音声 : ゲートウェイ プロトコル

ボイス - NetMeeting または同種のサードパーティ製 H.323 デバイスから発信された発信 ISDN コールが失敗する場合

2002 年 6 月 1 日 - ライター翻訳版
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概要

NetMeeting または同種のサードパーティ製 H.323 デバイスから Cisco IOS ゲートウェイを経由して Public Switched Telephone Network(PSTN; 公衆電話交換網)に ISDN コールを発信したときに、これらのコールがコール設定段階で失敗する問題が報告されています。この問題は通常、ゲートウェイで Cisco IOS ソフトウェアのアップグレードを実行した後に見られます。

bearer capability(bearer cap)は、特定のコールの特性を定義する ISDN レイヤ 3 サービスの属性です。コールの bearer cap は Q.931 SETUP メッセージ内で指定され、音声コールとデータ コールの各種タイプを区別するために使用されます。

問題の説明

このケースでは、ISDN Q.931 SETUP メッセージ内の bearer cap で、情報転送能力(Information Transfer Capability)が非制限デジタル情報(Unrestricted Digital Information)に誤って設定されているためにコールが失敗します。これが起こる原因は、発信側 H323 デバイスが H225 SETUP メッセージ内に非制限デジタル情報の bearer cap を設定するためです。ゲートウェイはその情報を ISDN スイッチ/PBX に Q.931 SETUP メッセージで透過的に渡します。スイッチ/PBX はこの bearer cap を処理できないため、コールが拒否されます。

以前の Cisco IOS ソフトウェア リリースでは、ゲートウェイが bearer cap を上書きすることで、音声/オーディオをであることを示していました。 しかし、最近のリリースでは、ゲートウェイは bearer cap を上書きしません。

次の表の最初の 4 行は、音声コールの一般的な bearer cap を示しています。残りの 3 行も一般的な bearer cap ですが、サードパーティ製 H.323 デバイスから発信したコールが失敗する原因となる可能性があります。

次の表に、いくつかの一般的な bearer cap をまとめます。
bearer cap 情報転送能力 ユーザ情報レイヤ 1 プロトコル
0x8090A2 音声 G.711 u-Law Speech
0x8090A3 音声 G.711 A-law
0x9090A2 3.1 KHz オーディオ G.711 u-Law Speech
0x9090A3 3.1 KHz オーディオ G.711 A-law
0x8890A2 非制限デジタル情報 G.711 u-Law Speech
0x8890A3 非制限デジタル情報 G.711 A-law
0x8890 非制限デジタル情報 64 Kbps(64k データ コール)

次に、コールの失敗を示す debug isdn q931 の出力例を示します。この出力から、スイッチ/PBX は CALL PROCEEDING メッセージの直後にコールをクリアーしていることがわかります。DISCONNECT メッセージの原因コードは状況によって異なる場合がありますが、一般的な原因コードは Invalid information element contentsIncompatible destination などになります。

!--- アクション:NetMeeting コールが Cisco IOS ゲートウェイを経由して PSTN に発信されています。

 

 !--- 発信 Q.931 SETUP メッセージ

 Aug  8 19:29:59.546: ISDN Se0:23: TX -> SETUP pd = 8  callref = 0x0001

 

 Aug  8 19:29:59.546:         Bearer Capability i = 0x8890A2

 !--- bearer cap は、このコールが「非制限デジタル情報」転送能力を
!--- 伝送することを示しています。
Aug 8 19:29:59.550: Channel ID i = 0xA98397 Aug 8 19:29:59.550: Calling Party Number i = 0x00, 0x80, '3555', Plan:Unknown, Type:Unknown Aug 8 19:29:59.550: Called Party Number i = 0x80, '95551212, Plan:Unknown, Type:Unknown Aug 8 19:29:59.610: ISDN Se0:23: RX <- CALL_PROC pd = 8 callref = 0x8001 Aug 8 19:29:59.610: Channel ID i = 0xA98397 Aug 8 19:29:59.806: ISDN Se0:23: RX <- DISCONNECT pd = 8 callref = 0x8001 !--- スイッチまたは PBX によってコールがクリアーされました。 Aug 8 19:29:59.810: Cause i = 0x82E4 - Invalid information element contents Aug 8 19:29:59.814: ISDN Se0:23: TX -> RELEASE pd = 8 callref = 0x0001 Aug 8 19:29:59.850: ISDN Se0:23: RX <- RELEASE_COMP pd = 8 callref = 0x81

問題の解決方法

方法 1:
発信側 H323 デバイスが H.225 SETUP メッセージ内に適切な bearer cap を設定するように設定を行います。

方法 2:
発信側 H323 デバイスを再設定できない場合は、Cisco IOS ゲートウェイの設定を変更して、ISDN Q.931 SETUP メッセージ内の bearer cap を上書きします。voice-port 設定モード コマンドの bearer-cap を使用して、speech または 3100hz オーディオを適宜設定します。

! --- Cisco AS5300 での bearer cap パラメータの設定例 

 

 esc-5300-2(config)#voice-port 0:D

 esc-5300-2(config-voiceport)#bearer-cap ?

   3100hz   enable 3100hz

   speech   enable speech

 esc-5300-2(config-voiceport)#bearer-cap speech

 

 ! --- IOS コンフィギュレーションの出力例

 ! --- <出力を一部省略>

 !

 voice-port 0:D

  bearer-cap Speech

 !

 

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