ダイヤルとアクセス : 非同期接続

US Robotics モデムをシスコ ルータのコンソール ポートに接続する方法

2002 年 6 月 1 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2010 年 2 月 4 日) | フィードバック

この文書では、RJ-45 コンソール ポートを搭載したシスコ製ルータのコンソール ポートに US Robotics モデムを取り付ける方法について説明します。この手順は、他のモデム製品にも同様に適用できますが、相当する初期化ストリングについては、そのモデムの説明書を参照してください。

警告:プロテクトされていないモデムはコンソール ポートに接続しないでください。コンソール ポートでは、キャリア検知が失われてもユーザをログ オフしないため、セキュリティ ホールが発生します。これを回避するには、セキュリティが施されたモデムを使用するか、AUX ポート経由で接続します。モデムをコンソール ポートに取り付ける場合の利点と不都合については、「モデムとルータの接続ガイド」を参照してください。

注:この文書では、ルータの AUX ポートにモデムを設定する手順は説明していません。モデムを AUX ポートに接続する方法の詳細は、「EXEC ダイヤルイン接続用の AUX ポートでのモデムの設定」を参照してください。

実行するタスク

  • コンソール接続用にモデムを設定します。コンソール ポートにはリバース Telnet の機能がないため、このモデムの初期化ストリング(init string)では、モデムを接続する前にルータのコンソール ポートを設定する必要があります。

  • ルータのコンソール ポートにモデムを接続します。

  • 着信コールを受け入れるようにルータを設定します。

これらのタスクについては、次のステップ バイ ステップの項で説明します。

ステップ バイ ステップ

次の手順に従って、US Robotics モデムをシスコ ルータのコンソール ポートに取り付けます。

  1. PC にモデムを接続します。この手順は、モデムにアクセスして init string を設定するために必要です。

    「Terminal」と記されている RJ-45-to-DB-9 アダプタを PC の COM ポートに取り付けます。アダプタの RJ-45 側の端を、フラットサテン型のロール型 RJ-45--RJ-45 ケーブル(部品番号 CAB-500RJ=)に接続します。このケーブルは、コンソール接続用にすべてのシスコ ルータに付属しています。また、このロール型ケーブルをモデムの DB-25 ポートに接続するには、「MODEM」と記されている RJ-45 to DB-25 アダプタ(部品番号 CAB-25AS-MMOD)も必要です。


  2. モデムの電源を切り、7 番目の DIP スイッチを下側に設定し、再び電源を入れます。これによって工場出荷時のデフォルトに戻ります。この後、モデムの電源を再び切ります。DIP スイッチの設定については、この文書の「その他」の項を参照してください。

  3. DIP スイッチの、1 番、3 番、および 8 番を下側に設定し、他のすべてを上側に設定します。再度モデムの電源を投入します。DIP スイッチの設定については、この文書の「その他」の項を参照してください。

  4. PC からモデムへのリバース Telnet

    PC 上で Hyperterminal などのターミナル エミュレーション ソフトウェアを使用し、手順 1 で接続した COM ポート経由で PC 側のモデムにアクセスします。COM ポートを経由して PC のモデムにアクセスしたら、次に示すように初期化ストリングを適用する必要があります。例については、『シスコの Access サーバと組み合わせて動作させるためのクライアント モデムの設定方法』の「HyperTerminal でのセッション例」を参照してください。

  5. 次の初期化ストリングを入力します。これにより、希望する init string が NVRAM に書き込まれます。

    at&f0q1e0s0=1&b0&n6&u6&m4&k0&w

    注:上記のストリングの中の 0 はゼロです。init string の詳細については、この文書の「その他」の項を参照してください。

    モデムから OK という応答があります。モデムから応答がない場合は、モデムのハードウェアやケーブルが正しく動作しているかどうかを確認してください。

  6. モデムの電源を切ります。

  7. ロール型 RJ-45 ケーブルを PC 側の RJ-45-to-DB-9 アダプタからはずし、ルータのコンソール ポートに取り付けます。

    DB-25 型のコンソール ポートを搭載したルータの場合は(たとえば、Cisco 4500、7200 および 7500)、DB-25-to-DB-25 ヌルモデム ケーブルが必要です。このケーブルは、ほとんどの電化製品販売店で購入できます。

    :両端に RJ-45-to-DB-25 アダプタが付いたロール型 RJ-45-to-RJ-45 フラットサテン ケーブル(部品番号 CAB-25AS-MMOD)は、信号の組み合わせが正しくないので使用できません。

  8. DIP スイッチの、1 番、4 番、6 番、および 8 番を下側に設定し、他のすべてを上側に設定します。DIP スイッチの設定については、この文書の「その他」の項を参照してください。

  9. モデムの電源を投入します。

  10. ルータを設定します。

    maui-rtr-10(config)#line con 0
    
      maui-rtr-10(config-line)#login
    
      !-- この行で設定するパスワードを使用して、着信用の接続を認証します。
    
      !-- パスワードは次の行で設定します。
    
      maui-rtr-10(config-line)#password cisco
    
      !-- このルータでは、このパスワード(cisco)を使用して着信コールを認証します。
    
      !-- セキュリティ目的のためには、この「cisco」をあまり知られていないパスワードに変更してください。 
    
      maui-rtr-10(config-line)#exec-time 5 0
    
      !-- exec タイムアウトを 5 分 0 秒に設定します。
    
      !-- 非アクティブ状態が 5 分間続くと、この exec タイムアウトによって EXEC セッションがクリアーされます
    
      !-- 詳細については、『モデムとルータの接続ガイド』を参照してください。
    
      maui-rtr-10(config-line)#speed 9600
    
      !--- モデムとの通信に使用されるコンソール回線の速度
    
      !--- このスピードは、init string(&u6)に設定した DTE スピードと同じです。
    
      !--- 詳細は、「その他」の項を参照してください。
    
      

    オプション設定:ルータにイネーブル シークレット パスワードがない場合、着信接続ではイネーブル モードに入ることができません。着信コールでイネーブル モードに入るには、enable secret password コマンドを使用して、イネーブル パスワードを設定してください。

  11. 電話回線がアクティブであり、機能していることを確認するには、アナログの電話を使用します。その後、そのアナログ電話回線にモデムを接続します。

  12. ルータから他のデバイス(PC など)への EXEC モデム コールを発呼して、モデムの接続性をテストします。

    PC 上で Hyperterminal などのターミナル エミュレーション ソフトウェアを使用し、COM ポートのいずれかを経由して PC のモデムにアクセスします。COM ポートを経由して PC のモデムに接続したら、ルータに対してダイヤルを開始します。例については、「HyperTerminal でのセッション例」を参照してください。

    注:コンソール回線上で Point-to-Point Protocol(PPP; ポイントツーポイント プロトコル)が動作していない場合、Microsoft Windows の Dialup Networking(DUN; ダイヤルアップ ネットワーク)を使用してこの接続のためにダイヤルすることはできません。

  13. 接続が確立されたら、<Return> キーを押してルータのプロンプトを表示します。その後、ダイヤルイン クライアントに対してパスワードが求められます。パスワードを正確に入力します。

    注:このパスワードは CON ポートの行に設定したものと同じである必要があります。

その他

DIP スイッチ

次の表では、US Robotics モデムの DIP スイッチの機能を一覧しています。

ON = 下、OFF = 上になります。

DIP スイッチ
説明
1
DTR を無効化
2
音声/数値による結果コード
3
結果コードの表示
4
コマンド モードでのローカル エコーの抑制
5
自動応答の抑制
6
CD 無効化
7
電源投入時および ATZ によりソフトウェアをデフォルトにリセット
8
AT コマンドの設定認識

初期化ストリング

ここでの設定で入力した init string は、次の特性があります。

at&f0q1e0s0=1&b0&n6&u6&m4&k0&w

AT コマンド 説明
&f0 工場出荷時のデフォルトに設定(フロー制御なし)
q1 結果コードの排除
e0 コマンドのエコーを行わない
s0=1 最初のリングに対して自動応答
&b0 DTE スピードをフローティング
&n6 最高リンク速度(DCE レート)は 9600bps
&u6 DTE スピードの最大は is 9600(DTE は DCE スピードに従う)
&m4 ARQ/ノーマル モード
&k0 データ圧縮を行わない
&w 設定を NVRAM に保存

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