ダイヤルとアクセス : 非同期接続

Cisco デジタル モデム内蔵ルータにおけるファームウェア/ポートウェアのアップグレード

2002 年 4 月 22 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2005 年 9 月 15 日) | フィードバック

目次


概要

本資料は、デジタル モデム内蔵ルータのファームウェア/ポートウェアをアップグレードするためのステップバイステップ ガイドです。この文書では、ルータにロードする新しいモデム ファームウェア/ポートウェア イメージが、すでに Trivial File Transfer Protocol(TFTP; 簡易ファイル転送プロトコル)サーバに存在することを前提としています。あるいは、File Transfer Protocol(FTP; ファイル転送プロトコル)を使用することもできます。

TFTP サーバが必要な場合は、無償の Cisco TFTP Server for Windows をダウンロードできます。アップグレード手順の詳細については、「ソフトウェアのインストールおよびアップグレード手順」を参照してください。

注:NM-8AM および NM-16AM モジュールに内蔵されたアナログ モデムのポートウェアをアップグレードする手順は、この文書の対象外です。アナログ モデム モジュールのコードをアップグレードする手順の詳細については、「Cisco 2600 シリーズおよび 3600 シリーズ アナログ モデムのファームウェア アップグレード コンフィギュレーション ノート」を参照してください。


モデム ファームウェア/ポートウェアのアップグレード手順

モデムのファームウェア/ポートウェアをアップグレードするには、次のステップに従います。

  1. TFTP サーバからファームウェア/ポートウェア ファイルをコピーします。(フラッシュを消去しないでください)

TFTP サーバからソフトウェアをアップロードする方法は、新しい Cisco IOS(R) ソフトウェアをロードする方法とほぼ同じです。

    router# copy tftp flash
    
      

詳細については、「ソフトウェアのインストールおよびアップグレード手順」を参照してください。

Cisco IOS ソフトウェア リリース 11.3T では、新しいコマンドが導入され TFTP の代わりに FTP を使用することができます。

router# copy ftp://CCOUSERNAME:CCOPASSWORD@ftp.cisco.com/cisco/access/modems/mica/mica-modem-pw.2.7.3.0.bin flash:

  

どちらの方法を用いた場合も、show flash コマンドを使用して、現在ローカルに格納されているファイルのリストを表示します。新しいファームウェア/ポートウェア イメージを探し、それが存在することを確認します。新しいファイルが存在しない場合は、前のステップに戻って転送に問題がなかったかどうかを確認します。TFTP Server for Windows では、転送中にデスクトップにウィンドウが開いていれば、処理中であることを意味するハッシュ マークが表示されます。

  1. 新しいファームウェア/ポートウェア イメージを、モデム/ユニバーサル Digital Signal Processor(DSP; デジタル信号プロセッサ)にロードします。

フラッシュ メモリには複数のバージョンのポートウェアをロードできます。使用するファームウェアは、ロードされている Cisco IOS ソフトウェアにバンドルされたバージョンです(管理者がそれ以外のものを明示的に設定した場合を除く)。

次に、いくつかのファームウェア/ポートウェア アップグレード シナリオを示します。

Cisco AS5xxx

  • AS5200/AS5300 でリリース 12.0(5)T 以前の Cisco IOS ソフトウェアが動作している場合
  1. copy flash modem コマンドを入力します。アップグレードするモデムの入力を求めるプロンプトが表示されます。ほとんどの場合すべてのモデムをアップグレードしますが、アクセス サーバで複数のタイプのモデムが動作している場合はこの機能が役立ちます。この例では、2 番目のモデム キャリア カード上のモデム 12〜23 をアップグレードします。
Modem Numbers (/[-/] | group | all)? 2/12-2/23 
  1. モデムにコピーするファイルの入力を求めるプロンプトが表示されます。Cisco IOS ソフトウェアのバージョンによっては、ファイルが存在するディレクトリまたはメモリ領域を入力する必要があります。ファイルが存在する場所がわからない場合は、show flash コマンドを使用してファイルを探します。この例では、ファイルはフラッシュ内の images ディレクトリに存在します。
Name of file to copy? images/c5300_portware1-1
  1. 必要なサービスのタイプ、つまりモデムのアップグレードに使用する方法の入力を求めるプロンプトが表示されます。MICA モデムは、6 つを 1 組としてアップグレードする必要がある点に注意してください(6 は各モデム カードに装着されたモデムの数です)。reboot サービスを選択した場合は、システムが次にリブートするときにアップグレードが行われます。busyout サービスを選択した場合は、6 つのモデムすべてがフリーになるまで、指定したモデム カード上のモデムがビジーアウトされます(接続中のユーザが接続解除されることはありません)。システム上に多数のユーザが存在する場合は、システム全体に対して busyout サービスを使用してください(たとえば、Modem Numbers に対して all を選択します)。各モデム カード上に 1 人でもユーザが残っている場合は、これら少数のユーザが接続解除するまで、すべてのモデムがビジーとして認識されます。clear コマンドを使用してこれらのユーザの接続解除を行う以外に、この状況をクリアーする方法はありません。
Type of service [busyout/reboot] busyout
  • AS5xxx でリリース 12.0(5)T より新しい Cisco IOS ソフトウェアが動作している場合

Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.0(5)T のいくつかのバージョンからは、copy flash modem コマンドが使用できなくなっています。Cisco AS5xxx アクセス サーバはすべて、新しい spe コマンドによるファームウェアの内蔵モデムへのダウンロードをサポートします。次に例を示します。

router# configure terminal

  router(config)#  spe 1/0 2/7

  !-- このコマンドによって SPE 設定モードにアクセスし、
!-- ファームウェアをダウンロードするモデムの範囲を指定します。
router(config-spe)# firmware location flash:mica-modem-pw.2.7.3.0.bin

構文の説明

firmware location {system | flash}: filename

system Cisco IOS イメージ内部の組み込みファイルからファームウェアをロードします。
flash ルータ内部にあるフラッシュ NVRAM からファームウェアをロードします。
filename ロードするファームウェアのファイル名(例:mica-modem-pw.2.7.3.0.bin)。system を指定した場合は、ダウンロードするファイルへのパスを入力します。

ただし、ファームウェアが指定されると、ただちにダウンロードが開始される点に注意してください。すでに AS5xxx サーバの「タイプ オブ サービス」のところで説明したように、ビジー状態のアクセス サーバでは、すべてのモデムを指定してからアップグレード プロセスに進む手順はお勧めできません。ビジーではないモデムがすべてビジーとして認識され、指定した各カード上のすべてのモデムがフリーになるまで、複数ポート カードのアップグレードが開始されません。clear コマンドを使用してこれらのユーザの接続解除を行う以外に、この状況をクリアーする方法はありません。

通常モデムのグループは spe slot/spe_begin slot/spe_end 文で指定され、アップグレードはローリング方式で行われます。

指定したバージョンのポートウェアがモデムで実行されていることを確認するには、show modem version および show spe version コマンドを使用します。

Cisco IOS ファイルシステムの詳細については、「Cisco IOS ファイル システムの使用」を参照してください。モデムの動作の詳細については、オンライン リファレンスを参照してください。

Cisco 3600

  • 3600 でリリース 12.0(5) 以前の Cisco IOS ソフトウェアが動作している場合
  1. reload コマンドを入力します。

  2. 次のコマンドを使用して、Cisco IOS ソフトウェアにバンドルされたモデム ファームウェアをコピーします。
    router# show modem bundled-firmware !--- バンドルされたファームウェアのバージョンを示します。
    router# copy ios-bundled modem
  • Cisco 3600 でリリース 12.0(5) より新しい Cisco IOS ソフトウェアが動作している場合

Cisco 3600 シリーズ ルータの場合、モデム ポートウェアをロードするためにはルータをリロードする必要があります。

モデム コードをアップグレードするプロセスを次に示します。

  1. TFTP サーバからフラッシュまたはブート フラッシュへのファイルのコピー」の項の説明に従って、希望のポートウェアをフラッシュにロードします。

  2. ルータをリロードします。リロードの際、ルータはフラッシュ内の最新のポートウェアをロードします。したがって、(IOS にバンドルされたポートウェアを含めて)複数のバージョンのポートウェアがフラッシュに存在する場合も、ルータは最新のバージョンのみをロードします。

注:IOS にバンドルされたバージョンのモデム ポートウェアがフラッシュ内のポートウェア ファイルよりも新しいバージョンの場合は、フラッシュ内に保存されたポートウェア ファイルではなく、(より上位のバージョンである)IOS にバンドルされたモデム ポートウェアがロードされます。



関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション

シスコ サポート コミュニティは、どなたでも投稿や回答ができる情報交換スペースです。


関連情報


Document ID: 9525