Multiple Vulnerabilities in Cisco TelePresence Video Communication Server and Cisco Expressway Software

2014 年 10 月 17 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 英語版 (2014 年 10 月 15 日) | フィードバック

Advisory ID:cisco-sa-20141015-vcs

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/112/1126/1126346_cisco-sa-20141015-vcs-j.html

日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。

Revision 1.0

For Public Release 2014 October 15 16:00 UTC (GMT)

Related Resources:

View related IPS Signature

要約

Cisco TelePresence Video Communication Server(VCS)および Cisco Expressway ソフトウェアには次のような脆弱性があります。

  • Cisco TelePresence VCS および Cisco Expressway における巧妙に細工されたパケットによる DoS 脆弱性
  • Cisco TelePresence VCS および Cisco Expressway の SIP IX Filter における DoS 脆弱性
  • Cisco TelePresence VCS および Cisco Expressway の SIP における DoS 脆弱性
これらの脆弱性の不正利用に成功した場合、認証されていないリモートからの攻撃者によって、該当システムのリロードが引き起こされ、結果としてサービス拒否(DoS)状態が発生する可能性があります。

シスコはこれらの脆弱性に対応するための無償ソフトウェア アップデートを提供しています。これらの脆弱性を軽減する回避策はありません。このアドバイザリは、次のリンクで確認できます。
http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/112/1126/1126346_cisco-sa-20141015-vcs-j.html

注:このセキュリティ アドバイザリでは、GNU Bash での環境変数コマンド インジェクションの脆弱性(Shellshock)に関する情報は提供されていません。この脆弱性の影響を受けるシスコ製品の詳細については、http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/112/1126/1126247_cisco-sa-20140926-bash-j.html の Cisco Security Advisory を参照してください。

該当製品

脆弱性が認められる製品

これらの脆弱性は、次の製品が、該当するバージョンのソフトウェアを実行している場合に発生します。
  • Cisco TelePresence VCS コントロール
  • Cisco TelePresence VCS Expressway
  • Cisco TelePresence VCS Starter Pack Expressway
  • Cisco Expressway Core
  • Cisco Expressway Edge
Cisco TelePresence VCS および Cisco Expressway ハードウェア/仮想アプライアンスは、両方ともこれらの脆弱性の影響を受けます。

Cisco TelePresence VCS および Cisco Expressway における巧妙に細工されたパケットによる DoS 脆弱性、および Cisco TelePresence VCS および Cisco Expressway の SIP における DoS 脆弱性は、デフォルト設定の Cisco TelePresence VCS または Cisco Expressway に影響を与えます。

IX フィルタが設定されている場合、Cisco TelePresence VCS および Cisco Expressway の SIP IX フィルタにおける DoS 脆弱性は Cisco TelePresence VCS または Cisco Expressway に影響を与えます。IX フィルタが設定されているかどうかを確認するには、xconfig zone zone コマンドを使用して、xConfiguration Zones Zone 2 Neighbor SIP UDP IX Filter Mode パラメータが On に設定されていることを確認します。次の例は、IX フィルタが有効な場合の Cisco TelePresence VCS または Cisco Expressway を示しています。

[...]
*c xConfiguration Zones Zone 2 Neighbor SIP SearchAutoResponse: "Off"
*c xConfiguration Zones Zone 2 Neighbor SIP TLS Verify Mode: "Off"
*c xConfiguration Zones Zone 2 Neighbor SIP Transport: "TCP"
*c xConfiguration Zones Zone 2 Neighbor SIP UDP BFCP Filter Mode: "Off"
*c xConfiguration Zones Zone 2 Neighbor SIP UDP IX Filter Mode: "On"
*c xConfiguration Zones Zone 2 Neighbor SIP UPDATE Strip Mode: "Off"
*c xConfiguration Zones Zone 2 Neighbor SignalingRouting Mode: "Auto"
*c xConfiguration Zones Zone 2 Neighbor ZoneProfile: "CiscoUnifiedCommunicationsManagerBFCP"
[...]

脆弱性が認められない製品

他のシスコ製品においてこのアドバイザリの影響を受けるものは、現在確認されていません。

詳細

Cisco TelePresence Video Communication Server は、あらゆるビデオおよびテレプレゼンス コミュニケーションをサポートすることで、ネットワーク間や組織間にわたってフェイスツーフェイスのビデオコラボレーションの利点を広げます。Cisco Expressway は、Cisco Unified Communications Manager、Cisco Business Edition、または Cisco Hosted Collaboration Solution(HCS)によって提供される包括的なコラボレーション サービス向けに特別に設計されています。Cisco Expressway ではファイアウォール トラバーサル技術が確立されており、従来の企業コラボレーションの境界を再定義するのに役立ちます。

Cisco TelePresence VCS および Cisco Expressway における巧妙に細工されたパケットによる DoS 脆弱性

パケット処理機能に脆弱性が存在するため、認証されていないリモート攻撃者によって、カーネルのクラッシュや該当システムのリロードが引き起こされる可能性があります。

この脆弱性は、巧妙に細工されたパケットがシステムで処理される際に不適切にサニタイズされることに起因します。攻撃者は、巧妙に細工された IP パケットを該当システムへ大量に送信することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。

この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCui06507登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerability and Exposures(CVE)ID CVE-2014-3368 が割り当てられています。

Cisco TelePresence VCS および Cisco Expressway の SIP IX Filter における DoS 脆弱性

SIP(Session Initiation Protocol)IX チャネル機能コードに脆弱性が存在するため、認証されていないリモートの攻撃者によって、該当システムのリロードが引き起こされる可能性があります。
この脆弱性は、IX フィルタが設定されている場合、巧妙に細工された Session Description Protocol(SDP)パケットが適切に処理されないことに起因します。攻撃者は、巧妙に細工された SDP パケットを該当システムへ送信することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。


この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCuo42252登録ユーザ専用)として文書化され、CVE ID CVE-2014-3369 が割り当てられています。

Cisco TelePresence VCS および Cisco Expressway の SIP における DoS 脆弱性

SIP(Session Initiation Protocol)モジュールに脆弱性が存在するため、認証されていないリモートの攻撃者によって、該当システムのリロードが引き起こされる可能性があります。

この脆弱性は、SIP パケットの不適切な処理に起因します。攻撃者は、巧妙に細工された SIP パケットを該当システムへ送信することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。

この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCum60447(登録ユーザ専用)および CSCum60442(登録ユーザ専用)として文書化され、CVE ID CVE-2014-3370 が割り当てられています。

脆弱性スコア詳細

シスコはこのアドバイザリでの脆弱性に対して Common Vulnerability Scoring System(CVSS)に基づいたスコアを提供しています。本セキュリティ アドバイザリでの CVSS スコアは、CVSS バージョン 2.0 に基づいています。

CVSS は、脆弱性の重要度を示唆するもので、緊急性および対応の優先度を決定する組織の手助けとなる標準ベースの評価法です。

シスコでは、基本評価スコア(Base Score)および現状評価スコア(Temporal Score)を提供しています。お客様はこれらを用いて環境評価スコア(Environmental Score)を算出し、自身のネットワークにおけるこれらの脆弱性の影響度を導き出すことができます。

シスコは次のリンクで CVSS に関する追加情報を提供しています。

http://www.cisco.com/web/about/security/intelligence/cvss-qandas.html

またシスコでは、各ネットワークにおける環境影響度を算出する CVSS 計算ツールを次のリンクで提供しています。

http://tools.cisco.com/security/center/cvssCalculator.x



CSCui06507 - Cisco TelePresence VCS and Cisco Expressway Crafted Packets Denial of Service Vulnerability

Calculate the environmental score of CSCui06507

CVSS Base Score - 7.8

Access Vector

Access Complexity

Authentication

Confidentiality Impact

Integrity Impact

Availability Impact

Network

Low

None

None

None

Complete

CVSS Temporal Score - 6.4

Exploitability

Remediation Level

Report Confidence

Functional

Official-Fix

Confirmed




CSCuo42252 - Cisco TelePresence VCS and Cisco Expressway SIP IX Filter Denial of Service Vulnerability

Calculate the environmental score of CSCuo42252

CVSS Base Score - 7.1

Access Vector

Access Complexity

Authentication

Confidentiality Impact

Integrity Impact

Availability Impact

Network

Medium

None

None

None

Complete

CVSS Temporal Score - 5.9

Exploitability

Remediation Level

Report Confidence

Functional

Official-Fix

Confirmed




CSCum60447 and CSCum60442 - Cisco TelePresence VCS and Cisco Expressway SIP Denial of Service Vulnerability

Calculate the environmental score of CSCum60447 and CSCum60442

CVSS Base Score - 7.1

Access Vector

Access Complexity

Authentication

Confidentiality Impact

Integrity Impact

Availability Impact

Network

Medium

None

None

None

Complete

CVSS Temporal Score - 5.9

Exploitability

Remediation Level

Report Confidence

Functional

Official-Fix

Confirmed


影響

この Advisory で説明している脆弱性の不正利用に成功した場合、認証されていないリモートからの攻撃者によって、該当システムのリロードが引き起こされ、結果として DoS 状態が発生する可能性があります。

ソフトウェア バージョンおよび修正

ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt/ の Cisco Security Advisories, Responses, and Notices アーカイブや、後続のアドバイザリを参照して、起こりうる障害を判断し、それに対応できるアップグレード ソリューションを確認してください。

いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンス プロバイダーにお問い合わせください。

次の表には、Cisco TelePresence VCS および Cisco Expressway ソフトウェアの両方の脆弱性に対する最初の修正リリースが示されています。Recommended Release 行には、この Security Advisory に記載されているすべての脆弱性を解決する推奨リリースに関する情報が示されています。


First Fixed Release
Cisco TelePresence VCS and Cisco Expressway Crafted Packets Denial of Service Vulnerability
X8.2 and later
Cisco TelePresence VCS and Cisco Expressway SIP IX Filter Denial of Service Vulnerability
X8.1.1 and later
Cisco TelePresence VCS and Cisco Expressway SIP Denial of Service Vulnerability
X8.1.1 and later
Recommended Release
X8.2 and later

注:このセキュリティ アドバイザリでは、GNU Bash での環境変数コマンド インジェクションの脆弱性(Shellshock)に関する情報は提供されていません。Cisco TelePresence VCS または Cisco Expressway ソフトウェアのバージョンについて決定する前に、http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/112/1126/1126247_cisco-sa-20140926-bash-j.html の Cisco Security Advisory を参照してください。

回避策

この脆弱性に対する回避策はありません。

修正済みソフトウェアの入手

シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェア アップデートを提供しています。ソフトウェアの導入を行う前に、お客様のメンテナンス プロバイダーにご相談いただくか、ソフトウェアのフィーチャ セットの互換性およびお客様のネットワーク環境の特有の問題をご確認ください。

お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ご購入いただいたフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェア アップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html に記載のシスコのソフトウェア ライセンスの条項に従うことに同意したことになります。

サービス契約をご利用のお客様

サービス契約をご利用のお客様は、通常のアップデート チャネルからアップグレード ソフトウェアを入手してください。ほとんどのお客様は、Cisco.com の Software Navigator からアップグレードを入手することができます。http://www.cisco.com/cisco/software/navigator.html

サードパーティのサポート会社をご利用のお客様

シスコ パートナー、正規販売代理店、サービス プロバイダーなど、サードパーティのサポート会社と以前に契約していたか、または現在契約しており、その会社からシスコ製品の提供または保守を受けているお客様は、該当するサポート会社に連絡し、正しい処置についてのサポートを受けてください。

回避策や修正の効果は、使用している製品、ネットワーク トポロジー、トラフィックの性質や組織の目的などに関するお客様の状況によって異なります。影響を受ける製品やリリースは多種多様であるため、回避策を実施する前に、対象ネットワークで適用する回避策または修正が最適であることを、お客様のサービス プロバイダーやサポート会社にご確認ください。

サービス契約をご利用でないお客様

シスコから製品を直接購入したもののシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、または、サードパーティ ベンダーから購入したものの修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)に連絡してアップグレード ソフトウェアを入手してください。

  • +1 800 553 2447(北米からの無料通話)
  • +1 408 526 7209(北米以外からの有料通話)
  • E メール:tac@cisco.com

無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。サービス契約をご利用でないお客様は TAC に無償アップグレードをリクエストしてください。

さまざまな言語向けの各地の電話番号、説明、E メール アドレスなどの、この他の TAC の連絡先情報については、シスコ ワールドワイドお問い合わせ先(http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html)を参照してください。

不正利用事例と公式発表

Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例とその公表は確認しておりません。

これらの脆弱性は、シスコの社内テストで発見されたものです。

この通知のステータス:FINAL

本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証を示唆するものでもありません。本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。またシスコはいつでも本ドキュメントの変更や更新を実施する権利を有します。

後述する情報配信の URL を省略し、本アドバイザリの記述内容に関して単独の転載や意訳を実施した場合には、事実誤認ないし重要な情報の欠落を含む統制不可能な情報の伝搬が行われる可能性があります。


情報配信

このアドバイザリは次のリンクにある Cisco Security Intelligence Operations に掲載されます。

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/112/1126/1126346_cisco-sa-20141015-vcs-j.html

また、このアドバイザリのテキスト版が Cisco PSIRT PGP キーによるクリア署名つきで次の E メールで配信されています。

  • cust-security-announce@cisco.com
  • first-bulletins@lists.first.org
  • bugtraq@securityfocus.com
  • vulnwatch@vulnwatch.org
  • cisco@spot.colorado.edu
  • cisco-nsp@puck.nether.net
  • fulldisclosure@seclists.org

本アドバイザリに関する今後の更新は Cisco.com に掲載されますが、メーリング リストで配信されるとは限りません。更新内容については、本アドバイザリの URL でご確認ください。

今後のドキュメントや関連コンテンツの入手手順については、Security Vulnerability Policy ページの Receiving Security Vulnerability Information from Cisco を参照してください。


更新履歴

Revision 1.0 2014-October-15 Initial public release

シスコ セキュリティ手順

シスコ製品におけるセキュリティの脆弱性の報告、セキュリティ事故に関するサポート、およびシスコからセキュリティ情報を入手するための登録方法の詳細については、Cisco.com の http://www.cisco.com/web/about/security/psirt/security_vulnerability_policy.html を参照してください。この Web ページには、Cisco Security Advisory に関してメディアが問い合わせる際の指示が掲載されています。すべての Cisco Security Advisory は、http://www.cisco.com/go/psirt/ で確認することができます。