アプリケーション ネットワーキング サービス : Cisco 500 シリーズ キャッシュ エンジン

Cisco Content Engine およびルータでの WCCP バージョン 2 の設定

2008 年 12 月 18 日 - ライター翻訳版
その他のバージョン: PDFpdf | 機械翻訳版 (2013 年 8 月 21 日) | 英語版 (2004 年 4 月 29 日) | フィードバック

目次

概要
はじめに
      表記法
      前提条件
      使用するコンポーネント
      ネットワーク ダイアグラム
Content Engine およびルータでの WCCPv2 の設定
      手順説明
      ルータでの WCCPv2 の例
      Content Engine での WCCPv2 の例
確認
トラブルシューティング
      トラブルシューティングのためのコマンド
関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション
関連情報

概要

このドキュメントでは、Cisco Content Engine および Cisco ルータ上で Web Cache Communication Protocol Version 2(WCCPv2; Web キャッシュ通信プロトコル バージョン 2)を設定するための基本的な手順について説明しています。WCCPv2 の機能の詳細については、別のドキュメントを参照してください(タイトルについては、「関連情報」セクションのリンク先を確認してください)。

はじめに

表記法

ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

前提条件

このドキュメントに関する特別な要件はありません。

使用するコンポーネント

このドキュメントは、特定のソフトウェアやハードウェアのバージョンに限定されるものではありません。

ネットワーク ダイアグラム

このドキュメントでは、次の図に示すネットワーク構成を使用しています。

インターネットに向かうインターフェイスで ip wccp web-cache redirect out コマンドを発行します。

wccp2b.jpg

Content Engine およびルータでの WCCPv2 の設定

手順説明

次の手順では、WCCPv2 機能を設定するための新しいコマンドまたは修正されたコマンドを使用しています。

  1. ip wccp web-cache コマンドを発行して、Web キャッシング用のプロトコルを有効にします。

    Router(config)#ip wccp web-cache
    
  2. interface type number コマンドを発行して、Web キャッシング用のインターフェイスを指定します。

    Router(config)#interface type number
    
  3. ip wccp web-cache redirect out コマンドを発行して、パケットを Web キャッシュにリダイレクトする必要があるかどうかを判断するためのパケット チェックをイネーブルにします。

    このコマンドは、インターネットに向かうインターフェイス上で設定します。

    注:ip wccp web-cache redirect out は汎用的なコマンドであり、適用対象のインターフェイス上で宛先ポート 80 の発信パケットをキャッシュにリダイレクトする場合に使用します。

    Router(config-if)#ip wccp web-cache redirect out
    
  4. 注:この手順はオプションです。

    クライアントと Content Engine が同じネットワーク上に存在する場合は、ip route-cache same-interface コマンドを発行して、ルータがインターフェイス上でファースト スイッチング パスを使用するように設定します。

    Router(config-if)#ip route-cache same-interface
    
  5. wccp version 2 コマンドを発行して、WCCPv2 による Web キャッシュ サービスをイネーブルにします。

    CEConsole(config)#wccp version 2
    
  6. WCCPv2 向けにルータ リストを設定するには、wccp router-list number ip-address コマンドを発行します。

    CEConsole(config)#wccp router-list number ip-address
    
    
  7. ルータに対して、WCCPv2 を使用して Web キャッシュ サービスを実行するように指示するには、wccp web-cache router-list-num number コマンドを発行します。

    CEConsole(config)#wccp web-cache router-list-num number
    
    

ルータでの WCCPv2 の例

HTTP トラフィックが流れ出すインターフェイスに(通常は、インターネットと対面しているインターフェイスに)、WCCP を適用します。

Router#configure terminal 
Router(config)#ip wccp web-cache 
Router(config)#interface 


!--- インターネットに向かうインターフェイスなどの関連インターフェイス
 
Router(config-if)#ip wccp web-cache redirect out 
Router(config-if)#^Z

Content Engine での WCCPv2 の例

cache#configure terminal 
cache(config)#wccp version 2 
cache(config)#wccp router-list 1 (series-of-router-ip-addrs) [...] 
cache(config)#wccp web-cache router-list-num 1  
cache(config)#^Z 
cache#write 
Building configuration... [OK]

確認

このセクションでは、設定が正常に動作しているかどうかを確認する際に役立つ情報を示しています。

特定の show コマンドは、アウトプットインタープリタ登録ユーザ専用)でサポートされています。このツールを使用すると、show コマンドの出力を分析できます。
一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことを、ご了承ください。

Content Engine およびルータを設定し終えたら、次のコマンドを使用して、設定が正常に動作していることを確認します。

  • show ip wccp または show ip wccp {web-cache | 99}:WCCP に関連するグローバルな統計情報を表示します。

  • show ip wccp {web-cache | 99} detail:ルータが、特定のサービス グループでどの Content Engine を検出したのかについて問い合せます。Web キャッシュまたは逆プロキシ サービスに関する情報を表示できます。後者の場合は、値 99 を指定します。

  • show ip interfaceip wccp direct コマンドがインターフェイス上に設定されているかどうかを表示します。

  • show ip wccp {web-cache | 99} view:特定のサービス グループのどのデバイスが検出されたのか、およびどの Content Engine が現在のルータと接続しているすべてのルータから見えないのかを表示します。Web キャッシュまたは逆プロキシ サービスに関する情報を表示できます。後者の場合は、値 99 を指定します。

次に、show ip wccp コマンドの出力例を示します。

Router#show ip wccp 
Global WCCP information: 
Router information: 
Router Identifier: 10.1.1.1 
Protocol Version: 2.0 
Service Identifier: web-cache 
Number of Cache Engines: 1 
Number of routers: 1 
Total Packets Redirected: 446226 
Redirect access-list: -none- 
Total Packets Denied Redirect: 0 
Total Packets Unassigned: 20 
Group access-list: -none- 
Total Messages Denied to Group: 0 
Total Authentication failures: 0 

次に、show ip wccp {web-cache | 99} detail コマンドの出力例を示します。

Router#show ip wccp web-cache detail 
WCCP Cache-Engine information: 
IP Address: 10.1.1.2 
Protocol Version: 2.0 
State: Usable 
Initial Hash Info: 00000000000000000000000000000000 
00000000000000000000000000000000 
Assigned Hash Info: FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF 
FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF 
Hash Allotment: 256 (100.00%) 
Packets Redirected: 40807 
Connect Time: 11:05:17 

次に、show ip wccp {web-cache | 99} view コマンドの出力例を示します。

Router#show ip wccp web-cache view 


!--- show ip wccp 99 detail コマンドも発行できます。
 
WCCP Routers Informed of: 
10.1.1.1 
WCCP Cache Engines Visible: 
10.1.1.2 
WCCP Cache Engines NOT Visible: 
-none-

注:この例では、プライベート IP アドレッシングを使用しています。場合によっては、パブリック IP アドレッシングを Content Engine およびルータで使用する必要があります。

トラブルシューティング

このセクションでは、設定のトラブルシューティングに役立つ情報を提供しています。

トラブルシューティングのためのコマンド

特定の show コマンドは、アウトプットインタープリタ登録ユーザ専用)でサポートされています。このツールを使用すると、show コマンドの出力を分析できます。
一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことを、ご了承ください。

注:debug コマンドを実行する前に、『debug コマンドの重要な情報』を参照してください。

ルータのコマンド:

  • show ip wccp:グローバルな WCCP 統計情報を表示します。

  • show ip wccp web-caches:すべての既知の Content Engine に関する情報を表示します。

  • show ip interface:Web キャッシュ リダイレクトがそのインターフェースでイネーブルになっているかどうかを表示します。

  • show ip wccp および show ip wccp web-caches:リダイレクトされたパケットの数を表示します。

  • clear ip wccpshow ip wccp および show ip wccp web-caches コマンドで表示されるカウンタをクリアします。

  • debug ip wccp events:重要な WCCP イベントの情報を表示します。

  • debug ip wccp packets:ルータが送受信したすべての WCCP パケットの情報を表示します。

次に、使用可能な Web キャッシュのリストに Content Engine が追加されたときの debug ip wccp events コマンドの出力例を示します。

Router#debug ip wccp events

WCCP-EVNT: Built I_See_You msg body w/1 usable web caches, change # 0000000A
WCCP-EVNT: Web Cache 192.168.25.3 added
WCCP-EVNT: Built I_See_You msg body w/2 usable web caches, change # 0000000B
WCCP-EVNT: Built I_See_You msg body w/2 usable web caches, change # 0000000C

次に、debug ip wccp packets コマンドの出力例を表示します。ルータが、IP アドレス 192.168.25.4 および 192.168.25.3 に存在する Content Engine にキープアライブ パケットを送信しています。キープアライブ パケットごとに、識別番号が付けられます。Content Engine は、ルータからキープアライブ パケットを受け取ると、識別番号を付けて、ルータに応答を返送します。

Router#debug ip wccp packets
 
WCCP-PKT: Received valid Here_I_Am packet from 192.168.25.4 w/rcvd_id 00003532
WCCP-PKT: Sending I_See_You packet to 192.168.25.4 w/ rcvd_id 00003534
WCCP-PKT: Received valid Here_I_Am packet from 192.168.25.3 w/rcvd_id 00003533
WCCP-PKT: Sending I_See_You packet to 192.168.25.3 w/ rcvd_id 00003535
WCCP-PKT: Received valid Here_I_Am packet from 192.168.25.4 w/rcvd_id 00003534
WCCP-PKT: Sending I_See_You packet to 192.168.25.4 w/ rcvd_id 00003536
WCCP-PKT: Received valid Here_I_Am packet from 192.168.25.3 w/rcvd_id 00003535
WCCP-PKT: Sending I_See_You packet to 192.168.25.3 w/ rcvd_id 00003537
WCCP-PKT: Received valid Here_I_Am packet from 192.168.25.4 w/rcvd_id 00003536
WCCP-PKT: Sending I_See_You packet to 192.168.25.4 w/ rcvd_id 00003538
WCCP-PKT: Received valid Here_I_Am packet from 192.168.25.3 w/rcvd_id 00003537
WCCP-PKT: Sending I_See_You packet to 192.168.25.3 w/ rcvd_id 00003539

Content Engine のコマンド

  • show stat http savings:バイトおよびオブジェクトのヒットレート節約率を統計情報に記録します。

  • show stat http usage:使用状況の統計情報を表示します。


関連するシスコ サポート コミュニティ ディスカッション

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