ワイヤレス : Cisco PIX 500 シリーズ セキュリティ アプライアンス

PIX/ASA:セキュリティ アプライアンス コンフィギュレーション ファイルの TFTP サーバを使用したバックアップと復元

2010 年 11 月 15 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 9 月 13 日) | 英語版 (2008 年 9 月 26 日) | フィードバック

概要

このドキュメントでは、セキュリティ アプライアンス バージョン 6.x および 7.x のコンフィギュレーション ファイルとイメージ ファイルのバックアップと復元方法について説明しています。このドキュメントは、これらのファイルを TFTP サーバと PIX/ASA の間でコピーするために使用する基本的な手順を示します。

注:TFTP サーバを選択する詳細は、『TFTP サーバの選択と使用』を参照してください。



前提条件

要件

このドキュメントの情報を使用する前に、ネットワーク上に TFTP サーバが存在しており、そのサーバへの IP 接続が可能であることを確認します。接続を確認するには、ping コマンドを使用します。



使用するコンポーネント

このドキュメントは、特定のソフトウェアやハードウェアに限定されるものではありません。



関連製品

Cisco PIX 500 シリーズ セキュリティ アプライアンス ソフトウェア バージョン 7.x のコンフィギュレーションは、Cisco ASA シリーズ セキュリティ アプライアンス ソフトウェア バージョン 7.x でも使用できます。



表記法

ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。



コンフィギュレーションのバックアップと復元

このセクションでは、PIX 6.x と 7.x のコンフィギュレーションのバックアップと復元のために使用する次の手順に関する情報を提供します。



tftp-server、config net、write net コマンドを使用した PIX 6.x または 7.x のコンフィギュレーションのバックアップと復元

write netconfig nettftp-server コマンドは、バージョン 6.x および 7.x の PIX コンフィギュレーションのバックアップと復元をイネーブルにします。

注:これらのコマンドとこの手順は、PIX 6.x と 7.x バージョンの両方でサポートされます。どちらの場合も、コマンドはグローバル コンフィギュレーション モードで発行される必要があります。

  1. tftp-server コマンドを発行して、configure net コマンドと write net コマンドの入力を簡略化します。

    これらのコマンドを発行するとき、tftp-server コマンドで指定された TFTP サーバを継承することも、ユーザから値を提供することもできます。また、tftp-server コマンドのパスをそのまま継承することも、パスとファイル名を tftp-server コマンド値の最後に追加することも、tftp-server コマンド値を無効にすることもできます。PIX セキュリティ アプライアンスがサポートするのは 1 つの tftp-server コマンドだけです。

    tftp-server [if_name] {ip_address|hostname} path
    
  2. デフォルトの TFTP サーバ、パス、ファイル名を指定して、configure net コマンドまたは write net コマンドで使用します。

    これらのコマンドは、グローバル コンフィギュレーション モードで使用されます。これらのコマンドの no 形式を発行すると、サーバ コンフィギュレーションが削除されます。このコマンドは IPv4 と IPv6 のアドレスをサポートします。

    注:コマンドの構文は PIX 6.x と 7.x とでは少し異なります。PIX 6.x では、[if_name] はオプションのパラメータであり、TFTP サーバが存在するインターフェイス名を表します。指定しないと、内部インターフェイスであると見なされます。外部のインターフェイスを指定すると、外部インターフェイスが安全ではないという警告メッセージが表示されます。ただし、PIX 7.x では、[if_name] は、ゲートウェイ インターフェイス名を指定する必須パラメータになります。最も高いセキュリティ インターフェイス以外のインターフェイスを指定すると、インターフェイスが安全ではないという警告メッセージが表示されます。

    tftp-server コマンドに指定するパス名は、configure net コマンドと write net コマンドに指定する IP アドレスの最後に追加されます。tftp-server コマンドでファイルとパス名を多く指定すればするほど、configure net コマンドと write net コマンドで指定するものが少なくなります。tftp-server コマンドでフル パスとファイル名を指定した場合、configure net コマンドと write net コマンドの IP アドレスはコロンで表すことができます。

    次の例は、TFTP サーバを指定し、その後、/pixfirewall/config/test_config からコンフィギュレーションを読み取ります。

    tftp-server inside 10.1.1.42 /pixfirewall/config/test_config
    
    configure net :
  3. configure net コマンドを発行して、現在の実行コンフィギュレーションを、指定した IP アドレスに格納されている TFTP コンフィギュレーションに、名前を付けたファイルからマージします。

    tftp-server コマンドで IP アドレスとパス名を両方とも指定した場合、server_ip :filename をコロンで指定できます。

    configure net :

    次の例は、tftp-server コマンドにサーバとファイル名を設定してから、そのサーバを configure net コマンドで無効にしています。ファイル名は同じものが使用されています。

    hostname(config)#tftp-server inside 10.1.1.1 configs/config1
    
    hostname(config)#configure net 10.2.2.2:
    

    次の例は、tftp-server コマンドだけでサーバを設定しています。configure net コマンドではファイル名だけを指定します。

    hostname(config)#tftp-server inside 10.1.1.1
    
    hostname(config)#configure net :configs/config1
    

    マージによって、新しいコンフィギュレーションからのすべてのコマンドが実行コンフィギュレーションに追加されると、新しいバージョンと競合するコマンドはすべて上書きされます。たとえば、あるコマンドで複数のインスタンスが許可されており、新しいコマンドが実行コンフィギュレーションに存在するコマンドに追加されたとします。あるコマンドが 1 つのインスタンスだけを許可する場合、新しいコマンドは実行コンフィギュレーション内のコマンドを上書きします。マージは、実行コンフィギュレーションに存在するコマンドを削除しませんが、それらのコマンドは新しいコンフィギュレーションでは設定されません。

    このコマンドは copy tftp running-config コマンドと同じです。PIX 7.x の複数のコンテキスト モードでは、このコマンドはシステム実行スペースだけで利用可能です。そのため、configure net コマンドは特定のコンテキスト内で使用する代替手段になります。

  4. write net コマンドを発行して、TFTP サーバ内に実行コンフィギュレーションを格納します。

    write net コマンドは copy running-config tftp コマンドと同じです。

    write net :

    実行コンフィギュレーションとは現在メモリ内で実行中のコンフィギュレーションです。これには、コマンドラインでユーザが行った変更も含まれています。マルチ コンテキスト モードでは、このコマンドは現在のコンフィギュレーションだけを保存します。すべてのコンテキストを単一のコマンドで保存することはできません。このコマンドは、システム用と各コンテキスト用では別個に入力する必要があります。

    write net コマンドは、コンフィギュレーションを TFTP サーバに書き込むためにコンテキスト インターフェイスを使用します。ただし、システムが管理コンテキスト インターフェイスを使用してコンテキスト スタートアップ コンフィギュレーションにアクセスするので、write memory コマンドは、スタートアップ コンフィギュレーションを保存するために管理コンテキスト インターフェイスを使用します。

    次の例は TFTP サーバとファイル名を tftp-server コマンドで設定します。

    hostname#tftp-server inside 10.1.1.1 /configs/contextbackup.cfg
    
    hostname#write net
    

    次の例はサーバとファイル名を write net コマンドで設定します。tftp-server コマンドは入力されません。

    hostname#write net 10.1.1.1:/configs/contextbackup.cfg
    

    注:TFTP サーバに存在する PIX ファイアウォールの設定があり、TFTP サーバに同じファイル名でその設定の短いバージョンを格納する場合、最初の :end マークの後ろにさらにテキストがある場合があります。TFTP サーバの中にはファイルの先頭から書き込みを開始して、最初の :end マークの後にオリジナルの設定のいくつかを残すものもあります。これは PIX ファイアウォールには影響しません。ただし、configure net コマンドは、最初の :end マークに到達したときに読み込みを停止するので、設定を確認したときに最後に余分のテキストが存在するとユーザが混乱する可能性はあります。



copy コマンドを使用した PIX 6.x イメージのバックアップと復元

copy tftp flash コマンドを使用すると、TFTP を使用してファイアウォールのフラッシュ メモリにソフトウェア イメージをダウンロードできます。copy tftp flash コマンドは、バージョン 5.1 以降を実行する任意の PIX ファイアウォールで使用できます。ダウンロードしたイメージは、次回のリロード(リブート)時に PIX ファイアウォールで利用できるようになります。

次に copy tftp flash コマンドの出力を示します。

copy tftp[:[[//location] [/tftp_pathname]]] flash[:[image | pdm]]

オプションの location または pathname パラメータを指定せずにこのコマンドを使用した場合は、Cisco IOS® ソフトウェアで提示されるのと同様の一連の質問が表示されて、対話形式で場所とファイル名を決定します。コロンのみを入力した場合は、tftp-server コマンドの設定からパラメータが取得されます。その他のオプション パラメータを指定した場合、それらの値は、対応する tftp-server コマンド設定の代わりに使用されます。いずれかのオプション パラメータ(コロンとその後に続く何かなど)を指定した場合は、ユーザの入力を求めるプロンプトなしでコマンドが実行されます。

場所は IP アドレス、または PIX ファイアウォールの名前解決メカニズムによって IP アドレスに解決される名前で指定します。このメカニズムは現在、name および names コマンドによる静的マッピングです。PIX ファイアウォールでは、自身のルーティング テーブル情報を通じて、この場所に到達する方法が認識されている必要があります。この情報は、ip addressroute、または RIP コマンドによって決定されます。これは設定に依存します。

パス名には、サーバ上のファイルへのパスの最後のコンポーネントに加えて、任意のディレクトリ名を含めることができます。パス名にスペースを含めることはできません。copy tftp flash コマンドにではなく、TFTP サーバ内のディレクトリに設定されたディレクトリ名にスペースが含まれていて、イメージのダウンロード元のシステム上のディレクトリをポイントするように TFTP サーバが設定されている場合は、システムの IP アドレスとイメージ ファイル名を使用する必要があるだけです。TFTP サーバはコマンドを受信して、自身のルート ディレクトリ情報から実際のファイルの場所を判断します。その後、サーバから PIX ファイアウォールに TFTP イメージがダウンロードされます。

次に示すのは、TFTP サーバからイメージ ファイルを PIX にコピーし、TFTP サーバに戻す手順です。

  1. copy tftp flash コマンドを発行して、TFTP サーバから PIX フラッシュに PIX イメージをコピーします。

    次の例では、TFTP ダウンロードを開始する前に、PIX ファイアウォールがファイル名とその場所の入力を求めます。

    pix#copy tftp flash
    Address or name of remote host [127.0.0.1]? 10.1.1.5
    Source file name [cdisk]? pix512.bin
    copying tftp://10.1.1.5/pix512.bin to flash
    
    
    !!
    1030 bytes copied in 2.489 secs (395 bytes/sec)
    pix#
  2. copy flash tftp コマンドを発行して、フラッシュから TFTP サーバに PIX イメージをコピーします。

    pix#copy flash tftp
    Address or name of remote host []? 10.0.0.1
    Source filename []? pix512.bin
    Destination filename [pix512.bin]?
    Accessing tftp://10.66.64.10/backup_cfg_for_pix...
    !!!!
    
    1030 bytes copied in 9.612 secs (107 bytes/sec)
    pix#
  3. tftp-server コマンドを発行してファイル名と場所を設定します。

    これによって、メモリが保存され、その後、イメージがフラッシュ メモリにダウンロードされます。

    次の例は tftp-server コマンドから情報を取得します。この場合、TFTP サーバはイントラネット内にあり、外部のインターフェイス上に存在します。

    pixfirewall(config)#tftp-server outside 10.1.1.5 pix512.bin
    
    Warning: 'outside' interface has a low security level (0).

    次の例は tftp:copy コマンドでの使用法を示します。PIX はユーザの介入なしに TFTP からフラッシュにイメージを直接コピーします。

    pixfirewall(config)#copy tftp: flash 
    
    copying tftp://10.1.1.5/pix512.bin to flash
    
    !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!...
  4. tftp-host コマンド名を copy コマンドに入れて発行します。

    次の例は、name コマンドで IP アドレスを TFTP ホスト名にマップします。

    name 10.1.1.6 tftp-host
    
    copy tftp://tftp-host/pix512.bin flash
    
    copy tftp://tftp-host/tftpboot/pix512.bin flash


copy コマンドを使用した PIX/ASA 7.x/8.x コンフィギュレーションのバックアップと復元

次の方法の 1 つを使用して、PIX/ASA 7.x/8.x でコンフィギュレーションのバックアップと復元を行います。

copy コマンドを使用した PIX コンフィギュレーションとイメージのバックアップと復元

copy コマンドでは、ある場所から別の場所にファイルをコピーできます。

copy [/noconfirm | /pcap] {url | running-config | startup-config}
 {running-config | startup-config | url}

注:copy コマンドを使用した PIX 6.x イメージのバックアップと復元 」セクションのステップ 1 および 2 で説明されている copy コマンド手順を使用して、PIX イメージの TFTP サーバへのバックアップと復元を行います。copy コマンドの使用は、バージョン 6.x と 7.x/8.x とでは少し異なります。バージョン 6.x では、tftp:copy コマンドで発行する、たとえば、copy tftp: flash などとした場合、PIX はパスやファイル名などの格納済みの TFTP サーバ情報を使用します。しかし、バージョン 7.x/8.x では、PIX は一連の質問をユーザとやり取りします。それは、tftp:copy コマンドと TFTP サーバ情報に指定した場合でも行います。

次に示すのは、PIX から TFTP サーバへ、そして PIX へ、コンフィギュレーションをコピーする手順です。

  1. PIX 実行コンフィギュレーション ファイルを選択して TFTP サーバにコピーします。

    pix#copy running-config tftp
    Address or name of remote host []? 10.0.0.1
    Destination filename [pix-confg]? backup_cfg_for_pix
    !!
    1030 bytes copied in 2.489 secs (395 bytes/sec)
    pix#
  2. コンフィギュレーション ファイルを選択して、TFTP サーバから、特権(enable)モードの同じ PIX にコピーします。ここは基本のコンフィギュレーションになっています。

    pix#copy tftp running-config
    Address or name of remote host []? 10.0.0.1
    Source filename []? backup_cfg_for_pix
    Destination filename [running-config]?
    Accessing tftp://10.66.64.10/backup_cfg_for_pix...
    Loading backup_cfg_for_pix from 10.0.0.1 (via Ethernet0): !
    [OK - 1030 bytes]
    
    1030 bytes copied in 9.612 secs (107 bytes/sec)
    pix#

シングル モード コンフィギュレーションまたはマルチ モード システム コンフィギュレーションのバックアップと復元

シングル コンテキスト モードまたはマルチ モードのシステム コンフィギュレーションでは、スタートアップ コンフィギュレーションまたは実行コンフィギュレーションを外部のサーバやローカルのフラッシュ メモリにコピーできます。

注:コンフィギュレーションを実行コンフィギュレーションにコピーするときには、その 2 つのコンフィギュレーションがマージされます。マージによって、新しいコンフィギュレーションから実行コンフィギュレーションに新しいコマンドが追加されます。コンフィギュレーションが同じである場合は、何も変更はありません。コマンドが競合したり、コマンドがコンテキストの実行に影響を与える場合、マージの影響はコマンドによって異なります。エラーが発生する場合も、予期しない結果が発生する場合もあります。

  1. スタートアップ コンフィギュレーションまたは実行コンフィギュレーションを選択して外部のサーバまたはローカルのフラッシュ メモリにコピーします。

    hostname#copy {startup-config | running-config}
    tftp://server[/path]/filename
    
  2. 次の copy tftp コマンドを発行して、ファイルを PIX に復元します。

    hostname#copy tftp://server[/path]/filename {startup-config | running-config}
    
  3. 次の copy コマンドを発行して、FTP サーバにコピーします。

    hostname#copy {startup-config | running-config} 
    ftp://[user[:password]@]server[/path]/filename
    
  4. 次の copy コマンドを発行して、ファイルを PIX に復元します。

    hostname#copy ftp://[user[:password]@]server[/path]/filename {startup-config | running-config}
    
  5. 次の copy コマンドを発行して、ローカルのフラッシュ メモリにコピーします。

    hostname#copy {startup-config | running-config} {flash:/ | disk0:/ | 
    disk1:/}[path/]filename
    
  6. 次の copy コマンドを発行して、バックアップ ファイルを復元します。

    hostname#copy {flash:/ | disk0:/ | 
    disk1:/}[path/]filename {startup-config | running-config}
    

    コピー先ディレクトリが存在することを確認します。存在しない場合は、mkdir コマンドを発行してディレクトリを作成します。

フラッシュ メモリでのコンテキスト コンフィギュレーションのバックアップと復元

マルチ コンテキスト モードで、次のコマンドの 1 つをシステム実行スペースで発行して、ローカルのフラッシュ メモリにあるコンテキスト コンフィギュレーションをコピーします。

  1. 次の copy コマンドを発行して TFTP サーバにコピーします。

    hostname#copy disk:[path/]filename tftp://server[/path]/filename
    
  2. 次の copy コマンドを発行して、ファイルを PIX に復元します。

    hostname#copy tftp://server[/path]/filename disk:[path/]filename
    
  3. 次の copy コマンドを発行して、FTP サーバにコピーします。

    hostname#copy disk:[path/]filename ftp://[user[:password]@]server 
    [/path]/filename
    
  4. 次の copy コマンドを発行して、ファイルを PIX に復元します。

    hostname#copy ftp://[user[:password]@]server 
    [/path]/filename disk:[path/]filename
    
  5. 次の copy コマンドを発行して、ローカルのフラッシュ メモリにコピーします。

    hostname#copy {flash:/ | disk0:/ | disk1:/}[path/]filename {flash:/ | disk0:/ | 
    disk1:/}[path/]newfilename
    
  6. 次の copy コマンドを発行して、ファイルを PIX に復元します。

    hostname#copy {flash:/ | disk0:/ | 
    disk1:/}[path/]newfilename {flash:/ | disk0:/ | disk1:/}[path/]filename
    

あるコンテキスト内でのコンテキスト コンフィギュレーションのバックアップ

マルチ コンテキスト モードで、1 つのコンテキスト内から、次のバックアップを実行できます。

  1. 次の copy コマンドを発行して、実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーション サーバ(管理コンテキストに接続されているもの)にコピーします。

    hostname/contexta#copy running-config startup-config
    
  2. 次の copy コマンドを発行して、実行コンフィギュレーションをコンテキスト ネットワークに接続されている TFTP サーバにコピーします。

    hostname/contexta#copy running-config tftp:/server[/path]/filename
    


export コマンドと import コマンドを使った追加のファイルのバックアップ

使用中のコンフィギュレーションで基本となる追加のファイルには、次のものがあります。

  • import webvpn コマンドを使ってインポートするファイル。現在、次のファイルには、カスタマイズ、URL リスト、Web コンテンツ、プラグイン、言語翻訳が含まれています。

  • DAP ポリシー(dap.xml)

  • CSD コンフィギュレーション(data.xml)

  • デジタルの鍵と証明書

  • ローカルの CA ユーザ データベースと証明書ステータス ファイル

CLI では、export および import コマンドを使用してコンフィギュレーションの個別の要素をバックアップして復元できます。これらのファイル、たとえば、import webvpn コマンドや証明書でインポートしたファイルのバックアップは、次のステップで行います。

  1. 適切な show コマンドを発行します。次に例を示します。

    hostname #show import webvpn plug-in
    ica
    rdp
    ssh,telnet
    vnc
    hostname#
  2. バックアップ対象のファイル、この例の場合は rdp ファイルに対して export コマンドを発行します。

    hostname #export webvpn plug-in protocol rdp tftp://tftpserver/backupfilename
    
    hostname #


スクリプトを使用したファイルのバックアップと復元

セキュリティ アプライアンス上のコンフィギュレーション ファイルのバックアップと復元は、スクリプトを使って実行できます。コンフィギュレーション ファイルには、import webvpn CLI を使ってインポートするすべての拡張機能、CSD コンフィギュレーション XML ファイル、および DAP コンフィギュレーション XML ファイルが含まれています。セキュリティのため、Cisco ではデジタルの鍵および証明書またはローカル CA 鍵の自動バックアップを実行することは推奨しません。

このセクションでは、自動バックアップの手順を説明し、そのまま使用でき、また、環境の必要に応じて変更できるサンプル スクリプトを提供します。サンプル スクリプトは Linux システム用のものです。これを Microsoft Windows システムで使用するには、サンプルのロジックを変更する必要があります。

注:既存の CLI では、copyexport、および import コマンドで個別のファイルのバックアップと復元ができます。ただし、既存の CLI には、すべての ASA コンフィギュレーション ファイルを 1 回の操作でバックアップする機能はありません。スクリプトを実行すると、複数の CLI を使用できます。

前提条件

ASA コンフィギュレーションのバックアップと復元のためにスクリプトを使用するには、次のタスクを実行します。

  • Expect モジュールで Perl をインストールする。

  • ASA に到達できる SSH クライアントをインストールする。

  • TFTP サーバをインストールして ASA からバックアップ サイトにファイルを送信する。

もう 1 つのオプションとして、有償で販売されているツールを使用することがあります。有償ツールにこのスクリプトのロジックを追加できます。

スクリプトの実行

次のステップを実行して、バックアップと復元のスクリプトを実行します。

  1. システムの任意の場所にスクリプト ファイルをダウンロードするか、カット アンド ペーストします。

  2. コマンドラインで、Perl scriptname と入力します。ここで、scriptname はスクリプト ファイルの名前です。

  3. Enter キーを押します。

  4. それぞれのオプションの値を入力するようにシステムから求められます。あるいは、Perl scriptname コマンドを入力して Enter キーを押す前にこれらのオプションの値を入力することもできます。どちらの方法でも、スクリプトはそれぞれのオプションに値を入力するように要求します。

  5. スクリプトは実行を開始し、発行するコマンドを出力します。これが CLI の記録になります。これらの CLI は後の復元に使用することもできます。特に、1 つまたは 2 つのファイルを復元する場合に便利です。



ターミナル エミュレーション プログラムを使用したコンフィギュレーションのバックアップと復元

ターミナル エミュレーション プログラムは、コンフィギュレーションのバックアップと復元に使用できます。ここでは、Microsoft HyperTerminal Terminal Emulation ソフトウェアと PIX 6.x または 7.x/8.x を使用する手順を説明します。

  1. pix> プロンプトで enable コマンドを発行し、プロンプトが表示されたら必要なパスワードを入力します。

    プロンプトは pix# に変わります。これは、PIX が特権モードになっていることを示します。

  2. terminal pager 0 コマンドを発行して、一度に 1 画面分ではなく、応答全体を返すよう PIX に指定します。

    これにより、PIX が一度に 1ウィンドウ分応答する場合に生成される余分な --more-- プロンプトを表示させずに、コンフィギュレーションをキャプチャできます。

  3. [HyperTerminal] メニューで、[Transfer] > [Capture Text] を選択します。

    [Capture Text] ウィンドウが表示されます。

  4. このファイルを config.txt として保存します。

  5. [Start] をクリックして、[Capture Text] ウィンドウを消去し、キャプチャを開始します。

  6. show running-config コマンドを発行し、ルータが応答を完了するまで待機します。

    次の内容が表示されます。

    Building configuration...

    コンフィギュレーションは、Building configuration の後に表示されます。

  7. HyperTerminal メニューで、[Transfer] > [Capture Text] > [Stop] を選択し、スクリーン キャプチャを終了します。

  8. Notepad や Wordpad などのテキスト エディタで作成した config.txt ファイルを開き、ファイルを保存します。

  9. そのコンフィギュレーションを復元する必要がある PIX に接続します。

  10. config.txt ファイルを開きます。

  11. config.txt ファイルの内容全体を選択して強調表示します。

    強調表示させるには、マウスの左ボタンを押しながらカーソルをファイルの最初の文字の前から最後の文字の後までドラッグします。また、Notepad を使用している場合は、メニューから [Edit] > [Select All] を選択する方法もあります。

  12. テキスト エディタのメニューから [Edit] > [Copy] を選択するか、Ctrl キーを押したまま同時に C キーを押して、選択したテキストを Windows のクリップボードからコピーします。

  13. HyperTerminal ウィンドウに切り替え、pix# プロンプトで configure terminal コマンドを発行します。

  14. Enter キーを押します。

  15. HyperTerminal のメニューで [Edit] > [Paste to Host] を選択して、コンフィギュレーション ファイルを PIX に貼り付けます。

  16. コンフィギュレーションを貼り付け、PIX がコンフィギュレーション プロンプトに戻った後で、copy running-config startup-config コマンドを発行して、コンフィギュレーションをメモリに書き込みます。

  17. exit コマンドを発行して、pix# プロンプトに戻ります。



確認

show running-config コマンドを発行して、コピー先の PIX にコンフィギュレーション ファイルがコピーされていることを確認します。




関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション

シスコ サポート コミュニティは、どなたでも投稿や回答ができる情報交換スペースです。


関連情報


Document ID: 70771