Cisco インターフェイスとモジュール : ???????/????????

PA-A3 ATM ポート アダプタでの入出力エラーのトラブルシューティング

2002 年 9 月 12 日 - ライター翻訳版
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目次


概要

シスコでは、7500 および 7200 シリーズのルータ用に 3 つの ATM ポート アダプタを用意しています。PA-A3 ポート アダプタは、仮想回線で帯域幅を制御するトラフィック シェーピングを実装する必要のある WAN リンクで使用するように設計されています。

PA-A3 のことを ATM Deluxe または Enhanced PA とも呼びます。show diag または show interface atm コマンドを使用すると、PA-A3 ポート アダプタの有無を調べることができます。たとえば、show interface atm コマンドを使用すると、次の出力が表示されます。

   router#show interface atm1/0/0

    ATM1/0/0 is up, line protocol is up

      Hardware is cyBus ENHANCED ATM PA

      MTU 4470 bytes, sub MTU 4470, BW 44209 Kbit, DLY 190 usec,

         reliability 255/255, load 1/255

      Encapsulation ATM, loopback not set, keepalive not set

      Encapsulation(s): AAL5 AAL3/4

      4096 maximum active VCs, 1 current VCCs

      VC idle disconnect time: 300 seconds

      Last input never, output 00:03:14, output hang never

      Last clearing of "show interface" counters never

      Queueing strategy: fifo

      Output queue 0/40, 0 drops; input queue 0/75, 0 drops

      5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec

      5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec

         8 packets input, 743 bytes, 0 no buffer

         Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants

         0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored, 0 abort

         5 packets output, 560 bytes, 0 underruns

         0 output errors, 0 collisions, 0 interface resets

         0 output buffers copied, 0 interrupts, 0 failures 

この文書では、show interface atm コマンドの出力に表示される PA-A3 の入出力エラー カウンタについて説明します。これらのエラーが増えると、パケットが正常に送受信される可能性を示す信頼性カウンタに影響を及ぼします。値は 255 に対する割合で表され、255 の値は最も信頼性の高いリンクであることを示します。

    router#show interface atm 10/1/0 
ATM10/1/0 is up, line protocol is up
Hardware is cyBus ENHANCED ATM PA
MTU 1500 bytes, sub MTU 1500, BW 149760 Kbit, DLY 80 usec, reliability 249/255, txload 1/255, rxload 1/255 [snip]

信頼性は、次の式で計算されます。

reliability = number of errors / number of total frames 

show interface コマンドの出力には、平均の信頼性が表示されます。「show interfaces コマンド出力のビット/秒の定義について」も参照してください。

注:ATM ルータ インターフェイスの入力ドロップに関するトラブルシューティングの詳細は、ここをクリックしてください。

PA-A3 アーキテクチャ

PA-A3 では、ATMizer II SAR チップが使用されています。show controllers atm コマンドの出力には、次のように SAR 名が表示されます。

   7200-2#show controller atm 3/0

    Interface ATM3/0 is up

    Hardware is ENHANCED ATM PA - DS3 (45Mbps)

    Lane client mac address is 0030.7b1e.9054

    Framer is PMC PM7345 S/UNI-PDH, SAR is LSI ATMIZER II

    Firmware rev: G119, Framer rev: 1, ATMIZER II rev: 3

      idb=0x61499630, ds=0x6149E9C0, vc=0x614BE940

      slot 3, unit 2, subunit 0, fci_type 0x005B, ticks 73495

      400 rx buffers: size=512, encap=64, trailer=28, magic=4

    Curr Stats:

      rx_cell_lost=0, rx_no_buffer=0, rx_crc_10=0

      rx_cell_len=0, rx_no_vcd=0, rx_cell_throttle=0, tx_aci_err=0

    [snip]

ルータでは、セルまたは再構成されたパケットがメモリのさまざまな場所に保管されます。PA-A3 で物理回線からパス ビットを受信する場合の図を例にして、この処理を詳しく説明します。

  1. セルが着信すると、フレーマー チップにより先入れ先出し(FIFO)メモリにセルが保管されます。このメモリには、48 バイトのセルを格納できます。

  2. 次に、送信(Tx)および受信(Rx)がいずれも 4 MB のオンボード メモリまたはローカルの静的 RAM で構成される ATMizer SAR のセル バッファにセルが移動されます。

  3. この時点で、セルのパスは、PA-A3 のハードウェア バージョンに応じて異なります。
  • ハードウェア バージョン 1.0 の場合は、オンボード SRAM をセルの追加記憶域としてのみ使用し、Peripheral Component Interconnect(PCI)全体のセルが Versatile Interface Processor(VIP)または Network Processing Engine(NPE)のホスト メモリに転送され、そこで再構成されます。

テキスト

  • ハードウェア バージョン 2.0 の場合は、ホスト メモリではなく PA-A3 独自のメモリでセルが再構成されます。

テキスト
つまり、バージョン 2.0 では、フレーム モードを使用してパケットをポート アダプタからホスト メモリに転送するのに対し、バージョン 1.0 では、セル モードを使用してセルをホスト メモリに転送します。

show diag コマンドを使用して、PA-A3 のハードウェア バージョンを次のように判断します。

        router#show diag

 

 		PA Bay 1 Information:

          ENHANCED ATM OC3 MM PA, 1 ports

          EEPROM format version 1

          HW rev 2.00, Board revision A0

          Serial number: 11535651  Part number: 73-2430-04

show interface atm コマンド使用時の入力エラー

着信セルがドロップあるいは破損したために、show interface atm コマンドの出力に入力エラーが表示されることがあります。次の表では、それぞれの入力エラー カウンタについて説明します。

エラー 説明
overrun
SAR バッファが不足したために、フレーマーの FIFO メモリがオーバーランした回数。
frame
オーバーランした FIFO をフレーマーでフラッシュした時点で、セルが不良であったかドロップされた回数。
abort
オーバーランのフレーミングを改善するためにマイクロコード レベルでセルを制限することによった生じたパケット ドロップの回数。
ignored
パケットのメモリ バッファを使用できない、あるいはポート アダプタのマイクロコードにより仮想回線が制限されたか、新規パケットの受け付けが停止したという理由でパケットがドロップした回数。受信ホスト バッファは、高速の ATM インターフェイスから低速の発信インターフェイスにパケットが送られている場合に、埋め込むことができます。
no buffer
大量の低速仮想回線でパケットを送信するときに、ATM インターフェイスで送信 SAR バッファがいっぱいになった回数。
CRC
再構成されたパケットが AAL5(ATM アダプテーション層)トレーラーの CRC-32(巡回冗長検査)に失敗した回数。通常、次の理由により、パケットの一部のセルを喪失したことが原因です。
  • FIFO オーバーラン
  • マイクロコードによる制限
  • 操作、管理、およびメンテナンス(OAM)による CRC-10 の生成
  • ATM スイッチ クラウドでのネットワーク輻輳
  • ビット エラーを引き起こす回線ノイズ

詳細は、「ATM インターフェイスに関する CRC トラブルシューティング ガイド」を参照してください。

runts
単一セルより小さいパケットの個数。この状態は、フレーマーの受信 FIFO のフラッシュによって引き起こされます。
giants
仮想回線の最大伝送ユニット(MTU)より大きいパケットの個数。パケットの最後のセルがドロップされて、連続した 2 つのパケットが連結されると、巨大なパケットが形成される場合があります。

show controllers atm コマンド使用時の入力エラー

show controllers atm コマンドの出力には、ATM インターフェイスのパフォーマンスに関する問題のトラブルシューティングにも使用できる、入力エラー カウンタがいくつか表示されます。次の例では、これらのカウンタを太字で示します。

   7200-2#show controller atm 3/0

    Interface ATM3/0 is up

    Hardware is ENHANCED ATM PA - DS3 (45Mbps)

    Lane client mac address is 0030.7b1e.9054

    Framer is PMC PM7345 S/UNI-PDH, SAR is LSI ATMIZER II

    Firmware rev: G119, Framer rev: 1, ATMIZER II rev: 3

      idb=0x61499630, ds=0x6149E9C0, vc=0x614BE940

      slot 3, unit 2, subunit 0, fci_type 0x005B, ticks 73495

      400 rx buffers: size=512, encap=64, trailer=28, magic=4

    Curr Stats:

      rx_cell_lost=0, rx_no_buffer=0, rx_crc_10=0

      rx_cell_len=0, rx_no_vcd=0, rx_cell_throttle=0, tx_aci_err=0

    [snip]

 

 
カウンタ 説明
rx_cell_lost 

実際または累積のペイロード長と再構成したパケットの AAL5 トレーラーにあるペイロード長フィールドの値を比較することによって SAR で検出された、喪失あるいは誤って挿入されたセルの個数。PA-A3 では、end-of-AAL5-PDU ビットが 1 に設定されたセルを最後に受信した時点から、受信したセルの個数を 48 に掛けて累積のペイロード長が計算されます(ペイロード タイプ ID [PTI] フィールドの 3 番目のビットは、上位レイヤ データ フレームの最終セルであるかどうかを示します)。

注:現時点では、このカウンタの値は非常にまれな状況でしか増えません。ATM ネットワークでセルが喪失しても、CRC エラーしか発生しません。この問題は、シスコ バグ ID CSCdu88572 で修正される予定です。

rx_no_buffer 
着信セルの保管にパケット バッファを使用できない回数。この場合は、PA-A3 のオンボード メモリ内で完全なパケットがドロップされます。NPE または VIP のホスト メモリまでパケットが到達しません。
rx_crc_10 
ATM セルで、OAM セル、リソース管理(RM)セル、AAL3 または AAL4 パケットで使用する CRC-10 チェックサムに失敗した回数。
rx_cell_len 
着信セルのペイロード長が 48 バイト未満である回数。
rx_no_vcd 
PA-A3 で受信したセルに対して、対応する仮想回線記述子(VCD)がローカル VC テーブルに存在しない回数。
rx_cell_throttle 
PA-A3 マイクロコードで着信セルを処理できず予防的にセルをドロップした回数。セル バッファの合計使用率がプリセットされた最高水準を超えると、PA-A3 によりインターフェイスの制限が開始されます。

show interface atm コマンド使用時の出力エラー

PA-A3 インターフェイスの出力エラー カウンタは、次の場合に増加します。
  • UP ステータスでない VC で伝送するようにパケットがスケジュールされている。
  • パケットの仮想回線記述子(VCD)番号が無効であるか認識できない。
  • SAR でセルをフレーマーに伝送するのに失敗した。
  • OAM 以外のパケットの VCD 値に、OAM パケット専用として予約されている 0 を使用している。この場合、出力カウンタが増加しません(CSCdp86348)。
  • 特定の機能との相互対話などの、その他の理由。

出力エラー カウンタの増加のトラブルシューティングを行うには、debug atm error コマンドを使用します。また、show controller atm コマンドの出力もキャプチャします。

注:debug atm error コマンドでは、エラーが検出された場合にのみデバッグ出力が表示され、通常、正常な運用中のルータに悪影響を与えることはありません。

7500 シリーズで PA-A3 を使用する場合は、Versatile Interface Processor(VIP)のコンソールから debug atm error および show controller atm をキャプチャする必要があります。VIP コンソールに入るには if-con コマンド、終了するには if-quit コマンドを使用します。

Cisco TAC へのインターフェイス エラーの連絡

入力エラーを Cisco Technical Assistance Center にご連絡いただく前に、次の情報を収集してください。

  • イネーブル モードで実行した show tech-support コマンドの出力(実行コンフィギュレーションを含めるため)
  • show interface atmshow atm vc コマンドのキャプチャおよび特定のエラーが存在する証拠
  • 次の質問に対する回答もご用意ください。
    • ATM インターフェイスでどれぐらいの期間にわたってエラーが発生しているか。
    • 入力エラー カウンタが増えるのはいつか。トラフィックの多い時間帯または一日中か。
    • 最近、ルータに新しいプロトコルまたはハードウェアを追加したか。
    • 最近、Cisco IOS(R) ソフトウェアをアップグレードしたか。

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Updated: Sep 12, 2002Document ID: 8631

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