40
keepalive-properties icmp standard min-interval 40
keepalive-properties tcp fast retries 1 successful-probes 1
keepalive-properties http-head standard min-interval 40 port 80 termination reset timeout 20 path /
keepalive-properties kalap fast retries 1 successful-probes 1
keepalive-properties cra timing-decay 2 interval 10
keepalive-properties ns query-domain . interval 40

共有 VIP キープアライブの設定

GSS では、GSS と GSS によってモニタされる SLB 間のトラフィックを最小限に抑えるために、共有キープアライブを使用できます。共有キープアライブは、複数の回答にステータスを提供できる共通の IP アドレスあるいはリソースを識別し、GSS に複数の VIP 回答タイプに関する状態情報(オンラインか、オフラインか)を定期的に提供します。作成された共有キープアライブは、VIP 回答タイプの作成時に VIP に関連付けることができます。


) 共有キープアライブは、ネーム サーバまたは CRA 回答で使用されません。


すべての回答は設定済みのキープアライブによって検証され、回答が使用不可能であることをキープアライブが示している場合、回答は戻されません。共有キープアライブがステータスを返さない場合、GSS はその共有キープアライブに関連付けられたすべての VIP がオフラインであるとみなします。

KAL-AP キープアライブ方法を VIP 回答と併用する場合は、共有キープアライブを設定する必要があります。共有キープアライブは ICMP、TCP、HTTP HEAD、スクリプト キープアライブ タイプのオプションで使用できます。

ここで説明する内容は、次のとおりです。

ICMP 共有キープアライブの設定

TCP 共有キープアライブの設定

HTTP HEAD 共有キープアライブの設定

KAL-AP 共有キープアライブの設定

スクリプト キープアライブ共有キープアライブの設定および変更

ICMP 共有キープアライブの設定

ICMP 共有キープアライブは、グローバル サーバ ロードバランシング設定モードで shared-keepalive icmp コマンドを使用して設定できます。共有キープアライブを削除する場合は、このコマンドの no 形式を使用します。このコマンドの構文は、次のとおりです。

shared-keepalive icmp ip_address

ip_address 引き数は、リンクされた VIP のオンライン ステータスをテストするために使用される IP アドレスを指定します。

次のように入力します。

gssm1.example.com(config)# gslb
gssm1.example.com(config-gslb)# shared-keepalive icmp 192.168.1.47
gssm1.example.com(config-gslb)#
 

GSS ネットワークからの共有キープアライブを削除する必要があり、またその共有キープアライブが GSS によって使用されている場合、まず、そのキープアライブを使用しているすべての回答との関連付けを解除する必要があります。詳細については、「スクリプト キープアライブ共有キープアライブの設定および変更」を参照してください。

TCP 共有キープアライブの設定

TCP 共有キープアライブは、グローバル サーバ ロードバランシング設定モードで shared-keepalive tcp コマンドを使用して設定することができます。共有キープアライブを削除する場合は、このコマンドの no 形式を使用します。

このコマンドの構文は、次のとおりです。

shared-keepalive tcp ip_address [ port port_number ] | [ termination {graceful | reset }]

このコマンドのキーワードおよび引数は、次のとおりです。

ip_address ― リンクされた VIP のオンライン ステータスをテストするために使用される IP アドレス。

port port_number ― TCP キープアライブ要求を受信するリモート装置のポートを指定します(オプション)。ポート範囲は、1 ~ 65535 です。宛先ポートが指定されていない場合、GSS はグローバルに設定された設定値を使用します。

termination ― 次の TCP キープアライブ接続終了方法のいずれかを指定します(オプション)。接続終了方法が指定されていない場合、GSS はグローバルに設定されている設定値を使用します。

graceful ― GSS は、標準的なスリーウェイ接続終了方法を使用して、HTTP HEAD 接続のグレースフル クローズを開始します。

reset ― GSS は、ハード リセットを使用して、ただちに TCP 接続を終了します。

次のように入力します。

gssm1.example.com# config
gssm1.example.com(config)# gslb
gssm1.example.com(config-gslb)# shared-keepalive tcp 192.168.1.46 port 23 termination graceful

HTTP HEAD 共有キープアライブの設定

HHTP HEAD 共有キープアライブは、グローバル サーバ ロードバランシング設定モードで shared-keepalive http-head コマンドを使用して設定できます。共有キープアライブを削除する場合は、このコマンドの no 形式を使用します。

このコマンドの構文は、次のとおりです。

shared-keepalive http-head ip_address [ port port_number ] | [ host-tag domain_name ] | [ path path ]

このコマンドのキーワードおよび引数は、次のとおりです。

ip_address ― リンクされた VIP のオンライン ステータスをテストするために使用される IP アドレス。

port port_number ― HHTP HEAD タイプ キープアライブ要求を受信するリモート装置のポートを指定します(オプション)。ポート範囲は、1 ~ 65535 です。宛先ポートが指定されていない場合、GSS はグローバルに設定されている値を使用します。

host-tag domain_name ― VIP に送信されるオプションのドメイン名を HTTP HEAD クエリーの一部として指定します(オプション)。このタグを使用することにより、SLB(サーバ ロード バランサ)は同じ VIP で表す Web サイトが複数ある場合に、特定のサイトに対してキープアライブ要求を解決できます。

path path ― HTTP HEAD 要求で問い合わせを受けるサーバの Web サイトへの相対パスを指定します(オプション)。デフォルト パスが指定されていない場合、GSS はグローバルに設定されている値を使用します。デフォルト パス "/" は Web サーバの仮想ルートを指定します。

次のように入力します。

gssm1.example.com# config
gssm1.example.com(config)# gslb
gssm1.example.com(config-gslb)# shared-keepalive http-head 192.168.1.48 port 23 host-tag WWW.HOME.COM
 

KAL-AP 共有キープアライブの設定

KAL-AP 共有キープアライブは、グローバル サーバ ロードバランシング設定モードで shared-keepalive kalap コマンドを使用して設定することができます。共有キープアライブを削除する場合は、このコマンドの no 形式を使用します。

このコマンドの構文は、次のとおりです。

shared-keepalive kalap ip_address [ secondary ip_address ] | [ capp-secure enable [ key secret ]] | [ retries number ] | [ successful-probes number ]

このコマンドのキーワードおよび引数は、次のとおりです。

ip_address ― リンクされた VIP のオンライン ステータスをテストするために使用される IP アドレス。

secondary ip_address ― バーチャル IP(VIP)冗長性および仮想インターフェイス冗長性設定で 2 番目の Cisco CSS または CSM に問い合わせるための IP アドレスを指定します(オプション)。

capp-secure enable ― Content and Application Peering Protocol(CAPP)暗号化で使用される秘密鍵を指定します。オプションの鍵(下記を参照)が指定されていない場合、GSS はグローバルに設定されている設定値を使用します。

key secret ― CAPP を使用するボックス間通信を暗号化するために使用される暗号鍵を指定します(オプション)。Cisco CSS または CSM でも同じ暗号鍵を設定する必要があります。最大 31 文字まで英数テキスト文字列を、引用符で囲まずに入力します。鍵が指定されていない場合、GSS はグローバルに設定されている設定値を使用します。

次のパラメータは、KAL-AP グローバル キープアライブ設定を Fast KAL Type に設定したときに指定できます。

retries number ― 装置がオフラインであると宣言されるまでに、GSS が KAL-AP パケットを再送信する回数を指定します(オプション)。リトライ値を調整する場合、GSS によって決定された検出時間を変更します。リトライ回数を増やすと、検出時間が長くなり、リトライ回数を減らすと、検出時間が短縮されます。有効な入力値は、1 ~ 10 回で、値が指定されていない場合、GSS はグローバルに設定されている設定値を使用します。

キープアライブ検出時間に関する詳細については、「GSS の導入」「キープアライブ」を参照してください。

successful-probes number ― 回答がオンラインに戻って GSS ネットワークに復帰するまでに、GSS によって認識される必要がある KAL-AP キープアライブ試行(プローブ)の連続成功回数を指定します(オプション)。有効な入力値は、1 ~ 5 です。値が指定されていない場合、GSS はグローバルに設定された設定値を使用します。

次のように入力します。

gssm1.example.com# config
gssm1.example.com(config)# gslb
gssm1.example.com(config-gslb)# shared-keepalive kalap 192.168.1.40 secondary 192.168.1.42 retries

スクリプト キープアライブ共有キープアライブの設定および変更

スクリプト キープアライブ共有キープアライブは、グローバル サーバ ロードバランシング設定モードで shared-keepalive scripted-kal コマンドを使用して設定できます。共有キープアライブを削除する場合は、このコマンドの no 形式を使用します。

このコマンドの構文は、次のとおりです。

shared-keepalive scripted-kal ip_address kal-name name [csm community community name | css community community name | ios-slb community community name | snmp-mib-not-indexed-by-vip oid oid community community name address- filter string load-filter string | snmp-mib-indexed-by-vip oid oid community community name load-filter string | snmp-scalar oid oid community community name] [ retries number ] | [ successful-probes number ]

このコマンドのキーワードおよび引数は、次のとおりです。

ip_address ― ターゲット装置の IP アドレス。

kal-name name ― 適用可能な KAL の名前を指定します。回答はスクリプト キープアライブをこの名前に付加します。

csm community community name ― Catalyst 6500 シリーズ CSM の MIB から負荷メトリックを選択するために Object Identifier(OID; オブジェクト ID)およびフィルタ文字列を設定します。

csm community community name ― Cisco CSS の MIB から負荷メトリックを選択するために OID およびフィルタ文字列を設定します。

ios-slb community community name ― Cisco IOS の MIB から負荷メトリックを選択するために OID およびフィルタ文字列を設定します。


) 他社製の SLB をプローブする場合は、OID、フィルタ文字列、および OID タイプを入力する必要があります。


snmp-mib-not-indexed-by-vip oid oid community community name address- filter string load-filter string ― リモート マシンからの負荷メトリックを選択するために、OID、コミュニティ、およびフィルタ文字列を設定します。負荷フィルタとアドレス フィルタの 2 つのフィルタが必要です。

snmp-mib-indexed-by-vip oid oid community community name load-filter string ― リモート マシンの MIB(VIP アドレスによってインデックスが付けられた)から負荷メトリックを選択するために、OID、コミュニティ、およびフィルタ文字列を設定します。必要なフィルタは負荷フィルタのみです。

snmp-scalar oid oid community community name ― ターゲット装置から負荷値を取得するために、OID およびコミュニティを設定します。

表5-2 に、各種 SLB 装置に適切なラッパー、OID、アドレス、および負荷フィルタを記載します。


) これらの OID およびフィルタ ID を使用することは必須ではありません。必要な情報が用意されていれば、他のどのような MIB でも使用できます。ただし、表5-2 に記載されている MIB および OID のみがシスコシステムズによってテストされ、認可されています。


 

表5-2 スクリプト キープアライブ タイプ用の MIB、OID、およびフィルタ ID

装置
スクリプト キープアライブ タイプ
OID
アドレス フィルタ
負荷
フィルタ
推奨される
ソフトウェアのバージョン

CSS

CSS ラッパー

*

*

*

SLB : 7.40.0.04

SNMP_mib_not_index_by_vip

1.3.6.1.4.1.9.9.368.1.16.4

1.4

1.65

CSM

CSM ラッパー

*

*

*

IOS : 12.2

CSM : 4.2(1)

SNMP_mib_not_index_by_vip

1.3.6.1.4.1.9.9.161.1.4.1

1.4

1.17

IOS-SLB

IOS-SLB ラッパー

*

*

*

IOS : 12.2

SNMP_mib_not_index_by_vip

1.3.6.1.4.1.9.9.161.1.4.1

1.4

1.17

F5

SNMP_mib_index_by_vip

1.3.6.1.4.1.3375.2.2.10.11.3

**なし

1.11

SLB :9.2.0 ビルド 167.4

 
* は、これらのフィールドが特定のタイプのスクリプト キープアライブでユーザ設定可能でないことを示します。これらの値はソフトウェアによって内部で指定されます。

 
** は、SNMP_mib_index_by_vip の場合にアドレス フィルタが不要であることを示します。

スクリプト キープアライブは、SLB に関する負荷情報を表す任意の OID に設定することもできます。テーブルのタイプ(負荷情報がスカラーであるか、VIP によってインデックスが付けられているか、または付けられていないか)によっては、アドレスおよびロード フィルタが必要になることがあります。図 5-1 に、CSS MIB のツリーを使用した設定例を示します。

図 5-1 CSS MIB ツリー

 

このツリーでは、OID に VIP によってインデックスが付けられていません。負荷情報を格納する CSS テーブルの 1 つが apCntTable であり、対応する OID は 1.3.6.1.4.1.9.9.368.1.16.4 です。図 5-1 から、関連する VIP の IP アドレスがオブジェクト apCntIPAddress (OID.1.4)によって参照され、この VIP に関する負荷がオブジェクト apCntAvgLocalLoad (OID.1.65)によって参照されていることがわかります。このように、ここで取得される IP アドレスは、アドレス フィルタを入力し、負荷情報は負荷フィルタを入力します。


) MIB テーブルの負荷情報に、VIP によってインデックスが付けられている場合、必要なフィルタは負荷フィルタのみです。OID に関連するテーブルがないため、スカラーにはアドレス フィルタまたは負荷フィルタのいずれもありません。


次のパラメータは、スクリプト キープアライブ グローバル キープアライブ設定を Fast Scripted keepalive Type に設定したときに指定できます。

retries number ― 装置がオフラインであると宣言されるまでに、GSS がスクリプト キープアライブ パケットを再送信する回数を指定します(オプション)。リトライ値を調整する場合、GSS によって決定された検出時間を変更します。リトライ回数を増やすと、検出時間が長くなり、リトライ回数を減らすと、検出時間が短縮されます。有効な入力値は、1 ~ 5 回で、値が指定されていない場合、GSS はグローバルに設定されている設定値を使用します。

キープアライブ検出時間に関する詳細については、「GSS の導入」「キープアライブ」を参照してください。

successful-probes number ― 回答がオンラインに戻って GSS ネットワークに復帰するまでに、GSS によって認識される必要があるスクリプト キープアライブ試行(プローブ)の連続成功回数を指定します(オプション)。有効な入力値は、1 ~ 5 です。値が指定されていない場合、GSS はグローバルに設定された設定値を使用します。

次のように入力します。

gssm1.example.com# config
gssm1.example.com(config)# gslb
gssm1.example.com(config-gslb)# shared-keepalive scripted-kal 192.168.1.46 kal-name samplekal ios-slb community samplecommunity

共有キープアライブの削除

GSS によって使用されている共有キープアライブを削除するには、最初に、そのキープアライブを使用している回答から削除する必要があります。


注意 プライマリ GSSM で削除したデータは、どのような種類であっても、元に戻すことはできません。あとで使用する可能性があると思われるデータについては、削除する前に、GSSM のデータベース バックアップを実行してください。詳細については、『Global Site Selector Administration Guide』を参照してください。

共有キープアライブを削除する手順は、次のとおりです。

1. show gslb-config コマンドを入力して、既存の回答およびキープアライブの現行のプロパティ設定を表示します。

2. 削除しようとする共有キープアライブとそれに関連付けられている回答を確認します。

3. answer vip コマンドを使用して、回答 vip 設定モードにアクセスするための IP アドレスおよび回答名(回答に名前が付けられている場合)を入力します。

4. 回答 vip 設定モードで、 no keepalive type コマンドを入力して、回答に関連付けられているキープアライブを削除します。

5. グローバル サーバ ロードバランシング設定モードで no shared-keepalive コマンドを入力して、共有キープアライブを削除します。

次のように入力します。

gssm1.example.com(config-gslb)# show gslb-config
...
answer cra 192.168.50.41 delay 2 active
answer ns 172.16.27.4 DOMAIN EXAMPLE.COM active
answer vip 172.16.27.6 name ANSVIP2 active
keepalive type tcp port 180 active
keepalive type tcp port 88 active
...
gssm1.example.com(config-gslb)# answer vip 172.16.27.6 name ANSVIP2
gssm1.example.com(config-ansvip)# no keepalive type tcp port 88 active
gssm1.example.com(config-ansvip)# exit
gssm1.example.com(config-gslb)# no shared-keepalive tcp 172.16.27.6
gssm1.example.com(config-gslb)#

共有キープアライブ プロパティの表示

GSS に現在設定されている共有キープアライブに関する情報を表示する場合には、 show gslb-config shared-keepalive コマンドを使用できます。

次のように入力します。

gssm1.example.com(config-gslb)# show gslb-config shared-keepalive
...
shared-keepalive kalap 192.168.1.47 capp-secure enable
shared-keepalive tcp 192.168.1.46 termination graceful
shared-keepalive tcp 192.168.1.40
...
 

特定の IP アドレスの共有キープアライブ情報を表示するには、次のように入力します。

gssm1.example.com(config-gslb)# show gslb-config shared-keepalive 192.168.1.47
...
shared-keepalive kalap 192.168.1.47 capp-secure enable
...
 

次の作業

「回答および回答グループの設定」では、GSS 回答と回答グループを作成および設定する方法について説明します。回答とは、受信した DNS 要求を GSS が解決するリソースを表します。作成された回答は、回答グループというリソース プールとしてグループ化されます。