Cisco Prime Data Center Network Manager Remote Command Execution Vulnerability

2013 年 5 月 10 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 英語版 (2013 年 5 月 8 日) | フィードバック

Advisory ID: cisco-sa-20121031-dcnm

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/111/1116/1116756_cisco-sa-20121031-dcnm-j.html

日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。

Revision 2.0

Last Updated 2013 May 8 16:00 UTC (GMT)

For Public Release 2012 October 31 16:00 UTC (GMT)


要約

Cisco Prime Data Center Network Manager(DCNM)には、リモートからコマンドが実行される可能性のある脆弱性が存在します。この脆弱性により、リモートの認証されていない攻撃者は、Cisco Prime DCNM アプリケーションを実行しているコンピュータ上で任意のコマンドを実行できる可能性があります。

シスコはこの脆弱性に対処する無償のソフトウェア アップデートをリリースしました。

このアドバイザリは、次のリンク先で確認できます。

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/111/1116/1116756_cisco-sa-20121031-dcnm-j.html

注: 本アドバイザリの初版リリースの後、DCNM ソリューションの一部である DCNM SAN サーバ コンポーネントだけでなく、DCNM LAN サーバも同じ脆弱性から影響を受けることが判明しました。DCNM LAN サーバ コンポーネントにも脆弱性が存在することを示し、またその脆弱性を追跡するための Cisco Bug ID を割り当てるために、本アドバイザリを Revision 2.0 にアップデートし、修正済みソフトウェアの情報を更新しました。

該当製品

脆弱性が存在する製品

Microsoft Windows および Linux プラットフォーム向けの Cisco Prime Data Center Network Manager リリース 6.1(2) より前の全リリースがこの脆弱性の影響を受けます。Cisco Prime DCNMソリューションの一部である DCNM-LAN サーバ およびDCNM-SAN サーバ のいずれもこの脆弱性の影響をうけます。

注: Cisco DCNM-LAN サーバおよび Cisco DCNM-SAN サーバは別個の製品でしたが、リリース 6.1(1) で 1 つの Cisco Prime DCNM 製品に統合されました。Cisco DCNM-LAN サーバおよび Cisco DCNM-SAN の全リリースが、この脆弱性の影響を受けます。

実行している Cisco Prime DCNM リリースを確認するには、管理者が Web ブラウザと HTTPS を使用して、Cisco Prime DCNM ソフトウェアを実行しているコンピュータに接続します。すると、ログインする前にログイン ページにリリース番号が表示されます。次の例は、バージョン 6.1(1a) を実行しているデバイスを示しています。
Cisco Prime
Data Center Network Manager
Version: 6.1(1a)

脆弱性が存在しない製品

他のシスコ製品において、この脆弱性の影響を受けるものは現在確認されていません。

詳細

Cisco Prime Data Center Network Manager(旧名称 Cisco Data Center Network Manger)は、イーサネットとストレージ ネットワークの管理を単一のダッシュボードに結合したネットワーク管理アプリケーションであり、ネットワーク管理者およびストレージ管理者が Cisco NX-OS ソフトウェアを実行するさまざまなシスコ製品ファミリの健全性とパフォーマンスを管理およびトラブルシューティングするために役立ちます

Cisco Prime Data Center Network Manager(DCNM)の 6.1(2) より前のバージョンには、認証されていないリモートの攻撃者が、Cisco DCNM-LAN サーバ およびCisco DCNM-SAN サーバ のいずれもを含み Cisco Prime DCNM アプリケーションをホストする基盤のオペレーティング システム上で任意のコマンドを実行できる可能性のある脆弱性が存在します。

この脆弱性は、認証されていないユーザが JBoss Application Server Remote Method Invocation(RMI)サービス、特に jboss.system:service=MainDeployer 機能にアクセスできることによるものです。認証されていないリモートの攻撃者が RMI サービス経由で任意のコマンドを送信することで、この脆弱性を不正利用する可能性があります。この不正利用により、攻撃者はデバイス上で任意のコマンドを実行できる可能性があります。

コマンドは、Cisco Prime DCNM が Microsoft Windows で稼働している場合は System ユーザとして、Linux で稼働している場合は root ユーザとして実行されます。

Cisco Prime DCNM はそのバージョンに基づいて、TCP ポート 1099 または 9099 を使用して RMI レジストリ機能を実行します。RMI トランザクションは常に、RMI レジストリ ポートへの TCP 接続で開始されます。

この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCtz44924登録ユーザのみ)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)ID として CVE-2012-5417 が割り当てられています。

脆弱性スコア詳細

シスコはこのアドバイザリでの脆弱性に対して Common Vulnerability Scoring System(CVSS)に基づいたスコアを提供しています。このセキュリティ アドバイザリでの CVSS スコアは CVSS バージョン 2.0 に基づいています。

CVSS は、脆弱性の重要度を示唆するもので、緊急性および対応の優先度を決定する組織の手助けとなる標準ベースの評価法です。

シスコは基本評価スコア(Base Score)および現状評価スコア(Temporal Score)を提供しています。お客様はこれらを用いて環境評価スコア(Environmental Score)を算出し、自身のネットワークにおける脆弱性の影響度を導き出すことができます。

シスコは次のリンクで CVSS に関する追加情報を提供しています。

http://www.cisco.com/web/about/security/intelligence/cvss-qandas.html

また、シスコは個々のネットワークにおける環境影響度を算出する CVSS 計算ツールを次のリンクで提供しています。

http://tools.cisco.com/security/center/cvssCalculator.x/


CSCtz44924 - JBoss installation allows remote command execution

Calculate the environmental score of CSCtz44924

CVSS Base Score - 10.0

Access Vector

Access Complexity

Authentication

Confidentiality Impact

Integrity Impact

Availability Impact

Network

Low

None

Complete

Complete

Complete

CVSS Temporal Score - 8.3

Exploitability

Remediation Level

Report Confidence

Functional

Official-Fix

Confirmed


影響

この脆弱性が不正利用されると、認証されていないリモートの攻撃者は、Cisco Prime DCNM が Microsoft Windows で稼働している場合は System ユーザとして、または Linux で稼働している場合は root ユーザとして、Cisco Prime DCNM アプリケーションをホストする基盤のオペレーティング システム上で任意のコマンドを実行できる可能性があります。

ソフトウェア バージョンおよび修正

ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt/ の Cisco Security Advisories and Responses アーカイブや、本アドバイザリ以降に公開のアドバイザリを参照して、起こりうる障害と完全なアップグレード ソリューションを判断してください。

いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新しいリリースで引き続き適切にサポートされていることの確認を十分に行ってください。情報が不明確な場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンス プロバイダーにお問い合わせください。


この脆弱性は、最初に Cisco Prime Data Center Network Manager リリース 6.1(2) で修正されています。

Cisco Prime Data Center Network Manager は、Cisco.com 内の Software Center(http://www.cisco.com/cisco/software/navigator.html)にアクセスし、[Products] > [Network Management and Automation] > [Data Center Management and Automation] > [Cisco Prime Data Center Network Manager] からダウンロードできます。


回避策

RMI トランザクションは Cisco Prime DCNM のバージョンに基づいて、デフォルトの TCP ポート 1099 または 9099 を使用して RMI レジストリ ポートに接続することで開始されるため、正当なデバイスだけが RMI レジストリ ポートに接続できるようにすることでこの脆弱性を回避できます。

ネットワーク内のシスコ デバイスに適用可能なその他の緩和策については、このアドバイザリの付属ドキュメント『Identifying and Mitigating Exploitation of the Cisco Prime Data Center Network Manager Remote Command Execution Vulnerability』にて参照できます。

http://tools.cisco.com/security/center/viewAMBAlert.x?alertId=27268

修正済みソフトウェアの入手

シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェア アップデートを提供しています。ソフトウェアの導入を行う前に、お客様のメンテナンス プロバイダーにご相談いただくか、ソフトウェアのフィーチャ セットの互換性およびお客様のネットワーク環境に特有の問題に関してご確認ください。

お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ご購入いただいたフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェア アップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html に記載のシスコのソフトウェア ライセンスの条項に従うことに同意したことになります。

サービス契約をご利用のお客様

サービス契約をご利用のお客様は、通常のアップデート チャネルからアップグレード ソフトウェアを入手してください。ほとんどのお客様は、Cisco.com の Software Navigator からアップグレードを入手することができます。http://www.cisco.com/cisco/software/navigator.html

サードパーティのサポート会社をご利用のお客様

シスコ パートナー、正規販売代理店、サービス プロバイダーなど、サードパーティのサポート会社と以前に契約していたか、または現在契約しており、その会社からシスコ製品の提供または保守を受けているお客様は、該当するサポート会社に連絡し、適切な処置について支援を受けてください。

回避策の効果は、使用製品、ネットワーク トポロジー、トラフィックの性質や組織の目的などのお客様の状況に依存します。影響製品およびリリースが多種多様であるため、回避策を実際に展開する前に、対象とするネットワークで適用する回避策または修正が最適であるか、お客様のサービス プロバイダーやサポート会社にご相談ください。

サービス契約をご利用でないお客様

シスコから直接購入したがシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティ ベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)に連絡してアップグレードを入手してください。

  • +1 800 553 2447(北米内からのフリー ダイヤル)
  • +1 408 526 7209(北米以外からの有料通話)
  • 電子メール:tac@cisco.com

無償アップグレードの対象であることをご証明いただくために、製品のシリアル番号と、このアドバイザリの URL をご用意ください。サービス契約をご利用でないお客様は TAC を通して無償アップグレードをお求めください。

さまざまな言語向けの各地の電話番号、説明、電子メール アドレスなどの、この他の TAC の連絡先情報については、シスコ ワールドワイドお問い合わせ先を参照してください。http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html

不正利用事例と公式発表

Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例は確認しておりません。

Metasploit Framework には、この脆弱性を引き起こす JBoss 構成を不正利用できるエクスプロイト モジュールがあります。

この脆弱性は、Security Compass(www.securitycompass.com)の Paul O'Grady 氏によってシスコに報告されました。この脆弱性を報告していただき、また弊社と連携しての公開にご協力いただいた O'Grady 氏に感謝いたします。

この通知のステータス:FINAL

本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証を示唆するものでもありません。本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。またシスコシステムズはいつでも本ドキュメントの変更や更新を実施する権利を有します。

後述する情報配信の URL を省略し、本アドバイザリの記述内容に関して単独の転載や意訳を実施した場合には、事実誤認ないし重要な情報の欠落を含む統制不可能な情報の伝搬が行われる可能性があります。


情報配信

このアドバイザリは次のリンクにある Cisco Security Intelligence Operations に掲載されます。

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/111/1116/1116756_cisco-sa-20121031-dcnm-j.html

また、このアドバイザリのテキスト版が Cisco PSIRT PGP キーによるクリア署名つきで次の電子メールで配信されています。

  • cust-security-announce@cisco.com
  • first-bulletins@lists.first.org
  • bugtraq@securityfocus.com
  • vulnwatch@vulnwatch.org
  • cisco@spot.colorado.edu
  • cisco-nsp@puck.nether.net
  • full-disclosure@lists.grok.org.uk

このアドバイザリに関する今後の更新があれば、Cisco.com に掲載されますが、メーリング リストで配信されるとは限りません。このアドバイザリの URL で更新をご確認いただくことができます。


更新履歴

Revision 2.0 2013-May-08 Updated advisory to indicate that the DCNM LAN server component of DNCM is also affected by this vulnerability. Added corresponding Cisco bug ID CSCua31204 and updated fixed software.
Revision 1.0 2012-October-31 Initial public release.

シスコ セキュリティ手順

シスコ製品におけるセキュリティの脆弱性の報告、セキュリティ事故に関する支援、およびシスコからセキュリティ情報を入手するための登録方法について詳しく知るには、Cisco.com の http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html にアクセスしてください。この Web ページには、シスコのセキュリティ アドバイザリに関してメディアが問い合わせる際の指示が掲載されています。すべてのシスコ セキュリティ アドバイザリは、http://www.cisco.com/go/psirt/ で確認することができます。