Cisco Global Site Selector コンフィギュレーション ガイド
GSSパフォーマンスのモニタ
GSSパフォーマンスのモニタ
発行日;2012/01/11 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

GSSパフォーマンスのモニタ

概要

GSS装置の状態のモニタ

GSSおよびGSSM

CLIからGSS装置のオンライン状況をモニタする場合

CLIからGSSネットワークの状況をモニタする場合

GUIからGSS装置の状況をモニタする場合

GSSMデータベース

データベース状況のモニタ

データベース レコードの検証

データベース検証レポートの作成

グローバル ロードバランシング状況のモニタ

Answer Hit Counts

Answer Keepalive Statistics

Answer Status

DNS Rule Hit Count

Domain Hit Counts

Source Address Hit Counts

Global Statistics

ログ ファイルの表示

GSSのログ レベルの概要

CLIからの装置ログ表示

CLIからのgss.logファイルの表示

CLIからのサブシステム ログ ファイルの表示

GUIからのシステム ログ表示

システム ログ メッセージ

GSSMデータの印刷およびエクスポート

GSSパフォーマンスのモニタ

概要

Cisco Global Site Selector(GSS)ソフトウェアには、GSS装置の状態のほか、GSSネットワーク全体のロードバランシング状況をモニタするツールが多数揃っています。その1つは、GSS、Global Site Selector Manager(GSSM)、および組み込みGSSデータベースのステータスを調べるためのCLI(コマンドライン インターフェイス)ベース コマンドです。さらにGSSM GUI(グラフィカル ユーザ インターフェイス)には、応答およびDomain Name System(DNS;ドメイン ネーム システム)規則のヒット回数を表にするなど、グローバルなサーバ ロードバランシング アクティビティの状況を表示するウィンドウがあります。

この章の内容は、次のとおりです。

「GSS装置の状態のモニタ」

「グローバル ロードバランシング状況のモニタ」

「ログ ファイルの表示」

「GSSMデータの印刷およびエクスポート」

GSS装置の状態のモニタ

以下、GSS装置およびコンポーネントの状態をモニタする各種GSS機能について説明します。

GSSおよびGSSM

GSSおよびGSSMの状況は、CLIからでも、GSSMのGUIからでも簡単にモニタできます。

CLIからGSS装置のオンライン状況をモニタする場合

gss コマンドを使用して、GSSサーバのオンライン状況およびリソースの使用状況を表示できます。

CLIからGSS装置の状況をモニタする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Cisco Global Site Selector Command Reference 』の手順に従って、CLIにログオンします。Cisco CLIのプロンプトが表示されます。

ステップ 2 イネーブルEXECモードを開始します。

gssm1.yourdomain.com> enable
gssm1.yourdomain.com#
 

ステップ 3 gss コマンドを使用して、ログオンしているGSS装置の現在の稼働状況を表示します。

gss1.yourdomain.com# gss status
Cisco GSS(1.0.0.0.13) GSS Manager - primary [Wed May 22 17:43:36 GMT 2002]
 
Normal Operation [runmode = 5]
 
Cisco GSS(1.0.0.22.3) GSS Manager - primary [Thu Aug 1 22:25:30 UTC 2002]
 
Normal Operation [runmode = 5]
 
%CPU %MEM START PID SERVER
0.0 0.3 Jul23 900 system
0.0 0.4 Jul23 1161 database
0.0 2.0 Jul23 1165 tomcat
0.0 0.1 Jul23 1438 apache
0.0 2.3 Jul23 1177 crm
0.0 1.8 Jul23 1202 crdirector
0.0 0.1 Jul23 1191 dnsserver
0.0 0.1 Jul23 1233 keepalive
0.0 0.1 Jul23 1213 boomerang
0.0 2.2 Jul23 1026 nodemgr
0.0 0.0 Jul23 419 syslogd
--- --- --- --- ucd-snmpd [DISABLED]
 


 

CLIからGSSネットワークの状況をモニタする場合

show statistics コマンドを使用して、応答、キープアライブ、ドメイン、DNS規則など、GSS装置上の要求ルーティングおよびロードバランシング コンポーネントの状況を調べることができます。

以下、各種 show statistics コマンド オプションの使用方法および出力の解釈について説明します。

GSS上のブーメラン サーバの状況

ブーメラン サーバは、DNSレースが提供するContent Routing Agent(CRA)間のネットワーク遅延データを使用して、所定の要求に応じるものとしてどのサーバが最適であるかを判別する、GSSのサーバ ロードバランシング コンポーネントです。

show statistics boomerang コマンド オプションを使用すると、ドメイン単位でまたはグローバルとして、GSS装置のDNSレースなどのブーメラン アクティビティを調べることができます。

DNSレースの統計情報を表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Cisco Global Site Selector Command Reference 』の手順に従って、CLIにログオンします。Cisco CLIのプロンプトが表示されます。

ステップ 2 イネーブルEXECモードを開始します。

gssm1.yourdomain.com> enable
gssm1.yourdomain.com#
 

ステップ 3 show statistics boomerang コマンドを使用し、特定のドメインについて、またはGSSが管理している全ドメインにわたって、ブーメラン サーバの現在の統計情報を表示します。

gss1.yourdomain.com# show statistics boomerang global
Boomerang global statistics:
Total races: 24
 

ステップ 4 show statistics コマンド構文および使用方法の詳細は、『 Cisco Global Site Selector Command Reference 』を参照してください。


 

GSS上のDNSサーバの状況

DNSサーバ コンポーネントは、GSS装置との間で送受信されるあらゆるDNS関連トラフィックを追跡します。受信されたDNSクエリ、送信された応答、廃棄されたクエリ、転送されたクエリなどの情報が含まれます。

show statistics dns コマンド オプションを使用すると、DNS規則、ドメイン、ドメイン リストなど、GSS要求ルーティングおよびサーバ ロードバランシング コンポーネントに関するDNS統計情報を表示できます。

DNSの統計情報を表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Cisco Global Site Selector Command Reference 』の手順に従って、CLIにログオンします。Cisco CLIのプロンプトが表示されます。

ステップ 2 イネーブルEXECモードを開始します。

gssm1.yourdomain.com> enable
gssm1.yourdomain.com#
 

ステップ 3 show statistics dns コマンドを使用し、特定のドメインについて、またはGSSが管理している全ドメインにわたって、DNSサーバの現在の統計情報を表示します。

gss1.yourdomain.com# show statistics dns domain
www\.foo.*\.com hitCount=11
 

ステップ 4 show statistics コマンド構文および使用方法の詳細は、『 Cisco Global Site Selector Command Reference 』を参照してください。


 

GSS上のキープアライブの状況

GSS装置のキープアライブ エンジンは、GSSネットワーク全体でキープアライブ オブジェクトのオンライン状況をモニタします。

show statistics keepalive コマンド オプションを使用すると、グローバルまたはキープアライブ タイプ別に、GSSキープアライブ状況に関する統計情報を表示できます。

キープアライブの統計情報を表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Cisco Global Site Selector Command Reference 』の手順に従って、CLIにログオンします。Cisco CLIのプロンプトが表示されます。

ステップ 2 イネーブルEXECモードを開始します。

gssm1.yourdomain.com> enable
gssm1.yourdomain.com#
 

ステップ 3 show statistics keepalive コマンドを使用して、GSSネットワークにおけるキープアライブ エンジンの現在の統計情報を表示します。ネットワーク上のすべてのキープアライブ タイプについての統計情報や、ICMP、KAL-AP、CRAなど、特定のキープアライブに限定して統計情報を表示することができます。例を示します。

gss1.yourdomain.com# show statistics keepalive icmp all
IP: 192.168.1.100 GID: 68
LID: 1
 
Keepalive => 192.168.1.100
Status: ONLINE
Transitions: 0
Total Packets Received: 0
Total Packets Sent: 0
Total KAL Successes: 0
Total KAL Failures: 0
 

ステップ 4 show statistics コマンド構文および使用方法の詳細は、『 Cisco Global Site Selector Command Reference 』を参照してください。


 

GUIからGSS装置の状況をモニタする場合

GSSMのGUIからGSS装置の状況をモニタする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 GSSMIから RESOURCES ボタンをクリックします。

ステップ 2 ドロップダウン リストから Global Site Selectors オプションを選択します。GSSリストのウィンドウが表示されます。

ステップ 3 モニタ対象のGSSまたはGSSMに対応する Edit アイコンをクリックします。Node Services欄に装置タイプ(GSSまたはGSSM)が表示されます。

GSS詳細情報のウィンドウに、装置の設定およびステータス情報が表示されます。

Status ― オンライン状況

Version ― 装置に現在ロードされているソフトウェア バージョン

Node services ― 装置の現在の役割(GSS、プライマリ/スタンバイGSSM、または両方)

IPアドレス ― 装置のネットワーク アドレス

Host name ― 装置のネットワーク ホスト名

MAC(メディア アクセス制御) ― 装置のマシン アドレス

ステップ 4 Cancelボタン をクリックし、GSSリスト ウィンドウに戻ります。


 

GSSMデータベース

さまざまな機能を利用して、GSSMデータベースとその内容の状況をモニタできます。

データベース状況のモニタ

GSSM上のGSSデータベースが正常に動作しているかどうかを確認する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Cisco Global Site Selector Command Reference 』の手順に従って、CLIにログオンします。Cisco CLIのプロンプトが表示されます。

ステップ 2 イネーブルEXECモードを開始します。

gssm1.yourdomain.com> enable
gssm1.yourdomain.com#
 

ステップ 3 gssm database status コマンドを使用して、ログオンしているGSS装置の現在の稼働状況を表示します。

gss1.yourdomain.com# gssm database status
GSSM database is running.
 


 

データベース レコードの検証

GSSMデータベースのレコードを検証する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Cisco Global Site Selector Command Reference 』の手順に従って、CLIにログオンします。Cisco CLIのプロンプトが表示されます。

ステップ 2 イネーブルEXECモードを開始します。

gssm1.yourdomain.com> enable
gssm1.yourdomain.com#
 

ステップ 3 gssm database validate コマンドを使用して、GSSMデータベースの内容を検証します。

gss1.yourdomain.com# gssm database validate

GSSM database passed validation.


 

データベース検証レポートの作成

GSSMデータベースの検証時に問題が発生した場合は、 validation.log というレポートを作成できます。このレポートには、検証エラーが発生したデータベース レコードの詳細が記されます。

データベース検証レポートの作成手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Cisco Global Site Selector Command Reference 』の手順に従って、CLIにログオンします。Cisco CLIのプロンプトが表示されます。

ステップ 2 イネーブルEXECモードを開始します。

gssm1.yourdomain.com> enable
gssm1.yourdomain.com#
 

ステップ 3 gssm database report コマンドを使用して、GSSMデータベースの内容に関する検証レポートを作成します。

gss1.yourdomain.com# gssm database report

GSSM database validation report written to validation.log.

 

ステップ 4 検証レポートの作成後、 type コマンドを使用して内容を表示します。

gss1.yourdomain.com# type validation.log
validation.log
 
Start logging at Wed May 22 22:39:34 GMT 2002
 
- storeAdmin Validating ... Wed May 22 22:39:36 GMT 2002 -
- ObjectId Object_Name.Field_Name Description -
Validating FactoryInfo
Validating answerElement
Validating answerGroup
70 answerGroup.OwnerId Many-To-One List
Validating CachingConfig
Validating ClusterConfig
Validating CmdControl
Validating CmdPurgeRd
Validating CmdUpdate
Validating ConfigProperty
Validating Customer
Validating DistTree
Validating DnsRule
Validating DomainElement
Validating DomainGroup
Validating ENodeConfig
Validating ENodeStatus
Validating KeepAliveConfig
Validating KeepAlive
Validating Location
Validating OrderedanswerGroup
Validating Owner
Validating Region
Validating RequestHandler
Validating RoutedDomain
Validating RoutingConfig
Validating RrConfig
Validating RrStatus
Validating SNodeConfig
Validating SourceAddressElement
Validating SourceAddressGroup
Validating SpInfo
Validating SystemConfig
Validating UpdateInfo
Validating UserConfig
Validating VirtualCDN
Validating WlpanswerElement
Validating User Validations
End of file validation.log
 


 

グローバル ロードバランシング状況のモニタ

GSSMのGUIから、GSSトラフィックおよび統計情報をフィルタリングして抽出する各種機能を利用し、GSSネットワーク上のグローバル ロードバランシングの状況をモニタできます。

以下、GSSMのGUIからグローバル ロードバランシングをモニタする手順について説明します。

Answer Hit Counts

GSSM GUIのAnswer Hit Counts機能によって、GSS応答リソースの概要、さらにユーザ要求が各応答装置に転送された回数がわかります。応答ヒット カウントを確認すると、GSSリソースがユーザ要求への応答に活用されているかどうかを判断することができます。

各GSSの応答のヒット数記録を表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 GSSMIから MONITORING ボタンをクリックします。

ステップ 2 ドロップダウン リストから Answer Hit Counts オプションを選択します。GSSM Answer Hit Countsウィンドウが表示されます(図 4-1を参照)。このウィンドウには次の情報が表示されます。

Answer ― 応答装置のIPアドレス

Name ― GSSM GUIを使用して応答に割り当てられた名前

Type ― 応答タイプ。VIP(仮想IPアドレス)、NS(ネーム サーバ)、またはContent Routing Agent (CRA)です。

Location ― 応答がグループとして集められるGSSネットワーク上の場所

Name of the GSSM or GSS ― 各GSS装置が応答に振り分けた要求の数

図 4-1 GSSMのAnswer Hit Countsウィンドウ

 

ステップ 3 表示された欄の見出しをクリックすると、応答が特定のプロパティ別に分類されます。


 

Answer Keepalive Statistics

GSSM GUIのAnswer Keepalive Statistics機能により、GSS応答リソースのオンライン状況について、概要がわかります。Answer Keepalive Statistics機能は、GSS上で設定された応答ごとに、プライマリおよびスタンバイGSSMによってその応答に送られたキープアライブ プローブの数が、そのキープアライブ プローブの扱いに関する情報とともに表示されます。多数のキープアライブ プローブが拒否されている場合、または移行条件が発生している場合、その応答はオフラインになっている可能性があります。または、オンラインの継続に障害が生じている可能性があります。

各GSS応答のオンライン状況を表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 GSSMIから MONITORING ボタンをクリックします。

ステップ 2 ドロップダウン リストから Answer KeepAlive Statistics オプションを選択します。Answer KeepAlive Statisticsウィンドウが表示されます(図 4-2を参照)。このウィンドウには次の情報が表示されます。

Answer ― プローブの対象となる応答装置のIPアドレス

Name ― GSSM GUIを使用して応答に割り当てられた名前

Type ― 応答タイプ。VIP、NS、またはCRA です。

Location ― 応答がグループとして集められるGSSネットワーク上の場所

Name of the GSSM or GSS ― 各GSS装置によって応答に振り分けられたキープアライブ プローブの数およびそれらのプローブの扱いに関する記録。統計情報は次の順序で表示されます。

Keepalive packets sent ― ネットワーク上の各GSSが応答に送ったKAL(キープアライブ)プローブの合計数

Keepalive packets received ― 応答によって記録されたKALプローブの合計数

Keepalive positive probe count ― 受信されて正(OK)の応答が返されたKALプローブの合計数

Keepalive negative probe count ― 受信されて負の応答が返されたKALプローブの合計数

Keepalive transition count ― キープアライブで生じたKAL移行(INITステートからONLINEステートなど)の合計数

図 4-2 Answer Keepalive Statisticsウィンドウ

 

ステップ 3 表示された欄の見出しをクリックすると、応答が特定のプロパティ別に分類されます。


 

Answer Status

GSSM GUIのAnswer Status機能によって、GSS応答リソースおよびオンライン状況の概要がわかります。応答は装置単位で、IPアドレス、名前、タイプ、ロケーション、またはオンライン状況別に分類できます。

GSS応答の状況を表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 GSSMIから MONITORING ボタンをクリックします。

ステップ 2 ドロップダウン リストから Answer Status オプションを選択します。GSSMのAnswer Statusウィンドウが表示されます(図 4-3を参照)。このウィンドウには次の情報が表示されます。

Answer ― 応答装置のIPアドレス

Name ― GSSM GUIを使用して応答に割り当てられた名前

Type ― 応答タイプ。VIP、NS、またはCRAです。

Location ― 応答がグループとして集められるGSSネットワーク上の場所

Name of the GSSM or GSS ― 装置名に基づく応答のオンライン状況

図 4-3 GSSMのAnswer Statusウィンドウ

 

ステップ 3 表示された欄の見出しをクリックすると、応答が特定のプロパティ別に分類されます。


 

DNS Rule Hit Count

GSSM GUIのDNS Rule Hit Count機能によって、グローバル ロードバランシング規則の概要とともに、各規則によって処理されたクエリ数、処理されたクエリのうち、応答と正しく一致した数がわかります。

DNS規則の状況を表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 GSSMIから MONITORING ボタンをクリックします。

ステップ 2 ドロップダウン リストから DNS Rule Hit Counts オプションを選択します。DNS Rule Hit Countsウィンドウが表示されます(図 4-4を参照)。このウィンドウには次の情報が表示されます。

Name ― GSSM GUIを使用して応答に割り当てられた名前

Owner ― DNS規則が割り当てられているGSS所有者

Name of the GSSM or GSS ― 指定されたGSS装置ごとの、DNS規則の総ヒット カウントおよび成功したヒット カウント。どの値が総ヒット数で、どの値が正常に処理された要求かがわからない場合は、DNS規則一覧の下に表示された凡例を参照してください。

図 4-4 GSSMのDNS Rule Hit Countウィンドウ

 

ステップ 3 表示された欄の見出しをクリックすると、DNS規則が特定のプロパティ別に分類されます。


 

Domain Hit Counts

GSSM GUIのDomain Hit Counts機能によって、GSSが対応しているドメインの概要とともに、DNS規則によって各ドメインに振り分けられたクエリの数がわかります。Domain Hit Counts機能は、1つまたは複数のドメインが含まれている可能性のあるGSSドメイン リストではなく、個々のドメインに振り分けられたトラフィックを追跡します。

対応ドメインの状況を表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 GSSMIから MONITORING ボタンをクリックします。

ステップ 2 ドロップダウン リストから Domain Hit Counts オプションを選択します。GSSM Domain Hit Countsウィンドウが表示されます(図 4-5を参照)。このウィンドウには次の情報が表示されます。

Domain ― GSSが担当しているDNSドメイン。ドメイン リストに含まれているドメインです。

Name of the GSSM or GSS ― 各GSS装置からの指定ドメインに対する要求の総数

図 4-5 GSSMのDomain Hit Countsウィンドウ

 

ステップ 3 表示された欄の見出しをクリックすると、リストのドメインが特定のプロパティ別に分類されます。


 

Source Address Hit Counts

GSSM GUIのSource Address Hit Counts機能によって、個々の送信元アドレス(GSSへのDNSクエリの送信元となるアドレス)が各GSS装置から受信した着信要求の概要がわかります。Source Address Hit Counts機能は、1つまたは複数のアドレス ブロックが含まれている可能性のあるGSS送信元アドレス リストからではなく、個々のアドレス ブロックからの要求を追跡します。

送信元アドレス リストのヒット カウントを表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 GSSMIから MONITORING ボタンをクリックします。

ステップ 2 ドロップダウン リストから Source Address Hit Counts オプションを選択します。Source Address Hit Countsウィンドウが表示されます(図 4-6を参照)。このウィンドウには次の情報が表示されます。

Source Address Block ― DNSクエリの送信元であるアドレスまたはアドレス範囲。送信元アドレス ブロックは、GSS送信元アドレス リストを構成します。

Name of the GSSM or GSS ― 指定されたDSS装置が個々のアドレスまたはアドレス ブロックから受信した総ヒット数

図 4-6 Source Address Hit Countsウィンドウ

 


 

Global Statistics

GSSM GUIのGlobal Statistics機能によって、GSSネットワークの概要がわかります。各GSS装置が受信したDNS要求、および応答に対して送信されたキープアライブ メッセージの平均に関する統計情報とともに、各GSS装置のオンライン状況が示されます。

GSSネットワークの状況を表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 GSSMIから MONITORING ボタンをクリックします。

ステップ 2 ドロップダウン リストから Global Statistics オプションを選択します。GSSMのGlobal Statisticsウィンドウが表示されます(図 4-7を参照)。このウィンドウには次の情報が表示されます。

GSS status ― GSS装置のオンライン状況

Unmatched DNS queries ― リストの各装置が受信したDNSクエリの総数。応答が見つからなかったものも含まれます。

DNS queries/sec ― リストの各GSS装置が毎秒受信したDNSクエリの平均数

Keepalive probes/sec ― リストの各GSS装置が毎秒受信したキープアライブ プローブの平均数

図 4-7 GSSMのGlobal Statisticsウィンドウ

 


 

ログ ファイルの表示

GSSは広範なGSSネットワーク アクティビティについて、 gss.log ファイルにログを記録して維持します。また、GSSMのシステム ログ機能による記録も維持します。

以下、記録されたGSS装置情報の監査について説明します。

GSSのログ レベルの概要

GSSでは8種類のログ レベルで、GSS装置上で発生する広範なログ イベントを、クリティカルなものもそうでないものも含めて識別します。

表 4-1 に、各ログ レベルとその意味を示します。

 

表 4-1 GSSのログ レベル

レベル番号
レベル名
説明

0

緊急

GSSが使用不能になりました。装置がシャットダウンして再起動できない、ハードウェア障害が発生したなどです。

1

アラート

即時対処が必要です。GSSサーバの1つが動作していないなどです。

2

クリティカル

対処の必要なクリティカルな状況です。プライマリGSSMに接続できず、その間に使用できるコンフィギュレーションのスナップショットがなかった場合などです。

3

エラー

装置は引き続き動作可能ですが、迅速な対処が求められるエラーが発生しました。メモリ不足などです。

4

警告

対処が必要ですが、GSS装置の動作には影響のないエラーが発生しました。プライマリGSSMに接続できないが、ローカル コンフィギュレーション スナップショットがあるといった場合です。

5

通知

エラーではありませんが管理者が把握しておくべき状況が発生しました。ソフトウェア アップグレードなどです。

6

情報

このレベルのメッセージは、ステータスまたは設定の変更など、GSS装置の正常な動作メッセージです。

7

デバッグ

このレベルのメッセージ(DNS要求またはキープアライブ処理の詳細、特定のコード パス追跡など)は、テクニカル サポートの担当者用です。

CLIからの装置ログ表示

各GSS装置には、GSS関連の動作と各種GSSサブシステムの動作の両方について記録を維持する、さまざまなログ ファイルがあります。CLIからこれらのログ ファイルにアクセスすると、トラブルシューティングが可能です。また、GSS装置の動作について、理解を深めることもできます。

以下、GSS装置のログ ファイルにアクセスし、内容を表示する方法について説明します。

CLIからのgss.logファイルの表示

gss.log ファイルには、GSS装置のキープアライブ、アベイラビリティ、負荷に関する統計情報など、ユーザに関係のある情報が集められます。CLIから show logs コマンドを使用すると、このログ ファイルを表示できます。

show logs コマンドによって表示される各種ログ ファイルの一覧については、『 Cisco Global Site Selector Command Reference 』に記載されている show logs コマンドの説明を参照してください。


show logsコマンドは、記録されたあらゆる情報を端末セッションに出力します。この出力は膨大になり、設定されているバッファ サイズを超過する可能性があります。あらゆるログ情報をキャプチャする場合には、画面バッファのサイズを調整してください。または、tailオプションまたはfollowオプションを使用して、ファイル出力を制限してください。


gss.log ファイルに記録されたGSSメッセージを表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Cisco Global Site Selector Command Reference 』の手順に従って、CLIにログオンします。Cisco CLIのプロンプトが表示されます。

ステップ 2 イネーブルEXECモードを開始します。

gssm1.yourdomain.com> enable
gssm1.yourdomain.com#
 

ステップ 3 show logs コマンドを使用して、装置のログ情報を端末に表示します。

gssm1.yourdomain.com# show logs

gss.log

Jul 14 21:42:01 gss-css2 KAL-7-KALAP[1240] KAL-AP (seq# 29410)=> Host 192.10.2.1

Jul 14 21:42:02 gss-css2 KAL-7-KALAP[1240] KAL-AP (seq# 29412)=> Host 192.10.4.1

Jul 14 21:42:02 gss-css2 KAL-7-KALAP[1240] Retrying IP [192.10.4.1] (Retry Count 3)

Jul 14 21:42:07 gss-css2 KAL-7-KALAP[1240] Timeout: Found outstanding KAL [192.10.2.1]

Jul 14 21:42:07 gss-css2 KAL-7-KALAP[1240] KAL-AP (seq# 29411)=> Host 192.10.2.1

Jul 14 21:42:07 gss-css2 KAL-7-KALAP[1240] Retrying IP [192.10.2.1] (Retry Count 1)

Jul 14 21:42:09 gss-css2 KAL-7-KALCRA[1240] rtt_task: waiting 10000 mseconds

Jul 14 21:42:12 gss-css2 KAL-7-KALAP[1240] KAL-AP (seq# 29412)=> Host 192.10.2.1

Jul 14 21:42:12 gss-css2 KAL-7-KALAP[1240] Retrying IP [192.10.2.1] (Retry Count 2)

Jul 14 21:42:16 gss-css2 KAL-7-KALAP[1240] Sending circuit keepalive => [192.10.2.1]

Jul 14 21:42:16 gss-css2 KAL-7-KALAP[1240] Sending circuit keepalive => [192.10.3.1]

Jul 14 21:42:16 gss-css2 KAL-7-KALAP[1240] Sending circuit keepalive => [192.10.4.1]

Jul 14 21:42:16 gss-css2 KAL-7-KALAP[1240] Sending circuit keepalive => [192.10.6.1]

Jul 14 21:42:16 gss-css2 KAL-7-KALAP[1240] Sending circuit keepalive => [192.10.7.1]

Jul 14 21:42:16 gss-css2 KAL-7-KALAP[1240] Sending circuit keepalive => [192.10.8.1]

Jul 14 21:42:17 gss-css2 KAL-7-KALAP[1240] KAL-AP (seq# 29410)=> Host 192.10.3.1

Jul 14 21:42:17 gss-css2 KAL-7-KALAP[1240] KAL-AP (seq# 29413)=> Host 192.10.2.1

Jul 14 21:42:17 gss-css2 KAL-7-KALAP[1240] Retrying IP [192.10.2.1] (Retry Count 3)

Jul 14 21:42:19 gss-css2 KAL-7-KALCRA[1240] rtt_task: waiting 10000 mseconds

Jul 14 21:42:22 gss-css2 KAL-7-KALAP[1240] Timeout: Found outstanding KAL [192.10.3.1]

Jul 14 21:42:22 gss-css2 KAL-7-KALAP[1240] KAL-AP (seq# 29411)=> Host 192.10.3.1

Jul 14 21:42:22 gss-css2 KAL-7-KALAP[1240] Retrying IP [192.10.3.1] (Retry Count 1)

Jul 14 21:42:22 gss-css2 NMR-7-NODEMGR[1035] Checking process queue for defunct members.

Jul 14 21:42:27 gss-css2 KAL-7-KALAP[1240] KAL-AP (seq# 29412)=> Host 192.10.3.1

Jul 14 21:42:27 gss-css2 KAL-7-KALAP[1240] Retrying IP [192.10.3.1] (Retry Count 2)

...

 

ステップ 4 show logs コマンドの出力を制限する場合は、次のどちらかの方法を使用します。

show logs コマンドの tail オプションを使用すると、ログ情報の最後の10行だけが表示されます。

gssm1.yourdomain.com# show logs tail
 

show logs コマンドの follow オプションを使用すると、ログの末尾に増加分として追加されたデータが表示されます。


 

CLIからのサブシステム ログ ファイルの表示

各GSS装置は gss.log ファイル以外にも、GSSのキープアライブ エンジン、DNSサーバ コンポーネントといったサブシステム固有の情報を記録した、さまざまなログ ファイルを維持します。これらのログ ファイルは gss.log ファイルと異なり、特定のCLIコマンドとは一般に関連づけられていませんが、 type EXECコマンドによって、CLIから任意のファイルを表示できます。


) GSSサブシステム ログの多くは、記録されたあらゆる情報を端末セッションに出力します。この出力は膨大になり、設定されているバッファ サイズを超過する可能性があります。あらゆるログ情報をキャプチャする場合には、画面バッファのサイズを調整してください。または、tailオプションまたはfollowオプションを使用して、ファイル出力を制限してください。


GSSサブシステム ログ ファイルを表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 Cisco Global Site Selector Command Reference 』の手順に従って、CLIにログオンします。Cisco CLIのプロンプトが表示されます。

ステップ 2 EXECモードから、表示するログ ファイル(複数可)の置かれているディレクトリに移動します。

gssm1.yourdomain.com> cd sysout
gssm1.yourdomain.com>

ステップ 3 type コマンドを使用して、ログ ファイルの内容を表示します。

gssm1.yourdomain.com> type dnsserver.log
dnsserver.log
Starting dnsserver: Mon Jul 1 13:52:50 UTC 2002 [(1221)]
2002-07-10 16:23:08 relog: Booting...
Starting dnsserver: Wed Jul 10 16:23:33 UTC 2002 [(1201)]
End of file dnsserver.log
]
 


 

GUIからのシステム ログ表示

GSSMのGUIから、GSS system.log ファイルに記録されたメッセージを表示できます。このログには、通常はGSSの管理者に関係のある情報が記録されます。ただし、 system.log ファイルは、あらゆるログ情報のサブセットにすぎません。個々のGSSログ ファイルの内容全体を表示する手順については、「CLIからのサブシステム ログ ファイルの表示」を参照してください。

GSSのシステム ログを表示する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 GSSMIから TOOLS ボタンをクリックします。

ステップ 2 ドロップダウン リストから System Logs オプションを選択します。GSSMのSystem Logsウィンドウが表示されます(図 4-8を参照)。このウィンドウには次の情報が表示されます。

Time ― GSS装置上でログ イベントが発生した時刻(UTC[協定世界時])

Node Type ― ログ イベントが発生したGSSノードのタイプ(GSSまたは
GSSM)

Node name ― GSSMのGUIを使用してGSS装置に割り当てた名前

Module ― サーバ、StoreAdminなど、メッセージを記録しているGSSコンポーネント

Severity ― ログ メッセージの重大度。システム ログ メッセージは次に示す4つの重大度の1つとみなされます。

Fatal ― GSSまたはGSSコンポーネントの1つで障害が発生しました。重大(fatal)エラーは非常にまれです。発生した場合は、通常、回復不能な例外、またはGSSコンポーネントの初期化不良が原因です。

Warning ― クリティカルではないエラーまたは予想外の状況が発生しました。

Info ― GSSおよびGSSコンポーネントの正常な動作について情報を提供しています。

Debug ― GSSまたはGSSコンポーネントのいずれかの内部動作に関する詳細情報が得られます。デバッグ ログ メッセージは、トラブルシューティングを担当するシスコシステムズのサポート エンジニアが使用します。

Description ― イベントについてのわかりやすい説明です。

Message ― イベントの記録時に検出された関連条件に関する情報です。

図 4-8 GSSMのSystem Logsウィンドウ

 

ステップ 3 表示された欄の見出しをクリックすると、リストのドメインが特定のプロパティ別に分類されます。


 

システム ログ メッセージ

表 4-2 に、Tools > System Log機能でシステム ログを表示した場合に出力される、一般的なGSSシステム メッセージを示します。アルファベット順にエラー メッセージを並べ、簡単な説明を加えてあります。メッセージの目的についての詳細は、代理店のテクニカル サポート担当者にお問い合せください。

 

表 4-2 システム ログ メッセージ

システム ログ メッセージ
説明
Deleted a Global Site Selector

指定のGSSがGSSM GUIから削除されました。

Error occurred while processing received data

装置がプライマリGSSMからのコンフィギュレーション アップデートを処理しているときに、エラーが発生しました。影響を受けた装置は自動回復を試みます。

Failed store invalidation

矛盾するデータベース レコードの内部マーキング処理でエラーが発生しました。検証ログでエラーを調べることができます。

Failed store validation

GSSMデータベースの内部整合性検査でエラーが発生しました。

Multiple primary GSSMs detected

複数のプライマリGSSMが同時に動作していることが検出されました。

Passed store invalidation

矛盾するデータベース レコードの内部マーキング処理が正常に完了しました。

Passed store validation

GSSMデータベースは内部整合性検査に合格しました。

Registered a new Global Site Selector

新しいGSSがオンラインになり、プライマリGSSMに認識されました。

Registered a new standby GSSM

新しいスタンバイGSSMがオンラインになり、プライマリGSSMに認識されました。

Server is Shutting Down

Cisco GSSソフトウェアがCLIから停止されました。

Server Started

Cisco GSSソフトウェアがCLIから起動されました。

Standby GSSM database error

スタンバイGSSMの組み込みデータベースでエラーが発生しました。

Started store invalidation

矛盾するデータベース レコードの内部マーキング処理でエラーが開始されました。

Started store validation

GSSMデータベースの内部整合性検査が開始されました。

Store is corrupted

GSS GSSMデータベースの内部整合性検査でエラーが発生しました。

x System Messages Dropped

GSSMへのメッセージ トラフィックを絞り込むために、GSS装置は一定数のメッセージを廃棄しました(伝えていません)。

Unexpected GSSM activation timestamp warning

プライマリGSSMは、プライマリGSSMの現在時刻と一致しないGSSMアクティベーション タイムスタンプのあるレポートをGSS装置から受信しました。スタンバイGSSMとプライマリGSSMのクロックが同期していない可能性があります。

User HTTP Password Change

ユーザがTools > Change Password機能を使用して、自分のパスワードを変更しました。

GSSMデータの印刷およびエクスポート

GSSM GUIに表示されたデータは、ワークステーションに設定されているローカルまたはネットワーク プリンタに送信できます。また、フラット ファイルにデータをエクスポートして、他のオフィス アプリケーションで使用することもできます。

データの印刷またはエクスポートを行うと、GSSMのGUIウィンドウに表示された全情報がダンプされます。データの一部分を選択して出力することはできません。

GSSMデータを印刷またはエクスポートする手順は、次のとおりです。


ステップ 1 GSSMから、印刷またはエクスポート対象データのあるリスト ウィンドウまたは詳細ウィンドウに移動します。

ステップ 2 次のいずれか1つを実行します。

データをエクスポートする場合は、 Export ボタンをクリックします。エクスポートしたデータをComma-Separated Value(CSV)ファイルとして保存するか、または指定のCSVエディタを使用して開くように求められます。どちらか一方を選択します。

データを印刷する場合は、 Print ボタンをクリックします。印刷ダイアログが表示され、プリンタを選択できます。