音声とユニファイド コミュニケーション : Cisco 7800 ???? Media Convergence Server

Cisco MCS での冗長ディスクの構成と使用

2002 年 10 月 1 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2006 年 1 月 31 日) | フィードバック

目次


概要

この文書では、Media Convergence Server(MCS; メディア コンバージェンス サーバ)でのディスク冗長性に関する主な質問に答え、MCS に搭載されている冗長ディスク テクノロジー(RAID)を最大限に活用する方法について説明しています。

前提条件

この文書の読者は、次のことについて理解している必要があります。

  • 基本的なハードウェア情報

ハードウェアとソフトウェアのバージョン

この文書の情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づいています。

  • MCS 7830
  • MCS 7835

ドライブ ミラーリング(RAID 1)

デフォルトの Cisco CallManager OS イメージインストールでは、MCS を RAID 1 構成でインストールします。ドライブ ミラーリング(RAID 1 とも呼ばれる)は、パフォーマンスと耐障害性が最も高い RAID 手法です。装備されているドライブ、またはArray(アレイ)用に選択されているドライブが 2 基だけの場合、RAID 1 が耐障害性を実現する唯一の選択肢です。ドライブ ミラーリングでは、一対のディスク ドライブに 2 組の複製データを保存することで、耐障害性を実現します。このように RAID 1 はドライブ容量の 50 % を冗長データの保存に使用するため、最もコストのかかる耐障害手法です。RAID 1 では常に偶数のディスクが必要で、データはまず複数のディスクにまたがってストライピングされ、その後でミラーリングされます。

ドライブで障害が発生した場合、ミラー ドライブがファイルのバックアップ コピーを提供するので、通常のシステム操作は中断されません。ミラーリング機能には、最低でも 2 基のドライブが必要です。MCS 7830 および MCS 7835 はデフォルトで RAID 1 構成の 2 基のディスクが装備されているので、1 基のドライブで障害が発生しても回復できます。次の図は、ミラーリングを実現するためにデータが一定量ずつストライピングされていることを示しています。一方のディスクのデータ群 A が、もう一方のディスクの A にミラーリングされ、同様に B、C と同じ処理が行われます(基本的に、データはある程度の量でストライピングされてから、2 番目のディスクにコピー、つまりミラーリングされます)。そのため、データ群 A を保持している 1 番目のディスクで障害が発生した場合、データ群 A を保持しているもう一方のディスクに対して読み取りと書き込みが行われます。

RAID 1

使用中のディスクの構成状況を確認するには、次の手順に従います。

  • Smartstart and Support Software CD にアクセスして、Array Configuration Utility を開始します。
    1. CD ドライブに SmartStart and Support Software CD を挿入して、サーバの電源を入れます。メニューが表示されます。
    2. Array Configuration Utility を選択します。
    3. 完了したら CD を取り出して、サーバを再起動します。

または

  • Start > Programs > Compaq System Tools > Compaq Array Configuration Tool の順に選択します。

次のユーティリティが表示されます。

Array Config Utility

このディスクには、8673 MB の論理ディスク領域が 1 つあります。物理ディスク イメージをクリックすると、9.1 GB の物理ディスクが 2 つあることがわかります。この 2 つはミラーリングされているので、論理タブに表示されるのは 8673 MB の論理ドライブ 1 つだけです。

物理ディスク イメージ

ドライブの障害の認識

ドライブの障害が発生したときは、次のいずれかの方法でシステム オペレータによって認識されます。

  • ホットプラグ可能なトレイでは、障害が発生したドライブでオレンジの LED が点灯します。しかしこれは、ストレージ システムの電源が入っていて、SCSI ケーブルが正常に機能していることが前提となります。ホットプラグ可能なドライブを挿入したときに、オレンジの LED が短時間点灯する場合があります。これは正常な動作です。
  • システムを再起動したときに、Power-On Self-Test(POST; 電源投入時セルフテスト)メッセージによって障害ドライブが示されます(コントローラによって 1 つまたは複数の「正常な」ドライブが検出されることが前提になります)。
  • Drive Array Advanced Diagnostics(DAAD)を使用すると、すべての障害ドライブが示されます。Windows NT および Windows 2000 環境では、DAAD のオンライン バージョンも利用可能です。
  • Compaq Insight Manager を使用すると、ネットワーク全体にわたってリモートから障害ドライブを検出できます。

ドライブの障害は、Array Configuration Utility にも表示されます。

たとえば、ディスク 1(ID 1)がArray(アレイ)から取りはずされた、または障害を起こしたとします。この場合は Array Controller によって、ディスクの 1 基が障害を起こした、または存在しないことが検出されます。

ドライブの障害

しかし、システムは中断しません。パフォーマンスは低下するものの、論理ディスク 1 は動作し続けます(RAID 1 はディスク障害の影響を受けません)。

論理ドライブは動作し続ける

パフォーマンスの低下

Array(アレイ)の Physical Configuration View に、ディスク 1(ID 1)で障害が発生したことが表示されます。

ディスク 1 で障害が発生

ドライブの障害からの回復

障害の発生したドライブの交換

MCS 7830 で使用されている Smart Array 221 Controller はホットプラグ可能なドライブをサポートします。このドライブの取り付けや取りはずしは、システムの電源を切らずに行うことが可能です。

ホットプラグ可能なトレイの障害ドライブは、ホスト システムとストレージ システムの電源をどちらもオンにしたままで取りはずしや交換が行えます。耐障害設定で電源をオンにしたままドライブを取り付けると、交換されたドライブのデータ復元が自動的に始まります(データ復元が始まると、オンライン LED が点滅します)。

つまり、障害やアップグレードなどの理由でディスク 1(ID 1)をArray(アレイ)から取りはずし、そのディスクをArray に戻した場合(ディスクに障害があった場合は新しいディスクを取り付けた場合)、このディスクはArray に取り付けられていた元のディスク(この場合はディスク 0 ID 0)の情報で上書きされます。

一般に、再構築にかかる時間は 1 GB あたり約 15 分です。しかし実際に再構築にかかる時間は、Rebuild Priority の設定、再構築処理中に発生する I/O 処理の回数、Array にあるドライブの数、およびディスク ドライブの速度によって異なります。

注意:元のディスクの情報で上書きしたくない場合は、ディスクを挿入しないでください。

次の手順は、障害の発生したドライブの自動交換プロセスを示しています。

ディスク 1 ID 1 をArray(アレイ)に戻すと、論理ドライブが再構築されます。

論理ドライブの再構築

Logical Configuration View では、Array アイコンは壊れておらず、再構築中であることを示しています。

壊れた状態を示すArray(アレイ) アイコン

Physical Configuration View には、元のように 2 基のディスクが表示されます。ディスク ID 1 は再構築中に表示されます。

再構築されたディスク 1

Array(アレイ)の再構築は完了し、Status は OK になります。

Array(アレイ)の再構築ステータスは OK

Cisco CallManager でのアップグレードの失敗からの回復

ホットプラグ可能なドライブは、電源がオフのときでも交換できます。ホットプラグ可能なドライブを挿入すると、そのドライブの回転数が上がるまで、コントローラ上のすべてのディスク処理が一時的に停止します(通常 20 秒程度)。たとえば、Cisco CallManager システムでアップグレードを行うとします。念のため、ディスク 1 ID 1 をArray(アレイ)から取りはずします。ディスク 0 ID 0 に対してアップグレードを行ったところ、アップグレードが失敗しました。

次の手順は、元の設定(ディスク 1)に戻す方法を示しています。

  1. サーバの電源を落とします。
  2. ディスク 0 ID 0 をサーバから取りはずします。
  3. 正常な設定の残っているディスク 1 ID 1 をArray(アレイ)に挿入します。
  4. このディスクでサーバをブートアップします。
  5. ブートアップ画面で、F2 キー「Interim Recovery mode will be enabled if configured for fault tolerance」を押します。

注:ディスクは必ず取りはずしたときと同じスロットに戻してください。

ディスク 1 ID 1 でブートアップすると、元のドライブ(ディスク 0 ID 0)で障害が発生したことが通知されます。

元のドライブで障害が発生

障害ドライブ

Physical Configuration View では、ディスク 0 ID 0 は表示されず、Array(アレイ) アイコンは壊れています。

ディスク 0 ID 0 を元に戻すと、Array(アレイ)の再構築が始まります。

ディスクの再構築が始まらない場合は、ドライブ ケージからいったんディスクを取り出してから再び挿入します。

論理ドライブ 1 の再構築

Logical Configuration View では、Array(アレイ) アイコンはもう壊れていません。

正常稼働を示すArray(アレイ) アイコン

Physical Configuration View には、不正な設定を持つディスク(ディスク 0 ID 0)が再び表示されます。

不正な設定を持つディスクの表示

交換したドライブの容量は、最低でもArray(アレイ)にある他のドライブの容量と同じでなければなりません。容量の足りないドライブはコントローラによって即座に障害があると見なされるため、Automatic Data Recovery は始まりません。

Smart Array 221 Controller のドライブに障害が発生した場合、そのドライブを新品か、正常であることがわかっているドライブと交換します。以前にコントローラによって障害があると見なされたドライブが、システムの電源をオフ/オンした後、あるいはホットプラグ可能なドライブを取りはずして再挿入した後で、動作可能と認識される場合があります。
注意:このような「かろうじて動作する」ドライブを使用すると、結果的にデータが失われる可能性があるため、この方法は使用しないことを推奨します。


ツール情報

その他のリソースについては、シスコの「ボイス、テレフォニー、およびメッセージング テクノロジーに関する CiscoTAC ツール」を参照してください。


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