Cisco Global Site Selector GUI-Based グローバル サーバ ロード バランシング コンフィギュレーション ガイド Software Version 2.0
DNS 規則の作成および変更
DNS 規則の作成および変更
発行日;2012/02/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

DNS 規則の作成および変更

DNS 規則設定の概要

DNS Rule Wizard

DNS Rule Builder

ウィザードによる DNS 規則の作成

DNS Rule Wizard での送信元アドレス リストの識別

DNS Rule Wizard での送信元アドレス リストの指定

DNS Rule Wizard での回答グループの設定

DNS Rule Wizard での分散方法の選択

DNS Rule Wizard の Summary ページの確認

DNS Rule Builder による DNS 規則の作成

DNS 規則の変更

DNS 規則の中断

DNS 規則の再アクティブ化

特定のオーナーに属する DNS 規則すべての中断または再アクティブ化

DNS 規則の削除

DNS 規則フィルタの設定

DNS 規則フィルタの削除

GSS 装置の委任

次の作業

DNS 規則の作成および変更

この章では、GSS ネットワーク上での DNS 規則の構築および変更方法について説明します。送信元アドレス リスト、ドメイン リスト、回答、および回答グループを設定したら、GSS ネットワーク上のグローバル サーバ ロード バランシングを管理する DNS 規則を構築することができます。

DNS 規則を作成する場合は、既知の送信元(送信元アドレス リストのメンバー)から既知のホステッド ドメイン(ドメイン リストのメンバー)への要求を受信したときの GSS の対処法を指定します。DNS 規則は、要求元ユーザのローカル DNS ホスト(D プロキシ)に返される応答(回答)、および回答の選択方法を指定します。GSS では、さまざまな分散方法のいずれかを使用し、GSS ホスト デバイスのステータスおよび負荷に基づいて、要求に対する最適な応答を判別します。


) DNS 規則を作成する前に、「GSS の導入」のセクション「GSS のアーキテクチャ」を参照してください。


この章の内容は、次のとおりです。

DNS 規則設定の概要

ウィザードによる DNS 規則の作成

DNS Rule Builder による DNS 規則の作成

DNS 規則の変更

DNS 規則の中断

DNS 規則の再アクティブ化

特定のオーナーに属する DNS 規則すべての中断または再アクティブ化

DNS 規則の削除

DNS 規則フィルタの設定

DNS 規則フィルタの削除

GSS 装置の委任

次の作業

DNS 規則設定の概要

DNS 規則が複雑なため、プライマリ GSSM GUI には DNS 規則を作成する方法を 2 種類選択できるようになっています。

DNS Rule Wizard

DNS Rule Builder

DNS Rule Wizard

DNS Rule Wizard(図 7-1)は、DNS 規則を作成するプロセスを示してくれるものです。DNS Rule Wizard は規則作成プロセスの各手順を説明します。DNS Rule Wizard により、必要に応じて送信元アドレス リスト、ドメイン リスト、回答グループ、分散方法を作成することができます。しかし、オーナー、リージョン、ロケーションは DNS Rule Wizard の一部として作成されないので、ウィザードを使用する前に作成しておく必要があります。

DNS スティッキおよびネットワーク プロキシミティ グローバル サーバ ロード バランシング アプリケーションは、DNS Rule Builder からのみ設定可能で、DNS Rule Wizard から設定できません。DNS 規則で DNS スティッキまたはプロキシミティをイネーブルにするには、DNS Rule Builder を使用します。

図 7-1 DNS Rule Wizard -- Introduction ページ

 

ウィザードを使用する場合は、 Next ボタンおよび Back ボタンを操作して、規則作成プロセスを前後に移動できます。また、Wizard Contents 見出しの下にあるナビゲーション リンクをクリックして、ウィザード内の任意のステップに移動することもできます。

DNS Rule Wizard にアクセスする手順は、次のとおりです。

1. DNS Rules タブをクリックします。

2. Rule Wizard アイコンをクリックします。

詳細については、「ウィザードによる DNS 規則の作成」セクションを参照してください。

DNS Rule Builder

熟練した GSS ユーザの場合、DNS Rule Builder(図 7-2 参照)を使用して、作成済みの送信元アドレス リスト、ドメイン リスト、オーナー、および回答から DNS 規則を短時間で作成できます。表示されるフィールドおよびドロップダウン リストを使用して、規則に名前を割り当て、GSS で回答を選択するために規則に最大 3 つの balance 句を設定できます。

DNS 規則で設定された balance 句は、句をスキップして次の句を使用するタイミングを決定するために設定されたパラメータによって、順番に評価されます。balance 句は、以下のいずれかの条件が存在する場合スキップされます。

最小負荷分散方法が選択されて、すべてのオンライン回答で負荷スレッシュホールドを超過した場合

指定した VIP 回答グループの VIP 回答がオフラインの場合

VIP タイプの回答グループでプロキシミティがイネーブルで、DRP エージェントが acceptable-rtt に設定された値と合致する RTT 値を返さなかった場合

CRA または NS タイプの回答グループの全回答がオフラインで、回答をモニタするためにキープアライブがイネーブルの場合

図 7-2 DNS Rule Builder ウィンドウ

 

DNS Rule Builder は、新規 DNS 規則を作成するために必要なすべての GSS 要素をまとめたものです。DNS Rule Builder はそのウィンドウ内で起動し、オープンしたままプライマリ GSSM GUI に戻って回答、回答グループ、オーナー、ドメイン リストなどを確認したり、追加したりすることができます。DNS Rule Builder がオープンしている間に GSS ネットワーク設定に行われた変更は、直ちに DNS Rule Builder に反映されます。たとえば、DNS Rule Builder ウィンドウがオープンしている間に追加された回答グループは、回答グループのドロップダウン リストに自動的に表示されます。

さらに、DNS Rule Builder を使用して、DNS 規則に複数の句(つまり、指定された最初の回答グループおよび分散方法によって回答が得られない場合に使用できる、別の回答グループおよび分散方法のペア)を設定することもできます。

DNS Rule Builder にアクセスする手順は、次のとおりです。

1. DNS Rules タブをクリックします。

2. Open Rule Builder アイコンをクリックします。

詳細については、「DNS Rule Builder による DNS 規則の作成」セクションを参照してください。

ウィザードによる DNS 規則の作成

DNS Rules Wizard を使用して DNS 規則を作成する手順は、次のとおりです。


) オーナー、リージョン、ロケーションは DNS Rule Wizard の一部として作成されないので、ウィザードを使用する前に作成しておく必要があります。



) DNS スティッキおよびネットワーク プロキシミティ グローバル サーバ ロード バランシング アプリケーションは、DNS Rule Builder からのみ設定可能で、DNS Rule Wizard から設定できません。DNS 規則で DNS スティッキまたはプロキシミティをイネーブルにするには、DNS Rule Builder を使用します。


1. プライマリ GSSM GUI から、 DNS Rules タブをクリックして、 DNS Rules ナビゲーション リンクをクリックします。DNS Rules リスト が表示されます(図 7-3)。

図 7-3 DNS Rules リスト ページ

 

2. Rule Wizard アイコンをクリックします。DNS Rule Wizard Introduction ページが表示されます(図 7-4)。このページには、DNS 規則を作成するために必要な手順の概要が記載されています。

図 7-4 DNS Rule Wizard -- Introduction ページ

 

3. Next および Back ボタンをクリックして DNS 規則作成プロセスを前後に移動します。また、Wizard Contents の目次の下にあるリンクをクリックして、ウィザード内の任意のステップに移動することもできます。

以下の手順は、DNS Rule Wizard の個別のページにあるプロパティの設定方法を説明したものです。

DNS Rule Wizard での送信元アドレス リストの識別

DNS Rule Wizard での送信元アドレス リストの指定

DNS Rule Wizard での回答グループの設定

DNS Rule Wizard での分散方法の選択

DNS Rule Wizard の Summary ページの確認

DNS Rule Wizard での送信元アドレス リストの識別

DNS Rule Wizard の送信元アドレス リスト セクション(図 7-5)を使用して、DNS プロキシを識別するアドレス ブロック リストである送信元アドレス リストを識別することができます。

図 7-5 DNS Rule Wizard -- Source Address List 第 1 ページ

 

DNS Rule Wizard で送信元アドレス リストを識別する手順は、次のとおりです。

1. 次のいずれかの処理を実行します。

この DNS 規則を DNS プロキシから送信された要求に適用するには、Any Address オプションをクリックし、次に Next をクリックします。ウィザードの Domain List 詳細ページを使用する情報については、「DNS Rule Wizard での送信元アドレス リストの指定」セクションに進みます。

この DNS 規則を、これから設定する DNS プロキシのリストから送信された要求に適用するには、Manually entered source address list オプションをクリックしてから、Next ボタンをクリックします。ウィザードの Source Address List 第 2 ページを使用する情報については、ステップ 2 に進みます。

この DNS 規則を、送信元アドレス リスト機能を使用して設定した DNS プロキシのリストから送信された要求に適用するには、Predefined source address list オプションをクリックしてから、Next をクリックします。ウィザードの Source Address List 第 3 ページを使用する情報については、ステップ 3 に進みます。

2. ウィザードの Source Address List セクションにある Manually-entered Source Address List オプションを選択した場合、ウィザードの Source Address List 第 2 ページ(図 7-6)を使用して送信元アドレス リストを作成します。ウィザードを使用して送信元アドレス リストを設定すると、他の DNS 規則にも同様に使用できるようになります。

図 7-6 DNS Rule Wizard -- Source Address List 第 2 ページ

 

a. List Name フィールドに、送信元アドレス リストの名前を入力してください。

b. オプションで、List Owner ドロップダウン リストをクリックして GSS オーナー名を選択します。

c. 表示されたスペースに、リストを構成する Classless Interdomain Routing(CIDR; クラスレス ドメイン間ルーティング)形式の送信元 IP アドレスを 1 つまたは複数入力します。個々の IP アドレスまたはアドレス ブロックを入力できます。複数の IP アドレスを入力する場合は、セミコロンを使用してアドレスを分離します。

たとえば、192.168.1.110/32; 192.168.10.0/24; 192.161.0.0/16 のようにします。

d. Next ボタンをクリックして、DNS Rule Wizard の Domain List 詳細ページに進みます。詳細については、「DNS Rule Wizard での送信元アドレス リストの指定」セクションを参照してください。

3. ウィザードの「Source Address List」セクションにある Predifined Source
Address List オプションを選択した場合、ウィザードの Source Address List 第 3 ページ(図 7-7)を使用して既存の送信元アドレス リストを選択します。

図 7-7 DNS Rule Wizard -- Source Address List 第 3 ページ

 

a. 送信元アドレス リストの名前をクリックしてリスト内で強調表示します。

b. Next をクリックして送信元アドレス リストを選択し、DNS Rule Wizard の Domain List 詳細ページに進みます。詳細については、「DNS Rule Wizard での送信元アドレス リストの指定」セクションを参照してください。

DNS Rule Wizard での送信元アドレス リストの指定

DNS Rule Wizard の Domain List セクション(図 7-8)を使用すると、ユーザが要求しているドメインを指定できます。各 GSS は最大で合計 2000 のドメインをサポートすることができます。KAL-AP タイプの回答を使用している場合、GSS はシスコの Content Service Switch(CSS)や Content Switching Module(CSM)などの単一のサーバ ロードバランシング装置で管理される最大 1024 個のドメインをサポートできます。

図 7-8 DNS Rule Wizard -- Domain List 第 1 ページ

 

DNS Rule Wizard でドメイン リストを指定する手順は、次のとおりです。

1. 次のいずれか 1 つを実行します。

この DNS 規則を、これから設定するホステッド ドメインの要求に適用するには、Manually entered domain list オプションをクリックしてから、Next をクリックします。ウィザードの Source Address List 第 2 ページを使用する情報については、ステップ 2 に進みます。

この DNS 規則を、ドメイン リスト機能を使用して設定したホステッド ドメイン リストから送信された要求に適用するには、 Predefined domain list オプションをクリックしてから、 Next をクリックします。ウィザードの Domain List Source 第 3 ページを使用する情報については、ステップ 3 に進みます。

2. ウィザードの Domain List セクションにある Manually-entered Source Address List オプションを選択した場合、ウィザードの Domain List 第 2 ページ(図 7-9)を使用して要求されたドメイン名を手動で設定します。DNS Rule Wizard を使用してドメイン リストを設定すると、他の DNS 規則にも同様に使用できるようになります。

図 7-9 DNS Rule Wizard -- Domain List 第 2 ページ

 

a. List Name フィールドに、ドメイン リストの名前を入力してください。

b. オプションで、List Owner ドロップダウン リストをクリックしてオーナー名を選択します。

c. 表示されたスペースに、ドメイン リストに追加するホステッド ドメイン名をすべて入力します。完全なドメイン名を入力したり、GSS が着信アドレスと比較できるパターンを指定する任意の正規表現を入力したりすることができます。権威ある DNS サーバとして GSS が機能しているリソースのドメイン名を入力します。

ホステッド ドメインは 128 文字を越えることはできません。以下の例は、GSS で設定されたドメイン名を示しています。

cisco.com
www.cisco.com
www.support.cisco.com
 

複数のドメイン名を入力する場合は、次のようにそれぞれの名前をセミコロンで区切ります。

www.cisco.com; support.cisco.com; cdn.cisco.com
 

GSS では、ワイルドカードを使用するドメイン名をサポートしています。GSS は、ワイルドカードを比較する際に POSIX 1003.2 拡張正規表現をサポートしています。このパターンに一致するホステッド ドメインへのすべての要求は、適宜に転送されます。

たとえば、www1.cisco.com、www2.cisco.com など、GSS が受け持つ可能性のあるドメインが 20 以上あるとします。これらのドメインにすべて対応するワイルドカード正規表現を作成することができます。

.*\.cisco\.com
 

有効な正規表現であるワイルドカードを含むドメイン名の場合、GSS は最大 256 文字の文字列を比較できます。

d. ドメイン名の入力が完了したら、Next をクリックして、DNS Rule Wizard の Answer Group 詳細ページに進みます。詳細については、「DNS Rule Wizard での回答グループの設定」セクションを参照してください。

3. Predefined Domain List オプションを選択した場合、ウィザードの Domain List 第 3 ページ(図 7-10)を使用して、すでに設定されたドメインのリストから選択します。

図 7-10 DNS Rule Wizard -- Domain List 第 3 ページ

 

 

a. ドメイン リストの名前をクリックして名前を強調表示させます。

b. Next をクリックしてドメイン リストを選択し、DNS Rule Wizard の Answer Group 詳細ページに進みます。詳細については、「DNS Rule Wizard での回答グループの設定」セクションを参照してください。

DNS Rule Wizard での回答グループの設定

DNS Rule Wizard の Answer Group セクション(図 7-11)を使用すると、特定の回答グループ タイプ(VIP、NS、CRA)の回答を設定できます。回答は、GSS で要求元クライアントの DNS プロキシに対する応答と見なされるリソースの集まりです。

図 7-11 DNS Rule Wizard -- Answer Group 第 1 ページ

 

DNS Rule Wizard で回答グループを設定する手順は、次のとおりです。

1. 次のいずれか 1 つを実行します。

この DNS 規則を、これから設定するリソース(回答)を使用しているホステッド ドメインの要求に適用するには、Enter addresses オプションをクリックしてから、Next をクリックします。ウィザードの Answer Group 第 2 ページを使用する情報については、ステップ 2 に進みます。

この DNS 規則を、回答グループ機能によってすでに設定されているリソース(回答)を使用しているホステッド ドメインの要求に適用するには、 Select an existing answer group オプションをクリックしてから、 Next をクリックします。ウィザードの Answer Group 第 3 ページを使用する情報については、ステップ 3 に進みます。

2. ウィザードの Answer Group セクションにある Enter Addresses オプションを選択した場合、ウィザードの Answer Group 第 2 ページ(図 7-12)を使用して回答グループを作成します。DNS Rule Wizard を使用して回答グループを設定すると、他の DNS 規則にも同様に使用できるようになります。

図 7-12 DNS Rule Wizard -- Answer Group 第 2 ページ

 

a. Group Nameフィールドに、回答グループの名前を入力します。

b. オプションで、 Group Owner ドロップダウン リストをクリックしてをクリックし、リストから GSS オーナーを選択して、回答グループのオーナーを選択します。

c. 表示される 3 つのオプション ボタンのいずれかをクリックして、回答グループ タイプを選択します。回答グループ タイプを選択した後で、グループに追加できるのは、このタイプ(VIP、NS、または CRA)の回答のみです。

VIP -- Cisco CSS、Cisco CSM、Cisco IOS 互換 SLB、LocalDirector、Web サーバ、キャッシュ、またはグローバル ネットワーク展開で地理的に分散している他の SLB など、SLB に関連づけられたバーチャル IP(VIP)アドレス

Name Server -- GSS が解決できないクエリーに回答できるネットワーク上にある設定済の DNS ネーム サーバ

CRA -- ユーザの D プロキシに同一の同時依頼を送り返すために、DNS レースと呼ばれる解決プロセスを使用するコンテンツ ルーティング エージェント

d. Next をクリックして、ウィザードの Answer Group 第 3 ページを使用して回答グループの回答を設定します。ステップ 3 に進みます。

3. DNS Rule Wizard の Answer Group 第 3 ページ(図 7-13)を使用すると、指定した回答グループ タイプ(VIP、NS、CRA)の回答を設定できます。

図 7-13 DNS Rule Wizard -- Answer Group 第 3 ページ

 

4. 次のいずれかの処理を実行します。

VIP タイプ回答グループを設定している場合は、次の手順を使用して、回答グループを構成する回答を提供する VIP を識別します。回答グループ内の各回答に順序、負荷スレッシュホールド、および重みを割り当てます。

a. 表示された IP Address フィールドに、回答グループに属する各 VIP のアドレスを入力します。

b. Location ドロップダウン リストをクリックしてオプションのロケーションを選択します。

c. 重み付きラウンドロビン分散方法を使用している場合は、Weight ドロップダウン リストをクリックして、回答グループ内の各回答に 1 ~ 10 の重みを割り当てます。

d. 順序付きリスト分散方法を使用している場合は、表示された Order
フィールドを使用して、回答グループ内の各 VIP に順序を割り当てます。割り当てられた番号は、リスト内の回答の順序を表します。リスト内の以降の VIP は、リスト内のその前の VIP が使用不可能な場合に限って使用されます。GSS では、順序リスト内で番号に空きがあっても対応可能です。


) 回答グループ内で同じ順序番号を持つ回答に対して、GSS は番号を含む最初の回答のみを使用します。回答グループ内では各回答に対して一意の順序番号を指定することを推奨します。


e. KAL-AP タイプの回答を使用している場合、Load Threshold フィールドを使用して 0 ~ 255 の負荷スレッシュホールドを割り当てます。指定されたスレッシュホールドを超える負荷が VIP 回答から報告された場合、GSS はデバイスがこれ以上要求を処理できないと判断します。

新規ネーム サーバ タイプ回答グループを設定している場合は、次の手順を使用して、回答グループ用の回答を提供するネームサーバを識別します。

a. 表示された IP Address フィールドに、回答グループに属する各ネーム サーバのアドレスを入力します。

b. 各ネーム サーバの IP アドレスごとに Location ドロップダウン リストをクリックして、オプションのロケーションを選択します。

c. 重み付きラウンドロビン分散方法を使用している場合は、Weight ドロップダウン リストをクリックして、回答グループ内の各回答に 1 ~ 10 の重みを割り当てます。重みは、要求を各回答に転送するときに GSS が使用する比率の作成に使用されます。たとえば、回答 A の重みが 10、回答 B の重みが 1 の場合、回答 B に要求が 1 つ転送されるたびに、回答 A は 10 個の要求を受信します。

d. この回答グループと共に順序付きリスト分散方法を使用している場合は、表示された Order ドロップダウン リストを使用して、回答グループ内の各ネーム サーバに順序を割り当てます。割り当てられた番号は、リスト内の回答の順序を表します。リスト内にある以降のネーム サーバは、リスト内のその前のネーム サーバが使用不可能な場合に限って使用されます。GSS では、順序リスト内で番号に空きがあっても対応可能です。


) 回答グループ内で同じ順序番号を持つ回答に対して、GSS は番号を含む最初の回答のみを使用します。回答グループ内では各回答に対して一意の順序番号を指定することを推奨します。


CRA タイプ回答グループを設定している場合は、次の手順を使用して、回答グループを構成する回答を提供し、回答グループ内の各回答のロケーションを割り当てる Content Routing Agent(CRA; コンテンツ ルーティング エージェント)を識別します。

a. 表示された IP Address フィールドに、回答グループに属する各 CRA のアドレスを入力します。

b. 各 CRA の IP アドレスごとに Location ドロップダウン リストをクリックして、オプションのロケーションを選択します。

c. Next をクリックして、DNS Rule Wizard の Balance Method 詳細ページに進みます。詳細については、「DNS Rule Wizard での分散方法の選択」セクションを参照してください。

5. Select an Existing Answer Group オプションを選択した場合、ウィザードの Answer Group 第 4 ページ(図 7-14)を使用して、すでに設定された回答一覧から選択します。

図 7-14 DNS Rule Wizard -- Answer Group 第 4 ページ

 

 

a. 回答グループの名前をクリックして、名前を強調表示させます。

b. Next をクリックして回答グループを選択し、DNS Rule Wizard の Balance Method 詳細ページに進みます。詳細については、「DNS Rule Wizard での分散方法の選択」セクションを参照してください。

DNS Rule Wizard での分散方法の選択

DNS Rule Wizard の Balance Method ページ(図 7-15)では、所定の DNS クエリーに応答する回答グループから GSS 回答を選択する方法を指定する分散方法を選択することができます。選択できる分散方法は、選択した回答グループ(ネーム サーバ、VIP、CRA)によって制御されます。


) DNS Rule Wizard は単一の balance 句の選択をサポートしています。必要に応じて、DNS Rule Builder を使用して DNS 規則を変更して追加 balance 句を追加することができます(「DNS 規則の変更」セクション参照)。


図 7-15 DNS Rule Wizard -- Balance Method ページ

 

DNS Rule Wizard での分散方法の選択

1. 要求に応答する VIP またはネーム サーバ回答グループ タイプを設定している場合は、DNS 規則の句ごとに、次の分散方法の中から選択します。

Hashed -- GSSは、要求に格納された情報から作成される一意の値に基づいて回答を選択します。GSS は 2 つのハッシュ分散方法をサポートします。GSS により、指定した回答グループに対して 1 つまたは両方のハッシュ分散方法を適用することができます。

By Source Address -- GSS は、要求の送信元アドレスから作成されたハッシュ値に基づいて回答を選択します。

By Domain Name -- GSSは、要求されたドメイン名から作成されたハッシュ値に基づいて回答を選択します。

Least Loaded -- GSS は、回答グループ内の各 VIP で報告された負荷に基づいて回答を選択します。もっとも軽い負荷をレポートする回答が、要求を応答するのに選択されます。最小負荷は、KAL-AP キープアライブを使用する VIP タイプ回答グループに対してのみ使用可能です。

Ordered List -- GSSは、優先順位に基づいてリストから回答を選択します。値が小さい回答ほど先に使用されます。リストの下部にある回答は、その前の応答が要求に応答できない場合に限って使用されます。GSS では、順序リスト内で番号に空きがあっても対応可能です。


) 回答グループ内で同じ順序番号を持つ回答に対して、GSS は番号を含む最初の回答のみを使用します。回答グループ内では各回答に対して一意の順序番号を指定することを推奨します。


Round Robin -- GSSは、要求が受信されたときに使用可能な回答のリストを実行します。

Weighted Round Robin -- GSSは、要求が受信されたときに使用可能な回答のリストを実行します。ただし要求は、リソースに割り当てられた重み値によって判別される比率に従って、優先的な回答に送信されます。

2. 要求に応答するために CRA 回答グループを設定する場合、GSS は自動的にブーメランを分散方法として割り当てます。表示されている Last Gasp フィールドに「最終」アドレスを入力します。CRA が要求に応答しない場合は、このアドレスが回答として機能します。「最終」アドレスを指定する際、GSS は自動的に以下を実行します。

このアドレスの回答を作成します。

「最終」回答を含む回答グループを登録します。

2 番目の balance 句を接尾辞 -GROUP を付けて DNS 規則に追加し、分散方法として順序つきリストを使用します。

3. Next をクリックして、DNS Rule Wizard の Summary ページに進みます。選択された送信元アドレス リスト、ドメイン リスト、回答グループ、および分散方法に関する情報を提供する規則の概要が示されます。詳細については、「DNS Rule Wizard の Summary ページの確認」セクションを参照してください。

DNS Rule Wizard の Summary ページの確認

DNS Rule Wizard の Summary ページ(図 7-16)では、選択した送信元アドレス リスト、ドメイン リスト、回答グループ、分散方法などの、DNS 規則に関する情報を確認することができます。

図 7-16 DNS Rule Wizard -- Summary ページ

 

Summary ページで DNS 規則を完了する手順は、次のとおりです。

1. Rule Name フィールドに DNS 規則の名前を入力します。

2. オプションで、Rule Owner ドロップダウン リストでオーナーを選択して、GSS オーナーに規則を関連づけます。

3. この規則に適用された DNS クエリーのタイプを示します。Match DNS Query Type ドロップダウン リストからクエリー タイプを選択します。

All -- DNS 規則は、設定された送信元アドレス リスト内のホストから送信されたすべての DNS クエリーに適用されます。A レコード クエリー以外の要求(たとえば、MX、CNAME レコード)に対して、GSS は 3 つの balance 句の 1 つに設定されたネーム サーバへ要求を転送します。GSS がネーム サーバからの応答を受信すると、要求元クライアント D プロキシに応答を配信します。

Match DNS Query Type として All を選択した場合、ネーム サーバ タイプ回答グループに含めるように 1 つの balance 句を設定しなければいけません。

A record -- DNS規則は、設定された送信元アドレス リスト内のホストから送信された回答レコード(Aレコード)要求にのみ適用されます。この DNS規則を比較する未サポートのクエリー タイプ(MX、PTR、CNAME レコード等)を持つ要求の場合、これらのクエリー タイプは廃棄され、GSS で回答されません。設定済のホステッド ドメインのある AAAA クエリーの場合、GSS は要求者が後続の A レコード クエリーを作成するために NODATE(回答なし、エラーなし)応答を返します。

4. Rule Status ドロップダウン リストから規則の動作ステータスを選択します。

Active -- DNS 規則はすぐに要求の処理を開始します。

Suspended -- DNS 規則 が DNS Rules リスト ページにリストされていますが、中断ステータスになっています。DNS 規則は、着信 DNS クエリーを処理するのに使用されません。

5. Finish をクリックして、DNS 規則を保存します。DNS Rules リスト ページに戻ります。

DNS Rule Builder による DNS 規則の作成

DNS 規則の作成プロセスに精通していて、すでにドメイン リスト、回答、および回答グループが設定されている場合は、DNS Rule Builder を使用して DNS 規則を短時間で作成します。

DNS スティッキやネットワーク プロキシミティなどより先進的な GSS 負荷分散アプリケーションで DNS 規則を使用する予定である場合、設定手順については「DNS スティッキの設定」または「ネットワーク プロキシミティの設定」を参照してください。

DNS Rules Builder を使用して DNS 規則を作成する手順は、次のとおりです。

1. プライマリ GSSM GUI から、 DNS Rules タブをクリックして、 DNS Rules ナビゲーション リンクをクリックします。DNS Rules リスト が表示されます(図 7-17)。

図 7-17 DNS Rules リスト ページ

 

2. Open Rule Builder アイコンをクリックします。DNS Rule Builder ページが別のウィンドウとしてオープンします(図 7-18)。

図 7-18 Create New DNS Rule ウィンドウ

 

3. Rule Name フィールドに、新規 DNS 規則の名前を入力します。規則名にはスペースを含めることができません。

4. Rule Owner ドロップダウン リストで、規則に関連づける連絡先を選択します。デフォルトの Rule Owner は System です。

5. Source Address List ドロップダウン リストから、要求の送信元となる送信元アドレス リストを選択します。DNS 規則は、送信元アドレス リスト内のいずれかのアドレスから送信される要求にのみ適用されます。送信元アドレス リストを選択しない場合、GSS は自動的にデフォルト リスト Anywhere を使用します。

6. Domain List ドロップダウン リストから、DNS クエリーがアドレス指定されるドメイン リストを選択します。DNS 規則は、送信元アドレス リスト内のいずれかのアドレスから送信される要求と、指定したドメイン リスト上のドメインの要求にのみ適用されます。

7. Match DNS Query Type ドロップダウン リストで、この規則が適用される DNS クエリーのタイプを指定します。

All -- DNS 規則は、設定された送信元アドレス リスト内のホストから送信されたすべての DNS クエリーに適用されます。A レコード クエリー以外の要求(たとえば、MX、CNAME レコード)に対して、GSS は 3 つの balance 句の 1 つに設定されたネーム サーバへ要求を転送します。GSS がネーム サーバからの応答を受信すると、要求元クライアント D プロキシに応答を配信します。

Match DNS Query Type として All を選択した場合、ネーム サーバ タイプ回答グループに含めるように 1 つの balance 句を設定しなければいけません。

A record -- DNS規則は、設定された送信元アドレス リスト内のホストから送信された回答レコード(A レコード)要求にのみ適用されます。この DNS規則を比較する未サポートのクエリー タイプ(MX、PTR、CNAME レコード等)を持つ要求の場合、これらのクエリー タイプは廃棄され、GSS で回答されません。設定済のホステッド ドメインのある AAAA クエリーの場合、GSS は要求者が後続の A レコード クエリーを作成するために NODATE(回答なし、エラーなし)応答を返します。

8. DNS 規則のスティッキをディセーブルにするには、Select Sticky Method オプションを None (デフォルト)に設定したままにしておきます。この設定は、Global Sticky Configuration 詳細ページで有効なステートを上書きします。

DNS スティッキを DNS 規則で設定することを計画している場合、「DNS スティッキの設定」「DNS Rule Builder を使用した VIP タイプ回答グループを使用する DNS 規則へのスティッキの追加」を参照してください。

9. Balance Clause 1 ヘッダでは、次のように実行します。

ドロップダウン リストから最初の回答グループと分散方法のペアの回答グループ コンポーネントを選択します。これが、DNS クエリーの回答を選択するのに GSS が使用する最初の作業です。

ドロップダウン リストで、回答グループの分散方法を選択します。選択できる分散方法は、選択した回答グループ(VIP、ネーム サーバ、または CRA)によって変更されます。

10. 要求に応答するために VIP またはネーム サーバ回答グループ タイプを選択した場合は、DNS 規則の句ごとに、次の分散方法の中から選択します。


) CRA タイプ回答グループを選択した場合、分散方法は自動的にブーメランに設定されます。


Hashed -- GSSは、要求に格納された情報から作成される一意の値に基づいて回答を選択します。GSS は 2 つのハッシュ分散方法をサポートします。GSS により、指定した回答グループに対して 1 つまたは両方のハッシュ分散方法を適用することができます。

By Source Address -- GSS は、要求の送信元アドレスから作成されたハッシュ値に基づいて回答を選択します。

By Domain Name -- GSSは、要求されたドメイン名から作成されたハッシュ値に基づいて回答を選択します。

Least Loaded -- GSS は、回答グループ内の各 VIP で報告された負荷に基づいて回答を選択します。もっとも軽い負荷をレポートする回答が、要求を応答するのに選択されます。最小負荷は、KAL-AP キープアライブを使用する VIP タイプ回答グループに対してのみ使用可能です。

順序付きリスト -- GSSは、優先順位に基づいてリストから回答を選択します。値が小さい回答ほど先に使用されます。リストの下部にある回答は、その前の回答が要求に応答できない場合に限って使用されます。GSS では、順序リスト内で番号に空きがあっても対応可能です。回答グループ内で同じ順序番号を持つ回答に対して、GSS は番号を含む最初の回答のみを使用します。回答グループ内では各回答に対して一意の順序番号を指定することを推奨します。

Round Robin -- GSSは、要求が受信されたときに使用可能な回答のリストを実行します。

Weighted Round Robin -- GSSは、要求が受信されたときに使用可能な回答のリストを実行します。ただし、要求は、リソースに割り当てられた重み値によって判別される比率に従って、優先的な回答に送信されます。

11. VIP タイプ回答グループを選択した場合、Create New DNS Rule ウィンドウのアクティブ balance 句の下に一連のフィールドが表示されます。図 7-19 は、選択された VIP タイプ回答グループの DNS 規則ウィンドウの例を示します。

図 7-19 Create New DNS Rule ウィンドウと VIP タイプ回答グループ フィールド

 

アクティブ balance 句の下に表示されるフィールドに以下の VIP タイプ設定情報を設定します。

DNS TTL -- 要求元の DNS プロキシが GSS から送信された回答をキャッシュしてから、有効な回答であると判断するまでの時間(秒)。有効なエントリは 0 ~ 604,800 秒です。デフォルトは 20 秒です。

Return Record Count -- GSS が DNS 規則と一致する要求に対して戻すアドレス レコード(A レコード)の数。

DNS 規則 balance 句の一部としてネットワーク プロキシミティを設定することを計画している場合、「ネットワーク プロキシミティの設定」「DNS Rule Builder を使用した DNS 規則へのプロキシミティの追加」を参照してください。

12. CRA タイプ回答グループを選択した場合、DNS Rule Bulder ウィンドウのアクティブ balance 句の下に一連のフィールドが表示されます。図 7-20 に、選択された CRA タイプ回答グループの DNS Rule Builder ウィンドウの例を示します。

図 7-20 Create New DNS Rule ウィンドウと CRA タイプ回答グループ フィールド

 

アクティブ balance 句の下に表示されるフィールドに以下の設定情報を設定します。

DNS TTL -- 要求元の DNS プロキシが GSS から送信された回答をキャッシュしてから、有効な回答であると判断するまでの時間(秒)。有効なエントリは 0 ~ 604,800 秒です。デフォルトは 20 秒です。

Fragment Size -- DNS との照合によって生成され、要求元クライアントに送信される、ブーメラン レース応答の優先サイズ

Pad size -- 各 CRA 応答パケットに格納され、負荷分散判断を行うときに CRA 帯域幅およびレイテンシを評価するために使用される追加データ サイズ(バイト単位)

IP TTL -- DNS 規則との一致後、CRA に応答を戻すときに使用する最大ネットワーク ホップ数

Secret -- GSS ブーメラン サーバと CRA の間で送信される重要データを暗号化するために使用される 64 文字以下の文字列。この鍵は、設定されている各 CRA 間で共通していなければなりません。

Max prop. delay -- GSS のブーメラン サーバ コンポーネントが DNS 要求を CRA に転送する前に発生する最大遅延である最大伝播遅延(ミリ秒)

Server Delay -- GSS のブーメラン サーバ コンポーネントが要求元ネーム サーバへの応答として「最後」のサーバのアドレスを転送するまでに待機する最大遅延(ミリ秒)です。

13. ステップ 9 ~ 12 を繰り返して、Balance Clause 2 および Balance Clause 3 用の別の回答グループと分散方法のペアを選択します。これらの回答ペアは、その前の句が DNS クエリーの回答に到着できなかった場合のみ適用されます。


) 常に、CRA タイプ回答グループを使用する balance 句の後に VIP タイプ回答グループを使用する balance 句が続くようにします。このようにすると、どのコンテンツ ルーティング エージェントも正常に DNS レース要求に応答しない場合、VIP タイプ balance 句からの「最後の」サーバ応答が要求元のネーム サーバに送信されます。


14. Save をクリックして、DNS 規則を保存します。DNS Rules リスト ページに戻ります。これでDNS 規則がアクティブになり、着信 DNS クエリー要求を処理します。

DNS 規則の変更

DNS Rule Builder または DNS Rule Wizard を使用して DNS 規則を変更することができます。

DNS Rules Builder を使用して DNS 規則を変更する手順は、次のとおりです。

1. プライマリ GSSM GUI で、DNS Rules タブをクリックします。DNS Rules リスト が表示されます。

2. 変更する DNS 規則の左側にある Modify DNS Rule Using Rule Builder
Interface
ボタンをクリックします。Modify DNS Rule 詳細ページが別のウィンドウとしてオープンします。

3. DNS 規則に必要な変更を行います。DNS Rule Builder を使用する詳細については、「DNS Rule Builder による DNS 規則の作成」セクションを参照してください。

4. 変更が終了したら Save をクリックして、DNS Rules リスト ページに戻ります。

DNS Rules Wizard を使用して DNS 規則を変更する手順は、次のとおりです。

1. プライマリ GSSM GUI で、DNS Rules タブをクリックします。DNS Rules リストが表示されます。

2. 変更する DNS 規則の左側にある Modify DNS Rule Using Wizard ボタンをクリックします。Modify DNS Rule Wizard ウィンドウが表示されます。

3. DNS Rule Wizard で DNS 規則に必要な変更を行います。DNS Rule Wizard を使用する詳細については、「ウィザードによる DNS 規則の作成」セクションを参照してください。

4. 変更が終了したら Finish をクリックして、DNS Rules リスト ページに戻ります。

DNS 規則の中断

GSS の DNS 規則によって処理されている要求を停止する場合は、Suspend アイコンを使用して、規則を一時的に非アクティブにします。中断機能を使用すると、特定の回答に対するトラフィックを一時的に停止し、これらのリソースでメンテナンスを行うことができます。DNS 規則を中断すると、規則を再びアクティブ化しないと着信 DNS クエリーを処理するためにこれを使用できるようになりません。

DNS Rule Builder で DNS 規則を中断する手順は、次のとおりです。

1. プライマリ GSSM GUI で、DNS Rules タブをクリックします。DNS Rules リスト ページが表示されます。

2. 中断する DNS 規則の左側にある Modify DNS Rule Using Rule Builder Interface アイコンをクリックします。DNS Rule Builder ページが別のウィンドウとしてオープンします。

3. ページの右上コーナーにある Suspend アイコンをクリックします。GSS ソフトウェアが、DNS 規則を中断するかどうかを確認するプロンプトを表示します。

4. OK をクリックして決定を確認し、DNS Rules リスト ページに戻ります。DNS 規則のステータスは「Suspended」としてリストされます。

DNS Rule Wizard で DNS 規則を中断する手順は、次のとおりです。

1. プライマリ GSSM GUI で、DNS Rules タブをクリックします。DNS Rules リスト ページが表示されます。

2. 中断する DNS 規則の左側にある Modify DNS Rule Using Wizard アイコンをクリックします。DNS Rule Wizard が表示されます。

3. Wizard Content の目次で Summary ナビゲーション リンクをクリックしますSummary ページが表示されます(図 7-16参照)。

4. Rule Status ドロップダウン リストから DNS 規則の Suspended 動作ステータスを選択します。

5. Finish をクリックして決定を確認し、DNS Rules リスト ページに戻ります。DNS 規則のステータスは「Suspended」としてリストされます。

DNS 規則の再アクティブ化

DNS Rule Builder で中断した DNS 規則の動作を再アクティブ化する手順は、次のとおりです。

1. プライマリ GSSM GUI で、DNS Rules タブをクリックします。DNS Rules リスト ページが表示されます。

2. 再アクティブ化する DNS 規則の左側にある Modify DNS Rule Using Rule Builder Interface アイコンをクリックします。すべての中断された DNS 規則は、リスト内で「Suspended」のステータスです。DNS Rules Builder ウィンドウが表示されます。

3. ページの右上コーナーにある Activate アイコンをクリックします。GSS ソフトウェアが、DNS 規則をアクティブ化するかどうかを確認するプロンプトを表示します。

4. OK をクリックして、決定を確認します。DNS Rules リスト ページに戻ります。DNS 規則のステータスは「Active」としてリストされます。

DNS Rules Wizard で中断した DNS 規則の動作を再アクティブ化する手順は、次のとおりです。

1. プライマリ GSSM GUI で、DNS Rules タブをクリックします。DNS Rules リスト ページが表示されます。

2. 中断する DNS 規則の左側にある Modify DNS Rule Using Wizard アイコンをクリックします。DNS Rule Wizard が表示されます。

3. Wizard Content の目次で Summary ナビゲーション リンクをクリックしますSummary ページが表示されます(図 7-16参照)。

4. Rule Status ドロップダウン リストから DNS 規則の Active 動作ステータスを選択します。

5. Finish をクリックして、決定を確認します。DNS Rules リスト ページに戻ります。DNS 規則のステータスは「Active」としてリストされます。

特定のオーナーに属する DNS 規則すべての中断または再アクティブ化

確立された GSS オーナーに応じた DNS 規則のグループ化と管理を行うことができます。DNS 規則の管理に GSS オーナーを用いて、企業内の特定のグループまたは部門(人事や営業など)に関連する規則を短時間で簡単に中断またはアクティブ化することができます。その場合に、そのオーナー向けの各規則を個別に編集する必要はありません。

オーナーに属する DNS 規則を中断または再アクティブ化する手順は、次のとおりです。

1. プライマリ GSSM GUI で、Resources タブをクリックします。

2. Owner ナビゲーション リンクをクリックします。Owners リスト ウィンドウが表示されます(図 7-21)。

図 7-21 Owners リスト ウィンドウ

 

3. 中断または再アクティブ化する DNS 規則を受け持つオーナーの左側にある Modify Owner アイコンをクリックします。Modifying Owners 詳細ページが表示されます(図 7-22)。

図 7-22 Modify Owners 詳細ページ

 

4. 次のいずれか 1 つを実行します。

このオーナーに関連付けられたすべての DNS 規則を中断するには、詳細ページの右上にある Suspend All DNS Rules for This Owner アイコンをクリックします。

このオーナーに関連付けられたすべての DNS 規則を再アクティブ化するには、詳細ページの右上にある Activate All DNS Rules for This Owner アイコンをクリックします。

5. OK をクリックして、回答を中断またはアクティブ化する決定を確認します。Owner リスト ページに戻ります。

DNS 規則の削除

Delete アイコンを使用してすでに作成された DNS 規則を GSSM データベースから削除します。DNS 規則を削除しても、DNS 規則に関連付けられた送信元アドレス リスト、ドメイン リスト、オーナー、および回答グループは削除されません。


注意 どの種類の削除でも、プライマリ GSSM で元に戻すことはできません。後で使用すると思われるデータを削除する前に、GSSM のデータベース バックアップを実行します。詳細については、『Global Site Selector Administration Guide』を参照してください。

DNS 規則を削除する手順は、次のとおりです。

1. プライマリ GSSM GUI で、DNS Rules タブをクリックします。DNS Rules リスト ページが表示されます。

2. 削除する DNS 規則の左側にある Modify DNS Rule Using Rule Builder Interface アイコンをクリックします。DNS Rules Builder ウィンドウが表示されます。

3. ページの右上隅にある Delete アイコンをクリックします。GSS ソフトウェアが、DNS 規則を削除するかどうかを確認するプロンプトを表示します。

4. OK をクリックして、決定を確認します。DNS Rules リスト ページに戻ります。

DNS 規則フィルタの設定

GSS ネットワークが拡大するにつれ、ネットワークに出入りするトラフィックを処理するための DNS 規則も増加し、必要な規則を特定することが困難になることがあります。このため、プライマリ GSSM GUI には DNS 規則に適用できるフィルタが備わっており、これを使用して、関心のあるプロパティを持つ規則のみを表示することができます。たとえば、DNS 規則の表示を制限して、特定の送信元アドレス リストまたはドメイン リストを含む規則、特定の分散方法を使用する規則、特定のユーザが所有する規則、またはステータスが「active」である規則のみを表示することができます。

DNS 規則フィルタを設定する手順は、次のとおりです。

1. プライマリ GSSM GUI で、DNS Rules タブをクリックします。

2. Filter DNS Rule List アイコンをクリックします。Configure DNS Rule List Filter 詳細ページが表示されます(図 7-23)。

図 7-23 Configure DNS Rule List Filter 詳細ページ

 

3. Filter List ウィンドウに表示されるプロパティのいずれかを使用してリストをフィルタリングするには、表示されたフィールドに、完全な値または値の一部(ワイルドカード)を入力します。GUI では、Filter List ページが Source Address List Filter Parameters、Domain List Filter Parameters、Balance Clause Filter Parameters、DNS Rule Filter Parameters に分割されます。GSS は、詳細ページの 4 つのセクションのプロパティすべてで任意のフィルタリングの組み合わせをサポートしています。

表7-1 に、DNS 規則リストをフィルタリングするために使用できるパラメータ、各パラメータの説明とエントリ例を示します。

 

表7-1 DNS規則フィルタ パラメータ

パラメータ
説明
選択例
送信元アドレス リスト フィルタ パラメータ

Name

DNS 規則に関連づけられた送信元アドレス リストに割り当てられている名前

VIP1

VIP*

NameServerList

IP Address Block

DNS 規則に関連づけられた送信元アドレス リストに割り当てられている IP アドレスまたはアドレス ブロック

192.168.110.100

192.168.*

Owner

DNS 規則に関連づけられた送信元アドレス リストに割り当てられているオーナー名

Any

Sytem

Education

ドメイン リスト フィルタ パラメータ

Name

DNS 規則に関連づけられたドメイン リストに割り当てられている名前

CiscoSystems

Cisco*

Domain

DNS 規則に関連づけられたドメイン リストに含まれているドメイン

www.cisco.com

support.cisco.com

www.*

Owner

DNS 規則に関連づけられたドメイン リストに割り当てられているオーナー名

Any

System

Sales

balance 句フィルタ パラメータ

Answer Group Name

DNS 規則に関連づけられた回答グループに割り当てられている名前

VIP_answer_Group_1

VIP_answer_Group_2

VIP_*

Answer Group Owner

DNS 規則に関連づけられた回答グループに割り当てられているオーナー名

Any

System

HR

Answer Group Type

DNS 規則に関連づけられた回答グループのタイプ

CRA

Name Server

VIP

Contains Answer

DNS 規則に関連づけられた回答グループに属する回答

192.161.1.2

192.168.*

Balance Method

DNS 規則に関連づけられた分散方法のタイプ(ブーメラン、順序付きなど)

Boomerang

Hashed

Least Loaded

Order List

Round-Robin

Weighted Round-Robin

DNS 規則フィルタ パラメータ

Name

DNS 規則の名前

Cisco_Rule

Cisco*

Owner

DNS 規則に関連づけられたオーナー名

Any

System

Sales

Status

DNS 規則のステータス(アクティブまたは中断)

Any

Active

Suspended

4. Submit をクリックして決定を確認し、DNS Rules リスト ページに戻ります。表示された DNS 規則は、検索基準に一致する DNS 規則です。DNS 規則パラメータがリストをフィルタリングするのに使用したパラメータと一致する場合、メッセージが表示されます。

No DNS rules match the filter specification.

DNS 規則フィルタの削除

DNS Rules リスト ページの Show All DNS Rules アイコンを使用して DNS 規則に適用されているフィルタを削除します。Show All DNS Rules アイコンは、すべてのフィルタを削除し、GSS ネットワーク上の DNS 規則の完全なリストを表示します。

DNS 規則フィルタを削除する手順は、次のとおりです。

1. プライマリ GSSM GUI で、DNS Rules タブをクリックします。DNS Rules リスト ページが表示されます。

2. Show All DNS Rules アイコンをクリックします。DNS Rule Filter リスト ページが切り替わり、設定されたすべての DNS 規則が表示されます。

GSS 装置の委任

ネットワークに接続する GSS 装置を設定し、グローバル サーバ ロード バランシングに必要な論理リソース(送信元アドレス リスト、ドメイン リスト、回答と回答グループ、および DNS 規則)を作成すると、グローバル サーバ ロード バランシング装置をネットワークの DNS インフラストラクチャに統合して、GSS にユーザ クエリーを配信することができます。この統合を実行するには、ネーム スペースの一部を GSS 装置に委任するように親ドメインの DNS サーバを変更する必要があります。

パブリック ネットワークまたは企業ネットワークの設定に影響する DNS サーバ設定の変更を行う場合は、事前に配置された GSS を慎重に確認し、テストする必要があります。

GSS デバイスに合わせて DNS サーバを変更する手順は、次のとおりです。

1. Name Server(NS; ネーム サーバ)レコードを DNS ゾーン コンフィギュレーション ファイルに追加して、ドメインまたはそのサブドメインを 1 つまたは複数の GSS に委任します。

2. 「接合」アドレス(A)レコードを DNS ゾーン コンフィギュレーション ファイルに追加して、各 GSS 装置の DNS 名を IP アドレスにマッピングします。ドメイン内のネーム サーバを定義する A レコードは、接合レコードと呼ばれることもあります。

例7-1 に、3 つのドメインに関するプライマリ DNS 権限を 2 つの GSS 装置に委任するように変更された、架空の cisco.com ドメインの DNS ゾーン コンフィギュレーション ファイル例を示します。関連する行はボールド体で示しています。

例7-1 で委任されるドメインは、次のとおりです。

www.cisco.com

ftp.cisco.com

media.cisco.com

GSS 装置は次のとおりです。

gss1.cisco.com

gss2.cisco.com

例7-1 GSS を委任する BIND ゾーン コンフィギュレーション ファイルの例

cisco.com. IN SOA ns1.cisco.com. postmaster.cisco.com. (
2001111001 ; serial number
36000 ; refresh 10 hours
3600 ; retry 1 hour
3600000 ; expire 42 days
360000 ; minimum 100 hours )
 
; Corporate Name Servers for cisco.com
IN NS ns1.cisco.com.
IN NS ns2.cisco.com.
ns1 IN A 192.168.157.209
ns2 IN A 192.168.150.100
 
; Sub-domains delegated to GSS Network
www IN NS gss1.cisco.com.
IN NS gss2.cisco.com.
media IN CNAME www
ftp IN NS gss1.cisco.com.
IN NS gss2.cisco.com.
 
; “Glue” A records with GSS interface addresses
; Cisco GSS Dallas
gss1 IN A 172.16.2.3
; Cisco GSS London
gss2 IN A 192.168.3.6
.
.

このゾーン ファイルを参照する場合は、さまざまな GSS 配置が可能であることに注意してください。その中に、この例よりもユーザの要求およびネットワークに適した方法がある場合があります。たとえば、すべての GSS 装置で共有されるすべてのサブドメインを使用する代わりに、特定の GSS に特定のサブドメインを割り当てることができます。

次の作業

グローバル サーバ ロード バランシングで DNS スティッキの使用を計画している場合、ネットワーク内の GSS 装置にローカルまたはグローバル DNS スティッキを設定します。詳細については、「DNS スティッキの設定」を参照してください。

グローバル サーバ ロード バランシングでネットワーク プロキシミティの使用を計画している場合、ネットワーク内の GSS 装置にプロキシミティを設定します。詳細については、「ネットワーク プロキシミティの設定」を参照してください。