Cisco Global Site Selector アドミニストレーション ガイド Software Version 2.0
GSS ソフトウェアのアップ グレード
GSS ソフトウェアのアップグレード
発行日;2012/01/13 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

GSS ソフトウェアのアップグレード

GSS ネットワークにおける GSSM の役割の確認

プライマリ GSSM のバックアップおよびアーカイブ

ソフトウェア アップグレードの入手

GSS 装置のアップグレード

GSS ソフトウェアのアップグレード

この付録では、Global Site Selector(GSS)ソフトウェアを新しいソフトウェア バージョンにアップグレードする方法について説明します。ソフトウェアをアップグレードするには、次の条件を満たす必要があります。

シスコ ソフトウェア ダウンロード サイトの GSS ダウンロード エリアおよび Cisco.com へのアクセス権

GSS 装置の適切なアップデート手順およびバックアップの実行に必要な CLI コマンドに関する知識

ソフトウェア リリースのすべての機能を全面的に活用できるように、プライマリ GSSM から始めて同じ期間内に、ネットワーク内のすべての GSS 装置をアップグレードすることを推奨します。このアップグレード シーケンスによって、他の GSS 装置がプライマリ Global Site Selector Manager(GSSM)から設定情報を適切に受信し、プライマリ GSSM に統計情報を送信できるようになります。

ここで説明する手順は、次のとおりです。

GSS ネットワークにおける GSSM の役割の確認

プライマリ GSSM のバックアップおよびアーカイブ

ソフトウェア アップグレードの入手

GSS 装置のアップグレード

GSS ソフトウェアをアップグレードするには、各手順を記載順に完了する必要があります。

GSS ネットワークにおける GSSM の役割の確認

アップグレード手順を進める前に、プライマリおよびスタンバイに指定された GSSM の役割が変更されていないことを確認します。指定されたプライマリ GSSM とスタンバイ GSSM 間の役割の変更は、元のプライマリ GSSM がオンラインに戻るまでの、一時的な GSS ネットワーク構成であるものと想定されています。

現在のプライマリ GSSM およびスタンバイ GSSM の役割を確認する手順は、次のとおりです。

1. 現在のプライマリ GSSM の CLI に、次のコマンドを入力します。

gssm1.example.com# cd /home
gssm1.example.com# type ../props.cfg | grep -i fqdn
 

次のような出力が表示されます。

controllerFqdn= domain_name (または ip_address
 

2. controllerFqdn の出力値に基づいて、次のガイドラインに従ってください。

ドメイン名または IP アドレスの値がネットワーク上の現在のプライマリ GSSM である場合、現在のプライマリ GSSM およびスタンバイ GSSM 設定は、元の設定のままであり、それ以上の処置は不要です。「プライマリ GSSM のバックアップおよびアーカイブ」を参照してください。

ドメイン名または IP アドレスの値がネットワーク上の現在のスタンバイ GSSM である場合、現在のプライマリ GSSM およびスタンバイ GSSM 設定は、元の設定ではありません。この場合、プライマリおよびスタンバイ GSSM 装置の役割を、最初の GSS ネットワーク構成の設定に戻す必要があります。 第2章「CLI からの GSS の管理」 「仮のプライマリとスタンバイ GSSM 装置の役割の反転」を参照してください。

ドメイン名または IP アドレスの値がネットワーク上の現在のプライマリ GSSM でもスタンバイ GSSM でもない場合、装置はプライマリ GSSM ではないか、またはネットワーク上にもはや存在していないことを意味します。それ以上の処置は不要です。「プライマリ GSSM のバックアップおよびアーカイブ」を参照してください。

次の手順として、プライマリ GSSM データベースのフル(および現在の)バックアップがあり、そのバックアップをアーカイブに保管していることを確認します。「プライマリ GSSM のバックアップおよびアーカイブ」に進んでください。

プライマリ GSSM のバックアップおよびアーカイブ

GSS ソフトウェアをアップグレードする前に、プライマリ GSSM データベースのフル バックアップがあり、リモート装置に転送することによって、そのバックアップをアーカイブに保管していることを確認します。GSSM データベースでは、ネットワークと装置のあらゆる設定情報とともに、ユーザから使用可能なホストへ DNS クエリーをルーティングするために GSS 装置に使用させる DNS 規則が維持されます。

いつでもフル バックアップを実行することによって、必要に応じて以前の状態に GSS ネットワークを復元できます。フル バックアップがプライマリ GSSM または他の GSS 装置の動作の妨げになることはありません。

プライマリ GSSM フル バックアップ手順の詳細については、 第7章「GSSM データベースのバックアップ、復元、およびダウングレード」 「プライマリ GSSM のフル バックアップの実行」を参照してください。フル バックアップを実行するには、CLI にアクセスできなければなりません。

これでいつでも、アップグレード ファイルを入手して、GSS 装置のソフトウェアをアップグレードできます。「ソフトウェア アップグレードの入手」を参照してください。

ソフトウェア アップグレードの入手

GSS ソフトウェアをアップデートするには、次の手順で、シスコシステムズから適切なソフトウェア アップデート ファイルを入手しておく必要があります。

Cisco.com の Web サイトにアクセスし、ソフトウェア アップデート ファイルを探します。

自分の GSS および GSSM から FTP または SCP でアクセスできる社内サーバに、ソフトウェア アップデート ファイルをダウンロードします。

Cisco.com からソフトウェア アップグレードをダウンロードするには、Cisco.com のユーザ名およびパスワードが必要です。Cisco.com のログインを取得するには、
http://www.cisco.com にアクセスして Register リンクをクリックしてください。


) Cisco.com のユーザ名およびパスワードを取得するには、サービス契約番号、Cisco.com の登録番号/確認キー、Partner Initiated Customer Access(PICA)の登録番号/確認キー、またはパッケージのサービス登録番号が必要です。


GSS ソフトウェアのアップグレード ファイルを追加する手順は、次のとおりです。

1. 任意の Web ブラウザを起動し、Cisco Global Site Selector ダウンロード ページにアクセスします。プロンプトが表示されたら、指定された Cisco.com のユーザ名およびパスワードを使用して、Cisco.com にログインします。Cisco GSS Software ダウンロード ページに、GSS ソフトウェア製品に対応するソフトウェア アップグレードの一覧が表示されます。

2. Cisco Global Site Selector ダウンロード ページへのショートカットがない場合、

a. 指定された Cisco.com のユーザ名およびパスワードを使用して、Cisco.com にログインします。

b. Technical Support リンクから Software Center にアクセスします。

c. Software Center の Software Products and Downloads ページから、 Content Networking Software リンクをクリックします。

d. Software Center の Content Networking ページから、 Cisco Global Site Selector リンクをクリックします。

e. Software Center の Content Networking ページから、 Download Cisco Global Site Selector リンクをクリックします。

Cisco GSS Software ダウンロード ページに、Cisco GSS ソフトウェア製品に対応するソフトウェア アップグレードの一覧が表示されます。


) Software Center の Content Networking ページに初めてアクセスするときに、厳格な暗号イメージとされる GSS ソフトウェア アップデートの適格性について、申請する必要があります。Cisco Content Networking Cryptographic Software セクションに、Apply for 3DES Cisco Cryptographic Software Under Export Licensing Controls リンクがあります。このリンクをクリックし、Encryption Software Export Distribution Authorization Form に入力します。この手順を終えてから、Global Site Selector ソフトウェア イメージにアクセスしてダウンロードしてください。


3. 適切なソフトウェア リリース バージョンに対応する Release カラムを参照し、ダウンロードする .upg ファイルを特定します。

4. .upg ファイルのリンクをクリックします。ダウンロード ページが表示されます。

5. Software License Agreement リンクをクリックします。新しいブラウザ ウィンドウが開き、ライセンス契約が表示されます。

6. ライセンス契約を確認してから、契約が表示されているブラウザ ウィンドウを閉じ、Software Download ウィンドウに戻ります。

7. Download をクリックします。プロンプトが表示された場合は、自分のユーザ名とパスワードを再入力します。

8. Save to file をクリックし、.upg アップグレード ファイルの一時保管場所をワークステーション上で選択します。

9. ネットワーク上の指定エリアにダウンロードした .upg ファイルにすべての GSS 装置がアクセスできることを告知します。

これでいつでも、GSS 装置上のソフトウェアをアップグレードできます。「GSS 装置のアップグレード」を参照してください。

GSS 装置のアップグレード

旧バージョンの GSS から v2.0 にアップグレードする前に、次の条件を満たす必要があります。

CNR がインストールされてイネーブルになっている場合は、次の考慮事項を確認します。

CNR がイネーブルの場合、ネーム サービス(NS)フォワーディング機能は v2.0 では動作しません。たとえば、v1.3.3 のクローズ 1 で、NS フォワーディングを実行するように DNS 規則が設定されていて、その後、CNR がインストールされてイネーブルな状態で v2.0 にアップグレードした場合、DNS 要求はすべて CNR に直接転送されます。この動作は、GSS 上で設定された NS フォワーディングと一致する DNS 規則があっても発生します。

GSS 上で設定されている回答の逆ルックアップをサポートされるようにするには、CNR 上で同じ動作が発生するように、Pointer(PTR)レコードを明示的に設定する必要があります。

CNR がインストールされていない GSS v2.0 上で、GSS/CNR であるネーム サービスへの NS フォワーディングを実行するには、NS タイプの回答設定時に、ドメイン名フィールドで適切なドメイン名を設定する必要があります。さらに、ネーム サーバが GSS/CNR の場合は、外部ネーム サーバにそのドメイン名に対する権限を与える必要があります。NS タイプの回答はデフォルトで、「.」 について問い合わせます。

GSS と CNR が返すレコードに同じ期限満了レベルを与えるには、CNR と GSS の両方で、Time To Live(TTL; 存続可能時間)の設定を一致させる必要があります。

GSS/CNR 装置に権限ドメインの NON A レコードを処理させるには、以前は NS フォワーディングを使用して外部ネーム サービスに処理させていたすべての NON A レコードを CNR 上で設定する必要があります。

v1.3 が稼働していることを確認します。該当しない場合は、v1.3 にアップグレードしてから、v2.0 にアップグレードする必要があります。プライマリ GSSM がソフトウェア v1.2(2.1.3)以降にアップグレードされていながら、他の GSS 装置が v1.2(2.0.3)または v1.2(1.1.2)のままになっている場合、v1.2(2.0.3)または v1.2(1.1.2)のままの GSS 装置には、グローバル サーバ負荷バランシングの設定値が伝播されません。この動作を回避するために、ネットワーク上のすべての GSS 装置をプライマリ GSSM と同じソフトウェア バージョンにアップグレードしてから、グローバルサーバ負荷バランシングを設定する必要があります。

必ず、プライマリ GSSM をアップグレードしてから、ネットワーク内の他の GSS 装置をアップグレードします。プライマリ GSSM のアップグレード後、アップグレード対象であるネットワーク内の各 GSS 装置がプライマリ GSSM に接続できることを確認してから、ソフトウェア アップグレード手順を実行する必要があります。

アップグレードを実行するときには、CLI コマンドの install を使用します。ソフトウェア アップグレードを開始する前に、 install コマンドによってアップグレード ファイルの妥当性検査が行われ、アップグレード アーカイブがアンパックされてから、アップグレード ソフトウェアがインストールされます。最後に、 install コマンドによって、関連 GSS 装置が再起動されます。


) GSS 装置をアップグレードすると、関連する各装置のサービスが一時的に停止します。


GSS ソフトウェアをアップグレードする手順は、次のとおりです(最初にプライマリ GSSM)。

1. GSS 装置の CLI にログインします。

2. enable コマンドを入力し、さらに config コマンドを入力して、グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

3. FTP で GSS にファイルをコピーする場合は、config プロンプトに ftp-client enable all コマンドを入力して FTP クライアントをイネーブルにします。

4. exit を入力して、グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

5. ftp コマンドまたは scp コマンドを使用して、ネットワーク上の保管場所から GSS 上のディレクトリに、GSS ソフトウェア アップグレード ファイルをコピーします。必ず、転送タイプを binary に設定してください。

たとえば、リモート ホストから gss.upg というアップグレード ファイルをコピーする場合、FTP セッションは次のようになります。

gssm1.example.com> ftp host.example.com
Connected to host.example.com.
220 host.example.com FTP server (Version wu-2.6.1-0.6x.21) ready.
Name (host.example.com:root): admin
331 Password required for admin.
Password:
230 User admin logged in. Access restrictions apply.
Remote system type is UNIX.
Using ascii mode to transfer files.
ftp> binary
ftp> get
(remote-file) gss.upg
(local-file) gss.upg
local: gss.upg remote: gss.upg
200 PORT command successful.
...
 

6. 特権 EXEC モードをイネーブルにします。

gssm1.example.com> enable
gssm1.example.com#
 

7. 次のコマンドを入力して、GSS ソフトウェアを停止させます。

gssm1.example.com# gss stop
 

8. 次のコマンドを入力して、アップグレードをインストールします。

gssm1.example.com# install gss.upg
 

9. Proceed with install (the device will reboot)?(y/n):プロンプトに、 y を入力して GSS 装置を再起動します。GSS の再起動後は、ネットワークの CLI 接続が切断されます。コンソール接続はアクティブのままです。


) 過去に変更をスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存していない場合、Save current configuration? [y/n]:プロンプトが表示されます。プロンプトに y を入力して処理を続けます。GSS が再起動します。


10. GSS 装置の再起動後、GSS 装置にログインし、特権 EXEC モードをイネーブルにします。

11. gss status コマンドを入力し、GSS 装置が runmode 4 または 5 という正常な動作状態に達しているかどうかを確認します。

12. ネットワーク内の残りの GSS 装置について、ステップ 1 ~ 11 を繰り返します。