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作成者:Syed Faraz Shamim 目次概要このドキュメントでは、show ip ospf neighbor コマンドの出力情報について説明しています。 インターフェイスのデータ構造では、ネットワークからの情報が接続先に保存されます。この情報を使用して、Open Shortest Path First(OSPF)ルータでは hello パケットが作成されます。これらの hello パケットは、直接接続されたネイバー間で交換され、相互の詳細情報が学習されます。ネイバーのデータ構造を調べるには、show ip ospf neighbor コマンドを使用できます。このコマンドでは、OSPF 関連のネイバー情報が表示されます。 前提条件要件このドキュメントの読者は次の項目に関する知識が必要です。
IP ルーティング プロトコルについての詳細は、『ルーティングの基礎』および『OSPF』を参照してください。 使用するコンポーネントこのドキュメントの情報は、次のソフトウェアとハードウェアのバージョンに基づくものです。
このドキュメントの情報は、特定のラボ環境にあるデバイスに基づいて作成されたものです。このドキュメントで使用するすべてのデバイスは、クリアな(デフォルト)設定で作業を開始しています。対象のネットワークが実稼働中である場合には、どのような作業についても、その潜在的な影響について確実に理解しておく必要があります。 表記法ドキュメント表記の詳細は、『シスコ テクニカル ティップスの表記法』を参照してください。 ネイバーのデータ構造例として、次に示すダイアグラムと show ip ospf neighbor コマンドの出力が使用されています。
Router2# show ip ospf neighbor Neighbor ID Pri State Dead Time Address Interface 192.168.45.1 1 FULL/DR 00:00:36 10.0.0.1 Ethernet0 以降のセクションでは、上記の例からの show ip ospf neighbor コマンドの出力を説明しています。 Neighbor IDNeighbor ID には、ネイバー ルータのルータ ID が示されています。このルータ ID は、Cisco ルータ上の最も大きな値の IP アドレスかループバック アドレスの最も大きな値の IP アドレス(設定している場合)ですが、「router-id x.x.x.x」のように手動で設定することもできます。上の例では、Router 1 にはループバック アドレス 192.168.45.1 が割り当てられており、これがルータ ID になります。ルータ ID は、いったん選択されると、ospf プロセスがリセット(clear ip ospf process xx)されるか、ルータがリロードされない限り変更されません。また、ルータ ID の IP アドレスは、到達可能である必要はありません。 PriorityPri フィールドには、ネイバー ルータの優先順位が示されています。優先順位の最も高いルータが、Designated Router(DR; 代表ルータ)になります。優先順位が同一の場合は、ルータ ID が最も高位のルータが DR になります。デフォルトでは、優先順位は 1 に設定されています。優先順位が 0 のルータが DR や Backup Designated Router(BDR; バックアップ代表ルータ)になることはなく、常に DROTHER(つまり、DR でも BDR でもないルータ)になります。 StateState フィールドには、ネイバー ルータの機能上の状態が示されています。状態についての詳細は、『OSPF 近隣ルータの状態』を参照してください。FULL は、ルータとネイバー ルータの隣接関係(adjacency)が完全に形成されていることを示しています。DR は、これがこのネットワーク内での代表ルータであることを示しています。 Dead TimeDead Time フィールドには、ルータでネイバー ルータから OSPF hello パケットが受信されるために待機する時間の残りが示されています。この時間内に受信されなかった場合は、ネイバーがダウンしているものと判断されます。ブロードキャストおよびポイントツーポイント メディアの場合は、デフォルトのデッド インターバルは 40 秒です。非ブロードキャストおよびポイントツーマルチポイント リンクの場合は、デフォルトのデッド インターバルは 120 秒です。上記の例では、Dead Time が 36 秒であり、この時間を越えるとネイバー 192.168.45.1 はダウンしているものと判断されます。 AddressAddress フィールドには、このネイバーが直接接続されているインターフェイスの IP アドレスが示されています。IP アドレス未指定リンクの場合は、ネイバーが未指定になっているインターフェイスの IP アドレスが、このフィールドに表示されます。OSPF パケットがネイバーに転送される際には、このアドレスは宛先アドレスになります。上記の例では、ネイバーのインターフェイス IP アドレスは 10.0.0.1 です。 InterfaceInterface フィールドには、OSPF ネイバーによって隣接関係(adjacency)が形成されたインターフェイスが示されています。上記の例では、Ethernet 0 を介してネイバーに到達可能です。 関連情報 |