ダイヤルとアクセス : 非同期接続

EXEC コールバックの設定

2002 年 3 月 1 日 - ライター翻訳版
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概要

この文書は、ダイヤルインによって EXEC プロンプトに接続するクライアントのコールバック設定について説明しています。ルータ上でセッションを開始するときはユーザ モードに入りますが、これを EXEC モードと呼びます。ほとんどの EXEC モード接続は、ルータに telnet するか、コンソール接続を使用して開始します。ただし、EXEC セッションは、ダイヤルアップ接続を使用して開始することもできます。このようなシナリオの場合、ダイヤルアップ接続のリンク上では、Point-to-Point Protocol(PPP)などのフレーム プロトコルは実行されません。

EXEC コールバック機能を使用すると、Cisco IOS(R) ソフトウェアから、ダイヤルインによって EXEC に接続し、コールバックを要求しているデバイスに対してコールを返信できます。そのため、クライアントはルータとの EXEC セッションを維持することができ、しかも追加の電話料金を支払う必要がありません。これを有効にするには、service exec-callbackグローバル設定コマンドを使用します。この機能を使用する理由には、次のようなものがあります。

  • 電話料金請求の整理統合と集中化
  • 市外通話の費用節減
  • アクセス制御

この設定例は、次の 2 つのコールバック シナリオを示しています。

認証が不要なコールバック(標準的なホーム ユーザ)

  • リモート サイトにあるクライアントがダイヤルインし、認証します。
  • クライアントの接続が解除されます。 
  • アクセス サーバがリモート クライアントをコールし、EXEC セッションが開始されます(アクセス サーバにはコールバック番号を設定済み)。 

認証を要する、任意の番号へのコールバック(標準的なモバイル ユーザ)

  • リモート サイトにあるクライアントがダイヤルインし、認証します。
  • クライアントは、コールバックを受けるために電話番号を入力します。
  • クライアントの接続が解除されます。 
  • アクセス サーバがリモート クライアントをコールし、認証してから、EXEC セッションが開始されます。 

この設定を実装するには、Cisco IOS(R) ソフトウェア リリース 11.1 以降が必要です。

ネットワーク ダイアグラム

設定例
コールバック アクセス サーバ
version 12.0

   service exec-callback

   !-- このコマンドにより、Cisco IOS ソフトウェアから、ダイヤルインによって 

   !-- EXEC に接続し、コールバックを要求しているデバイスに対してコールを返信できます。

    

   service timestamps debug datetime msec

   service timestamps log datetime msec

   no service password-encryption

   !

   hostname maui-nas-04

   !

   enable secret 5 <deleted>

   !

   username austin-01 nocallback-verify callback-dialstring 84001 password 0 xxxxx

   !-- コールバック後に認証を要求しません。

   !-- この番号は「検証が不要なコールバック」シナリオに適用されます。

   username austin-02 callback-dialstring "" password 0 xxxxx

   !-- モバイル ユーザ用。クライアントがコールバック番号を指定します。

   !-- この番号は「検証を要する、任意の番号へのコールバック」シナリオに適用されます。

   !-- シナリオ

   !

   ip subnet-zero

   chat-script offhook "" "ATH1" OK

   chat-script rtp ABORT ERROR ABORT BUSY "" "AT" OK "ATDT \T" TIMEOUT 45 CONNECT \c

   !-- これは、コールバック番号のダイヤルに使用されるチャット スクリプトです。

   interface Ethernet0/0

    ip address 10.0.0.1 255.0.0.0

    no ip directed-broadcast

   !

   ip classless

   !

   line con 0

     transport input none

   line 65 70

   line aux 0

    script modem-off-hook offhook

    script callback rtp

    !-- コールバックにチャット スクリプト rtp を使用します。

    login local

    modem InOut

    transport input all

    callback forced-wait 5

    !-- コールバックを開始する前に 5 秒待ちます。これにより、ルータがコールバック接続
!-- をダイヤルする準備が整う前に、モデムにコールバック
!-- 番号を返してしまう問題を回避できます。
flowcontrol hardware line vty 0 4 login local ! end

PC モデム(コールバック クライアント)を設定するときに、PC のモデムへのリバース Telnet セッションを開始します。Windows 9x でこれを行うには、ハイパーターミナルを使用し、「Connect using: Direct to COMx」(COMx は PC のモデム ポート)を選択して接続を確立します。

ルータに接続しようとしている PC のハイパーターミナル セッションからの出力例を次に示します。

PC クライアント:検証が不要な EXEC コールバック(ハイパーターミナルのビュー)
ats0=1

   !-- モデムを自動応答モードに設定する AT コマンド

   OK

   atdt 55555

   !--- ルータのモデムにダイヤルする AT コマンド

   CONNECT

   

   

   username: austin-01

   password:

   

   Callback initiated - line is disconnected

   

   NO CARRIER

   

   RING

   

   CONNECT

   

   maui-nas-04>
PC クライアント:検証を要する、任意の番号への EXEC コールバック(ハイパーターミナルのビュー)
ats0=1

   !-- PC のモデムを自動応答モードに設定する AT コマンド

   OK

   atdt 55555

   !-- ルータのモデムにダイヤルする AT コマンド

   

   CONNECT

   

   Username: austin-02

   password:

   

   Callback Dialstring: 84001

   Callback initiated - line is disconnected

   

   NO CARRIER

   

   RING

   

   CONNECT

   

   Username: austin-02

   password:

   maui-nas-04>

debug コマンド

debug コマンドを発行する前に、「デバッグ コマンドの重要な情報」を参照してください。

  • debug chat - チャット スクリプトのアクティビティを表示します。
  • debug modem - モデム制御およびプロセス起動メッセージを表示します。
  • debug callback - ルータがモデムとチャット スクリプトを使用して端末回線にコールバックしているときに、コールバック イベントを表示します。


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