WAN : フレーム リレー

バックツーバック フレームリレーの設定

2002 年 4 月 1 日 - ライター翻訳版
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目次


概要

この文書は、Frame Relay(FR; フレームリレー)カプセル化を使用して 2 台の Cisco ルータをバックツーバックにセットアップするための設定例です。ルータ同士は、Data Communications Equipment(DCE; データ通信機器)と Data Terminal Equipment(DTE; データ端末装置)シリアル ケーブルを使用して接続されています。バックツーバックのセットアップはテスト環境で役立ちます。この文書では、最もシンプルで一般的なバックツーバックのセットアップ方法について説明します。

Local Management Interface(LMI; ローカル管理インターフェイス)ステータス メッセージを供給するため、2 台の FR ルータ間に 1 台の FR スイッチまたは DCE デバイスが使用されます。バックツーバック シナリオではスイッチが存在しないため、LMI の処理は両方のルータで無効にされます。

バックツーバックのセットアップでは、一方のルータが他方のルータに LMI ステータス更新を供給するように設定することも可能です。しかし、こうした設定が必要になるのは、LMI デバッグ メッセージをバックツーバックのセットアップ内でチェックしたい場合のみです。この場合、LMI 処理は無効にされず、一方の側が LMI ステータス問い合せに応答することによってハイブリッド FR スイッチとして機能します。この設定の詳細については、「Back-to-Back Frame Relay Hybrid Switching」を参照してください。

設定例では、DCE ケーブルに接続されるルータはクロッキングを供給する必要があります。ルータ 1 はクロックを 64 kbps で供給します(クロック レート 64000)。

ハードウェアとソフトウェアのバージョン

この設定を実装するには、次のハードウェアおよびソフトウェアのコンポーネントが必要です。

  • FR カプセル化をサポートする Cisco IOS(R) ソフトウェア リリース 10.0 以降
  • FR カプセル化をサポートするインターフェイスを備えたルータ 2 台

注:この文書の情報は、外部に接続していないラボ環境で得られたものです。実際の使用環境では、ネットワーク上のコマンドの影響を受ける可能性があります。

この設定は、次のバージョンのソフトウェアとハードウェアを使用して開発およびテストしています。

  • Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.1(2)
  • Cisco 1604 ルータ

ネットワーク ダイアグラム

設定例

ルータ 1
!
interface Serial0
 no ip address
 encapsulation frame-relay
 no keepalive
!--- このコマンドによって LMI 処理が
!--- 無効になります。
clock rate 64000
!
interface Serial0.1 point-to-point
!--- ポイントツーポイント サブインターフェイスが
!--- 作成されました。


ip address 172.16.120.105 255.255.255.0
frame-relay interface-dlci 101
!--- DLCI 101 がこのインターフェイスに 
!--- 割り当てられました。


!

ルータ 2
!
interface Serial0
 no ip address
 encapsulation frame-relay
 no keepalive
!--- このコマンドによって LMI 処理が
!--- 無効になります。


!
interface Serial0.1 point-to-point
!--- ポイントツーポイント サブインターフェイスが
!--- 作成されました。


ip address 172.16.120.120 255.255.255.0
frame-relay interface-dlci 101
!--- DLCI 101 がこのインターフェイスに
!--- 割り当てられました。


!

コマンドの要約

上記の設定では、no keepalive コマンドが発行されているため両方のルータの LMI 処理が無効になります。LMI メッセージが交換されないため、DTE ケーブル側でクロッキングが失われるか、または DCE ケーブル側で Data Terminal Ready(DTR; データ端末レディ)および Request To Send(RTS; 送信要求)が失われたときを除き、インターフェイスは up/up のままになります。ポイントツーポイント サブインターフェイスが設定されているため、FR マップ文は必要ありません。 frame-relay interface-dlci コマンドで指定された各 Data-Link Connection Identifier(DLCI; データリンク接続識別子)は、一致する必要があります。

サブインターフェイスに DLCI が割り当てられると、そのインターフェイス用のフレーム マップが作成されます。

  • no keepalive - FR カプセル化を使用してシリアル回線用の LMI メカニズムを無効にします。
  • frame-relay interface-dlci - 指定された FR サブインターフェイスに DLCI を割り当てます。

ポイントツーポイント サブインターフェイスが望ましくない場合は、FR マップ文をメイン インターフェイス上に設定できます。 FR マップ文が正しく、設定されている DLCI が一致していれば、接続は維持されます。

show コマンド

  • show frame-relay map - マップ エントリと接続に関する情報を表示します。
  • show frame-relay pvc - FR インターフェイスの Permanent Virtual Circuit(PVC; 相手先固定接続)に関する統計情報を表示します。

FR マップ文が適切に設定されている場合、show frame-relay map コマンドからの出力は次のようになります。この出力はルータ 1 から得られたものです。

Router1#show frame map
Serial0.1 (up): point-to-point dlci, dlci 101(0x65,0x1850), broadcast
Router1#

LMI 処理は無効になっているので、ルータは LMI ステータス メッセージから PVC のステータスを判別できません。PVC は統計的にのみ定義されます。

    Router1#show frame pvc

    PVC Statistics for interface Serial0 (Frame Relay DTE)

    DLCI = 101, DLCI USAGE = LOCAL, PVC STATUS = STATIC, INTERFACE = Serial0.1

      input pkts 98            output pkts 52           in bytes 25879
      out bytes 12160          dropped pkts 0           in FECN pkts 0
      in BECN pkts 0           out FECN pkts 0          out BECN pkts 0
      in DE pkts 0             out DE pkts 0
      out bcast pkts 37         out bcast bytes 10600
      PVC create time 00:57:07, last time PVC status changed 00:46:13

ご使用のシスコ デバイスの、show frame-relay map show frame-relay pvc コマンドの出力データがあれば、これを使用して 今後予想される障害と修正を表示できます。これを使用するには、 CCO 登録ユーザとしてログインしており、JavaScript を有効化している必要があります。


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