Cisco Security Advisory: Multiple Cisco WebEx Player Vulnerabilities

2011 年 2 月 3 日 - ライター翻訳版
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Advisory ID: cisco-sa-20110201-webex

http://www.cisco.com/warp/public/707/cisco-sa-20110201-webex.shtml

日本語による情報は、英語による原文の非公式な翻訳であり、英語原文との間で内容の齟齬がある場合には、英語原文が優先します。

Revision 1.0

For Public Release 2011 February 1 1600 UTC (GMT)


要約

Cisco WebEx Recording Format(WRF)Player および Advanced Recording Format(ARF)Player に、バッファ オーバーフローを引き起こす脆弱性が複数存在します。この脆弱性を不正利用することで、攻撃者はリモートから対象ユーザのシステムで任意のコードを実行することが可能になる場合があります。

これらのプレーヤーは、オンライン会議の参加者によってコンピュータに記録された WebEx 会議の内容を再生するアプリケーションです。これらのプレーヤーは、ユーザが WebEx サーバにあるレコーディング ファイルにアクセスすると自動でインストールされます。または、オフラインで再生する場合、www.webex.com からアプリケーションをダウンロードし、手動でインストールすることもできます。 leavingcisco.com

これらのプレーヤーを自動でインストールした場合は、WebEx サーバにあるレコーディング ファイルにアクセスすることで、脆弱性のない最新バージョンへと自動でアップグレードされます。また、これらのプレーヤーを手動でインストールした場合は、次の URL から最新バージョンをダウンロードして、手動でインストールする必要があります。 www.webex.com leavingcisco.com

シスコはこれらの脆弱性に対応するための無償ソフトウェア アップデートを提供しています。

このアドバイザリは次のリンクに掲載されます。 http://www.cisco.com/warp/public/707/cisco-sa-20110201-webex.shtml

該当製品

脆弱性が存在する製品

このアドバイザリで公開される脆弱性は、Cisco WebEx Recording Format(WRF)Player および Advanced Recording Format(ARF)Player に影響を与えます。Microsoft Windows、Apple Mac OS X、Linux に対応するプレーヤーはすべて影響を受けます。該当するプレーヤーのバージョンは、クライアント ビルド T27LC SP22 および T27LB SP21 EP3 よりも前のバージョンです。

Cisco WebEx サーバで該当するバージョンのクライアント ビルドが実行されているかどうかを確認するには、ご利用の Cisco WebEx サイトにログインして、[サポート] から [ダウンロード] セクションに進みます。WebEx クライアント ビルドのバージョンは、ページ右にある [Meeting Center について](*1)の下に表示されています。詳細は、「ソフトウェア バージョンおよび修正」を参照してください。

(*1)[Meeting Center] の箇所はご契約のサービス名となります。

シスコでは、最新バージョンのプレーヤーへアップグレードすることを推奨しています。次の URL で入手できます。 www.webex.com/downloadplayer.html leavingcisco.com

脆弱性が存在しない製品

他のシスコ製品においてこのアドバイザリの影響を受けるものは、現在確認されていません。

詳細

WebEx 会議サービスは、Cisco Web Ex が管理および保守するホスト型のマルチメディア会議ソリューションです。オンライン会議の参加者がコンピュータ上でレコーディングした WebEx 会議の記録は、WRF および ARF のファイル形式で保存されます。これらのプレーヤーは、レコーディング ファイル(.wrf および .arf の拡張子が付いたファイル)を再生および編集するためのアプリケーションです。これらのプレーヤーは、ユーザが WebEx サーバにあるレコーディング ファイルにアクセスすると自動でインストールされます(ストリーミング再生時)。このほか、これらのプレーヤーを www.webex.com/downloadplayer.html leavingcisco.com からダウンロードして手動でインストールすることにより、ローカルでレコーディング ファイルを再生することもできます(オフラインで再生時)。

Cisco WebEx WRF Player および ARF Player には、バッファ オーバーフローを引き起こす脆弱性が複数存在します。この脆弱性によって、プレーヤー アプリケーションが破損する可能性があるほか、場合によってはリモートからコードが実行される恐れもあります。

これら脆弱性を不正利用するには、プレーヤー アプリケーションで不正な WRF ファイルまたは ARF ファイルを開く必要があります。攻撃者は、ユーザに不正なレコーディング ファイルを直接提供する(電子メールを利用するなど)か、ユーザを不正な Web ページへ移動させることで不正アクセスを試みます。WebEx 会議に参加しているユーザによってこの脆弱性が引き起こされることはありません。

これらの脆弱性には、次の Common Vulnerabilities and Exposures(CVE)ID 番号が割り当てられています。

  • CVE-2010-3269
  • CVE-2010-3041
  • CVE-2010-3042
  • CVE-2010-3043
  • CVE-2010-3044

脆弱性スコア詳細

シスコはこのアドバイザリでの脆弱性に対して Common Vulnerability Scoring System(CVSS)に基づいたスコアを提供しています。このセキュリティ アドバイザリでの CVSS スコアは CVSS バージョン 2.0 に基づいています。

CVSS は、脆弱性の重要度を示唆するもので、緊急性および対応の優先度を決定する手助けとなる標準ベースの評価法です。

シスコは基本評価スコア(Base Score)および現状評価スコア(Temporal Score)を提供しています。お客様はこれらを用いて環境評価スコア(Environmental Score)を算出し、個々のネットワークにおける脆弱性の影響度を導き出すことができます。

シスコは次の URL にて CVSS に関する FAQ を提供しています。

http://www.cisco.com/web/about/security/intelligence/cvss-qandas.html

また、シスコは個々のネットワークにおける環境影響度を算出する CVSS 計算ツールを以下の URL にて提供しています。

http://tools.cisco.com/security/center/cvssCalculator.x

Multiple Cisco WebEx Player Buffer Overflow Vulnerabilities

Calculate the environmental score of these bugs

CVSS Base Score - 9.3

Access Vector

Access Complexity

Authentication

Confidentiality Impact

Integrity Impact

Availability Impact

Network

Medium

None

Complete

Complete

Complete

CVSS Temporal Score - 7.7

Exploitability

Remediation Level

Report Confidence

Functional

Official-Fix

Confirmed

影響

この文書に記載される脆弱性を悪用した不正アクセスに成功した場合、Cisco WebEx ARF Player または WRF Player アプリケーションは破損する可能性があります。場合によっては、対象ユーザはリモートで任意のコードが実行される可能性もあります。

ソフトウェア バージョンおよび修正

ソフトウェアのアップグレードを検討する際には、 http://www.cisco.com/go/psirt/ および本アドバイザリ以降に公開のアドバイザリも参照して、起こりうる障害と完全なアップグレード ソリューションを判断してください。

これら脆弱性はまず、T27LC SP22 および T27LB SP21 EP3 にて修正されました。T27LC SP22 をご利用のお客様の場合、クライアント ビルドは 27.22SP.0.9253 と表示されます。T27LB SP21 を実行されているお客様への修正は、今後数週間の間に WebEx から提供されます。クライアント ビルドは、ソフトウェアが実装されてから決定します。

クライアント ビルドはご契約の Cisco WebEx サイトにログインし、[サポート] > [ダウンロード] セクションにてご確認いただけます。WebEx の不具合修正は、メジャー リリースに組み込まれます。たとえば、リリース 27.22SP.0 が修正されると、リリース 27.22SP.1 でもソフトウェア修正が行われます。

これらのプレーヤーを自動でインストールした場合は、WebEx サーバにあるレコーディング ファイルにアクセスすることで、脆弱性のない最新バージョンへと自動でアップグレードされます。

これらのプレーヤーを手動でインストールした場合は、次の URL から最新バージョンをダウンロードして、手動でインストールする必要があります。 www.webex.com/downloadplayer.html leavingcisco.com

回避策

このアドバイザリに記載されている脆弱性に対する回避策はありません。

修正済みソフトウェアの入手

シスコはこれらの脆弱性に対応するための無償ソフトウェア アップデートを提供しています。ソフトウェアの導入を行う前にお客様のメンテナンス プロバイダーにご相談いただくかソフトウェアのフィーチャ セットの互換性およびお客様のネットワーク環境に特有の問題に関してご確認下さい。

お客様がインストールしたりサポートを受けたりできるのは、ご購入いただいたフィーチャ セットに対してのみとなります。そのようなソフトウェア アップグレードをインストール、ダウンロード、アクセスまたはその他の方法で使用した場合、お客様は http://www.cisco.com/en/US/docs/general/warranty/English/EU1KEN_.html または Cisco.com ダウンロード サイト http://www.cisco.com/public/sw-center/sw-usingswc.shtml に説明のあるその他の条項に従うことに同意したことになります。

ソフトウェアのアップグレードに関し、psirt@cisco.com もしくは security-alert@cisco.com にお問い合わせいただくことはご遠慮ください。

不正利用事例と公式発表

Cisco PSIRT では、本アドバイザリに記載されている脆弱性の不正利用事例とその公表は確認しておりません。

これらの脆弱性は、社内テスト、または Core Security、TippingPoint、Fortinet の FortiGuard Labs を含む複数ソースからのお問い合せの際にご報告いただきました。

これらの脆弱性についてご報告いただいた皆様に感謝いたします。

この通知のステータス:FINAL

本アドバイザリは無保証のものとしてご提供しており、いかなる種類の保証を示唆するものでもありません。本アドバイザリの情報およびリンクの使用に関する責任の一切はそれらの使用者にあるものとします。またシスコシステムズはいつでも本ドキュメントの変更や更新を実施する権利を有します。

後述する情報配信の URL を省略し、本アドバイザリの記述内容に関して、単独の転載や意訳を実施した場合には、事実誤認ないし重要な情報の欠落を含む統制不可能な情報の伝搬が行われる可能性があります。

情報配信

本アドバイザリは、次のシスコのワールドワイド Web サイト上に掲載されます。

http://www.cisco.com/warp/public/707/cisco-sa-20110201-webex.shtml

ワールドワイド Web 以外にも、次の電子メールおよび Usenet ニュースの受信者向けに、この通知のテキスト版が Cisco PSIRT PGP キーによるクリア署名つきで投稿されています。

  • cust-security-announce@cisco.com
  • first-bulletins@lists.first.org
  • bugtraq@securityfocus.com
  • vulnwatch@vulnwatch.org
  • cisco@spot.colorado.edu
  • cisco-nsp@puck.nether.net
  • full-disclosure@lists.grok.org.uk
  • comp.dcom.sys.cisco@newsgate.cisco.com

このアドバイザリに関する今後の更新は、いかなるものもシスコのワールドワイド Web サイトに掲載される予定です。 しかしながら、前述のメーリング リストもしくはニュースグループに対し 積極的に配信されるとは限りません。この問題に関心があるお客様は上記 URL にて最新情報をご確認いただくことをお勧めいたします。

更新履歴

Revision 1.0

2011-Feb-01

Initial public release.

シスコ セキュリティ手順

シスコ製品におけるセキュリティの脆弱性の報告、セキュリティ事故に関する支援、およびシスコからセキュリティ情報を入手するための登録方法について詳しく知るには、シスコ ワールドワイド Web サイトの http://www.cisco.com/en/US/products/products_security_vulnerability_policy.html にアクセスしてください。このページには、シスコのセキュリティ通知に関してメディアが問い合わせる際の指示が掲載されています。すべてのシスコ セキュリティ アドバイザリは http://www.cisco.com/go/psirt/ で確認することができます。