オプティカル : スペース再利用プロトコル/ダイナミック パケット トランスポート(SRP/DPT)

SRP ハードウェアのトラブルシューティング ガイド

2002 年 10 月 29 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2006 年 5 月 15 日) | フィードバック

目次


概要

この文書では、シスコ ルータ間の Spatial Reuse Protocol(SRP)リンクのトラブルシュテーィングのヒントを紹介します。また、レイヤ 1 とレイヤ 2 での SRP トラブルシューティングの例を示します。さらに SRP の概念について説明し、IOS コマンドを使用した SRP 接続の確認方法を説明します。

この文書で使用するセットアップを次に示します。

ラボのセットアップ

前提条件

この文書の読者は、次の概念を理解している必要があります。

関連製品

シスコ製ルータ間をつなぐ SRP/DPT リンクは、現在、次のハードウェアでサポートされています。

  • 12xxx(OC12 および OC48)
  • Cisco 10720 ルータ(OC48)
  • 1519x(OC12 および OC48)
  • 720x / 720xVXR(OC12)
  • uBR720x / uBR720xVXR(OC12)
  • 75xx(OC12)

はじめに

ルータ間に SRP/Dynamic Packet Transport(DPT; ダイナミック パケット トランスポート)リンクを取り付ける際に、考慮すべき主な条件を次に示します。

  • サイド A は常にサイド B に接続する必要があります。
  • Transmit(Tx)は常に Receive(Rx)に接続する必要があります。
  • カードで受けるパワーレベルが仕様の範囲内である必要があります。
  • 距離制限が仕様の範囲内である必要があります。
  • クロッキングが正しく設定されている必要があります。
  • フレーミングが正しく設定されている必要があります。

注:パワーレベルが仕様の範囲内でない場合でも、リンクがアップしてしばらくの間動作することがあります。しかし、パワーレベルが仕様の範囲内にないと、後で不測の障害が発生することがあります。

SRP の概要

シスコ製ルータ間の SRP リンクに関与する、主要コンポーネントの概要を次に述べます。

ファイバのタイプ

OC12 SRP カードのファイバには、Multimode(MM; マルチモード)と Singlemode(SM; シングルモード)の 2 つのタイプがあります。一般的に、MM カードは 1 タイプしかなく、SM カードは最大で 3 タイプあります。SM カードの各タイプで異なるのは、パワーレベルだけです(これが、2 つのノード間のリンクの最長距離に換算されます)。MM カードと SM カードの主な違いは、MM カードが光源に LED を使用するのに対し、SM カードはレーザーを使用する点です。OC48 SRP カードのファイバは SM のみです。

ファイバ トポロジ

SRP ノード間にファイバ配線を敷設するには、次の 2 とおりの方法があります。

  • 1 つは、電話会社が供給する回線で、2 つの SRP ノードの中間に、電話会社の Synchronous Optical Network(SONET; 同期式光ファイバネットワーク)機器が装備されたものです(MUX、ファイバ リジェネレータなどの機器、または相互接続)。この方法では、hard loopback test を使用して、表示されるエラーの原因が、SRP ノード(シスコ製ルータ)ではないことを電話会社に証明できるようになっています。
  • もう 1 つのファイバ セットアップは、「ダーク ファイバ」(「ダイレクト ツー ファイバ)とも呼ばれます)を使用したものです。ダークファイバとは、パワー(光)を供給する唯一の機器が、回線のエンド デバイスであるファイバ配線すべてを指します。このタイプのファイバを電話会社が提供することは可能ですが、電話会社の機器をこれに接続することはできません(これは単なる地中のファイバに過ぎません。)ダーク ファイバのもう 1 つの例は、ノードが両方とも同じ室内にあり、ファイバ配線が両ノード間に設置されている場合です。

ダーク ファイバの重要な要素は、クロッキングパワーレベルです。

クロッキング

SRP は SONET リンク上を走行するため、SRP インターフェイスのクロッキング規則は、Packet-over-SONET(POS)インターフェイスのそれと同じです。POS インターフェイスと同様、SRP インターフェイスは内部(リンクにクロックを供給する)または回線(リンクからクロックを受信する)に設定できます。各サイド(A と B)には、それぞれ独自のクロッキングを設定できます。これには、インターフェイス設定モードで srp clock-source [type] [side] コマンドを使用します。

クロッキングは、電話会社のネットワークとダーク ファイバ ネットワークでは異なります。電話会社のネットワークに関しては、インターフェイスを電話会社と同じ方法で設定する必要があります。(通常、すべては回線クロッキングに設定されます。)

ダーク ファイバ ネットワークで最も望ましいクロッキング方式は、A サイドをすべて内部に設定し、B サイドをすべて回線に設定することです。すべてのサイドを内部にする方式も有効ですが、一度クロックが狂い始めると、BIP(Bx)エラーが表示されます。両サイドを回線クロッキングに設定することは、サポートされていません。

フレーミング

フレーミングには、SONET と SDH の 2 つのタイプがあります。SONET は北米標準、SDH は欧州標準です。クロッキングと同様、フレーミングは srp framing [type] [side] コマンドを使用して、サイドごとに設定することができます。デフォルトのフレーミングは SONET です。

レイヤ 1 のトラブルシューティング

SRP は SONET を走行するので、SRP の物理レイヤ障害のトラブルシューティングは、High-Level Data(HDLC)または Point to Point Protocol(PPP)Packet Over SONET(POS)リンクのトラブルシューティングと同じです。SRP リンク障害の大部分は、物理構成が不適切であるか、パワーレベルが仕様範囲外であることによるものです。

物理構成のトラブルシューティング

SRP リンクに使用されるファイバの物理構成は、リングが適切に動作するための重要な要素です。次のことを確認してください。

  • Transmit(Tx)ポートは Receive(Rx)ポートに接続している。
  • サイド A は正しい近隣ルータのサイド B に接続している。
次の図に、このラボのセットアップで使用する構成を示します。

ラボのセットアップ

SRP リングで発生する可能性のある物理的なセットアップ エラーには、次の 2 つがあります。
  • Transmit(Tx)が Receive(Rx)ポートに接続していない。これは最も簡単にトラブルシューティングできるシナリオです。SRP インターフェイスは、構成ミスがある場合には起動しないからです。
  • サイド B が、その近隣ルータのサイド A に接続していない(サイド B がサイド B に接続している)。このシナリオでは、構成ミスのあるノードをトラブルシューティングする必要があります。

物理的なセットアップが誤っているかどうかを判断するには、show controllers srp コマンドを使用します。

次の例では、Rx ポートが hswan-12410-3a 上で切り替えられています。図を見てわかるとおり、パス トレース バッファがそれと交差するリンクに対して正しくありません。Tx は実際には Rx に接続しているので、リンクはアップします。ただし、サイド B がサイド B に接続しているため、この構成は無効です。

ラボのセットアップ




 hswan-12410-3a#show cont srp



 SRP0/0 - Side A (Outer Rx, Inner Tx)



 SECTION



   LOF = 1          LOS    = 1                            BIP(B1) = 0



 LINE



   AIS = 0          RDI    = 0          FEBE = 0          BIP(B2) = 0



 PATH



   AIS = 0          RDI    = 0          FEBE = 16         BIP(B3) = 21



   LOP = 0          NEWPTR = 0          PSE  = 0          NSE     = 0





 Active Defects: None



 Active Alarms:  None



 Alarm reporting enabled for: SLOS SLOF PLOP





 Framing           : SONET



 Rx SONET/SDH bytes: (K1/K2) = 0/0        S1S0 = 0  C2 = 0x16



 Tx SONET/SDH bytes: (K1/K2) = 0/0        S1S0 = 0  C2 = 0x16  J0 = 0x1



 Clock source      : Internal



 Framer loopback   : None



 Path trace buffer : Stable



   Remote hostname : hswan-10720-3a



   Remote interface: SRP1/1



   Remote IP addr  : 100.1.1.4



   Remote side id  : A  



 ! -- リモート インターフェイスもサイド A です。



 ! -- これはサイド B となるべきで、物理的な配線エラーです。







 BER thresholds:           SF = 10e-3  SD = 10e-6



 IPS BER thresholds(B3):   SF = 10e-3  SD = 10e-6



 TCA thresholds:           B1 = 10e-6  B2 = 10e-6  B3 = 10e-6





 SRP0/0 - Side B (Inner Rx, Outer Tx)



 SECTION



   LOF = 1          LOS    = 1                            BIP(B1) = 0



 LINE



   AIS = 0          RDI    = 0          FEBE = 0          BIP(B2) = 0



 PATH



   AIS = 0          RDI    = 0          FEBE = 16         BIP(B3) = 18



   LOP = 0          NEWPTR = 0          PSE  = 0          NSE     = 0





 Active Defects: None



 Active Alarms:  None



 Alarm reporting enabled for: SLOS SLOF PLOP





 Framing           : SONET



 Rx SONET/SDH bytes: (K1/K2) = 0/0        S1S0 = 0  C2 = 0x16



 Tx SONET/SDH bytes: (K1/K2) = 0/0        S1S0 = 0  C2 = 0x16  J0 = 0x1



 Clock source      : Internal



 Framer loopback   : None



 Path trace buffer : Stable



   Remote hostname : hswan-12016-2a



   Remote interface: SRP12/0



   Remote IP addr  : 100.1.1.5



   Remote side id  : B 



 ! -- リモート インターフェイスもサイド B です。



 ! -- これはサイド A となるべきで、物理的な配線エラーです。





 BER thresholds:           SF = 10e-3  SD = 10e-6



 IPS BER thresholds(B3):   SF = 10e-3  SD = 10e-6



 TCA thresholds:           B1 = 10e-6  B2 = 10e-6  B3 = 10e-6



 

この場合、hswan-12410-3a では、ログに次のエラーが表示されます。hswan-12410-3a に接続するその他の 2 つのノードには、これらのエラーは表示されません。




 hswan-12410-3a#



 %SRP-3-RING_ID_ERROR: SRP0/0 : Rx side A, Tx side of fibeA



 %SRP-3-RING_ID_ERROR: SRP0/0 : Rx side B, Tx side of fibeB



 

Rx ポートを正しく構成し直し、hswan-12410-3a 上で Tx ポートを切り替えた場合、ノード自体にではなく、hswan-12410-3a と接続するノードに次のエラーが表示されます。これが、リングのセットアップ方法を示す物理構成図を用意することが重要となる理由の 1 つです。

ラボのセットアップ




 hswan-12016-2a#



 %SRP-3-RING_ID_ERROR: SRP12/0 : Rx side B, Tx side of fibeB





 hswan-10720-3a#



 %SRP-3-RING_ID_ERROR: SRP1/1 : Rx side A, Tx side of fiber originates on A



 ! -- エラーとなる構文は Cisco 10720 ルータでは異なることに注意してください。



 hswan-12016-2a#show cont srp



 SRP12/0 - Side A (Outer Rx, Inner Tx)



 SECTION



   LOF = 0          LOS    = 0                            BIP(B1) = 0



 LINE



   AIS = 0          RDI    = 0          FEBE = 0          BIP(B2) = 0



 PATH



   AIS = 0          RDI    = 0          FEBE = 0          BIP(B3) = 0



   LOP = 0          NEWPTR = 0          PSE  = 0          NSE     = 0





 Active Defects: None



 Active Alarms:  None



 Alarm reporting enabled for: SLOS SLOF PLOP





 Framing           : SONET



 Rx SONET/SDH bytes: (K1/K2) = 0/0        S1S0 = 0  C2 = 0x16



 Tx SONET/SDH bytes: (K1/K2) = 0/0        S1S0 = 0  C2 = 0x16  J0 = 0x1



 Clock source      : Internal



 Framer loopback   : None



 Path trace buffer : Stable



   Remote hostname : hswan-12008-2b



   Remote interface: SRP6/0



   Remote IP addr  : 100.1.1.2



   Remote side id  : B







 BER thresholds:           SF = 10e-3  SD = 10e-6



 IPS BER thresholds(B3):   SF = 10e-3  SD = 10e-6



 TCA thresholds:           B1 = 10e-6  B2 = 10e-6  B3 = 10e-6





 SRP12/0 - Side B (Inner Rx, Outer Tx)



 SECTION



   LOF = 0          LOS    = 0                            BIP(B1) = 0



 LINE



   AIS = 0          RDI    = 0          FEBE = 0          BIP(B2) = 0



 PATH



   AIS = 0          RDI    = 0          FEBE = 0          BIP(B3) = 0



   LOP = 0          NEWPTR = 0          PSE  = 0          NSE     = 0





 Active Defects: None



 Active Alarms:  None



 Alarm reporting enabled for: SLOS SLOF PLOP





 Framing           : SONET



 Rx SONET/SDH bytes: (K1/K2) = 0/0        S1S0 = 0  C2 = 0x16



 Tx SONET/SDH bytes: (K1/K2) = 0/0        S1S0 = 0  C2 = 0x16  J0 = 0x1



 Clock source      : Internal



 Framer loopback   : None



 Path trace buffer : Stable



   Remote hostname : hswan-12410-3a



   Remote interface: SRP0/0



   Remote IP addr  : 100.1.1.1



   Remote side id  : B 



 ! -- リモート インターフェイスもサイド B です。



 ! -- これはサイド A となるべきで、物理的な配線エラーです。





 BER thresholds:           SF = 10e-3  SD = 10e-6



 IPS BER thresholds(B3):   SF = 10e-3  SD = 10e-6



 TCA thresholds:           B1 = 10e-6  B2 = 10e-6  B3 = 10e-6





 hswan-12410-3a#show cont srp



 SRP0/0 - Side A (Outer Rx, Inner Tx)



 SECTION



   LOF = 0          LOS    = 0                            BIP(B1) = 0



 LINE



   AIS = 0          RDI    = 0          FEBE = 0          BIP(B2) = 0



 PATH



   AIS = 0          RDI    = 0          FEBE = 0          BIP(B3) = 0



   LOP = 0          NEWPTR = 0          PSE  = 0          NSE     = 0





 Active Defects: None



 Active Alarms:  None



 Alarm reporting enabled for: SLOS SLOF PLOP





 Framing           : SONET



 Rx SONET/SDH bytes: (K1/K2) = 0/0        S1S0 = 0  C2 = 0x16



 Tx SONET/SDH bytes: (K1/K2) = 0/0        S1S0 = 0  C2 = 0x16  J0 = 0x1



 Clock source      : Internal



 Framer loopback   : None



 Path trace buffer : Stable



   Remote hostname : hswan-12016-2a



   Remote interface: SRP12/0



   Remote IP addr  : 100.1.1.5



   Remote side id  : B







 BER thresholds:           SF = 10e-3  SD = 10e-6



 IPS BER thresholds(B3):   SF = 10e-3  SD = 10e-6



 TCA thresholds:           B1 = 10e-6  B2 = 10e-6  B3 = 10e-6





 SRP0/0 - Side B (Inner Rx, Outer Tx)



 SECTION



   LOF = 0          LOS    = 0                            BIP(B1) = 0



 LINE



   AIS = 0          RDI    = 0          FEBE = 0          BIP(B2) = 0



 PATH



   AIS = 0          RDI    = 0          FEBE = 0          BIP(B3) = 0



   LOP = 0          NEWPTR = 0          PSE  = 0          NSE     = 0





 Active Defects: None



 Active Alarms:  None



 Alarm reporting enabled for: SLOS SLOF PLOP





 Framing           : SONET



 Rx SONET/SDH bytes: (K1/K2) = 0/0        S1S0 = 0  C2 = 0x16



 Tx SONET/SDH bytes: (K1/K2) = 0/0        S1S0 = 0  C2 = 0x16  J0 = 0x1



 Clock source      : Internal



 Framer loopback   : None



 Path trace buffer : Stable



   Remote hostname : hswan-10720-3a



   Remote interface: SRP1/1



   Remote IP addr  : 100.1.1.4



   Remote side id  : A





 BER thresholds:           SF = 10e-3  SD = 10e-6



 IPS BER thresholds(B3):   SF = 10e-3  SD = 10e-6



 TCA thresholds:           B1 = 10e-6  B2 = 10e-6  B3 = 10e-6





 hswan-10720-3a#show cont srp



 Interface SRP1/1



 Hardware is OC48 SRP





 SRP1/1 - Side A (Outer Rx, Inner Tx)





 OPTICS



 Rx readout values: -6 dBm    - Within specifications





 SECTION



   LOF = 0          LOS    = 0                            BIP(B1) = 0



 LINE



   AIS = 0          RDI    = 0          FEBE = 0          BIP(B2) = 0



 PATH



   AIS = 0          RDI    = 0          FEBE = 0          BIP(B3) = 0



   LOP = 0          NEWPTR = 0          PSE  = 0          NSE     = 0





 Active Defects: None



 Active Alarms:  None



 Alarm reporting enabled for: SLOS SLOF PLOP





 Framing           : SONET



 Rx SONET/SDH bytes: (K1/K2) = 0/0        S1S0 = 0  C2 = 0x16



 Tx SONET/SDH bytes: (K1/K2) = 0/0        S1S0 = 0  C2 = 0x16  J0 = 0x1



 Clock source      : Internal



 Framer loopback   : None



 Path trace buffer : Stable



   Remote hostname : hswan-12410-3a



   Remote interface: SRP0/0



   Remote IP addr  : 100.1.1.1



   Remote side id  : A 



 ! -- リモート インターフェイスもサイド A です。



 ! -- これはサイド B となるべきで、物理的な配線エラーです。



 



 BER thresholds:           SF = 10e-3  SD = 10e-6



 IPS BER thresholds(B3):   SF = 10e-3  SD = 10e-6



 TCA thresholds:           B1 = 10e-6  B2 = 10e-6  B3 = 10e-6





 SRP1/1 - Side B (Inner Rx, Outer Tx)





 OPTICS



 Rx readout values: -5 dBm    - Within specifications





 SECTION



   LOF = 0          LOS    = 0                            BIP(B1) = 0



 LINE



   AIS = 0          RDI    = 0          FEBE = 0          BIP(B2) = 0



 PATH



   AIS = 0          RDI    = 0          FEBE = 0          BIP(B3) = 0



   LOP = 0          NEWPTR = 0          PSE  = 0          NSE     = 0





 Active Defects: None



 Active Alarms:  None



 Alarm reporting enabled for: SLOS SLOF PLOP





 Framing           : SONET



 Rx SONET/SDH bytes: (K1/K2) = 0/0        S1S0 = 0  C2 = 0x16



 Tx SONET/SDH bytes: (K1/K2) = 0/0        S1S0 = 0  C2 = 0x16  J0 = 0x1



 Clock source      : Internal



 Framer loopback   : None



 Path trace buffer : Stable



   Remote hostname : hswan-12008-2b



   Remote interface: SRP6/0



   Remote IP addr  : 100.1.1.2



   Remote side id  : A





 BER thresholds:           SF = 10e-3  SD = 10e-6



 IPS BER thresholds(B3):   SF = 10e-3  SD = 10e-6



 TCA thresholds:           B1 = 10e-6  B2 = 10e-6  B3 = 10e-6

パワーレベルのトラブルシューティング

Cisco 10720 ルータの場合を除き、パワーレベル(光レベルとも呼びます)を確認する適切な方法は、サードパーティの光テスターを使用することです。Cisco 10720 ルータには組み込みのパワーテスターがあるため、show controllers srp コマンドによって出力結果を得ることができます。

パワーレベルをテストするには、リンクの Rx 終端でパワーを読み取る必要があります。これを行うには、ポートから Rx ファイバを切断して、光テスタに接続します。このとき実際には、リンクの反対側の終端で、Tx パワーがテストされています。テストの出力結果は、カードのパワー仕様の範囲内である必要があります。カードのタイプによってパワー範囲が異なる可能性があるため、使用中のカードの仕様を確認する必要があります。

パワーレベルは負の dBm 範囲内である必要があります。リンクに加えられるパワーが大きければ大きい多いほど、dBm はゼロに近づきます。パワーが大き過ぎた場合(速すぎるリンクの場合)、インライン減衰器を通して、リンクに減衰を加えることができます。これらの外部の減衰器は、通常 5dB の増分で動作し、リンクが仕様範囲内に戻るまで減衰が追加されます。高速リンクではパワーレベルにだけ問題があるのが普通で、通常はファイバまたはインターフェイスの問題を示すものではありません。

パワーレベルが低すぎた場合(「コールド」リンクとも呼びます)、次の問題がある可能性があります。

  • ファイバ本体(ファイバ切断など)
  • リンクの距離
  • ファイバが接続するインターフェイス

最初にすべての光接続を切断し、ファイバ本体に問題(よじれ、切断、強い屈曲など)がないか確認します。パワーレベルが増加しなければ、ファイバ接続および接合部(たとえばパッチパネル接続など)の数を減らします。問題が続き、そのリンクが以前に動作していたものである場合は、上記に挙げた問題が存在する可能性があります。今回が新規の設置である場合は、リンクの距離が仕様範囲内であるか確認し、リンク上の減衰(存在する場合)を除去してください。依然として動作が遅い場合は、次の問題がある可能性があります。

  • インターフェイス自体
  • 電話会社経由で不正にマッピングされたインターフェイス
  • より強力な光ファイバへの変更が必要なインターフェイス(距離仕様の範囲外)

SONET エラーのトラブルシューティング

物理的な SONET エラーのトラブルシューティングには、show controllers srp コマンドを使用します。このコマンドの出力例を次に示します。リングの各サイドに 2 セットの統計情報があることに注意してください。両サイドのカウンタはすべてゼロになります。これらのカウンタは、次のような場合に、障害が発生していなくてもゼロ以外の値になることがあります。

  • リンクが最初にアップした。
  • ファイバが削除/挿入された。
  • ルータがリロードされた。

ゼロ以外の値が見つかった場合は、カウンタをクリアし、show controllers srp の出力結果で値を再確認してください。エラー カウントが増加していれば、障害が発生しています。

hswan-12410-3a#show cont srp 0/0



 SRP0/0 - Side A (Outer Rx, Inner Tx) 



 ! -- ノードのサイド「A」の開始



 SECTION



   LOF = 0          LOS    = 0                            BIP(B1) = 0 



 ! -- セクション カウンタはゼロになります。



 LINE



   AIS = 0          RDI    = 0          FEBE = 0          BIP(B2) = 0 



 ! -- 回線カウンタはゼロになります。



 PATH



   AIS = 0          RDI    = 0          FEBE = 0          BIP(B3) = 0 



 ! -- パス カウンタはゼロになります。



   LOP = 0          NEWPTR = 0          PSE  = 0          NSE     = 0 



 ! -- パス カウンタはゼロになります。





 Active Defects: None 



 ! -- 安定したリンクには「None」と表示されます。



 Active Alarms:  None



 ! -- 安定したリンクには「None」と表示されます。



 Alarm reporting enabled for: SLOS SLOF PLOP





 Framing           : SONET  



 !-- ノードのこのサイドのフレーミング タイプ



 Rx SONET/SDH bytes: (K1/K2) = 0/0        S1S0 = 0  C2 = 0x16



 Tx SONET/SDH bytes: (K1/K2) = 0/0        S1S0 = 0  C2 = 0x16  J0 = 0x1



 Clock source      : Internal 



 !-- ノードのこのサイドのクロック ソース



 Framer loopback   : None 



 !-- ノードで有効化されているソフトウェア ループがあれば表示します。 



 Path trace buffer : Stable



   Remote hostname : hswan-12016-2a 



 !-- SRP リンクが接続しているリモート ノードの名前 



   Remote interface: SRP12/0 



 !-- SRP リンクが接続しているリモート インターフェイス 



   Remote IP addr  : 100.1.1.5 



 !-- SRP リンクが接続しているリモート インターフェイス 



   Remote side id  : B 



 !-- リンクが接続しているリモート サイド



 !-- 必ずローカル サイドと反対側であること!





 BER thresholds:           SF = 10e-3  SD = 10e-6 



 !-- アラームを生成するために、受信しなければならないエラーの数



 IPS BER thresholds(B3):   SF = 10e-3  SD = 10e-6 



 !-- アラームを生成するために、受信しなければならないエラーの数



 TCA thresholds:           B1 = 10e-6  B2 = 10e-6  B3 = 10e-6 



 !-- アラームを生成するために、受信しなければならないエラーの数







 SRP0/0 - Side B (Inner Rx, Outer Tx) 



 !-- ノードのサイド「B」の開始。サイド「A」と同じレイアウト/出力



 SECTION



   LOF = 0          LOS    = 0                            BIP(B1) = 0



 LINE



   AIS = 0          RDI    = 0          FEBE = 0          BIP(B2) = 0



 PATH



   AIS = 0          RDI    = 0          FEBE = 0          BIP(B3) = 0



   LOP = 0          NEWPTR = 0          PSE  = 0          NSE     = 0





 Active Defects: None



 Active Alarms:  None



 Alarm reporting enabled for: SLOS SLOF PLOP





 Framing           : SONET



 Rx SONET/SDH bytes: (K1/K2) = 0/0        S1S0 = 0  C2 = 0x16



 Tx SONET/SDH bytes: (K1/K2) = 0/0        S1S0 = 0  C2 = 0x16  J0 = 0x1



 Clock source      : Internal



 Framer loopback   : None



 Path trace buffer : Stable



   Remote hostname : hswan-10720-3a



   Remote interface: SRP1/1



   Remote IP addr  : 100.1.1.4



   Remote side id  : A





 BER thresholds:           SF = 10e-3  SD = 10e-6



 IPS BER thresholds(B3):   SF = 10e-3  SD = 10e-6



 TCA thresholds:           B1 = 10e-6  B2 = 10e-6  B3 = 10e-6



 

LOF および LOS エラー

Loss of Frame(LOF; フレーム同期損失)エラーは、受信 SONET 信号に、重大エラーのあるフレーミング障害が 3 ミリ秒以上あると発生します。Loss of Signal(LOS; 信号消失)エラーは、19(+/-3)マイクロ秒以上の受信 SONET 信号で、オール ゼロのパターンが検知されると起こります。また、信号が消失した場合も(パワーが仕様範囲外の場合)、LOS は報告されます。LOF と LOS は両方ともセクション エラーで、通常、ノードと次の SONET デバイス(電話会社のネットワークに接続する場合は通常 SONET マルチプレクサ[MUX])の間に問題があることを示しています。

BIP(B1)、BIP(B2)、BIP(B3)エラー

B1、B2、B3 エラーとは、通常インターフェイスの中に入ってくるセクション、回線、パスの Bit Interleaved Parity(BIP; ビット インターリーブド パリティ)エラーをいいます。これらの値は通常、リンクか遠端機器のどちらかに問題があることを示します。トラブルシューティングするには、インターフェイスにハード ループバック テストを行ってください。(下記の「ハード ループバック テスト」の項を参照してください。)

AIS、RDI、FEBE エラー

SONET ネットワーク デバイスは、LOF または LOS を検知すると、Alarm Indication Signal(AIS; アラーム表示信号)メッセージを送信してダウンストリーム デバイスに通知するほか、Remote Defect Indication(RDI; リモート障害表示)メッセージを送信して、アップストリーム デバイスに通知します。これは B2 および B3 エラーでも同じですが、これらのエラーに関しては Far End Block Error(FEBE; 遠端ブロック エラー)のパス エラーとして報告されます。

ルータ A の show controllers srp コマンドで FEBE エラーが表示されていれば、これは、このリンクの向こう側の端にあるデバイスに B2 または B3 エラーが発生していることを意味します。このデバイスはルータ A に報告を戻し、このエラーがルータ A またはリンクから発したものであることを伝えます。

FEBE または Remote Defect Indication(RDI; リモート障害表示)アラームの受信は、必ずしもローカル インターフェイスの問題を指すとは限りません。ファイバ スパンがエラーを引き起こしている可能性があります。これについても、エラーがあるかどうかは ハード ループバック テストによって示されます。

LOP、NEWPTR、PSE、NSE エラー

Loss of Pointer(LOP; ポインタ損失)、NEW SONET Pointer(NEWPTR)、Positive Stuff Event(PSE)、および Negative Stuff Event(NSE)エラーは、リンクのクロッキング エラーを示唆します。これらのエラーが対象とする SONET フレームの部分は、H1 および H2 バイトです。ノードがこれらのエラーのどれかを報告している場合、回線にクロッキング問題がないか確認してください。リンク上のノードが両方とも正しく設定されていても、電話会社の SONET ネットワークに、これらのエラーの原因となるクロッキング問題がある可能性があります。

ハード ループバック テスト

ルータの問題でないかどうかを判定するために、ハード ループバック テストを実行します。このテストを実行するには、次のことが必要です。

  • テストする必要のあるスパンを取りはずせること
  • ルータへのアクセス
  • Tx ポートと Rx ポートに接続するファイバより線
  • 上記のファイバより線で仕様範囲内のインターフェイスを実現するために十分な減衰量

次のステップを実行します。

  1. 調査対象のスパンを、残りのリングから切り離します。注:重要事項 スパンを残りのリングから切断しておかないと、SONET ループがリング内にデッド ストップを生成するため、トラフィックはリングを通過できなくなります。このデッド スポットは、リングを周回する IPS パケットを KILL する可能性があります。スパンを切り離すには、残りのリングからテストすることを勧めます。これを行うには、

    a)SONET ループのできる、このノードのインターフェイス設定モードに入ります。

    b)srp ips request forced-switch [side] コマンドを使用して、これから SONET ループのできるサイドの、手動折り返しを発行します。たとえば、SONET ループをノードのサイド A に持ってくるのであれば、srp ips request forced-switch a コマンドを発行します。こうすることによって、サイド B をラップすることができます(サイド B はリングの一部のままで、依然としてトラフィックを通過させるはずです)。サイド B をラップしたままにしておくことで、残りのリングに影響を与えずに、ノードのサイド A を操作することができます。

  2. 上記と同じ方法で、スパンの反対側のサイドで、ノードをリングから切り離します。
  3. インターフェイスから回線を抜きます。
  4. ファイバより線の方端を、Tx ポートに差し込みます。
  5. ファイバより線から出力されるパワーレベルをチェックして、このインターフェイスの仕様範囲内であることを確認します。パワーレベルが高ければ、減衰器でパワーレベルを仕様範囲までカットします。
  6. ファイバより線の反対側の端を、カードの Rx ポートに差し込みます。
  7. このインターフェイスのクロック ソースを内部に変更します。
  8. カウンタをクリアします。
  9. 2 〜 3 分待機します。
  10. show controllers srp コマンドを実行して、エラーを確認します。

次に示す show controllers srp コマンドの出力結果は、サイド A にハード ループがあったときのものです。パス トレースのバッファは、サイド A と同じ情報を反映するはずです。これは、ポートがループされていることを裏付けています(ホスト名、インターフェイス、IP アドレス、サイド ID が同じ)。

ほとんどのループ テストでは、インターフェイスが up/up (looped)であるかを確認するために、show interface コマンドが必要であるため、このことは重要です。SRP はこのような情報は報告しないので、show interface コマンドを使用して、ポートがループされたかどうかを調べることはできません。

インターフェイスがループされたことが確認できたら、今度はこれにエラーがないか確認します。インターフェイスがエラーを報告していたら、パワーレベルとファイバより線を再点検してください。この後もインターフェイスがエラーを報告していたら、インターフェイスを交換してください。




 hswan-12008-2b#show controllers srp 1/0



 SRP1/0 - Side A (Outer RX, Inner TX)



 SECTION



   LOF = 0          LOS    = 0                            BIP(B1) = 0



 LINE



   AIS = 0          RDI    = 0          FEBE = 0          BIP(B2) = 0



 PATH



   AIS = 0          RDI    = 0          FEBE = 0          BIP(B3) = 0



   LOP = 0          NEWPTR = 0          PSE  = 0          NSE     = 0





 Active Defects: None



 Active Alarms:  None



 Alarm reporting enabled for: SLOS SLOF PLOP





 Framing           : SONET



 Rx SONET/SDH bytes: (K1/K2) = 0/0        S1S0 = 0  C2 = 0x16



 Tx SONET/SDH bytes: (K1/K2) = 0/0        S1S0 = 0  C2 = 0x16  J0 = 0x1



 Clock source      : Internal



 Framer loopback   : None



 Path trace buffer : Stable



   Remote hostname : hswan-12008-2b <-- ホスト名が



 一致するかチェックし、インターフェイスがループされたか確認します



   Remote interface: SRP1/0 <-- インターフェイスが



 一致するかチェックし、インターフェイスがループされたか確認します



   Remote IP addr  : 150.150.150.3 <-- IP アドレスが



 一致するかチェックし、インターフェイスがループされたか確認します



   Remote side id  : A <-- リモート サイドの ID が



 一致するかチェックし、インターフェイスがループされたか確認します





 BER thresholds:           SF = 10e-3  SD = 10e-6



 IPS BER thresholds(B3):   SF = 10e-3  SD = 10e-6



 TCA thresholds:           B1 = 10e-6  B2 = 10e-6  B3 = 10e-6



 

スパンをリングに戻す準備ができたら、強制折り返しをオフにするのを忘れないでください。

レイヤ 2 のトラブルシューティング

次の手順に従って、SRP のレイヤ 2 のトラブルシューティングを行います。

SRP IPS

Intelligent Protection Switching(IPS; インテリジェント保護スイッチング)とは、SRP が SRP リングのその他のノードに通信する方法です。SRP リングには、障害の起きたスパンでトラフィックをラップして、ファイバ ファシリティやノードの障害から自動的に回復できる、強力な自己修復機能が実現します。IPS の機能の詳細は、「SRP White Paper」を参照してください。

SRP リングの各ノードは、外部リング周辺にトポロジ パケットを送信しており、このリングにあるすべてのノードが、自分と通信可能なノードを判別できるようになっています。リング周辺でトポロジ パケットの送受信が行われているかを確認するには、show srp topology コマンドを使用します。




 hswan-12008-2b#show srp topology





  Topology Map for Interface SRP6/0



   Topology pkt. sent every 5 sec. (next pkt. after 1 sec.)



   Last received topology pkt. 00:00:03 



 ! -- この値がトポロジ パケットの送信した値(5 秒)よりも高ければ、



 ! -- リングのどこかでトポロジ パケットを破棄していることになります



   Nodes on the ring: 4



   Hops (outer ring)      MAC       IP Address      Wrapped Name



       0             0003.a09f.5700 100.1.1.2         No    hswan-12008-2b



       1             0001.c9ec.d300 100.1.1.5         No    hswan-12016-2a



       2             0000.5032.3037 100.1.1.1         No    hswan-12410-3a



       3             0006.d74a.f900 100.1.1.4         No    hswan-10720-3a



 

上記の例で、リングには 4 つのノードがあり、最初のノード(ホップ 0)はローカル ノードです。show srp topology の出力は、トポロジ パケットを受信している間は、リングとともに変化します。重要な点ですが、次の show srp topology コマンド出力結果で、最後のトポロジ パケットがいつ受信されたかを見ることができます。この情報は、時間の経過に伴ってエージング アウトすることはないので、このカウンタがデフォルトの 5 秒を越えるものであれば、トポロジ パケットはリングのどこかで損失しています。

 Last received topology pkt. 00:00:04



 

:このタイマーは、srp topology-timer コマンドを使用して変更できます。

リングがトポロジ パケットを損失しているのであれば、ノード情報が間違っている可能性があります(これは受信する最後のトポロジ パケットを保存します)。どのノードとどのノードが接合しているかを確認するには、show controllers srp コマンドのパス トレース バッファ情報を使用して、このノードが物理的にどの近隣ルータと接続しているかを調べてください。

show srp ips コマンドを使用した、設定ミスのトラブルシューティングの方法を次に示します。IPS によって報告されているリングの折り返しがないこと、そして送受信されている IPS メッセージに IDLE、SHORT ステータスが報告されていることを確認してください。報告される IPS リクエストも IDLE である必要があります。その他のステータスもすべて、SONET リンクの問題を示します。正常な状態の例と問題発生時の例を、次に順に示します。

正常な状態の show srp ips の例:




 hswan-12008-2b#show srp ips srp 6/0 





  IPS Information for Interface SRP6/0



  MAC Addresses



    Side A (Outer ring Rx) neighbor 0006.d74a.f900



    Side B (Inner ring Rx) neighbor 0001.c9ec.d300



    Node MAC address 0003.a09f.5700



  IPS State



    Side A not wrapped 



 !--「not wrapped」状態であること



    Side B not wrapped 



 !--「not wrapped」状態であること



    Side A (Inner ring Tx) IPS pkt. sent every 1 sec. (next pkt. after 1 sec.)



    Side B (Outer ring Tx) IPS pkt. sent every 1 sec. (next pkt. after 1 sec.)



    inter card bus enabled



    IPS WTR period is 60 sec. (timer is inactive)



    Node IPS State: idle  



 !-- idle であること



  IPS Self Detected Requests           IPS Remote Requests



    Side A IDLE                          Side A IDLE 



 !-- サイド A が正常な IDLE ステータスを報告しています。



    Side B IDLE                          Side B IDLE 



 !-- サイド B が正常な IDLE ステータスを報告しています。



  IPS messages received



    Side A (Outer ring Rx) {0006.d74a.f900,IDLE,SHORT}, TTL 255 



 !-- サイド A が正常な「IDLE,SHORT」ステータスを受信しています。



    Side B (Inner ring Rx) {0001.c9ec.d300,IDLE,SHORT}, TTL 255 



 !-- サイド B が正常な「IDLE,SHORT」ステータスを受信しています。



  IPS messages transmitted



    Side A (Outer ring Rx) {0003.a09f.5700,IDLE,SHORT}, TTL 128 



 !-- サイド A が正常な「IDLE,SHORT」ステータスを送信しています。



    Side B (Inner ring Rx) {0003.a09f.5700,IDLE,SHORT}, TTL 128 



 !-- サイド B が正常な「IDLE,SHORT」ステータスを送信しています。



 

問題発生時の show srp ips の例(サイド A がダウンしているのでサイド B がラップされています):




 hswan-12008-2b#show srp ips





  IPS Information for Interface SRP1/0



  MAC Addresses



    Side A (Outer ring Rx) neighbor 0003.a09f.5480



    Side B (Inner ring Rx) neighbor 0048.dc8b.b300



    Node MAC address 0003.a09f.5480



  IPS State



    Side A not wrapped



    Side B wrapped 



 !-- サイド A がダウンしているのでサイド B がラップされています。



    Side A (Inner ring Tx) IPS pkt. sent every 1 sec. (next pkt. after 1 sec.)



    Side B (Outer ring Tx) IPS pkt. sent every 1 sec. (next pkt. after 1 sec.)



    inter card bus enabled



    IPS WTR period is 60 sec. (timer is inactive)



    Node IPS State: wrapped 



 !-- 片方のサイドがラップされています。



  IPS Self Detected Requests           IPS Remote Requests



    Side A SF                            Side A IDLE 



 !-- サイド A が IDLE でなく SF を報告しており、リングのエラー状態を示唆しています。



    Side B IDLE                          Side B IDLE



  IPS messages received



    Side A (Outer ring Rx) none 



 !-- サイド A はダウンしているため、IPS メッセージを受信していません。



    Side B (Inner ring Rx) {00b0.8e96.b41c,SF,LONG}, TTL 253



 !-- サイド B が IDLE,SHORT でなく SF,LONG を報告しています。



  IPS messages transmitted



    Side A (Outer ring Rx) {0003.a09f.5480,SF,SHORT}, TTL 128



    Side B (Inner ring Rx) {0003.a09f.5480,SF,LONG}, TTL 128

show arp コマンドを使用して、ARP テーブルが正しいか確認します。




 hswan-12008-2b#show arp
Protocol Address Age (min) Hardware Addr Type Interface Internet 100.1.1.4 59 0006.d74a.f900 SRP-A SRP6/0 Internet 100.1.1.1 234 0000.5032.3037 SRP-B SRP6/0 Internet 100.1.1.2 - 0003.a09f.5700 SRP2 SRP6/0 Internet 150.150.150.4 3 00b0.8e96.b41c SRP-B SRP1/0 Internet 150.150.150.2 30 0048.dc8b.b300 SRP-B SRP1/0 Internet 150.150.150.3 - 0003.a09f.5480 SRP SRP1/0 Internet 150.150.150.1 30 0030.b660.6700 SRP-B SRP1/0

SRP - SRP バージョン 1(OC12 SRP)
SRP2 - SRP バージョン 2(OC48 SRP)
SRP-A  SRP インターフェイスのサイド A に接続するノード
SPR-B  SRP インターフェイスのサイド B に接続するノード

注:SRP1/0 のすべてのエントリが、SRP-B タイプです。これは、サイド A がダウンしていて、ノードがすべてをインターフェイスのサイド B から学習しているためです。

SRP インターフェイスもパススルー モードになっている可能性があります。これは、次に示す show interface コマンドを使用して表示できます。パススルー モードになるのは、インターフェイスの両サイドがトラフィックを通過させることができないときです。たとえば、インターフェイスが管理上シャットダウンされているか、両サイドで SRP キープアライブが欠落しているときなどがそうです。そのため、カードはリング上で光リピータとなります。パススルー モードの重要なポイントは、それだけではリングがラップする原因とはならないことです。したがって、ノードをシャットダウンしても IPS 問題は発生しません(これはリング問題のトラブルシューティングに有利です)。




 hswan-12008-2b#show interface srp 1/0



 SRP1/0 is administratively down, line protocol is down



   Hardware is SRP over SONET, address is 0003.a09f.5480 (bia 0003.a09f.5480)



   Internet address is 150.150.150.3/24



   MTU 4470 bytes, BW 622000 Kbit, DLY 100 usec, rely 255/255, load 1/255



   Encapsulation SRP,



   Side A: loopback not set



   Side B: loopback not set



      4 nodes on the ring   MAC passthrough set



      Side A: not wrapped   IPS local: IDLE       IPS remote: IDLE



      Side B: not wrapped   IPS local: IDLE       IPS remote: IDLE



   Last input 00:00:10, output 00:00:09, output hang never



   Last clearing of "show interface" counters 00:00:03



   Queueing strategy: fifo



   Output queue 0/40, 0 drops; input queue 0/75, 0 drops



   5 minute input rate 0 bits/sec, 1 packets/sec



   5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec



      0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer



      Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles



      0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort



      0 packets output, 0 bytes, 0 underruns



      0 output errors, 0 collisions, 0 interface resets



      0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out



      Side A received errors:



         0 input errors, 0 CRC, 0 ignored,



         0 framer runts, 0 framer giants, 0 framer aborts,



         0 mac runts, 0 mac giants, 0 mac aborts



      Side B received errors:



         0 input errors, 0 CRC, 0 ignored,



         0 framer runts, 0 framer giants, 0 framer aborts,



         0 mac runts, 0 mac giants, 0 mac aborts



 

SRP アラーム

SRP アラーム メッセージのヘルプについては、「アップリンク カード用 SRP の基本的なトラブルシューティング」を参照してから、「アラーム メッセージ」の項に進んでください。

SRP デバッグ

上記の show コマンドを実行すれば、通常は SRP 問題のトラブルシューティングには十分です。しかし、debugs スイッチをオンにしなければならない状況がいくつかあります。最も頻繁に使用される 2 つの debugs を次に示します。

リングを周回する IPS パケットを表示するには、debug srp ips を使用します。show srp ips コマンドの場合と同様に、両サイドのステータスは IDLE,SHORT である必要があります。正常な状態のデバッグ例と、問題発生時のデバッグ例を、次に順に示します。

正常な状態の debug srp ips の例を見てみましょう。ここでは、ノードはリングの A サイドと B サイドの両方からパケットを受信します(下記の最初の 2 行)。また、その近隣のノードに IDLE,SHORT メッセージを送信(Tx)します(下記の最後の 2 行)。




 *Nov 3 02:46:47.899: srp_process_ips_packet: SRP1/0, checksum 64620, ttl 255, B



 !-- サイド B からパケットを受信中



 *Nov 3 02:46:48.139: srp_process_ips_packet: SRP1/0, checksum 14754, ttl 255, A



 !-- サイド A からパケットを受信中



 *Nov 3 02:46:48.403: Tx pkt node SRP1/0 side A {IDLE, SHORT} 



 !-- サイド A で近隣ルータに IDLE,SHORT メッセージを送信(Tx)しています。



 *Nov 3 02:46:48.403: Tx pkt node SRP1/0 side B {IDLE, SHORT} 



 !-- サイド B で近隣ルータに IDLE,SHORT メッセージを送信(Tx)しています。



 

今度は、サイド B がダウンし、サイド A がラップされているという、問題発生時の debug srp ips コマンドを見てみましょう。




 *Jan 4 21:11:25.580: srp_process_ips_packet: SRP12/0, checksum 50326, ttl 253,A
*Jan 4 21:11:26.200: Tx pkt node SRP12/0 side A {SF, LONG} !-- サイド A で近隣ルータに IDLE,SHORT(エラー)メッセージを送信(Tx)しています。 *Jan 4 21:11:26.200: Tx pkt node SRP12/0 side B {SF, SHORT} !-- サイド B で近隣ルータに IDLE,SHORT(エラー)メッセージを送信(Tx)しています。

使用されるもう 1 つの debug は、debug srp topology です。次に示すのは、最初は折り返しなしで動作するノードで、次にラップされたノードで出力されたこのデバッグの出力結果です。debugs は、リング周辺のトポロジ パケットのフローを示しています。ラップされたノードでは、node_wrapped ステータスは 1 です。

リングに折り返しがない、正常な状態の debug srp topology 例を次に示します。




 *Jan 3 23:34:01.846: srp_input: pkt_hdr=0x0F002007, flags=0x00000002



 *Jan 3 23:34:01.846: srp_forward_topology_map_packet: SRP12/0, len 20



 *Jan 3 23:34:01.846: srp_input: pkt_hdr=0x0F002007, flags=0x00000003



 *Jan 3 23:34:01.846: srp_forward_topology_map_packet: SRP12/0, len 20



 *Jan 3 23:34:02.266: srp_send_topology_map_packet: SRP12/0 on side B - Not Wrapped



 *Jan 3 23:34:02.266: srp_send_topology_map_packet: SRP12/0 on side A - Not Wrapped



 *Jan 3 23:34:02.266: srp_input: pkt_hdr=0x0F002007, flags=0x00000002



 *Jan 3 23:34:02.266: srp_consume_topology_map_packet: SRP12/0, len 34



 *Jan 3 23:34:02.266: 0, src node_wrapped 0, src mac_addr 0001.c9ec.d300 



 !-- ノードがラップされていない場合、node_wrapped ビットはゼロ(0)になります。



 *Jan 3 23:34:02.266: 1, src node_wrapped 0, src mac_addr 0000.5032.3037



 *Jan 3 23:34:02.266: 2, src node_wrapped 0, src mac_addr 0006.d74a.f900



 *Jan 3 23:34:02.266: 3, src node_wrapped 0, src mac_addr 0003.a09f.5700



 topology changed = No



 *Jan 3 23:34:02.266: 0, src node_wrapped 0, src mac_addr 0001.c9ec.d300



 *Jan 3 23:34:02.266: 1, src node_wrapped 0, src mac_addr 0000.5032.3037



 *Jan 3 23:34:02.266: 2, src node_wrapped 0, src mac_addr 0006.d74a.f900



 *Jan 3 23:34:02.266: 3, src node_wrapped 0, src mac_addr 0003.a09f.5700



 topology updated = No



 *Jan 3 23:34:02.266: srp_input: pkt_hdr=0x0F002007, flags=0x00000003



 *Jan 3 23:34:02.930: srp_input: pkt_hdr=0x0F002007, flags=0x00000002



 *Jan 3 23:34:02.930: srp_forward_topology_map_packet: SRP12/0, len 13



 *Jan 3 23:34:02.930: srp_input: pkt_hdr=0x0F002007, flags=0x00000003



 *Jan 3 23:34:02.930: srp_forward_topology_map_packet: SRP12/0, len 27



 *Jan 3 23:34:04.194: srp_input: pkt_hdr=0x0F002007, flags=0x00000003



 *Jan 3 23:34:04.194: srp_forward_topology_map_packet: SRP12/0, len 13



 *Jan 3 23:34:04.194: srp_input: pkt_hdr=0x0F002007, flags=0x00000002



 *Jan 3 23:34:04.194: srp_forward_topology_map_packet: SRP12/0, len 27



 

ノードがラップされた、問題発生時の debug srp topology 例を次に示します。




 *Jan 3 23:44:47.042: srp_input: pkt_hdr=0x0F002007, flags=0x00000002



 *Jan 3 23:44:47.042: srp_forward_topology_map_packet: SRP12/0, len 20



 *Jan 3 23:44:47.058: srp_input: pkt_hdr=0x0F002007, flags=0x00000002



 *Jan 3 23:44:47.058: srp_forward_topology_map_packet: SRP12/0, len 20



 *Jan 3 23:44:47.486: srp_send_topology_map_packet: SRP12/0 on side B - Wrapped



 *Jan 3 23:44:47.486: srp_send_topology_map_packet: SRP12/0 on side A - Wrapped



 *Jan 3 23:44:47.486: srp_input: pkt_hdr=0x0F002007, flags=0x00000002



 *Jan 3 23:44:47.486: srp_consume_topology_map_packet: SRP12/0, len 34



 *Jan 3 23:44:47.486: 0, src node_wrapped 1, src mac_addr 0001.c9ec.d300 



 !-- ノードがラップされている場合、node_wrapped ビットは 1 になります。



 *Jan 3 23:44:47.486: 1, src node_wrapped 1, src mac_addr 0000.5032.3037



 *Jan 3 23:44:47.486: 2, src node_wrapped 0, src mac_addr 0006.d74a.f900



 *Jan 3 23:44:47.486: 3, src node_wrapped 0, src mac_addr 0003.a09f.5700



 topology changed = No



 *Jan 3 23:44:47.486: 0, src node_wrapped 1, src mac_addr 0001.c9ec.d300



 *Jan 3 23:44:47.486: 1, src node_wrapped 1, src mac_addr 0000.5032.3037



 *Jan 3 23:44:47.486: 2, src node_wrapped 0, src mac_addr 0006.d74a.f900



 *Jan 3 23:44:47.486: 3, src node_wrapped 0, src mac_addr 0003.a09f.5700



 topology updated = No



 *Jan 3 23:44:47.486: srp_input: pkt_hdr=0x0F002007, flags=0x00000002



 *Jan 3 23:44:48.182: srp_input: pkt_hdr=0x0F002007, flags=0x00000002



 *Jan 3 23:44:48.182: srp_forward_topology_map_packet: SRP12/0, len 13



 *Jan 3 23:44:48.186: srp_input: pkt_hdr=0x0F002007, flags=0x00000002



 *Jan 3 23:44:48.186: srp_forward_topology_map_packet: SRP12/0, len 27



 *Jan 3 23:44:49.362: srp_input: pkt_hdr=0x0F002007, flags=0x00000002



 *Jan 3 23:44:49.362: srp_forward_topology_map_packet: SRP12/0, len 27



 *Jan 3 23:44:49.362: srp_input: pkt_hdr=0x0F002007, flags=0x00000002



 *Jan 3 23:44:49.362: srp_forward_topology_map_packet: SRP12/0, len 13



 

SRP に関する Q&A

次に、Q&A の一部を示します。

Q 1:MM カードで SM リンクを、また SM カードで MM リンクを使用することはできますか。

A:できません。しかし、Rx ポートが問題とするのは、受信しているのが正しいパワーレベルであるかどうかだけですので注意してください。

Q 2:OC12 SRP カードを OC48 SRP カードに接続できますか。

A:できません。速度が違うだけでなく、OC12 が SRP バージョン 1 を使用するのに対し、OC48 は SRP バージョン 2 を使用しているからです。

Q 3:パス トレース バッファに自分の情報が表示されています。どうしてそうなるのでしょうか。

A:どこかにノードのこのサイドをポイント バックしているループがあります。このループを探して、そこにあるべきではないループであれば削除してください。


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