IBM テクノロジー : IBM ネットワーキング

データリンク スイッチング(DLSw)に関するトラブルシューティング

2009 年 8 月 17 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2007 年 7 月 6 日) | フィードバック

設定

2台のルータ間にIP接続能力があるにもかかわらずピアが接続できない場合、IP接続能力に記載されているように、 ローカルおよびリモートの両方のルータに適切なDLSw(データ リンク スイッチング)ピア ステートメントが含まれているかどうかを確認します。リモート ステートメントが存在しない場合、一方のローカル ピア ステートメントにキーワードpromiscuousを使用します。詳細については、 DLSwコマンド リファレンスを参照してください。

ネットワーク トポロジー

ループ

DLSwで最も注意しなければならない点の1つは、DLSwのRouting Information Field(RIF)の終端です。これによってネットワークにループが作られる可能性が非常に高いので、大きな問題を引き起こすことがあります。次の図ではループが作られています。

DLSwがRIFを終端していて、パケットは無限に行き来を繰り返しています。ピアからピアへCANUREACH(CUR)フレームが送信されるたびに、受信側のピアは新しいエクスプローラ(NO RIF)を作成して送信します。このエクスプローラの流れは次のとおりです。

  1. リング11の3174は、ホストに到達するためエクスプローラを送信します。
  2. San Francisco 1(SF1)およびブリッジがフレームをコピーします。
  3. SF1はピアであるLos Angeles 1(LA1)に対してCURフレームを作成し、3174がホストに到達したがっていることを伝えます。
  4. San Francisco 2(SF2)はこのパケットを受信し、同じ動作を行います。
  5. LA1およびLos Angeles 2(LA2)がエクスプローラを作成し、リングに送信します。
  6. LA1およびLA2は、それぞれ(もう一方が作成した)エクスプローラを受信します。
  7. ここで問題が発生します。双方とも3174がローカルに接続されていると判断し、各ルータはそれぞれ3174をローカルとリモートの両方で認識します。

  8. LA1およびLA2は、SF1およびSF2にCURフレームをそれぞれ送信します。その結果、3174からホストへのエクスプローラが作成されます。
  9. 各ルータ(SF1およびSF2)は再度フレームをコピーし、ホストがローカルとリモートの両方であると認識します。DLSwは壊れてループ状況になります。

このような状況における最善の策は、次の図に示すように、ルータの仮想リングをクラウドの両側でまったく同じにすることです。

クラウドの両側にあるルータは、同じ仮想リング番号を使用して設定されています。したがって、一方のルータがエクスプローラを送信した場合、そのエクスプローラはすでにリングを通過していて、ルータはそのエクスプローラを廃棄します。SF1が受信したCURフレームに対応するエクスプローラをLA1が生成すると、そのエクスプローラはすでにリング1を通過しているので、LA2はこれを廃棄します。ルータ同士が同じリングを向いている場合、各ルータに異なるブリッジ番号を設定することが非常に重要です。これはネットワークのLA側に該当します。イーサネットを使用する場合は、次の図のようにピアをディセーブルにする必要があります。


イーサネット上のパケットは、それ自体にRIFがないので、ルータは(LAN上の他のルータによって作成された)ブロードキャストが、他のルータからのものか、それとも発信元ステーションからのものであるかを判別できません。また、Systems Network Architecture(SNA)の場合、ルータはパケットがローカルに発信されたか、それともリモートかを判別できません。トークンリングからのエクスプローラには、送信元MACアドレスと宛先MACアドレスがあるので、実際にはイーサネット上のブロードキャストではないにもかかわらず、1つのステーションから別のステーションへの方向付きフレームとして送信されます。ここで、次のような状況を分析してみましょう。

  1. 3174からホストへのエクスプローラが送信されます。
  2. エクスプローラはSF1およびSF2の両方に受け入れられます。
  3. SF1およびSF2はそれぞれ、反対側(LA1およびLA2)にCURを生成します。
  4. これらのCURによってエクスプローラが生成され、これにホストが応答します。これは単一経路エクスプローラなので、全経路エクスプローラが応答されます。
  5. LA1およびLA2はそれぞれ、SF1およびSF2に対するCURフレームを作成し、それによって3174にこのパケットが作成されます。

問題は、SF1がイーサネットから伝送されるホストのMACアドレスを認識し、ホストは自分のローカルLAN上に存在すると判断したにもかかわらず、SF1キャッシュ上では、ホストがリモート ピアから応答しているように見えるという点です。ルータには、このホストのローカルとリモートの両方の定義があります。DLSwは壊れ、ループ状況になります。DLSwの問題を解決するには、1つのピアをディセーブルにするか、または イーサネット冗長機能を使用します。


関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション

シスコ サポート コミュニティは、どなたでも投稿や回答ができる情報交換スペースです。


関連情報


Document ID: 17563