Cisco Prime Infrastructure Command Execution Vulnerability

2014 年 2 月 28 日 - ライター翻訳版
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Advisory ID: cisco-sa-20140226-pi

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/112/1122/1122085_cisco-sa-20140226-pi-j.html

日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。

Revision 1.0

For Public Release 2014 February 26 16:00 UTC (GMT)


要約

Cisco Prime Infrastructure の脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者が root レベル権限で任意のコマンドを実行できる可能性があります。

この脆弱性は、URL 要求の不適切な検証に起因します。攻撃者は特定の URL を経由して不正なコマンドを要求することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。不正利用に成功すると、認証された攻撃者は root レベル権限を使用してsystem コマンドを実行できる可能性があります。

シスコはこの脆弱性に対処する無償のソフトウェア アップデートをリリースしました。また、全ての該当するバージョンで、この脆弱性に対処するソフトウェア パッチを利用できます。これらの脆弱性に対しては回避策がありません。

このアドバイザリは、次のリンク先で確認できます。http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/112/1122/1122085_cisco-sa-20140226-pi-j.html

該当製品

脆弱性が認められる製品

Cisco Prime Infrastructure ソフトウェア バージョン 1.2、1.3、1.4 および 2.0 がこの脆弱性の影響を受けます。

脆弱性が認められない製品

他のシスコ製品において、この脆弱性の影響を受けるものは現在確認されていません。

詳細

Cisco Prime Infrastructure は、総合的なライフサイクル運用とアプリケーション パフォーマンスの可視性を実現する単一の統合ソリューションです。これによってネットワーク管理者は、質の高いエンド ユーザ エクスペリエンスに求められる要件を満たすアプリケーションやサービスを管理、運営、提供することができます。

Cisco Prime Infrastructure のコマンド実行の脆弱性

Cisco Prime Infrastructure の脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者が root レベル権限で任意のコマンドを実行できる可能性があります。

この脆弱性は、URL 要求の不適切な検証に起因します。攻撃者は特定の URL を経由して不正なコマンドを要求することにより、この脆弱性を不正利用する可能性があります。不正利用に成功すると、認証された攻撃者は root レベル権限を使用してsystem コマンドを実行できる可能性があります。

この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCum71308登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)ID として CVE-2014-0679 が割り当てられています。

脆弱性スコア詳細

シスコは本アドバイザリでの脆弱性に対し、Common Vulnerability Scoring System(CVSS)に基づいたスコアを提供しています。本セキュリティ アドバイザリでの CVSS スコアは、CVSS バージョン 2.0 に基づいています。

CVSS は、脆弱性の重要度を示唆するもので、緊急性および対応の優先度を決定する組織の手助けとなる標準ベースの評価法です。

シスコでは、基本評価スコア(Base Score)および現状評価スコア(Temporal Score)を提供しています。お客様はこれらを用いて環境評価スコア(Environmental Score)を算出し、自身のネットワークにおける脆弱性の影響度を知ることができます。

シスコは次のリンクで CVSS に関する追加情報を提供しています。

http://www.cisco.com/web/about/security/intelligence/cvss-qandas.html

またシスコでは、各ネットワークにおける環境影響度を算出する CVSS 計算ツールを次のリンクで提供しています。

http://tools.cisco.com/security/center/cvssCalculator.x/


CSCum71308 - Cisco Prime Infrastructure Authenticated Command Execution Vulnerability

Calculate the environmental score of CSCum71308

CVSS Base Score - 9.0

Access Vector

Access Complexity

Authentication

Confidentiality Impact

Integrity Impact

Availability Impact

Network

Low

Single

Complete

Complete

Complete

CVSS Temporal Score - 7.0

Exploitability

Remediation Level

Report Confidence

Proof-of-Concept

Official-Fix

Confirmed


影響

この脆弱性の不正利用に成功した場合、認証されたリモートの攻撃者は root レベル権限を使用して任意のコマンドを実行できる可能性があります。

ソフトウェア バージョンおよび修正

ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt/ の Cisco Security Advisories, Responses, and Notices アーカイブや、後続のアドバイザリを参照して、起こりうる障害を判断し、それに対応できるアップグレード ソリューションを確認してください。

いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンス プロバイダーにお問い合わせください。

修正済みソフトウェア

次の表に、各メジャー バージョンの Cisco Prime Infrastructure 向けにこの脆弱性を修正した最初のリリースを示します。

Major Version
First Fixed In
1.2
Upgrade to a fixed release of 1.3 or higher
1.3 1.3.0.20-2
1.4 1.4.0.45-2
2.0 2.0.0.0.294-2

注:Cisco Prime Infrastructure ソフトウェア バージョン 1.2 を使用しているユーザは、以下のパッチを適用するか、修正済みリリース 1.3 以降にアップグレードが可能です。

該当するバージョンの例

デバイスで実行中のソフトウェアのバージョンを確認するには、コマンドライン インターフェイス(CLI)で show version コマンドを実行します。次の出力は、Cisco Prime Infrastructure ソフトウェア バージョン 1.4.0.45 を実行する該当デバイスから得られたものです。このバージョンには、Cisco Bug ID CSCum71308 に関する修正は含まれていません。
NCS1-2-1-12/admin# show version 

Cisco Application Deployment Engine OS Release: 2.0
ADE-OS Build Version: 2.0.1.038
ADE-OS System Architecture: x86_64

Copyright (c) 2005-2010 by Cisco Systems, Inc.
All rights reserved.
Hostname: NCS1-2-1-12


Version information of installed applications
---------------------------------------------

Cisco Prime Network Control System
------------------------------------------

Version : 1.4.0.45

該当しないバージョンの例

show version による次の出力は、Cisco Prime Infrastructure ソフトウェア バージョン 1.4.0.45-2 を実行する、該当しないデバイスから得られたものです。このバージョンには、Cisco bug ID CSCum71308 に関する修正が含まれています。
NCS1-2-1-12/admin# show version 

Cisco Application Deployment Engine OS Release: 2.0
ADE-OS Build Version: 2.0.1.038
ADE-OS System Architecture: x86_64

Copyright (c) 2005-2010 by Cisco Systems, Inc.
All rights reserved.
Hostname: NCS1-2-1-12


Version information of installed applications
---------------------------------------------

Cisco Prime Network Control System
------------------------------------------

Version : 1.4.0.45-2

既存ソフトウェア用のパッチ

既存のインストールに関しては、Cisco Prime Infrastructure のすべての該当バージョンで、この脆弱性を修正するソフトウェア パッチが利用可能です。ソフトウェア パッチの使用を選択したユーザは、Cisco Prime Infrastructure に適用される他のパッチの有無に関係なくこのパッチを適用する必要があります。

Cisco.com の「Download Software」ページから、次の手順でソフトウェアのダウンロードが可能です。

[Downloads Home] - [Products] - [Cloud and Systems Management] - [Routing and Switching Management] - [Network Management Solutions] - [Cisco Prime Infrastructure]

このパッチのファイル名は、PI-CSCum71308-0.tar.gz です。CLIから application install PI-CSCum71308-0.tar.gz <リポジトリ名> コマンドを実行することでパッチのインストールが可能です。

このコマンドの詳細については、Cisco Prime Infrastructure 用の Command Reference Guide を参照してください。

注:Cisco Prime Infrastructure ソフトウェア バージョン 1.2 を使用しているユーザは、このパッチを適用するか、修正済みリリース 1.3 以降にアップグレードが可能です。

パッチ適用済みバージョンの例

show version による次の出力は、Cisco Prime Infrastructure ソフトウェア バージョン 1.4.0.45 を実行するパッチ適用済みのデバイスから得られたものです。Cisco bug ID CSCum71308 適用済みであれば、出力内に「SecurityFix_CSCum71308」セクションが存在します。
pi146/admin# show version

Cisco Application Deployment Engine OS Release: 2.0
ADE-OS Build Version: 2.0.1.038
ADE-OS System Architecture: x86_64

Copyright (c) 2005-2010 by Cisco Systems, Inc.
All rights reserved.
Hostname: pi146


Version information of installed applications
---------------------------------------------

Cisco Prime Network Control System
------------------------------------------
Version : 1.4.0.45

SecurityFix_CSCum71308 VERSION INFORMATION
-----------------------------------
Version : 1.0.0 Vendor: Cisco Systems, Inc.
Build Date : January 23 2014 01:24PST

回避策

これらの脆弱性に対しては回避策がありません。

修正済みソフトウェアの入手

シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェア アップデートを提供しています。ソフトウェアの導入を行う前に、お客様のメンテナンス プロバイダーにご相談いただくか、ソフトウェアのフィーチャ セットの互換性およびお客様のネットワーク環境の特有の問題をご確認ください。

お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ご購入いただいたフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェア アップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html に記載のシスコのソフトウェア ライセンスの条項に従うことに同意したことになります。

サービス契約をご利用のお客様

サービス契約をご利用のお客様は、通常のアップデート チャネルからアップグレード ソフトウェアを入手してください。ほとんどのお客様は、Cisco.com の Software Navigator からアップグレードを入手することができます。http://www.cisco.com/cisco/software/navigator.html

サードパーティのサポート会社をご利用のお客様

シスコ パートナー、正規販売代理店、サービス プロバイダーなど、サードパーティのサポート会社と以前に契約していたか、または現在契約しており、その会社からシスコ製品の提供または保守を受けているお客様は、該当するサポート会社に連絡し、正しい処置についてのサポートを受けてください。

回避策や修正の効果は、使用している製品、ネットワーク トポロジー、トラフィックの性質や組織の目的などに関するお客様の状況によって異なります。影響を受ける製品やリリースは多種多様であるため、回避策を実施する前に、対象ネットワークで適用する回避策または修正が最適であることを、お客様のサービス プロバイダーやサポート会社にご確認ください。

サービス契約をご利用でないお客様

シスコから製品を直接購入したもののシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、または、サードパーティ ベンダーから購入したものの修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)に連絡してアップグレード ソフトウェアを入手してください。
  • +1 800 553 2447(北米からの無料通話)
  • +1 408 526 7209(北米以外からの有料通話)
  • E メール:tac@cisco.com
無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。サービス契約をご利用でないお客様は TAC に無償アップグレードをリクエストしてください。

さまざまな言語向けの各地の電話番号、説明、電子メール アドレスなどの、この他の TAC の連絡先情報については、シスコ ワールドワイドお問い合わせ先(http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html)を参照してください。

不正利用事例と公式発表

Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例とその公表は確認しておりません。

この脆弱性は、シスコの社内テストで発見されたものです。

この通知のステータス:FINAL

本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証を示唆するものでもありません。本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。またシスコはいつでも本ドキュメントの変更や更新を実施する権利を有します。

後述する情報配信の URL を省略し、本アドバイザリの記述内容に関して単独の転載や意訳を実施した場合には、事実誤認ないし重要な情報の欠落を含む統制不可能な情報の伝搬が行われる可能性があります。


情報配信

このアドバイザリは次のリンクにある Cisco Security Intelligence Operations に掲載されます。

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/112/1122/1122085_cisco-sa-20140226-pi-j.html

また、このアドバイザリのテキスト版が Cisco PSIRT PGP キーによるクリア署名つきで次の E メールで配信されています。
  • cust-security-announce@cisco.com
  • first-bulletins@lists.first.org
  • bugtraq@securityfocus.com
  • vulnwatch@vulnwatch.org
  • cisco@spot.colorado.edu
  • cisco-nsp@puck.nether.net
  • full-disclosure@lists.grok.org.uk
本アドバイザリに関する今後の更新は Cisco.com に掲載されますが、メーリング リストで配信されるとは限りません。更新内容については、本アドバイザリの URL でご確認ください。

更新履歴

Revision 1.0 2014-February-26 Initial public release

シスコ セキュリティ手順

シスコ製品におけるセキュリティの脆弱性の報告、セキュリティ事故に関するサポート、およびシスコからセキュリティ情報を入手するための登録方法の詳細については、Cisco.com の http://www.cisco.com/web/about/security/psirt/security_vulnerability_policy.html を参照してください。この Web ページには、シスコのセキュリティ アドバイザリに関してメディアが問い合わせる際の指示が掲載されています。すべてのシスコ セキュリティ アドバイザリは、http://www.cisco.com/go/psirt/ で確認することができます。