ワイヤレス : Cisco Aironet 1200 シリーズ

Lightweight AP(LAP)での LWAPP 設定のリセット

2009 年 4 月 17 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2011 年 11 月 30 日) | フィードバック

目次


概要

このドキュメントでは、Lightweight Access Point(LAP; Lightweight アクセス ポイント)上で Lightweight Access Point Protocol(LWAPP; Lightweight アクセス ポイント プロトコル)のスタティック設定情報について、設定、設定解除を手動で行う方法を説明しています。このドキュメントでは、これまでに LAP が Wireless LAN Controller(WLC; ワイヤレス LAN コントローラ)に加入したことがないか、または以前にコントローラに加入したことがある場合には AP 上でデフォルトのイネーブル パスワードである Cisco が変更されていることを前提としています。

注:このドキュメントでは、以前にコントローラに加入したことがありながら、そのコントローラへの加入中にイネーブル パスワードを変更していない AP の回復プロセスについては説明されていません。



前提条件

要件

次の項目に関する知識があることが推奨されます。



使用するコンポーネント

このドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づくものです。

  • ファームウェア リリース 4.1.181.0 が稼働している Cisco 4400 WLC

  • バージョン 12.3(7)JX5 が稼働している Cisco Aironet 1240 AG シリーズ AP

このドキュメントの適用対象は、下記の LAP だけです。

  • Cisco Aironet 1240 AG シリーズ

  • Cisco Aironet 1230 AG シリーズ

  • Cisco Aironet 1200 シリーズ

  • Cisco Aironet 1130 AG シリーズ

  • Cisco Aironet 1100 シリーズ

このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのような作業についても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。



表記法

ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。



手動での LAP 設定

新規のインストールで、サブネット上で DHCP がイネーブルになっていないためにディスカバリ アルゴリズムを使用して LAP で WLC を検出できない場合、コンソール ポートと AP の CLI から、コントローラに加入するために必要な情報のスタティックな設定が可能です

注:このセクションの CLI コマンドは、コントローラに登録したことのない AP や以前のコントローラへの加入中にデフォルトのイネーブル パスワードを変更した AP で使用できます。

AP CLI インターフェイスを使用して LAP 上のスタティック情報を手動で設定するために、下記の EXEC モード CLI コマンドを使用できます。

AP#lwapp ap ip address <IP address> <subnet mask>

AP#lwapp ap ip default-gateway <IP-address>

AP#lwapp ap controller ip address <IP-address>

AP#lwapp ap hostname <name>
  (optional)

注:これらのコマンドはイネーブル モードで発行する必要があります。デフォルトのイネーブル パスワードは Cisco です。

CLI コマンドを使用して設定されたスタティック情報は、AP がコントローラに加入するために使用されます。コントローラへの加入後は、ユーザはコントローラ経由で LAP 上での新しい設定が可能です。



LAP での LWAPP 設定のリセット

ネットワーク内の異なる場所に AP を移動すると LAP が以前の WLC に加入できない場合、あるいは、AP を手動で再設定して別の WLC に加入する必要がある場合、AP が別のコントローラに関連付けられるようにするには新規のコントローラ情報を入力する必要があります。

LAP が WLC に正常に登録されると、(前のセクションで説明した)スタティック LWAPP 設定コマンドはロックアウトされ、アクセスできなくなります。コマンドを再度イネーブルにするには、LAP が以前のコントローラに加入している間にユーザ名とパスワードを設定しておく必要があります。

LAP がコントローラに登録されたら、次のコントローラ CLI コマンドを使用して、AP のユーザ名とパスワードを設定します。

config ap username <username> password <password> <ALL | AP Name>

注:現在、入力されたユーザ名は AP で使用されませんが、パスワードはイネーブル パスワードを変更するために AP で使用されます。

以前に設定したパスワードを使用してイネーブル モードになったら、LAP の CLI から次のコマンドを使用して、LAP 上の LWAPP 情報を消去できます。

clear lwapp private-config

これにより、AP LWAPP のスタティック設定コマンドを再度使用できるようになります。

次に例を示します。

Enable
 (enter password)
 
AP1240#clear lwapp private-config
AP1240#lwapp ap hostname AP1240
AP1240#lwapp ap ip address 10.77.244.199  255.255.255.224 
AP1240#lwapp ap ip default-gateway 10.77.244.220
AP1240#lwapp ap controller ip address 172.16.1.50

注:LAP がコントローラに登録されると、clear lwapp private-config コマンドを使用できません。

注:LAP がコントローラに登録されると、LAP 上の設定をリセットするために、コントローラから下記のコマンドを使用できます。

  • AP のスタティック IP 設定を除いて、すべての AP の設定をデフォルトに戻すには、clear ap-config <ap-name> keep-ip-config コマンドを使用します。

  • AP のスタティック IP 設定を含む、すべての AP の設定をデフォルトに戻すには、clear ap-config <ap-name> コマンドを使用します。



コントローラに登録された AP でリセット ボタンをディセーブルにする方法

コントローラに登録された AP でリセット ボタンをディセーブルにするには、次の CLI コマンドを使用します。

(Cisco Controller) >config ap rst-button disable <AP NAME>



確認

LAP 上の現在の LWAPP 設定を表示するには、イネーブル モードで show lwapp ip config コマンドを使用できます。

次に例を示します。

AP1240#show lwapp ip config 

LWAPP Static IP Configuration
IP Address         10.77.244.199
IP netmask         255.255.255.224
Default Gateway    10.77.244.220
Primary Controller 172.16.1.50


トラブルシューティング

スタティック設定のトラブルシューティングを行うには、LAP のコンソール ポートで、次の debug コマンドを使用できます。

  • debug ip udp

    注:AP にコンソール ポートがない場合、LAP が接続されているポートの有線のスニファ トレースを確認し、どのようなパケットが LAP で受信され、また LAP に転送されているのかを確認する必要があります。

次に debug ip udp コマンドの例を示します。次の部分的な出力で、コントローラに加入するためのブート プロセス中に LAP により送信されるパケットがわかります。

UDP: sent src=10.77.244.199(20679), dst=10.77.244.208(12223) 

!--- AP が以前登録されていたコントローラへ
!--- 送信された LWAPP ディスカバリ要求。

UDP: sent src=10.77.244.199(20679), dst=172.16.1.50(12223) 

!--- 静的に設定されたコントローラ情報を使用している
!--- LWAPP ディスカバリ要求。

UDP: sent src=10.77.244.199(20679), dst=255.255.255.255(12223)

!--- サブネット ブロードキャストを使用している LWAPP ディスカバリ要求。

UDP: sent src=10.77.244.199(20679), dst=172.16.1.51(12223) 

!--- 静的に設定されたコントローラ上の
!--- AP マネージャ インターフェイスに送信された LWAPP 加入要求。

デバッグ出力が示すように、LAP では、加入する WLC を選択する前に LWAPP ディスカバリ アルゴリズムを使用して WLC を検出しようとします。

この debug コマンドを使用して、LAP によってディスカバリ要求がコントローラに送信されているかどうか、またコントローラが応答したかどうかを確認できます。このコマンドでは、AP から加入要求が送信されているコントローラが示され、このコントローラが応答しているかどうかも示されます。

注:WLC ディスカバリ アルゴリズムと LAP 登録プロセスについての詳細は、『ワイヤレス LAN コントローラ(WLC)への Lightweight AP(LAP)の登録』を参照してください。

WLC では、下記のコマンドを使用して、LAP からの LWAPP ディスカバリと加入のメッセージを監視できます。

  • debug lwapp event enable

  • debug lwapp packet enable

clear lwapp private-config コマンドを入力すると、次のエラー メッセージが表示される場合があります。

AP0017.5922.f384#clear lwapp private-config 
ERROR!!! Command is disabled.

このエラー メッセージは、次のどちらかの理由によってスタティック設定コマンドがロックアウトされていることを示しています。

  • LAP がコントローラへ登録されている間に、このコマンドが入力された。

  • 以前に LAP が WLC に登録されているが、ユーザ名またはパスワードがデフォルトから変更されていない。




関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション

シスコ サポート コミュニティは、どなたでも投稿や回答ができる情報交換スペースです。


関連情報




Document ID: 99763