ビデオ : Cisco uBR900 シリーズ ケーブル アクセス ルータ

コンソールまたは Telnet アクセスを使用した、Cisco uBR9xx ケーブル モデムの Cisco IOS ソフトウェアのアップグレード手順

2004 年 1 月 15 日 - ライター翻訳版
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目次

概要
前提条件
     要件
     使用するコンポーネント
     表記法
ソフトウェアのインストールまたはアップグレード手順
サンプル出力 - uBR924 ケーブル モデム
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関連情報

概要

この文書では、Cisco uBR9xx シリーズをアップグレードする手順について、ステップごとに説明します。また、この文書では、Trivial File Transfer Protocol(TFTP; トリビアル ファイル転送プロトコル)サーバまたは Remote Copy Protocol(RCP; リモート コピー プロトコル)サーバのアプリケーションを使用して、Cisco IOS(R) ソフトウェアを「RAM から起動」するシスコ ルータにインストールする方法について説明します。

前提条件

要件

  1. TFTP サーバをインストールします。

    TFTP サーバまたは RCP サーバのアプリケーションは、TCP/IP が設定されているワークステーションあるいは PC にインストールされている必要があります。 アプリケーションをインストールしたら、最低限の設定を行う必要があります。

    最初に、TFTP アプリケーションが TFTP クライアントに対する TFTP サーバとして動作するように設定する必要があります。

    次に、送信ファイルのディレクトリを指定する必要があります。 このディレクトリに、Cisco IOS ソフトウェアのイメージを格納します(次のステップ 2 を参照してください)。 ほとんどの TFTP アプリケーションには、これらの設定を補助するためのセットアップ ルーチンが付属しています。

    注: 数多くの TFTP アプリケーションまたは RCP アプリケーションが独立系のソフトウェア ベンダーから提供されています。また、World Wide Web 上で公開されているサーバからシェアウェアとして提供されているものもあります。

    次に、TFTP サーバをダウンロードします。 利用可能な TFTP サーバは多数あり、任意のインターネット サーチ エンジンで「tftp server」を検索すると、容易に見つけることができます。 シスコが特別に推奨する特定の TFTP 実装はありません。

  2. Download Software Area登録ユーザのみ)のイメージを、使用しているワークステーションまたは PC にダウンロードします。

    また、ルータに適切な Cisco IOS ソフトウェア イメージがインストールされていることも必要です。 使用しているハードウェアとソフトウェアの機能がそのイメージでサポートされていることと、実行するのに十分なメモリがルータにあることを確認してください。 Cisco IOS ソフトウェア イメージがない場合、または今のイメージが必要な要件を満たしているかどうか分からない場合は、「Cisco IOS ソフトウェア リリースの選択方法」を参照してください。

一部ツールについては、ゲスト登録のお客様にはアクセスできない場合がありますことを、ご了承ください。

これで、TFTP サーバがインストールされ、適切な Cisco IOS ソフトウェア イメージを入手できます。

使用するコンポーネント

この文書の情報は、次のソフトウェアのバージョンに基づいています。

  • Cisco IOS ソフトウェア リリース 12.2 以降

この文書で紹介する情報は、特定のラボ環境にあるデバイスを使用して作成されました。 この文書で使用するすべてのデバイスは、クリアな状態(デフォルト)から設定作業を始めています。 実稼動中のネットワークで作業をしている場合、実際にコマンドを使用する前に、その潜在的な影響について理解しておく必要があります。

表記法

文書表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。

ソフトウェアのインストールまたはアップグレード手順

注: RCP アプリケーションの場合、TFTP という語句の代わりに RCP を使用します。 たとえば、copy tftp flash コマンドの代わりに copy rcp flash コマンドを使用します。

次の手順を実行してください。

  1. ルータへのコンソール セッションを確立します。

    この作業を行うには、直接コンソールを接続するか、仮想 Telnet 接続を使用します。 直接コンソールを接続する方が Telnet 接続よりも適しています。Telnet 接続はソフトウェアをインストールする際のリブートによって、接続が失われるからです。 コンソール接続では、ロール型ケーブル(通常はフラット型の黒いケーブル)を使用して、ルータのコンソール ポートと PC の COM ポートを接続します。 PC 上で HyperTerminal を開き、次の設定を使用します。

     Speed 9600 bits per second
     8 databits
     0 parity bits
     1 stop bit
     No Flow Control
     
  2. ルータから TFTP サーバに IP 接続できることを確認します。

    TFTP サーバの IP アドレスと、TFTP ソフトウェアのアップグレード用のルータまたはアクセス サーバの IP アドレスを確認し、これらのアドレスが同じ範囲にあることを確認します。 ルータまたはアクセス サーバに Ping を送り、これらの間でネットワーク接続が確立されていることを確認します。 IP アドレスの詳細は「TFTP または RCP サーバを使用してイメージをインストールする際の一般的な問題」を参照してください。

  3. 次の手順に従って、新しいソフトウェア イメージを、TFTP サーバからルータあるいはアクセス サーバにコピーします。

    uBR924> enable
          Password: password
          uBR924#
          uBR924# copy tftp flash
     

    注: コンソール ポートを経由してルータに接続した場合に、「>」または「rommon >」というプロンプトが表示された場合は、ルータが ROM monitor(ROMmon; ROM モニタ)モードになっていることを示しています。

    必要に応じて、あるデバイスから他のデバイスにイメージをコピーすることもできます。

    注: ルータやアクセス サーバのソフトウェアをアップグレードする前に、その設定のコピーを保存しておくことを推奨します。 アップグレード自体は設定に影響を与えません(この設定は、nonvolatile RAM(NVRAM; 不揮発性 RAM)に保存されています)。

  4. TFTP サーバの IP アドレスを指定します。

    プロンプトが表示されたら、TFTP サーバの IP アドレスを次の例のように入力します。

    Address or name of remote host [255.255.255.255]? 172.16.30.40
     
  5. 新しい Cisco IOS ソフトウェア イメージのファイル名を指定します。

    プロンプトが表示されたら、次の例のように、インストールする Cisco IOS ソフトウェア イメージのファイル名を入力します。

    Source file name? ubr920-k8v6y5-mz.122-3.bin
     

    注: イメージの名前は、TFTP サーバにあるイメージのファイル名によって異なります。

  6. 宛先のファイル名を指定します。

    この名前は、新しいソフトウェア イメージがルータ上にロードされたときに付けられる名前です。 このイメージにはどんな名前でも付けられますが、一般に UNIX のイメージ ファイル名を入力します。

    Destination file name? ubr920-k8v6y5-mz.122-3.bin
     
  7. 確定する前に、フラッシュ デバイスの内容を消去します。

    プロンプトが表示されたら、次の操作を実行します。

    • 新しいソフトウェア イメージをコピーする前に、ルータのフラッシュ メモリにある既存のソフトウェア イメージを消去するには、yes を入力します。

    • 既存のソフトウェア イメージをそのまま保持する場合は、no を入力します。 新しいイメージと古いイメージの両方を保存するために十分なフラッシュ メモリがあることを確認してください。

    Erase flash device before writing? [confirm] yes/no

    コピー処理には数分かかります。所要時間はネットワークによって異なります。 コピー処理の間、どのファイルがアクセスされたかを示すメッセージが表示されます。

    感嘆符の「!」は、コピー処理が行われていることを意味します。 感嘆符 1 個に付き、10 パケットが正常に転送されたことを示します。 イメージがフラッシュ メモリに書き込まれた後、イメージのチェックサム検証が行われます。

    ソフトウェアの転送に関するトラブルシューティングについては、「TFTP または RCP サーバを使用してイメージをインストールする際の一般的な問題」を参照してください。

  8. リロードする前に、インストールとコマンドが正しいことを確認してください。

    イメージが正しくインストールされたことと、boot system コマンドがロードするファイルを正しく示していることを確認します。 イメージの確認と boot コマンドについての詳細は、「TFTP または RCP サーバを使用してイメージをインストールする際の一般的な問題」を参照してください。

    リロードするには、次のように入力します。

    Router#reload
     *Mar 1 00:30:49.972: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by console
     System configuration has been modified. Save? [yes/no]: no 
     !-- 小文字を使用
     
     Proceed with reload? [confirm] yes 
     !-- 小文字を使用
     
     
  9. ルータが正しいイメージによって実行されていることを確認します。

    リロードの完了後、ルータはインストールした Cisco IOS ソフトウェア イメージを実行します。 確認するには、show version コマンドを使用します。

サンプル出力 - uBR924 ケーブル モデム

 ubr924#show flash
 System flash directory:
 File  Length   Name/status
   1   3931744  ubr920-k1o3v4y556i-mz.121-3a.T4.bin  
 [3931808 bytes used, 131424 available, 4063232 total]
 3968K bytes of processor board System flash (Read/Write)
 ubr924#copy tftp flash
 Address or name of remote host []? 172.16.30.40
 Source filename []? ubr920-k8v6y5-mz.122-3.bin
 Destination filename [ubr920-k8v6y5-mz.122-3.bin]? 
 Accessing tftp://172.16.30.40/ubr920-k8v6y5-mz.122-3.bin...
 Erase flash: before copying? [confirm]
 Erasing the flash filesystem will remove all files! Continue? [confirm]
 Erasing device... eeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee ...erased
 Erase of flash: complete
 Loading ubr920-k8v6y5-mz.122-3.bin from 172.16.30.40 (via cable-modem0): !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 [OK - 3755588/7511040 bytes]
 Verifying checksum...  OK (0xD64F)
 3755588 bytes copied in 99.254 secs (37935 bytes/sec)
 ubr924#
 ubr924#reload
 
 !--- リロードする前に「ソフトウェアのインストールまたはアップグレード手順」のセクションのステップ 8 をよく読んでください。
  
 Proceed with reload? [confirm]
 133.CABLEMODEM.CISCO: 01:05:23: %SYS-5-RELOAD: Reload requested
 System Bootstrap, Version 12.0(6r)T3, RELEASE SOFTWARE (fc1)
 Copyright (c) 1999 by cisco Systems, Inc.
 UBR924 platform with 16384 Kbytes of main memory
 program load complete, entry point: 0x80010000, size: 0x394d28
 Self decompressing the image : ################################
 

リロードの後、ルータで Cisco IOS ソフトウェアのバージョンがアップグレードされていることを確認します。 show version を実行します。

ubr924#show version
 Cisco Internetwork Operating System Software 
 IOS (tm) 920 Software (UBR920-K8V6Y5-M), Version 12.2(3), RELEASE SOFTWARE (fc1)
 Copyright (c) 1986-2001 by cisco Systems, Inc.
 Compiled Wed 18-Jul-01 17:05 by pwade
 Image text-base: 0x800100A0, data-base: 0x806A2250
 ROM: System Bootstrap, Version 12.0(6r)T3, RELEASE SOFTWARE (fc1)
 ubr924 uptime is 0 minutes
 System returned to ROM by reload at 08:14:09 - Sun Jan 2 2000
 System image file is "flash:ubr920-k8v6y5-mz.122-3.bin"
 cisco uBR920 CM (MPC850) processor (revision 3.d) with 15872K/1024K bytes of memory.
 Processor board ID FAA0344Q0GK
 Bridging software.
 1 Ethernet/IEEE 802.3 interface(s)
 1 Cable Modem network interface(s)
 3968K bytes of processor board System flash (Read/Write)
 1536K bytes of processor board Boot flash (Read/Write)
 Configuration register is 0x2102

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