Cisco Security Advisory: Cisco Identity Services Engine Database Default Credentials Vulnerability

2012 年 3 月 27 日 - ライター翻訳版
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Advisory ID: cisco-sa-20110920-ise

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/110/1108/1108580_cisco-sa-20110920-ise-j.html

日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。

Revision 1.2

Last Updated 2012 March 22 18:24 UTC (GMT)

For Public Release 2011 September 20 1600 UTC (GMT)


要約

Cisco Identity Services Engine(ISE)には、製品内のデータベース向けとしてデフォルトのクレデンシャルのセットが含まれています。リモートの攻撃者がそのクレデンシャルを使用して、デバイスの構成および設定を変更したり、デバイスの完全な管理制御権を取得したりする可能性があります。

シスコはこの脆弱性に対処する無償のソフトウェア アップデートをリリースしました。この脆弱性に対する回避策はありません。

このアドバイザリは次のリンクに掲載されます。 http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/110/1108/1108580_cisco-sa-20110920-ise-j.html

該当製品

脆弱性が存在する製品

この脆弱性は、リリース 1.0.4.MR2 より前のすべての Cisco ISE リリースに影響を与えます。これは、当該製品のハードウェア アプライアンスおよびソフトウェアのみのバージョンの両方に該当します。

どの Cisco ISE リリースがインストールされているかは、次の方法で判別できます。

  • Cisco ISE コマンドライン インターフェイス(CLI)で、 show application version ise コマンドを実行します。次に例を示します。
    ise-node1/admin# show application version ise
    
    Cisco Identity Services Engine
    ---------------------------------------------
    Version      : 1.0.4.558
    Build Date   : Thu 18 Aug 2011 04:41:15 PM EST
    Install Date : Fri 16 Sep 2011 01:38:48 PM EST  
    
    
    ise-node1/admin#
    上記の show application version ise による出力例の場合、インストールされている Cisco ISE リリースは 1.0.4.588 です。

  • Cisco ISE の Web ベース インターフェイスのメイン ログイン ページで、[Identity Services Engine] の見出しの下にバージョン情報が表示されます。
  • Cisco ISE の Web ベース インターフェイスから、ログインして画面左下の角にある [Help] ボタンをクリックします。表示されたメニューから、[About Identity Services Engine] を選択します。表示されたウィンドウの [Identity Services Engine] の見出しの下にバージョン情報が表示されます。

脆弱性が存在しない製品

他のシスコ製品において、このアドバイザリの影響を受けるものは現在確認されていません。

詳細

Cisco Identity Services Engine は、属性に基づくアクセス制御ソリューションを提供します。単一のプラットフォームに、Authentication, Authorization, and Accounting(AAA; 認証、許可、アカウンティング)、ポスチャ、プロファイリング、ゲスト管理サービスが統合されています。管理者は、一貫性のある方法でユーザとエンドポイント向けに中央でアクセス制御ポリシーを作成および管理することができ、ネットワークに接続されたすべてに対するエンドツーエンドの可視性を得ることができます。

Cisco ISE には、製品内のデータベース向けとしてデフォルトのクレデンシャルのセットが含まれています。リモートの攻撃者がそのクレデンシャルを使用して、デバイスの構成および設定を変更したり、デバイスの完全な管理制御権を取得したりする可能性があります。

この脆弱性は Cisco Bug ID CSCts59135 登録ユーザのみ)として文書化され、CVE ID として CVE-2011-3290 が割り当てられています。

脆弱性スコア詳細

シスコはこのアドバイザリでの脆弱性に対して Common Vulnerability Scoring System(CVSS)に基づいたスコアを提供しています。このセキュリティ アドバイザリでの CVSS スコアは CVSS バージョン 2.0 に基づいています。

CVSS は、脆弱性の重要度を示唆するもので、緊急性および対応の優先度を決定する手助けとなる標準ベースの評価法です。

シスコは基本評価スコア(Base Score)および現状評価スコア(Temporal Score)を提供しています。お客様はこれらを用いて環境評価スコア(Environmental Score)を算出し、個々のネットワークにおける脆弱性の影響度を導き出すことができます。

シスコは次の URL にて CVSS に関する FAQ を提供しています。

http://www.cisco.com/web/about/security/intelligence/cvss-qandas.html

また、シスコは個々のネットワークにおける環境影響度を算出する CVSS 計算ツールを以下の URL にて提供しています。

http://tools.cisco.com/security/center/cvssCalculator.x

Default credentials for Oracle database on ISE

Calculate the environmental score of CSCts59135

CVSS Base Score - 10

Access Vector

Access Complexity

Authentication

Confidentiality Impact

Integrity Impact

Availability Impact

Network

Low

None

Complete

Complete

Complete

CVSS Temporal Score - 8.3

Exploitability

Remediation Level

Report Confidence

Functional

Official Fix

Confirmed

影響

この脆弱性の不正利用に成功した場合、攻撃者はデバイスの構成および設定を変更したり、デバイスの完全な管理制御権を取得したりする可能性があります。

ソフトウェア バージョンおよび修正

ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、 http://www.cisco.com/go/psirt/ および本アドバイザリ以降に公開のアドバイザリも参照して、起こりうる障害と完全なアップグレード ソリューションを判断してください。

いずれの場合も、アップグレードするデバイスに十分なメモリがあること、および現在のハードウェアとソフトウェアの構成が新しいリリースで引き続き適切にサポートされていることの確認を十分に行ってください。情報が不明確な場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)もしくは契約しているメンテナンス プロバイダーにお問い合わせください。

Cisco ISE リリース 1.0.4.573 は次の 2 つの形式で提供されます。新規インストール、または既存のインストールの完全なリイメージングに使用できる、完全なインストール イメージを含む ISO イメージ(ファイル名:ise-1.0.4.573.i386.iso)。または、インストールされている既存の Cisco ISE リリース 1.0(1.0.3.377)または Cisco ISE リリース 1.0MR(1.0.4.558)から Cisco ISE リリース 1.0.4.573 へのアップグレードとして使用できるアプリケーション バンドル(ファイル名:ise-appbundle-1.0.4.573.i386.tar.gz)。

これらのファイルは、Cisco.com 内の Software Center からダウンロードできます。 http://www.cisco.com/cisco/software/navigator.html leavingcisco.com 次のパスを使用してファイルにアクセスできます。

Products > Security > Identity Management > Cisco Identity Services Engine > Cisco Identity Services Engine Software 1.0 > Identity Services Engine System Software-1.0 MR

Cisco ISE リリース 1.0.4.573 をインストールする際は、ISO イメージからの新規インストール、またはアプリケーション バンドルとして既存のインストールからアップグレードのいずれにおいても、次のことが実行されます。

  • 既存のデータベースのデフォルトのクレデンシャルを削除、および
  • ユーザに新しいデータベース クレデンシャルの提供を要求

回避策

この脆弱性に対する回避策はありません。

ネットワーク内のシスコ デバイスに適用可能な他の対応策は、このアドバイザリの付属ドキュメントである『Cisco Applied Intelligence』にて参照できます。 http://tools.cisco.com/security/center/content/CiscoAppliedMitigationBulletin/cisco-amb-20110920-ise

修正済みソフトウェアの入手

シスコはこの脆弱性に対処する無償のソフトウェア アップデートをリリースしました。ソフトウェアの導入を行う前にお客様のメンテナンス プロバイダーにご相談いただくか、ソフトウェアのフィーチャ セットの互換性およびお客様のネットワーク環境に特有の問題に関してご確認ください。

お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ご購入いただいたフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェア アップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html に記載のシスコのソフトウェア ライセンスの条項、または Cisco.com ダウンロード サイトの http://www.cisco.com/public/sw-center/sw-usingswc.shtml に説明のあるその他の条項に従うことに同意したことになります。

ソフトウェアのアップグレードに関し、psirt@cisco.com もしくは security-alert@cisco.com にお問い合わせいただくことはご遠慮ください。

サービス契約をご利用のお客様

サービス契約をご利用のお客様は、通常のアップデート チャネルからアップグレード ソフトウェアを入手してください。ほとんどのお客様は、シスコのワールドワイド Web サイト上の Software Center からアップグレードを入手することができます。 http://www.cisco.com

サードパーティのサポート会社をご利用のお客様

シスコ パートナー、正規販売代理店、サービス プロバイダーなど、サードパーティのサポート会社と以前に契約していたか、または現在契約しており、その会社からシスコ製品の提供または保守を受けているお客様は、該当するサポート会社に連絡し、本脆弱性に関する適切な処置について指示と支援を受けてください。

回避策の効果は、使用製品、ネットワーク トポロジー、トラフィックの性質や組織の目的などのお客様の状況に依存します。影響製品が多種多様であるため、回避策を実際に展開する前に、対象とするネットワークで適用する回避策が最適であるか、お客様のサービス プロバイダーやサポート会社にご相談ください。

サービス契約をご利用でないお客様

シスコから直接購入したがシスコのサービス契約をご利用いただいていない場合、また、サードパーティ ベンダーから購入したが修正済みソフトウェアを購入先から入手できない場合は、Cisco Technical Assistance Center(TAC)に連絡してアップグレードを入手してください。TAC の連絡先は次のとおりです。

  • +1 800 553 2447(北米内からのフリー ダイヤル)
  • +1 408 526 7209(北米以外からの有料通話)
  • 電子メール:tac@cisco.com

無償アップグレードの対象であることをご証明いただくために、製品のシリアル番号と、このお知らせの URL をご用意ください。サービス契約をご利用でないお客様に対する無償アップグレードは、TAC 経由でご要求いただく必要があります。

さまざまな言語向けの各地の電話番号、説明、電子メール アドレスなどの、この他の TAC の連絡先情報については、 http://www.cisco.com/en/US/support/tsd_cisco_worldwide_contacts.html を参照してください。

不正利用事例と公式発表

Cisco PSIRT では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例とその公表は確認しておりません。

この脆弱性は、ウクライナの BMS Consulting 社 Andrey Ovrashko 氏および Sergey Bondarenko 氏によりシスコに報告されました。シスコは、この脆弱性を報告いただき、また弊社と連携しての公開にご協力いただいたことに対して、Andrey Ovrashko 氏と Sergey Bondarenko 氏、そして BMS Consulting 社に感謝いたします。

この通知のステータス:FINAL

本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証を示唆するものでもありません。本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。またシスコシステムズはいつでも本ドキュメントの変更や更新を実施する権利を有します。

後述する情報配信の URL を省略し、本アドバイザリの記述内容に関して単独の転載や意訳を実施した場合には、事実誤認ないし重要な情報の欠落を含む統制不可能な情報の伝搬が行われる可能性があります。

情報配信

本アドバイザリは、次のシスコのワールドワイド Web サイト上に掲載されます。

http://www.cisco.com/cisco/web/support/JP/110/1108/1108580_cisco-sa-20110920-ise-j.html

ワールドワイド Web 以外にも、次の電子メールおよび Usenet ニュースの受信者向けに、この通知のテキスト版が Cisco PSIRT PGP キーによるクリア署名つきで投稿されています。

  • cust-security-announce@cisco.com
  • first-bulletins@lists.first.org
  • bugtraq@securityfocus.com
  • vulnwatch@vulnwatch.org
  • cisco@spot.colorado.edu
  • cisco-nsp@puck.nether.net
  • full-disclosure@lists.grok.org.uk
  • comp.dcom.sys.cisco@newsgate.cisco.com

このアドバイザリに関する今後の更新は、いかなるものもシスコのワールドワイド Web サイトに掲載される予定です。 しかしながら、前述のメーリング リストもしくはニュースグループに対し 積極的に配信されるとは限りません。この問題に関心があるお客様は上記 URL にて最新情報を ご確認いただくことをお勧めいたします。

更新履歴

Revision 1.2 2012-March-22 Updated information about fixed software availability.
Revision 1.1 2011-October-03 Updated with information about fixed software availability.
Revision 1.0 2011-September-20 Initial public release.

シスコ セキュリティ手順

シスコ製品におけるセキュリティの脆弱性の報告、セキュリティ事故に関する支援、およびシスコからセキュリティ情報を入手するための登録方法について詳しく知るには、シスコ ワールドワイド Web サイトの http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html にアクセスしてください。このページには、シスコのセキュリティ通知に関してメディアが問い合わせる際の指示が掲載されています。すべてのシスコ セキュリティ アドバイザリは http://www.cisco.com/go/psirt/ で確認することができます。