Cisco 4700 シリーズ Application Control Engine Appliance アプリケーション アクセラレーションおよび最適化 コンフィギュレーション ガイド Software Version A1(7)
オプションの Cisco AVS 3180A Management Station に よるレポート作成
オプションの Cisco AVS 3180A Management Station によるレポート作成
発行日;2012/02/06 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

オプションの Cisco AVS 3180A Management Station によるレポート作成

Management Console へのアクセス

ユーザ名またはパスワードの変更

Management Console のセキュリティ

ACE の自動ノード登録の使用

クラスタ名の編集

クラスタ情報の表示

ノードの個別管理

ノードのプロパティの編集

ノードの登録解除

帯域幅節約レポートの表示

スループット レポートの表示

AppScope レポートの表示

パフォーマンス モニタリングの詳細

基本レポートの生成

クエリーの定義

レポートの生成

ドリルダウン レポートの生成

送信元 IP アドレス ブロックによるドリルダウン

定義済みの送信元ロケーションによるドリルダウン

図の利用

AppScope データのフィルタリング

保存されている AppScope レポートの表示

レポートの保存

保存済みレポートへのアクセス

レポートの表示

レポートの編集

レポートのコピー

レポートのスケジューリング

レポート名の変更

レポートの削除

スケジュール作成済みレポートの表示

スケジュールの追加

日次スケジュール

週次スケジュール

月次スケジュール

年次スケジュール

スケジュールの編集

スケジュールの削除

スケジュールのための E メール設定

ロケーションの管理

トランザクション タイプの定義

トランザクション タイプの追加

クライアント タイミングの代用

新しい表現の追加

トランザクション タイプの編集

トランザクション タイプの削除

トランザクション タイプのマッピングの管理

ビジネス トランザクションの定義

ビジネス トランザクションの追加

ビジネス トランザクションの編集

ビジネス トランザクションの削除

データベースのメンテナンス

データベース アーカイブの概要

アーカイブの設定

手動のデータベース アーカイブの開始

最適なデータベース パフォーマンスの管理

オプションの Cisco AVS 3180A Management Station によるレポート作成

オプションの Cisco AVS 3180A Management Station には、データベース、管理、およびレポート作成の機能を含む Management Console があり、ACE 最適化機能の AppScope レポート作成が可能です。


) Cisco 4700 Series Application Control Engine(ACE)アプライアンスでは、レポート作成機能は使用できません。Management Console の Report 項目を表示するには、オプションの Cisco AVS 3180A Management Station で Management Console を実行する必要があります。



) また、Cisco AVS 3180A Management Station では、複数の AVS 3120 デバイスの設定と管理、AppScope Performance Monitor による AVS パフォーマンスの監視、および多様なレポート作成が可能です。詳細は、『Cisco Application Velocity System User Guide』を参照してください。


この付録の主な内容は、次のとおりです。

Management Console へのアクセス

ACE の自動ノード登録の使用

帯域幅節約レポートの表示

スループット レポートの表示

AppScope レポートの表示

保存されている AppScope レポートの表示

スケジュール作成済みレポートの表示

ロケーションの管理

トランザクション タイプの定義

ビジネス トランザクションの定義

データベースのメンテナンス

Management Console へのアクセス

Management Console にアクセスするには、事前に Cisco AVS 3180A Management Station の IP アドレスとポート番号を指定する必要があります。Web ブラウザを起動し、次の形式で URL を入力してください。

http://consoleIPAddress:consolePort/fgconsole/
 

たとえば、次のように入力します。

http://192.168.10.2:9000/fgconsole/
 

セキュア HTTP(HTTPS)プロトコルを使用した Management Console へのアクセスについては、「Management Console のセキュリティ」を参照してください。


) Management Console にアクセスするには、Microsoft Internet Explorer version 6.0 以降を使用する必要があります。


ユーザ名とパスワードの入力を求めるダイアログが表示されます。デフォルト値は次のとおりです。

ユーザ名:admin

パスワード:admin

ユーザ名およびパスワードの変更に関する詳細は、「ユーザ名またはパスワードの変更」を参照してください。

正しいユーザ名とパスワードを入力すると、Management Console のメイン ページ(図A-1)が表示されます。

図A-1 Management Console のメイン ページ

 

ユーザ名またはパスワードの変更

Management Console のユーザ名またはパスワードを変更するには、テキスト エディタで次のファイルを開きます。

$AVS_HOME/console/jboss-3.0.1_tomcat-4.0.4/server/default/deploy/fgconsole.war/users.properties

ユーザ名とパスワードは次の行に設定されています。

admin=admin
 

等号(=)の前がユーザ名、等号の後ろがパスワードです。たとえば、ユーザ名を Cisco に変更し、パスワードを accelerate に変更するには、この行を次のようにします。

Cisco=accelerate
 

ユーザ名を変更する場合は、次のファイルを変更する必要があります。

$AVS_HOME/console/jboss-3.0.1_tomcat-4.0.4/server/default/deploy/fgconsole.war/roles.properties

ユーザ名は admin= が含まれている行に設定されています。

等号(=)の前に示されているのがユーザ名です。たとえば、ユーザ名を Cisco に変更する場合は、次のようにします。

Cisco=
 

このファイルの等号(=)の後ろのテキストは変更しないでください。

入力するユーザ名は、users.properties ファイルのユーザ名と一致していなければなりません。

Management Console のセキュリティ

デフォルトでは、Management Console はポート 9000 で標準 HTTP を使用してブラウザと通信しますが、セキュア HTTP(HTTPS)をサポートするように Management Console を設定することも可能です。Management Console のセキュリティを高めるには、次の手順を行います。


ステップ 1 PEM 符号化形式の X.509 デジタル証明書を取得します。

ステップ 2 次の CLI コマンドを使用して、AVS 関連のすべてのサービスおよびプロセスをシャットダウンします。

velocity> set console stop
 

ステップ 3 次のコマンドを使用して、該当するパスに java keytool ユーティリティを追加します。

# AVS_HOME=/usr/avs
# export AVS_HOME
# PATH=$PATH:$AVS_HOME/console/j2sdk1.4.0_03/bin
# export AVS_HOME
 

ステップ 4 X.509 デジタル証明書を Java キー ストアに keytool ユーティリティを使用してインポートします。

X.509 デジタル証明書のインポート方法として、次の 2 つを推奨します。

OpenSSL ユーティリティで生成され、デフォルトの cacerts キー ストアで信頼が確立されている Certificate Authority(CA; 認証局)によって署名された証明書を使用し、Java キー ストアに証明書をインポートする。

OpenSSL ユーティリティで生成され、デフォルトの cacerts キー ストアで信頼が確立されていない CA によって署名された証明書を使用し、Java キー ストアに証明書をインポートする。この場合は、その CA の公開証明書を console.keystore キー ストアにインポートする必要があります。

たとえば、X.509 証明書ファイル server.x509 のデータを使用して console.keystore キー ストアに証明書エントリを作成し、エイリアス consolecertificate を割り当てるには、次のコマンドを使用します。

# cd $AVS_HOME/console/jboss-3.0.1_tomcat-4.0.4/server/default/conf/
# keytool -import -trustcacerts -alias consolecertificate -file server.x509 -keystore ./console.keystore
 

ステップ 5 パスワードを求めるプロンプトが表示されたら、適切なパスワードを入力し、 Enter キーを押します。

ステップ 6 この証明書を信用するかどうかを問うプロンプトが表示されたら、 yes を入力します。

Trust this certificate? [no]: yes
 

ステップ 7 次のファイルを編集します。

$AVS_HOME/console/jboss-3.0.1_tomcat-4.0.4/server/default/deploy/tomcat4-service.xml

このファイルを次のように変更します。

24 ~ 50 行をはさむように <!-- および --> の文字を含む行追加して、これらの行に対するコメントを付けます。

58 ~ 99 行を削除します。このファイルの 1 つのセクション全体をコメント行にします。

「keystorepassword」を、前の手順で選択したパスワードに置き換えます。

「mySecurityDomain」を適切なドメイン名に置き換えます(任意の名前を選択できます)。ファイル内には、「mySecurityDomain」ワードが複数あるので注意してください。

このファイルを行番号付きで示します。

1 <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
2 <!-- Set catalina.home to the location of the Tomcat-4.x dist.
3 The default value is that of the JBoss/Catalina bundle where the
4 jakarta-tomcat-4.0.3-LE-jdk14 is included as jboss_dist/catalina
5 -->
6 <!DOCTYPE server [
7 <!ENTITY catalina.home "../catalina">
8 ]>
9
10 <!-- The service configuration for the embedded Tomcat4 web container
11 -->
12 <server>
13
14 <classpath codebase="file:&catalina.home;/common/lib/" archives="*"/>
15 <classpath codebase="file:&catalina.home;/server/lib/" archives="*"/>
16 <classpath codebase="file:&catalina.home;/bin/" archives="*"/>
17 <classpath codebase="file:&catalina.home;/lib/" archives="*"/>
18 <classpath codebase="." archives="tomcat4-service.jar"/>
19
20
21
22
23 <!-- NON SSL SETUP BEGIN: Comment the following for SSL SETUP -->
24 <mbean code="org.jboss.web.catalina.EmbeddedCatalinaServiceSX"
25 name="jboss.web:service=EmbeddedCatalinaSX">
26 <attribute name="CatalinaHome">&catalina.home;</attribute>
27
28
29 <attribute name="Config">
30 <Server>
31 <Service name = "JBoss-Tomcat">
32 <Engine name="MainEngine" defaultHost="localhost">
33 <Logger className = "org.jboss.web.catalina.Log4jLogger"
34 verbosityLevel = "trace" category = "org.jboss.web.localhost.Engine"/>
35 <Host name="localhost">
36 <Valve className = "org.apache.catalina.valves.AccessLogValve"
37 prefix = "localhost_access" suffix = ".log"
38 pattern = "common" directory = "../server/default/log" />
39 <DefaultContext cookies = "true" crossContext = "true" override = "true" />
40 </Host>
41 </Engine>
42
43
44 <Connector className = "org.apache.catalina.connector.http.HttpConnector"
45 port = "9000" minProcessors = "3" maxProcessors = "10" enableLookups = "true"
46 acceptCount = "10" debug = "0" connectionTimeout = "60000"/>
47 </Service>
48 </Server>
49 </attribute>
50 </mbean>
51 <!-- NON SSL SETUP END -->
52
53
54 <!-- SSL SETUP BEGIN: Comment the following for Non SSL SETUP
55 replace mySecurityDomain, keystorepassword in the following text.
56 -->
57
58 <!---
59
60 <mbean code="org.jboss.security.plugins.JaasSecurityDomain"
61 name="Security:name=JaasSecurityDomain,domain=mySecurityDomain">
62 <constructor>
63 <arg type="java.lang.String" value="mySecurityDomain"/>
64 </constructor>
65 <attribute name="KeyStoreURL">console.keystore</attribute>
66 <attribute name="KeyStorePass">keystorepassword</attribute>
67 </mbean>
68
69
70 <mbean code="org.jboss.web.catalina.EmbeddedCatalinaServiceSX"
71 name="DefaultDomain:service=EmbeddedCatalinaSX">
72 <attribute name="CatalinaHome">&catalina.home;</attribute>
73 <attribute name="Config">
74 <Server>
75 <Service name = "JBoss-Tomcat">
76 <Engine name="MainEngine" defaultHost="localhost">
77 <Logger className = "org.jboss.web.catalina.Log4jLogger"
78 verbosityLevel = "warn" category = "org.jboss.web.localhost.Engine"/>
79 <Host name="localhost">
80 <Valve className = "org.apache.catalina.valves.AccessLogValve"
81 prefix = "localhost_access" suffix = ".log"
82 pattern = "common" directory = "../server/default/log" />
83 <DefaultContext cookies = "true" crossContext = "true" override = "true" />
84 </Host>
85 </Engine>
86
87
88 <Connector className = "org.apache.catalina.connector.http.HttpConnector"
89 port = "9000" scheme = "https" secure = "true" >
90 <Factory className = "org.jboss.web.catalina.security.SSLServerSocketFactory"
91 securityDomainName = "java:/jaas/mySecurityDomain" clientAuth = "false"
92 protocol = "TLS"/>
93 </Connector>
94 </Service>
95 </Server>
96 </attribute>
97 </mbean>
98
99 -->
100
101 <!-- SSL SETUP END -->
102
103
104
105
106 </server>
107
 

ステップ 8 次の CLI コマンドを使用して、AVS 関連のサービスおよびプロセスを再起動します。

velocity> set console start
 


 

この手順の実行後は、Management Console へのアクセスに HTTPS プロトコルを使用する必要があります。例を示します。

https :// consoleIPAddress : consolePort /fgconsole/

ACE の自動ノード登録の使用

Management Console の自動ノード登録機能を使用すると、Management Console 稼働時に各 ACE アプライアンス ノードを自動的に登録できます。ユーザが ACE ノードを、Management Console に登録することはありません。Management Console は DefaultACECluster というデフォルト クラスタとともに事前ロードされます。登録された ACE ノードはすべてデフォルト クラスタの下に表示されます。Management Console では、DefaultACECluster の ACE ノード名の編集をサポートしています。

自動登録は、Management Console 上の syslog-ng サーバと連動します。「グローバル最適化値の設定」に従って、Cisco AVS 3180A Management Station にアプリケーション アクセラレーションおよび最適化統計ログ情報をアップロードするように、各 ACE アプライアンスを設定してください。


) オプションの Management Console を複数の ACE ノードで使用する場合は、各 ACE ノードのシステム クロックを Network Time Protocol(NTP)サーバを使用して同期化することを強く推奨します(『Cisco 4700 Series Application Control Engine Appliance Administration Guide』を参照)。AppScope パフォーマンス モニタリングは、ミリ秒範囲の正確な時間計測に依存しています。複数の ACE アプライアンスを導入する場合は、単一のトランザクションの異なる部分が異なるノードによって処理される可能性があるため、クロックの同期化が非常に重要となります。


ここで説明する内容は次のとおりです。

ACE クラスタ名の編集

ACE クラスタ情報の表示

ACE ノードの個別管理

帯域幅節約レポートの表示

ACE クラスタ名の編集

ACE アプライアンスのクラスタ名を編集するには、コンソールの左ペインの DefaultACECluster をクリックしてから、 Edit Cluster Name をクリックします。Edit Cluster Name ページが表示されます(図A-2)。

名前を変更する場合は、新しい ACE クラスタ名を編集して Apply をクリックします。また、名前を変更せずにそのままにする場合は、 Cancel をクリックします。

図A-2 Edit Cluster Name ページ

 

ACE クラスタ情報の表示

ACE のデフォルト クラスタ内のノードに関するディスクおよびコンソール スペース利用情報を表示するには、 Cluster Information コマンドをクリックします。Cluster Information ページが表示されます(図A-3)。この情報ブロックには、ディスク利用率と syslog-ng ステータス情報が示されます。

図A-3 Cluster Information ページ

 

ACE ノードの個別管理

デフォルト ACE クラスタ内の個々の ACE ノードを管理するには、左ペインのデフォルト ACE クラスタをクリックして開いてから、そのクラスタ内の個々の ACE ノードをクリックします。ACE ノード名の下に Edit Properties および Unregister Node メニューの項目が表示されます(図A-4)。

図A-4 ACE Edit Properties ページ

 

ここでは、ACE ノードの管理に使用できるメニュー項目について説明します。

ACE ノードのプロパティの編集

ACE ノードの登録解除

ACE ノードのプロパティの編集

ACE のノード プロパティを編集するには、 Edit Properties コマンドをクリックします。Edit Properties ページが表示されます(図A-4を参照)。このページではさまざまなプロパティの表示と変更が可能です。変更できるフィールドは Node Name or Alias と Enable Statlog Processing です。その他の 2 つのフィールドは読み取り専用であり、個々の ACE ノードに対して変更することはできません。

ノード プロパティを変更するには、次のようにフォーム フィールドに入力し、 Apply をクリックします。

Register Node Name ページには、ACE 用に次のフォーム フィールドがあります。

Name or Alias -- ノードの DNS 名またはエイリアスを入力します。

Virtual Context Name -- そのノードに関連付けられている ACE 仮想コンテキストに割り当てられる固有の識別子。これは読み取り専用フィールドです。コンテキストに関する詳細は、『 Cisco 4700 Series Application Control Engine Appliance Administration Guide 』を参照してください。

OPTM Id -- ACE アプライアンスのシリアル番号。これは読み取り専用フィールドです。

Enable Statlog Processing -- Cisco AVS 3180A Management Station が ACE から統計ログ情報を受信および処理できるようにするかどうかを指定します。有効な選択肢は、 yes および no です。ACE がオプションの Cisco AVS 3180A Management Station に、アプリケーション アクセラレーションおよび最適化統計ログ情報をアップロードするように設定する場合は、「グローバル最適化値の設定」を参照してください。


) アクティブ ACE ノードからの統計ログ情報は、syslog-ng デーモンによって Management Console に転送され、/avs-log/console/log/syslog/ ディレクトリの log.txt ファイルに書き込まれます。


ACE ノードの登録解除

デフォルト ACE クラスタから ACE ノードを削除するには、 Unregister Node コマンドをクリックします。Unregister Node ページが表示されます(図A-5)。そのノードを削除するかどうかの確認を求められます。

そのノードを削除する場合は Yes をクリックします。

変更せず、そのままにする場合は、 No をクリックします。

図A-5 Unregister Node ページ

 

帯域幅節約レポートの表示

Bandwidth Savings Reports ページ(図A-6)では、ACE 最適化機能の設定可能なレポート期間に基づいて、色別のグラフィカル レポートを生成できます。さらに、この機能には、コンテンツ タイプ別に再構成されるサマリー レポートと詳細レポートが両方あり、実際の帯域幅の軽減とそれによる投資収益率(ROI)を簡単に数量化できます。

図A-6 Bandwidth Savings Reports ページ

 

Bandwidth Savings Reports ページでは、レポートの期間やドメイン フィルタを設定できます。期間は、現在までの分/時間/日数として、または日付範囲として設定できます。

特定のドメイン(www.yahoo.com、usatoday など)を入力すると、そのドメインのみを対象にした帯域幅節約レポートが生成されます。デフォルトでは、Domain Search String は 「All Domains」に設定されます。この設定ではすべてのドメインのレポートが生成されます。

さらに、出力形式は HTML と PDF のいずれかを選択できます。

帯域幅節約レポートの例を 図A-7 に示します。この図では、すべてのドメインが選択され、非凝縮トラフィックと凝縮トラフィックの帯域幅をグラフで比較し、各種コンテンツ タイプの帯域幅利用率をグラフで表示しています。

図A-7 Bandwidth Savings Reports ページ

 

スループット レポートの表示

Throughput Reports ページ(図A-8)では、設定可能なレポート期間とレポート間隔に基づくグラフィカル レポートを生成できます。レポートには、ACE 最適化機能の ACE スループット パフォーマンス(1 秒あたりのトランザクションと 1 秒あたりのキロバイトの両方で計測)が表示されます。

図A-8 Throughput Reports ページ

 

Throughput Reports ページでは、レポートの期間やサンプリング インターバルを設定できます。

期間は、現在までの分/時間/日数として、または日付範囲として設定できます。

レポート(サンプリング)インターバルは、何分または何時間の値に設定できます。このインターバルは、平均スループットの計算に使用される比較的短い定期的なインターバルです。たとえば、1 日のレポート範囲と 2 時間のレポート インターバルを指定した場合、その日の間は 2 時間ごとにデータが平均され、X 軸に 12(24 割る 2)のデータ ポイントを持つグラフが生成されます。

さらに、出力形式は HTML と PDF のいずれかを選択できます。

スループット レポートの例を 図A-9 に示します。このレポートには、異なる 2 つのグラフ(1 秒あたりのトランザクションと 1 秒あたりのメガバイト)が表示されます。

図A-9 Throughput reports ページ

 

AppScope レポートの表示

AppScope Reports ページ(図A-10)を使用すると、実際にエンド ユーザが感じる真のエンドツーエンド アプリケーション パフォーマンスを測定し、 ACE 最適化機能レポートを生成できます。AppScope は、サーバ遅延とネットワーク遅延の両方の構成要素をトランザクション レベルで正確に判断します。AppScope の統計トラフィック サンプリング技術により、企業はユーザ要求を十分にサンプリングでき、高トラフィック アプリケーションにも対応できる高いスケラビリティを持つことができます。

典型的なアプリケーション タスク(オンライン支出レポートのファイル保存など)でユーザが実行する一連の Web ページ トランザクションを、ひとまとまりのビジネス トランザクションとして定義することにより、真のアプリケーション パフォーマンスを測定できます。集約統計や図には、個々のトランザクションだけでなく、ビジネス トランザクション全体のパフォーマンスの傾向が表示されます。ビジネス トランザクションに関する詳細は、「ビジネス トランザクションの定義」を参照してください。


) オプションの Management Console を複数の ACE ノードで使用する場合は、各 ACE ノードのシステム クロックを NTP サーバを使用して同期化することを強く推奨します(『Cisco 4700 Series Application Control Engine Appliance Administration Guide』を参照)。AppScope パフォーマンス モニタリングは、ミリ秒範囲の正確な時間計測に依存しています。複数の ACE アプライアンスを導入する場合は、単一のトランザクションの異なる部分が異なるノードによって処理される可能性があるため、クロックの同期化が非常に重要となります。


パフォーマンス モニタリングの詳細

AppScope パフォーマンス モニタリング機能を使用すると、クライアントの観点から総ページ ダウンロード時間を計測できます。AppScope は加速された(凝縮)トランザクションとパススルー(非凝縮)トランザクションの両方を計測するので、これらのトランザクションを比較し、ACE 最適化の効果を判断できます。パススルー トランザクション測定時には、AppScope はプロキシ モードで動作します。

AppScope にはすべてのトランザクションのサンプルを計測する能力があるため、高トラフィック環境にも簡単に対応できます。ロード バランス構成で AppScope を使用すると、ACE はトラフィックの一部を AppScope に割り当てます。このような場合は、認識するすべてのトランザクションを 100 パーセント測定するように AppScope を設定します。

AppScope によるトランザクションの測定は、あるページのメイン要求をサーバが最初に受信した時点から開始され、クライアントがそのページの残りのバイト(すべての埋め込みオブジェクトを含めて)を受信したという確認応答を行った時点で終了します。

クライアントの観点からの真のページ ダウンロード時間を正確に計測するために、AppScope は、クライアントに届けられるページに小さな JavaScript コードを挿入します。このコードはクライアント上でページ ダウンロード時間を計算し、GET 要求のクエリー パラメータによってサーバにデータを報告します。サーバはこのパフォーマンス データをログ ファイルに挿入し、そのログ ファイルが Management Console データベースにロードされます。このデータベースからパフォーマンス レポートが生成されます。

測定サンプリングは、次の 2 つの方法で設定できます。

要求別サンプリング -- 各トランザクション要求は個別に扱われ、無作為に選択されて測定グループ(アクセラレーション測定、パススルー測定、または測定なし)に振り分けられます。

セッションベース サンプリング -- トランザクション要求が測定グループに無作為に選択されると、そのクライアントからのその後のすべての要求は、設定期間(最大 1 日)の間、同様に処理されます。

ここでは、AppScope レポートの表示方法について説明します。

基本レポートの生成

ドリルダウン レポートの生成

図の利用

AppScope データのフィルタリング

基本レポートの生成

基本 AppStore パフォーマンス レポートの生成方法は次のとおりです。


ヒント オリジナル コンテンツに、スクリプティング言語として VBScript が使用されている場合は、DefaultClientScript VBScript ディレクティブを設定する必要があります。凝縮されたコンテンツ ページで使用されている Visual Basic スクリプティング言語(JavaScript または Visual Basic)を認識するように ACE を設定するには、パラメータ マップ最適化設定モードで clientscript-default コマンドを使用します(「最適化HTTP パラメータ マップの設定」を参照)。


左側のメニューで AppScope Reports 項目をクリックすると、メイン AppScope レポート ページ(図A-10)が表示されます。

AppScope Reports は、ACE ノードを含むクラスタを少なくとも 1 つ登録するまで、Reports フォルダの下に表示されない場合もあります。

図A-10 AppScope メイン ページ

 

AppScope メイン ページの上部にあるオプション ボタンから次の機能にアクセスできます。

Query -- 基本レポートを生成するクエリーを送信できます。クエリー ページは、AppScope 起動時のデフォルト ページです。

Report -- 最後に生成されたレポートを表示できます。このボタンは、レポート生成のクエリーを送信するまで非アクティブです。

Console -- Management Console ホーム ページに戻ります。


ヒント AppScope メイン ページの上部にあるオプション ボタンが表示しきれない場合は、Microsoft Windows 画面の DPI 設定値を変更する必要があります。この値を変更するには、デスクトップを右クリックし、Properties を選択して Display コントロール パネルを開きます。Settings タブをクリックしてから、Advanced ボタンをクリックします。DPI の設定値を確認します。通常の設定値は 96 DPI です。これよりも設定値が大きいと、AppScope Performance Reports メイン ページの画面レイアウトに悪影響が生じます。


AppScope メイン ページの外にいる場合は、 Query をクリックして、このページに進みます。

クエリーの定義

クエリー ページでは、レポート生成用のクエリー パラメータを設定できます。

Report on Performance -- ドロップダウン リストから、次のいずれかの選択肢を選択します。

Passthrough -- パススルー(非最適化)要求のみのレポートを表示します。

Accelerated -- 加速(最適化)された要求に関するレポートを表示します。

Comparison -- 2 種類の要求を比較します。

Organize Output By -- レポートの出力を URL 別に構成する場合は URL を選択し、ビジネス トランザクション別に出力を構成する場合は Business Transaction を選択します。

URL 別に構成すると、レポートの各行には、1 つの要求 URL のデータが表示されます。クエリー パラメータ(「?」の後ろ)だけが異なっている一致 URL は、同じ URL として扱われます。これらは別の行には表示されず、1 つの行にまとめられます。レポート作成に関して、クエリー パラメータのあらゆる変異を個別 URL として扱うように指定するには、パラメータ マップ最適化モードで request-grouping-string コマンドを指定します(「最適化HTTP パラメータ マップの設定」を参照)。各変異はレポート内の別の行に表示されます。

ビジネス トランザクション別に構成すると、レポートの各行には、1 つのビジネス トランザクション内のすべての URL の集約データが表示されます。ビジネス トランザクションの定義に関する詳細は、「ビジネス トランザクションの定義」を参照してください。

アプリケーション クラス別に構成すると、レポートの各行に、そのACE の集約結果が表示されます。

Enable Drilldown By -- 要求側クライアントの IP アドレス ブロックによるレポート全体のナビゲートをイネーブルにするには、 Source IP Address Blocks を選択します。 Manage Locations コマンド(左側のナビゲーション メニューの Report フォルダ)で定義された指定ロケーション全体のナビゲートをイネーブルにするには、 Defined Source Locations を選択します。

Start Date and Time -- 使用する開始日のタイプ(過去の相対時間または特定の日付)を選択します。過去の時間単位数または特定の日時を入力します。日付の選択方法については、「日付の選択」を参照してください。

Duration -- レポート期間を入力し、ドロップダウン リストから時間単位(Minutes、Hours、Days、Weeks、または Months)を選択します。長い期間を選択すると、一定期間におけるパフォーマンスの傾向を示す図を生成できます。

Application Class -- ACE の結果を集約する場合はAll Application Classes を選択します。1 つのクラスだけの結果を表示するには、このドロップダウン リストから単一のアプリケーション クラスを選択します。ACE で入手できる情報は、コンテキスト名、コンテキスト ID、ポリシー マップ名、クラス マップ名、ポリシー ID です。Organize Output By が Business Transaction に設定されている場合、このドロップダウン リストはディセーブルになります。

Transaction Type -- すべてのトランザクション タイプの結果を集約する場合は All Transaction Types を選択します。1 つのタイプのみの結果を表示するには、このドロップダウン リストからそのトランザクション タイプを選択します。

Performance Node -- すべてのノードの結果を集約するには(複数ある場合)、 All Performance Nodes を選択します。単一ノードのみの結果を表示するには、このドロップダウン リストでそのノードを選択します。

Domain -- すべてのドメインの結果を集約するには、 All Domains を選択します。1 つのドメインだけの結果を表示するには、このドロップダウン リストから単一のドメインを選択します。

Source IP Address -- すべての送信元 IP アドレスの結果を集約するには、 All IP Addresses オプション ボタンをクリックします。一定範囲の送信元 IP アドレスだけの結果を表示するには、 Range をクリックして、始点と終点の IP アドレスを入力します。

日付の選択

Start Date and Time でそのレポートの開始時間を選択します。過去の相対時間(レポート実行時との相関)または特定の日付を選択します。使用可能な選択肢は 表A-1 のとおりです。

最初の 5 つの相対時間のどれかを選択すると、日付入力フィールドが変わり、「N」の値を指定できるようになります。たとえば、「N minutes ago」を選択すると、日付入力フィールドに分の値を入力できるようになります。

 

表A-1 日付の選択肢

日付選択のタイプ
日付入力フィールドの説明

N minutes ago

レポート期間の開始時として、「何分前」の値を入力できます。

N hours ago

レポート期間の開始時として、「何時間前」の値を入力できます。

N days ago

レポート期間の開始時として、「何日前」の値を入力できます。値は、当日が 0、昨日は 1 というように増えていきます。開始時として 24 時間方式の時刻を設定することもできます。たとえば、「1 day ago at 14:00」は昨日の午後 2 時を表します。

N weeks ago

レポート期間の開始時として、「何週間前」の値を入力できます。値は、今週が 0、先週は 1 というように増えていきます。開始時として曜日とその日の時刻を設定することもできます。たとえば、「1 week ago on Tuesday at 18:00」は、先週の火曜日の午後 6 時を表します。

N months ago

レポート期間の開始時として、「何カ月前」の値を入力できます。値は、今月が 0、先月は 1 というように増えていきます。開始時として日付とその日の時刻を設定することもできます。たとえば、「2 months ago on 31 at 00:00」は、先々月 31 日の真夜中 0 時を表します。実際にはその月に指定日がない(日数が少ない)場合、余分な日数は次の月に移動します。この例で、当該月に 29 日しかない場合、レポートは次の月の 2 日から開始されます。

Specific date

レポート期間の開始日と開始時刻を入力できます。日付は MM/DD/YYYY、時刻は HH:MM(24 時間方式)の形式で入力しなければなりません。カレンダー アイコンをクリックして、ポップアップ カレンダーから日付を選択します。

レポートの生成

Submit をクリックして、データベースへのクエリーを送信し、レポートを表示します。

Reset をクリックして、Query のすべてのフォーム フィールドをデフォルトの値にリセットします。

図A-11 に、パススルー要求を示すクエリーから生成された URL 別のレポートの例を示します。

図A-11 URL 別のパススルー要求レポート

 

要求された URL が左側のカラムにアルファベット順に表示されます。各 URL の右横には、ACE 最適化機能の以下のパフォーマンス データを示すカラムがあります。

Avg Total Time -- ブラウザ ユーザが要求を開始してから、ページおよびそのすべてのコンポーネントがダウンロードされて、画面上でのそのページのレンダリングをブラウザが完了するまでの時間。この時間はブラウザによるオンロード イベントの開始時に終了します。この選択肢では、エンド ユーザが経験する総ページ ダウンロード時間が計測されます。

Avg Server Time -- 起点サーバによるページ生成にかかった時間。この選択肢では、バック エンド システム(Web サーバ、アプリケーション サーバ、データベース サーバなど)がページのコンテンツを生成するためにかかった時間が計測されます。

Avg Time To First Byte(TTFB) -- Web ブラウザ ユーザが要求を開始してから、ブラウザがそのページの HTML コンテンツの最初のバイトを処理するまでの時間。この時間が終了するのは、ブラウザが応答の最初のバイトを処理した時点であり、必ずしも応答の最初のバイトがユーザのネットワーク カードに到達した時点であるとは限りません。ネットワーク遅延の測定値は、TTFB - (サーバ時間)です。

Avg Time To Last Byte(TTLB) -- ブラウザ ユーザが要求を開始してから、ブラウザがそのページの HTML コンテンツの最後のバイトを処理するまでの時間。この時間では、ブラウザはまだすべての埋め込みオブジェクト(イメージなど)をダウンロードしておらず、ページのレンダリングは完了していません。ページの HTML コンテンツのダウンロードにかかった時間の測定値は、TTLB - TTFB です。

Avg Page Size -- ページ応答における HTML ページの平均サイズ(バイト)

Number of Hits -- 測定対象の当該 URL のヒット数


) 加速されたページ要求に関するレポートにも、同様のデータが表示されます。


カラムのどれかをクリックすると、そのカラムのデータを基準にしてレポートのすべての行がソートされます。同じカラムを再度クリックすると、ソートの昇順と降順を切り替えることができます。赤い矢印は、ソート カラムとソート順(昇順は上矢印、降順は下矢印)を示します。

レポート ページの上部にある小さなディスク アイコンをクリックすると、そのレポートが保存されます。レポートを保存しておくと、あとでそのレポートを再生成できます。保存されたレポートに関する詳細は、「保存されている AppScope レポートの表示」を参照してください。

特定行のデータを図にしてデータ傾向を見るには、各行の左端にあるチャート アイコンをクリックします。詳細は、「図の利用」を参照してください。

各レポートまたは図を Adobe Acrobat(PDF)形式で要求できます。レポートまたは図のページに表示されている Adobe Acrobat のアイコンをクリックしてください。

図A-12 にもう 1 つのレポート例を示します。これは、Organize Output By が Business Transaction に設定されている例です。このレポートでは、各行が URL ではなく 1 つのビジネス トランザクションを表します。各行には、そのビジネス トランザクションの集約された平均パフォーマンス データが示されています。

図A-12 ビジネス トランザクション レポート

 

アクセラレーションとパススルーのパフォーマンス データを比較するレポートも生成できます(図A-13 を参照)。

図A-13 比較レポート

 

左側のカラムに URL がアルファベット順に表示されます。各 URL の右横には、以下のパフォーマンス データを示すカラムがあります。

パススルー ページ応答の平均時間(秒)

加速されたページ応答の平均時間(秒)

パススルー ページ応答の平均 HTML ページ サイズ(バイト)

加速されたページ応答の平均 HTML ページ サイズ(バイト)

パススルー ページ応答で計測されたヒット数

加速されたページ応答で計測されたヒット数


) 比較レポートの表示時に、一部の URL について、アクセラレーションおよびパススルーのカラムに測定値が表示されない場合があります。その URL については、両方のタイプの測定が実行されなかったためです。ドリルダウン レポートを利用できるのは、両タイプの測定が行われる URL についてだけです。


ドリルダウン レポートの生成

基本レポートの生成後に、そこからドリルダウン レポートを生成できます。

基本レポートの左側のカラムで、ドリルダウン レポートを生成する URL またはビジネス トランザクションをクリックします。ドリルダウンするには、Query ページでの選択に応じて、 Source IP Address Blocks または Defined Source Locations を選択します。

ビジネス トランザクション全体をナビゲートする場合は、ビジネス トランザクション名をクリックします。この操作によって、そのビジネス トランザクションの個々のトランザクション タイプがリストされた新しいレポート(図A-14)が表示されます。これらのタイプのどれかをクリックすると、個々の URL へのドリルダウン、最終的には送信元 IP ブロックまたは定義済みのロケーションへのドリルダウンが可能です。

図A-14 ビジネス トランザクションへのドリルダウン レポート

 

送信元 IP アドレス ブロックによるドリルダウン

Query ページ Enable Drilldown By の項目の Source IP Address Blocks を選択すると、特定 URL またはビジネス トランザクションに関して複数レベルのドリルダウンが可能です。ドリルダウン レベルごとに、選択した URL に対するクライアント IP アドレス ブロックが小さくなります。ビジネス トランザクションの場合は、IP ブロックの前に、個々のトランザクションと URL の中間レベルのレポートが表示されます。

URL 別に構成された基本レポートで、ある URL をクリックすると、1 レベルだけドリルダウンし、図A-15 のようなレポートが表示されます。このレポートの各行は IP アドレス ブロックです。IP アドレス ブロックをさらにクリックして(最大 3 回)、さらにドリルダウンすると、レポートの範囲がより小さな IP アドレス ブロックに絞りこまれます。

図A-15 IP アドレス ブロックによるレポートのドリルダウン

 

定義済みの送信元ロケーションによるドリルダウン

Query ページの Enable Drilldown By 項目の Defined Source Location を選択すると、特定 URL またはビジネス トランザクションに関して、定義済みロケーション リストへ 1 レベルドリルダウンできます。定義済みロケーションは、送信元 IP アドレスの範囲を表すためにあらかじめ定義されている単純な名前です。ロケーションの定義には、メニューの Reports フォルダにある Manage Locations コマンドを使用します。詳細は、「ロケーションの管理」を参照してください。

URL 別に構成された基本レポートで、ある URL をクリックすると、1 レベルだけドリルダウンし、図A-16 のようなレポートが表示されます。このレポートの各行は定義済みロケーションです。表示されているパフォーマンス データは、このロケーション名に対応する送信元アドレス範囲のものです。この種類のレポートでは、これ以上ドリルダウンはできません。

図A-16 定義済みロケーションによるドリルダウン レポート

 

図の利用

すべてのレポート レベルにおいて、各行のデータを図に表示し、時間経過によるパフォーマンス傾向を確認できます。レポートの各行の左端に、チャート アイコンがあります。

このチャート アイコンをクリックすると、その行のデータの図が生成されます。例として、ビジネス トランザクション レポートのある行のデータの図を図A-17 に示します。図の上部に積み重なった色別の棒は、各レポート期間の各種応答時間の測定値を表します。色分けされた棒は、一番前がダーク グリーン、次がライト グリーン、ダーク ブルー、最後がライト ブルーという順序で上に積み重ねられています。図の下部にある赤い棒は測定されたヒット数を表しています。


) ご使用のハードウェアでアップグレード版の Performance Suite ソフトウェアが稼働している場合、Management Console でグラフィカル レポートを実行するために X ライブラリが必要です。このライブラリがインストールされていない状態で、グラフィカル レポートを実行しようとすると、次のエラーが発生します。「An error occurred while processing the request (/cust/fineground/console/j2sdk1.4.0_03/
jre/lib/i386/libawt.so:libXp.so.6: cannot open shared object file: No such file or directory.」この問題は、ACE には該当しません。


図A-17 トランザクション データの図

 

図A-18 に、比較レポートの図の例を示します。この図には、各レポート期間に 2 色の棒が表示されています。1 つは加速された応答(グリーン)を表し、もう 1 つはパススルー応答(ブルー)を表します。

図A-18 比較データの図

 

AppScope データのフィルタリング

すべての AppScope レポートは、異常値を除外するためにフィルタリングされます。異常なトランザクションは、通常結果範囲外の値(完了までに 120 秒を超える)をとり、平均を歪曲させるので除外されます。このような異常なトランザクションを発生させる典型的な原因は、ネットワークの停止、バックエンド アプリケーションの問題、データベースの問題などです。

フィルタしきい値を、デフォルトの 120 秒よりも大きい値または小さい値に調整することも可能です。測定対象のアプリケーションが低速で、これらのトランザクションを AppScope レポートに含める場合には、しきい値を数分間に設定します。平均を歪める異常トランザクションが非常に多い場合は、異常のしきい値を 60 秒以下など、小さい値に変更します。

異常しきい値を変更するには、次のファイルを編集します。

$AVS_HOME/console/jboss-3.0.1_tomcat-4.0.4/server/default/deploy/fgconsole.war/properties/postgres_queries.properties

次のテキストを探してください。

(page_time < /*<maxtime>*/ 120.0 /*</maxtime>*/)
 

120.0 の値を、異常しきい値として設定したい秒数に変更します。

このテキストは、properties ファイルに複数含まれています。それらすべてを新しい値に変更してください。

保存されている AppScope レポートの表示

ここでは、AppScope レポートの関連事項をいくつか説明します。内容は次のとおりです。

レポートの保存

保存済みレポートへのアクセス

レポートの保存

あとで再生成できるように AppScope レポートを保存するには、レポート ページの上部にある Save をクリックします。レポートが昨日、先月、または 1 週間前のような相対的な開始日に基づいている場合は、レポートを保存しておくと便利です。同じタイプのレポートを再生成する際には、レポート再生成時に相関させた指定期間でレポート データが再計算されます。

ドリルダウン、ソート、または図のオプションを実行したレポートを保存すると、これらのオプションの結果も保存されます。このようなレポートを再生成すると、レポート(または図)はレポートが保存された時点とまったく同じ状態で表示されます。

レポートを保存できるのは、HTML レポート ページからだけです。PDF ページからは保存できません。また、Saved Reports ページから以前に保存したレポートを表示している場合、または E メールなどの外部リンクから、以前に保存したレポートを実行している場合には、レポートを保存することはできません。

Save をクリックすると、レポートの名前を入力するよう求めるダイアログ ボックスが表示されます。名前を入力して OK をクリックするか、 Cancel をクリックして保存を取り消します。保存レポートにすでに使用されている名前を入力すると、図A-19 のような警告が表示されます。この場合、実行できる操作は次のいずれかです。

Yes をクリックすると、既存のレポートが新しいレポートで上書きされます。

No をクリックすると、保存操作が取り消されて、レポート ページに戻ります。この場合、再度 Save をクリックして、他の名前を選択します。

レポートが正常に保存されると、レポート ページが再表示され、上部に次のような確認メッセージが示されます。「Report "Your report name" has been saved.」

図A-19 保存済みレポートとの重複に関する警告

 

保存済みレポートへのアクセス

以前に保存したレポートにアクセスするには、Management Console メイン ページの左ペインにある Reports フォルダの下の Saved Reports をクリックします。保存済みのすべてのレポートが図A-20 のような表に一覧表示されます。

図A-20 保存済みレポートのリスト

 

各レポートが 1 行ずつリストされ、そのレポートに使用可能な各種の操作を開始するリンクも表示されます。以下では、各レポートに実行できる操作について説明します。

レポートの表示

レポートの編集

レポートのコピー

レポートのスケジューリング

レポート名の変更

レポートの削除

ここで説明する機能を使用してレポートの保存および管理を実行できるのは、認証済みの(ログイン)Management Console ユーザだけです。ただし、Management Console が稼働しているサーバおよびポートへのアクセス権を持つユーザは、保存済みレポートを表示するための URL があれば、レポートを表示できます。未認証ユーザは、E メールのリンクとして送信されたレポート、またはブラウザのブックマークとして保存されたレポートを表示できます。

レポートの表示

保存されているレポートを HTML または PDF 形式で表示するには、 HTML または PDF をクリックします。リンクをクリックすると、レポートが再生成されるので、相対的な開始日が使用されている場合は、リンクをクリックした時点を基準として、レポート データが再計算されます。

レポートの編集

保存済みレポートのクエリーを編集するには、 Edit をクリックします。レポート クエリーのページが表示されます。選択基準は、そのレポートに最初に使用された基準に設定されています。レポート クエリー ページでは、次の 3 つの操作を実行できます。

そのレポート クエリー ページの基準を表示できます。たとえば、レポートに期待どおりのデータが表示されない場合は、基準の見直しが必要となる場合もあります。

上部のフレームの Report をクリックすると、定義されているドリルダウン レベル、ソート、および図を含めて、保存済みレポートを再生成できます。さらに、ドリルダウン レベル、ソート、または図を変更し、 Save をクリックして、変更したレポートを保存することもできます。

クエリー ページの下部にある Submit をクリックすると、元のレポートに保存されていたドリルダウン、ソート、または図の設定値を使用せずに、最上位レベルのレポートを再生成できます。レポートの表示後、データのドリルダウン、再ソート、または図の生成を実行できます。必要であれば、 Save をクリックすることにより、変更後のレポートを保存できます。

既存のレポートを変更してから保存すると、Save ダイアログの名前フィールドにそのレポートの既存の名前が表示されます。 OK をクリックすると、その名前でレポートが保存され、既存のレポートが上書きされます。新しい名前に変更してから OK をクリックすれば、新しいレポートとして保存されます。同じ名前で既存のレポートを上書きする場合、それ以上警告は表示されません。

レポートのコピー

レポートをコピーするには、 Copy をクリックします。レポートの保存と同様、Save ダイアログ ボックスが表示されるので、そのレポートのコピーの名前を入力します。 OK をクリックしてコピーを保存するか、または Cancel をクリックして操作を取り消します。既存のレポート名を入力すると警告が表示されます。


) 編集操作でもレポートのコピーを作成できます。レポートを表示し、Save をクリックして、コピー用の新しい名前を指定します。


レポートのスケジューリング

保存済みレポートが自動的に生成され、宛先リストに E メールで送信されるように定期的なスケジュールを作成できます。レポートのスケジュールを作成して、後日、再生成できるようにするには、 Sched をクリックします。


) このリンクのクリック時に、スケジュール作成済みレポートの E メール設定がセットアップされない場合は、Scheduled Reports コマンドを使用して、Scheduled Reports ページに移動し、Email Configuration をクリックして、E メールをセットアップする必要があります(「スケジュールのための E メール設定」を参照)。


そのレポートに 1 つまたは複数のスケジュールがすでに定義されている場合、それらのスケジュールは図A-21 のように、Report Schedule ページに表示されます。

図A-21 Report Schedule ページ

 

保存済みのレポートの名前が表の上に表示されます。表の各行には、レポートのスケジュールが 1 つずつ表示されます。スケジュール インターバルのほか E メールの宛先リスト、およびそのスケジュールの編集または削除を実行できるリンクが表示されます。表の下の Add Schedule をクリックすると、そのレポートに新しいスケジュールを追加できます。

レポートのスケジュールの追加、編集、および削除に関する詳細は、「スケジュール作成済みレポートの表示」を参照してください。

レポート名の変更

レポートの名前を変更するには、 Rename をクリックします。レポートの保存と同様、Save ダイアログが表示されるので、そのレポートの新しい名前を入力します。 OK をクリックして名前を変更するか、または Cancel をクリックして名前の変更を取り消します。既存のレポート名を入力すると警告が表示されます。

レポートの削除

保存済みレポートを削除するには、 Delete をクリックします。レポートを削除するかどうかの確認を求めるダイアログが表示されます。 OK をクリックしてレポートを削除するか、または Cancel をクリックして削除を取り消します。

スケジュール作成済みレポートの表示

保存済みレポートが自動的に生成され、宛先リストに E メールで送信されるような定期スケジュールを定義する際に、AppScope のスケジュール作成済みレポートを使用できます。

図A-22 のような保存済みレポートすべてのリストを表示するには、左側のペインの Reports フォルダの下の Scheduled Reports コマンドを使用します。レポートのスケジュールを作成するには、事前にそのレポートを保存する必要があります。

図A-22 All Scheduled Reports ページ

 

この表の各行には、保存済みレポート 1 つがそのスケジュールとともに表示されます(スケジュールが表示されない場合、そのレポートにはスケジュールが作成されていません)。表示されるのは、レポート名のほか、スケジュール インターバルと E メール宛先リストです。表の上にある Email Configuration リンクを使用すると、E メールの設定を変更できます。

レポートへのスケジュールの追加、スケジュールの編集、またはレポートのスケジュールの削除を行うには、レポート名をクリックして、そのレポートのスケジュールを表示させます(図A-23 を参照)。

図A-23 Report Schedules ページ

 

各行に、このレポートのスケジュールが 1 つずつ表示されます。スケジュールの編集または削除を実行するには、レポート スケジュールの横にある Edit または Delete をクリックします。表の下の Add Schedule をクリックすると、そのレポートにスケジュールを 1 つ追加できます。

スケジュールの追加

スケジュールの編集

スケジュールの削除

スケジュールのための E メール設定

スケジュールの追加

レポートにスケジュールを 1 つ追加するには、スケジュール表の下にある Add Schedule をクリックします。スケジュール設定ページが表示されます。

デフォルトでは、レポートの頻度は週次に設定されます。つまり、週次レポートのスケジュールが作成されます。レポートの頻度は、反復スケジュール用の他のいずれかの選択肢(日次、月次、または年次)に変更できます。

スケジュール設定機能の動作は、スケジュール頻度によって異なります。これらについて、次の各項で説明します。

日次スケジュール

週次スケジュール

月次スケジュール

年次スケジュール

各バージョンのコンフィギュレータを使用することにより、レポートのタイプを選択できます。ここでは、すべてのバージョンに共通の選択肢について説明します。次のレポート タイプがあります。

Link to HTML -- HTML レポートへのリンクを E メールに挿入します。ユーザがリンクをクリックすると、インタラクティブ レポートが生成されます。ユーザはこのレポートをクリックしてドリルダウン、ソート、図の表示を実行できます。ただし、レポートに大量のデータが含まれている場合は、レポートが表示されるまでにかなりの遅延が発生する可能性があります。また、通常、レポート データは無限に利用できるわけではありません。データベースのアーカイブおよびメンテナンスのポリシーに応じて古いデータはアーカイブまたはパージされるので、しばらくしてからユーザが E メールを開いてリンクをクリックすると、データが使用できなくなっている可能性もあります。さらに、HTML レポートは PDF レポートほど印刷に適してはいません。

Link to PDF -- PDF レポートへのリンクを E メールに挿入します。ユーザがリンクをクリックすると、レポートが生成されます。これは、インタラクティブ レポートではないので、ドリルダウン、ソート、図の作成はできません。レポートに大量のデータが含まれている場合は、レポートが表示されるまでにかなりの遅延が発生する可能性があります。また、通常、レポート データは無限に利用できるわけではありません。データベースのアーカイブおよびメンテナンスのポリシーに応じて古いデータはアーカイブまたはパージされるので、しばらくしてからユーザが E メールを開いてリンクをクリックすると、データが使用できなくなっている可能性もあります。PDF レポートは HTML レポートよりも印刷に適していますが、インタラクティブではありません。

PDF Attachment -- PDF レポートを E メールに添付します。スケジュール済みタスクの実行時にレポートが生成されるので、E メールに添付されたレポートを開くときにレポート生成の待ち時間は生じません。レポートは完全に独立しているのでサーバへのアクセスは必要ありません(ユーザが受信する他の E メールと同様に、E メールを最初に取得するために E メール サーバへのアクセスは必要です)。このオプションは、移動中のユーザや、接続されていないラップトップなどの場合に適しています。PDF レポートは HTML レポートよりも印刷に適していますが、インタラクティブではありません。

日次スケジュール

Daily スケジュール オプションを使用すると、日次レポートを生成できます。図A-24 に Daily Schedule Configuration ページを示します。

図A-24 Daily Schedule Configuration ページ

 

Daily Schedule Configuration ページでは、日次レポート生成のスケジュールを定義するために、次の項目を設定できます。

Time -- 24 時間方式の時間および分で時刻を設定します。これは、毎日のレポート生成時刻です。

Report Type -- レポート タイプ(「スケジュールの追加」を参照)を選択します。

Email Report To -- 1 つまたは複数の E メール アドレスを入力します(項目の区切りはカンマ)。

OK をクリックしてスケジュールを保存するか、または Cancel をクリックして操作を取り消します。

週次スケジュール

Weekly スケジュール オプションを使用すると、各週の 1 日または複数の曜日に週次レポートを生成できます。図A-25 に Weekly Schedule Configuration ページを示します。

図A-25 Weekly Schedule Configuration ページ

 

Weekly Schedule Configuration ページでは、週次レポート生成のスケジュールを定義するために、次の項目を設定できます。

Repeat Every Week On -- レポートを生成したい曜日にチェックを入れます。

Time -- 24 時間方式の時間および分で時刻を設定します。

Report Type -- レポート タイプ(「スケジュールの追加」を参照)を選択します。

Email Report To -- 1 つまたは複数の E メール アドレスを入力します(項目の区切りはカンマ)。

OK をクリックしてスケジュールを保存するか、または Cancel をクリックして操作を取り消します。

月次スケジュール

Monthly スケジュール オプションを使用すると、毎月特定の日にレポートを生成できます。図A-26 に Monthly Schedule Configuration ページを示します。

図A-26 Monthly Schedule Configuration ページ

 

Monthly Schedule Configuration ページでは、月次レポート生成のスケジュールを定義するために、次の項目を設定できます。

Day ... of every month -- 毎月レポートを生成する日を入力します。

The ... of every month -- 月次レポートを生成したい週と曜日を選択します(毎月第 1 月曜日など)。

Time -- 24 時間方式の時間および分で時刻を設定します。

Report Type -- レポート タイプ(「スケジュールの追加」を参照)を選択します。

Email Report To -- 1 つまたは複数の E メール アドレスを入力します(項目の区切りはカンマ)。

OK をクリックしてスケジュールを保存するか、または Cancel をクリックして操作を取り消します。

年次スケジュール

Yearly スケジュール オプションを使用すると、毎年特定の日にレポートを生成できます。図A-27 に Yearly Schedule Configuration ページを示します。

図A-27 Yearly Schedule Configuration ページ

 

Yearly Schedule Configuration ページでは、年次レポート生成のスケジュールを定義するために、次の項目を設定できます。

Every -- レポートを生成したい月と日付を選択します。

The ... of ... -- レポートを生成したい週、曜日、月を選択します(1月の第 1 月曜日など)。

Time -- 24 時間方式の時間および分で時刻を設定します。

Report Type -- レポート タイプ(「スケジュールの追加」を参照)を選択します。

Email Report To -- 1 つまたは複数の E メール アドレスを入力します(項目の区切りはカンマ)。

OK をクリックしてスケジュールを保存するか、または Cancel をクリックして操作を取り消します。

スケジュールの編集

保存済みレポートのスケジュールを編集するには、スケジュールの横にある Edit をクリックします。元のスケジュールの設定値が入力されたスケジュール設定ページが表示されます。

スケジュールの設定値を変更し、 OK をクリックして、変更されたスケジュールを保存するか、 Cancel をクリックして元の設定を維持します。

各タイプ別のスケジュール設定機能の使用方法については、「スケジュールの追加」を参照してください。

スケジュールの削除

レポートのスケジュールを削除するには、スケジュールの横にある Delete をクリックします。スケジュールの削除前に確認メッセージは表示されません。

スケジュールのための E メール設定

レポートのスケジュールを作成するには、最初にそのレポートの E メールに関する値を設定する必要があります。E メールの値を設定するには、Scheduled Reports ページの上部にある Email Configuration をクリックします。この操作によって、Email Configuration ページ(図A-28)が表示されます。

図A-28 Email Configuration ページ

 

Email Configuration ページでは、スケジュール済みレポートの E メール配布に使用できる E メール アカウントの値を定義します。このページには、次のフィールドがあります。

Outgoing mail (SMTP) Server -- AppScope サーバがスケジュール済みレポートに使用する発信 E メール サーバの名前を入力します。

Server port number -- メール サーバのポート番号を入力します。

Server requires authentication -- そのメール サーバがアクセスにアカウント名とパスワードを要求する場合は、このボックスにチェックを入れます。さらに、その下のフィールドにアカウント名とパスワードを入力します。

Send Test Message upon Submit -- フォームの送信時にこのフォームの入力情報を使用してテスト メッセージを送信する場合は、このボックスにチェックを入れます。

Logon using: Account -- AppScope サーバがスケジュール済みレポートに使用する E メール アカウントのユーザ名を入力します。 Server requires authentication ボックスにチェックを入れていない場合は、このフィールドをブランクのままにしてください。

Password -- E メール アカウントのパスワードを入力します。 Server requires authentication ボックスにチェックを入れていない場合は、このフィールドをブランクのままにしてください。

From name -- E メールの From フィールドに表示する名前を入力します。

From address -- E メールの Return address フィールドに表示する E メール アドレスを入力します。

Subject template -- E メールの Subject フィールドに表示する件名を入力します。%%reportname%%(実際のレポート名に置換)または %%reportlink%%(レポートへのハイパーテキスト リンクに置換)の表現を使用してください。

Email Report Link URL Prefix -- E メールに使用されるレポート リンクの URL プレフィクス(ポート番号を含む)を入力します。このフィールドには、Management Console のローカル URL が自動的に入力されますが、必要に応じて変更できます。このフィールドが正しく設定されているかどうか調べるために、必ずスケジュール済みレポートをテスト送信し、レポート リンクをクリックして、リンクが機能していることを確認してください。

Body template -- E メールの本文を入力します。%%reportname%% または %%reportlink%% の表現を使用できます。

OK をクリックして E メールの値を保存するか、または Cancel をクリックして操作を取り消します。

ロケーションの管理

Manage Locations コマンドを使用すると、ロケーションの定義と管理を実行できます。ロケーションは、送信元 IP アドレスの範囲に名前を付けたものです。AppScope レポートでロケーションを使用すると特定の IP アドレス ブロックからの結果を簡単にグループにまとめることができます。

このコマンドをクリックすると、定義済みロケーションのリストを示す Manager Locations ページが表示されます。このページでは、既存のロケーションの削除や新しいロケーションの定義を実行できます(図A-29 を参照)。

図A-29 Manage Locations ページ

 

ロケーションを削除するには、ロケーションの左側にある Delete チェックボックスをクリックし(すべてのロケーションを削除する場合は上部のチェックボックスをクリック)、 Delete Checked Locations をクリックします。

新しいロケーションを追加するには、 Add Location をクリックします。この操作によって Add Location ページ(図A-30)が表示されます。このページでは、ロケーション名と、対応する範囲の起点および終点の IP アドレスを指定します。 Save をクリックすると、新しいロケーションが保存されます。

図A-30 Add Location ページ

 

ロケーションの編集または削除を行う場合は、リスト内のロケーションの名前をクリックします(図A-29 を参照)。Edit Location ページ(図A-31)が表示されます。

ロケーションを編集するには、次の操作のいずれかを実行します。

名前を入力し直して名前を変更する。

既存の範囲を入力し直して変更する。

ロケーションに範囲を追加するために新しい範囲を入力する。

Delete Range チェックボックスをクリックして、ロケーションの範囲を削除する。

Save をクリックして変更を保存するか、または Delete をクリックして、すべての定義範囲を含めたロケーション全体を削除します。

図A-31 Edit Location ページ

 

トランザクション タイプの定義

トランザクション タイプは、指定のトランザクションがこのタイプに一致するかどうかの判断基準を含むブール表現で表現されます。AppScope レポートでトランザクション タイプを使用するには、AppScope Reports Query ページの Transaction Type ドロップダウン リストでレポートを単一のトランザクション タイプに制限します。

単純な表現の例を示します。

Domain Matches hrportal.company.com

次に、もう少し複雑な表現を示します。

Domain matches hrportal.company.com
And
URL matches .*/submitForm.jsp$
And
Not ParamSummary[_test] Exists
And
(
ParamSummary[RequestType] matches EmploymentReq
Or
ParamSummary[RequestType] matches PerfReview
)

図A-32 のように、Transaction Types ページに定義済みのすべてのトランザクション タイプのリストを表示するには、左側のペインの Reports フォルダの下の Transaction Types コマンドを使用します。

図A-32 Transaction Types ページ

 

表の各行には保存済みのトランザクション タイプが 1 つ表示され、トランザクション タイプ名およびそのシーケンス番号と定義が示されます。シーケンス番号については、「トランザクション タイプの追加」を参照してください。シーケンス番号を変更するには、シーケンス カラムに新しい番号を入力し、 Update Sequence をクリックします。

トランザクション タイプを追加するには、表の上部にある Create Transaction Type をクリックします。トランザクション タイプの編集または削除を実行するには、トランザクション タイプの横にある Edit または Delete をクリックします。

以下では、トランザクション タイプに対して実行可能な操作について説明します。内容は次のとおりです。

トランザクション タイプの追加

トランザクション タイプの編集

トランザクション タイプの削除

トランザクション タイプの追加

トランザクション タイプを追加するには、表の上部にある Create Transaction Type をクリックします。Create/Edit Transaction Type ページ(図A-33)が表示されます。

図A-33 Create/Edit Transaction Type ページ

 

トランザクション タイプの追加手順は次のとおりです。


 

1. Name フィールドに、トランザクション タイプの名前を入力します。

2. Definition 領域で、 New をクリックして、そのトランザクション タイプの新しい表現を作成します(詳細は新しい表現の追加を参照)。既存の表現がある場合は、 New をクリックした行の後ろに新しい表現が追加されます。新しい表現は、And コネクタで既存の表現に加えられます。ドロップダウン リストで Or を選択することにより、この表現(または 2 つの表現の間の任意のコネクタ)を Or コネクタに変更します。

3. 複数の表現行がある場合は、グループ化のためにカッコを追加できます。カッコで囲みたい最初と最後の行のチェックボックスをクリックしてから、Add Parentheses セクションで Go をクリックします。

4. カッコを削除するには、開きと閉じのいずれかのカッコの行で Delete をクリックします。対応するカッコが自動的に削除されます。

5. 表現を削除するには、その表現が含まれている行で Delete をクリックします。削除の確認を求める確認ダイアログ ボックスが表示されます。1 組のカッコ内に項目が 1 つだけの表現を削除すると、カッコ(開きと閉じの両方)も削除されます。

6. トランザクション タイプを保存するには、 Save をクリックします。作成または編集を取り消す場合は、 Cancel をクリックします。

Substitute Client Timing セクションについては、「クライアント タイミングの代用」を参照してください。


 

クライアント タイミングの代用

一部の Web アプリケーションでは、戻ってきたページがブラウザではレンダリングされず、Java アプレットやActive X コントロールなど、クライアント側のその他のコンポーネントで使用されます。そのような要求では、サーバ時間の測定は可能ですが、クライアント側のタイミングを測定することはできません。通常、AppScope は、クライアント側のタイミングが受信されない要求についてはレポートを作成しません。こうした要求は完了していないか、エラーが生じたとみなすためです。

このような要求に関して App Scope が少なくともサーバ タイミングを測定できるようにするには、 Use Substitute Client Timing チェックボックスをクリックします。AppScope はクライアント側の時間すべてに 0 を使用するので、報告される Server Time、TTFB、TTLB、Total Time はどれも Server Time と同じになります。クライアント側の時間にもっと現実的な値を使用するためには、平均ネットワーク遅延(1 方向)およびクライアント レンダリング時間にミリ秒単位の時間を入力します。これらのフィールドは、ブランクのままにした場合、デフォルト値の 0 になります。

トランザクション測定時に、そのトランザクションが定義済みの複数のトランザクション タイプと一致する場合もあります。複数のトランザクション タイプに関して、クライアント タイミングの代用をイネーブルにする場合は、トランザクション タイプによって統計情報が異なる可能性があるので、使用する代用タイミングの統計を指定する必要があります。タイミングに使用されるトランザクション タイプは、Transaction Types ページ(図A-32)のシーケンス番号によって決まります。代用タイミングには、最初に一致したトランザクション タイプ(シーケンス番号が最も小さいもの)が使用されます。

トランザクション タイプが作成されるたびに、与えられるシーケンス番号は 1 ずつ大きくなります。この番号は、Transaction Types ページ(図A-32)の Sequence カラムに表示され、変更することもできます。

新しい表現の追加

新しい表現を作成するために New をクリックしたり、既存の表現を編集するために Edit をクリックすると、Create/Edit Expression ページが表示されます(図A-34 を参照)。

図A-34 Create/Edit Expression ページ

 

このページでは次の項目を設定できます。

Not -- テスト結果を逆にする場合はこのボックスにチェックを入れます(たとえば、ある URL が特定のパターンに一致しないことをテストする場合など)。

Attribute -- テストするトランザクション アトリビュートを選択します。アトリビュートについては、 表A-2 を参照してください。

Operation -- そのアトリビュートのテスト対象とする正規表現を指定します。そのアトリビュート値がこの正規表現と一致すれば、その表現は true と評価され、一致しなければ false と評価されます。

OK/Cancel ボタン -- OK をクリックするとそのトランザクション タイプに表現が追加されます。 Cancel をクリックすると、そのトランザクション タイプが取り消されます。

Attribute リストで ParamSummary を選択した場合は、フォームが変更されて、図A-35 のように Param Name フィールドが追加されます。

図A-35 ParamSummary が追加された Create/Edit Expression ページ

 

ParamSummary アトリビュートでは、次に示すフィールドも設定します。

Param Name -- パラメータ名を設定します。

Operation -- 正規表現の照合を実行したい場合は Matches をクリックし、そのアトリビュートと照合する正規表現を入力します。既存のチェックを実行する場合は Exists をクリックします。指定されたパラメータが存在すれば、この表現は true と評価され、存在しなければ false と評価されます。

トランザクション表現の定義または編集を終了する場合は、 OK をクリックして表現を保存し、Create/Edit Transaction Type ページに戻るか、または Cancel をクリックしてその表現の作成または編集を取り消します。

 

表A-2 トランザクション タイプのアトリビュート

アトリビュート
説明

Domain

サーバの名前(www.example.com など)

URL

URL(クエリー ストリングは含みません)

QueryString

クエリー ストリングの最初の 255 文字

ParamSummary

その要求のすべてのクエリー パラメータの要約(各パラメータ名のフル テキストと各パラメータ値の最初の 100 バイトを含む)。パラメータ マップ最適化設定モードで parameter-summary コマンドを使用すると、各パラメータ値に記録される最大バイト数を設定できます(「最適化HTTP パラメータ マップの設定」を参照)。

ブラウザ POST の場合、パラメータが非常に大きくなる可能性があるので、デフォルトでは、パラメータのスキャンはポストされたデータの最初の 40 KB に制限されています。POST データの最大キロバイト数を変更するには、パラメータ マップ最適化設定モードで post-content-buffer-limit コマンドを使用します(「最適化HTTP パラメータ マップの設定」を参照)。

ApplicationClass

ACE では適用されません。

RequestGroupingString

要求の要求グループ化ストリングをそのトランザクション タイプの決定に使用できるようにするストリング。要求グループ化ストリングを定義するには、パラメータ マップ最適化モードで、request-grouping-string コマンドを使用します(「最適化HTTP パラメータ マップの設定」を参照)。

ParamSummary アトリビュートと QueryString アトリビュートのデータは似ていますが、それぞれに長所と短所があります。

QueryString には、クエリー ストリングの最初の 255 文字しか含まれないので、クエリー ストリングの長さによっては、パラメータの一部が欠ける場合もあります。

ParamSummary にはすべてのパラメータ名が含まれますが(ポストされたデータの最初の 40 KB 内に存在するすべての名前が含まれます)、各パラメータ値は最初の 100 文字しか含まれません。

GET クエリーの場合、QueryString と ParamSummary のデータは同じになります(前述の文字の長さによる切捨てを除く)。

POST クエリーの場合、QueryString には POST データは含まれず、ParamSummary には POST パラメータ名と各パラメータ値の最初の 100 文字が含まれます。

トランザクション タイプの編集

トランザクションを編集するには、その表現と同じ行にある Edit をクリックします。Create/Edit Transaction Type ページ(図A-33)が表示されます。トランザクション タイプの編集プロセスは、「トランザクション タイプの追加」に記載した手順とまったく同じです。

トランザクション タイプの削除

トランザクション タイプを削除するには、その表現と同じ行にある Delete をクリックします。削除の確認を求める確認ダイアログ ボックスが表示されます。

ビジネス トランザクションに使用されているトランザクション タイプは、ビジネス トランザクションから削除されるか、そのビジネス トランザクションが削除されないかぎり、削除できません。

トランザクション タイプのマッピングの管理

各トランザクションがデータベースに記録されるときに、AppScope はそのトランザクション タイプを判断し、それをデータベースに保存します。このプロセスを、トランザクションと定義済みトランザクション タイプのマッピングと呼んでいます。トランザクション タイプ フィルタを使用したクエリーの実行時には、保存されているトランザクション タイプ マッピングを使用して、表示する結果が決定されます。クエリーでのトランザクション タイプの使用については、「クエリーの定義」の Transaction Type ドロップダウン リストを参照してください。

トランザクション タイプの定義はいつでもアップデートできるので、データベース内に古いマッピングが存在する可能性もあります。データベース内の古いマッピングには、次の方法で対処できます。

新規データの分類のみを行う場合は、特に措置をとる必要はありません。新しいトランザクションは、新しいトランザクション タイプ定義によって、自動的に分類されます。

既存のデータを新しいトランザクション タイプ定義で分類したい場合は、Transaction Type Mapping Status ページを使用して、AppScope にマッピングをアップデートさせる必要があります。

Transaction Type Mapping Status ページにアクセスするには、 Transaction Types コマンドを使用します(左側のペインの Reports フォルダ)。このページの左上にある Transaction Type Mapping Status をクリックすると、図A-36 に示されているページが表示されます。

図A-36 Transaction Type Mapping Status ページ

 

図A-36 では、現在のトランザクション タイプ バージョン番号は 61 になっています。このデータベースには合計 34490 のトランザクションがあります。データベース内のトランザクション タイプ マッピングはどれも古い状態になっています(トランザクション タイプ バージョンが 41 または 0 であるため)。

トランザクションの日付を指定し、 Update をクリックする方法で、トランザクションの一部またはすべてのマッピングをアップデートします。この例で、すべてのトランザクション マッピングをアップデートすると、図A-37 のような Transaction Type Mapping Status Updated ページが表示されます。トランザクション タイプ マッピングが現行バージョンになり、 Update オプションが使用できなくなっている点に注目してください。

図A-37 Transaction Type Mapping Status Updated ページ

 

ビジネス トランザクションの定義

ビジネス トランザクションを使用すると、トランザクションをいくつかのグループに分類できます。たとえば、オンライン支出レポートを提出するためにユーザが 5 つの Web ページを使用する場合は、この 5 つのトランザクションを 1 つのビジネス トランザクションにまとめることができます。

ビジネス トランザクションに対して AppScope レポートを実行するには、AppScope Reports Query ページの Organize Output By ドロップダウン リストで Business Transaction を設定します。

ビジネス トランザクションの場合は、Web アプリケーションを通じた持定ユーザのフローは追跡されません。その代わり、個々のトランザクション データが収集され、各トランザクションが典型的な順序で発生する頻度に基づいて集約統計が生成されます。ビジネス トランザクション データは集約データであり、ユーザ単位の追跡によって収集されたものではありません。

ビジネス トランザクションを定義する手順は次のとおりです。


 

1. ビジネス トランザクションに含める個々のトランザクションを記述するトランザクション タイプを 2 つ以上定義します。トランザクション タイプの定義に関する詳細は、「トランザクション タイプの定義」を参照してください。

2. 含めるトランザクション タイプのセットと、集約データ内での各トランザクションの割合を指定することにより、ビジネス トランザクションを定義します。詳細は、以下の説明を参照してください。


 

Business Transactions コマンド(左側のペインの Reports フォルダの下)を使用して、図A-38 のような定義済みビジネス トランザクションの全リストを表示します。

図A-38 Business Transactions ページ

 

表の各行には保存済みのビジネス トランザクションが 1 つ表示され、名前およびそのコンポーネントであるトランザクション タイプが示されています。トランザクション タイプの名前をクリックすると、そのトランザクション タイプが定義された Transaction Type ページにジャンプします。

ビジネス トランザクションを追加するには、表の上部にある Create Business Transaction Type をクリックします。ビジネス トランザクションの編集または削除を実行するには、そのビジネス トランザクションの横にある Edit または Delete をクリックします。

ここでは、ビジネス トランザクションの管理方法について説明します。具体的な内容は次のとおりです。

ビジネス トランザクションの追加

ビジネス トランザクションの編集

ビジネス トランザクションの削除

ビジネス トランザクションの追加

ビジネス トランザクションを追加するには、表の上部にある Create Business Transaction Type をクリックします。Create/Edit Business Transaction ページ(図A-39)が表示されます。

図A-39 Create/Edit Business Transaction ページ

 

ビジネス トランザクションの追加手順は次のとおりです。


 

1. Available Transaction Types 領域で、そのビジネス トランザクションに含めるトランザクション タイプを選択します。リストのエントリを 1 つクリックして選択し、 Shift-click でエントリの範囲を選択するか、 Ctrl-click でさまざまなエントリを個別に選択します。 Select All ボタンまたは Select None ボタンをクリックすることもできます。

目的のトランザクション タイプを選択したら、 Add Selected Types to Business Transaction をクリックします。

2. Business Transaction Definition 領域の Name フィールドに、そのビジネス トランザクションの名前を入力します。ビジネス トランザクションとトランザクション タイプの両方において、重複しない名前を入力する必要があります。

3. Component Transaction Frequency 領域で、トランザクションの計算頻度として適切なオプション ボタンを選択します。

ビジネス トランザクション内での実際のトランザクション発生回数データに基づいて計算する場合は、 Use actual frequency を選択します。

入力数値から頻度を計算する場合は、 Use specified frequency を選択します。Component Transaction Types 領域に頻度を入力します。指定のビジネス トランザクション以外のコンテキストでトランザクションが使用される場合や、トランザクションの頻度が既知であるかまたは時間の経過によって変動すると予想される場合には、このオプションを選択します。頻度が変動する場合、この選択肢を使用すると、時間の経過にともない同等の比較を実行できます。

4. Component Transaction Types 領域に、頻度情報を入力し、トランザクションの順序を変更します。

a. 指定頻度を使用する場合は、そのビジネス トランザクション内での各トランザクションの発生回数を入力します。実際の頻度を使用する場合、これらのフィールドは無視されます。

b. カウンタ トランザクションとして使用するトランザクションの
Counter をクリックします。このトランザクションが発生すると、そのビジネス トランザクションのインスタンスが発生したとみなされます。

c. Select チェックボックスを使用して、リスト内で上下に移動させるトランザクションを選択し、 Move Up または Move Down をクリックします。トランザクションの順序は統計には影響しません。順序を変更できるようになっているのは、見やすさとメンテナンスのためです。1 つまたは複数のトランザクションを選択して Remove をクリックすれば、このビジネス トランザクションからこれらのトランザクションを削除することもできます。

5. ビジネス トランザクションの作成または編集が完了したら、 Save をクリックして、そのビジネス トランザクションを保存します。エラーが発生した場合は、このページが再表示され、ページの上部に問題の性質を説明するエラー メッセージが表示されます。


 

ビジネス トランザクションの編集

ビジネス トランザクションを編集するには、リストでそのビジネス トランザクションと同じ行にある Edit をクリックします。Create/Edit Transaction Type ページ(図A-39)が表示されます。ビジネス トランザクションの編集プロセスは、「ビジネス トランザクションの追加」に記載した手順とまったく同じです。

ビジネス トランザクションの削除

ビジネス トランザクションを削除するには、リストでそのビジネス トランザクションと同じ行にある Delete をクリックします。削除の確認を求める確認ダイアログ ボックスが表示されます。

データベースのメンテナンス

Cisco AVS 3180A Management Station では、Management Console データベースから古いデータが自動的にまとめられ、バックアップされ、削除されます。ここでは、データベースのメンテナンスについて説明します。内容は次のとおりです。

データベース アーカイブの概要

アーカイブの設定

手動のデータベース アーカイブの開始

最適なデータベース パフォーマンスの管理

データベース アーカイブの概要

時間の経過とともに、Management Console データベースは容量が増加し、ディスク スペースが枯渇して新しいデータを保存できなくなります。また、データの蓄積量が増えると、クエリーやアップデートに時間がかかるようになり、データベースのパフォーマンスが低下します。定期的なデータベースのアーカイブによってこれらの問題を解決できます。次の 4 つの作業を実行してください。

要約 -- 古くなったデータを集めて要約します。個々のレコードすべてを維持せずに、サイズの小さいトレンド情報を維持して、今後の分析に利用できるようにします。トランザクション データは transaction_aggregates テーブル内に要約され、パフォーマンス モニタリング データ(AppScope 使用の場合)は summarized_performance_monitorings テーブル内に要約されます。

バックアップ -- 要約された古いデータをデータベース以外の外部ファイルにバックアップします。このようにすると、なんらかの理由で必要になった場合はバックアップ ファイルから復元してデータを取得できます。


) データ アーカイブはデータベース全体のバックアップではなく、要約された古いデータのみのバックアップです。標準のシステム復旧計画の一環として、定期的にデータベース全体、ログ、キャッシュ ファイルなどのバックアップを実行することを推奨します。


プルーニング -- 要約およびバックアップ後、不必要な古いデータをデータベースから削除します。

クリーンアップ -- SQL vacuum コマンドを使用することにより、トランザクション ログを消去し、ディスク スペースを回復します。このコマンドを使用すると、PostgresSQL がデータベース パフォーマンスの向上に使用するクエリー最適化分析も実行されます。

以下では、データベース アーカイブの設定方法について説明します。

アーカイブの設定

データベース アーカイブを設定するには、メイン Management Console の左側メニューの Reports フォルダにある Database Archiving コマンドを使用します(図A-40 を参照)。

図A-40 Database Archiving Configuration ページ

 

このページに表示されるデータベース アーカイブ パラメータの名前と値については、 表A-3 を参照してください。必要に応じてこれらのパラメータのどれかを変更する場合は、新しい値を入力してから、 Save をクリックします。


) RunNow ボタンによる手動データベース アーカイブ機能の開始については、「手動のデータベース アーカイブの開始」を参照してください。


 

表A-3 アーカイブ パラメータ

フィールド
説明

Maintenance Hour

アーカイブを実行する時刻(24時方式の時間)を示す 0 ~ 23 の範囲の整数値。デフォルトは 1 です。デフォルトの設定では、毎日午前 1 時にアーカイブが実行されます。データベース ロードが最も少ない時間を選択してください。

Current Transaction Archive Age (Days)

アーカイブを目的として transaction_aggregates テーブル内の現行データを古いとみなす経過日数(整数値)。デフォルトでは 30 日に設定されます。

Current Performance Monitoring Archive Age (Days)

アーカイブを目的として performance_monitorings テーブル内のデータを古いとみなす経過日数(整数値)。デフォルトでは 30 日に設定されます。

Summarized Transaction Archive Age (Months)

アーカイブを目的として transaction_aggregates テーブル内の要約データを古いとみなす経過月数(整数値)。デフォルトでは 6 カ月に設定されます。

Summarized Performance Monitoring Archive Age (Months)

アーカイブを目的として summarized_performance_monitorings テーブル内のデータを古いとみなす経過月数(整数値)。デフォルトでは 6 カ月に設定されます。

Enable Backups

バックアップ手順を実行するかどうかを制御します。古いデータの外部ファイルへのバックアップが実行されるのは、 Yes を選択した場合だけです。デフォルトの設定は No です。

Backup Directory

バックアップ ファイルが置かれるディレクトリの名前(データベース サーバ上の)。ディレクトリの完全な絶対名を指定する必要があります。また、そのディレクトリが存在することと、Postgres プロセスにそのディレクトリへの正しい書き込み許可が設定されていることを確認してください。デフォルトでは、データベース インストール時にこのパラメータに空のストリングが設定されます。

Keep Detailed Transaction Records

デバッグを目的として詳細なトランザクション レコードをトランザクション テーブルに保存するかどうかを制御します。デフォルトの設定は No です。

Detailed Transaction Records Retention Period (Days)

Keep Detailed Transaction Records が Yes に設定されている場合に、データベース内に詳細なトランザクション レコードを維持する日数(整数値)。デフォルトでは 1 日に設定されます。このテーブルはすぐに増大するので、維持期間を短くすることを推奨します。

手動のデータベース アーカイブの開始

日常のデータベース アーカイブは自動的に実行されます。Management Console の Database Archiving Configuration ページのフィールドに、データベースのアーカイブを実行する時間を入力すれば、メンテナンスの実行時刻を計画できます。Management Console の Database Archiving Configurationin ページの下部には、RunNow オプション ボタンがあり(図A-40 を参照)、これを使用すると、データベース アーカイブを適宜に実行できます。 RunNow をクリックすると、即座にデータベース アーカイブが開始されます。

Management Console は、手動のデータベース アーカイブをサポートしているので、データベース管理者は、Management Console データベースを簡単にメンテナンスできます。

手動のデータベース アーカイブは、2 段階のプロセスです。パラメータの設定には、日常のデータベース アーカイブ プロセスと同じ GUI を使用できます。

手動データベース アーカイブ プロセスを開始すると、Cisco AVS 3180A Management Station は次の作業を実行します。

Management Console データベースに対するアーカイブ パラメータをアップデートします。

データベース アーカイブ プロセスを開始します。Cisco AVS 3180A Management Station は指定されている Maintenance Hour パラメータを無視して、即座にデータベース アーカイブ プロセスを開始します。

最適なデータベース パフォーマンスの管理

導入された ACE は、最適な利用と効率を保証するためにある程度のメンテナンスを必要とします。トランザクションによってデータ ボリュームが増加するにつれて、さまざまなデータベース操作の応答時間が増大します。許容可能なレベルにパフォーマンスを保つには、データベース内のデータ要素数と行数を管理する必要があります。

Management Console を使用してさまざまなレポートを生成する場合、最も重要なのは、performance_monitorings テーブルのサイズです。このテーブルのサイズを管理することは、レポート生成およびその他の関連アクティビティのパフォーマンスを最適に保つための鍵となります。

このテーブルの増大は、ノードが処理するページ ビュー数と測定されるページ ビュー数によって左右されます(標準のプロダクション設定ファイル fgn.conf に定義されているサンプリング パーセンテージで設定します)。デフォルトでは、このファイルには、2 つの AppScope ディレクティブ、
AppScopeOptimizeRatePercent と AppScopePassThruRatePercent があり、これらによってクライアント パフォーマンス モニタリングのサンプリング レートが制御されます。データベースのパフォーマンスを適切な状態に維持するため、performance_monitorings テーブルのサイズを 800 万行以下に保つことを推奨します。

ある ACE ノードは 1 日に 100 万のページ ビューを処理できるとします(1 日は 10 時間の稼働ウィンドウとして定義)。ネットワークのピーク ロードと利用状況から、performance_monitorings テーブルの新規データは約 100 万行になると想定します。データベースが処理できるのは、8日分のデータだけなので、最も古いデータ(約 100 万行)をアーカイブすることによって、データの総量をしきい値未満に戻す必要があります。

1 日に 50 万ページ ビューを処理する別の例では、単一のノードを使用してデータベースに約 16 日分のデータを保存できます。ただし、デュアル ノード構成の場合は、合計日数が半分の 8 日間になります(各ノードが 1 日に 50 万ページ ビューを処理すると仮定)。

古いデータのアーカイブもデータベース メンテナンスの重要な側面です。現在、アーカイブ プロセスの完了には約 2 時間かかります。デフォルトでは、このアクティビティは毎晩午前 1 時に自動的に開始されるようにスケジューリングされます。データベースが毎日 100 万ページ ビューずつ増えるとすると、アーカイブ プロセスによって毎晩約 100 万行を削除することになります。

アーカイブ メンテナンスのウィンドウ中には、データベース システムで他の処理を実行しないことを推奨します。たとえば、この時間に定期的なレポート生成を実行しないようにしてください。アーカイブ ウィンドウ中に他のアクティビティを許可すると、アーカイブ プロセスの完了にさらに長い時間が必要となります。

自動的にアーカイブされる行数を制御するには、Management Control でアーカイブ ポリシーを変更する必要があります。100 万データ行(1 日分のデータ)のアーカイブが必要な場合は、7 日分(8 日間のうちの 7)のデータをアーカイブするように Current Performance Monitoring Archive Age アーカイブ パラメータを変更しなければなりません。デフォルトでは このパラメータは 30 日に設定されます。