Cisco IOS と NX-OS ソフトウェア : Cisco NX-OS ??????

ホワイト ペーパー:Cisco IOS および NX-OS ソフトウェア リファレンス ガイド

2012 年 3 月 1 日 - 日本オリジナル版
その他のバージョン: PDFpdf | フィードバック

このドキュメントは、「White Paper: Cisco IOS and NX-OS Software Reference Guide」を翻訳したものです。

目次

Cisco IOS および NX-OS ソフトウェア リリース ファミリ
Cisco IOS および NX-OS ソフトウェア ファミリのハードウェア
Cisco IOS および NX-OS ソフトウェア ファミリの番号設定
      Cisco IOS ソフトウェア メインラインと T トレインの関係
      Cisco IOS ソフトウェア メインラインと T トレインの番号設定
      Cisco IOS ソフトウェア 12.2S リリース ファミリの番号設定
      Cisco IOS ソフトウェア リビルド
      Cisco IOS XE ソフトウェア トレインの番号設定
      Cisco IOS XR ソフトウェアの番号設定
      Cisco IOS XR ソフトウェア システムのメンテナンス アップデート
      Cisco NX-OS ソフトウェアの番号設定
Cisco IOS ソフトウェア リリースの移行
      Cisco IOS ソフトウェアの移行例
Cisco IOS ソフトウェアのライフサイクル
ソフトウェアの廃棄
Cisco IOS ソフトウェア リリースについての重要なお知らせ
Cisco システム イメージ パッケージ
      Cisco IOS ソフトウェア パッケージ
      シスコ第 2 世代サービス統合型ルータ用 Cisco IOS ソフトウェア リリース 15.0 の Cisco IOS ソフトウェア パッケージの変更
      シスコ スイッチ用 Cisco IOS ソフトウェア パッケージ
      Cisco IOS スイッチ ソフトウェアのアクティベーションとユニバーサル イメージ
      Cisco IOS XE ソフトウェア パッケージ
      Cisco IOS XR ソフトウェア パッケージ
      Cisco NX-OS ソフトウェア パッケージ
Cisco IOS および NX-OS ソフトウェア イメージ
      Cisco IOS ソフトウェア イメージ
      Cisco IOS XE ソフトウェア イメージ
      Cisco IOS XR ソフトウェア イメージ
      Cisco NX-OS ソフトウェア イメージ
ツールとリソース
謝辞
参考資料

Cisco IOS および NX-OS ソフトウェア リリース ファミリ

Cisco IOS および NX-OS ソフトウェアは、最も要求の厳しいエンタープライズおよびサービス プロバイダー ネットワークの急速に変化する要件に対応するため進化を続けています。さまざまな市場セグメントの要求への適応性を向上させるため、ソフトウェアはソフトウェア リリース ファミリとトレインで構成されています。

ソフトウェア リリース ファミリはコード ベースを共有するソフトウェアで、関連するハードウェア プラットフォームに適用され、アクティブなサポート期間が若干重複しています。トレインとは、特定のプラットフォームと機能セットにシスコ ソフトウェアを提供するための手段のことです。トレインは、ソフトウェア リリース ファミリにグループ分けされています。各種のソフトウェア リリース ファミリがさまざまなプラットフォームや市場セグメントに適用される場合があるので、いずれかの時点で複数のトレインが現行とされることがあります。たとえば、Cisco IOS ソフトウェア 12.2SX トレインは 12.4T トレインと共存しており、各トレインは、実行される特定のプラットフォームの最新の機能とハードウェア サポートを組み込んだ最新リリースに対応しています。同じ理由から、新しいトレインよりも期間が長くなるトレインも存在し、たとえば 12.3 トレインと 12.3T トレインがライフサイクル終了になるときに、Cisco IOS 12.2S ソフトウェア リリース ファミリのいくつかのトレインはそれぞれのライフサイクルでアクティブの状態が続きます。

ソフトウェア リリース ファミリ内では、2 つの密接に関連したアクティブなトレインが存在することがあります。例、Cisco IOS ソフトウェア 12.4 リリース ファミリには、2 つの密接に関連する 12.4 と 12.4T のトレインがあります。Cisco IOS ソフトウェア 12.4 トレインはメインライン トレイン(M トレイン)とみなされ、ソフトウェアの品質向上を目的としてほとんどのソフトウェア修正の適用対象とされます。一方の 12.4T(テクノロジー トレイン)には、ソフトウェア修正とともに新しいソフトウェア機能とハードウェア サポートが適用されます。

必ずしもすべてのソフトウェア ファミリでメインラインとテクノロジー トレインが別個に設けられているわけではありません。たとえば Cisco IOS ソフトウェア 12.2SX トレインには、代わりに拡張メンテナンス標準メンテナンスのリリースが含まれています。12.2SX トレインの拡張メンテナンス リリースには、以前のリリース(標準と拡張の両方)の機能およびハードウェア サポートが含まれ、メンテナンス ステータスの終了前の計 30 ヵ月間アクティブな状態になります。標準のメンテナンス リリースがアクティブなのは 18 ヵ月間だけで、その後はソフトウェア修正は適用されません。拡張メンテナンスと標準メンテナンスのリリースともに当初は新機能とハードウェア サポートを提供しますが、拡張メンテナンス リリース後期のリビルドには通常、バグ修正のみを提供します。Cisco IOS ソフトウェア 12.2SX トレインについての詳しい情報は、Cisco IOS Software Release 12.2SX on the Cisco Catalyst 6500 Series 製品速報を参照してください。

Cisco IOS ソフトウェア 15.0 リリース ファミリでは、Cisco IOS ソフトウェア 12.2SX トレインの方式と異なり、新しい方式が採用されています。以前のソフトウェア リリース ファミリと異なり、Cisco IOS 15.0 リリース ファミリは別個の M トレインと T トレインではなく、同一トレインの M リリースと T リリースに分かれています。たとえば、Cisco IOS ソフトウェア 15.0 リリース ファミリの最初のリリースは 15.0(1)M となり、M は拡張メンテナンス リリースであることを示しています。拡張メンテナンス リリースは長期のメンテナンスに最適で、44 ヵ月間にわたりリビルドが提供されます。Cisco IOS ソフトウェア 15.0 リリース ファミリのすべてのリリースが拡張メンテナンス リリースとされるわけではなく、最新機能とハードウェア サポートが組み込まれた標準メンテナンス リリースも存在します。標準メンテナンス リリースは、名称に大文字の T が含まれます。

新しいハードウェア サポートへの対応を進めるため、テクノロジー トレインから短期のリリースが派生する場合があります。たとえば、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(4)XD は、12.4(4)T の機能を含んだ短期のリリースで、Cisco 7200 VXR シリーズ ルータ(NPE-G2)のサポートが導入され、その後 NPE-G2 のサポートが 12.4(11)T で 12.4T トレインに組み込まれました。閉じ括弧の後が大文字の X で始まるリリースは X リリースと呼ばれ、短期のリリースとされます。

表 1.Cisco IOS および NX-OS ソフトウェア リリース ファミリの主要トレインのまとめ

ソフトウェア リリース ファミリ トレイン 説明
Cisco IOS ソフトウェア 15 リリース ファミリ 15 M および T エンタープライズ、アクセス、コマーシャル ネットワーク向けの Cisco IOS ソフトウェア機能とハードウェア選択の提供。Cisco IOS ソフトウェア 12.4T トレインで導入された新しいソフトウェア機能とハードウェア サポートが含まれます。12.4、12.4T と異なり、Cisco IOS ソフトウェア 15 リリース ファミリは、拡張メンテナンス リリースと標準メンテナンス リリースをともに含む単一のトレインで構成されています。拡張メンテナンス リリースには大文字の M が含まれ、44 ヵ月間のバグ修正が提供されます。最初の拡張メンテナンス リリースは Cisco IOS ソフトウェア リリース 15.0(1)M です。標準メンテナンス リリースには大文字の T が含まれ、提供されるバグ修正は 18 ヵ月間のみとなります。標準メンテナンス リリースの例に 15.1(1)T があります。15.0M と 15.0T で 1 つのトレインが構成されます。詳細は Release Notes for Cisco IOS Release 15.0M を参照してください。
Cisco IOS ソフトウェア 12.4 リリース ファミリ 12.4 メインライン Cisco IOS ソフトウェア 12.3T トレインで導入された新しいソフトウェア機能とハードウェア サポート、および追加のソフトウェア修正が含まれます。メインライン リリース(メンテナンス リリースとも呼ばれる)のリリース名には大文字は含まれず、下位番号の T リリースから派生した新しい Cisco IOS ソフトウェアの機能とハードウェア サポートが含まれます。
  12.4T Cisco IOS ソフトウェア 12.4 メインライン トレインに含まれなかったエンタープライズ、アクセス、コマーシャル ネットワーク用の新しいテクノロジー、機能、ハードウェア拡張を導入した Cisco IOS ソフトウェア機能とハードウェア サポートの提供。
  12.4 特別/早期配布版 新しいプラットフォームの市場導入に対応した Cisco IOS ソフトウェア機能とハードウェア サポートの提供。例の Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(4)XD には Cisco 7200 VXR シリーズ ルータ(NPG-G2)のサポートが導入されています。
Cisco IOS ソフトウェア 12.3 リリース ファミリ 12.3 および 12.3T Cisco IOS ソフトウェア 12.3 リリース ファミリは、Cisco IOS ソフトウェア 12.4 リリース ファミリに更新されました。
Cisco IOS ソフトウェア 12.2S リリース ファミリ 12.2S サービス プロバイダー市場に導入されたプラットフォーム(Cisco 7500 シリーズ ルータを含む)の Cisco IOS ソフトウェア機能とハードウェア サポートの提供。
  12.2SB ブロードバンドおよび専用線アグリゲーション用の Cisco IOS ソフトウェア機能とハードウェア サポート、およびサービス プロバイダー エッジ ネットワークのミッドレンジ ルータ(Cisco 10000 シリーズ ルータなど)の包括的ポートフォリオ向けのマルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)の提供。
  12.2SE エンタープライズ アクセス/ディストリビューション ネットワークのミッドレンジおよびローエンド Ethernet LAN スイッチングと、サービス プロバイダー エッジ ネットワーク(Cisco Catalyst 2960 シリーズ、Cisco Catalyst 3550 シリーズ、Cisco Catalyst 3750 シリーズ スイッチ含む)のミッドレンジおよびローエンド Metro Ethernet 用 Cisco IOS ソフトウェア機能とハードウェア サポートの提供。
  12.2SG Cisco Catalyst 4500 シリーズ Supervisor Engine II-Plus、Cisco Catalyst 4500 シリーズ Supervisor Engine II-Plus-TS、Cisco Catalyst 4500 シリーズ Supervisor II-Plus-10GE、Cisco Catalyst 4500 Supervisor Engine IV、Cisco Catalyst 4500 Supervisor Engine V、Cisco Catalyst 4500 シリーズ Supervisor Engine V-10GE、Cisco Catalyst 4500 Supervisor Engine 6-E、Cisco Catalyst 4900 シリーズスイッチCisco Catalyst 4900M スイッチ用の Cisco IOS ソフトウェア機能とハードウェア サポートの提供。
  12.2SR サービス プロバイダー エッジ ネットワークのハイエンド Metro Ethernet および MPLS PE 用 Cisco IOS ソフトウェア機能とハードウェア サポートの提供。
  12.2SX エンタープライズ アクセス、ディストリビューション、コアおよびデータセンター ネットワークのハイエンド Ethernet LAN スイッチング用 Cisco IOS ソフトウェア機能とハードウェア サポートの提供。Cisco IOS ソフトウェアのモジュール方式は 12.2SX トレインで提供される機能セットです。
Cisco IOS XE ソフトウェア

2.6
2.5
2.4

Cisco IOS XE ソフトウェアの実装は、かつてない小型のフォーム ファクタでインサービス ソフトウェア アップグレードとソフトウェア冗長性を提供するネットワーク エッジのコンパクト ルータに最適化されています。豊富な Cisco IOS ソフトウェアのエッジ機能セットに加え、Cisco IOS XE ソフトウェアの IOS コマンドライン コントロールは Cisco IOS ソフトウェア ユーザが使い慣れたルック & フィールを提供します。Cisco IOS XE ソフトウェアには、障害管理機能を重視して個々のプロセスを再起動する機能と、インサービス ソフトウェア アップグレードが含まれています。Cisco IOS XE ソフトウェアのルート プロセッサ コードは Cisco IOS 12.2S リリース ファミリから作成され、他の Cisco IOS ソフトウェア ルータと運用の一貫性が図られています。Cisco IOS XE ソフトウェアは Cisco ASR 1000 シリーズ ルータをサポートします。
Cisco IOS XR ソフトウェア 3.9
3.8
3.7
Cisco CRS-1 キャリア ルーティング システム、Cisco 12000 シリーズ ルータ、Cisco ASR 9000 シリーズ ルータの Cisco IOS XR ソフトウェア機能とハードウェア サポートの提供。Cisco IOS XR ソフトウェアは、大規模な IP 次世代ネットワーク向けのテラビットの拡張性、セキュアな仮想化、高可用性、分散処理の要件に対応するよう設計されています。Cisco IOS XR ソフトウェアは、プリエンプティブ マルチタスクとメモリ保護機能を備えたマイクロカーネルをベースにしています。コマンドラインの設計は Cisco IOS ソフトウェアと同様です。
Cisco NX-OS ソフトウェア 4.2
4.1
4.1E
4.1N
4.0SV
Cisco NX-OS ソフトウェアは、仮想化データセンターの要件に対応するデータセンター クラスのオペレーティング システムで、モジュール式の柔軟なアーキテクチャ、継続的なシステム可用性、スイッチ仮想化機能などの重要な機能を提供します。実績のある Cisco SAN-OS ソフトウェアをベースとする Cisco NX-OS ソフトウェアは、継続的な可用性を保証し、ミッション クリティカルなデータセンター環境の基準を確立するのに貢献します。自己修復機能を備え、高度にモジュール化された Cisco NX-OS ソフトウェアは、ゼロインパクト運用を実現し、きわめて柔軟な運用を可能にします。

Cisco IOS および NX-OS ソフトウェア ファミリのハードウェア

ソフトウェアの選択は、ハードウェアとソフトウェア機能の要件、該当トレインの現行ライフサイクルのステータス、特別な注意事項など、いくつかの要因に応じて異なります。特定の要件におけるソフトウェア選択の指針については、Software Advisor Tool をご利用ください(登録ユーザのみ)。ハードウェア サポート全般の概要は表 2 のとおりで、最も一般的な Cisco ハードウェア プラットフォームと主な Cisco IOS および NX-OS ソフトウェア ファミリ リリースの対応が示されています。

表 2.ハードウェア ファミリで使用される主要 Cisco IOS ソフトウェア トレイン

ハードウェア ファミリ 主要 Cisco IOS ソフトウェア トレイン

ブランチ ルータ

Cisco 800/1800/2800/3800 シリーズ統合型ルータ Cisco IOS 15
Cisco IOS 12.4T
Cisco 1900/2900/3900 サービス統合型ルータ Cisco IOS 15

WAN ルータ

Cisco 7200 VXR シリーズおよび Cisco 7301 ルータ Cisco IOS 15
Cisco IOS 12.4T
Cisco IOS 12.2SR
Cisco IOS 12.2SB
Cisco 7201 ルータ Cisco IOS 15
Cisco IOS 12.4T
Cisco IOS 12.2SR
Cisco 7304 ルータ Cisco IOS 12.2S
Cisco 7500 シリーズ ルータ Cisco IOS 12.4
Cisco IOS 12.2S
Cisco ASR 1000 シリーズ ルータ Cisco IOS XE 2.4
Cisco IOS XE 2.3
サービス プロバイダー
Cisco 7600 シリーズ ルータ Cisco IOS 12.2SR
Cisco 10000 シリーズ ルータ、パフォーマンス ルーティング エンジン 2 〜 4 Cisco IOS 12.2SB
Cisco ASR 9000 シリーズ ルータ

Cisco IOS XR 3.9
Cisco IOS XR 3.8
Cisco IOS XR 3.7

Cisco XR ソフトウェアを実行する Cisco 12000 シリーズ ルータ
(別称 Cisco XR 12000 シリーズ ルータ)
Cisco IOS XR 3.9
Cisco IOS XR 3.8
Cisco IOS XR 3.7
Cisco 12000 シリーズ ルータ Cisco IOS 12.0S
Cisco IOS 12.0SY
(注 1 を参照)
Cisco CRS-1 キャリア ルーティング システム Cisco IOS XR 3.9
Cisco IOS XR 3.8
Cisco IOS XR 3.7

スイッチ

データセンター

Cisco Catalyst 6500 シリーズ スイッチ Cisco IOS 12.2SX
Cisco Nexus 7000 スイッチ Cisco NX-OS 4.2
Cisco Nexus 5000 スイッチ Cisco NX-OS 4.1N
Cisco Nexus 4000 スイッチ Cisco NX-OS 4.1E
Cisco Nexus 1000V スイッチ Cisco NX-OS 4.0SV

キャンパス LAN

Cisco Catalyst 2960/2970/3560/3750 シリーズ スイッチ Cisco IOS 12.2SE
Cisco Catalyst 4500/4900 シリーズ スイッチ Cisco IOS 12.2SG

注 1:Cisco IOS ソフトウェア 12.0SY トレインは、定評ある 12.0S トレインからの派生です。Cisco IOS ソフトウェア 12.0S トレインは多くのプラットフォームで使用されていましたが、現在は主に Cisco 12000 プラットフォームに導入されています。

Cisco IOS および NX-OS ソフトウェア ファミリの番号設定

ネットワークの Cisco IOS および NX-OS ソフトウェアを効果的に管理する上で、リリースの番号設定と用語を理解しておくことが重要です。

トレインを構成するリリースには、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(20)T などがあります。各リリースにはいくつかのソフトウェア修正が含まれ、ほとんどのトレインで、各リリースに新しいハードウェア サポートとソフトウェア機能が含まれています。

リリース」という語は、www.cisco.com でリリースされたソフトウェア インスタンスを示します。例、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(7a) は 12.4 トレインのリリースです。

Cisco IOS ソフトウェア メインラインと T トレインの関係

Cisco IOS ソフトウェア トレインは通常、名前に大文字が含まれます。例外としてメインライン トレインがあります。たとえば、Cisco IOS ソフトウェア 12.4 と 12.3 トレインはともにメインライン トレインです。いくつかのケースでは、メインライン トレインが「M」トレインと呼ばれています。メインライン トレインには必ずテクノロジー(T)トレインが関連付けられています。

Cisco IOS ソフトウェア 12.4 リリース ファミリでは、一貫してメインラインとテクノロジー トレインが分かれています。これは、メインライン トレインは前のテクノロジー トレインからの発展で、主にバグ修正が適用されて、時々新しい機能やハードウェア サポートが取り入れられることを示しています。メインライン トレインからはテクノロジー トレインが派生して別個のコード ベースができ、新しい機能とハードウェア サポートが組み込まれます。たとえば、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.3(14)T に新しい特徴と機能が組み込まれ、12.4(1) となっています。Cisco IOS ソフトウェア 12.4 メインライン トレインの以降のリリースは Cisco IOS ソフトウェア 12.4(3) と 12.4(5) となり、両方とも主にバグ修正が組み込まれています。一方で Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(1) には新しい機能とハードウェア サポートが組み込まれて 12.4(2)T となり、さらにいくつかの新しい機能とハードウェア サポートを取り入れた 12.4(4)T となっています。実質的に、新しいリリースが提供されると、最新のテクノロジー リリースとメインライン リリースに分かれ、多くの場合に新しいメインライン リリースには含まれない新しい機能がテクノロジー リリースに集約される結果になっています。

図 1 は、Cisco IOS ソフトウェア 12.4 メインライン トレインのリリースと 12.4T トレインのリリースとの関係を示しています。メインライン リリースはメンテナンス配布版(MD)リリース、Cisco IOS ソフトウェア 12.4T トレインのリリースは早期配布版(ED)リリースとしています。

図 1: メインラインと T トレインの関係

Cisco IOS ソフトウェア 15 M と T トレインは、メインラインとテクノロジーで分けた従来のトレインとは異なるリリース モデルを採用しています。別のトレインとして分離するのではなく、Cisco IOS ソフトウェア 15 M と T には拡張メンテナンス リリース標準メンテナンス リリースが設けられています。拡張メンテナンス リリースには、前のすべての標準メンテナンス リリースの機能とハードウェア サポートが組み込まれます。新しく提供される拡張メンテナンス リリースには、リリース時のトレインの全機能が含まれる形となります。Cisco IOS ソフトウェア 15 M と T トレインでは、拡張メンテナンス リリースが 20 ヵ月ごとに提供される予定です。

図 1a: Cisco IOS ソフトウェア 15.0 トレインの関係

figure-1a.gif

Cisco IOS ソフトウェア メインラインと T トレインの番号設定

Cisco IOS ソフトウェア 12.4 トレインにはソフトウェア修正が定期的に組み込まれますが、通常は新しいソフトウェア機能やハードウェア サポートが含まれることはありません。12.4 メインライン トレインに適用された修正は、以降の 12.4T トレインのリリースと同期しています。Cisco IOS ソフトウェア 12.4 メインライン トレインから派生の 12.4T トレインには定期的にソフトウェア修正が適用され、新しい機能とハードウェア サポートが提供されています。

図 2: Cisco IOS ソフトウェア メインラインと T トレインの番号設定

figure-2.gif

注:

  • ソフトウェア リリースまたはトレインには、トレイン番号とトレイン ID が含まれます。たとえば、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(20)T1 は Cisco IOS ソフトウェア 12.4T トレインに属しています。
  • Cisco IOS ソフトウェア 12.4 メインラインの各メンテナンス リリース(12.4(7) など)には、追加のソフトウェア修正が含まれます。Cisco IOS ソフトウェア 12.4T の各メンテナンス リリース(12.4(20)T など)には、追加のソフトウェア修正、ソフトウェア機能とハードウェア サポートが含まれます。
  • メインライン トレインのリビルド ID には小文字が使用されます。Cisco IOS ソフトウェア 12.4T トレインと、その他のメインライン以外のトレインのリビルド ID には数字が使用されます。それぞれの新しいリビルドにはリビルド ID が増分され、次に予定されたリリースの前に、追加のソフトウェア修正が短期間で提供されます。安定性の向上のため、リビルドにおける変更には厳密な条件が設定されています。

Cisco IOS ソフトウェア 12.4 のすべてのトレインには 1 組の個別のリリース番号が使用されます。Cisco IOS ソフトウェア メンテナンス リリース 12.4 と Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4T で一連の個別のリリース番号が使用され、これらが Cisco IOS ソフトウェア 12.4 リリース ファミリ全体で共有されています。たとえば、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(6)T には 12.4(7) と 12.4(8) が続きます。これにより管理者は、コードに導入された変更を追跡することができます。たとえば、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(6)T で問題を修正した場合、これは 12.4(7)、12.4(8)、12.4(9)T において修正済みとみなすことができますが、12.4(5) では修正されていません。

Cisco IOS ソフトウェア 12.2S リリース ファミリの番号設定

Cisco IOS ソフトウェア 12.2S リリース ファミリの各リリースは、Cisco IOS ソフトウェア 12.2S トレインの共通のコード ベースを共有しています。共通コード ベースのほか、Cisco IOS ソフトウェア 12.2SB、12.2SX、12.2SE、12.2SG、12.2SR トレインのそれぞれのリリースにはソフトウェア修正と新しいソフトウェア機能が含まれます。組み込まれた追加のソフトウェア修正とソフトウェア機能は、適用されるものがあれば、Cisco IOS ソフトウェア 12.2S リリース ファミリの別のトレインに伝播されています。

Cisco IOS ソフトウェア 12.2S リリース ファミリの番号設定スキームの主な要素には、リリース番号、個別のリリース番号、リビルド ID があります(図 3 を参照)。新機能を含めた Cisco IOS ソフトウェア 12.2SX リリースには通常、「SX」の名称の後に第 3 の大文字が続きます(12.2(18)SXF、12.2(33)SXH、12.2(33)SXI など)。このモデルは別のトレインでもとられ、12.2(25)SE なども 12.2(25)SEA、12.2(25)SEB、12.2(25)SEC のように続き、それぞれの新しいリリースに新機能またはハードウェア サポートが含まれます。

図 3: Cisco IOS S ソフトウェア ファミリの番号設定

figure-3.gif

Cisco Catalyst 6500 シリーズでは、個々のリリースは拡張メンテナンスまたは標準メンテナンスとされ、Cisco IOS ソフトウェア 12.2SX メジャー リリースに固有の追加の用語が存在します。Cisco IOS Software Release 12.2SX on the Cisco Catalyst 6500 Series を参照してください。

Cisco IOS ソフトウェア リビルド

シスコは、個々のリリースの重大度の高い問題の修正をリビルドの形で組み込むことで、各リリースを導入、認定済みのお客様への影響を軽減しています。リビルドには通常、限定された数の問題の修正が含まれ、メインラインのトレインの括弧内の小文字、または他のトレインでは末尾の文字で表されます。たとえば、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(21) にはいくつかの問題修正が組み込まれ、そのリビルド名は 12.4(21a) とされています。同様に、12.4(15)T8 は 12.4(15)T の 8 番目のリビルドになります。

SX トレインなど、他のトレインのリビルドにも、末尾の昇順の番号によりリビルドであることが示されます。たとえば、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(33)SXH2 は 12.2(33)SXH リリースの 2 番目のリビルドです。

非常に重大な欠陥が見つかったときには、個別のリリース番号のリビルドを提供することもあります。たとえば、12.2(18)SXF15 の直後に提供された 12.2(18)SXF15a には、非常に重大な欠陥の修正が 1 つ含まれています。

Cisco IOS XE ソフトウェア トレインの番号設定

Cisco IOS XE ソフトウェアの番号設定スキームでは、メジャー リリース、リリース バージョン、リビルド スキームを使用しています。詳しくは、Cisco IOS XE Software for Cisco ASR 1000 Series Router 製品速報を参照してください。

Cisco IOS XE ソフトウェアには、IOS デーモン(IOSd)、インターフェイス マネージャ、フォワーディング マネージャ、シャーシ マネージャなど、いくつかのコンポーネントが含まれています。Cisco IOS XE ソフトウェア コンポーネントのリストについては、Troubleshoot Cisco ASR 1000 Series Aggregation Services Routers Crashes を参照してください。Cisco IOS XE ソフトウェアの名称は主に数値方式で、これはすべてのコンポーネントのコレクションに適用されます。IOSd は非常に可視的なコンポーネントで、ルーティング プロトコル機能が組み込まれており、基本的にはユーザ プロセスとして実行される Cisco IOS ソフトウェア コードです。IOSd の発生は、Cisco IOS ソフトウェア 12.2S リリース ファミリに遡ります。IOSd で使用するリリース名称には文字 XN が含まれ、Cisco IOS ソフトウェアのものと同様のバージョン スキーマとなっています。Cisco IOS XE ソフトウェアの各バージョンには、IOSd Cisco IOS ソフトウェア バージョンが関連しています。ASR IOS XE ソフトウェア バージョンと IOSd Cisco IOS バージョンのマッピングについては、Cisco ASR 1000 Series Release Notes を参照してください。

図 4: Cisco IOS XE ソフトウェアの番号設定

figure-4.gif

Cisco IOS XE ソフトウェアは、標準サポートまたは拡張サポートとして分類されます。標準サポート ソフトウェアでは、顧客配布 (FCS)から 1 年間のサポート期間が続き、2 回のリビルドがスケジュールされています。拡張サポート ソフトウェアでは、FCS から 2 年間のサポート期間が続き、4 回のリビルドがスケジュールされています。Cisco IOS XE ソフトウェアのサポート モデルの詳細については、Cisco IOS XE Software End-of-Life Guidelines を参照してください。

Cisco IOS XR ソフトウェアの番号設定

Cisco IOS XR ソフトウェアはモジュラ パッケージで構成されています。各パッケージには、ルーティング、セキュリティ、ライン カード サポートなどの特定の機能セットを実行するコンポーネントが含まれます。Cisco IOS XR ソフトウェアの番号設定スキームの主な要素には、メジャー リリース ID、マイナー リリース ID、メンテナンス リビジョン ID があります (図 4 を参照)。

図 5: Cisco IOS XR ソフトウェアの番号設定

figure-5.gif

メジャー リリース ID は、パッケージのメジャー リリース番号です。メジャー リリースは、製品の大幅なアーキテクチャ変更が発生した場合(重要な新機能の導入時など)に発生します。ルータで稼働するすべてのパッケージは、同一のメジャー リリース レベルにある必要があります。

マイナー リリース バージョンは、ルータで稼働するすべてのソフトウェア パッケージで同一である必要はありません。ただし稼働パッケージは、それぞれに互換性があるものとするシスコの認定が必要です。たとえば、Cisco IOS XR ソフトウェアを実行するルータは、シスコで互換性が認定されていれば、マルチキャスト パッケージと異なるマイナー リリース バージョンの MPLS パッケージを使用できます。メンテナンス バージョン ID は、所定のパッケージのメンテナンス リリース番号です。メンテナンス リリースには、一連のソフトウェア修正が含まれます。

Cisco IOS XR ソフトウェア システムのメンテナンス アップデート

Cisco IOS XR ソフトウェアで、重大な問題に対してソフトウェア修正を行うメカニズムを、システム メンテナンス アップデート(SMU)と呼んでいます。SMU ではリリースとプラットフォーム固有のパッチが提供されます。実行システムへの SMU の影響はそれぞれ異なります。SMU を適用する際にノードの運用を中断せずに済むアップデートもあり、これを無中断 SMU と呼んでいます。それぞれの SMU には、SMU を有効化したときにルータ経由のトラフィック フローに発生し得る影響が示されています。

Cisco NX-OS ソフトウェアの番号設定

Cisco NX-OS ソフトウェアは、モジュラ設計により高可用性を提供するデータセンター クラスのオペレーティング システムです。Cisco NX-OS ソフトウェアは Cisco MDS 9000 SAN-OS ソフトウェアをベースとし、Cisco Nexus シリーズおよび Cisco MDS 9000 シリーズ マルチレイヤ スイッチをサポートしています。Cisco NX-OS ソフトウェアにはキックスタート イメージとシステム イメージが含まれ、ともにメジャー リリース ID、マイナー リリース ID、メンテナンス ID が含まれています。また、リビルド ID も含まれ、これはサポート パッチと呼ばれる場合もあります (図 6 を参照)。

Nexus 7000 シリーズ スイッチおよび MDS 9000 シリーズ スイッチ用 Cisco NX-OS ソフトウェアで使用する番号設定は、図 6 のとおりです。

図 6: Cisco Nexus 7000 および MDS 9000 シリーズ スイッチ用 Cisco IOS NX-OS の番号設定

figure-6.gif

他のファミリ メンバーについて、Cisco NX-OS ソフトウェアではプラットフォームに非依存と依存のスキームの組み合わせを使用しています。これは図 6a のとおりです。

図 6a: Nexus 4000/5000 シリーズ スイッチおよび Nexus 1000 仮想スイッチ用 Cisco IOS NX-OS ソフトウェアの番号設定

figure-6a.gif

プラットフォームを示す N は Nexus 5000 シリーズ スイッチ、E は Nexus 4000 シリーズ スイッチ、S は Nexus 1000 シリーズ スイッチとなります。また、Nexus 1000 仮想スイッチの 2 文字のプラットフォーム名の 2 番目の文字は、仮想スイッチの互換性があるハイパーバイザ ベンダーを示します(例:V は VMware)。プラットフォームに非依存のコードで適用される特徴、機能、修正はプラットフォーム依存のリリースに含まれており(上図 6a)、Cisco NX-OS ソフトウェア リリース 4.0(1a) に適用される修正は 4.0(1a)N1(1a) リリースにも適用されます。

Cisco IOS ソフトウェア リリースの移行

コード選択のプロセスには、いくつか異なる変数が関係します。シスコでは、いずれのネットワークにおいても導入するリリースの数を最小限にとどめ、環境内に導入する各種デバイスで使用されるリリースとイメージを示したソフトウェア戦略を設けることを推奨しています。最大限の運用効率を達成するため、ハードウェアと機能が類似するデバイスの導入は同じ Cisco IOS ソフトウェア リリースを使用して行うのが理想的です。特定の環境に導入するソフトウェア バージョンの専門のアドバイスについては、シスコ アドバンスド サービスを参照してください。

新しいトレインにアップグレードする最も一般的な目的は、新機能やハードウェア サポートを取得することです。1 つのデバイスで、導入サイクル内の異なるトレインが何度か実行される可能性があります。たとえば、最初にデバイスを Cisco IOS ソフトウェア 12.3T トレインを使用して導入し、問題修正を反映するため 12.4 トレインにアップグレードする場合があります。新しいサービスをネットワークに導入するにあたり、デバイスで Cisco IOS ソフトウェア 12.4T トレインの新しい機能が必要になることがあります。

デバイスで使用するトレインを変更する必要がなければ、デバイスの一般的な移行パスは、そのトレインの最新リリースとなります。そのトレインに販売終了が通知されている場合は、通知に記された移行オプションに、アップグレードに使用可能なトレインまたはリリースがリストされます。最新バージョンには、最新のソフトウェア修正、ソフトウェア機能、ハードウェア サポートが含まれています。

Cisco IOS ソフトウェアの移行例のセクションには、現在導入されているいくつかのリリースについての移行例の概要が示されています。

注:Cisco IOS ソフトウェアの移行は、詳細な計画を要する継続的なプロセスです。お客様はアカウント マネージャと密接に連携して、導入済みの Cisco IOS ソフトウェアのインベントリを確認し、より新しいリリースへの移行計画を作成するようにしてください。

Cisco IOS ソフトウェアの移行例

表 3 〜 7 は、Cisco IOS ソフトウェア リリースからの移行パスの例を表しています。この例には一般的なガイドラインが含まれています。コード選択においては、導入する環境に適用される未解決の問題を分析する必要があります。最低限の適正な評価を行うため、管理者は対象のバージョンのリリース ノートに記された未解決/修正済みの問題のセクションについて検討する必要があります。

表 3.Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(18) からの移行パス

12.4(18) の移行戦略 戦略の例
管理者は、最新のセキュリティ アドバイザリの修正を含め、追加のソフトウェア修正を必要とする。ただし、新しいバージョンの変更を最小限にとどめる必要がある。 Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(18) の最新のリビルドへの移行(Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(18e) など)。
管理者は追加のソフトウェア修正を必要とする。 Cisco IOS ソフトウェア 12.4 メインライン トレインの最新リリースへの移行(Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(23) など)。
管理者は、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4T または 15.0 ファミリで提供されるソフトウェア修正、新機能とハードウェア サポートを必要とする。 Cisco IOS ソフトウェア 12.4T トレインの最新リリース、または必要な新機能とハードウェア サポートを含む Cisco IOS 15.0 M および T トレインへの移行。ソフトウェア修正を最小限とするため、個々のリリースの最新のリビルドを選択する。例: Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(24)T1 または 15.0(1)M1 への移行。

表 4.Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(15)T からの移行パス

12.4(15)T の移行戦略 戦略の例
管理者は、最新のソフトウェア修正(セキュリティ アドバイザリで提供する最新の修正を含む)、新機能とハードウェア サポートを必要とする。

Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4T の最新のリリース、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(24)T、または Cisco IOS ソフトウェア 15.0 M および T トレインの最新の拡張メンテナンス リリースへの移行。セキュリティ アドバイザリで提供する修正に最大限対応するため、リリースの最新のリビルドを選択。例:Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(15)T から 12.4(24)T1 または 15.0(1)M1 への移行。


表 5.Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(33)SB からの移行パス

12.2(31)SB2 の移行戦略 戦略の例
管理者は 12.2SB トレインの最新のソフトウェア修正を必要とする。 Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(31)SB の最新のリビルドへの移行。例:Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(31)SB2 から 12.2(31)SB14 への移行。
管理者は最新のソフトウェア修正、新機能、ハードウェア サポートを必要とする。 Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2SB の最新のリリースへの移行。例:Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(31)SB2 から 12.2(33)SB6 への移行。

表 6 Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(18)SXF からの移行パス

12.2(18)SXF の移行戦略 戦略の例
管理者は最新のソフトウェア修正を必要とする。 Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(18)SXFx への移行。x は Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(18)SXF の次の(後の)バージョン番号。例:Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(18)SXF から 12.2(18)SXF15a への移行。
管理者は最新の機能とハードウェア サポートを必要とする。

Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2SX の最新のリビルドへの移行。例:Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2(18)SXF から 12.2(33)SXI3 への移行。


注:Cisco IOS ソフトウェアのモジュール方式は、Cisco IOS 12.2SX トレインで提供される機能セット。

表 7 Cisco IOS XR ソフトウェア リリース 3.4.1 からの移行パス

3.4.1 の移行戦略 戦略の例
管理者は最新のソフトウェア修正を必要とする。 最新の Cisco IOS XR ソフトウェア リリース 3.4 メンテナンス リビジョンへの移行。例:Cisco IOS XR ソフトウェア リリース 3.4.1 から 3.4.3 への移行。
管理者は、次のマイナー リリースで提供される 1 つ以上の新機能またはソフトウェア修正を必要とする。 Cisco IOS XR リリース 3.x.y への移行。x は、3 の次のマイナー リリース、y は 3.x の最新のメンテナンス リリースとなる。例:Cisco IOS XR リリース 3.4.1 から 3.5.4 への移行。

Cisco IOS ソフトウェアのライフサイクル

Cisco IOS ソフトウェア リリース ポリシーは、顧客配布(FCS)から耐用年数末期(EoL)までのシスコ ソフトウェア ライフサイクルに対応した構造化計画です。このリリース ポリシーでは、Cisco IOS ソフトウェア 12.4、12.4T、12.2SR、12.2SB、12.2SE、12.2SG、12.2S、12.0S のライフサイクル ガイドラインの移行計画に対応しています。

図 7 は、当該リリースの Cisco IOS ソフトウェア ライフサイクルのマイルストーンを表しています。

図 7: Cisco IOS ソフトウェア ライフサイクルのマイルストーン

figure-7.gif

  • 顧客配布(FCS):リリースを Cisco.com でお客様に最初に提供する日。
  • 販売終了(EoS)の発表:リリースに予定された EoS の日付の通知。このマイルストーンは、実際の EoS の日付の 6 ヵ月前となります。
  • 販売終了(EoS):リリースのオーダーが終了、またはシスコ ハードウェアの製造出荷に含まれなくなる日。販売終了日は顧客配布日から最長 36 ヵ月とされます。
  • ソフトウェア メンテナンス終了(EoSWM または EoSW):シスコ エンジニアリングが最終のソフトウェア メンテナンス リリースまたはリリースのソフトウェア修正を提供する最終日。EoSWM は EoS から 1 年(12 ヵ月)後とされ、FCS から 4 年(48 ヵ月)を超えることはありません。EoSWM 以後のリリースのサポートは、後継のサポート対象リリースで提供されます。
  • 脆弱性/セキュリティ修正の終了:シスコ エンジニアリングが脆弱性/セキュリティの問題に対応したソフトウェア メンテナンス リリースを提供する最終日。この日付はリリースやトレインによって異なり、EoSWM の後間もなく脆弱性のリビルドが提供される場合があります。
  • サポート終了日:リリースのシスコ TAC サービスとサポートを受けられる最終日。この日を過ぎるとリリースのすべてのサポート サービスは提供されなくなり、製品は廃止となります。

詳細については、Cisco IOS Software Product Life Cycle Dates & Milestones を参照してください。

EoL リリースについては、Cisco IOS and NX-OS End-of-Sale and End-of-Life productsEnd-of-Life Policy を参照してください。

注:シスコでは、リリースのレビューと移行計画を FCS 後 36 ヵ月の時点で開始することを推奨しています。

ソフトウェアの廃棄

Cisco IOS ソフトウェア センターにある Cisco IOS ソフトウェアは、18 ヵ月間、お客様によるダウンロードが可能です。18 ヵ月経過すると、ソフトウェアは終了となり、Cisco IOS ソフトウェア センターから削除されます。

Cisco IOS ソフトウェア センターのソフトウェアは、実行可能な移行パスが存在する場合を除き、EoSWM に達していないプラットフォームについては終了しません。実行可能な移行パスにおいては、サポートされるハードウェアのクリティカルなメモリ境界を超えることはなく、該当する場合は同種の内部または外部の認定を受けています。Cisco IOS ソフトウェアは、広範にわたる致命的なソフトウェアの欠陥が検出された場合、提供が停止されます。

ソフトウェアの終了は公式のライフサイクル マイルストーンにはありませんが、お客様に最新バージョンの Cisco IOS ソフトウェアを導入していただくためのシスコからの推奨事項です。シスコは、終了したソフトウェアの新規の導入は推奨いたしません。

Cisco IOS ソフトウェアの終了は、年数に応じて決定されます。お客様ネットワークで実行される Cisco IOS ソフトウェアが終了したことで、自動的にソフトウェアの置き換えが必要になるというわけではありません。ソフトウェアがお客様の要件に合えば、引き続きご利用いただけます。Cisco TAC では、発表済みのサポート終了日に達するまでは、終了したソフトウェアの支援サポートを行っています。

Cisco IOS ソフトウェア センターのステータスに関係なく、お客様はネットワークで稼働するすべての Cisco IOS ソフトウェアのコピーを維持することが推奨されます。

Cisco IOS ソフトウェア リリースについての重要なお知らせ

シスコは、あくまで通知目的としてお客様に多くのソフトウェア アドバイザリを提供しています。ソフトウェア アドバイザリには、ハードウェア固有の問題や、異常な状況で発生する、ほとんどのお客様には影響しない Cisco IOS ソフトウェアの問題が数多く記されています。多くの場合、お客様によるアクションは必要ありません。

シスコから以下の通知があった場合、お客様はネットワークの問題の影響を評価し、適宜対処する必要があります。

  • セキュリティ アドバイザリ:プロダクト セキュリティ インシデント レスポンス チーム(PSIRT)が発行するセキュリティ アドバイザリは、シスコ製品に直接影響するセキュリティの問題を警告し、お客様がシスコ製品を修復する支援をします。
  • セキュリティ レスポンス:PSIRT では、公開フォーラムに投稿された情報への対応が必要な問題についてセキュリティ レスポンスを発行、またはネットワークの安定性に影響する一般的な問題を緩和する推奨策を提供します。
  • 停止に関するアドバイザリ:シスコ製品からの Cisco IOS イメージの削除と交換イメージの提供について発表する停止のアドバイザリを発行します。停止に関するアドバイザリは、ほとんどの場合重大な欠陥の修正を目的として発行されます。Cisco IOS イメージの提供の停止が通知された際には、影響を受けるイメージから代わりのイメージへ移行することが強く推奨されます。
  • ソフトウェア アドバイザリ:欠陥に対する解決策の導入に関する発表です。この欠陥が Cisco IOS ソフトウェア リリースの一般的な使用に影響しないことが確認されています。欠陥の影響を受ける可能性のあるお客様は、交換イメージへのアップグレードが必要です。オリジナルのソフトウェア イメージは引き続きダウンロードが可能です。

シスコ アドバイザリの詳細については、Cisco Advisory Product Bulletin #1654 を参照してください。

Cisco システム イメージ パッケージ

Cisco IOS ソフトウェア パッケージ

Cisco IOS ソフトウェア パッケージは、シスコ ルータ用の 8 つのパッケージで構成されます(図 8 を参照)。このパッケージ方式は、Cisco IOS ソフトウェア 12.3 メインライン トレインで導入され、以降他のトレインでも使用されています。Cisco IOS ソフトウェア パッケージの詳細については、Cisco IOS Packaging Customer Q&A を参照してください。

図 8: Cisco ルータおよびスイッチ用 Cisco IOS ソフトウェア パッケージ

figure-8.gif

4 つの一般的なサービス カテゴリの要件を満たすための 5 つのパッケージ:

  • IP Base:IP データ。エントリ レベル Cisco IOS ソフトウェア イメージ
  • IP Voice:統合音声、統合データ、VoIP、VoFR、IP テレフォニー
  • Advanced Security:セキュリティおよび VPN 機能。Cisco IOS ファイアウォール、IDS/IPS、IPSec、3DES、VPN を含む
  • SP Services:SSH/SSL、ATM、VoATM、MPLS を IP Voice に追加
  • Enterprise Base:エンタープライズ プロトコル。マルチプロトコルと IBM サポート

3 つの追加プレミアム パッケージは、より複雑なネットワーク要件に対応した新しい Cisco IOS ソフトウェア機能の組み合わせを提供します。すべての機能は Advanced Enterprise Services パッケージに集約され、音声、セキュリティ、VPN 機能を含むすべてのルーティング プロトコルのサポートが統合されています。

  • Advanced IP Services:フル機能の Cisco IOS ソフトウェア
  • Enterprise Services:Enterprise Base、IBM フルサポートとサービス プロバイダー サービス
  • SP Services:MPLS、ATM、VoATM

Cisco IOS パッケージのもう 1 つの強みは、機能を継承できることです。導入された機能は、より包括的なパッケージに組み込まれます。機能の継承により、異なるパッケージの機能コンテンツと相互の関連が明確になり、移行が簡素化されます。

Cisco IOS パッケージでは、イメージの名前も簡素化されています。それぞれの名前は、新しいパッケージの機能の概要と継承特性を明示的に伝えています。

次のカテゴリに新しい命名規則をまとめています。

  • Base:エントリ レベルのイメージ(IP Base、Enterprise Base)。Cisco IOS ソフトウェア 12.4 リリース ファミリ以降、Base イメージを含むすべてのイメージで SSH が使用可能です。
  • Services:IP Telephony Service、MPLS、Voice over IP(VoIP)、Voice over Frame Relay(VoFR)、ATM(SP Services、Enterprise Services)の追加。
  • Advanced:VPN、Cisco IOS Firewall、3DES 暗号化、Cisco IOS IPsec、侵入検知システム(IDS)(Advanced Security、Advanced IP Services)の追加。Cisco IOS ソフトウェア 12.3 リリース ファミリでは、SSH は Advanced イメージでの提供。
  • Enterprise:IBM、IPX、AppleTalk を含むマルチ プロトコルの追加(Enterprise Base、Enterprise Services)

Cisco IOS パッケージングは 2003 年 5 月に Cisco アクセス ルータに、2005 年 4 月に Cisco LAN スイッチに、2005 年 7 月に Cisco ミッドレンジ ルータに導入されました。Cisco IOS パッケージの詳細については、Cisco IOS パッケージのページを参照してください。

シスコ第 2 世代サービス統合型ルータ用 Cisco IOS ソフトウェア リリース 15.0 の Cisco IOS ソフトウェア パッケージの変更

シスコ第 2 世代サービス統合型ルータ(ISR G2)1900/2900/3900 シリーズではオンデマンドのサービスがサポートされ、ソフトウェア ライセンスの使用によりお客様によるソフトウェアの発注と管理が簡素化されることで、運用コストを削減できます。新しい ISR G2 プラットフォームが発注されると、発送されるルータには単一のユニバーサル Cisco IOS ソフトウェア イメージが付属します。ライセンスの使用により、下図 8a のように対応する機能セット パッケージが有効化されます。

図 8a: 1900/2900/3900 シリーズ サービス統合型ルータ用 Cisco IOS ソフトウェア パッケージ モデル

ISR G2 でサポートされる 2 種類のユニバーサル イメージ:

  1. イメージ名に「universalk9」を含むユニバーサル イメージ:IPSec VPN、SSL VPN、セキュア ユニファイド コミュニケーションなどの強力なペイロード暗号化機能を含むすべての Cisco IOS ソフトウェア機能が提供されます。
  2. イメージ名に「universalk9_npe」の表示があるユニバーサル イメージ:シスコ ソフトウェア アクティベーションが提供する強力なライセンス暗号化機能により、暗号化機能の輸出規制に準拠しています。ただし、一部の国の輸入要件では、ペイロードの暗号化などの強力な暗号化機能に対応してしないプラットフォームが要求されます。これらの国の輸入要件を満たすため、「npe」ユニバーサル イメージは強力なペイロード暗号化に対応していません。

詳しくは、Cisco IOS Release 15.0 Feature Sets and Memory Recommendations for Cisco 1900, 2900, and 3900 Series Routers を参照してください。

シスコ スイッチ用 Cisco IOS ソフトウェア パッケージ

Cisco IOS スイッチでは 7 つの異なるパッケージが使用できます(図 8b を参照)。7 つのスイッチ パッケージにより、異なる市場カテゴリの要件に対応しています。

図 8b: スイッチ用 Cisco IOS ソフトウェア パッケージ

注:全スイッチ モデルですべてのスイッチ パッケージが提供されるわけではありません。

スイッチ パッケージ:

  • Layer 2 Base:IEEE 802.1D サポート、802.1x ポイント認証、802.3ad EtherChannel、802.1s/w 高速スパニング ツリー、ポート セキュリティ、SmartPorts、SSHv2 を含む。
  • LAN Base:Layer 2 Base に加えて、高度な 802.1x、Advanced Access List(レイヤ 2 〜 4 フィルタ、時間ベース ACL、ポート ベース ACL)、高度な QoS を含む。
  • IP Base:LAN Base のすべての機能に加えて、エッジ IP ルーティング(スタティック、RIP、EIGRP-STUB & Basic PIM)、HSRP/VRRP、GRE トンネリング。
  • IP Services:IP Base のすべての機能に加えて、完全な IP ルーティング(EIGRP、OSPF & PIM)、BGP、ポリシー ベース ルーティング、GLBP、高可用性、冗長 PR+、マルチ VRF、WAN プロトコル 1、拡張 QoS 機能(NBAR)1、Catalyst 6500 仮想スイッチング システム。
  • Advanced IP Services:IP Services のすべての機能に加えて、ISIS、MPLS、レイヤ 2 VPN、レイヤ 3 VPN、IPv6 などの追加機能。
  • Enterprise Services:IPv6、IP Services 全機能、レイヤ 3 マルチプロトコル環境の追加機能(AppleTalk ルーティング、IPX ルーティング、IBM ネットワーキング サービスなど)を含む。
  • Advanced Enterprise Services:IP Services と Enterprise Services の全機能を含む。

Cisco IOS スイッチ ソフトウェアのアクティベーションとユニバーサル イメージ

Catalyst 3560-E および 3750-E シリーズ スイッチでは、複数の機能セットのコードを含むユニバーサル イメージを実行できます。
ソフトウェア アクティベーション プロセスによってライセンスをスイッチにインストールし、異なる機能セットを有効化できます。

現在、Catalyst 3560-E および 3750-E のユニバーサル イメージは次の機能セットを提供しています(インストールされたライセンスによって異なります)。

  • IP Base
  • IP Services

ソフトウェア アクティベーションの詳細については、Cisco Software Activation and Compatibility Document を参照してください。

Cisco IOS XE ソフトウェア パッケージ

Cisco IOS XE ソフトウェアは、統合パッケージを使用してリリースされます。それぞれの統合パッケージには、一連のソフトウェア サブパッケージが含まれます。各ソフトウェア パッケージは、Cisco ASR シリーズ ルータの異なる要素を制御する個別のソフトウェア ファイルです。それぞれのソフトウェア サブパッケージは、別個にアップグレードするか、全統合パッケージのアップグレードの一部として特定の統合パッケージのすべてのソフトウェア サブパッケージをアップグレードすることが可能です。

統合パッケージは、イメージおよび統合 IOSd/RPIOS(ルート プロセッサ IOS)として提供されます。


個別のサブパッケージまたは全 Cisco IOS XE ソフトウェア統合パッケージを実行するメリットとデメリット、および個々のサブパッケージの抽出プロセスの詳細については、Cisco ASR 1000 Series Aggregation Services Router Software Configuration GuideCisco IOS XE Software for Cisco ASR 1000 Series Routers 製品速報を参照してください。

Cisco IOS XR ソフトウェア パッケージ

機能セットに相当する IOS XR ソフトウェアはパッケージと呼ばれます。Cisco IOS ソフトウェアでは、機能セットはイメージのビルド時に指定され、システムの運用中は固定された状態となりますが、これと異なり Cisco IOS XR ソフトウェアは、1 つ以上の機能を提供するソフトウェアを動的にロードまたはアンロードできます。これらのソフトウェア パッケージは各バージョンで作成されます。これらのパッケージでは、必要に応じてアップデートやパッチが適用されて機能の追加や問題の解決がなされ、システムの再起動やシステムを通過するトラフィックの中断なしにシステムの拡張とメンテナンスが行われます。ASR 9000 シリーズ ルータ用の最新の Cisco IOS XR ソフトウェアでは 2 つの機能セットが提供され、一方に 3DES サポートが含まれています。詳しくは、Cisco ASR 9000 Series Aggregation Services Routers for Cisco IOS XR Release Notes を参照してください。

Cisco NX-OS ソフトウェア パッケージ

Cisco NX-OS には特別な機能パッケージは存在しません。システム イメージは単一ファイルで提供されます。

Cisco IOS および NX-OS ソフトウェア イメージ

Cisco IOS ソフトウェア イメージ

Cisco IOS ソフトウェア イメージ名は、ハードウェア、機能セット、フォーマット、イメージ ファイルのその他の情報を表します。図 9 は、Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(22)T のイメージ名で、Cisco 3825 ルータ用の Enterprise Base 機能セットが含まれています。

図 9: Cisco IOS ソフトウェア イメージ名の例

figure-9.gif

show version コマンドで Cisco IOS イメージの名前が表示されます(図 10 を参照)。

図 10: Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.4(22)T における show version コマンドの出力結果


Router>show version
Cisco IOS Software, 2800 Software (C2800NM-ADVENTERPRISEK9-M), Version 12.4(22)T, RELEASE SOFTWARE (fc1)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 1986-2008 by Cisco Systems, Inc.
Compiled Fri 10-Oct-08 00:05 by prod_rel_team

ROM: System Bootstrap, Version 12.4(13r)T, RELEASE SOFTWARE (fc1)

Router uptime is 1 week, 6 days, 8 hours, 26 minutes
System returned to ROM by reload at 19:45:36 UTC Thu Jan 15 2009
System image file is "flash:c2800nm-adventerprisek9-mz.124-22.T.bin"


This product contains cryptographic features and is subject to United
States and local country laws governing import, export, transfer and
use. Delivery of Cisco cryptographic products does not imply
third-party authority to import, export, distribute or use encryption.
Importers, exporters, distributors and users are responsible for
compliance with U.S. and local country laws. By using this product you
agree to comply with applicable laws and regulations. If you are unable
to comply with U.S. and local laws, return this product immediately.

A summary of U.S. laws governing Cisco cryptographic products may be found at:
http://www.cisco.com/wwl/export/crypto/tool/stqrg.html

If you require further assistance please contact us by sending email to
export@cisco.com.

Cisco 2851 (revision 53.50) with 239616K/22528K bytes of memory.
Processor board ID FTX1244A6JG
2 Gigabit Ethernet interfaces
1 terminal line
1 Virtual Private Network (VPN) Module
1 cisco Integrated Service Engine(s)
   Cisco Unity Express 3.1.1 in slot 1
DRAM configuration is 64 bits wide with parity enabled.
239K bytes of non-volatile configuration memory.
1982232K bytes of ATA CompactFlash (Read/Write)

Configuration register is 0x2102

Cisco IOS XE ソフトウェア イメージ

図 11 は、Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 2.1.1(IP Base パッケージ)のイメージ名で、このイメージには Cisco IOS ソフトウェア カーネルまたは IOS デーモン(IOSd)バージョン 12.2(33)XNA1 が含まれています。

図 11: Cisco IOS XE イメージ名の例

図 12 は、Cisco 1002 ルータでの show version コマンドの出力結果です。システム イメージ ファイル名を太字で示しています。

図 12: Cisco IOS XE ソフトウェア リリース 2.1.1 における show version コマンドの出力結果

 
ASRrouter#show version
Cisco IOS Software, IOS-XE Software (PPC_LINUX_IOSD-IPBASE-M), Version 12.2(33)XNA1, RELEASE SOFTWARE (fc1)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 1986-2008 by Cisco Systems, Inc.
Compiled Tue 08-Jul-08 14:40 by mcpre


Cisco IOS-XE software, Copyright (c) 1986-2008 by Cisco Systems, Inc.
All rights reserved.  Certain components of Cisco IOS-XE software are
licensed under the GNU General Public License ("GPL") Version 2.0.  The
software code licensed under GPL Version 2.0 is free software that comes
with ABSOLUTELY NO WARRANTY.  You can redistribute and/or modify such
GPL code under the terms of GPL Version 2.0.  For more details, see the
documentation or "License Notice" file accompanying the IOS-XE software,
or the applicable URL provided on the flyer accompanying the IOS-XE
software.


ROM: IOS-XE ROMMON

Router uptime is 5 weeks, 5 days, 10 hours, 41 minutes
Uptime for this control processor is 5 weeks, 5 days, 10 hours, 42 minutes
System returned to ROM by reload
System image file is "bootflash:asr1000rp1-ipbase.02.01.01.122-33.XNA1.bin"
Last reload reason: Unknown reason


cisco ASR1002 (RP1) processor with 1791829K/6147K bytes of memory.
4 Gigabit Ethernet interfaces
32768K bytes of non-volatile configuration memory.
4194304K bytes of physical memory.
8137567K bytes of eUSB flash at bootflash:.

Configuration register is 0x2102 

アクティブなリソース プロセッサ(RP)で実行されている個々のサブパッケージのバージョンを調べるには、show version rp active running コマンドを使用します(図 13 を参照)。

図 13: Cisco IOS XE ソフトウェア 2.1.1 における show version rp active running コマンドの出力結果

 
ASR#show version rp active running 
Package: Provisioning File, version: n/a, status: active
  File: consolidated:packages.conf, on: RP0
  Built: n/a, by: n/a
  File SHA1 checksum: 6a5070d5b280487d5f89b6f3fc70ff2225728204

Package: rpbase, version: 02.01.01.122-33.XNA1, status: active
  File: consolidated:asr1000rp1-rpbase.02.01.01.122-33.XNA1.pkg, on: RP0
  Built: 2008-07-08_16.38, by: mcpre
  File SHA1 checksum: 33204d0f8ef544cdcf5889dd5f56b4a7740a0ef3

Package: rpaccess, version: 02.01.01.122-33.XNA1, status: active
  File: consolidated:asr1000rp1-rpaccess.02.01.01.122-33.XNA1.pkg, on: RP0
  Built: 2008-07-08_16.38, by: mcpre
  File SHA1 checksum: 9206c32bf4893076f7af1d522b07b4202de6e5d7

Package: rpcontrol, version: 02.01.01.122-33.XNA1, status: active
  File: consolidated:asr1000rp1-rpcontrol.02.01.01.122-33.XNA1.pkg, on: RP0/0
  Built: 2008-07-08_16.38, by: mcpre
  File SHA1 checksum: fa1465740d1b1b8288b38e353cb068bcc835cf71

Package: rpios-ipbase, version: 02.01.01.122-33.XNA1, status: active
  File: consolidated:asr1000rp1-rpios-ipbase.02.01.01.122-33.XNA1.pkg, on: RP0/0
  Built: 2008-07-08_16.38, by: mcpre
  File SHA1 checksum: 045b89df5ed1a711dc7906efee29693a8560a8e0

Package: espbase, version: 02.01.01.122-33.XNA1, status: active
  File: consolidated:asr1000rp1-espbase.02.01.01.122-33.XNA1.pkg, on: ESP0
  Built: 2008-07-08_16.38, by: mcpre
  File SHA1 checksum: 9ff0f8627b0acc282aa31c35e1b9cd3b1b9f2ac2

Package: sipbase, version: 02.01.01.122-33.XNA1, status: active
  File: consolidated:asr1000rp1-sipbase.02.01.01.122-33.XNA1.pkg, on: SIP0
  Built: 2008-07-08_16.38, by: mcpre
  File SHA1 checksum: 6e18c01677e7de04c5eea51dec1e6d461a0b5e91

Package: sipspa, version: 02.01.01.122-33.XNA1, status: active
  File: consolidated:asr1000rp1-sipspa.02.01.01.122-33.XNA1.pkg, on: SIP0/0
  Built: 2008-07-08_16.38, by: mcpre
  File SHA1 checksum: ac8c61b4061905f3e94ef273b2c665e6c2eae0d2 

Cisco IOS XR ソフトウェア イメージ

図 14 は、Cisco IOS XR ソフトウェア リリース 3.6.1(CRS-1 用 IP/MPLS Core Software 3DES パッケージ)のイメージ名です。

図 14: Cisco IOS XR ソフトウェア イメージ名(TAR)の例

figure-14.gif

図 15 は、Cisco IOS XR リリース 3.6.1(CRS-1 用 Cisco IOS XR Diagnostics パッケージ)のイメージ名です。略称の hfr は、Cisco CRS-1 キャリア ルーティング システムの初期名です。

図 15: Cisco IOS XR ソフトウェア イメージ名(PIE)の例

figure-15.gif

 Cisco CRS-1 ルータでの show version コマンドの出力結果(図 13 を参照)。

図 16: Cisco IOS XR ソフトウェア 3.8.1 における show version コマンドの出力結果

 
RP/0/RP0/CPU0:XR-ROUTER# show version

Thu Jul 30 14:27:41.521 PST
Cisco IOS XR Software, Version 3.8.1[00]
Copyright (c) 2009 by Cisco Systems, Inc.
ROM: System Bootstrap, Version 1.53(20090311:225342) [CRS-1 ROMMON], 
XR-ROUTER uptime is 11 hours, 48 minutes
System image file is "bootflash:disk0/hfr-os-mbi-3.8.1/mbihfr-rp.vm"
cisco CRS-16/S (7457) processor with 4194304K bytes of memory.
7457 processor at 1197Mhz, Revision 1.2
2 Management Ethernet
5 TenGigE
29 SONET/SDH
28 Packet over SONET/SDH
1 WANPHY controller(s)
8 GigabitEthernet
1 Asynchronous Transfer Mode
1019k bytes of non-volatile configuration memory.
38079M bytes of hard disk.
2052832k bytes of disk0: (Sector size 512 bytes).
Boot device on node 0/0/CPU0 is bootflash:
Package active on node 0/0/CPU0:

hfr-fpd, V 3.8.1[00], Cisco Systems, at disk0:hfr-fpd-3.8.1
    Built on Wed Jul 29 03:41:40 PST 2009
    By edde-bld1 in /auto/srcarchive3/production/3.8.1/hfr/workspace for c4.2.1-p0

!--      Output Truncated       --

Cisco NX-OS イメージ

図 17 は、Cisco NX-OS ソフトウェア リリース 4.2(1) のシステム イメージ名です。

図 17: Cisco NX-OS ソフトウェア イメージ名の例

figure-17.gif

図 18 は show version コマンドの出力結果です。システム イメージのバージョンとシステム イメージ ファイルが太字で示されています。

図 18: Cisco NX-OS ソフトウェア 4.2(1) における show version コマンドの出力結果

 
switch# show version 
Cisco Nexus Operating System (NX-OS) Software 
TAC support: http://www.cisco.com/tac 
Copyright (c) 2002-2009, Cisco Systems, Inc. All rights reserved. 
The copyrights to certain works contained in this software are 
owned by other third parties and used and distributed under 
license. Certain components of this software are licensed under 
the GNU General Public License (GPL) version 2.0 or the GNU 
Lesser General Public License (LGPL) Version 2.1. A copy of each 
such license is available at 
http://www.opensource.org/licenses/gpl-2.0.php and 
http://www.opensource.org/licenses/lgpl-2.1.php 

Software
  BIOS:      version 3.15.0
  loader:    version N/A
  kickstart: version 4.2(1) [gdb]
  system:    version 4.2(1) [gdb]
  BIOS compile time:       03/04/09
  kickstart image file is: bootflash:/n7000-s1-kickstart.4.2.1.bin
  kickstart compile time:  3/6/2009 2:00:00 [04/02/2009 09:49:07]
  system image file is:    bootflash:/n7000-s1-dk9.4.2.1.bin
  system compile time:     3/6/2009 2:00:00 [04/02/2009 10:28:32] 


Hardware
  cisco Nexus7000 C7010 (10 Slot) Chassis ("Supervisor module-1X")
  Intel(R) Xeon(R) CPU         with 2063436 kB of memory.
  Processor Board ID JAB10380101
  Device name: switch
  bootflash:    1023120 kB
  slot0:              0 kB (expansion flash) 

Kernel uptime is 2 day(s), 17 hour(s), 26 minute(s), 1 second(s) 

Last reset at 121426 usecs after  Sun Apr 13 20:38:08 2009

  Reason: Reset Requested by CLI command reload
  System version: 4.2(1)
  Service: 
   
!--      Output Truncated       --

ツールとリソース

表 8 は、Cisco IOS ソフトウェア リリースの移行計画に最も役立つシスコ ツールをまとめたものです。

表 8 ツールとリソース

ツール 説明
シスコ セキュリティ アドバイザリ シスコ製品に影響するセキュリティの問題についてシスコ PSIRT が作成、管理する公開情報です。
Bug Toolkit登録ユーザのみ) ソフトウェア バージョン、機能セット、キーワードをもとに既知のバグを検索できます。
シスコ製品/技術サポート Cisco IOS および NX-OS ソフトウェアの各リリースの資料。
Feature Navigator ソフトウェア機能とプラットフォームをサポートするリリースを検索して、異なるリリースと比較します。
Software Advisor登録ユーザのみ) IOS リリースの比較、各リリースの IOS 機能の照会、特定のハードウェア デバイスをサポートするソフトウェア リリースの判別をします。
ソフトウェア ダウンロード登録ユーザのみ) ソフトウェアのダウンロード。製品タイプごとに選択。
セキュリティ インテリジェンス オペレーション 早期警戒インテリジェンス、脅威と脆弱性分析、実績あるシスコ移行ソリューションによりネットワークを保護します。
End-of-Life End-of-Life 情報
Cisco Applied Mitigation Bulletin シスコ製品の機能を使用して脆弱性を検出、緩和する方法が解説されています。
Cisco IOS ソフトウェア リリースの選択方法 要件に合った最適な Cisco IOS ソフトウェア リリースの選択に役立つガイドラインと、選択の手助けになるツールを提供します。

謝辞

この文書の作成にあたりご協力いただいた多くの方に感謝します。
最終更新:Juan-Manuel Gonzalez(juagonza@cisco.com)
ネットワーク コンサルティング エンジニア

参考資料

Cisco IOS XE Software for Cisco ASR 1000 Series Routers
http://www.cisco.com/en/US/products/ps6642/prod_white_papers_list.html

Cisco IOS XE Software for Cisco ASR 1000 Series Routers
http://www.cisco.com/en/US/prod/collateral/routers/ps9343/product_bulletin_c25-448387.html

Cisco IOS XE Software End-of-Life Guidelines
http://www.cisco.com/en/US/prod/collateral/routers/ps9343/product_bulletin_c25-448258.html

Cisco IOS Software Modularity on the Cisco Catalyst 6500 Series Switch
http://www.cisco.com/en/US/prod/collateral/switches/ps5718/ps708/prod_white_paper0900aecd80313e09.html

Cisco IOS Packaging Product Bulletin(登録ユーザのみ)
http://www.cisco.com/en/US/customer/prod/collateral/iosswrel/ps8802/ps5460/prod_bulletin0900aecd80281b17.html

Cisco IOS ソフトウェアの製品ライフサイクルの日程およびマイルストーン
http://www.cisco.com/en/US/prod/collateral/iosswrel/ps8802/ps6969/ps1835/prod_bulletin0900aecd801eda8a_ps6350_Products_Bulletin.html

Cisco IOS Packaging Customer Q&A(登録ユーザのみ)
http://www.cisco.com/en/US/customer/products/sw/iosswrel/ps5460/products_qanda_item09186a00801af2c6.shtml

Cisco Software Activation and Compatibility Document
http://www.cisco.com/en/US/docs/switches/lan/catalyst3750e_3560e/software/release/12.2_50_se/configuration/note/swactivn.html#wp52909

Cisco IOS Release 15.0 Feature Sets and Memory Recommendations for Cisco 1900, 2900 and 3900 Series Routers
http://www.cisco.com/en/US/prod/collateral/iosswrel/ps8802/ps5460/product_bulletin_c25-566278_ps10537_Products_Bulletin.html


このドキュメントは、シスコ セキュリティ インテリジェンス オペレーションの一部です。

このドキュメントは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証を示唆するものでもありません。このドキュメントの情報およびリンク先の資料の使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。シスコでは、任意の時点でこのドキュメントの変更または更新を行う権利を留保します。

トップに戻る

セキュリティ インテリジェンス オペレーション