Cisco Unified Computing System E-Series Blade Servers Cisco Integrated Management Controller SSH Denial of Service Vulnerability

2014 年 9 月 22 日 - ライター翻訳版
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Advisory ID: cisco-sa-20140908-ucse

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/112/1126/1126218_cisco-sa-20140908-ucse-j.html

日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。

Revision 1.0

For Public Release 2014 September 8 16:00 UTC (GMT)


要約

Cisco Unified Computing System E シリーズ ブレード サーバの Cisco Integrated Management Controller(Cisco IMC)の SSH モジュールの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者によって、サービス拒否(DoS)状態が引き起こされることがあります。

この脆弱性は、細工された SSH パケットを適切に処理できないことに起因します。攻撃者は、該当デバイスの Cisco IMC で稼働している SSH サーバに対して、細工されたパケットを送信することによりこの脆弱性を利用する可能性があり、その結果、Cisco IMC が応答しなくなる可能性があります。ブレードで実行されているオペレーティング システムは、影響を受けません。

シスコはこの脆弱性に対処する無償のソフトウェア アップデートをリリースしました。
このアドバイザリは、次のリンクで確認できます。
http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/112/1126/1126218_cisco-sa-20140908-ucse-j.html

該当製品

Cisco UCS E シリーズ サーバは、第 2 世代シスコ サービス統合型ルータ(ISR G2)への導入向けに設計された、Intel® Xeon® x86 64 ビットを搭載した次世代の省電力型ブレード サーバです。

脆弱性が認められる製品

  • Cisco UCS E140D
  • Cisco UCS E140DP
  • Cisco UCS E160D
  • Cisco UCS E160DP
  • Cisco UCS E140S M1
  • Cisco UCS E140S M2
  • Cisco UCS EN120S M2

脆弱性が認められない製品

  • Cisco UCS B シリーズ ブレード サーバ
  • Cisco UCS C シリーズ サーバ
他のシスコ製品において、この脆弱性の影響を受けるものは現在確認されていません。

詳細

Cisco Integrated Management Controller の SSH における DoS 脆弱性

Cisco Unified Computing System E シリーズ ブレード サーバの Cisco Integrated Management Controller(Cisco IMC)の SSH モジュールの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者によって、サービス拒否(DoS)状態が引き起こされることがあります。

この脆弱性は、特定の値を含む SSH パケットを適切に処理できないことに起因します。攻撃者は、該当デバイスの Cisco IMC で実行されている SSH サーバに対して、細工されたパケットを送信することによりこの脆弱性を不正利用する可能性があります。成功すると、デバイスの Cisco IMC が応答しなくなり、コマンドライン インターフェイスや IPMI を使用して再起動できなくなる可能性があります。

Cisco IMC をリカバリするには、ブレードの電源スイッチを使用して該当する E シリーズ サーバを物理的に再起動するか、デバイスとともに設置されている ISR G2 ルータを再起動する必要があります。電源スイッチを使用して E シリーズ ブレードを再起動すると、デバイスで稼働しているオペレーティング システムの電源が失われます。ISR G2 ルータを再起動すると、ルータを通過するすべてのトラフィックが損失し、デバイスにインストールされているブレード サーバにも影響を与えます。あらゆるリカバリ操作を実行する前に、OS のリモート アクセス機能を利用して OS を適切にシャットダウンし、OS の破損を防止することを推奨します。

デバイスの IP アドレスが手動または DHCP により設定されると、SSH CLI と Web GUI サービスの両方がデフォルトで有効になります。

この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCuo69206登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)ID CVE-2014-3348 が割り当てられています。

脆弱性スコア詳細

シスコは本アドバイザリでの脆弱性に対し、Common Vulnerability Scoring System(CVSS)に基づいたスコアを提供しています。本セキュリティ アドバイザリでの CVSS スコアは、CVSS バージョン 2.0 に基づいています。

CVSS は、脆弱性の重要度を示唆するもので、緊急性および対応の優先度を決定する組織の手助けとなる標準ベースの評価法です。

シスコでは、基本評価スコア(Base Score)および現状評価スコア(Temporal Score)を提供しています。お客様はこれらを用いて環境評価スコア(Environmental Score)を算出し、自身のネットワークにおける脆弱性の影響度を知ることができます。

シスコは次のリンクで CVSS に関する追加情報を提供しています。
http://www.cisco.com/web/about/security/intelligence/cvss-qandas.html

またシスコでは、各ネットワークにおける環境影響度を算出する CVSS 計算ツールを次のリンクで提供しています。
http://tools.cisco.com/security/center/cvssCalculator.x


CSCuo69206 - Cisco Integrated Management Controller SSH Denial of Service Vulnerability

Calculate the environmental score of CSCuo69206

CVSS Base Score - 7.8

Access Vector

Access Complexity

Authentication

Confidentiality Impact

Integrity Impact

Availability Impact

Network

Low

None

None

None

Complete

CVSS Temporal Score - 6.4

Exploitability

Remediation Level

Report Confidence

Functional

Official-Fix

Confirmed


影響

脆弱性の不正利用に成功すると、該当するブレード サーバの Cisco IMC が応答しなくなる可能性があります。そのため管理者は、Cisco IMC に搭載されているリモートからの電源オン/オフや、IP-KVM、リモート メディア(vMedia)、シリアル コンソール アクセスなどのアウトオブバンド機能を使用できなくなります。デバイスは、物理的に再起動して Cisco IMC の機能を復元する必要が生じる場合があります。

ブレード サーバの Cisco IMC がこの脆弱性の影響を受けても、ブレードで稼働している OS やハイパーバイザは影響を受けません。Cisco IMC 機能を復元するためにデバイスの再起動が必要な場合は、復元動作を行う前に OS を適切にシャットダウンすることを推奨します。ブレードで実行されている Cisco IMC と OS の両方で、電源が失われます。

ソフトウェア バージョンおよび修正

ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt/ の Cisco Security Advisories, Responses, and Notices アーカイブや、後続のアドバイザリを参照して、起こりうる障害を判断し、それに対応できるアップグレード ソリューションを確認してください。

いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンス プロバイダーにお問い合わせください。


Cisco UCS E シリーズ - Cisco Integrated Management Controller(Cisco IMC)ソフトウェア

Release First Fixed Recommended
1.0.1 N/A Migrate to 2.3.1
1.0.2 N/A Migrate to 2.3.1
2.1.0 N/A Migrate to 2.3.1
2.2.0 N/A Migrate to 2.3.1
2.3.1 2.3.1 2.3.1

注:Cisco UCS E シリーズ ブレード サーバのファームウェアをアップグレードする手順については、ホスト アップグレード ユーティリティ ドキュメントを参照してください。

回避策

回避策はありません。

ネットワーク内のシスコのデバイスに適用可能な追加の対応策は、このアドバイザリの付属ドキュメント『Cisco Applied Mitigation Bulletin』を参照してください。http://tools.cisco.com/security/center/viewAMBAlert.x?alertId=35308 から入手できます。

修正済みソフトウェアの入手

シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェア アップデートを提供しています。ソフトウェアの導入を行う前に、お客様のメンテナンス プロバイダーにご相談いただくか、ソフトウェアのフィーチャ セットの互換性およびお客様のネットワーク環境の特有の問題をご確認ください。

お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ご購入いただいたフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェア アップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html に記載のシスコのソフトウェア ライセンスの条項に従うことに同意したことになります。

サービス契約をご利用のお客様

サービス契約をご利用のお客様は、通常のアップデート チャネルからアップグレード ソフトウェアを入手してください。ほとんどのお客様は、Cisco.com の Software Navigator からアップグレードを入手することができます。http://www.cisco.com/cisco/software/navigator.html

サードパーティのサポート会社をご利用のお客様

シスコ パートナー、正規販売代理店、サービス プロバイダーなど、サードパーティのサポート会社と以前に契約していたか、または現在契約しており、その会社からシスコ製品の提供または保守を受けているお客様は、該当するサポート会社に連絡・オ、正しい処置についてのサポートを受けてください。

回避策や修正の効果は、使用している製品、ネットワーク トポロジー、トラフィックの性質や組織の目的などに関するお客様の状況によって異なります。影響を受ける製品やリリースは多種多様であるため、回避策を実施する前に、対象ネットワークで適用する回避策または修正が最適であることを、お客様のサービス プロバイダーやサポート会社にご確認ください。

サービス契約をご利用でないお客様

シスコから製品を直接購入したもののシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、または、サードパーティ ベンダーから購入したものの修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)に連絡してアップグレード ソフトウェアを入手してください。
  • +1 800 553 2447(北米からの無料通話)
  • +1 408 526 7209(北米以外からの有料通話)
  • Eメール:tac@cisco.com
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。サービス契約をご利用でないお客様は TAC に無償アップグレードをリクエストしてください。

さまざまな言語向けの各地の電話番号、説明、電子メール アドレスなどの、この他の TAC の連絡先情報については、シスコ ワールドワイドお問い合わせ先(http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html)を参照してください。

不正利用事例と公式発表

Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例とその公表は確認しておりません。

この脆弱性は、お客様の問題の調査中に Cisco TAC によって発見されました。

この通知のステータス:FINAL

本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証を示唆するものでもありません。本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。またシスコはいつでも本ドキュメントの変更や更新を実施する権利を有します。

後述する情報配信の URL を省略し、本アドバイザリの記述内容に関して単独の転載や意訳を実施した場合には、事実誤認ないし重要な情報の欠落を含む統制不可能な情報の伝搬が行われる可能性があります。


情報配信

このアドバイザリは次のリンクにある Cisco Security Intelligence Operations に掲載されます。

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/112/1126/1126218_cisco-sa-20140908-ucse-j.html

また、このアドバイザリのテキスト版が Cisco PSIRT PGP キーによるクリア署名つきで次の電子メールで配信されています。
  • cust-security-announce@cisco.com
  • first-bulletins@lists.first.org
  • bugtraq@securityfocus.com
  • vulnwatch@vulnwatch.org
  • cisco@spot.colorado.edu
  • cisco-nsp@puck.nether.net
  • fulldisclosure@seclists.org
本アドバイザリに関する今後の更新は Cisco.com に掲載されますが、メーリング リストで配信されるとは限りません。更新内容については、本アドバイザリの URL でご確認ください。

今後のドキュメントや関連コンテンツの入手手順については、Security Vulnerability Policy ページの Receiving Security Vulnerability Information from Cisco を参照してください。

更新履歴

Revision 1.0 2014-September-08 Initial public release.

シスコ セキュリティ手順

シスコ製品におけるセキュリティの脆弱性の報告、セキュリティ事故に関するサポート、およびシスコからセキュリティ情報を入手するための登録方法の詳細については、Cisco.com の http://www.cisco.com/web/about/security/psirt/security_vulnerability_policy.html を参照してください。この Web ページには、シスコのセキュリティ アドバイザリに関してメディアが問い合わせる際の指示が掲載されています。すべてのシスコ セキュリティ アドバイザリは、http://www.cisco.com/go/psirt/ で確認することができます。