Cisco Security Advisory: Cisco Unified Communications Manager Skinny Client Control Protocol Vulnerabilities

2012 年 4 月 4 日 - ライター翻訳版
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Advisory ID: cisco-sa-20120229-cucm

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/111/1110/1110577_cisco-sa-20120229-cucm-j.html

日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。

Revision 1.1

Last Updated 2012 April 2 14:07 UTC (GMT)

For Public Release 2012 February 29 16:00 UTC (GMT)


要約


Cisco Unified Communications Manager デバイス は、リモートの認証されていない攻撃者が、巧妙に細工された Skinny Client Control Protocol(SCCP)メッセージを該当デバイスに送信することで再起動を引き起こしたり、または攻撃者自身が制御できる SQL コードを実行できる可能性があります。 

シスコはこれらの脆弱性に対応するための無償ソフトウェア アップデートを提供しています。

これらの脆弱性に対しては回避策があります。

このアドバイザリは、次のリンク先で確認できます。
http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/111/1110/1110577_cisco-sa-20120229-cucm-j.html

該当製品

脆弱性が存在する製品

次の製品は、このアドバイザリに記載される脆弱性の影響を受けます。
  • Cisco Unified Communications Manager ソフトウェア バージョン 6.x 
  • Cisco Unified Communications Manager ソフトウェア バージョン 7.x 
  • Cisco Unified Communications Manager ソフトウェア バージョン 8.x
  • Cisco Business Edition 3000
  • Cisco Business Edition 5000
  • Cisco Business Edition 6000
注:Cisco Unified Communications Manager バージョン 6.1 は 2011 年 9 月 3 日にソフトウェア メンテナンスが終了しています。Cisco Unified Communications Manager ソフトウェア バージョン 6.x をご利用のお客様は、サポートされている Cisco Unified Communications Manager のバージョンへのアップグレードに関してシスコ サポート チームにお問い合わせください。

脆弱性が存在しない製品

他のシスコ製品においてこのアドバイザリの影響を受けるものは、現在確認されていません。

詳細

Cisco Unified Communications Manager は、IP Phone、メディア処理デバイス、VoIP ゲートウェイ、およびマルチメディア アプリケーションなどのパケット テレフォニー ネットワーク デバイスにエンタープライズ テレフォニー機能を拡張する、シスコ IP テレフォニー ソリューションのコール処理コンポーネントです。

Cisco Unified Communications Manager には、SCCP パケットの処理に関係する脆弱性が 2 つ存在します。これらの問題によって、リモートの認証されていない攻撃者が、巧妙に細工された SCCP メッセージを該当デバイスに送信することで再起動を引き起こしたり、または攻撃者自身が制御できる SQL コードを実行できる可能性があります。両方の SCCP ポート(TCP ポート 2000 および 2443)が影響を受けます。

SCCP 登録時における Cisco Unified Communications Manager の再起動の可能性  
Cisco Unified Communication Manager は、巧妙に細工された SCCP メッセージを処理すると再起動する可能性があります。不正利用に成功した場合、該当デバイスで処理されるすべての音声サービスが失われる可能性があります。デバイスの再起動後、音声サービスは元の状態に戻ります。 この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCtu73538登録ユーザのみ)として文書化され、Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)ID として CVE-2011-4486 が割り当てられています。

Cisco Unified Communications Manager は登録時にブラインド SQL インジェクションに対して脆弱  
Cisco Unified Communications Manager は、巧妙に細工された SCCP メッセージを処理する際に、攻撃者自身が制御する SQL コードをブラインド実行する可能性があります。不正利用に成功した場合、攻撃者はデバイスが使用する SQL データベースの特定のセクションを変更できる可能性があります。この脆弱性は、Cisco Bug ID CSCtu73538登録ユーザのみ)としても文書化され、CVE ID として CVE-2011-4487 が割り当てられています。

脆弱性スコア詳細

シスコはこのアドバイザリでの脆弱性に対して Common Vulnerability Scoring System(CVSS)に基づいたスコアを提供しています。このセキュリティ アドバイザリでの CVSS スコアは CVSS バージョン 2.0 に基づいています。

CVSS は、脆弱性の重要度を示唆するもので、緊急性および対応の優先度を決定する組織の手助けとなる標準ベースの評価法です。

シスコは基本評価スコア(Base Score)および現状評価スコア(Temporal Score)を提供しています。お客様はこれらを用いて環境評価スコア(Environmental Score)を算出し、自身のネットワークにおける脆弱性の影響度を導き出すことができます。

シスコは次のリンクで CVSS に関する追加情報を提供しています。

http://www.cisco.com/web/about/security/intelligence/cvss-qandas.html

また、シスコは個々のネットワークにおける環境影響度を算出する CVSS 計算ツールを次のリンクで提供しています。

http://tools.cisco.com/security/center/cvssCalculator.x



CSCtu73538 -

Cisco Unified Communications Manager SCCP Registration may Cause Reload  

Calculate the environmental score of CSCtu73538

CVSS Base Score - 7.8

Access Vector

Access Complexity

Authentication

Confidentiality Impact

Integrity Impact

Availability Impact

Network

Low

None

None

None

Complete

CVSS Temporal Score - 6.4

Exploitability

Remediation Level

Report Confidence

Functional

Official-Fix

Confirmed



CSCtu73538 -

Cisco Unified Communications Manager Vulnerable to Blind SQL Injection During Registration  

Calculate the environmental score of CSCtu73538

CVSS Base Score - 5.8

Access Vector

Access Complexity

Authentication

Confidentiality Impact

Integrity Impact

Availability Impact

Network

Medium

None

None

Partial

Partial

CVSS Temporal Score - 4.8

Exploitability

Remediation Level

Report Confidence

Functional

Official-Fix

Confirmed

影響

このアドバイザリに記載された脆弱性の不正利用に成功した場合、認証されていないリモートの攻撃者はデバイスの再起動、またはバックエンド データベースに対する SQL コマンドの実行を行うことができます。SQL インジェクションに成功した場合、データを取得または変更できるほか、該当デバイスに対して継続的なサービス拒否(DoS)状態を引き起こすことができます。デバイスが再起動した場合、Cisco Unified Communications Manager は該当する処理を再開しますが、繰り返し攻撃されると継続的な DoS 状態に陥る可能性があります。

ソフトウェア バージョンおよび修正

ソフトウェアのアップグレードを検討する場合は、http://www.cisco.com/go/psirt/ の Cisco Security Advisories and Responses アーカイブと、後続のアドバイザリを参照して、起こりうる障害と完全なアップグレード ソリューションを判断してください。

いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新しいリリースで引き続き適切にサポートされていることの確認を十分に行ってください。情報が不明確な場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンス プロバイダーにお問い合わせください。

Cisco Unified Communication Manager Version

First Fixed Release

6.x Vulnerable; migrate to 7.1(5b)su5 or later

7.x

7.1(5b)su5; available April 6, 2012

8.0

8.0(3a)su3

8.5 Vulnerable; migrate to 8.6(2a)su1
8.6  8.6(2a)su1; available in March 2012
Cisco Business Edition 3000 Software
 8.6.3
Cisco Business Edition 5000 Software  8.6(2a)su1; available in March 2012
Cisco Business Edition 6000 Software  8.6(2a)su1; available in March 2012

Cisco Unified Communications Manager ソフトウェアは、次のリンク先からダウンロードできます。http://tools.cisco.com/support/downloads/go/Redirect.x?mdfid=268439621

Cisco Business Edition ソフトウェアは、次のリンク先からダウンロードできます。http://www.cisco.com/cisco/software/navigator.html?mdfid=283661240&i=rm


回避策

管理者は、TCP ポート 2000 および 2443 へのアクセスを制限し、Cisco Unified Communications Manager アプライアンスへの SCCP アクセスが必要なネットワーク トラフィックのみを許可することで、これらの脆弱性を回避できます。

ネットワーク内のシスコ デバイスに適用可能な他の対応策は、このアドバイザリの付属ドキュメントである『Cisco Applied Mitigation Bulletin』にて参照できます。

http://tools.cisco.com/security/center/content/CiscoAppliedMitigationBulletin/cisco-amb-20120229-cucm

修正済みソフトウェアの入手

シスコはこのアドバイザリに記載された脆弱性に対処する無償のソフトウェア アップデートを提供しています。ソフトウェアの導入を行う前に、お客様のメンテナンス プロバイダーにご相談いただくか、ソフトウェアのフィーチャ セットの互換性およびお客様のネットワーク環境に特有の問題に関してご確認ください。

お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ご購入いただいたフィーチャ セットに対してのみとなります。ソフトウェア アップグレードをインストール、ダウンロード、アクセス、またはその他の方法で使用した場合、お客様は http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html または http://www.cisco.com/public/sw-center/sw-usingswc.shtml に記載のシスコのソフトウェア ライセンスの条項に従うことに同意したことになります。

ソフトウェアのアップグレードに関し、psirt@cisco.com もしくは security-alert@cisco.com にお問い合わせいただくことはご遠慮ください。

サービス契約をご利用のお客様

サービス契約をご利用のお客様は、通常のアップデート チャネルからアップグレード ソフトウェアを入手してください。ほとんどのお客様は、Cisco.com の Software Center からアップグレードを入手することができます。http://www.cisco.com

サードパーティのサポート会社をご利用のお客様

シスコ パートナー、正規販売代理店、サービス プロバイダーなど、サードパーティのサポート会社と以前に契約していたか、または現在契約しており、その会社からシスコ製品の提供または保守を受けているお客様は、該当するサポート会社に連絡し、適切な処置について支援を受けてください。

回避策の効果は、使用製品、ネットワーク トポロジー、トラフィックの性質や組織の目的などのお客様の状況に依存します。影響製品およびリリースが多種多様であるため、回避策を実際に展開する前に、対象とするネットワークで適用する回避策または修正が最適であるか、お客様のサービス プロバイダーやサポート会社にご相談ください。

サービス契約をご利用でないお客様

シスコから直接購入したがシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティ ベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)に連絡してアップグレードを入手してください。

  • +1 800 553 2447(北米内からのフリー ダイヤル)
  • +1 408 526 7209(北米以外からの有料通話)
  • 電子メール:tac@cisco.com

無償アップグレードの対象であることをご証明いただくために、製品のシリアル番号と、このアドバイザリの URL をご用意ください。サービス契約をご利用でないお客様は TAC を通して無償アップグレードをお求めください。

さまざまな言語向けの各地の電話番号、説明、電子メール アドレスなどの、この他の TAC の連絡先情報については、シスコ ワールドワイドお問い合わせ先を参照してください。http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html

不正利用事例と公式発表

これらの脆弱性は、2011 年 11 月 8 日に Bugtraq で公開されました。Cisco Product Security Incident Response Team(PSIRT)では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例は確認しておりません。

これらの脆弱性は、Recurity Labs GmbH の Felix Lindner 氏によって報告され、Sandro Gauci 氏によって発見されました。

この通知のステータス:FINAL

本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証を示唆するものでもありません。本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。またシスコシステムズはいつでも本ドキュメントの変更や更新を実施する権利を有します。

後述する情報配信の URL を省略し、本アドバイザリの記述内容に関して単独の転載や意訳を実施した場合には、事実誤認ないし重要な情報の欠落を含む統制不可能な情報の伝搬が行われる可能性があります。


情報配信

このアドバイザリは次のリンクにある Cisco Security Intelligence Operations に掲載されます。

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/111/1110/1110577_cisco-sa-20120229-cucm-j.html

また、このアドバイザリのテキスト版が Cisco PSIRT PGP キーによるクリア署名つきで次の電子メールで配信されています。

  • cust-security-announce@cisco.com
  • first-bulletins@lists.first.org
  • bugtraq@securityfocus.com
  • vulnwatch@vulnwatch.org
  • cisco@spot.colorado.edu
  • cisco-nsp@puck.nether.net
  • full-disclosure@lists.grok.org.uk

このアドバイザリに関する今後の更新があれば、Cisco.com に掲載されますが、メーリング リストで配信されるとは限りません。このアドバイザリの URL で更新をご確認いただくことができます。


更新履歴

Revision 1.1 2012-April-02 Updated software release date.
Revision 1.0 2012-February-29 Initial public release.

シスコ セキュリティ手順

シスコ製品におけるセキュリティの脆弱性の報告、セキュリティ事故に関する支援、およびシスコからセキュリティ情報を入手するための登録方法について詳しく知るには、Cisco.com の http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html にアクセスしてください。この Web ページには、シスコのセキュリティ アドバイザリに関してメディアが問い合わせる際の指示が掲載されています。すべてのシスコ セキュリティ アドバイザリは、http://www.cisco.com/go/psirt/ で確認することができます。