Multiple Vulnerabilities in Cisco Unified Communications Domain Manager

2014 年 7 月 3 日 - ライター翻訳版
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Advisory ID: cisco-sa-20140702-cucdm

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/112/1122/1122753_cisco-sa-20140702-cucdm-j.html

日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。

Revision 1.0

For Public Release 2014 July 2 16:00 UTC (GMT)


要約

Cisco Unified Communications Domain Manager(Cisco Unified CDM)は、次の脆弱性の影響を受けます。

  • Cisco Unified Communications Domain Manager の権限昇格の脆弱性
  • Cisco Unified Communications Domain Manager のデフォルト SSH キーの脆弱性
  • Cisco Unified Communications Domain Manager の BVSMWeb の不正なデータ操作の脆弱性

Cisco Unified Communications Domain Manager の権限昇格の脆弱性、および Cisco Unified Communications Domain Manager のデフォルト SSH キーの脆弱性の不正利用に成功した場合、攻撃者によって任意のコマンドが実行されたり、該当システムに対する特権アクセスが取得されたりする可能性があります。

Cisco Unified Communications Domain Manager の BVSMWeb の不正なデータ操作の脆弱性の不正利用に成功した場合、BVSMWeb ポータル ユーザの個人の電話ディレクトリや、スピード ダイヤル、シングル ナンバー リーチ、コール転送設定などの設定情報にアクセスされたり、そうした情報が変更されたりする可能性があります。

シスコは、Cisco Unified Communications Domain Manager Privilege の権限昇格の脆弱性や、Cisco Unified Communications Domain Manager のデフォルト SSH キーの脆弱性に対処する無償のソフトウェア アップデートを提供しています。
またシスコは、修正が完了次第、Cisco Unified Communications Domain Manager の BVSMWeb の不正なデータ操作の脆弱性に対処する無償のソフトウェア アップデートを提供する予定です。

これらの脆弱性を軽減する回避策はありません。Cisco Unified Communications Domain Manager の BVSMWeb の不正なデータ操作の脆弱性について懸念のあるお客様は、本アドバイザリの「回避策」セクションに記載されている軽減策を適用してください。

このアドバイザリは、次のリンクで確認できます。
http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/112/1122/1122753_cisco-sa-20140702-cucdm-j.html

該当製品

脆弱性が認められる製品

Cisco Unified Communications Domain Manager の権限昇格の脆弱性

この脆弱性は、Cisco Unified CDM アプリケーション ソフトウェア バージョン 8.1.4 より前のバージョンすべてに影響を与えます。

Cisco Unified Communications Domain Manager のデフォルト SSH キーの脆弱性

この脆弱性は、Cisco Unified CDM プラットフォーム ソフトウェア バージョン 4.4.2 より前のバージョンすべてに影響を与えます。

Cisco Unified Communications Domain Manager の BVSMWeb の不正なデータ操作の脆弱性

この脆弱性は、Cisco Unified CDM アプリケーション ソフトウェア バージョン 10 より前のバージョンすべてに影響を与えます。

実行中のソフトウェア バージョンの確認

Cisco Unified CDM アプリケーション ソフトウェアとプラットフォーム ソフトウェアの両方のソフトウェア バージョンは、Administration GUI にアクセスし、ページ左上の [About] メニュー オプションから確認できます。

脆弱性が認められない製品

他のシスコ製品においてこのアドバイザリの影響を受けるものは、現在確認されていません。

詳細

Cisco Unified Communications Domain Manager(Cisco Unified CDM)は、Cisco Unified Communications Manager、Cisco Unity Connection、Cisco Jabber アプリケーション、および関連する電話やソフト クライアントに自動化および管理機能を提供する、サービス提供および管理プラットフォームです。

CUCDM は、Cisco Hosted Collaboration System(HCS)の一部です。Cisco Unified CDM ソリューションには、アプリケーション ソフトウェアとプラットフォーム ソフトウェアが含まれています。

Cisco Unified Communications Domain Manager の権限昇格の脆弱性

Cisco Unified Communications Domain Manager アプリケーション ソフトウェアの Web フレームワークの脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者が権限を昇格し、該当システムに管理者としてアクセスできるようになる可能性があります。

この脆弱性は、Administration GUI の認証および認可コントロールの不適切な実装に起因します。攻撃者は、巧妙に細工された URL を送信してユーザの管理者クレデンシャルを変更することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。攻撃者は、システムによって認証されるか、または Administration GUI の有効なユーザに悪意のあるリンクをクリックさせる必要があります。

この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCun49862登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)ID CVE-2014-2197 が割り当てられています。

Cisco Unified Communications Domain Manager のデフォルト SSH キーの脆弱性

Cisco Unified Communications Domain Manager のプラットフォーム ソフトウェアには、サポート担当者へのアクセスを許可するフレームワークの実装に関する脆弱性があり、認証されていないリモートの攻撃者がこれを不正利用することによって、root ユーザの権限を使用して該当システムに接続する可能性があります。

この脆弱性は、セキュリティで保護されていない方法でシステムに保存されているデフォルト SSH プライベート キーに起因します。攻撃者は、SSH プライベート キーを入手することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。たとえば、攻撃者がオペレーティング システムのバイナリ ファイルをリバース エンジニアリングする可能性があります。この脆弱性により、攻撃者はいずれの形式の認証も必要とすることなく、システムのサポート アカウントを使用して接続できます。この不正利用により、攻撃者は root ユーザの権限を使用してシステムにアクセスする可能性があります。

この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCud41130登録ユーザ専用)として文書化され、CVE ID CVE-2014-2198 が割り当てられています。

Cisco Unified Communications Domain Manager の BVSMWeb の不正なデータ操作の脆弱性

Cisco Unified Communications Domain Manager アプリケーション ソフトウェアの Web フレームワークの脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者が、BVSMWeb ポータル ユーザの個人の電話ディレクトリや、スピード ダイヤル、シングル ナンバー リーチ、コール転送設定などの設定情報にアクセスしたり、そうした情報を変更したりする可能性があります。

この脆弱性は、BVSMWeb ポータルの一部の Web ページにアクセスする際の認証および認可コントロールの不適切な実装に起因します。攻撃者は、巧妙に細工された URL を該当システムに送信することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。

この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCum77041登録ユーザ専用)として文書化され、CVE ID として CVE-2014-3300 が割り当てられています。

脆弱性スコア詳細

シスコはこのアドバイザリでの脆弱性に対して Common Vulnerability Scoring System(CVSS)に基づいたスコアを提供しています。本セキュリティ アドバイザリでの CVSS スコアは、CVSS バージョン 2.0 に基づいています。

CVSS は、脆弱性の重要度を示唆するもので、緊急性および対応の優先度を決定する組織の手助けとなる標準ベースの評価法です。

シスコでは、基本評価スコア(Base Score)および現状評価スコア(Temporal Score)を提供しています。お客様はこれらを用いて環境評価スコア(Environmental Score)を算出し、自身のネットワークにおける脆弱性の影響度を知ることができます。

シスコは次のリンクで CVSS に関する追加情報を提供しています。

http://www.cisco.com/web/about/security/intelligence/cvss-qandas.html

またシスコでは、各ネットワークにおける環境影響度を算出する CVSS 計算ツールを次のリンクで提供しています。

http://tools.cisco.com/security/center/cvssCalculator.x



CSCun49862 - Cisco Unified Communications Domain Manager Privilege Escalation Vulnerability

Calculate the environmental score of CSCun49862

CVSS Base Score - 9.0

Access Vector

Access Complexity

Authentication

Confidentiality Impact

Integrity Impact

Availability Impact

Network

Low

Single

Complete

Complete

Complete

CVSS Temporal Score - 7.4

Exploitability

Remediation Level

Report Confidence

Functional

Official-Fix

Confirmed




CSCud41130 - Cisco Unified Communications Domain Manager Default SSH Key Vulnerability

Calculate the environmental score of CSCud41130

CVSS Base Score - 10.0

Access Vector

Access Complexity

Authentication

Confidentiality Impact

Integrity Impact

Availability Impact

Network

Low

None

Complete

Complete

Complete

CVSS Temporal Score - 8.7

Exploitability

Remediation Level

Report Confidence

High

Official-Fix

Confirmed




CSCum77041 - Cisco Unified Communications Domain Manager BVSMWeb Unauthorized Data Manipulation Vulnerability

Calculate the environmental score of CSCum77041

CVSS Base Score - 7.5

Access Vector

Access Complexity

Authentication

Confidentiality Impact

Integrity Impact

Availability Impact

Network

Low

None

Partial

Partial

Partial

CVSS Temporal Score - 7.1

Exploitability

Remediation Level

Report Confidence

Functional

Unavailable

Confirmed


影響

Cisco Unified Communications Domain Manager の権限昇格の脆弱性や、Cisco Unified Communications Domain Manager のデフォルト SSH キーの脆弱性の不正利用に成功した場合、攻撃者によって任意のコマンドが実行されたり、該当システムに対する特権アクセスが取得されたりする可能性があります。

Cisco Unified Communications Domain Manager の BVSMWeb の不正なデータ操作の脆弱性に対する不正利用に成功した場合、BVSMWeb ポータル ユーザの個人の電話ディレクトリや、スピード ダイヤル、シングル ナンバー リーチ、コール転送設定などの設定情報にアクセスされたり、そうした情報が変更されたりする可能性があります。

ソフトウェア バージョンおよび修正

ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt/ の Cisco Security Advisories, Responses, and Notices アーカイブや、後続のアドバイザリを参照して、起こりうる障害を判断し、それに対応できるアップグレード ソリューションを確認してください。

いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンス プロバイダーにお問い合わせください。

Cisco Unified Communications Domain Manager の権限昇格の脆弱性は、Cisco Unified CDM アプリケーション ソフトウェア usm-8.1.4-ubuntu10_04.tar.gz 以降で解決されています。

Cisco Unified Communications Domain Manager のデフォルト SSH キーの脆弱性は、Cisco Unified CDM プラットフォーム ソフトウェア voss-platform_4.4.2_04.326 以降で解決されています。

現在、Cisco Unified Communications Domain Manager の BVSMWeb の不正なデータ操作の脆弱性に対処する Cisco Unified CDM バージョンはありません。Cisco Unified CDM アプリケーション ソフトウェア 10 以降では、BVSMWeb サービス インターフェイスを実装しておらず、この脆弱性の影響を受けません。Cisco Unified CDM バージョン 10 は、2014 年 9 月に提供される予定です。この脆弱性について懸念のあるお客様は、修正済みソフトウェア リリースが入手できるまで、本アドバイザリの「回避策」セクションに記載されている軽減策を適用してください。


回避策

このセキュリティ アドバイザリに記載されている脆弱性を緩和する回避策はありません。

Cisco Unified Communications Domain Manager の BVSMWeb の不正なデータ操作の脆弱性に影響を受けるお客様は、Cisco Unified CDM BVSMWeb ポータルを使用するのではなく、Cisco Unified Communication Manager および Cisco Unified CDM Self-Care ポータルによって提供される機能を使用してサービスを提供する必要があります。

ネットワーク内のシスコ デバイスに適用可能な他の対応策は、このアドバイザリの付属ドキュメントである『Cisco Applied Intelligence』にて参照できます。
http://tools.cisco.com/security/center/viewAMBAlert.x?alertId=34689

修正済みソフトウェアの入手

シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェア アップデートを提供しています。ソフトウェアの導入を行う前に、お客様のメンテナンス プロバイダーにご相談いただくか、ソフトウェアのフィーチャ セットの互換性およびお客様のネットワーク環境の特有の問題をご確認ください。

お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ご購入いただいたフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェア アップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html に記載のシスコのソフトウェア ライセンスの条項に従うことに同意したことになります。

サービス契約をご利用のお客様

サービス契約をご利用のお客様は、通常のアップデート チャネルからアップグレード ソフトウェアを入手してください。ほとんどのお客様は、Cisco.com の Software Navigator からアップグレードを入手することができます。http://www.cisco.com/cisco/software/navigator.html

サードパーティのサポート会社をご利用のお客様

シスコ パートナー、正規販売代理店、サービス プロバイダーなど、サードパーティのサポート会社と以前に契約していたか、または現在契約しており、その会社からシスコ製品の提供または保守を受けているお客様は、該当するサポート会社に連絡し、正しい処置についてのサポートを受けてください。

回避策や修正の効果は、使用している製品、ネットワーク トポロジー、トラフィックの性質や組織の目的などに関するお客様の状況によって異なります。影響を受ける製品やリリースは多種多様であるため、回避策を実施する前に、対象ネットワークで適用する回避策または修正が最適であることを、お客様のサービス プロバイダーやサポート会社にご確認ください。

サービス契約をご利用でないお客様

シスコから製品を直接購入したもののシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、または、サードパーティ ベンダーから購入したものの修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)に連絡してアップグレード ソフトウェアを入手してください。

  • +1 800 553 2447(北米からの無料通話)
  • +1 408 526 7209(北米以外からの有料通話)
  • E メール:tac@cisco.com

無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。サービス契約をご利用でないお客様は TAC に無償アップグレードをリクエストしてください。

さまざまな言語向けの各地の電話番号、説明、E メール アドレスなどの、この他の TAC の連絡先情報については、シスコ ワールドワイドお問い合わせ先(http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html)を参照してください。

不正利用事例と公式発表

Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例とその公表は確認しておりません。

Cisco Unified Communications Domain Manager の権限昇格の脆弱性と Cisco Unified Communications Domain Manager の不正なデータ操作の脆弱性は、Sense of Security の Fatih Ozavci 氏によってシスコに報告されました。

Cisco Unified Communications Domain Manager のデフォルト SSH キーの脆弱性は、サポート ケースの解決中に発見されました。

この通知のステータス:FINAL

本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証を示唆するものでもありません。本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。またシスコはいつでも本ドキュメントの変更や更新を実施する権利を有します。

後述する情報配信の URL を省略し、本アドバイザリの記述内容に関して単独の転載や意訳を実施した場合には、事実誤認ないし重要な情報の欠落を含む統制不可能な情報の伝搬が行われる可能性があります。


情報配信

このアドバイザリは次のリンクにある Cisco Security Intelligence Operations に掲載されます。

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/112/1122/1122753_cisco-sa-20140702-cucdm-j.html

また、このアドバイザリのテキスト版が Cisco PSIRT PGP キーによるクリア署名つきで次の E メールで配信されています。

  • cust-security-announce@cisco.com
  • first-bulletins@lists.first.org
  • bugtraq@securityfocus.com
  • vulnwatch@vulnwatch.org
  • cisco@spot.colorado.edu
  • cisco-nsp@puck.nether.net
  • full-disclosure@lists.grok.org.uk

本アドバイザリに関する今後の更新は Cisco.com に掲載されますが、メーリング リストで配信されるとは限りません。更新内容については、本アドバイザリの URL でご確認ください。


更新履歴

Revision 1.0 2014-July-02 Initial public release.

シスコ セキュリティ手順

シスコ製品におけるセキュリティの脆弱性の報告、セキュリティ事故に関するサポート、およびシスコからセキュリティ情報を入手するための登録方法の詳細については、Cisco.com の http://www.cisco.com/web/about/security/psirt/security_vulnerability_policy.html を参照してください。この Web ページには、シスコのセキュリティ アドバイザリに関してメディアが問い合わせる際の指示が掲載されています。すべてのシスコ セキュリティ アドバイザリは、http://www.cisco.com/go/psirt/ で確認することができます。