ブロードバンド ケーブル : データオーバーケーブル サービス インターフェイス仕様(DOCSIS)

ケーブル モデムのための DHCP と DOCSIS コンフィギュレーション ファイル(DOCSIS 1.0)

2013 年 10 月 3 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2007 年 11 月 15 日) | フィードバック

概要

シスコ ケーブル モデム(CM)カードにより、光ファイバ/同軸ハイブリッド(HFC)ネットワークの CM をケーブル テレビ(CATV)ヘッドエンド ファシリティの Cisco uBR7200 シリーズに接続できます。CM カードは、HFC ネットワークの Cisco uBR7200 シリーズ Peripheral Component Interconnect(PCI)バスと無線周波数(RF)信号との間のインターフェイスになります。

はじめに

表記法

ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

前提条件

このドキュメントの読者は次の項目に関する知識が必要です。

  • Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)およびデータオーバーケーブル サービス インターフェイス仕様(DOCSIS)1.0 プロトコル

使用するコンポーネント

このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づくものです。

このドキュメントの作成に使用するコンポーネントは特定のプラットフォームに固有ではありませんが、Cisco DOCSIS に準拠する CM および正規ケーブル モデム ターミネーション システム(CMTS)に限定されます。

このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのような作業についても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。

背景説明

Cisco CM カードは業界標準 DOCSIS に準拠しています。

このドキュメントで指定する項目では、次の言語表記法を使用します。

  • 必要がある: この項目は仕様の絶対要件です。

  • できる: この項目はまったくの任意項目であり、実装者のニーズにしたがって従うか無視することができます。

特定の CM の設定データは、FTP の簡易バージョンであるトリビアル ファイル転送プロトコル(TFTP)で CM にダウンロードするファイルに含める必要があります。コンフィギュレーション ファイルは DHCP ベンダー拡張データ用に定義された形式にして、多くの構成設定から構成される必要があります。すべての CM には、ベンダーに関係なく、コンフィギュレーション ファイルが必要です。このファイルには、標準フィールドとベンダー固有フィールドの両方があります。ファイル形式と標準フィールドは、DOCSIS 仕様で定義されています。

最終形式のコンフィギュレーション ファイルはバイナリ ファイルであり、一般的には設定ツールを使用してファイルを作成します。DOCSIS CM コンフィギュレーション ファイルの作成を支援するため、多くのツールが公開されています。「シスコのスタンドアロン DOCSIS コンフィギュレーション ファイル エディタ」を参照してください。

DHCP による IP 初期化

CM は、レンジング調整を完了した後で、DHCP を使用して IP 接続を確立します。DHCP サーバは、IP アドレス、CM コンフィギュレーション ファイルをダウンロードするための TFTP サーバの IP アドレス、以下で説明するその他のパラメータなど、モデムが IP 接続を確立するために必要となる IP 情報を提供します。

CM によって使用される DHCP フィールド

CM からの DHCP 要求には次のフィールドが存在する必要があり、以下で説明するように設定する必要があります。

  • ハードウェア タイプ(htype)は 1 に設定する必要があります。

  • ハードウェアの長さ(hlen)は 6 に設定する必要があります。

  • クライアント ハードウェア アドレス(chaddr)は、CM の RF インターフェイスに関連する 48 ビットのメディア アクセス制御(MAC)アドレスに設定する必要があります。

  • ハードウェア タイプを 1 に設定し、chaddr フィールドと同じ 48 ビットの MAC アドレスに値を設定して、「client identifier」オプションを組み込む必要があります。

  • 「parameter request list」オプションを組み込む必要があります。リストに含める必要があるオプション コードは次のとおりです。

    • オプション コード 1(サブネット マスク)

    • オプション コード 2(タイム オフセット)

    • オプション コード 3(ルータ オプション)

    • オプション コード 4(タイム サーバ オプション)

    • オプション コード 7(ログ サーバ オプション)

  • DOCSIS 1.0 ケーブル モデムの場合は、Vendor Class Identifier(オプション 60)を設定して文字列「docsis 1.0」を含めることができます。これ以上のバージョンの DOCSIS を実行するモデムの場合は、ケーブル モデムの機能を示す文字列を Vendor Class Identifier(オプション 60)に含める必要があります(たとえば「docsis1.1:xxxxxx」、xxxxxx はモデム機能の ASCII 表現)。

CM に返される DHCP 応答には、次のフィールドが期待されます。DHCP 応答に基づいて、CM 自体を設定する必要があります。

  • CM が使用する IP アドレス(yiaddr)。

  • ブートストラップ プロセスの次のフェーズで使用する TFTP サーバの IP アドレス(siaddr)。

  • DHCP サーバが別のネットワークにある場合(リレー エージェントが必要)、リレー エージェントの IP アドレス(giaddr)。

    注: 最初のホップ ルータの IP アドレスとは異なることがあります。

  • CM が TFTP サーバから読み取る CM コンフィギュレーション ファイルの名前(file)。

  • CM が使用するサブネット マスク(Subnet Mask、オプション 1)。

  • CM のタイム オフセットには、UTC(世界標準時)からの時差を指定します(「タイム オフセット、オプション 2」を参照)。この値は、CM によってエラー ログにタイム スタンプを行うためのローカル時間の計算に使用されます。

  • CM が発信する IP トラフィックの転送に使用する、1 つ以上のルータのアドレスのリスト(Router Option、オプション 3)。CM は、複数のルータ IP アドレスを転送に使用する必要はありません。

  • 現在の時刻を取得できる [RFC-868] タイムサーバのリスト(Time Server Option、オプション 4)。

  • ロギング情報の送信先にできる SYSLOG サーバのリスト(Log Server Option、オプション 7)。「CableLabs DOCSIS Specificationsleavingcisco.com を参照してください。

コンフィギュレーション ファイルの設定

コンフィギュレーション ファイルには次の構成設定を含める必要があり、すべての CM がこれをサポートする必要があります。

  • ネットワーク アクセス構成設定

  • サービス クラス構成設定

  • 終了構成設定

CM に接続している CPE デバイスにネットワーク接続を許可するには、Network Access の値を 1 に設定する必要があります。また、CM には、顧客とのサービス レベル契約に応じてサービス クラスのプロファイルが必要です。

シスコでは、ドキュメント『Cisco DOCSIS コンフィギュレータを使用した DOCSIS 1.0 コンフィギュレーション ファイルの構築』のセクション「ダウンロード可能 DOCSIS コンフィギュレーション ファイル」で DOCSIS 1.0 コンフィギュレーション ファイルの例を提供しています。

最後に、コンフィギュレーション ファイルには「End of File」マーカーが必要です。データ作成者がこれを行いますが、値は ff にする必要があります。

コンフィギュレーション ファイルには次の構成設定を含めることができ、含める場合はすべての CM がこれをサポートする必要があります。

  • ダウンストリーム周波数構成設定

  • アップストリーム チャネル ID 構成設定

    CM コンフィギュレーション ファイルでは、値を 1 〜 6 で入力し、Cisco uBR72xx ルータは 0 〜 5 で UCD を送信することに注意することが重要です。アップストリーム チャネル ID 構成設定に値ゼロを使用する場合、これは一般的にデュアル モデム電話会社(telco)リターン/双方向 CM を示し、telco リターン動作モードを使用する必要があります。

  • ベースライン プライバシー構成設定。これを動作させるため、次の 4 つの条件があります。

    1. CM には、ベースライン プライバシーをサポートするソフトウェア イメージが必要です。

    2. CMTS には、ベースライン プライバシーをサポートするソフトウェア イメージが必要です。

    3. ベースライン プライバシー フィールドは、1 で有効にする必要があります。

    4. CMTS で DOCSIS 1.1 が有効である場合は、最低 1 つのベースライン プライバシー構成設定を設定する必要があります。つまり、Authorize Wait Timeout、Reauthorize Wait Timeout、Authorization Grace Time、Operational Wait Timeout、Rekey Wait Timeout、TEK Grace Time、Authorize Reject Wait Timeout のいずれかを設定する必要があります。

  • ソフトウェア アップグレード ファイル名構成設定。

  • 簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)書き込みアクセス制御

  • SNMP MIB オブジェクト。

  • ソフトウェア サーバ IP アドレス。

  • 顧客宅内機器(CPE)イーサネット MAC アドレス。

  • CM のイーサネット ポートのホスト(CPE)の最大数(1 から 255 の範囲)。値を設定しない場合、デフォルトは 1 に設定されます。

  • PAD 構成設定。

コンフィギュレーション ファイルには電話設定オプション設定を組み込むことができます。これを組み込んでこのタイプのモデムに適用可能である場合は、それがサポートされる必要があります。

コンフィギュレーション ファイルにはベンダー固有の構成設定を組み込むことができ、組み込む場合は CM によってサポートされることがあります。

マルチプル サービス オペレータ(MSO)が提供する RF 設計とサービスに応じて、CM コンフィギュレーション ファイルではその他のフィールドを使用できます。

このドキュメントに関する質問があるか、詳細が必要である場合は、「CableLabsleavingcisco.com を参照してください。

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Document ID: 10961