Multiple Vulnerabilities in Cisco Identity Services Engine

2013 年 10 月 24 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 英語版 (2013 年 10 月 23 日) | フィードバック

Advisory ID: cisco-sa-20131023-ise

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/112/1120/1120753_cisco-sa-20131023-ise-j.html

日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。

Revision 1.0

For Public Release 2013 October 23 16:00 UTC (GMT)


要約

Cisco Identity Services Engine(ISE)には、次の脆弱性が存在します。

  • Cisco ISE で任意の認証済みコマンドが実行される脆弱性
  • Cisco ISE サポート情報のダウンロードにおける認証バイパスの脆弱性
これらの脆弱性はそれぞれ独立しています。1 つの脆弱性に影響を受けるリリースが、その他の脆弱性からも影響を受けるとは限りません

Cisco ISE で任意の認証済みコマンドが実行される脆弱性が不正利用されると、認証されたリモートの攻撃者によって基盤となるオペレーティング システム上で任意のコードを実行される可能性があります。

Cisco ISE サポート情報のダウンロードにおける認証バイパスの脆弱性が不正に利用されると、攻撃者によって管理者のクレデンシャルなどの機密情報が入手される可能性があります。


シスコはこれらの脆弱性に対応するための無償ソフトウェア アップデートを提供しています。これらの脆弱性を軽減する回避策はありません。このアドバイザリは、次のリンクで確認できます。
http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/112/1120/1120753_cisco-sa-20131023-ise-j.html

注:Cisco ISE ソフトウェアは、別の Cisco Security Advisory で説明されている Apache Struts のコマンド実行の脆弱性にも該当しています。
http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/112/1120/1120773_cisco-sa-20131023-struts2-j.html

Cisco ISE をご利用のお客様は、アップグレード パスを決定する前に、そちらのアドバイザリも参照してください。

該当製品

脆弱性が認められる製品

サポートされるアプライアンスおよび仮想マシンで実行されている Cisco ISE ソフトウェアのすべてのバージョンが、この脆弱性の影響を受けます。影響を受けるバージョンの詳細については、このアドバイザリの「ソフトウェア バージョンおよび修正」セクションを参照してください。

どのバージョンの Cisco ISE がインストールされているかは、次の方法で判別できます。

  • Cisco ISE コマンドライン インターフェイス(CLI)で、 show version コマンドを発行します。次の例では、実行中の Cisco ISE ソフトウェア バージョンは 1.2 で(正確なビルド番号は 1.2.0.899)、パッチ 1 とパッチ 2 がインストールされていることがわかります。
    ise12/admin# show version

    [...]

    Copyright (c) 2005-2013 by Cisco Systems, Inc.
    All rights reserved.
    Hostname: ise12


    Version information of installed applications
    ---------------------------------------------

    Cisco Identity Services Engine
    ---------------------------------------------
    Version : 1.2.0.899
    Build Date : Wed Jul 24 09:37:31 2013
    Install Date : Fri Jul 26 17:47:28 2013

    Cisco Identity Services Engine Patch
    ---------------------------------------------
    Version : 1
    Install Date : Mon Aug 05 09:27:01 2013

    Cisco Identity Services Engine Patch
    ---------------------------------------------
    Version : 2
    Install Date : Thu Sep 19 15:48:56 2013

  • Cisco ISE の Web ベース インターフェイスからログインして、 画面右上の [Server Information] リンクをクリックします。

注:Cisco ISE ソフトウェアは、別の Cisco Security Advisory で説明されている Apache Struts のコマンド実行の脆弱性にも該当しています。
http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/112/1120/1120773_cisco-sa-20131023-struts2-j.html

Cisco ISE をご利用のお客様は、アップグレード パスを決定する前に、そちらのアドバイザリも参照してください。

脆弱性が認められない製品

他のシスコ製品においてこの脆弱性の影響を受けるものは、現在確認されていません。

詳細

Cisco Identity Services Engine は、認証、許可、およびアカウンティング(AAA)、ポスチャ、プロファイリング、ゲスト管理サービスを単一のプラットフォームに統合し、属性に基づいたアクセス制御ソリューションを提供します。

Cisco ISE で任意の認証済みコマンドが実行される脆弱性

Cisco Identity Services Engine(ISE)の Web フレームワークに存在する脆弱性により、認証されたリモートの攻撃者によって基盤となるオペレーティング システム上で任意のコマンドが実行される可能性があります。

この脆弱性は、入力が適切に検証されないことに起因します。攻撃者は、任意のコマンドを投入して該当する機能を実行することで、この脆弱性を不正利用できます。この不正利用により、攻撃者は root ユーザ権限を使用して、該当するシステム上で任意のコマンドを実行することが可能性になります。

注:この脆弱性はデフォルトの管理ポートである TCP ポート 443 で不正利用される可能性があります。この脆弱性を不正利用するには、完全な 3 ウェイ ハンドシェイクが必要です。

この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCuh81511登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)ID として CVE-2013-5530 が割り当てられています。

Cisco ISE サポート情報のダウンロードにおける認証バイパスの脆弱性

製品サポート バンドルのダウンロード要求の検証に使用される認証コードに存在する脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者が製品サポート バンドルのすべてをダウンロードできる可能性があります。

この脆弱性は、このようなサポート バンドルへのアクセス要求の検証に使用されるロジックにエラーがあることに起因します。攻撃者は細工したリクエストを該当システムに送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、製品構成のフルコピーや、管理者のクレデンシャルを含むその他の機密情報が、攻撃者によって入手される可能性があります。

注:この脆弱性はデフォルトの管理ポートである TCP ポート 443 で不正利用される可能性があります。この脆弱性を不正利用するには、完全な 3 ウェイ ハンドシェイクが必要です。

この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCty20405登録ユーザ専用)として文書化され、CVE ID として CVE-2013-5531 が割り当てられています。

脆弱性スコア詳細

シスコはこのアドバイザリでの脆弱性に対して Common Vulnerability Scoring System(CVSS)に基づいたスコアを提供しています。本セキュリティ アドバイザリでの CVSS スコアは、CVSS バージョン 2.0 に基づいています。

CVSS は、脆弱性の重要度を示唆するもので、緊急性および対応の優先度を決定する組織の手助けとなる標準ベースの評価法です。

シスコでは、基本評価スコア(Base Score)および現状評価スコア(Temporal Score)を提供しています。お客様はこれらを用いて環境評価スコア(Environmental Score)を算出し、自身のネットワークにおける脆弱性の影響度を知ることができます。

シスコは次のリンクで CVSS に関する追加情報を提供しています。

http://www.cisco.com/web/about/security/intelligence/cvss-qandas.html

またシスコでは、各ネットワークにおける環境影響度を算出する CVSS 計算ツールを次のリンクで提供しています。

http://tools.cisco.com/security/center/cvssCalculator.x/



CSCuh81511 - Cisco ISE Authenticated Arbitrary Command Execution Vulnerability

Calculate the environmental score of CSCuh81511

CVSS Base Score - 9.0

Access Vector

Access Complexity

Authentication

Confidentiality Impact

Integrity Impact

Availability Impact

Network

Low

Single

Complete

Complete

Complete

CVSS Temporal Score - 7.4

Exploitability

Remediation Level

Report Confidence

Functional

Official-Fix

Confirmed




CSCty20405 - Cisco ISE Support Information Download Authentication Bypass Vulnerability

Calculate the environmental score of CSCty20405

CVSS Base Score - 5.0

Access Vector

Access Complexity

Authentication

Confidentiality Impact

Integrity Impact

Availability Impact

Network

Low

None

Partial

None

None

CVSS Temporal Score - 4.1

Exploitability

Remediation Level

Report Confidence

Functional

Official-Fix

Confirmed


影響

Cisco ISE で任意の認証済みコマンドが実行される脆弱性が不正利用されると、認証されたリモートの攻撃者によって基盤となるオペレーティング システム上で任意のコードを実行される可能性があります。

Cisco ISE サポート情報のダウンロードにおける認証バイパスの脆弱性が不正に利用されると、攻撃者によって管理者のクレデンシャルなどの機密情報が入手される可能性があります。

ソフトウェア バージョンおよび修正

ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt/ の Cisco Security Advisories, Responses, and Notices アーカイブや、後続のアドバイザリを参照して、起こりうる障害を判断し、それに対応できるアップグレード ソリューションを確認してください。

いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンス プロバイダーにお問い合わせください。

次の表に、該当する Cisco ISE リリースに対する最初の修正リリースの情報を記載します。この表の最後の列が、本アドバイザリに記載されているすべての脆弱性に対する修正が含まれたリリース バージョンです。こられのリリース以降にアップグレードすることを推奨します。

1.0
1.1.0
1.1.1
1.1.2 1.1.3
1.1.4
1.2
Cisco ISE Authenticated Arbitrary Command Execution Vulnerability - CSCuh81511
Migrate to 1.1.0.665-5 or later
1.1.0.665-5 1.1.1.268-7 1.1.2.145-10 1.1.3.124-7
1.1.4.218-7
1.2.0.899-2
Cisco ISE Support Information Download Authentication Bypass Vulnerability - CSCty20405
Migrate to 1.1.1 or later
Migrate to 1.1.1 or later
Not affected
Not Affected
Not Affected
Not Affected
Not Affected
Recommended releases that fix all the vulnerabilities described in this advisory
Migrate to 1.1.1.268-7 or later
Migrate to 1.1.1 or later
1.1.1.268-7 or later
1.1.2.145-10 or later
1.1.3.124-7 or later
1.1.4.218-7 or later
1.2.0.899-2 or later

注:
Cisco ISE は、別の Cisco Security Advisory で説明されている Apache Struts のコマンド実行の脆弱性にも該当しています。
http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/112/1120/1120773_cisco-sa-20131023-struts2-j.html

Cisco ISE をご利用のお客様は、アップグレード パスを決定する前に、そちらのアドバイザリも参照してください。

回避策

このセキュリティ アドバイザリに記載されている脆弱性を緩和する回避策はありません。

修正済みソフトウェアの入手

シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェア アップデートを提供しています。ソフトウェアの導入を行う前に、お客様のメンテナンス プロバイダーにご相談いただくか、ソフトウェアのフィーチャ セットの互換性およびお客様のネットワーク環境の特有の問題をご確認ください。

お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ご購入いただいたフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェア アップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html に記載のシスコのソフトウェア ライセンスの条項に従うことに同意したことになります。

サービス契約をご利用のお客様

サービス契約をご利用のお客様は、通常のアップデート チャネルからアップグレード ソフトウェアを入手してください。ほとんどのお客様は、Cisco.com の Software Navigator からアップグレードを入手することができます。http://www.cisco.com/cisco/software/navigator.html

サードパーティのサポート会社をご利用のお客様

シスコ パートナー、正規販売代理店、サービス プロバイダーなど、サードパーティのサポート会社と以前に契約していたか、または現在契約しており、その会社からシスコ製品の提供または保守を受けているお客様は、該当するサポート会社に連絡し、正しい処置についてのサポートを受けてください。

回避策や修正の効果は、使用している製品、ネットワーク トポロジー、トラフィックの性質や組織の目的などに関するお客様の状況によって異なります。影響を受ける製品やリリースは多種多様であるため、回避策を実施する前に、対象ネットワークで適用する回避策または修正が最適であることを、お客様のサービス プロバイダーやサポート会社にご確認ください。

サービス契約をご利用でないお客様

シスコから製品を直接購入したもののシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、または、サードパーティ ベンダーから購入したものの修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)に連絡してアップグレード ソフトウェアを入手してください。

  • +1 800 553 2447(北米からの無料通話)
  • +1 408 526 7209(北米以外からの有料通話)
  • E メール:tac@cisco.com

無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。サービス契約をご利用でないお客様は TAC に無償アップグレードをリクエストしてください。

さまざまな言語向けの各地の電話番号、説明、電子メール アドレスなどの、この他の TAC の連絡先情報については、シスコ ワールドワイドお問い合わせ先(http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html)を参照してください。

不正利用事例と公式発表

Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例とその公表は確認しておりません。

Cisco ISE で任意の認証済みコマンドが実行される脆弱性は、最初に Warpnet の Jan Kadijk 氏から、その後に Stephen Hosom 氏からシスコに報告されました。この脆弱性は、CERT Vulnerability Note VU#952422 で追跡されています。

Cisco ISE サポート情報のダウンロードにおける認証バイパスの脆弱性は、サポート ケースの解決中に発見されたものです。

この通知のステータス:FINAL

本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証を示唆するものでもありません。本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。またシスコはいつでも本ドキュメントの変更や更新を実施する権利を有します。

後述する情報配信の URL を省略し、本アドバイザリの記述内容に関して単独の転載や意訳を実施した場合には、事実誤認ないし重要な情報の欠落を含む統制不可能な情報の伝搬が行われる可能性があります。


情報配信

このアドバイザリは次のリンクにある Cisco Security Intelligence Operations に掲載されます。

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/112/1120/1120753_cisco-sa-20131023-ise-j.html

また、このアドバイザリのテキスト版が Cisco PSIRT PGP キーによるクリア署名つきで次の E メールで配信されています。

  • cust-security-announce@cisco.com
  • first-bulletins@lists.first.org
  • bugtraq@securityfocus.com
  • vulnwatch@vulnwatch.org
  • cisco@spot.colorado.edu
  • cisco-nsp@puck.nether.net
  • full-disclosure@lists.grok.org.uk

本アドバイザリに関する今後の更新は Cisco.com に掲載されますが、メーリング リストで配信されるとは限りません。更新内容については、本アドバイザリの URL でご確認ください。


更新履歴

Revision 1.0 2013-October-23 Initial public release.

シスコ セキュリティ手順

シスコ製品におけるセキュリティの脆弱性の報告、セキュリティ事故に関するサポート、およびシスコからセキュリティ情報を入手するための登録方法の詳細については、Cisco.com の http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html を参照してください。この Web ページには、シスコのセキュリティ アドバイザリに関してメディアが問い合わせる際の指示が掲載されています。すべてのシスコ セキュリティ アドバイザリは、http://www.cisco.com/go/psirt/ で確認することができます。