サーバ - ユニファイド コンピューティング : Cisco UCS 6100 シリーズ ファブリック インターコネクト

Fabric Interconnect 交換手順(Cluster 構成されている場合)

2010 年 6 月 25 日 - 日本オリジナル版
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目次


概要

本ドキュメントでは、Fabric Interconnect がクラスタで構成されている Unified Computing System(UCS)において、片方の Fabric Interconnect をハードウェアの故障などで交換する際の交換方法について記述してあります。



前提条件

要件

この設定を開始する前に、次の要件が満たされていることを確認してください。

  • Fabric Interconnect がクラスタで構成されていることをご確認ください。

使用するコンポーネント

このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づくものです。

  • Fabric Interconnect として UCS6120 を使用。
  • 交換前の UCSM、Fabric Interconnect のバージョンが 1.1(1j)、交換部品の UCSM、Fabric Interconnect のバージョンが 1.0(2j)。

このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。このドキュメント内で使用されているデバイスは、すべてクリアな(デフォルト)設定で作業が開始されています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、すべてのコマンドによる潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。

ネットワーク ダイアグラム(オプション)

このドキュメントでは、次のネットワーク構成を使用しています。

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表記法

ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。



タスク

このセクションでは、このドキュメントで説明する機能を設定するために必要な情報を提供します。

手順説明

手順

Step 1 - 

交換元 Fabric Interconnect(以降 FI)をクラスタの subordinate に設定。

概要

FI の交換中にクラスタのスイッチオーバによる予期しない不具合が発生しない様、予め交換対象の FI を Subordinate に設定しておきます。

  • 交換元の FI がまだ立ち上がっていて、クラスタの Primary である場合、交換元の FI の CLI でクラスタの Primary をもう一方の FI にフェイルオーバーする。

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Step 2 - 

交換元 FI の撤去

  • 交換対象の FI から電源ケーブルを抜いて電源断。
  • 交換対象の FI から全ケーブルを抜去。
  • Expansion モジュールを抜去。
  • Fan、電源モジュールを抜去。
  • FI の抜去。
  • FI からラックマウントキットを取外し。

Step 3 - 

代替 FI の設置

  • 代替 FI にラックマウントキットを取付。
  • FI のラックマウント。
  • Fan、電源モジュールを取付。
  • Expansion Module を取付。
  • 交換元 FI から抜いたケーブルのうち、コンソールケーブル、外部ネットワークケーブル、のみを元のポートに差込(* IOM との接続、FI 間のクラスタ接続はこの時点で結線しない)
  • 電源ケーブルを接続して代替 FI 電源投入。

Step 4 - 

Standaloneでの構成

概要

クラスタ構成の FI 間、または交換する FI とその FI に接続されている IOM 間のそれぞれで、Firmware が異なっている場合に不整合が発生する可能性があります。
このため、先ず始めに Standalone で構成して起動し、Firmware のバージョンを確認します。
交換前の FI とバージョンが異なる場合には "5." でバージョン合わせを行います。

  • 代替 FI が立ち上がってきたら、以下の通り Standaloneに設定

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Step 5 - 

Firmware のバージョン合わせ

  • ブラウザから代替 FI にアクセス。"LAUNCH" をクリック。

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  • ログイン

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  • 立ち上がってきたウィンドウ(UCSM)から以下をクリックしてファームウェアのバージョン確認
    • "Equipment" タブ ⇒ "Equipment"
    • "Firmware Management" タブ ⇒ "Installed Firmware"
  • もし交換前の FI とファームウェアのバージョンが異なる場合、ファームウェアのバージョンアップ。交換前のバージョンと同じであれば、"6.構成情報消去" へ。(交換前の FI のファームウェアは、もう一方の FI と同じでなければならないので、交換前の FI のバージョンが不明の場合はもう一方の FI のバージョンをチェック)

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  • 事前に当該 FI から FTP/TFTP/SCP/SFTP でアクセス可能なサーバにファームウェアバンドルを保存。
  • 上記のウィンドウ内 "Download Firmware" をクリックし、リモートサーバの必要情報を入力し、OKをクリック。

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  • "Firmware Management" タブ内の "Download Tasks" ボタンからダウンロード状況を確認可能。

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  • ダウンロードが100%になって完了したら、"Firmware Management" タブ内の "Packages" タブからダウンロード済みのパッケージを確認可。

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UCSM の Firmware アップグレード

  • "Firmware Management" タブ内の "Activate Firmware" リンクをクリックし、まず UCS Manager の Startup Version を交換前の FI と同じファームウェアバージョンを選択、Ignore Compatibility Check をチェックし、OK をクリック。

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  • すぐに UCSM のセッションが切れて、内部でアップグレード開始。3〜4分後、再度ログイン。

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Fabric Interconnect の Firmware アップグレード

  • "Equipment" タブから交換後の Fabric Interconnect を選択し、右側のワークスペースから "Activate Firmware" を選択。ウィンドウ内で、"Kernel Version"、"System Version" ともに変更するファームウェアのバージョンを選択。"Ignore Compatibility Check" にチェックを入れ、OK。

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  • アップグレード中にファブリックインターコネクトのリセットが伴う旨の注意喚起のポップアップが出力されるので、Yes をクリック。

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  • しばらくすると UCSM のセッションが切れ、コンソール上でリセットしている様子を閲覧可能。

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  • コンソール上で FI のファームウェアアップグレードが終了したら、再度 UCSM GUI にログインし、インストールされているファームウェアの最終確認。

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Step 6 - 

構成情報消去

概要

最終的にクラスタ環境での設定を行うため、"4." および "5." での作業のために設定した構成情報を消去します。

  • コンソールにアクセスし、"erase configuration" コマンドで現在の構成情報を消去。その後自動で再起動。

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Step 7 - 

代替 FI への結線

  • "4. Standalone での構成" と同じプロンプトが表示されたら、一旦代替 FI から電源ケーブルを抜き、電源断。
  • 交換元 FI に接続されていたのと同じ様に、IOM との接続と FI 間のクラスタ接続を結線。
  • 電源ケーブルを挿入し、電源投入。

Step 8 - 

代替 FI のクラスタへの参加

概要

交換前の FI とバージョンを合わせたことを確認した FI を、既存のクラスタ環境へ参加させる設定を行います。

  • 電源投入し起動が終了すると、既存のクラスタへ参加するか聞かれるため、以下の通りに設定。

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確認

クラスタへ参加して10分ほどたった後、以下の方法で正常にクラスタへ接続されているかを確認。

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トラブルシューティング

現在のところ、この設定に関する特定のトラブルシューティング情報はありません。