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CatOS スイッチと TFTP サーバ間での SNMP によるファイルやイメージの移動

2014 年 2 月 19 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2007 年 2 月 27 日) | フィードバック

目次


概要

この文書では、Catalyst Operating Systems(CatOS)が実行されているスイッチと、UNIX 上で Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)を使用している Trivial File Transfer Protocol(TFTP; トリビアル ファイル転送プロトコル)サーバとの間で、設定ファイルやシステム ソフトウェア イメージを移動する方法について説明します。

表記法

以下のすべての例で、説明に次の値が使用されます。

  • CatOS が実行されている Catalyst 6509 スイッチ
  • 172.16.99.66 = Catalyst 6509 スイッチの IP アドレス
  • private = SNMP の読み取りと書き込みコミュニティ ストリング。使用中のスイッチに設定されている、読み取りと書き込みコミュニティ ストリングを使用してください。このコミュニティ ストリングについては、スイッチの CLI で show snmp コマンドを使用して調べてください。
  • public = SNMP の読み取り専用コミュニティ ストリング。使用しているスイッチに設定されている読み取り専用コミュニティ ストリングを使用してください。このコミュニティ ストリングについては、スイッチの CLI で show snmp コマンドを使用して調べてください。 交換

  • 171.68.191.135 = tftp サーバの IP アドレス
以下の例で使用されている snmpset および snmpwalk の構文は次のとおりです。

snmpset [options...] <hostname> {<community>} [<objectID> <type> <value> ...]
snmpwalk [options...] <hostname> {<community>} [<objectID>]

使用するコンポーネント

この文書に記載する情報は、Catalyst OS ソフトウェアのみを実行するスイッチを基準としています。

はじめに

Catalyst スイッチから tftp サーバの IP アドレスに対して、PING が実行できることを確認します。次に例を示します。




 Cat6509> (enable) ping 171.68.191.135



 !!!!!





 ----171.68.191.135 PING Statistics----



 5 packets transmitted, 5 packets received, 0% packet loss



 round-trip (ms)  min/avg/max = 2/2/2    

次に、下記の手順に関する注意点を述べます。

  • Cisco IOS(R) ソフトウェアをベースとする Catalyst スイッチ、たとえば Catalyst 2900/3500XL シリーズには適用されません。
  • IOS ソフトウェアを実行している Catalyst 6000 シリーズ MSFC および MSFC2 モジュールには適用されません。これらのモジュールに関する情報については、「SNMP の使用によるシスコのデバイス間での設定のコピー」を参照してください。
  • SNMP 読み取りと書き込みコミュニティ ストリングがスイッチに設定されていない場合、あるいは認識されていない場合は適用されません。SNMP コミュニティ ストリングの設定手順の詳細は、テクニカル ティップスの「ルータ、Cisco IOS ソフトウェア ベースの XL スイッチ、RSM、MSFC、および Catalyst スイッチで SNMP コミュニティ ストリングを設定する方法」を参照してください。
  • NET-SNMPleaving cisco.com」(以前は UCD-SNMP)ユーティリティのコマンドラインの構文をベースにしています。HP Open View や NetView をはじめとする他の SNMP アプリケーションを使用する場合、以下の例に示す構文とは異なる場合があります。
  • CISCO-STACK-MIB」をベースにしています。これは、Catalyst OS において最初のスーパーバイザ モジュール ソフトウェアのバージョンからサポートされているものです。使用しているスイッチで「CISCO-STACK-MIB」がサポートされているかどうかを調べるには、CCO の「製品によってサポートされている MIB」のページを参照してください。この MIB の中から、次の MIB オブジェクトが使用されています。
    •  
      MIB オブジェクト名
      OID
      tftpHost .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.1
      tftpFile .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.2
      tftpModule .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.3
      tftpAction .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.4
      tftpResult .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.5

    上記の MIB オブジェクトと定義の詳細は、後述の「付録 A」を参照してください。

TFTP サーバから CatOS が実行されている Catalyst スイッチへの設定のコピー

次の手順で、設定ファイルをコピーする簡単なプロセスを説明します。

手順説明

  1. TFTP サーバの /tftpboot ディレクトリに、新規ファイルの switch-config を作成します。UNIX 上では、次の構文を使用します。touch <filename>
  2. touch switch-config
  3. 次の構文を使用して、このファイルの権限を 777 に変更します。chmod <permissions> <filename>
  4. chmod 777 switch-config
  5. MIB オブジェクトの tftpHost: を使用して、tftp サーバの IP アドレスを定義します。
  6. % snmpset 172.16.99.66 private .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.1.0 s 171.68.191.135
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.1.0 = "171.68.191.135"
  7. MIB オブジェクトの tftpFile を使用して、設定をコピーするために使用する tftp ファイル名を定義します。
  8. % snmpset 172.16.99.66 private .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.2.0 s switch-config
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.2.0 = switch-config
  9. MIB オブジェクトの tftpModule を使用して、設定情報を取得する Catalyst スイッチのモジュールを選択します。MSFC モジュールや MSFC2 モジュールではなく、スーパーバイザ モジュールを選択します。スーパーバイザ モジュールを選択しないと、操作に失敗します。CLI で show module を実行して、snmpset コマンドに対する正しいモジュール番号を確認します。一般的な出力は次のとおりです。
  10. Mod Slot  Ports  Module-Type                 Model               Sub  Status
    
    
    
     --- ----  -----  -------------------------  -------------------  ---  --------
    
    
    
     2   2     2      1000BaseX Supervisor       WS-X6K-SUP1A-2GE     yes  ok
    
    
    
     16  2     1      Multilayer Switch Feature  WS-F6K-MSFC          no   OK
    
    
    
     ....
    
    
    
     --<snip>--
    
    
    
     

    上記の出力例では、スーパーバイザ モジュールの番号は 2 で、スロット番号 2 に入っています。したがって、tftpModule MIB オブジェクトの定義には 2 を使用します。

    % snmpset 172.16.99.66 private .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.3.0 i 2
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.3.0 = 2

  11. MIB オブジェクト tftpAction を使用して、スイッチの設定ファイルが MIB オブジェクトの値 2 = downloadConfig を使用して tftp サーバからスイッチへ転送されるように定義します。MIB オブジェクトの詳細は、後述の「付録 A」を参照してください。
  12. % snmpset 172.16.99.66 private .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.4.0 i 2
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.4.0 = 2 

結果の確認

上記の操作の結果を確認するには、次のいずれかを行います。

  • MIB オブジェクトの tftpGrp(.1.3.6.1.4.1.9.5.1.5)をポーリングし、その結果を後述の「付録 A」と比較する。
    % snmpwalk 172.16.99.66 public .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.1.0 = "171.68.191.135"   --> tftp サーバの IP アドレスです。
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.2.0 = "switch-config"   --> スイッチ コンフィギュレーション ファイルの名前です。
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.3.0 = 2      --> モジュールの番号。この場合、スーパーバイザ モジュールです。
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.4.0 = 2      --> tftp アクション。2 は、tftp サーバからスイッチへの Download configuration です。
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.5.0 = 2      --> tftp アクションの結果。 2 は、「成功」です。
  • tftpResult MIB オブジェクトをポーリングし、その出力を後述の「付録 A」にある MIB オブジェクトの詳細と比較する。
    % snmpwalk 172.16.99.66 public .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.5
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.5.0 = 2      --> tftp アクションの結果。 2 は、「成功」です。

コピー処理のトラブルシューティング

ダウンロードが成功すると、上記の MIB オブジェクトの出力が 2(または success)になります。これ以外の出力が得られた場合は、その出力を tftpResult オブジェクトに関して「付録 A」と比較し、適切な処理を行ってください。

CatOS が実行されている Catalyst スイッチから TFTP サーバへの設定のコピー

次の手順で、設定ファイルをコピーする簡単なプロセスを説明します。

手順説明

  1. TFTP サーバの /tftpboot ディレクトリに、新規ファイルの switch-config を作成します。UNIX 上では、次の構文を使用します。touch <filename>
  2. touch switch-config
  3. 次の構文を使用して、このファイルの権限を 777 に変更します。chmod <permissions> <filename>
  4. chmod 777 switch-config
  5. MIB オブジェクトの tftpHost を使用して、tftp サーバの IP アドレスを定義します。使用する構文は次のとおりです。
  6. % snmpset 172.16.99.66 private .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.1.0 s 171.68.191.135
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.1.0 = "171.68.191.135"
  7. MIB オブジェクトの tftpFile を使用して、設定をコピーするために使用する tftp ファイル名を定義します。
  8. % snmpset 172.16.99.66 private .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.2.0 s switch-config
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.2.0 = "switch-config"
  9. MIB オブジェクトの tftpModule を使用して、設定情報を取得する Catalyst スイッチのモジュールを選択します。MSFC モジュールや MSFC2 モジュールではなく、スーパーバイザ モジュールを選択します。スーパーバイザ モジュールを選択しないと、操作に失敗します。CLI で show module を実行して、snmpset コマンドで使用する正しいモジュール番号を確認します。一般的な出力は次のとおりです。
  10. Mod Slot  Ports  Module-Type                 Model               Sub  Status
    
    
    
     --- ----  -----  -------------------------  -------------------  ---  --------
    
    
    
     2   2     2      1000BaseX Supervisor       WS-X6K-SUP1A-2GE     yes  OK
    
    
    
     16  2     1      Multilayer Switch Feature  WS-F6K-MSFC          no   OK
    
    
    
     ....
    
    
    
     --<snip>--
    
    
    
     

    上記の出力例では、スーパーバイザ モジュールの番号は 2 で、スロット番号 2 に入っています。したがって、tftpModule MIB オブジェクトの定義には 2 を使用します。

     

      % snmpset 172.16.99.66 private .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.3.0 i 2
      enterprises.9.5.1.5.3.0 = 2
       
  11. MIB オブジェクト tftpAction を使用して、スイッチの設定ファイルが tftp サーバからスイッチへ、MIB オブジェクトの値 3 = uploadConfig を使用して転送されるように定義します。MIB オブジェクトの詳細は、後述の「付録 A」を参照してください。
    % snmpset 172.16.99.66 private .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.4.0 i 3
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.4.0 = 3 

結果の確認

上記の操作の結果を確認するには、次のいずれかを行います。

  • MIB オブジェクトの tftpGrp.1.3.6.1.4.1.9.5.1.5)をポーリングし、その結果を後述の「付録 A」と比較する。
  • % snmpwalk 172.16.99.66 public .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.1.0 = "171.68.191.135"    --> tftp サーバの IP アドレスです。
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.2.0 = "switch-config"    --> スイッチ コンフィギュレーション ファイルの名前です。
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.3.0 = 2    --> モジュールの番号。この場合、スーパーバイザ モジュールです。
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.4.0 = 1    --> tftp アクションです。
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.5.0 = 2    --> tftp アクションの結果。 2 は、「成功」です。
  • tftpResult MIB オブジェクトをポーリングし、その出力を後述の「付録 A」にある MIB オブジェクトの詳細と比較する。
    % snmpwalk 172.16.99.66 public .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.5
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.5.0= 2   --> tftp アクションの結果。 2 は、「成功」です。

結果のトラブルシューティング

ダウンロードが成功すると、上記の MIB オブジェクトの出力が 2(または success)になります。これ以外の出力が得られた場合は、その出力を tftpResult オブジェクトに関して「付録 A」と比較し、適切な処理を行ってください。

注:上記の手順により、デフォルトと非デフォルトの設定の両方がスイッチから転送されます。これはイネーブル モードでスイッチの CLI から show config all コマンドを実行すると分かります。スイッチの show config コマンドは、非デフォルトの設定だけを表示します。

TFTP サーバから CatOS が実行されている Catalyst スイッチへのシステム ソフトウェア イメージのコピー

次の手順で、ソフトウェア イメージをコピーする簡単なプロセスを説明します。

手順説明

  1. 正しいスーパーバイザ イメージ ファイルをダウンロードし、tftp サーバの /tftpboot ディレクトリに配置します。この例では、cat6000-sup.5-4-2a.bin を使って説明します。
  2. 次の構文を使用して、このファイルの権限を 777 に変更します。chmod <permissions> <filename>
  3. chmod 777 cat6000-sup.5-4-2a.bin
  4. MIB オブジェクトの tftpHost を使用して、tftp サーバの IP アドレスを定義します。
  5. % snmpset 172.16.99.66 private .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.1.0 s 171.68.191.135
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.1.0 = "171.68.191.135"
  6. イメージ ファイルをコピーするために使用する tftp ファイル名を定義します。
    % snmpset 172.16.99.66 private .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.2.0 s cat6000-sup.5-4-2a.bin
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.2.0 = "cat6000-sup.5-4-2a.bin" 
  7. この例では、上記の show module の出力に見られるように、スーパーバイザ モジュールの番号は 2 で、スロット番号 2 に入っています。したがって、tftpModule MIB オブジェクトの定義には 2 を使用します。
  8. % snmpset 172.16.99.66 private .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.3.0 i 2
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.3.0 = 2 
    このことは、tftp サーバの /tftpboot ディレクトリにある CatOS のイメージが、スーパーバイザ モジュールのフラッシュへ転送されることを意味しています。これは show flash コマンドの出力で分かります。

  9. MIB オブジェクト tftpAction を使用して、イメージ ファイルが MIB オブジェクトの値 4 = downloadSw を使用して tftp サーバからスイッチへ転送されるように定義します。MIB オブジェクトの詳細は、後述の「付録 A」を参照してください。
  10. % snmpset 172.16.99.66 private .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.4.0 i 4
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.4.0 = 4 

結果の確認

上記の操作の結果を確認するには、次のいずれかを行います。
  • MIB オブジェクトの tftpGrp.1.3.6.1.4.1.9.5.1.5)をポーリングし、その結果を後述の「付録 A」と比較する。
    % snmpwalk 172.16.99.66 public .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.1.0 = "171.68.191.135"    --> tftp サーバの IP アドレスです。
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.2.0 = "cat6000-sup.5-4-2a.bin"  --> スイッチ イメージ ファイルの名前です。
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.3.0 = 0
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.4.0 = 4    --> tftp アクション。4 は、downloadSw です。
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.5.0 = 1    --> tftp アクションの結果。1 は、「処理中」です。
    
    
    
     
    注:最後の行は、イメージの転送が処理中であることを示しています。数分待った後、再度 tftpResult MIB オブジェクトをポーリングして、転送が正常に完了したことを確認してください。イメージ ファイルのサイズ(バイト)によっては、この手順の完了までに数分かかる場合があります。イメージの転送処理中に、スイッチ上で show flash を実行すると、次のように表示されます。
    Cat6509> (enable) show flash
    
    
    
     TFTP session in progress. Try again later. 
  • tftpResult MIB オブジェクトをポーリングし、その出力を後述の「付録 A」にある MIB オブジェクトの詳細と比較する。
    % snmpwalk 172.16.99.66 public .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.5
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.5.0 = 2 --> tftp アクションの結果。 2 は、「成功」です。 

結果のトラブルシューティング

ダウンロードが成功すると、上記の MIB オブジェクトの出力が 2(または success)になります。これ以外の出力が得られた場合は、その出力を tftpResult オブジェクトに関して「付録 A」と比較し、適切な処理を行ってください。

イメージの転送が問題なく終了したら、show flash の出力で表示されるイメージ ファイルのサイズ(バイト)が、tftp サーバ上のファイル(この例では cat6000-sup.5-4-2a.bin)に一致していることを確認します。

CatOS が実行されている Catalyst スイッチから TFTP サーバへのシステム ソフトウェア イメージのコピー

次の手順で、ソフトウェア イメージをコピーする簡単なプロセスを説明します。

手順説明

  1. TFTP サーバの /tftpboot ディレクトリに、新規ファイルの image.bin を作成します。UNIX 上では、次の構文を使用します。touch <filename>ファイルの拡張子として .bin を使用します。
  2. touch image.bin 
  3. 次の構文を使用して、このファイルの権限を 777 に変更します。chmod <permissions> <filename>
  4. chmod 777 image.bin 
  5. MIB オブジェクトの tftpHost を使用して、tftp サーバの IP アドレスを定義します。
  6. % snmpset 172.16.99.66 private .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.1.0 s 171.68.191.135
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.1.0 = "171.68.191.135"
  7. MIB オブジェクトの tftpFile を使用して、イメージ ファイルをコピーするために使用する tftp ファイル名を定義します。
  8. % snmpset 172.16.99.66 private .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.2.0 s image.bin
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.2.0 = "image.bin" 
  9. この例では、上記の show module の出力に見られるように、スーパーバイザ モジュールの番号は 2 で、スロット番号 2 に入っています。したがって、tftpModule MIB オブジェクトの定義には 2 を使用します。
  10. % snmpset 172.16.99.66 private .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.3.0 i 2
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.3.0 = 2 
    このことは、スーパーバイザ モジュールのフラッシュで実行されている CatOS イメージが、tftp サーバへ転送されることを意味します。これは show flash コマンドの出力で分かります。

  11. MIB オブジェクト tftpAction を使用して、イメージ ファイルが MIB オブジェクトの値 5 = uploadSw を使用して tftp サーバからスイッチへ転送されるように定義します。MIB オブジェクトの詳細は、後述の「付録 A」を参照してください。
  12. % snmpset 172.16.99.66 private .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.4.0 i 5
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.4.0 = 5 

結果の確認

上記の操作の結果を確認するには、次のいずれかを行います。
  • MIB オブジェクトの tftpGrp.1.3.6.1.4.1.9.5.1.5)をポーリングし、その結果を後述の「付録 A」と比較する。
  • % snmpwalk 172.16.99.66 public .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.1.0 = "171.68.191.135"    --> tftp サーバの IP アドレスです。
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.2.0 = "image.bin"    --> スイッチ イメージ ファイルの名前です。
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.3.0 = 2    --> モジュールの番号。この場合、スーパーバイザ モジュールです。
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.4.0 = 5    --> tftp アクション。5 は、uploadSw です。
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.5.0 = 1    --> tftp アクションの結果。1 は、「処理中」です。
    
    
    
     
    注:最後の行は、イメージの転送が処理中であることを示しています。数分待った後、再度 tftpResult MIB オブジェクトをポーリングして、転送が正常に完了したことを確認してください。イメージ ファイルのサイズ(バイト)によっては、この手順の完了までに数分かかる場合があります。

  • tftpResult MIB オブジェクトをポーリングし、その出力を後述の「付録 A」にある MIB オブジェクトの詳細と比較する。
    % snmpwalk 172.16.99.66 public .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.5
    
    
    
     enterprises.9.5.1.5.5.0 = 2 --> tftp アクションの結果。2 は、「成功」です。
    
    
    
     

結果のトラブルシューティング

ダウンロードが成功すると、上記の MIB オブジェクトの出力が 2(または success)になります。これ以外の出力が得られた場合は、その出力を tftpResult オブジェクトに関して「付録 A」と比較し、適切な処理を行ってください。

イメージの転送が問題なく終了したら、show flash の出力で表示されるイメージ ファイルのサイズ(バイト)が、tftp サーバ上のファイル(この例では image.bin)に一致していることを確認します。

注:フラッシュに複数のイメージがある場合(show flash)、スーパーバイザ モジュールが起動のために使用しているイメージだけが、この手順で tftp サーバに転送されます。show boot コマンドを使用して BOOT variable = を表示すると、フラッシュのどのイメージが、スーパーバイザ モジュールの起動に使用されているかがわかります。詳細は、「Catalyst スイッチでのソフトウェア イメージのアップグレードとコンフィギュレーション ファイルの操作」を参照してください。

UNIX スクリプトの例

付録 A - MIB オブジェクトの詳細

オブジェクト tftpHost
OID .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.1
タイプ DisplayString
権限 読み取りと書き込み
構文 OCTET STRING (0..64)
ステータス 現在サポートされています
MIB CISCO-スタック- MIB
説明 TFTP 転送またはストレージ デバイス転送用の送信元または宛先ホストの名前。TFTP 転送用の名前の場合、これは IP アドレスかホスト名になります。ストレージ デバイス転送用の名前の場合、「deviceName」の形式をとります(例:slot0:、slot1:)。
OID ツリー ::= { iso(1) org(3) dod(6) internet(1) private(4) enterprises(1) cisco(9) workgroup(5) ciscoStackMIB(1) tftpGrp(5) 1 }

 
オブジェクト tftpFile
OID .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.2
タイプ DisplayString
権限 読み取りと書き込み
構文 OCTET STRING (0..64)
ステータス 現在サポートされています
MIB CISCO-スタック- MIB
説明 TFTP 転送またはストレージ デバイス転送のためのファイルの名前。
OID ツリー ::= { iso(1) org(3) dod(6) internet(1) private(4) enterprises(1) cisco(9) workgroup(5) ciscoStackMIB(1) tftpGrp(5) 2 }

 
オブジェクト tftpModule
OID .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.3
タイプ 整数
権限 読み取りと書き込み
ステータス 現在サポートされています
レンジ 0 - 16
MIB CISCO-スタック- MIB
説明 転送の対象となるモジュールのコードまたは設定。
OID ツリー ::= { ISO(1) org(3) DOD(6) Internet(1) private(4) enterprises(1) cisco(9) workgroup(5) ciscoStackMIB(1) tftpGrp(5) 3 }

 
オブジェクト tftpAction
OID .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.4
タイプ 整数
権限 読み取りと書き込み
ステータス 現在サポートされています
(1) : other
(2) : downloadConfig
(3) : uploadConfig
(4) : downloadSw
(5) : uploadSw
(6) : downloadFw
(7) : uploadFw
MIB CISCO-スタック- MIB
説明 このオブジェクトを許容可能な値のいずれかに設定すると、tftpHost、tftpFile、tftpModule で与えられた情報を使用して、要求されたアクションが開始されます。
downloadConfig(2):ホストまたはファイルからの設定を受信
uploadConfig(3):ホストまたはファイルへ設定を送信
downloadSw(4):ホストまたはファイルからソフトウェア イメージを受信
uploadSw(5):ホストまたはファイルへソフトウェア イメージを送信
downloadFw(6):ホストまたはファイルからファームウェア イメージを受信
uploadFw(7):ホストまたはファイルへファームウェア イメージを送信
このオブジェクトに上記以外の値を設定すると、エラーになります。
OID ツリー ::= { ISO(1) org(3) DOD(6) Internet(1) private(4) enterprises(1) cisco(9) workgroup(5) ciscoStackMIB(1) tftpGrp(5) 4 }

 
オブジェクト tftpResult
OID .1.3.6.1.4.1.9.5.1.5.5
タイプ 整数
権限 読み取り専用
ステータス 現在サポートされています
(1) : inProgress
(2) : success
(3) : noResponse 
(4) : tooManyRetries
(5) : noBuffers
(6) : noProcesses
(7) : badChecksum
(8) : badLength
(9) : badFlash
(10) : serverError
(11) : userCanceled
(12) : wrongCode
(13) : fileNotFound
(14) : invalidTftpHost
(15) : invalidTftpModule
(16) : accessViolation
(17) : unknownStatus
(18) : invalidStorageDevice
(19) : insufficientSpaceOnStorageDevice
(20) : insufficientDramSize
(21) : incompatibleImage
MIB CISCO-スタック- MIB
説明 最後の tftp アクション要求の結果を保持します。
OID ツリー ::= { ISO(1) org(3) DOD(6) Internet(1) private(4) enterprises(1) cisco(9) workgroup(5) ciscoStackMIB(1) tftpGrp(5) 5 }


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