Cisco ASR 1000 Series Aggregation Services Routers Fragmented Packet Denial of Service Vulnerability

2015 年 8 月 6 日 - ライター翻訳版
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Advisory ID: cisco-sa-20150730-asr1k

http://tools.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20150730-asr1k

日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。

Revision 1.0

For Public Release 2015 July 30 16:00 UTC (GMT)

関連資料:

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要約

Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ用 Cisco IOS XE ソフトウェアで、フラグメント化された IP バージョン 4(IPv4)または IP バージョン 6(IPv6)パケットのリアセンブル処理コードの脆弱性のため、認証されていないリモートの攻撃者がパケットを処理する Embedded Services Processor(ESP)のクラッシュを引き起こす可能性があります。

この脆弱性は、巧妙に細工されたフラグメント化パケットの不適切な処理に起因します。 攻撃者は、巧妙に細工されたフラグメント化パケットを送信することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。 攻撃者はこの不正利用により、該当プラットフォームのリロードを引き起こす可能性があります。

シスコはこの脆弱性に対処するソフトウェア アップデートをリリースしました。

この脆弱性を軽減する回避策はありません。

このアドバイザリは、次のリンクで確認できます。
http://tools.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20150730-asr1k

該当製品

脆弱性が存在する製品

すべての Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ モデルは、該当バージョンの Cisco IOS XE ソフトウェアが稼働している場合、この脆弱性の影響を受けます。 この脆弱性は、シャーシに設置された ESP とルート プロセッサ(RP)の特定の組み合わせには依存しません。 ESP と RP がどのような組み合わせでも影響を受けます。

脆弱性が存在しない製品

この脆弱性の影響を受けるのは、該当バージョンの Cisco IOS XE ソフトウェアが稼働する Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータのみです。

Cisco 4000 シリーズ サービス統合型ルータと Cisco Cloud Services Router 1000V シリーズは、この脆弱性の影響を受けません。

Cisco IOS XE ソフトウェアを実行する他のシスコ デバイスは、この脆弱性の影響を受けません。

Cisco IOS ソフトウェアは、この脆弱性の影響を受けません。

Cisco IOS XR ソフトウェアは、この脆弱性の影響を受けません。

Cisco NX-OS ソフトウェアは、この脆弱性の影響を受けません。

他のシスコ製品において、このアドバイザリの影響を受けるものは現在確認されていません。

詳細

Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ用 Cisco IOS XE ソフトウェアで、フラグメント化された IP バージョン 4(IPv4)または IP バージョン 6(IPv6)パケットのリアセンブル処理コードの脆弱性のため、認証されていないリモートの攻撃者がパケットを処理する Embedded Services Processor(ESP)のクラッシュを引き起こす可能性があります。

この脆弱性は、巧妙に細工されたフラグメント化パケットの不適切な処理に起因します。 攻撃者は、巧妙に細工されたフラグメント化パケットを送信することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。 攻撃者はこの不正利用により、該当プラットフォームのリロードを引き起こす可能性があります。

この脆弱性は、そのデバイス自身を宛先とする IPv4 または IPv6 の巧妙に細工されたフラグメント化パケットによりトリガーされる可能性があります。 中継トラフィックでトリガーされる可能性はありません。

この脆弱性が繰り返し不正利用されると、長時間にわたる DoS 状態を引き起こす可能性があります。

この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCtd72617登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)ID CVE-2015-4291 が割り当てられています。

脆弱性スコア詳細

シスコは本アドバイザリでの脆弱性に対し、Common Vulnerability Scoring System(CVSS)に基づいたスコアを提供しています。 本セキュリティ アドバイザリでの CVSS スコアは、CVSS バージョン 2.0 に基づいています。

CVSS は、脆弱性の重要度を示唆するもので、緊急性および対応の優先度を決定する組織の手助けとなる標準ベースの評価法です。

シスコは基本評価スコア(Base Score)および現状評価スコア(Temporal Score)を提供しています。 お客様はこれらを用いて環境評価スコア(Environmental Score)を算出し、自身のネットワークにおける脆弱性の影響度を知ることができます。

シスコは次のリンクで CVSS に関する追加情報を提供しています。

http://www.cisco.com/web/about/security/intelligence/cvss-qandas.html

またシスコでは、各ネットワークにおける環境影響度を算出する CVSS 計算ツールを次のリンクで提供しています。

http://tools.cisco.com/security/center/cvssCalculator.x


CSCtd72617 - Cisco IOS XE Software Fragmented Packet Denial of Service Vulnerability

Calculate the environmental score of CSCtd72617

CVSS Base Score - 7.8

Access Vector

Access Complexity

Authentication

Confidentiality Impact

Integrity Impact

Availability Impact

Network

Low

None

None

None

Complete

CVSS Temporal Score - 6.4

Exploitability

Remediation Level

Report Confidence

Functional

Official-Fix

Confirmed

影響

この脆弱性の不正利用が成功すると、パケットを処理している ESP 処理のクラッシュが引き起こされ、その結果、DoS 状態が発生するおそれがあります。 繰り返し不正利用されると、長時間にわたる DoS 状態が生じる可能性があります。

ソフトウェア バージョンおよび修正

ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt の Cisco Security Advisories, Responses, and Alerts アーカイブや、後続のアドバイザリを参照して侵害の可能性と完全なアップグレード ソリューションを確認してください。

いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。 不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンス プロバイダーにお問い合わせください。

この脆弱性は、以下の Cisco IOS XE ソフトウェア バージョンで修正されました。

Cisco IOS XE Software Train First Fixed Release
2.1 Vulnerable; migrate to 2.5.1 or later. *1
2.2 Vulnerable; migrate to 2.5.1 or later. *1
2.3 Vulnerable; migrate to 2.5.1 or later. *1
2.4 2.4.3 (1)
2.5 2.5.1 (1)
2.6 Not vulnerable
Any 3.x train. Not vulnerable (2)

注記

1. シスコは、お客様のデバイスで現在稼働している Cisco IOS XE ソフトウェアとは異なる Cisco IOS XE ソフトウェア トレインに移行することを推奨します。Cisco IOS XE ソフトウェア延長サポート トレインのいずれか(Cisco IOS XE ソフトウェア トレイン 3.4S、3.7S、3.10S を含みますが、これらに限定されません)を選択してください。 特定のデバイスのハードウェア構成と機能要件に基づいた、移行する最適なソフトウェア トレインについては、お客様のサポート プロバイダーにお問い合わせください。

2. メジャー バージョン番号が 3 で始まる Cisco IOS XE ソフトウェア トレイン(3.xS、3.xSE、3.xSQ など)は、本シスコ セキュリティ アドバイザリに記載している脆弱性の影響を受けません。

回避策

この脆弱性に対する回避策はありません。

修正済みソフトウェアの入手

シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処するソフトウェア アップデートを提供しています。 ソフトウェアの導入を行う前に、お客様のメンテナンス プロバイダーにご相談いただくか、ソフトウェアのフィーチャ セットの互換性およびお客様のネットワーク環境の特有の問題をご確認ください。

お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ご購入いただいたフィーチャ セットに対してのみとなります。 そのようなソフトウェア アップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html に記載のシスコのソフトウェア ライセンスの条項に従うことに同意したことになります。

サービス契約をご利用のお客様

サービス契約をご利用のお客様は、通常のアップデート チャネルから ソフトウェアを入手してください。 ほとんどのお客様は、Cisco.com の Software Navigator からソフトウェア パッチおよびバグ フィックスを入手することができます。http://www.cisco.com/cisco/software/navigator.html

サードパーティのサポート会社をご利用のお客様

シスコ パートナー、正規販売代理店、サービス プロバイダーなど、サードパーティのサポート会社と以前に契約していたか、または現在契約しており、その会社からシスコ製品の提供または保守を受けているお客様は、該当するサポート会社に連絡し、正しい処置についてのサポートを受けてください。

回避策や修正の効果は、使用している製品、ネットワーク トポロジー、トラフィックの性質や組織の目的などに関するお客様の状況によって異なります。 影響を受ける製品やリリースは多種多様であるため、回避策を実施する前に、対象ネットワークで適用する回避策または修正が最適であることを、お客様のサービス プロバイダーやサポート会社にご確認ください。

サービス契約をご利用でないお客様

シスコから製品を直接購入したもののシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、または、シスコ認定パートナー、リセラー、およびディストリビュータ(認定サードパーティ ベンダー)から購入したものの修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)に連絡してソフトウェア パッチおよびバグ フィックスを入手してください。

  • +1 800 553 2447(北米内からのフリー ダイヤル)
  • +1 408 526 7209(北米以外からの有料通話)
  • E メール:tac@cisco.com

ソフトウェア パッチまたはバグ フィックスの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。 サービス契約をご利用でないお客様は TAC にソフトウェア パッチまたはバグ フィックスを要求してください。

さまざまな言語向けの各地の電話番号、説明、電子メール アドレスなどの、この他の TAC の連絡先情報については、シスコ ワールドワイドお問い合わせ先(http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html)を参照してください。

不正利用事例と公式発表

Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例とその公表は確認しておりません。

Cisco PSIRT は、この脆弱性の影響を受ける Cisco ASR 1000 シリーズ アグリゲーション サービス ルータ デバイスを使用する一部のお客様の業務の中断を認識しました。 中断を引き起こすトラフィックは特定の送信元 IPv4 アドレスに分離しました。 シスコはそのアドレスの所有者との対話を行い、該当するトラフィックが悪意なく送信されたものと判断しました。 シスコは、お客様がこの問題を修復するため、修正済みの Cisco IOS XE ソフトウェア リリースにアップグレードすることを強く推奨します。

この脆弱性はシスコ内部で発見されました。

この通知のステータス:FINAL

本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証を示唆するものでもありません。 本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。 またシスコはいつでも本ドキュメントの変更や更新を実施する権利を有します。

後述する情報配信の URL を省略し、本アドバイザリの記述内容に関して、単独の転載や意訳を実施した場合には、事実誤認ないし重要な情報の欠落を含む統制不可能な情報の伝搬が行われる可能性があります。


情報配信

このアドバイザリは次のリンクにある Cisco Security に掲載されます。

http://tools.cisco.com/security/center/content/CiscoSecurityAdvisory/cisco-sa-20150730-asr1k

また、このアドバイザリのテキスト版が Cisco PSIRT PGP キーによるクリア署名つきで次の E メールで配信されています。

  • cust-security-announce@cisco.com
  • first-bulletins@lists.first.org
  • bugtraq@securityfocus.com
  • vulnwatch@vulnwatch.org
  • cisco@spot.colorado.edu
  • cisco-nsp@puck.nether.net
  • fulldisclosure@seclists.org

本アドバイザリに関する今後の更新は Cisco.com に掲載されますが、メーリング リストで配信されるとは限りません。 更新内容については、本アドバイザリの URL でご確認ください。

今後のドキュメントや関連コンテンツの入手手順については、Security Vulnerability PolicyReceiving Security Vulnerability Information from Cisco を参照してください。


更新履歴

Revision 1.0 2015-July-30 Initial public release.

シスコ セキュリティ手順

シスコ製品におけるセキュリティの脆弱性の報告、セキュリティ事故に関するサポート、およびシスコからセキュリティ情報を入手するための登録方法の詳細については、Cisco.com の http://www.cisco.com/web/about/security/psirt/security_vulnerability_policy.html を参照してください。 この Web ページには、Cisco Security Advisory に関してメディアが問い合わせる際の指示が掲載されています。 すべてのシスコ セキュリティ アドバイザリは、http://www.cisco.com/go/psirt/ で確認することができます。