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DLSw および NAT

2002 年 6 月 1 日 - ライター翻訳版
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この文書では、Data-Link Switching(DLSw; データリンク スイッチング)で明らかな理由もなくピア自体の接続が解除されてしまう状態を、Network Address Translation(NAT; ネットワーク アドレス変換)を使用して解決する方法を、次の図に基づいて説明します。

症状

DLSw+ ピアはルータ A と C の間の接続を確立しますが、接続が持続しません。

現状

ルータ A と C のデバッグ結果には、接続が CAP_EXG の状態を経て CONNECT(接続)状態になったことが示されます。シスコの DLSw 実装では、A と C の間に TCP セッションを 2 つ使用する代わりに、2 つのルータ間の接続が確立された時点で 1 つの TCP 接続を切断するように指定されています。

切断される TCP 接続は、次に示す RFC 1795 の 7.6.7 の項によって決定されます。

    「TCP 接続制御ベクターは、DLSw トラフィックにおいてサポートされる代わりの TCP 接続数を示します。DLSw の基本的な実装では、データ トラフィックの方向ごとに 1 つ、合わせて 2 つの TCP 接続がサポートされます。

    この制御ベクターはオプションです。DLSw Capabilitiies Exchange でこのベクターを省略すると、TCP 接続は 2 つに想定されます。さらに、DLSw が 1 つの TCP 接続をサポートする場合、2 つの TCP 接続をサポートできると想定されます。

    TCP 接続の CV 値が一致し、接続数が 1 である場合、IP アドレスが上位である DLSw は、ローカル ポート 2065 の TCP 接続を切断する必要があります。

問題

ルータ A は、DLSw TCP セッションがルータ A(123.112.5.10)と 123.112.1.19(NAT 変換後のルータ C の IP アドレス)の間にあると想定します。そのため、ルータ A の IP アドレスが上位であると判断し、ローカル ポート 2065 上の TCP 接続を切断する必要があると考えます。

ルータ C は、DLSw TCP セッションがルータ C(172.10.1.1)と、123.112.5.10 の間にあると想定します。そのため、ルータ C の IP アドレスが上位であると考え、ルータ C のローカル ポート 2065 上で TCP 接続を切断する必要があると考えます。

結果的に、両方の TCP セッションが切断されてしまい、これらのルータは DISCONNECT 状態になります。

解決方法

172.10.1.1 を 123.112.6.1 に変換するように NAT を変更し、どちらの IP アドレスが上位であるかについて混乱が生じないようにします。


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