Cisco IOS Software Resource Reservation Protocol Interface Queue Wedge Vulnerability

2013 年 9 月 26 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 英語版 (2013 年 9 月 25 日) | フィードバック

Advisory ID: cisco-sa-20130925-rsvp

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/111/1119/1119889_cisco-sa-20130925-rsvp-j.html

日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。

Revision 1.0

For Public Release 2013 September 25 16:00 UTC (GMT)


要約

Cisco IOS ソフトウェアおよび Cisco IOS XE ソフトウェアの Resource Reservation Protocol(RSVP)機能の脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者によって該当デバイスでインターフェイス キュー ウェッジが引き起こされる可能性があります。

この脆弱性は、UDP RSVP パケットが適切に構文解析されないことに起因します。攻撃者は UDP 1698番ポート への RSVP パケット を該当デバイス宛に送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用によって、Cisco IOS ソフトウェアおよび Cisco IOS XE ソフトウェアが着信パケットを適切に処理しなくなり、その結果、インターフェイス キュー ウェッジが発生して、接続の切断、ルーティング プロトコルの隣接関係の喪失、およびその他のサービス拒否(DoS)状態が引き起こされる場合があります。

シスコはこの脆弱性に対処する無償のソフトウェア アップデートをリリースしました。

これらの脆弱性に対しては回避策があります。

このアドバイザリは、次のリンクで確認できます。
http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/111/1119/1119889_cisco-sa-20130925-rsvp-j.html

注:2013 年 9 月 25 日の Cisco IOS ソフトウェア セキュリティ アドバイザリ バンドル公開には、8 件のセキュリティ アドバイザリが含まれています。これらのアドバイザリはすべて、Cisco IOS ソフトウェアの脆弱性に対処するものです。各 Cisco IOS ソフトウェア セキュリティ アドバイザリには、そのアドバイザリで詳述された脆弱性を修正する Cisco IOS ソフトウェア リリース、および 2013 年 9 月にバンドル公開したすべての Cisco IOS ソフトウェアの脆弱性を修正する Cisco IOS ソフトウェア リリースを記載しています。

個別の公開リンクは、次のリンクにある「Cisco Event Response: Semiannual Cisco IOS Software Security Advisory Bundled Publication」に掲載されています。

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/111/1119/1119882_Cisco_ERP_sep13-j.html

該当製品

脆弱性が認められる製品

特定の設定がされたデバイスのみ、この脆弱性の影響を受けます。該当する Cisco IOS ソフトウェアまたは Cisco IOS XE ソフトウェアのバージョンが稼働しているシスコ デバイスは、RSVP が設定され、かつ1 つ以上の Virtual Routing and Forwarding(VRF)インターフェイスを備えている場合に脆弱になります。次の条件が両方とも満たされると、デバイスは脆弱になります。

  • RSVP が設定されていない VRF が少なくとも 1 つ存在する
  • 異なる VRF (またはグローバルテーブル内)に、RSVP が設定されているインターフェイス (物理または仮想) が他に少なくとも 1 つ存在する

次にシナリオ例をいくつか示します。

  • マルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)インフラストラクチャにおける RSVP トラフィック エンジニアリング(RSVP-TE)
  • マルチ VRF インフラストラクチャ
  • VRF-Lite インフラストラクチャ
デバイス宛てのトラフィックのみが、この脆弱性を引き起こします。デバイスを通過するトラフィックは、この脆弱性とは無関係です。この脆弱性は UDP パケットを使用して不正利用できるため、パケットのソースがスプーフィングされることがあります。

シスコ製品で稼働している Cisco IOS ソフトウェア リリースを確認するには、デバイスにログインし show version コマンドを実行してシステム バナーを表示させます。「Internetwork Operating System Software」、「Cisco IOS Software」あるいはこれらに類似するシステム バナーによってデバイスで Cisco IOS ソフトウェアが稼働していることを確認できます。その後ろにイメージ名が括弧の間に表示され、続いてバージョンと Cisco IOS ソフトウェア リリース名が表示されます。他のシスコ デバイスでは、show version コマンドがない場合や、表示が異なる場合があります。

次の例は、シスコ製品で Cisco IOS ソフトウェア リリース 15.0(1)M1 が稼働し、インストールされているイメージ名が C3900-UNIVERSALK9-M であることを示しています。

Router> show version 
Cisco IOS Software, C3900 Software (C3900-UNIVERSALK9-M), Version 15.0(1)M1, RELEASE SOFTWARE (fc1)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 1986-2009 by Cisco Systems, Inc.
Compiled Wed 02-Dec-09 17:17 by prod_rel_team
!--- 以下、出力省略 

Cisco IOS ソフトウェアのリリース命名規則の追加情報は以下のリンクにある「White Paper: Cisco IOS and NX-OS Software Reference Guide」で確認できます。http://www.cisco.com/web/about/security/intelligence/ios-ref.html


脆弱性が認められない製品

Cisco IOS XR ソフトウェアは、この脆弱性の影響を受けません。

Cisco IOS NX-OS ソフトウェアは、この脆弱性の影響を受けません。

この脆弱性の影響を受ける他のシスコ製品は、現在確認されていません。

詳細

Cisco IOS ソフトウェアおよび Cisco IOS XE ソフトウェアの RSVP 機能の脆弱性により、認証されていないリモートの攻撃者によって該当デバイスでインターフェイス キュー ウェッジが引き起こされる可能性があります。

この脆弱性は、UDP RSVP パケットが適切に構文解析されないことに起因します。攻撃者は UDP RSVP パケット を該当デバイス宛に送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用によって、Cisco IOS ソフトウェアおよび Cisco IOS XE ソフトウェアが着信パケットを適切に処理しなくなり、その結果、インターフェイス キュー ウェッジが発生して、接続の切断、ルーティング プロトコルの隣接関係の喪失、およびその他の DoS 状態が引き起こされる場合があります。

脆弱な設定条件を満たすデバイスでは、有効な UDP RSVP パケットがこの脆弱性を引き起こす場合があります。インフラストラクチャの知識を持つ攻撃者は、この脆弱性を不正利用するために設定した有効な RSVP パケットを作成できます。このインターフェイス キュー ウェッジからの回復には、デバイスのリロードが必要です。

RSVP over UDP over IPv4 と RSVP over UDP over IPv6 のどちらを使用しても、UDP 1698番ポートにおいて、この脆弱性を不正利用できます。UDP over IPv6 を用いたケースで影響を受けるのは、Cisco IOS ソフトウェア リリース 15.2(3)T、15.2(4)M、およびそれ以降に限られます。

インターフェイス キュー ウェッジとは、Cisco IOS ルータやスイッチが特定のパケットを受信してキューに格納した際に、処理エラーによってキューからパケットを削除できなくなるという脆弱性クラスの 1 つです。キュー ウェッジと、Cisco IOS ソフトウェア上でブロックされたインターフェイスの特定に使用できる検出メカニズムの詳細については、このアドバイザリの「回避策」のセクションを参照してください。また、Cisco Security Blog に記載されている「Cisco IOS のキュー ウェッジについて」も参照してください。http://blogs.cisco.com/security/cisco_ios_queue_wedges_explained/

この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCuf17023登録ユーザ専用)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)ID として CVE-2013-5478 が割り当てられています。

脆弱性スコア詳細

シスコはこのアドバイザリでの脆弱性に対して Common Vulnerability Scoring System(CVSS)に基づいたスコアを提供しています。本セキュリティ アドバイザリでの CVSS スコアは、CVSS バージョン 2.0 に基づいています。

CVSS は、脆弱性の重要度を示唆するもので、緊急性および対応の優先度を決定する組織の手助けとなる標準ベースの評価法です。

シスコでは、基本評価スコア(Base Score)および現状評価スコア(Temporal Score)を提供しています。お客様はこれらを用いて環境評価スコア(Environmental Score)を算出し、自身のネットワークにおける脆弱性の影響度を知ることができます。

シスコは次のリンクで CVSS に関する追加情報を提供しています。

http://www.cisco.com/web/about/security/intelligence/cvss-qandas.html

またシスコでは、各ネットワークにおける環境影響度を算出する CVSS 計算ツールを次のリンクで提供しています。

http://tools.cisco.com/security/center/cvssCalculator.x/


CSCuf17023: Cisco IOS Software RSVP Interface Queue Wedge Vulnerability

Calculate the environmental score of CSCuf17023

CVSS Base Score - 7.8

Access Vector

Access Complexity

Authentication

Confidentiality Impact

Integrity Impact

Availability Impact

Network

Low

None

None

None

Complete

CVSS Temporal Score - 6.4

Exploitability

Remediation Level

Report Confidence

Functional

Official-Fix

Confirmed


影響

この脆弱性が不正利用されると、接続の切断、ルーティング プロトコルの隣接関係の喪失、およびその他の DoS 状態を引き起こす可能性があるインターフェイス キュー ウェッジが発生します。またこの脆弱性が繰り返し不正利用されることにより、長時間にわたって DoS 状態が続きます。

ソフトウェア バージョンおよび修正

ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt/ の Cisco Security Advisories, Responses, and Notices アーカイブや、後続のアドバイザリを参照して、起こりうる障害を判断し、それに対応できるアップグレード ソリューションを確認してください。

いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンス プロバイダーにお問い合わせください。

Cisco IOS ソフトウェア

Cisco IOS ソフトウェア テーブル(下記)の各行は Cisco IOS ソフトウェア トレインを示します。あるトレインが脆弱性を含む場合、修正を含む最初のリリースは「First Fixed Release」列に示されます。「First Fixed Release for All Advisories in the September 2013 Bundled Publication」列は、その Cisco IOS ソフトウェア セキュリティ アドバイザリ バンドル公開で公開済みであるすべての脆弱性を修正する最初のリリースを示します。可能な限り、最新のリリースにアップグレードすることを推奨します。

Cisco IOS ソフトウェア チェッカーを利用して、特定の Cisco IOS ソフトウェア リリースに対応したシスコのセキュリティ アドバイザリを検索することができます。このツールは次の Cisco Security Intelligence Operations(SIO)ポータルで利用できます。http://tools.cisco.com/security/center/selectIOSVersion.x

Major Release Availability of Repaired Releases
Affected 12.0-Based Releases First Fixed Release First Fixed Release for All Advisories in the September 2013 Cisco IOS Software Security Advisory Bundled Publication
There are no affected 12.0 based releases
Affected 12.2-Based Releases First Fixed Release First Fixed Release for All Advisories in the September 2013 Cisco IOS Software Security Advisory Bundled Publication
There are no affected 12.2 based releases
Affected 12.3-Based Releases First Fixed Release First Fixed Release for All Advisories in the September 2013 Cisco IOS Software Security Advisory Bundled Publication
There are no affected 12.3 based releases
Affected 12.4-Based Releases First Fixed Release First Fixed Release for All Advisories in the September 2013 Cisco IOS Software Security Advisory Bundled Publication
There are no affected 12.4 based releases
Affected 15.0-Based Releases First Fixed Release First Fixed Release for All Advisories in the September 2013 Cisco IOS Software Security Advisory Bundled Publication
15.0EA Not vulnerable
15.0(2)EA1
15.0EB Not vulnerable
Vulnerable; migrate to any release in 15.2E
15.0EC Not vulnerable
Vulnerable; migrate to any release in 15.2E
15.0ED Not vulnerable
Note: Releases prior to 15.0(2)ED1 are vulnerable; Releases 15.0(2)ED1 and later are not vulnerable.
15.0EH Not vulnerable
Not vulnerable
15.0EJ Not vulnerable
Not vulnerable
15.0EX Cisco IOS XE devices: Please see Cisco IOS XE Software Availability
Cisco IOS XE devices: Please see Cisco IOS XE Software Availability
15.0EY Not vulnerable
15.0(2)EY2
15.0EZ Not vulnerable
Only Release 15.0(2)EZ is vulnerable
15.0M Vulnerable; First fixed in Release 15.1M
Vulnerable; First fixed in Release 15.1M
15.0MR Not vulnerable
Vulnerable; contact your support organization per the instructions in Obtaining Fixed Software section of this advisory.
15.0S Not vulnerable
Cisco IOS XE devices: Please see Cisco IOS XE Software Availability
Vulnerable; First fixed in Release 15.1S
Cisco IOS XE devices: Please see Cisco IOS XE Software Availability
15.0SE Not vulnerable
15.0(2)SE4
15.0SG Not vulnerable
Cisco IOS XE devices: Please see Cisco IOS XE Software Availability
Vulnerable; contact your support organization per the instructions in Obtaining Fixed Software section of this advisory.
Cisco IOS XE devices: Please see Cisco IOS XE Software Availability
15.0SQA Cisco IOS XE devices: Please see Cisco IOS XE Software Availability
Cisco IOS XE devices: Please see Cisco IOS XE Software Availability
15.0SQB Cisco IOS XE devices: Please see Cisco IOS XE Software Availability
Cisco IOS XE devices: Please see Cisco IOS XE Software Availability
15.0SY 15.0(1)SY5
15.0(1)SY5
15.0XA Vulnerable; First fixed in Release 15.1M
Vulnerable; First fixed in Release 15.1M
15.0XO Not vulnerable
Cisco IOS XE devices: Please see Cisco IOS XE Software Availability
Cisco IOS XE devices: Please see Cisco IOS XE Software Availability
Affected 15.1-Based Releases First Fixed Release First Fixed Release for All Advisories in the September 2013 Cisco IOS Software Security Advisory Bundled Publication
15.1EY Vulnerable; First fixed in Release 15.2S
Vulnerable; First fixed in Release 15.2S
15.1GC Vulnerable; First fixed in Release 15.1M
Vulnerable; First fixed in Release 15.1M
15.1M 15.1(4)M7
15.1(4)M7
15.1MR Vulnerable; contact your support organization per the instructions in Obtaining Fixed Software section of this advisory.
Vulnerable; contact your support organization per the instructions in Obtaining Fixed Software section of this advisory.
15.1MRA 15.1(3)MRA2
15.1(3)MRA2
15.1S 15.1(3)S6
Cisco IOS XE devices: Please see Cisco IOS XE Software Availability
15.1(3)S6
Cisco IOS XE devices: Please see Cisco IOS XE Software Availability
15.1SG Not vulnerable
Cisco IOS XE devices: Please see Cisco IOS XE Software Availability
15.1(2)SG1
Cisco IOS XE devices: Please see Cisco IOS XE Software Availability
15.1SNG Vulnerable; contact your support organization per the instructions in Obtaining Fixed Software section of this advisory.
Vulnerable; contact your support organization per the instructions in Obtaining Fixed Software section of this advisory.
15.1SNH Vulnerable; contact your support organization per the instructions in Obtaining Fixed Software section of this advisory.
Vulnerable; contact your support organization per the instructions in Obtaining Fixed Software section of this advisory.
15.1SNI Vulnerable; contact your support organization per the instructions in Obtaining Fixed Software section of this advisory.
Vulnerable; contact your support organization per the instructions in Obtaining Fixed Software section of this advisory.
15.1SVD Not vulnerable
Not vulnerable
15.1SVE Not vulnerable
Not vulnerable
15.1SVF Not vulnerable
Not vulnerable
15.1SY 15.1(1)SY2; Available on 28-OCT-13
15.1(2)SY
15.1(1)SY2; Available on 28-OCT-13
15.1(2)SY
15.1T Vulnerable; First fixed in Release 15.1M
Vulnerable; First fixed in Release 15.1M
15.1XO Not vulnerable
Not vulnerable
Affected 15.2-Based Releases First Fixed Release First Fixed Release for All Advisories in the September 2013 Cisco IOS Software Security Advisory Bundled Publication
15.2E Not vulnerable
Not vulnerable
15.2GC 15.2(4)GC
Vulnerable; migrate to any release in 15.4T
15.2JA Not vulnerable
15.2(4)JA1
15.2JAX Not vulnerable
Vulnerable; contact your support organization per the instructions in Obtaining Fixed Software section of this advisory.
15.2JB Not vulnerable
15.2(2)JB2
15.2JN Not vulnerable
Not vulnerable
15.2M 15.2(4)M4
15.2(4)M4
15.2S 15.2(4)S4
15.2(4)S4
Cisco IOS XE devices: Please see Cisco IOS XE Software Availability
15.2SA 15.2(2)SA
15.2(2)SA
15.2SNG Vulnerable; contact your support organization per the instructions in Obtaining Fixed Software section of this advisory.
Vulnerable; contact your support organization per the instructions in Obtaining Fixed Software section of this advisory.
15.2SNH Vulnerable; contact your support organization per the instructions in Obtaining Fixed Software section of this advisory.
Vulnerable; contact your support organization per the instructions in Obtaining Fixed Software section of this advisory.
15.2SNI Vulnerable; First fixed in Release 15.3S
Vulnerable; First fixed in Release 15.3S
15.2T 15.2(2)T4
15.2(3)T4
15.2(3)T4
Affected 15.3-Based Releases First Fixed Release First Fixed Release for All Advisories in the September 2013 Cisco IOS Software Security Advisory Bundled Publication
15.3M Not vulnerable
Not vulnerable
15.3S 15.3(2)S
15.3(3)S
Cisco IOS XE devices: Please see Cisco IOS XE Software Availability
15.3(2)S2
15.3(3)S
Cisco IOS XE devices: Please see Cisco IOS XE Software Availability
15.3T 15.3(1)T2
15.3(2)T1
15.3(1)T2
15.3(2)T1

Cisco IOS XE ソフトウェア

Cisco IOS XE ソフトウェア リリースと Cisco IOS ソフトウェア リリースのマッピングについては、『Cisco IOS XE 2 Release Notes』、『Cisco IOS XE 3S Release Notes』、『Cisco IOS XE 3SG Release Notes』を参照してください。

Cisco IOS XE Software Release First Fixed Release First Fixed Release for All Advisories in the September 2013 Cisco IOS Software Security Advisory Bundled Publication
2.1.x Not vulnerable Vulnerable; migrate to 3.4.6S or later.
2.2.x Not vulnerable Vulnerable; migrate to 3.4.6S or later.
2.3.x Not vulnerable Vulnerable; migrate to 3.4.6S or later.
2.4.x Not vulnerable Vulnerable; migrate to 3.4.6S or later.
2.5.x Not vulnerable Vulnerable; migrate to 3.4.6S or later.
2.6.x Not vulnerable Vulnerable; migrate to 3.4.6S or later.
3.1.xS Not vulnerable Vulnerable; migrate to 3.4.6S or later.
3.1.xSG Not vulnerable Vulnerable; contact your support organization.
3.2.xS Vulnerable; migrate to 3.4.6S or later. Vulnerable; migrate to 3.4.6S or later.
3.2.xSE Not vulnerable 3.2.3SE
3.2.xSG Not vulnerable Vulnerable; migrate to 3.4.1SG or later.
3.2.xXO Not vulnerable Vulnerable; migrate to 3.3.0XO or later.
3.2.xSQ Not vulnerable Vulnerable; migrate to 3.3.0SQ or later.
3.3.xS Vulnerable; migrate to 3.4.6S or later. Vulnerable; migrate to 3.4.6S or later.
3.3xSG Not vulnerable Vulnerable; migrate to 3.4.1SG or later.
3.3xXO Not vulnerable Not vulnerable
3.3xSQ Not vulnerable Not vulnerable
3.4.xS 3.4.6S 3.4.6S
3.4.xSG Not vulnerable 3.4.1SG *
3.5.xE Not vulnerable Not vulnerable
3.5.xS Vulnerable; migrate to 3.7.4S or later. Vulnerable; migrate to 3.7.4S or later.
3.6.xS Vulnerable; migrate to 3.7.4S or later. Vulnerable; migrate to 3.7.4S or later.
3.7.xS 3.7.4S 3.7.4S
3.8.xS Vulnerable; migrate to 3.9.0S or later. Vulnerable; migrate to 3.9.2S or later.
3.9.xS Not vulnerable 3.9.2S
3.10.xS Not vulnerable Not vulnerable

* Cisco Catalyst 4500 Supervisor Engine 7-E/7L-E 搭載の Cisco Catalyst 4500 シリーズ スイッチ、および Cisco Catalyst 4500-X シリーズ スイッチは、Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 3.4SG に移行できます。

Cisco IOS XR ソフトウェア

Cisco IOS XR ソフトウェアは、2013 年 9 月の Cisco IOS Software Security Advisory バンドル公開に含まれている脆弱性の影響を受けません。

回避策

次の方法で、この脆弱性を識別できます。

組み込みイベント マネージャ

脆弱性のある Cisco IOS デバイス上で、Tool Command Language(TCL)に基づく組み込みイベント マネージャ(EEM)ポリシーを利用すると、この脆弱性によって引き起こされたインターフェイス キュー ウェッジを識別して、検出することができます。このポリシーによって、管理者は Cisco IOS デバイスのインターフェイスをモニタできるほか、インターフェイス入力キューがいっぱいになると、それを検出できます。Cisco IOS EEM がこの脆弱性による不正利用の可能性を検出すると、それに反応してポリシーがネットワーク管理者にアラートを送信し、それを受けて管理者は、入力キューをクリアするためにデバイスのアップグレード、適切な移行、またはリロードを行うことを判断できます。

TCL スクリプトは、次のリンクの「Cisco Beyond: Embedded Event Manager(EEM)Scripting Community」からダウンロードできます。https://supportforums.cisco.com/docs/DOC-19337

また、Cisco Security Blog に記載されている「Cisco IOS のキュー ウェッジについて」も参照してください。http://blogs.cisco.com/security/cisco_ios_queue_wedges_explained/

この脆弱性には次の緩和策があります。

IP RSVP Listener

該当する設定下の脆弱性は、グローバル コンフィギュレーション コマンド ip rsvp listener vrf vrf-name ip-address udp 1698 announce を使用することで緩和できます(該当デバイスとルーティング テーブル内のいずれにも存在しない IP アドレスを使用します)。

インフラストラクチャ アクセス コントロール リスト(iACL)およびユニキャスト リバース パス フォワーディング(uRPF)

この脆弱性の対象となっている機能は伝送手段として UDP を用いているため、送信者の IP アドレスを詐称することが可能です。このような詐称によって、信用できる IP アドレスからこれらの UDP ポートへの通信のみを許可する ACL が不正に利用される場合があります。ACL の他に、管理者は uRPF を有効にする必要があります。uRPF とは、転送されているパケットのソース アドレスの妥当性を確認する Cisco IOS ソフトウェアのセキュリティ機能です。この 2 つのテクノロジーを組み合わせると、iACL 単独よりも強力な移行が実現します。

ネットワークを通過するトラフィックを遮断することはしばしば困難ですが、インフラストラクチャ デバイスをターゲットとした許可すべきではないトラフィックを特定し、そのようなトラフィックをネットワークの境界で遮断することは可能です。インフラストラクチャ ACL(iACL)は、ネットワーク セキュリティのベスト プラクティスであり、特定の脆弱性に対する回避策であると同時に長期に渡って役立つネットワーク セキュリティを付加することができます。次に示す iACL の例は、インフラストラクチャ IP アドレス範囲内にある IP アドレスを持つすべてのデバイスを保護するために配備されたインフラストラクチャ アクセス リストの一部として設定されるべき項目です。

!---!--- Feature: RSVP over UDP!---

access-list 150 permit udp TRUSTED_SOURCE_ADDRESSES WILDCARD 
    INFRASTRUCTURE_ADDRESSES WILDCARD eq 1698

!--- Deny RSVP over UDP traffic from all other sources destined !--- to infrastructure addresses.

access-list 150 deny udp any 
    INFRASTRUCTURE_ADDRESSES WILDCARD eq 1698

!--- Permit/deny all other Layer 3 and Layer 4 traffic in !--- accordance with existing security policies and !--- configurations. Permit all other traffic to transit the!--- device.

access-list 150 permit ip any any

!--- Apply access-list to all interfaces (only one example!--- shown)

interface fastEthernet 2/0
 ip access-group 150 in
『コアの保護:インフラストラクチャを保護する ACL』というタイトルのホワイト ペーパーには、インフラストラクチャを保護するアクセス リストについてのガイドラインと推奨される導入方法が記載されています。このホワイト ペーパーは、http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/100/1006/1006441_iacl-j.html から入手できます。

コントロール プレーン ポリシング


警告:
この脆弱性の対象となっている機能は伝送手段として UDP を用いているため、送信者の IP アドレスを詐称することが可能です。このような詐称によって、信用できる IP アドレスからこれらの UDP ポートへの通信のみを許可する ACL が不正に利用される場合があります。より有効な緩和策として Unicast RPF を併用することを推奨します。

Control Plane Policing(CoPP)は、信頼できない UDP トラフィックがデバイスに進入するのをブロックするのに使用することができます。CoPP 機能は、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.0S、12.2SX、12.2S、12.3T、12.4、および 12.4T でサポートされています。管理およびコントロール プレーンを保護するために CoPP をデバイスに設定し、既存のセキュリティ ポリシーと設定に従って認定されたトラフィックだけがインフラストラクチャ デバイス宛に送信されることを明示的に許可することで、インフラストラクチャへの直接攻撃のリスクとその効果を最小限に抑えることができます。下記の CoPP の例は、インフラストラクチャ IP アドレスの範囲内にある IP アドレスを持つすべてのデバイスを保護するために定義される CoPP の一部として含む必要がある項目です。
!--- Feature: RSVP over UDP

access-list 150 deny udp TRUSTED_SOURCE_ADDRESSES WILDCARD
     any eq 1698

!--- Deny RSVP over UDP traffic from all other sources destined !--- to the device control plane.

access-list 150 permit udp any any eq 1698

!--- Permit (Police or Drop)/Deny (Allow) all other Layer3 and !--- Layer4 traffic in accordance with existing security policies !--- and configurations for traffic that is authorized to be sent !--- to infrastructure devices !--- Create a Class-Map for traffic to be policed by!--- the CoPP feature

class-map match-all drop-udp-class
 match access-group 150

!--- Create a Policy-Map that will be applied to the !--- Control-Plane of the device.

policy-map drop-udp-traffic
 class drop-udp-class
  drop

!--- Apply the Policy-Map to the !--- Control-Plane of the device

control-plane
 service-policy input drop-udp-traffic
上記の CoPP の例では、「permit」アクションによってアクセス コントロール リスト エントリ(ACE)に該当し、攻撃である可能性のあるパケットは、policy-map の「drop」機能により廃棄されますが、一方、「deny」アクション(記載されていません)に該当するパケットは、policy-map の「drop」機能の影響を受けません。policy-map の構文は、12.2S と 12.0S Cisco IOS ソフトウェア トレインでは異なるので注意が必要です。
policy-map drop-udp-traffic
class drop-udp-class
police 32000 1500 1500 conform-action drop exceed-action drop
コントロール プレーン ポリシング(CoPP)機能の設定および使用に関する詳細は、「コントロール プレーン ポリシングの実装に関するベスト プラクティス」(http://www.cisco.com/web/about/security/intelligence/coppwp_gs.html)および「コントロール プレーン ポリシング」(http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/12_4t/12_4t4/htcpp.html)に記載されています。

修正済みソフトウェアの入手

シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェア アップデートを提供しています。ソフトウェアの導入を行う前に、お客様のメンテナンス プロバイダーにご相談いただくか、ソフトウェアのフィーチャ セットの互換性およびお客様のネットワーク環境の特有の問題をご確認ください。

お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ご購入いただいたフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェア アップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html に記載のシスコのソフトウェア ライセンスの条項に従うことに同意したことになります。

サービス契約をご利用のお客様

サービス契約をご利用のお客様は、通常のアップデート チャネルからアップグレード ソフトウェアを入手してください。ほとんどのお客様は、Cisco.com の Software Navigator からアップグレードを入手することができます。http://www.cisco.com/cisco/software/navigator.html

サードパーティのサポート会社をご利用のお客様

シスコ パートナー、正規販売代理店、サービス プロバイダーなど、サードパーティのサポート会社と以前に契約していたか、または現在契約しており、その会社からシスコ製品の提供または保守を受けているお客様は、該当するサポート会社に連絡し、正しい処置についてのサポートを受けてください。

回避策や修正の効果は、使用している製品、ネットワーク トポロジー、トラフィックの性質や組織の目的などに関するお客様の状況によって異なります。影響を受ける製品やリリースは多種多様であるため、回避策を実施する前に、対象ネットワークで適用する回避策または修正が最適であることを、お客様のサービス プロバイダーやサポート会社にご確認ください。

サービス契約をご利用でないお客様

シスコから製品を直接購入したもののシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、または、サードパーティ ベンダーから購入したものの修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)に連絡してアップグレード ソフトウェアを入手してください。

  • +1 800 553 2447(北米からの無料通話)
  • +1 408 526 7209(北米以外からの有料通話)
  • E メール:tac@cisco.com

無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。サービス契約をご利用でないお客様は TAC に無償アップグレードをリクエストしてください。

さまざまな言語向けの各地の電話番号、説明、電子メール アドレスなどの、この他の TAC の連絡先情報については、シスコ ワールドワイドお問い合わせ先(http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html)を参照してください。

不正利用事例と公式発表

Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例とその公表は確認しておりません。

この脆弱性は、シスコの社内テストで発見されたものです。

この通知のステータス:FINAL

本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証を示唆するものでもありません。本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。またシスコはいつでも本ドキュメントの変更や更新を実施する権利を有します。

後述する情報配信の URL を省略し、本アドバイザリの記述内容に関して単独の転載や意訳を実施した場合には、事実誤認ないし重要な情報の欠落を含む統制不可能な情報の伝搬が行われる可能性があります。


情報配信

このアドバイザリは次のリンクにある Cisco Security Intelligence Operations に掲載されます。

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/111/1119/1119889_cisco-sa-20130925-rsvp-j.html

また、このアドバイザリのテキスト版が Cisco PSIRT PGP キーによるクリア署名つきで次の E メールで配信されています。

  • cust-security-announce@cisco.com
  • first-bulletins@lists.first.org
  • bugtraq@securityfocus.com
  • vulnwatch@vulnwatch.org
  • cisco@spot.colorado.edu
  • cisco-nsp@puck.nether.net
  • full-disclosure@lists.grok.org.uk

本アドバイザリに関する今後の更新は Cisco.com に掲載されますが、メーリング リストで配信されるとは限りません。更新内容については、本アドバイザリの URL でご確認ください。


更新履歴

Revision 1.0 2013-September-25 Initial public release

シスコ セキュリティ手順

シスコ製品におけるセキュリティの脆弱性の報告、セキュリティ事故に関するサポート、およびシスコからセキュリティ情報を入手するための登録方法の詳細については、Cisco.com の http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html を参照してください。この Web ページには、シスコのセキュリティ アドバイザリに関してメディアが問い合わせる際の指示が掲載されています。すべてのシスコ セキュリティ アドバイザリは、http://www.cisco.com/go/psirt/ で確認することができます。