Multiple Vulnerabilities in Cisco Unified Communications Manager

2013 年 8 月 22 日 - ライター翻訳版
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Advisory ID: cisco-sa-20130821-cucm

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/111/1119/1119757_cisco-sa-20130821-cucm-j.html

日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。

Revision 1.0

For Public Release 2013 August 21 16:00 UTC (GMT)


要約

Cisco Unified Communications Manager(Unified CM)には複数の脆弱性があり、認証されていないリモートの攻撃者がデータを改ざんしたり、任意のコマンドを実行したり、サービス拒否(DoS)状態を引き起こす可能性があります。

シスコはこれらの脆弱性に対応するための無償ソフトウェア アップデートを提供しています。このアドバイザリは、次のリンクで確認できます。
http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/111/1119/1119757_cisco-sa-20130821-cucm-j.html

該当製品

脆弱性が認められる製品

次の製品は、このアドバイザリに記載される脆弱性の影響を受けます。

  • Cisco Unified Communications Manager 7.1(x)
  • Cisco Unified Communications Manager 8.5(x)
  • Cisco Unified Communications Manager 8.6(x)
  • Cisco Unified Communications Manager 9.0(x)
  • Cisco Unified Communications Manager 9.1(x)

注:Cisco Unified Communications Manager バージョン 8.0 は 2012 年 10 月 23 日にソフトウェア メンテナンスが終了しています。Cisco Unified Communications Manager 8.0(x) バージョンをご利用のお客様は、サポートされている Cisco Unified Communications Manager のバージョンへのアップグレードに関してシスコ サポート チームにお問い合わせください。

脆弱性が認められない製品

他のシスコ製品においてこの脆弱性の影響を受けるものは、現在確認されていません。

詳細

Cisco Unified Communications Manager は、IP Phone、メディア処理デバイス、VoIP ゲートウェイ、およびマルチメディア アプリケーションなどのパケット テレフォニー ネットワーク デバイスにエンタープライズ テレフォニー機能を拡張する、シスコ IP テレフォニー ソリューションのコール処理コンポーネントです。Cisco Unified Communications Manager には複数の脆弱性があり、認証されていないリモート攻撃者がサービス拒否(DoS)状態を引き起こしたり、コードをリモート実行する可能性があります。

DoS の脆弱性

Cisco Unified Communications Manager 7.1(x) には脆弱性があり、認証されていないリモートの攻撃者が該当デバイスに DoS 状態を引き起こす可能性があります。この脆弱性は、エラーの不適切な処理に起因します。攻撃者は不正な登録メッセージを送信することでこの脆弱性を不正利用し、該当デバイスを DoS 状態にすることが可能になります。この脆弱性は、Cisco bug ID CSCuf93466登録 ユーザのみ)に文書化されており、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)ID として CVE-2013-3459 が割り当てられています。この脆弱性の影響を受けるのは、Cisco UCM バージョン 7.1(x) だけです。

Cisco Unified Communications Manager 8.5(x)、8.6(x)、9.0(x) には脆弱性があり、認証されていないリモートの攻撃者が該当デバイスに DoS 状態を引き起こす可能性があります。この脆弱性は、特定の UDP ポートでの不十分なトラフィック制限に起因します。攻撃者は該当デバイスの特定のポートに大量の UDP パケットを送り付けることでこの脆弱性を不正利用し、デバイスを DoS 状態にすることが可能になります。 この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCub85597登録ユーザのみ)として文書化され、CVE ID として CVE-2013-3460 が割り当てられています。

Cisco Unified Communications Manager バージョン 8.5(x)、8.6(x)、9.0(1) には脆弱性があり、認証されていないリモートの攻撃者が該当デバイスに DoS 状態を引き起こす可能性があります。この脆弱性は、Session Initiation Protocol(SIP)ポートでの不十分なトラフィック制限に起因します。攻撃者は該当デバイスのポート 5060 に大量の UDP パケットを送り付けることで、この脆弱性を不正利用することが可能になります。この攻撃が継続すると、該当デバイスで DoS 状態が引き起こされる可能性があります。この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCub35869登録ユーザのみ)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)ID として CVE-2013-3461 が割り当てられています。

バッファ オーバーフローの脆弱性

Cisco Unified Communications Manager 7.1(x)、8.5(x)、8.6(x)、9.0(x)、および 9.1(x) には脆弱性があり、認証されていないリモートの攻撃者が該当デバイスに DoS 状態を引き起こす可能性があります。この脆弱性は、不適切な境界チェックに起因します。攻撃者はこの脆弱性を悪用して、該当デバイス上に割り当てられたメモリ バッファを上書きする可能性があります。この不正利用により、攻撃者はデバイス上のデータを破壊したり、サービスを中断させたり、任意のコマンドを実行することが可能になります。 この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCud54358登録ユーザのみ)として文書化され、CVE ID として CVE-2013-3462 が割り当てられています。この脆弱性の影響を受けるのは、Cisco UCM バージョン 7.1(x) 〜 9.1(1x) です。

脆弱性スコア詳細

シスコはこのアドバイザリでの脆弱性に対して Common Vulnerability Scoring System(CVSS)に基づいたスコアを提供しています。本セキュリティ アドバイザリでの CVSS スコアは、CVSS バージョン 2.0 に基づいています。

CVSS は、脆弱性の重要度を示唆するもので、緊急性および対応の優先度を決定する組織の手助けとなる標準ベースの評価法です。

シスコでは、基本評価スコア(Base Score)および現状評価スコア(Temporal Score)を提供しています。お客様はこれらを用いて環境評価スコア(Environmental Score)を算出し、自身のネットワークにおける脆弱性の影響度を知ることができます。

シスコは次のリンクで CVSS に関する追加情報を提供しています。

http://www.cisco.com/web/about/security/intelligence/cvss-qandas.html

またシスコでは、各ネットワークにおける環境影響度を算出する CVSS 計算ツールを次のリンクで提供しています。

http://tools.cisco.com/security/center/cvssCalculator.x/



CSCub85597: Memory Leak Observed During UDP Flood

Calculate the environmental score of CSCub85597

CVSS Base Score - 7.8

Access Vector

Access Complexity

Authentication

Confidentiality Impact

Integrity Impact

Availability Impact

Network

Low

None

None

None

Complete

CVSS Temporal Score - 6.4

Exploitability

Remediation Level

Report Confidence

Functional

Official-Fix

Confirmed




CSCub35869: High CPU Utilization and Memory Leak During UDP Flood

Calculate the environmental score of CSCub35869

CVSS Base Score - 7.1

Access Vector

Access Complexity

Authentication

Confidentiality Impact

Integrity Impact

Availability Impact

Network

Medium

None

None

None

Complete

CVSS Temporal Score - 5.9

Exploitability

Remediation Level

Report Confidence

Functional

Official-Fix

Confirmed




CSCud54358: Insufficient Boundary Check of Input Buffer

Calculate the environmental score of CSCud54358

CVSS Base Score - 8.5

Access Vector

Access Complexity

Authentication

Confidentiality Impact

Integrity Impact

Availability Impact

Network

Medium

Single

Complete

Complete

Complete

CVSS Temporal Score - 7.0

Exploitability

Remediation Level

Report Confidence

Functional

Official-Fix

Confirmed




CSCuf93466: Improper Error Handling of Malformed Registration Messages

Calculate the environmental score of CSCuf93466

CVSS Base Score - 7.8

Access Vector

Access Complexity

Authentication

Confidentiality Impact

Integrity Impact

Availability Impact

Network

Low

None

None

None

Complete

CVSS Temporal Score - 6.4

Exploitability

Remediation Level

Report Confidence

Functional

Official-Fix

Confirmed


影響

これらの脆弱性を悪用すると、サービスの中断、システム データの改ざん、任意のファイルの実行が可能になります。継続的に悪用されると DoS 状態となる可能性があります。

ソフトウェア バージョンおよび修正

ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt/ の Cisco Security Advisories, Responses, and Notices アーカイブや、後続のアドバイザリを参照して、起こりうる障害を判断し、それに対応できるアップグレード ソリューションを確認してください。シスコは次の表の「Recommended Releases」列のリリース、またはそれ以降のリリースにアップグレードすることを推奨します。

Identifier
CVE ID
Cisco Unified Communication Manager Version First Fixed
Recommended Release
CSCud54358: Insufficient Boundary Check of Input Buffer CVE-2013-3462 7.x 7.1(5b)su6 7.1(5b)su6a
CSCuf93466: Improper Error Handling of Malformed Registration Messages CVE-2013-3459 7.x 7.1(5b)su6a 7.1(5b)su6a
CSCub85597: Memory Leak Observed During UDP Flood CVE-2013-3460 8.x 8.5(1)su6,
8.6(2a)su3,
8.6(5)BE3K
8.5(1)su6,
8.6(2a)su3,
8.6(5)BE3K
CSCub35869: High CPU Utilization and Memory Leak During UDP Flood CVE-2013-3461 8.x 8.6(2a)su3,
8.6(5)BE3K
8.6(2a)su3,
8.6(5)BE3K
CSCud54358: Insufficient Boundary Check of Input Buffer CVE-2013-3462 8.x 8.5(1)su6,
8.6(2a)su3
8.5(1)su6,
8.6(2a)su3
CSCub85597: Memory Leak Observed During UDP Flood CVE-2013-3460 9.x 9.1(1) 9.1(2) or later
CSCub35869: High CPU Utilization and Memory Leak During UDP Flood CVE-2013-3461 9.x 9.1(1) 9.1(2) or later
CSCud54358: Insufficient Boundary Check of Input Buffer CVE-2013-3462 9.x 9.1(2) 9.1(2) or later

*注:Cisco Unified Communications Manager バージョン 8.5(1)su6 は、2013 年 9 月中旬のリリースを予定しています。このアドバイザリに記載されているすべての脆弱性を回避するために、Cisco Unified Communications Manager バージョン 8.5 を 8.6 にアップグレードすることを推奨します。

いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新規リリースで引き続き正しくサポートされていることを十分に確認してください。不明な点については、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンス プロバイダーにお問い合わせください。


回避策

これらの脆弱性の回避策はありません。

修正済みソフトウェアの入手

シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェア アップデートを提供しています。ソフトウェアの導入を行う前に、お客様のメンテナンス プロバイダーにご相談いただくか、ソフトウェアのフィーチャ セットの互換性およびお客様のネットワーク環境の特有の問題をご確認ください。

お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ご購入いただいたフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェア アップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html に記載のシスコのソフトウェア ライセンスの条項に従うことに同意したことになります。

サービス契約をご利用のお客様

サービス契約をご利用のお客様は、通常のアップデート チャネルからアップグレード ソフトウェアを入手してください。ほとんどのお客様は、Cisco.com の Software Navigator からアップグレード ソフトウェアを入手できます。http://www.cisco.com/cisco/software/navigator.html

サードパーティのサポート会社をご利用のお客様

シスコ パートナー、正規販売代理店、サービス プロバイダーなど、サードパーティのサポート会社と以前に契約していたか、または現在契約しており、その会社からシスコ製品の提供または保守を受けているお客様は、該当するサポート会社に連絡し、正しい処置についてのサポートを受けてください。

回避策や修正の効果は、使用している製品、ネットワーク トポロジー、トラフィックの性質や組織の目的などに関するお客様の状況によって異なります。影響を受ける製品やリリースは多種多様であるため、回避策を実施する前に、対象ネットワークで適用する回避策または修正が最適であることを、お客様のサービス プロバイダーやサポート会社にご確認ください。

サービス契約をご利用でないお客様

シスコから製品を直接購入したもののシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、または、サードパーティ ベンダーから購入したものの修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)に連絡してアップグレード ソフトウェアを入手してください。

  • +1 800 553 2447(北米からの無料通話)
  • +1 408 526 7209(北米以外からの有料通話)
  • E メール:tac@cisco.com

無償アップグレードの対象製品であることを証明していただくために、製品のシリアル番号と、本アドバイザリの URL をご用意ください。サービス契約をご利用でないお客様は TAC に無償アップグレードをリクエストしてください。

多言語による各地の電話番号、説明、E メール アドレスなどの TAC の連絡先情報については、Cisco Worldwide Contact を参照してください。http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html

不正利用事例と公式発表

Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例とその公表は確認しておりません。

これらの脆弱性は、シスコの社内テストで発見されたものです。

この通知のステータス:FINAL

本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証を示唆するものでもありません。本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。またシスコはいつでも本ドキュメントの変更や更新を実施する権利を有します。

後述する情報配信の URL を省略し、本アドバイザリの記述内容に関して単独の転載や意訳を実施した場合には、事実誤認ないし重要な情報の欠落を含む統制不可能な情報の伝搬が行われる可能性があります。


情報配信

このアドバイザリは次のリンクにある Cisco Security Intelligence Operations に掲載されます。

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/111/1119/1119757_cisco-sa-20130821-cucm-j.html

また、このアドバイザリのテキスト版が Cisco PSIRT PGP キーによるクリア署名つきで次の E メールで配信されています。

  • cust-security-announce@cisco.com
  • first-bulletins@lists.first.org
  • bugtraq@securityfocus.com
  • vulnwatch@vulnwatch.org
  • cisco@spot.colorado.edu
  • cisco-nsp@puck.nether.net
  • full-disclosure@lists.grok.org.uk

本アドバイザリに関する今後の更新は Cisco.com に掲載されますが、メーリング リストで配信されるとは限りません。更新内容については、本アドバイザリの URL でご確認ください。


更新履歴

Revision 1.0 2013-August-21 Initial public release

シスコ セキュリティ手順

シスコ製品におけるセキュリティの脆弱性の報告、セキュリティ事故に関するサポート、およびシスコからセキュリティ情報を入手するための登録方法の詳細については、Cisco.com の http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html を参照してください。この Web ページには、シスコのセキュリティ アドバイザリに関してメディアが問い合わせる際の指示が掲載されています。シスコ セキュリティ アドバイザリについては、すべて http://www.cisco.com/go/psirt/ で確認できます。